オール電化住宅の給湯器に種類はある?仕組みや特徴、おすすめのご家庭とは?
オール電化住宅を建てる、もしくはオール電化に切り替える際、給湯器の種類や特徴を知らなければ、どのタイプを設置すべきか迷うかもしれません。そこで今回は、オール電化住宅に設置できる給湯器の種類や仕組み、特徴について解説します。
各給湯器がおすすめの家庭も解説するので、自宅の世帯人数やお湯の使い方と照らし合わせつつ、参考にしてみてください。給湯器の選び方がわかれば、電気代節約や設備交換の手間を省くといった目的、ライフスタイルに合う設備を導入できるでしょう。
オール電化住宅の電気給湯器は2種類ある!
オール電化住宅の電気給湯器には、エコキュート・電気温水器の2種類があります。
【エコキュート・電気温水器の特徴】
| エコキュート | 電気温水器 | |
|---|---|---|
| 仕組み | 空気の熱でお湯を沸かす | 電気ヒーターでお湯を沸かす |
| 本体価格の目安 ※容量やモデルにより差がある |
70万円~ | 40万円~ |
| 消費電力 | 少ない | 多い |
| 補助金の有無 | あり | なし |
エコキュートは外気を取り込み、圧力をかけて温度を上げる電気ヒートポンプ技術を利用した電気給湯器です。一方、電気温水器は電気で水を加熱するため、それぞれ電気給湯器としての仕組みが異なります。
さらに、エコキュートは自然の力を利用するので、電気温水器よりも消費電力が抑えられるでしょう。「給湯省エネ2025事業」や「子育てエコホーム支援事業」の対象にもなっており、補助金を受け取れる可能性もあります(補助金は先着順)。
そもそも電気給湯器とガス給湯器はどう違う?
電気給湯器とガス給湯器について、仕組みから違いを見ていきましょう。
- 電気給湯器:タンク内の水を電気ヒーターで温めて給水する
- ガス給湯器:給湯栓を開いて着火し、熱交換器で水道水を温める
<電気給湯器とガス給湯器の違い>
ガス給湯器は水道水を温め続けるため、湯切れを起こす心配がありません。ただし、外気温の影響を受けやすいほか、換気設備の設置も必要です。
一方、電気給湯器はタンク内の水を温める仕組みなので、使えるお湯の量(370Lや550Lなど)に制限があり、大量に使うと湯切れを起こすかもしれません。しかし、断水や災害など、非常時にはタンク内のお湯が使えるメリットもあります。
次項では、ガス給湯器が向いている家庭について解説するので、どの給湯器にすべきか悩む方は参考にしてみてください。
ガス給湯器の方が向いている家庭
ガス給湯器は、初期費用を抑えたい家庭に向いた給湯器です。ガス・電気給湯器の価格相場(設置費用込み)を見ていきましょう。
- ガス給湯器:約15万円
- 電気給湯器:20~40万円
<ガス・電気給湯器の価格相場>
設置するモデル、工事内容によって実際の価格には差があるものの、ガス給湯器の方が初期費用を抑えられるでしょう。ただし、ランニングコストの面では、電気給湯器の方が安くなる可能性があります。
電気給湯器は電気料金の安い時間帯(夜間帯など)にお湯を沸かせるほか、エコキュートの場合は空気の熱を利用します。ガス給湯器よりもエネルギー効率が良く、お湯を沸かすコストを抑えられる仕組みです。
もちろん、ガス給湯器であっても、使用頻度が低ければランニングコストは高騰しません。ライフスタイルも含めて検討しつつ、初期費用を安く抑えたい方は、ガス給湯器を選択肢に加えてみましょう。
エコキュートとは、電気と空気の熱で効率良くお湯を沸かすもの
前述してきたとおり、エコキュートは電気と空気を使って熱を生み出し、効率的にお湯を沸かす電気給湯器です。具体的な仕組みや特徴、エコキュートがおすすめの家庭について解説します。
エコキュートの仕組み
エコキュートは、以下の方法でお湯を沸かします。
- 空気中の熱を熱交換器(冷媒)に集める
- 取り込んだ熱に圧縮機で圧をかけてさらに高温にする
- 熱を水に伝えてお湯を作る
- お湯をタンクに貯め、各所(お風呂やキッチン)に給湯する
- 冷媒を膨張させて熱を下げ、次回以降の熱を吸収しやすいようにする
<エコキュートでお湯が沸く仕組み>
冷媒とは、熱を移動させるための流体を指します。この冷媒を使って熱を生み出し循環させることで、エコキュートは効率的に熱を生み出しています。
エコキュートの特徴
エコキュートの特徴を見ていきましょう。
- 電気と空気を使って熱を生み出すヒートポンプ技術が利用されている
- 最高90℃の高温までお湯を作れる
- 少ないエネルギーでお湯を沸かすため環境にやさしい
- 稼働中の音が静か(図書館程度の音)
- 複数ヶ所でお湯を使っても、お湯の温度や量が変わらない
<エコキュートの特徴>
エコキュートは電気のみでお湯を沸かすケースと比べ、消費電力量が1/4になるとされています。電気代・エネルギーを抑えられるため、家庭・地球にやさしい電気給湯器です。
エコキュートがおすすめの家庭
エコキュートがおすすめの家庭は、次のとおりです。
- 給湯器のランニングコストを抑えたい
- 世帯人数が多い(複数人がお湯を使う)
- 日中に在宅する人が少ない
<エコキュートがおすすめの家庭>
前述したとおり、エコキュートは消費電力を節約しながらお湯を沸かせます。ただし、夜間帯の電気料金が安くなるプランを契約している場合、日中で電気をたくさん使用すると、電気代が高くなる恐れがあります。そのため、日中に在宅する人が少ない家庭や節約意識がきちんと根付いている家庭におすすめです。
また、エコキュートは複数ヶ所で同時にお湯を使っても、水量が減る心配もありません。複数人が同時にお湯を使う家庭も、エコキュートを検討しましょう。
ただし、貯湯タンクの容量が大きいものを選ぶことがおススメです。基本的にお湯切れするほど使用するご家庭は少ないですが、湯量を気にせず使用したい方は、貯湯タンクの容量にも気をつけて選ぶと良いです。
電気温水器とは、ヒーターと水の熱交換でお湯を沸かすもの
電気温水器は、ヒーターと水の熱交換でお湯を沸かす電気給湯器です。具体的な仕組みや特徴、おすすめの家庭について解説します。
電気温水器の仕組み
電気温水器は、以下の方法でお湯を沸かします。
- 水道水からタンクに水が送られる
- タンク内のヒーターに電気を流して発熱させる
- お湯はタンク内に貯められ、必要なときに各所(キッチンやお風呂など)に給湯される
<電気温水器でお湯が沸く仕組み>
イメージとしては、電気ポットのようにお湯を温め、タンク内に貯める仕組みです。浴槽を追い炊きする場合は、タンク内のお湯と浴槽内の水が熱交換されます。
電気温水器の特徴
電気温水器の特徴は、次のとおりです。
- 電気のみでお湯を沸かす
- ガスを使わないため、火災や不完全燃焼のリスクがない
- お湯をタンクに貯められるので、非常時にも使える
- 稼働する際は電気を流すだけなので音が静か
<電気温水器の特徴>
電気温水器はガスを使用しないため、燃焼に関するリスクがありません。さらにエコキュートと同様、タンク内にもお湯を貯められるので、災害や断水の際もお湯・水が使えます。
電気温水器がおすすめの家庭
電気温水器がおすすめの家庭は、次のとおりです。
- 特定の時間のみ電気料金が安くなるプランに加入している
- 長く使い続けたい
<電気温水器がおすすめの家庭>
特定の時間帯のみ電気料金単価が安いプランに加入している場合、電気温水器の光熱費を抑えられます。たとえば、夜間の料金が安いプランであれば、この時間帯に電気温水器を稼働させると、日中にお湯を沸かす電気代を節約できるでしょう。
また、電気温水器の寿命は約15年です。ガス給湯器は約10年、エコキュートは約15年(ヒートポンプ・タンク含め)が寿命とされています。
電気温水器はシンプルな構造をしているため、故障する箇所が少ない電気給湯器と言えるでしょう。「交換頻度にかかる手間を抑えたい」「交換にかかる費用を節約したい」といった場合、電気温水器も選択肢に加えてみてください。
ただし、電気温水器はランニングコストがとても高いので、光熱費削減を目指すのであれば、エコキュートを選ぶことを当社ではおススメしています。
まとめ
電気給湯器を選ぶ際は、初期費用やランニングコスト、ライフスタイルなど、コスト・使い方に合わせることが大切です。まずは「オール電化住宅の電気給湯器は2種類ある!」で電気給湯器の特徴を理解して、どちらの方が家庭に合っているのかをイメージしてみましょう。
また、電気給湯器を設置する際は、電気料金プランの見直しも検討してみてください。電気給湯器は、電気の力のみでお湯を沸かします。料金プランによっては、電気代が高くなりすぎる恐れもあるため、「夜間帯の料金単価が安くなる」「オール電化向けのプラン」などへの切り替えも検討しましょう。
エコキュートのランニングコストや、ガス給湯器のランニングコストが実際にいくらになるかを知りたい方はこちらの記事もチェックしてみてください。
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オール電化にリフォームしたい方、お得なエコキュートに切り替えたい方は、複数業者で比較しないと損をしやすいです。
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