エアコンとは、空調設備の1つで、部屋の用途に適した室内空気の温度や湿度などを調節する家電です。日本では、通称「エアコン」と呼ばれていますが、実は「エアー・コンディショニング」または「エアー・コンディション」の略なのです。
エアコンの種類
エアコンには種類が4つあります。壁掛けタイプ、窓用タイプ、床置きタイプ、天井埋め込みタイプです。
「壁掛けタイプ」は、家庭用のエアコンに多いタイプです。エアコンといえば壁掛けタイプのことを思いつく人も多いと思います。室内機と室外機のセットで使って、壁に配管用の穴を開けて室内機と室外機を結びます。
「窓用タイプ」は、窓枠に設置するタイプで、壁に配管用の穴を開ける必要がありません。室外機がないのが一番の特徴で、自分でも設置できます。値段が安いのも多く、今となっては少ないですがエアコンが設置されていない賃貸物件に設置するのに購入されています。
「床置きタイプ」は、室内機を床に設置するタイプです。配管用の穴は、壁ではなく床に開けます。床置きのメリットは、暖房においては他のタイプより効率良く部屋を暖められることです。
「天井埋め込みタイプ」は、室内機を天井に設置するタイプです。天井に設置することでエアコンが邪魔にならず部屋がすっきりします。そして、空調が部屋の隅々まで行き渡ります。注意点としては設置費用が高く、機械代も高いことです。
サイズ選びの注意点
部屋の広さから適切なエアコンサイズを選びましょう。エアコンのカタログを確認すれば、畳数の目安を見つけられます。しかし、「冷房:6~9畳」と書かれていたとしてもすべての住宅に対応しているわけではありません。
住宅は木造と鉄筋の2つがあり、エアコンの畳数の目安が「6~9畳」となっているなら、それは「木造住宅の6畳」と「鉄筋住宅の9畳」という意味です。つまり、木造住宅の9畳には対応していないことに注意してください。
ちなみに木造の方が畳数が少ない理由は、密閉率が低くて熱が逃げやすいからです。また、暖房と冷房を比較すると、暖房の方が畳数の目安が小さくなることが一般的です。そのため、夏も冬もエアコンを使う場合は、暖房から畳数の目安を見ることをおすすめします。
エアコンのメリット・デメリット
エアコンは、通常室内機と一緒に、室外機がパイプでつながっている電機製品です。外の室外機が熱い空気を出しているところを見たことがある方がいると思いますが、あの様子は冷たい空気を室内に送り、熱い空気を室外に放出している様子です。
エアコンの中には圧力を調整するコンプレッサーという圧縮機が設置されていて、気化するときに空気を奪って、冷たい空気を室内機に戻したり、奪った熱を外に出したりしています。なので、部屋を暖める場合は逆になります。
さらに、エアコンとクーラーを間違えやすいと思いますが、エアコンは空気の温度の冷房・暖房・ドライを調整するもので、クーラーは、冷やすための装置なので気をつけるポイントです。
エアコンのメリット
エアコンの普及率は1960年代はゼロに等しかったものの、1970年代から急上昇し、1990年代半ばには8割を超え、現在は9割以上の世帯が導入しています。流通・生産量も非常に多く、そのため各メーカも安価な価格で製品を提供することが可能となっており、品ぞろえも豊富です。さらに、ヒートポンプ式という熱を移動させる装置を使用しているため、エアコン自身は熱を作っておらず、外の熱エネルギーをもらっているだけなので、電気ヒーターやその他の暖房の「電気を熱に変える」という仕組みよりも、ヒートポンプ式の方が効率が良いのです。
- 価格が安く、品揃えも豊富
- 水蒸気や排ガスを出さないで、空気を暖めるだけなので、空気が汚れにくい
- ヒートポンプ方式を使っているため、エネルギー効率がとても良い
- 光熱費の効率は全暖房の中でも最も高い(ランニングコストが安い)
- 安全である(石油ストーブなどと比較して火災のリスクが極めて低い)
- 部屋全体を暖める能力が高い
エアコンのデメリット
寒冷地域においては、どうしても外気温が低くなるため、エアコンを暖房機器として使うことに限界がきてしまうのがエアコンのデメリットとなります。さらに、女性からの意見が多い「乾燥」という面が、どうしてもエアコンは空気を暖めているだけなので乾燥を感じてしまう原因になります。しかし、最近では、除湿・加湿ができるエアコンの商品も出てきています。
- あまりにも外気温が低すぎると、暖かくならない場合がある
- 空気が乾燥する
- 室外機を設置するスペースが必要

アイリスオーヤマ ルームエアコン IHF-2207G
- アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
- 価格 ¥ 57,980(2023年7月7日時点)
- 除湿:〇
- 省エネ機能:✕
- 内部乾燥:✕
- 室内機サイズ:幅77.0×奥行23.0×高さ29.0cm
- 室外機サイズ:幅67.5(+5.7:バルブカバー含む)×奥行28.5×高さ55.2cm
基本的にエアコンとしての機能は十分に果たしており、特に多くを求めなければこちらで満足して使えるのではないでしょうか。みはりモードが搭載されており、室内が高温・多湿になると、熱こもり防止のため自動で冷房運転してくれて、快適な空間を作ってくれます。
エオリア CS-222DFL-W
- 除湿:〇
- 省エネ機能:〇
- 内部乾燥:〇
- 室内機サイズ:幅78.0×奥行23.9×高さ28.5cm
- 室外機サイズ:幅67.5×奥行24.0×高さ53.9cm
スマホで遠隔操作ができるようになっており、犬や猫など動物と暮らしている方でも外出先から室温管理ができるため、安心してご利用できます。
ダイキン エアコン S22WTES-W
- 除湿:〇
- 省エネ機能:〇
- 内部乾燥:〇
- 室内機サイズ:幅77.0×奥行23.3×高さ28.5cm
- 室外機サイズ:幅67.5×奥行28.4×高さ55.0cm
タイマー機能が搭載されており、最大12時間まで1時間刻みで「入」「切」で設定可能です。また温度は0.5℃ずつの設定ができ、快適を追求した仕様になっています。
日立 HITACHI ルームエアコン RAS-AJ28K-W
- 除湿:〇
- 省エネ機能:〇
- 内部乾燥:〇
- 室内機サイズ:幅77.0×奥行23.3×高さ28.5cm
- 室外機サイズ:幅67.5×奥行28.4×高さ55.0cm
切タイマーは9時間、入りタイマーは12時間で設定可能になっています。リモコンを使って風の方向を制御できるため、紙などの散らかりやすいものを出していても安心です。機能は十分な製品です。
霧ヶ峰 MSZ-GV2522(W)
- 除湿:〇
- 省エネ機能:〇
- 内部乾燥:〇
- 室内機サイズ:幅79.9×奥行22.5×高さ29.5cm
- 室外機サイズ:幅67.9×奥行24.9×高さ45.3cm
自動で掃除をしてくれるため、お手入れはとても簡単にできるようです。別売り無線LANアダプターと専用工事が必要にはなりますが、「霧ヶ峰REMOTEアプリ」に対応し、自宅に近づくとエアコンを自動でON、離れると自動でOFFにできる機能があるみたいです。
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