オール電化の2人暮らしの電気代はいくら?平均額や節約方法を解説

  • 更新日:2025/08/04

2人暮らしで、ガス併用からオール電化への切り替えを検討している方も多いでしょう。

近年は電気代が高騰しているため、オール電化へ切り替えると、どのくらいの電気代がかかるのかが気になるところです。

そこでこの記事では、2人暮らしの電気代の平均額や節約術を解説します。

目次

オール電化で2人暮らしの電気代は平均いくら?

2人暮らしでオール電化への移行を検討している方は、月々どのくらいの電気代がかかるのか気になるでしょう。

そこで以下の4点から、オール電化の電気代を比較も交えつつご紹介します。

    <オール電化で2人暮らしの電気代は平均いくら?>

  • オール電化住宅での電気代の月平均額
  • 一人暮らしとの違い
  • 夏と冬での違い
  • 地域ごとの違い

それぞれを具体的に見ていきましょう。

オール電化住宅での電気代の月平均額

全国のオール電化住宅の電気代は、2人暮らしの場合、月平均額が17,640円です。 月別平均電気代と使用電力量を見てみましょう。

【月別平均電気代と使用電力量】
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
電気代 15,419円 15,578円 14,245円 16,136円 17,289円 16,326円 16,538円 15,833円 18,696円 23,546円 22,793円 18,342円
使用電力量 570kWh 500kWh 425kWh 472kWh 584kWh 551kWh 472kWh 486kWh 589kWh 836kWh 813kWh 724kWh

※環境省「令和二年度家庭部門のCO2排出実態統計調査」より電力使用量を正確に推計。推計した電力使用量から、各エリア旧一般電気事業者のオール電化向けプランで電気代算出。基本料金と各社燃料調整費と再エネ賦課金を含めた合計料金。

一人暮らしとの違い

一人暮らしのオール電化住宅の場合、電気代の月平均額は11,553円です。

【月平均額の違い】
世帯人数 電気代月平均額 使用電力量
一人暮らし 11,553円 315kWh
2人暮らし 17,640円 525kWh

2人暮らしの電気代は、一人暮らしと比較して高くなります。その理由と対処法については後述します。また、3人家族・4人家族の電気代平均額については、以下の関連記事をご覧ください。

夏と冬での違い

季節によっても電気代が変わるため、時期ごとの電気代の目安も確認しておきましょう。ここでは、東京電力を利用する場合の季節ごとに見た平均額をご紹介します。

【季節ごとの違い】
季節 電気代
夏(6月~8月) 14,112円
冬(12月~2月) 19,249円

※環境省「令和二年度家庭部門のCO2排出実態統計調査」より電力使用量を正確に推計。推計した電力使用量から、各エリア旧一般電気事業者のオール電化向けプランで電気代算出。 基本料金と各社燃料調整費と再エネ賦課金を含めた合計料金。

オール電化の電気代は、夏よりも冬のほうが高いです。これは関東に限らず、沖縄を除く全国で同様の傾向が見られます。

エアコンや電気ストーブといった暖房器具は、冷房と比較してエネルギー消費量が大きいため、特に寒冷地では冬の電気代が値上がりしやすいのです。

地域ごとの違い

2人暮らしにおける地域ごとの電気代の違いも見てみましょう。

【地域ごとの違い】
地域 北海道 東北 関東 北陸 東海 近畿 中国 四国 九州 沖縄
電気代 18,886円 20,164円 16,943円 18,174円 18,835円 16,313円 18,503円 17,998円 15,194円 15,585円

※環境省「令和二年度家庭部門のCO2排出実態統計調査」より電力使用量を正確に推計。 推計した電力使用量から、各エリア旧一般電気事業者のオール電化向けプランで電気代算出。 基本料金と各社燃料調整費と再エネ賦課金を含めた合計料金。

金額は、すべて地域ごとの大手電力会社を利用した場合の目安です。地域ごとの電気代の詳細は、関連記事でご紹介しているため、詳しくは以下のリンクをご確認ください。

2人暮らしでの「オール電化住宅」と「ガス併用住宅」の光熱費を比較

オール電化住宅とガス併用住宅の光熱費も比較します。

【オール電化とガス併用の光熱費比較表】
住宅タイプ 光熱費
オール電化 17,640円
ガス併用(都市ガス) 18,675円
ガス併用(LPガス) 24,130円

※環境省「令和二年度家庭部門のCO2排出実態統計調査」より電力使用量とガス使用量を正確に推計。推計した各使用量から、電気代とガス代を算出。 基本料金と各社燃料調整費と再エネ賦課金を含めた合計料金。

全国平均で比較すると、オール電化のほうが割安になることがわかりました。

なお、ガス併用住宅の光熱費は、すべて地域ごとの大手電力会社・大手都市ガス会社の料金や灯油料金を足して、計算したものです。LPガスは、計算に含めていません。

なお、詳細は以下の関連記事でご紹介しています。

2人暮らしの電気代が高くなる理由

先ほどのシミュレーション結果でご紹介したとおり、2人暮らしの電気代は、一人暮らしの家庭と比較して高額です。電気代が高くなる主な理由を3つご紹介します。

    <2人暮らしの電気代が高くなる理由>

  • お互いの生活スタイルの違いによる影響
  • 住まいの面積や部屋数が増えるため
  • 家電の使い方に無駄が出やすい

なお、詳細は以下の記事で解説しています。電気代の高さにお悩みの方は、ぜひ関連記事もご覧ください。

お互いの生活スタイルの違いによる影響

夫婦などで2人暮らしをしていると、お互いの生活スタイルに違いが出る場合が多いです。

例えば、一方が日中に在宅ワークをしていて、もう一方が帰宅した夕方以降に電気を使う場合があるでしょう。

この場合、絶え間なく電気を使うことになるため、一人暮らしよりも電力消費量が多くなります。

「入浴時間が夜と朝に分かれる」「働き方が日勤と夜勤で異なる」といったケースも、生活スタイルの影響を受けて電気代が上がりがちです。

住まいの面積や部屋数が増えるため

2人暮らしは、一人暮らしと比べて住まいの面積や部屋数が増えます。例えば2LDKの家に住む場合、リビングに加えてそれぞれの部屋でエアコンや照明などの電化製品を使うため、一人暮らしよりも電気代が高くなる可能性が高いのです。

家電の使い方に無駄が出やすい

先述したように、それぞれが別々の部屋で過ごす場合は、家電の使い方に無駄が出ることも電気代が高くなる原因の一つです。

2人が同じ場所で過ごす時間が長ければ、エアコンや照明のコストを安く抑えやすいです。しかし、別々の時間で過ごす時間が長いと、エアコンや照明を二重で使う時間が増え、無駄が生じてしまいます。

2人暮らしのオール電化の電気代を節約する方法

2人暮らしのオール電化の電気代は、一人暮らしと比べると高くなりがちです。しかし、以下のような工夫を取り入れることによって、電気代を大幅に節約できる可能性があります。

    <2人暮らしのオール電化の電気代を節約する方法>

  • 電力会社や料金プランを見直す
  • 契約アンペア数を見直す
  • 夜間電力を有効活用する
  • 生活時間をなるべく合わせる
  • エコキュートを省エネモードで運用する
  • エアコンやお湯の温度設定を一定にする
  • IHクッキングヒーターの使用時間を短縮する
  • 省エネ家電を導入する
  • 太陽光発電や蓄電池を導入する

それぞれのポイントを詳しく見てみましょう。

電力会社や料金プランを見直す

オール電化に切り替えた後は、多くの方がオール電化向けの料金プランを契約します。オール電化向けの料金プランは、夜間の料金が安い代わりに、日中の料金が高いことが特徴です。

2人暮らしでそれぞれが日中に在宅している場合は、電気代が高くなる傾向にあります。

そのため、ライフスタイルに合った電力会社や料金プランを契約しましょう。電力会社のなかには、日中の電気代が割安になる料金プランを提供している会社もあります。

定期的に電力会社や料金プランを見直して、最適な料金プランに乗り換えることをおすすめします。

契約アンペア数を見直す

電気代の基本料金は契約アンペア数で決まるため、契約アンペア数の見直しを行いましょう。一例として、東京電力の契約アンペア数ごとに見た基本料金は、次のとおりです。

【東京電力の基本料金】
契約アンペア数 基本料金
10A 311円75銭
15A 467円63銭
20A 623円50銭
30A 935円25銭
40A 1,247円00銭
50A 1,558円75銭
60A 1,870円50銭

※東京電力「従量電灯B・C」より引用

2人暮らしの場合、必要なアンペア数の目安は30A~40Aです。複数の家電を同時に使う機会が少ない場合は、契約アンペア数を下げても対応できる場合があります。

ただし、消費電力のアンペア数が契約アンペア数を上回るとブレーカーが落ちてしまうため、アンペア数が不足しないように注意しましょう。

夜間電力を有効活用する

先述したとおり、一般的なオール電化向け料金プランの場合は、夜間の電気料金が割安になります。

そのため、夜間電力を有効活用することが、2人暮らしの電気代を節約するポイントです。一例として、東京電力の場合、電力料金は時間帯ごとに次のように異なります。

【東京電力スマートライフSの電力料金】
基本料金(10Aの場合) 電力量料金(1kWh)
311.75円 35.76円 27.86円
午前6時~翌午前1時 午前1時~午前6時

※東京電力「料金のご案内」より引用

1kWhあたり7.9円の差額があります。洗濯機や乾燥機、食器洗い機といった家電は、できるだけ夜間に使うといった工夫をすると、電気代を節約しやすいでしょう。

生活時間をなるべく合わせる

2人暮らしの場合、それぞれの生活時間をなるべく合わせると、電力を無駄に消費しにくくなります。以下のような方法で、電気の使い方を工夫してみましょう。

    <2人暮らしの電気代を削減するポイント>

  • エアコンを使う部屋を1ヶ所にする
  • 洗濯は一度にまとめて行う
  • 入浴や睡眠の時間帯を合わせる

このような方法を用いると、エアコンを二重で使ったり、どちらかが睡眠している時間帯に電気を使ったりすることがなくなるため、電気代を節約できます。

エコキュートを省エネモードで運用する

エコキュートを使用している場合は「省エネモード」に設定しましょう。省エネモードに設定すると、過去の使用量を学習して自動で沸き上げ量を制限するため、お湯の使い過ぎを防ぎやすくなります。

省エネモードの名称は、エコキュートのメーカーや機種によって変わります。「おまかせモード」「節約モード」と記載される場合がありますが、基本的な効果は同じです。

そのほかにも、エコキュートを使った節約方法は以下のように多いため、エコキュートを上手に活用して節電しましょう。

    <エコキュートを使った節電方法>

  • 自動保温や追い炊きではなく「高温足し湯」を使う
  • 追い炊きをせず毎日新しくお湯張りをする
  • 旅行などで不在にする場合は不在設定をする

エアコンやお湯の温度設定を一定にする

エアコンやお湯の温度設定をこまめに変更せず、一定に保つことも節電方法として有効です。設定温度と外気温の差が大きければ大きいほど、消費電力が増えるため、高額な電気代がかかってしまいます。

節電したい場合のおすすめは「自動運転モード」に設定することです。自動運転モードに設定すると、効率良くエアコンやエコキュートを運転できます。

寒い日はつい設定温度を高くしてしまいがちですが、できる限り自動運転モードを使って稼働することをおすすめします。

IHクッキングヒーターの使用時間を短縮する

IHクッキングヒーターの使用時間が長いと、電気代を多く消費してしまいます。そのため、できるだけIHクッキングヒーターを使わずに、調理する方法を選びましょう。

例えば、煮込み料理の材料を事前に電子レンジで加熱しておくと、IHクッキングヒーターで煮込む時間を減らせます。調理時間そのものを短縮させられる、圧縮鍋を使った調理もおすすめです。

省エネ家電を導入する

古い家電を使い続けている場合は、省エネ家電に買い替えると電気代を節約できます。資源エネルギー庁の発表によると、家電ごとに以下のような効果が見込めます。

【省エネ家電の効果】
家電 省エネ効果
冷蔵庫 10年前と比べて約28~35%の省エネ
照明器具 電球型LEDランプは白熱電球と比べて約86%の省エネ
エアコン 10年前と比べて約15%の省エネ
温水洗浄便座 10年前と比べて約8%の省エネ

そのほかの節電方法としては「スマート家電」の導入もおすすめです。スマート家電は、スマートフォンなどを利用して遠隔操作ができる家電です。

例えば、エアコンをつけっぱなしにして外出したことに気付いた場合は、外出先からエアコンの電源をオフにできるため、無駄な電力消費を減らせます。

太陽光発電や蓄電池を導入する

太陽光発電や蓄電器は、オール電化との相性が良い設備です。一般的なオール電化プランは日中の電気料金が割高ですが、太陽光発電を導入すると、日中は自家発電した電力を利用できます。また、余った電力は売電することも可能です。

蓄電池は、電気代が安い夜間に購入した電力をためておき、日中の電力として使用できる装置です。

非常用電源としても利用できるため、災害などで電力の供給がストップしたとしても、蓄電池にためた電気を使って普段どおりの生活を送れます。

2人暮らしでオール電化にするメリット・注意点

2人暮らしでオール電化にするメリットと注意点は、次のとおりです。

【2人暮らしでオール電化にするメリット・注意点】
メリット 注意点
  • ガス併用と比べて光熱費が安くなる場合がある
  • 光熱費を一本化できる
  • キッチンの掃除がしやすい
  • 災害時の復旧が早い
  • ガス漏れや火災のリスクが低い
  • 初期費用が高額になりやすい
  • 停電するとライフラインが使えなくなる
  • 一部の調理器具は使用できない

光熱費を節約したい方や、メンテナンスの手間を省きたい方、災害対策を万全にしたい方などには、オール電化への切り替えをおすすめします。

まとめ

シミュレーション結果によると、2人暮らしのオール電化住宅は、ガス併用住宅と比較して光熱費が安くなる可能性が高いでしょう。

【オール電化とガス併用の光熱費比較表】
オール電化 17,640円
ガス併用(都市ガス) 18,675円
ガス併用(LPガス) 24,130円

※環境省「令和二年度家庭部門のCO2排出実態統計調査」より電力使用量を正確に推計。 推計した電力使用量から、各エリア旧一

電気代を節約する方法は多く、工夫次第ではシミュレーション結果以上に節約できる可能性もあります。また、災害に備えたい方や掃除の手間を省きたい方にも、オール電化への切り替えがおすすめです。

<この記事を書いた人>
エコモ博士

RAUL株式会社 電気プラン乗換コム運営事務局
エコモ博士のエコらいふナビ

エコモは各地を飛び回って、電力・エネルギーや地球環境についてお勉強中なんだモ!色んな人に電気/ガスのことをお伝えし、エネルギーをもっと身近に感じてもらいたモ!

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エコモ博士
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省エネ性能が高い
エコキュートは、ヒートポンプ技術と呼ばれる大気熱を利用したお湯の沸き上げ方法を採用しています。この技術により、エネルギーの使用量が約1/4に抑えることが可能です。この省エネ技術により、ガス給湯器よりも光熱費が安くなります。
「オール電化に使える補助金まとめ!エコキュート・太陽光発電・リフォーム補助金を解説」記事へのリンク
補助金でお得に導入
国は省エネ・脱炭素の推進のために数々の補助金を、オール電化向けに用意しています。エコキュートであれば給湯省エネ事業、太陽光・蓄電池であれば子育てエコホーム支援事業などです。これら補助金を利用してお得にオール電化に切り替える方が増えています。
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idemitsuでんきは、出光興産が提供する電気料金プランです。オール電化住宅において最高水準に安定かつ安価な専用プランがあります。特にオール電化向けという観点では、一人暮らし~大家族まで国内で最高峰の料金構成となっている電気プランと言えます。また、EVユーザーの方も安価な深夜電気で蓄電できるためおススメです。
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