エコキュートとガス給湯器のコスト比較!光熱費はエコキュートがお得!

  • 更新日:2025/06/19

省エネ性が高いエコキュートは、自治体から補助金が支給されるケースが多いこともあり、一般家庭にも広く普及しています。

一方で、ガス給湯器の性能も高まっており、コスト面ではどちらがお得なのか疑問を抱えている方が多いでしょう。

そこで今回は、エコキュートと都市ガス・プロパンガス給湯器のコストを徹底比較します。

光熱費だけでなく、初期費用やトータルコストも比較しながらどちらがおすすめかを結論づけるため、エコキュートを導入すべきかを検討する際の参考にしてみてください。

目次

光熱費の比較

まずは、月々の光熱費を比較してみましょう。結論としては、エコキュートの年間光熱費が圧倒的にお得です。

    <光熱費の比較>

  • 都市ガスの年間光熱費は61,092円~93,264円
  • プロパンガスの年間光熱費は152,298円
  • エコキュートの年間光熱費は27,276円~53,316円

なお、計算には、以下の前提条件を当てはめました。

【前提条件】
使用湯量(L) 440(3人~4人暮らし相当)
水道水温度(℃) 15
希望供給温度(℃) 40
エコキュートタンク内水温(℃) 90
エコキュート加熱能力(kW) 4.5
エコキュート消費電力(kW) 1.53
ガス給湯器号数 20
給湯ガス消費量(kcal/h) 32,300

都市ガスの年間光熱費は61,092円~93,264円

まずは3人~4人家族で都市ガス給湯器を使用した場合の年間光熱費を見てみましょう。大手ガス会社10社の料金は次のとおりです。

【都市ガスの年間光熱費比較表】
エリア 北海道 東北 東京 中部 北陸 関西 四国 中国 九州 沖縄
年間光熱費 79,248円 79,572円 65,028円 61,092円 65,028円 64,272円 78,360円 87,096円 91,500円 93,264円

※すべて原料費調整単価を含みます。基本料金は計算に含めていません。

プロパンガスの年間光熱費は152,298円

プロパンガスは、3人~4人暮らしでの関東平均の料金から計算しています。この場合、1ヶ月あたりの光熱費は12,691円です。

単純計算で12ヶ月分を掛けて年間の光熱費を計算すると、およそ年間152,298円になります。都市ガスと比較すると、約2倍の光熱費がかかる計算です。

エコキュートの年間光熱費は27,276円~53,316円

エコキュートは、3人~4人世帯での各地域の大手電力会社10社で料金を計算します。

【エコキュートの年間光熱費】
会社 北海道電力 東北電力 東京電力 中部電力 北陸電力 関西電力 四国電力 中国電力 九州電力 沖縄電力
年間光熱費 38,148円 39,288円 33,876円 50,616円 32,748円 29,052円 53,316円 36,156円 27,276円 31,596円

※すべて燃料費調整単価、再エネ賦課金を含みます。

エコキュートを利用する場合、夜間料金が安いオール電化向けプランを契約できます。夜間料金でシミュレーションすると、給湯器の年間料金は都市ガス、プロパンガスよりも安くなりました。

初期費用の比較

製品価格と工事費の2つを合計した金額が、初期費用です。都市ガス、プロパンガス、エコキュートと3つのタイプの料金比較をしてみましょう。

    <初期費用の比較>

  • 都市ガス給湯器
  • プロパンガス給湯器
  • エコキュート

一つずつ解説します。

都市ガス給湯器

都市ガス給湯器の導入にかかる初期費用は、次のとおりです。

【都市ガス給湯器の初期費用】
本体価格の目安 5万円~10万円前後
工事費の目安 5万円~10万円前後
合計の初期費用 10万円~20万円

ガス給湯器の場合、本体価格は5万円前後におさまる場合が多く、工事費も10万円未満になるケースが多いでしょう。

合計の初期費用としては20万円以内におさまる可能性が高く、後述するエコキュートの初期費用と比較すると、安く導入しやすいです。

プロパンガス給湯器

プロパンガス給湯器の導入にかかる初期費用の目安は、次の表のとおりです。

【プロパンガス給湯器の初期費用】
本体価格の目安 5万円~10万円前後
工事費の目安 5万円~10万円前後
合計の初期費用 10万円~20万円

プロパンガス給湯器の導入にかかる費用相場は、先述した都市ガス給湯器とほとんど変わりません。

本体価格は機種のグレードによっても異なりますが、安ければ10万円前後の初期費用でプロパンガス給湯器を設置できる可能性もあります。

エコキュート

エコキュートの導入にかかる初期費用の目安を見てみましょう。

【エコキュートの初期費用】
本体価格の目安 20万円~50万円
工事費の目安 20万円~30万円
合計の初期費用 40万円~80万円

エコキュートの初期費用は40万円~80万円が相場で、都市ガスやプロパンガスの初期費用と比較して、2倍以上の初期費用がかかる場合が多いでしょう。

エコキュートは本体価格が高く、ガス給湯器と比べて工事の手間もかかりやすいため、初期費用が高額になりがちです。

機種のグレードを上げたり、お湯を貯めるタンクの容量を増やしたりすると、本体価格だけで100万円以上のコストがかかる場合もあります。

ただし、現在は技術革新が進み、各メーカーの企業努力によって、お手頃な価格のエコキュートも登場しています。

総額費用の比較

光熱費と初期費用を合わせた総額費用を比較します。

【総額費用の比較表】
光熱費 初期費用 総額費用(1年目) 総額費用(10年目)
都市ガス 65,028円 100,000円 165,028円 750,280円
プロパンガス 152,298円 100,000円 252,298円 1,622,980円
エコキュート(東京電力) 33,876円 400,000円 433,876円 738,760円

光熱費を比較すると、都市ガスとエコキュートにはほとんど大きな差がありません。10年目の総額で比較すると、プロパンガスがもっとも高く、エコキュートが逆転することも分かります。

エコキュートの費用を抑えるコツは、工事費用をできるだけ安く抑えることと、オール電化向けの電気プランにすることです。

電気料金が安い新電力を契約する場合は、エコキュートの光熱費をさらに抑えられるでしょう。光熱費がもっとも安い新電力を契約する場合、10年目の総額費用で都市ガスを逆転します。

エコキュートと都市ガスはどちらがおすすめ?

エコキュートと都市ガスのどちらを選ぶべきか悩んでいる方に向けて、それぞれをおすすめできるケースをご紹介します。

    <エコキュートと都市ガスはどちらがおすすめ?>

  • エコキュートがおすすめのケース
  • 都市ガスがおすすめのケース

料金面以外のメリット・デメリットも多いため、さまざまな観点から比較して、どちらがご家庭に適しているかを検討しましょう。

エコキュートがおすすめのケース

以下に該当する方は、エコキュートの導入がおすすめです。

    <エコキュートがおすすめのケース>

  • 契約をシンプルにして、光熱費を管理しやすくしたい
  • 安全性を高めたい
  • 省エネ性や地球環境を意識した契約を結びたい
  • 夜間に電気を使う機会が多い
  • 初期費用よりもランニングコストを削減したい

エコキュートを導入してオール電化に切り替えると、電気とガスの料金を一本化できるため、光熱費の管理がしやすくなります。

オール電化向けのプランでは、夜間の電気料金が安くなるため、夜間に電気を使う機会が多いご家庭にも、エコキュートがおすすめです。

初期費用は都市ガスと比較して高くなりますが、契約する電力会社によっては、ランニングコストを大幅に削減できます。

また、調理の際にガスを使う必要がなくなるため、安全性を高められることもメリットです。引火による火災の発生や、ガス漏れによるトラブルが発生することがなく、高齢者の方や小さなお子さんと同居している方も安心でしょう。

都市ガスがおすすめのケース

都市ガスをおすすめできるケースとしては、以下の3つが挙げられます。

    <都市ガスがおすすめのケース>

  • ランニングコストよりも初期費用を削減したい
  • 日中に電気を使う機会が多い
  • 停電時の利便性を高めたい

都市ガスは、エコキュートと比較して初期費用が安いため、新築やリフォーム・リノベーションの費用を抑えたい方におすすめです。

オール電化向けのプランのように、時間帯別の割引は利きませんが、オール電化で割高になる日中に電気を使う機会が多い場合は、ランニングコストが抑えられる場合もあります。

また、停電時の利便性が高いことも、都市ガスのメリットです。エコキュートの場合、電気の供給がストップすると、貯湯タンクユニットにお湯がなければ給湯ができません。

一方で都市ガスの場合、ガスの供給が続いている限りはコンロを使えるため、停電時にも調理を続けやすいでしょう。

まとめ

エコキュートと都市ガス・プロパンガスの料金比較は、次のとおりです。

【総額費用の比較表】
光熱費 初期費用 総額費用(1年目) 総額費用(10年目)
都市ガス 65,028円 100,000円 165,028円 750,280円
プロパンガス 152,298円 100,000円 252,298円 1,622,980円
エコキュート(東京電力) 33,876円 400,000円 433,876円 738,760円

10年目の総額費用がもっとも高いのは、光熱費が高額なプロパンガスです。エコキュートは初期費用が高額ですが、オール電化向けのプランを選ぶと光熱費を削減しやすく、10年目の総額費用で都市ガスを逆転する可能性があります。

また、エコキュートと都市ガスのメリット・デメリットは、以下のとおりです。

【エコキュートと都市ガスのメリット・デメリット】
エコキュート 都市ガス
メリット
  • 契約がシンプルになり、光熱費の管理しやすくなる
  • 割引の適用で光熱費を抑えられる
  • 安全性が高まる
  • 省エネになる
  • 設備を交換する際の初期費用を抑えられる
  • どの時間帯に使っても光熱費が変動しない
  • 停電が発生しても調理などはそのままできる
デメリット
  • 初期費用が高額になる
  • 昼間は光熱費が割高になる
  • 停電時に使用できなくなる
  • 火災やガス漏れなど安全面でのリスクがある
  • 契約が二重になるため光熱費を管理しにくい
  • 時間帯別の料金割引を適用できない

エコキュートと都市ガスには、それぞれ異なるメリットとデメリットがあります。料金比較だけではなく、安全面などそのほかの要素でも両者を比較しながら、どちらを選ぶか検討しましょう。

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お得なエコキュートに切り替えたい方は、複数業者で比較しないと損をしやすいです。

最大3社の地元施工店で比較検討をすることで、初期費用を抑えながら質の高い施工でエコキュートの導入が可能になります。

また、太陽光や蓄電池も導入するとさらなる光熱費削減が可能になります。

<この記事を書いた人>
エコモ博士

RAUL株式会社 電気プラン乗換コム運営事務局
エコモ博士のエコらいふナビ

エコモは各地を飛び回って、電力・エネルギーや地球環境についてお勉強中なんだモ!色んな人に電気/ガスのことをお伝えし、エネルギーをもっと身近に感じてもらいたモ!

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エコモ博士
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プロパンと比較して年間10万円お得
オール電化家庭はガスの代わりに電気を使用します。ガス代が無くなる一方で、当然電気代は増加します。しかし、光熱費全体で見たときに、電気代に一本化することがかなりお得になるケースがあります。太陽光や蓄電池なしでも十分な光熱費削減が期待できます。
「エコキュートとガス給湯器のコスト比較!光熱費はエコキュートがお得!」記事へのリンク
省エネ性能が高い
エコキュートは、ヒートポンプ技術と呼ばれる大気熱を利用したお湯の沸き上げ方法を採用しています。この技術により、エネルギーの使用量が約1/4に抑えることが可能です。この省エネ技術により、ガス給湯器よりも光熱費が安くなります。
「オール電化に使える補助金まとめ!エコキュート・太陽光発電・リフォーム補助金を解説」記事へのリンク
補助金でお得に導入
国は省エネ・脱炭素の推進のために数々の補助金を、オール電化向けに用意しています。エコキュートであれば給湯省エネ事業、太陽光・蓄電池であれば子育てエコホーム支援事業などです。これら補助金を利用してお得にオール電化に切り替える方が増えています。
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