沖縄のオール電化住宅での電気代は高い?原因や安くする方法、導入すべきかを解説
沖縄県にお住まいで、昨今の電気代高騰を悩みの種にしている方は多いかもしれません。
オール電化に切り替えると、電気代にどんな影響が出るのかを気にしている沖縄県民の方もいるでしょう。
そこで今回は、オール電化住宅の電気代の平均額や、沖縄県で電気代が高騰している原因、そして電気代を安くする方法などをガス併用住宅と比較しながら解説します。
沖縄のオール電化住宅での電気代は高い?
沖縄県にお住まいで、オール電化への切り替えを検討したときに、真っ先に気になることといえば電気代への影響でしょう。
まずは、オール電化住宅の電気代の平均額や、ガス併用との光熱費の差額をご紹介します。
- オール電化住宅の電気代の平均額
- 沖縄における電気代・ガス代の平均
- 沖縄でオール電化にした場合、電気代の目安は?
<沖縄のオール電化住宅での電気代は高い?>
オール電化住宅の電気代の平均額
まずは、沖縄とそのほかの地域における、オール電化住宅の電気代を比較してみます。
【オール電化住宅の電気代の平均額】
| 地域 | 一人暮らし | 二人暮らし | 三人家族 | 四人家族 |
|---|---|---|---|---|
| 沖縄(沖縄電力) | 7,309円 | 11,151円 | 13,072円 | 14,993円 |
| 北海道(北海道電力) | 19,312円 | 31,410円 | 46,341円 | 43,973円 |
| 東北(東北電力) | 18,413円 | 27,784円 | 32,469円 | 37,155円 |
| 関東(東京電力) | 9,738円 | 15,710円 | 18,852円 | 21,994円 |
| 北陸(北陸電力) | 15,117円 | 23,692円 | 27,979円 | 32,266円 |
| 東海(中部電力) | 11,316円 | 17,634円 | 20,793円 | 23,952円 |
| 近畿(関西電力) | 9,954円 | 15,064円 | 17,619円 | 20,174円 |
| 中国(中国電力) | 11,029円 | 17,037円 | 20,040円 | 23,044円 |
| 四国(四国電力) | 13,115円 | 17,798円 | 20,860円 | 23,965円 |
| 九州(九州電力) | 8,544円 | 12,981円 | 15,199円 | 17,418円 |
※環境省「令和二年度家庭部門のCO2排出実態統計調査」より電力使用量を正確に推計。
推計した電力使用量から、各エリア旧一般電気事業者のオール電化向けプランで2025年4月時点の電気代算出。基本料金と各社燃料調整費と再エネ賦課金を含めた合計料金。
沖縄のオール電化住宅は、そのほかの地域のオール電化住宅よりも、月々に支払う電気代の平均額が安いことがわかります。
あくまでも試算結果ではありますが、一人暮らし~四人暮らしまで、すべての家族構成の電気代が、全国のそのほかの地域と比較して最安です。
沖縄における電気代・ガス代の平均
沖縄における電気代・ガス代の平均は、世帯人数ごとに次のとおりです。
【沖縄における電気代・都市ガス代の平均】
| 一人暮らし | 二人暮らし | 三人暮らし | 四人暮らし | |
|---|---|---|---|---|
| 電気代 | 6,616円 | 11,175円 | 13,397円 | 15,586円 |
| 都市ガス代 | 1,995円 | 3,202円 | 4,078円 | 4,386円 |
| 電気+ガス代 | 8,611円 | 14,378円 | 17,475円 | 19,972円 |
| 光熱費合計(灯油代含む) | 8,833円 | 14,859円 | 17,971円 | 20,410円 |
※環境省「令和二年度家庭部門のCO2排出実態統計調査」より電力使用量と都市ガス使用量を正確に推計。
推計した各使用量から、2025年4月時点の電気代と都市ガス代を算出。 基本料金と各社燃料調整費と再エネ賦課金を含めた合計料金。
後ほど詳しく比較しますが、オール電化のほうが光熱費を抑えやすいことがわかります。
【沖縄における電気代・LPガス代の平均】
| 一人暮らし | 二人暮らし | 三人暮らし | 四人暮らし | |
|---|---|---|---|---|
| 電気代 | 6,616円 | 11,175円 | 13,397円 | 15,586円 |
| LPガス代 | 5,306円 | 6,813円 | 7,835円 | 8,262円 |
| 電気+LPガス代 | 11,922円 | 17,988円 | 21,232円 | 23,848円 |
| 光熱費合計(灯油代含む) | 12,143円 | 18,470円 | 21,728円 | 24,287円 |
※環境省「令和二年度家庭部門のCO2排出実態統計調査」より電力使用量とLPガス使用量を正確に推計。推計した各使用量から、2025年4月時点の電気代とLPガス代を算出。 基本料金と各社燃料調整費と再エネ賦課金を含めた合計料金。
LPガスの光熱費はオール電化の光熱費と比べて、月々4,500円~9,000円高いことが分かります。年間で5万円~11万円の光熱費削減が見込めます。
沖縄でオール電化にした場合、電気代の目安は?
ここでは、沖縄におけるオール電化住宅の電気代について、さらに細かくご紹介します。家族構成別に、月ごとに支払う電気代の目安を見てみましょう。
【沖縄でオール電化にした場合の電気代の目安】
| 一人暮らし | 二人暮らし | 三人暮らし | 四人暮らし | |
|---|---|---|---|---|
| 1月 | 6,798円 | 10,298円 | 12,049円 | 13,799円 |
| 2月 | 6,041円 | 9,037円 | 10,535円 | 12,033円 |
| 3月 | 6,070円 | 9,087円 | 10,595円 | 12,103円 |
| 4月 | 5,425円 | 8,011円 | 9,304円 | 10,597円 |
| 5月 | 6,342円 | 9,539円 | 11,137円 | 12,736円 |
| 6月 | 7,979円 | 12,268円 | 14,412円 | 16,556円 |
| 7月 | 9,469円 | 14,752円 | 17,393円 | 20,034円 |
| 8月 | 8,982円 | 13,940円 | 16,419円 | 18,897円 |
| 9月 | 8,956円 | 13,896円 | 16,365円 | 18,835円 |
| 10月 | 8,692円 | 13,456円 | 15,837円 | 18,219円 |
| 11月 | 6,723円 | 10,175円 | 11,900円 | 13,626円 |
| 12月 | 6,234円 | 9,359円 | 10,921円 | 12,484円 |
※環境省「令和二年度家庭部門のCO2排出実態統計調査」より電力使用量を正確に推計。 推計した電力使用量から、沖縄電力のオール電化向けプランで2025年4月時点の電気代算出。 基本料金と各社燃料調整費と再エネ賦課金を含めた合計料金。
特徴的なのは、6月~10月にかけての夏季に電気代が上がることです。沖縄以外の地域は、エネルギー消費量が多い暖房器具を多用する、冬季の電気代が高騰する傾向にあります。
しかし、冬も暖かい気候が続く沖縄県では、本州などとは逆に冬季の電気代が安くなります。
沖縄でオール電化住宅の電気代が高くなる理由
沖縄でオール電化住宅の電気代が高くなる・高く感じる理由として挙げられるのは、次の4つです。
- 夏季に電気の使用量が多くなるため
- 旧式でエネルギー効率が悪いエアコンやエコキュートを使っているため
- 契約中の料金プランがライフスタイルにあっていないため
- 電気代そのものが高騰しているため
<沖縄でオール電化住宅の電気代が高くなる理由>
夏季に電気の使用量が多くなるため
沖縄県の夏季は気温が高いため、冷房による対策が必須です。そのため、ご家庭の電気代を安くするためには、エアコンを効率よく使うことが重要になります。具体的な対策については後述するため、ぜひご確認ください。
旧式でエネルギー効率が悪いエアコンやエコキュートを使っているため
旧式の電気機器はエネルギー効率が悪く、余計な電気代がかかるため注意しましょう。
資源エネルギー庁の環境ポータルサイトでは、10年前のエアコンを今どきの省エネタイプのエアコンに交換すると、約15%の省エネにつながると公表しています。
エコキュートのエネルギー効率を比較するポイントは、年間給湯保温効率です。年間給湯保温効率が0.1%上がると、年間の電気代が約1,000円も安くなるとされています。
仮に年間給湯保温効率3.0のエコキュートから4.0のエコキュートに交換すると、1年で10,000円も節約できる計算です。
契約中の料金プランがライフスタイルにあっていないため
電力自由化により新電力会社が新規参入し、電気料金プランが多様化しました。「夜間に沸かしたお湯を日中に使う」というエコキュートの特性を活かし、夜間の電気代が割安になる「オール電化向けプラン」も登場しています。
電力消費量が多い時間帯に安く使える料金プランに変更すると、電気代を削減しやすいでしょう。
電気代そのものが高騰しているため
昨今は、ロシアによるウクライナ侵攻の影響により、世界的に原油価格が上昇し、日本でも大手電力各社が電気料金を値上げしています。
特に沖縄電力の値上げ幅は大きく、2023年6月には、前月比33.3%もの大幅な値上げを行ったことも話題になりました。
オール電化は、家庭で使用するエネルギーのすべてを電力でまかなうシステムのため、電気料金高騰の影響は避けられません。
ただし、ガス代も同様の理由で値上がりしていることに留意する必要があります。
沖縄でオール電化にするメリット
沖縄でオール電化にする主なメリットは、次の3つです。
- 台風などの災害時にも安心して利用できる
- 光熱費を一元管理でき、家計管理の手間が削減される
- 今よりも光熱費が安くなる可能性がある
<沖縄でオール電化にするメリット>
台風などの災害時にも安心して利用できる
沖縄ではプロパンガスを利用しますが、台風などの強風によって安全装置が作動すると、ガスの供給が一時的にストップします。
また、ガス漏れなど、万一のトラブルにも備えなければなりません。しかし、オール電化では、沖縄電力などの電力会社が復旧作業を行うほか、そもそもガス漏れが発生するリスクもないため、災害時にも安心してインフラを利用できます。
光熱費を一元管理でき、家計管理の手間が削減される
ガス併用の場合、電気代とガス代を別々に管理して支払わなければなりません。しかし、オール電化にすると、電気代とガス代を一元化できるため、まとめて管理できます。
家計管理の手間が減ることに加えて、うっかり支払いを忘れてしまうといったミスも起こりにくくなるでしょう。
今よりも光熱費が安くなる可能性がある
ガス併用からオール電化に切り替えると、今よりも光熱費が安くなる可能性があります。
【沖縄におけるオール電化住宅とガス併用住宅の平均的な光熱費】
| 一人暮らし | 二人暮らし | 三人家族 | 四人家族 | |
|---|---|---|---|---|
| オール電化 | 7,309円 | 11,151円 | 13,072円 | 14,993円 |
| 都市ガス併用 | 8,833円 | 14,859円 | 17,971円 | 20,410円 |
| LPガス併用 | 12,143円 | 18,470円 | 21,728円 | 24,287円 |
※すべて2025年4月時点の情報
都市ガスからオール電化に切り替えると、四人家族の場合は1ヶ月あたり5,417円も安くなる計算です。
年間で65,000円を上回る節約効果が生まれるため、ランニングコストを抑えやすいでしょう。
またLPガスから切り替えた場合、月に9,294円、年間11万円以上の光熱費削減が期待できます。
沖縄でオール電化にするデメリット
沖縄でオール電化にするデメリットは、以下の3つです。
- 停電時にはすべての機能がストップする
- エコキュート導入時の初期費用が高い
- IHクッキングヒーターでは使えない調理器具がある
<沖縄でオール電化にするデメリット>
停電時にはすべての機能がストップする
台風などの影響により停電すると、すべての機能がストップします。プロパンガスを併用している場合、安全装置を解除すれば、被災時でも調理をすることは可能です。
しかし、オール電化では調理にも電力を使用するため、電気が復旧するまでの間は、調理・入浴・家電の使用などが一切できません。
災害時に備えたい場合は、家庭用蓄電池を併用するとよいでしょう。電気料金が安い夜間に充電した電力を、災害時や日中に流用できるため、電気代を抑えつつ災害対策ができます。
エコキュート導入時の初期費用が高い
エコキュート導入時にかかる初期費用の目安は、40万円~70万円と高額です。ただし、エコキュートの期待寿命は約15年であり、長期間にわたって使い続けられます。
先述したように、沖縄においては、オール電化導入後に光熱費を削減しやすいため、長い目で見ればお得になるでしょう。
ガス併用から切り替えた場合、最大で年間11万円の光熱費削減が見込めるため、4年~7年で初期費用の回収ができます。
IHクッキングヒーターでは使えない調理器具がある
オール電化導入に伴い、キッチンをガスコンロからIHクッキングヒーターに交換します。しかし、IHクッキングヒーターに使える調理器具は、原則としてIH対応と書かれているものだけです。
土鍋やアルミ、銅、陶磁器といった素材の調理器具はIHで使えないため、処分しなければなりません。
沖縄でオール電化の導入をおすすめできるケース
沖縄でオール電化の導入をおすすめできるのは、以下に該当する方です。
- 今よりも光熱費を削減したい方
- 日中は不在にしている時間が長い方
- 台風などの災害に備えたい方
- 光熱費の家計管理を楽にしたい方
<沖縄でオール電化の導入をおすすめできるケース>
沖縄のオール電化住宅で、電気代を抑える方法
沖縄のオール電化住宅で電気代を抑える方法は、主に次の2つです。
- 電力会社や料金プランを最適化する
- 冷房効率を上げる対策をする
<沖縄のオール電化住宅で、電気代を抑える方法>
電力会社や料金プランを最適化する
電力消費が多い時間帯の従量料金が安いプランなど、ライフスタイルに合った料金プランに最適化することが重要です。
例えば、沖縄電力には、夜間時間の従量料金が大幅に安くなる、オール電化向けの「Eeホームフラット」プランがあります。
【「Eeホームフラット」の料金】
| 区分 | 時間帯 | 料金単価/1kWh |
|---|---|---|
| 昼間時間 | 7時~23時 | 46.32円 |
| 夜間時間 | 23時~翌7時 | 28.79円 |
23時以降に電力を多く使うご家庭の場合は、こちらのプランを選ぶと電気代が安くなるでしょう。
電力自由化により、沖縄電力以外の新電力会社とも契約できるため、契約する電力会社や料金プランを定期的に見直すことをおすすめします。
冷房効率を上げる対策をする
沖縄県の電気代は夏季に急騰する傾向にあるため、冷房効率を上げる対策をすることも節電のポイントです。具体的には、以下のような対策が有効になります。
- 古くなったエアコンを省エネ性能が高いエアコンに買い替える
- 室外機の周りに物を置かないようにする
- 自動運転モードを利用する
- サーキュレーターを併用して冷気を循環させる
<冷房効率を上げる対策>
まとめ
沖縄県におけるオール電化住宅の電気代は、全国的に見てもっとも安い水準です。ガス併用からオール電化に切り替えると、月々の電気代が安くなる可能性が高いでしょう。
年間で最大11万円の光熱費削減は、光熱費全体が値上がりしている昨今において魅力的です。
エアコンの使い方を見直したり、最適な電力会社・料金プランを選んだりすることにより、オール電化の電気代をさらに節約しやすくなります。
エコモは各地を飛び回って、電力・エネルギーや地球環境についてお勉強中なんだモ!色んな人に電気/ガスのことをお伝えし、エネルギーをもっと身近に感じてもらいたモ!
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