ノンフライヤーとは
ノンフライヤーは、最近になって登場した新しい調理家電です。その名の通り、油を使わずにおいしい揚げ物ができる機械です。では、油を使わないで、どうやって揚げ物が作れるんでしょう?
ノンフライヤーの原理はシンプルで、ヒーターとファンによって作り出した、高温の熱風を食材全体に当てることで、食材に含まれる脂肪分を使って、食材を加熱するというものです。最高210度もの熱風を対流させて食材を加熱する方法で、外はサクサク、中はジューシーに調理できるようになっています。
食材が本来持っている油を使って、余分な油を摂ることなく美味しさはそのままで食材をあげるという仕組みです。そのため揚げ物を作る際の油の用意、揚げた後の油の処理といったことが必要でないということから、忙しい主婦の皆様の強い味方です。なお、食材自体に脂肪分がほとんど含まれない場合には、油を少量垂らしてから調理することで揚げ物を作ることができます。また、揚げるだけでなく、グリルやローストなど揚げる以外の用途があるノンフライヤーも存在します。
ノンフライヤーと電気フライヤーの違い
ノンフライヤーと似たものに電気フライヤーというものがあります。混同するかもしれませんが全くの別物で、ノンフライヤーでは油を使わず、高温の熱を循環し、食材の油を利用して揚げ物のように調理ができ、余計な油を使わないので、とてもヘルシーに仕上がります。
一方で電気フライヤーでは油を電気で熱することで調理するため、ガスコンロで調理するのとほぼ変わらない仕上がりになることに特化した調理器具です。ガスコンロやキッチンのような限定的な場所だけでなく、テーブルで揚げ物パーティができるといった利点があります。どちらも火を使わずに安全に使えるといった点では同じですが、油の使用の有無といったことから調理後の手入れの差といった違い、味や触感の違いがあります。
ノンフライヤーのメリット・デメリット
ノンフライヤーには大きくメリットが5つあります。一つ目は、ヘルシーな料理を作れる点です。油を使用せず調理できるため、ダイエットを意識している方や、揚げ物の油が苦手な方でも美味しく食べることができます。また、買ってきた総菜は電子レンジだとべチャッとした仕上がりになりますが、ノンフライヤーであれば余分な油を落とした上、美味しく温められます。
2つ目は、油の後処理が必要ない点です。料理の後片付けにかける時間と手間を省くことができるのは、料理する方にとって嬉しいポイントです。揚げ物を作る場合には、調理後には揚げ油の処理や油まみれの鍋を洗う作業が待っています。しかし、油を使わないノンフライヤーでは、油の準備が不要で、食材をノンフライヤーに投入すればすぐに調理を開始できます。調理後の食器洗いも、油を使っていないため、揚げ油まみれの鍋を洗うより格段に楽です。
3つ目は、火事の心配が少ない点です。時間と温度を設定するだけで、しばらく目を離しても危険が無く調理できることは大きなメリットです。油を使っていて目を離していたら、近所を巻き込む大惨事に発展してしまう場合もあります。一方でノンフライヤーの場合、調理中ずっと食材の前で見ていなくても良いというメリットもあります。
4つ目は、揚げ物の失敗がない点です。揚げ物は温度管理が難しく、美味しく揚げるには熟練が必要です。また、油で揚げ物をすると中の状態が分かりにくいので、揚げすぎてしまう危険もありますし、慣れていないと油っぽくベタベタとした仕上がりになります。一方でノンフライヤーなら、食材を入れてスイッチを入れるだけです。安定した温度で調理するため失敗を減らすことができます。
5つ目は、キッチンが汚れない点です。揚げ物は油跳ねや蒸発した油によってキッチンが汚れます。しかしフタを閉めて高温の温風で調理するノンフライヤーは、その構造上キッチンを汚しません。
一方でデメリットとしては、意外と大きくて重たいわりに、調理できる量が少ない点です。例えば、内容量2リットル程度の場合はサイズが概ね「30×28×38cm」程度であり、重さも5Kgほどの製品が多いです。キッチンという限られたスペースの中では大きくかさばってしまうサイズです。
二つ目に、意外と一度に料理できる量が少ないことです。ノンフライヤーは2リットル程度のサイズの製品が多いですが、このサイズの場合は三人や四人暮らし、食べ盛りのお子様がおられる家庭だと一度の調理では人数分の調理をすることができず、複数回調理を行う必要があります。
三つ目に、調理の時間がかかることです。調理の際、食材自体の油を使用するため時間がかかります。また、食材自体の油を使うため、一般的な揚げ方よりも味が落ちるという意見もあります。そのほか、天ぷらを作ることは難しいという欠点もあります。
どんな人におすすめなのか
ノンフライヤーの強みは、「油を使わずヘルシーな食べ物を調理することができる」、「手軽かつ簡単に失敗少なく調理できる」、「火を使わずに調理できる」といった点であり、健康志向の方や調理の手間を省きたい方にお勧めです。一方で、一度に大量の揚げ物をしたい方や、味にこだわる方にはノンフライヤーはお勧めできません。
失敗しないノンフライヤーの選び方、ポイントは?
たくさんのメリットやデメリットを抱えるノンフライヤー。メリットがデメリットを勝り購入したいと思った時、気をつけておくべきポイントを知っておけば買い物の失敗を防ぐことができます。ノンフライヤーの選び方のポイントをまとめたので確認しておきましょう。
「サイズ」
どれほど高性能で高機能なノンフライヤーを見つけても、キッチンに設置できるスペースがなければ購入することはできません。本体サイズのほか、周辺に必要となる空きスペースが意外と大きいので、しっかり確認する必要があります。高温加熱の調理をするので、本体もそれなりに熱くなるため、壁からの距離がある程度必要です。
「容量」
一般的なノンフライヤーの容量は2L程度。ポテトフライやチキンナゲットなどは一度に調理できそうですが、とんかつは一度に2枚しかできません。3、4人家族の場合は2回使用するか、2段式ラックを使うのが良いでしょう。そのほか、3.5Lの大容量タイプも販売されています。
一人暮らしのお部屋には一般的なノンフライヤーは大きすぎるかもしれません。そんな方には1L程度のコンパクトなミニタイプも販売されています。一人分の調理やお弁当にもおすすめです。
「調理できる幅」
ノンフライヤーは基本的に揚げが得意分野ですが、熱風循環オーブンと機能は同じため、焼き物にも対応できます。機種によっては揚げ物だけではなく焼いたり、蒸したり、炒めたり、煮たりできる機種もあります。また、買ってきたお惣菜などをクリックできる機種もあります。ノンフライヤーを活用した調理の幅を広げるためにも、購入前に機能をしっかりチェックしてみましょう。
「手入れ」
油を使って調理をしないため、お手入れが楽だと言われているノンフライヤーですが、お手入れを怠ると網が劣化して破損や故障の原因になってしまいます。丸洗いができるかどうか、フライヤー内の網が取り外し可能かどうかなど、掃除のしやすさを見ておきましょう。
「タイマー機能」
ノンフライヤーの多くに、タイマー機能や温度設定機能があります。ダイヤルで時間を設定するタイプのほか、最新モデルではデジタル式で数字を設定するタイプも登場し、より細かく説定できるようになっています。
「温度調整機能」
温度設定機能に関しては、最低温度と最高温度の確認が必要です。多機能タイプには、オーブンレンジのように自動メニューボタンが搭載されているタイプもあります。火加減や加熱時間を気にせず調理できるので便利です。
「消費電力」
小さいもので1000W、大きいものだと1500W近くなるため、家庭用の調理家電としては、電子レンジのオーブン使用時と同じくらいの電力を消費します。

ノンフライヤー COSORI CP137-AF
- 容量:3.5L
- サイズ:幅34 x奥行27 x 高さ31cm
- 消費電力:1230W
- タイマー:1~60分
あらかじめ設定されたお肉やポテト、野菜やパンなど11種類のボタンから選択し、時間と温度を設定するだけで簡単に調理可能です。調理中、気になってバスケットを取った場合は自動で電源が切れる安全設計となっています。またバスケットは食洗器対応のため、お手入れも簡単です。30品のレシピが付いてくるため、慣れないうちはレシピで確認するとよいでしょう。スーパーのお惣菜などを温める際に使えば、衣がべちゃっとなるのを防ぎ、サクサクのまま食べることが出来ます。容量が大きいため、4人家族やたくさん食べたい方におススメです。注意点は動作音と、排熱です。熱に弱いものを近くに置くことは避けましょう。
Innsky ノンフライヤー 1.5L電気フライヤー
- 容量:1.5L
- サイズ:幅23.2x奥行23.2x 高さ31.4cm
- 消費電力:1230W
- タイマー:1~60分
こちらは1~2人用のノンフライヤ―です。自動余熱機能が搭載されており、食材全体を均一に加熱することが可能です。温度は80~200℃まで設定可能となっています。オススメポイントはなんといってもデザインでしょう。バケットを取り外すと自動で電源が切れるようになっており、安全面も問題ありません。コードが1mと短いため、仕様場所は注意しましょう。
レコルト Air Oven RAO-1
- 容量:2.8L
- サイズ:幅21.2x奥行27.0x 高さ26.6cm
- 消費電力:1200W
- タイマー:1~60分
recolteはシンプル、コンパクト、スタイリッシュな調理家電を扱うブランドになっています。一人暮らしのおうちにあるとおしゃれな雰囲気を醸し出します。時間や温度など慣れるまでは少し研究が必要なため手間がかかります。お惣菜の温め直しには十分と評判です。
Innsky ノンフライヤー SA35
- 容量:3.5
- サイズ:幅27.5×奥行33.6×高さ31.2cm
- 消費電力:1230W
- タイマー:0~60分
LEDディスプレイで非常に見やすい画面に操作が簡単な点で人気の製品です。特にバスケットをはずした際には自動で電源をきってくれるので小さなお子さんがいても安心して使用できます。ただし使用時の音の大きさはなかなかなもので壁がうすいなどある場合は夜間の使用を控えるなどの工夫が必要かもしれません。
CalmDo 10-in-1ノンフライヤー AF-120CD
- 容量:12L
- サイズ:-
- 消費電力:1300W
- タイマー:-
フライヤーだけでなく、グリルやトースターとしても利用できます。BBQセットを始め、付属の調理器具が非常に便利です。調理箇所は外から確認することができるため、焼き具合の確認のために開閉が必要とされるものと比べると、非常に楽ちんに料理が楽しめます。ドアの取り外しが可能となっており、内部の清掃が簡単なのも人気の理由です。
VPCOK ノンフライヤー
- 容量:-
- サイズ:幅36×奥行35.8×高さ30.7cm
- 消費電力:-
- タイマー:-
本体部分以外のバスケットは食洗器に対応しているため、油を使うフライヤーよりも後片付けの楽ちんさが圧倒的です。またフライヤーとは言いながらも、揚げ物のみならずグリル料理やデザートまで幅広い料理を楽しむことができる点も人気な理由の1つです。
CHULUX ノンフライヤー
- CHULUX
- 価格 ¥ 5,999 (2021年1月21日時点)
- 容量:2.0L
- サイズ:幅23.0×奥行23.0×高さ30.0cm
- 消費電力:1000W
- タイマー:0~30分
コンパクトサイズで1人暮らしなど少量の調理をする方にはおすすめです。80~200度での温度設定が可能な点や、本体以外は食洗器対応である点などもうれしいポイントです。
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