三人暮らしの平均他の光熱費は？季節・エリア別にご紹介！

各ご家庭が支払っている家計の支出総額の水準については、総務省統計局の「家計調査（統計法により指定されている基幹統計）」に目安が記されております。また「家計調査」の中には光熱費に関するデータも含まれており、その数値を抽出することで他の光熱費の平均的な水準を把握することができます。

ただし補足として、「家計調査」は日本の全世帯に対する調査ではなく、ある一定の数のご家庭などから取得したデータを元に、日本全体の数値を推定したものであるため、厳密には正確な平均値ではありません。しかし、国内に存在するデータの中では最高水準の正確性と信頼性を持っていると考えられます。

このように厳密な平均値ではないものの、当サイトでは家計調査による2023年12月~2024年11月のデータを参考に推計し、三人暮らしの平均他の光熱費を整理しております。また、物価の上下等によっても光熱費の実質的な負担割合が変わってきますので、食費や生活雑貨、家賃などの諸々の家計全体の支出に対する他の光熱費の割合も整理しております。

なお過去のデータを参照されたい方は、2004年以降の直近20年間の三人暮らしの他の光熱費をコチラに整理しておりますのでご参考ください。

データを参照するところによると、三人暮らしの他の光熱費平均は1,314円という結果になりました。三人暮らしにおける平均的な家計の支出総額は312,567円であり、そのため他の光熱費が家計に占める割合は0.42%となります。皆様の支払っている他の光熱費が平均と比較して、どの程度の水準であるか把握する材料になりましたら幸いです。

三人暮らしにおける季節別の平均他の光熱費、冬の利用量が多くなる傾向に

前述の通り、三人暮らしの平均他の光熱費は1,314円となりますが、これは日本全体の年間を通しての統計的な推計値となります。ただ、実際には季節や地域によって他の光熱費の水準は大きく異なってきますので、それらのデータも参照することで、より正確に皆様が支払っている他の光熱費の水準を測ることができます。

まずは季節別のデータですが、気象庁およびNHKでは春を3～5月、夏を6～8月、秋を9～11月、冬を12～2月の期間と区分しております。その定義に合わせると、三人暮らしでの春の平均他の光熱費は1,290円、夏では241円、秋では627円、冬では2,228円といった結果になりました。最も他の光熱費を多く支払っている季節は冬、一方で最も他の光熱費の支払いが少ない季節は夏ということが分かります。

	他の光熱費	家計の支出平均額	他の光熱費が家計に占める割合
春(2024年3月~2024年5月平均)	1,290円	277,647円	0.46%
夏(2024年6月~2024年8月平均)	241円	261,682円	0.09%
秋(2024年9月～2024年11月平均)	627円	267,701円	0.23%
冬(2023年12月~2024年2月平均)	2,228円	270,576円	0.82%

月別の他の光熱費

	他の光熱費
2024年1月	2,796円
2024年2月	2,421円
2024年3月	2,332円
2024年4月	976円
2024年5月	561円
2024年6月	280円
2024年7月	235円
2024年8月	207円
2024年9月	347円
2024年10月	343円
2024年11月	1,192円
2023年12月	1,467円

三人暮らしにおけるエリア別の平均他の光熱費、北海道地方が支払額トップ！

他の光熱費はエリアによっても平均的な支払額の水準が異なってきます。ここでは、各地方別の他の光熱費のコスト構造を算出しております。月あたりの平均コストとしては、三人暮らしで最も他の光熱費を多く支払っている地域は北海道地方、一方で最も他の光熱費の支払いが少ない地域は沖縄地方という結果になりました。詳細については下記表に整理しておりますのでご参考ください。

	他の光熱費(三人暮らし)	ランキング	家計の支出平均額	他の光熱費が家計に占める割合
全国	1,314円	--	312,567円	0.42%
北海道	6,521円	1位	249,491円	2.61%
東北	3,612円	2位	247,859円	1.46%
関東	689円	7位	279,846円	0.25%
北陸	1,766円	3位	278,219円	0.63%
中部	853円	5位	262,793円	0.32%
関西	492円	9位	267,106円	0.18%
中国	853円	5位	246,329円	0.35%
四国	1,226円	4位	250,652円	0.49%
九州	659円	8位	247,080円	0.27%
沖縄	383円	10位	210,463円	0.18%

三人暮らしにおける都道府県別の平均他の光熱費、青森県が支払額トップ！

前述の通り、エリアによって他の光熱費の水準は異なってきますが、ここではより細かく、都道府県別のデータを算出いたします。結果として、三人暮らしで最も他の光熱費を多く支払っている都道府県は青森県、一方で最も他の光熱費の支払いが少ない都道府県は沖縄県という結果になりました。こちらも、下記の通り他の光熱費の平均値を一覧表に整理しておりますのでご参考ください。

	他の光熱費	ランキング	家計の支出平均額	他の光熱費が家計に占める割合
全国	1,314円	--	312,567円	0.42%
北海道	5,386円	3位	262,449円	2.05%
青森県	6,301円	1位	228,251円	2.76%
岩手県	3,692円	4位	264,002円	1.4%
宮城県	1,406円	12位	240,460円	0.58%
秋田県	6,132円	2位	245,455円	2.5%
山形県	2,440円	5位	253,008円	0.96%
福島県	1,696円	9位	280,478円	0.6%
茨城県	1,326円	13位	281,244円	0.47%
栃木県	1,009円	17位	301,005円	0.34%
群馬県	888円	19位	271,257円	0.33%
埼玉県	242円	42位	274,491円	0.09%
千葉県	240円	43位	224,228円	0.11%
東京都	151円	46位	299,849円	0.05%
神奈川県	179円	45位	283,216円	0.06%
新潟県	1,551円	11位	259,566円	0.6%
富山県	1,738円	8位	283,985円	0.61%
石川県	1,584円	10位	284,562円	0.56%
福井県	1,888円	7位	251,959円	0.75%
山梨県	1,130円	16位	239,862円	0.47%
長野県	2,106円	6位	281,562円	0.75%
岐阜県	974円	18位	288,788円	0.34%
静岡県	302円	38位	249,445円	0.12%
愛知県	262円	40位	272,682円	0.1%
三重県	1,158円	14位	302,421円	0.38%
滋賀県	492円	28位	269,437円	0.18%
京都府	273円	39位	265,767円	0.1%
大阪府	184円	44位	238,741円	0.08%
兵庫県	244円	41位	238,299円	0.1%
奈良県	577円	25位	281,824円	0.2%
和歌山県	796円	20位	242,016円	0.33%
鳥取県	1,144円	15位	221,576円	0.52%
島根県	796円	20位	241,831円	0.33%
岡山県	482円	29位	268,121円	0.18%
広島県	412円	32位	258,689円	0.16%
山口県	567円	26位	231,288円	0.25%
徳島県	424円	31位	272,062円	0.16%
香川県	786円	22位	250,114円	0.31%
愛媛県	748円	23位	214,777円	0.35%
高知県	451円	30位	249,201円	0.18%
福岡県	330円	36位	263,736円	0.13%
佐賀県	396円	35位	224,202円	0.18%
長崎県	497円	27位	242,395円	0.21%
熊本県	323円	37位	231,135円	0.14%
大分県	411円	33位	271,431円	0.15%
宮崎県	628円	24位	246,569円	0.25%
鹿児島県	406円	34位	255,964円	0.16%
沖縄県	75円	47位	223,034円	0.03%

三人暮らしにおける他の光熱費以外の光熱費は？

当サイトでは、他の光熱費以外の光熱費の平均額も整理し皆様にご案内差し上げております。それら光熱費の水準を知りたい方におかれましては、下記リンクより当該ページをご覧ください。

• 三人暮らしの平均電気代
• 三人暮らしの平均ガス代
• 三人暮らしの平均水道代

まとめ

本ページでは2023年12月~2024年11月の家計調査データを参考に、三人暮らしの他の光熱費について分析し、それら情報を整理の上で一覧化しております。また光熱費の削減をご希望の方におかれましては、お得な料金プランの調査結果を別ページにて整理しております。

電気代を削減したい方はコチラ、都市ガス代を削減したい方はコチラ、LPガス代を削減したい方はコチラをご参考いただけますと幸いです。