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都市ガス比較/おすすめ | 都市ガス会社一覧 |
おススメのガス会社を調査、沖縄地方でお得な都市ガスプランを徹底比較!
本ページは、毎月のガス料金削減をご検討の方に向け、その基本的な仕組みやメリット・デメリット等を整理し、満足いくガス会社の選定をご支援することを目的とするものです。また、都市ガス会社を折角切り替えたにも関わらず、かえって失敗するような事態を避けるべく、長期的に安心して頂けるガス会社のご紹介に努めて参ります。例えば短期間や初回での割引等よりも、ベースとなる都市ガスプランの構成をより重視しております。
なお都市ガス事業者全体としては全国では300社近くありますが、ガス事業は参入障壁が高いため現状では新規参入の都市ガス会社が少ないです。つまり都市ガス会社を切替可能なエリアはごく一部となっています。
大枠としては、首都圏などの市場規模の大きいエリアに関しては新規参入の都市ガス会社も多い傾向にあります。その点、沖縄地方では都市ガス会社の新規参入があり、削減検討が可能なエリアとなっています。
上記を踏まえ、当サイトが調査した範囲にはなりますが「削減比較が可能」な都市ガス会社を精査した結果、現状では社数ベースで沖縄地方においては2社という結果となりました。またプラン数ベースでは2プランとなります。当サイトでは長年のエネルギー業界での現場経験も活かしながら、できる限り網羅的な調査ができるように努めております。
本ページではそれらガス料金プランおよび各家庭でのガス利用データ等も含め徹底調査した内容に基づき、沖縄地方においておススメするガス会社・料金プランをご紹介いたします。
都市ガスとLPガスの利用エリアについて
都市ガスについては巨額の費用を要する導管を敷設する必要があるため、基本的には人口密度の高い首都圏等で利用が可能となります。一方で人口密度の低い地域の場合、莫大な費用をかけて導管を敷設するよりも、ガスボンベを各家庭に届けたほうが経済合理性が高くなりやすく、そうした地域ではLPガスの利用となります。
基本的には、LPガスよりも都市ガスの方が安価となり易いため、あえて都市ガスからプロパンガスに変更するメリットは薄いと言えます。ただLPガスにも「熱量が高い」というメリットもあるため、火力が必要な中華料理店等はあえてLPガスを選択するケースもあります。
なお2017年から都市ガス事業も全面自由化しており、新たな事業者が各地で参入しています。ただ、都市ガス事業は参入障壁が高く、現状では首都圏など一部エリアに参入が限定されています。その点で当サイトで調べた範囲とはなりますが、沖縄地方においては、2プランから選択することが可能です。
そのため、もし現状で都市ガス会社を利用されている場合は、比較検討用の情報として沖縄地方で利用可能な都市ガスプラン一覧 をご参考ください。
なお、LPガスは都市ガスと比較するとガス料金が高額となりやすいため、基本的には都市ガス利用の継続を推奨いたします。一方で都市ガス利用可能エリア外でプロパンガスを現在ご利用でしたら、長い歴史をもつ優良なLPガスの比較サービスもありますので、それらを利用することで毎月のガス代を抑えられる可能性があります。諸々につき下記でより詳しく記載しておりますので、宜しければご覧いただけると幸いです。
都市ガス会社の切替で注意するべき点は?
お得なガス料金を提供するガス会社は魅力的ではありますが、切替の際に注意する点がないか気になる方も多いと思います。ただ原則的に、ガス事業は国の管理もしっかりとしており、ルールも細かく決まっているので、切替によるデメリットは原則ありません。携帯電話であれば、格安スマホの場合は電波が悪い等のデメリットがありますが、ガス料金プランの場合は品質等も全て同じで、全く同質のガスが使えます。
しかしながら、ガス料金プラン切替のデメリットを挙げるとすると、初期費用や違約金が発生するケースがある点です。下記にて、特に気になる点としてよく挙げられる「①ガス会社の切替による費用」や、「②ガスの品質」の2点について、実態を整理しておりますのでご参考ください。
①ガス会社の切り替えには費用がかかるの?
ガス代が安くなっても、切替の際に大きな費用が発生すると折角の節約効果が激減してしまいます。そのため、ガス会社の切替で費用が発生するかは気になるところです。その点、多くの場合はガス会社の切替で費用の発生はありませんが、中には数千円程度の契約事務手数料がかかる場合がありますので、お申込みの前には都市ガス会社の公式HPにて事前にご確認ください。
②ガス会社の切替でガスの品質は変わる?
結論として電力・ガス取引監視等委員会のHPにも記載のある通り、現在みなさまがご利用の都市ガス会社から、別の都市ガス会社に切り替えてもガスの品質に違いは発生せず、同一となります。
都市ガス小売の全面自由化について
これまで都市ガスは長い期間、地域独占であったためエリア毎に1社しかガスを販売しておらず、料金プランの選択肢がありませんでした。しかし、2017年4月から始まった都市ガス小売りの全面自由化により、国の認可を受けることで、あらゆる企業が都市ガスを販売できるようになりました。前述の通り、LPガスの自由化が1997年であったため、都市ガスの自由化の歴史はまだ浅いですが、都市ガスを販売できる会社数も徐々に増えております。
都市ガスの自由化前は「総括原価方式」により、ガス会社はどれだけのコストをかけても、国民が支払うガス料金にその分が上乗せされていました。燃料費、人件費、減価償却費などの全ての費用を「総括原価」としてコストに反映させ、さらに一定の報酬を上乗せした金額が、ガスの販売収入に等しくなるようにガス料金を決める、という方法です。つまり、ガス会社はほぼ全ての費用をコストとして計算することができる上に、価格競争のない環境で報酬まで最初から保証されている状況でした。
ただ、こうした状況を改善するため、国でも議論が進められた結果、2017年4月から都市ガス小売の全面自由化が実施されました。これにより、ガス業界にも市場原理が導入され、各ガス会社はガス料金を最大限下げられるように工夫を行うこととなりました。その結果、複数のガス会社がお得な料金プランを提供するに至っています。
ガス料金を安くするには、どのガス会社がお得であるか把握する必要がありますが、都市ガス会社は当サイトが調査したところ、日本全国で75社以上が比較可能となっております。当サイトではこれら都市ガス会社の料金プラン等を調査し、プラン数としては合計209プランの価格情報を精査しております。こうして徹底的に調査した情報に基づき、価格面を最大の評価基準とし、その他にも企業情報・エネルギー事業に関する保有アセット・持続性および安定性の観点から、総合的におススメの都市ガス会社をご紹介しております。
【沖縄地方で利用できるガス会社】調査した料金プラン一覧(209社中 1〜20社目)
当サイトが調査した料金プランの一覧です。各プランの詳細や料金水準等を確認したい方は、プラン名のリンクをクリックの上、個別ページをご確認ください。世帯人数別のガス料金の水準や、どの程度ガス代を削減できるかの目安を一覧表にて整理しております。
都市ガス会社 | 都市ガスプラン | 分析ページへ |
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沖縄ガス |
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沖縄ガスの都市ガスプラン分析ページへ |
りゅうせき |
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りゅうせきの都市ガスプラン分析ページへ |
LPガスの料金を削減するには?おススメサービスもご紹介!
LPガス業界は、1997年4月に改正液化石油ガス法が施行されたことにより、全面自由化が始まりました。そこから、様々な企業がLPガス業界に参入できるようになり、経産省の資料によると、2020年末には1万7000社以上がLPガスを販売しています。
LPガスは、ガスボンベを運ぶ人件費や手間がかかるので、ガス料金は都市ガスと比較すると高くなりがちです。そのため、やはり安価な都市ガスを使いたい方も多いですが、都市ガス会社にとっては地下へのガス導管の設置は莫大な費用がかかるので、人口密度が低いエリアでは都市ガス会社も赤字になりかねないです。そこも一因となり、都市ガスの導管が敷設できな地域では、LPガス業者がガスボンベを1件1件のご家庭に運ぶ形となっています。
なお、LPガスは都市ガスと比較してガス自体の熱量は高い構成となっています。LPガスの主成分はブタンで、都市ガスの主成分はメタンのため、熱量がLPガスは都市ガスの約2倍あります。そのため、少量のガスで大きな熱量を発生させることができますが、その点を加味しても、LPガスは都市ガスよりも基本的には高額となります。ただし、一部のLPガス会社は都市ガスの安価な水準に近くなるよう長年の経営努力をしており、そうしたLPガス会社を利用することでガス代を大幅に削減できる可能性があります。
ただ、LPガス会社約1万7000社の中には、HPで価格情報を掲載していない企業も多く、加えてそもそものLPガス会社の数が非常に多いので、お得な業者を見つけることは非常に困難です。しかしながら、LP業界の実態としては、平均的な水準よりも相当に高額なガス料金を設定している企業が一定数いることも事実です。そのため、安価なLPガスプランに切り替えることで、ガス料金を大きく引き下げられる可能性があるため、検討の価値は十分にあります。
ガス料金削減のためには、お得なLPガス業者を探す必要がありますが、参入している業者が多く、非常に多くの選択肢の中から1社を選ばなくてはいけません。現在使用しているLPガスの料金を確認し、より安く良心的なガス会社を探すのは骨が折れるので、仲介業社に紹介してもらうのも手です。
LPガスの比較に関して当サイトでは、国内でトップクラスの実績および事業アセットを保有する「エネピ」および「ガス屋の窓口」を推奨しております。LPガスの料金削減を検討する際には、この2つのサービスのいずれかもしくは両方を利用しておけば、まず間違いない結果が得られるものと考えられ、国内で再安価水準のガス事業者を見つけられることが想定されます。
LPガス会社の切替で注意するべき点は?
LPガスは会社数も非常に多いこともあり、独立行政法人国民生活センターが発信する情報を参照すると一定数のトラブルが寄せられていることが確認できます。切り替えをおこなう際は十分注意してください。トラブルの例としては、例えば下記が挙げられ、契約時の説明が不十分であるケースが多いようです。
- ①「ガス料金が安くなる」と言われて契約したにもかかわらず、突然の値上げでかえって高くなった
- ②「初期費用や解約料の負担はない」との説明があったが、各種手数料が発生した
このうち、特に①は十分に注意する必要があり、せっかくガス代を安くするためにLPガス業者を切り替えたのにも関わらず、無駄になってしまいます。このように、LPガス会社の中には、年度や月によって突然不当に値上げをする事業者もいるので、注意が必要です。
またLPガス会社を切り替える際の初期費用は、無償であるケースが多いです。ただ、一部のケースでは費用が発生する場合もありますので、しっかりと業者に確認することが重要です。また、一定期間内の解約では、設置費用等の請求が発生する等、違約金が発生する場合もあります。そのため、何年間利用すれば違約金が発生しなくなるかも、契約の際には確認しておいた方が良いです。
【補足】沖縄地方の平均的なガス代はどの程度?
各ご家庭が支払っているガスの平均的な料金については、総務省統計局の「家計調査(統計法により指定されている基幹統計)」に目安が記されており、その金額と比較することで皆様ご自身のガス料金の水準を把握することができます。
ただし、「家計調査」は日本の全世帯に対する調査ではなく、ある一定の数のご家庭などから取得したデータを元に、日本全体の数値を推定したものであるため、厳密には正確な平均値ではありません。しかし、国内に存在するデータの中では最高水準の正確性と信頼性を持っていると考えられます。
このように厳密な平均値ではないものの、この「家計調査」より抽出したデータを参考に、下記にておおよそのガス料金の平均値を整理しております。この料金をご参考いただくことで、皆様がお支払いのガス料金がどの程度の水準であるかご確認いただくことができます。
なお、沖縄地方における2023年の平均的なガス料金は、3809円/月です(ご参考)。「家計調査」には、各ご家庭の支出金額の水準(食費や住居費・衣服費等諸々の支出合計)も記されておりますが、ガス料金は平均してご家庭の支出全体の1.94%を占めることとなっております。
沖縄地方の世帯人数別のガス代平均額
ガス代(月間) | |
---|---|
一人暮らし | 2576円 |
二人暮らし | 3812円 |
三人暮らし | 4287円 |
四人暮らし | 4052円 |
五人暮らし | 3934円 |
六人暮らし | 4194円 |
沖縄地方の季節別のガス代
ガス代(月間) | |
---|---|
春(3~5月平均) | 4685円 |
夏(6~8月平均) | 3599円 |
秋(9~11月平均) | 2857円 |
冬(12~2月平均) | 3933円 |
月別のガス代平均額
ガス代(月間) | |
---|---|
1月 | 3714円 |
2月 | 4461円 |
3月 | 4730円 |
4月 | 5001円 |
5月 | 4325円 |
6月 | 3929円 |
7月 | 3583円 |
8月 | 3283円 |
9月 | 3084円 |
10月 | 2229円 |
11月 | 3256円 |
12月 | 3626円 |
沖縄地方の平均的なガス代の推移(直近20年間)
過去20年間の沖縄地方における平均ガス代です。なお、物価全体の上下等によって電気料金の実質的な負担度合いが変動するため、家計全体(食費や生活雑貨、家賃など)に対するガス料金の割合の推移も整理しております。
ガス代(月間) | 消費支出に占めるガス代の割合 | |
---|---|---|
2004年 | 3717円 | 2.04% |
2005年 | 3654円 | 2.24% |
2006年 | 3827円 | 2.17% |
2007年 | 3935円 | 2.09% |
2008年 | 4143円 | 2.27% |
2009年 | 3802円 | 2.05% |
2010年 | 3627円 | 1.91% |
2011年 | 3828円 | 2.13% |
2012年 | 3966円 | 2.08% |
2013年 | 3886円 | 2.13% |
2014年 | 3828円 | 2.13% |
2015年 | 3697円 | 2.07% |
2016年 | 3389円 | 1.93% |
2017年 | 3603円 | 2.08% |
2018年 | 3851円 | 2.09% |
2019年 | 3476円 | 1.98% |
2020年 | 3448円 | 2.04% |
2021年 | 3702円 | 1.89% |
2022年 | 4296円 | 2.27% |
2023年 | 3809円 | 1.94% |
※家計調査の地域分類別データを参考とした概算値
まとめ
本ページでは、都市ガスおよびプロパンガス双方の効果的な料金削減を実現するため、おススメのサービスやガス会社をご紹介いたしました。まずは都市ガスについては、お得な料金プランに切り替えることで数%ではありますが、ガス料金の節約が可能となります。数年スパンの長い目で見れば、数万円規模の大きな削減効果も十分に期待できますので、この機会に切替を行ってみてはいかがでしょうか。
またLPガスの場合は、社数がとにかく多いので、安心かつお得なガス会社を見つけるためには、その道の専門家のサービス利用が推奨されます。また、LPガスは非常に高額な単価を設定している業者もあるので、切り替えることによって料金が半額になるケースも稀にあるほど、高い効果が期待できます。
末筆にはなりますが、本ページの提供する情報が、皆様のガス料金削減の一助になれば幸いです。