エコキュートを購入する際にローンは使える?種類やメリット・デメリットをご紹介

  • 更新日:2026/04/09

エコキュートは、空気の熱を利用してお湯を沸かす効率的な給湯器です。災害時の備えとしても役立つため、地震や台風への備えを強化したい方からも注目されています。一方で、エコキュートの導入には数十万円程度の資金が必要です。そのため、ローンを利用してエコキュートを導入したいとお考えの方も多いでしょう。

この記事では、エコキュート購入時に使えるローンの種類やローンを利用してエコキュートを購入するメリット・デメリットをご紹介します。エコキュート購入費用を抑える具体策にも触れるので、できるだけコストを抑えてエコキュートを導入したいとお考えの方は、最後までじっくりとご覧いただければ幸いです。

目次

エコキュートの購入でローンは使える

エコキュートの導入費用は、本体価格と工事費を合わせて約40万円~70万円が目安です。物価高が続いている昨今、これだけの金額を一括で支払うのは難しいという方も多いでしょう。しかし、ローンを利用すれば、エコキュートがぐっと身近な存在になるはずです。

まずは、エコキュートのローンが適用される範囲とローンの利用が向いているケースをご紹介します。

設置工事込みでもローン利用は可能

エコキュートの導入費用は「本体価格」と「工事費」に分かれます。多くのエコキュートは設置工事費込みで販売されており、この場合は工事費も含めてローンを利用できます。また、新しくエコキュートを導入する場合だけでなく、故障や劣化によりエコキュートを交換する際にかかる費用も、ローンの対象となり得ます。

エコキュートをローンで購入する場合は、次のようなローンを利用できる可能性があります。

<エコキュートの購入時に利用できるローンの種類>

  • 銀行のリフォームローン、フリーローン
  • 信販会社のショッピングローン
  • 家電量販店による独自ローン
  • 不動産会社やリフォーム会社によるリフォームローン

ローンの種類ごとに審査基準や金利が異なります。契約前に特徴を確認し、自分に合ったローンを選びましょう。

ローンが向くケース

以下のようなケースでは、ローンの利用が向いています。

<エコキュートの購入でローンが向くケース>

  • 急な故障で買い替えが必要になったとき
  • 現金を使い切らずに貯金を残したいとき
  • 補助金が入金されるまでの間に現金が不足しそうなとき
  • クレジットカードのショッピング枠が埋まっているとき など

エコキュートは15年前後で寿命を迎えるとされています。エコキュートが故障するとお湯が出なくなり、入浴や調理などの日常生活に支障をきたします。「急な出来事で買い替えの資金を用意できない」「クレジットカードのショッピング枠が埋まっていてエコキュートを購入できない」といったケースでは、ローンの利用が向いています。

また、教育費や将来の備えとして現金を残しておきたい場合や補助金の入金時期との兼ね合いで現金が不足しそうな場合も、ローンを利用してエコキュートを購入すると良いでしょう。国や自治体の補助金は、工事完了から数ヶ月後に入金されるケースが多いため、一時的な立て替え策としてローンを利用する方も多いです。

エコキュートの購入でローンを利用するメリット

現金一括払いのメリットは「金利がかからない」ことです。しかし、ローンにはそれ以上に「安心感」や「柔軟性」というメリットがあります。ここでは、エコキュートの購入でローンを利用するメリットを、3つのポイントから解説します。

まとまった初期費用を抑え、貯蓄や生活防衛資金を残せる

ローンを利用する最大のメリットは、まとまった初期費用の支出を抑え、貯蓄や生活防衛資金を残せることです。40万円~70万円といった出費は、万が一の病気や災害に備えた生活防衛資金を削ることになりかねません。ローンを活用すれば、手元に現金を残しながら省エネ設備を導入でき、精神的な余裕も生まれます。

返済回数を調整でき、家計に合わせた計画が立てやすい

返済回数を調整でき、月々の返済額を無理のない金額に抑えられることもメリットです。仮にエコキュートの導入に70万円がかかったとしても、返済期間を10年間(返済回数120回)に設定できれば、月々の返済額を6,000円以下に抑えられます。(※金利の計算は含まない)

また、ローンの申し込み先によっては、ボーナス払いの併用など柔軟な返済方法に対応している場合があります。現在の収入だけでなく、出産費用や教育資金など将来の支出予定に合わせて無理のない返済計画を立てられることが、ローンならではの魅力です。

条件次第で手数料負担が小さくなる

高額な手数料がかかることを理由に、できるだけローンの利用を避けたいと考える方も多いでしょう。たしかに、エコキュートのように高額な商品を購入したり、返済期間が長くなったりする場合は、手数料が高額になりがちです。しかし、条件次第では、手数料負担を抑えてローンでエコキュートを導入できます。

特に住宅ローンやリフォームローンは金利が低い場合が多く、返済期間中の金利負担を軽減できます。エコキュートの設置により電気代を節約できれば、差額分で金利を相殺できる可能性もあるでしょう。さらに、タイミングによっては「無金利キャンペーン」を利用できるケースもあり、必ずしも手数料がかかるとは限りません。

エコキュートの購入でローンを利用するデメリット

ローンには先述したようなメリットがある一方で、利用前に知っておくべきデメリットもあります。ローンは借入の一種であり、避けられない注意点があることも事実です。エコキュートの購入を後悔しないように、以下の4つのポイントを確認しておきましょう。

金利・手数料が上乗せされ、総支払額が増える

ローンの最大のデメリットは、エコキュートの購入費用に金利・手数料が上乗せされることです。年利2%~5%程度の低金利であっても、返済期間が長くなるほど総支払額は増え、現金一括払いと比べて負担が大きくなります。月々の返済額の安さだけに目を向けず、最終的にいくら支払うことになるのか、購入前にシミュレーションを行いましょう。

審査がある

ローンを利用するには、審査を通過しなければなりません。審査では、年収や勤務先の信用度、勤続年数などが確認されます。年収が基準に満たない場合や転職直後の場合、自営業・フリーランスの方は、審査に通過しにくい傾向があります。

また、信用情報機関への照会が行われる可能性もあります。他社からの借入額が多いと判断された場合や住宅ローンやクレジットカードの滞納歴が確認された場合は、審査が不利に傾くことが多いです。審査に通らなければローンを組めないため、現金やクレジットカードで購入する必要があります。

返済中の故障リスクがある

エコキュートの寿命は15年程度といわれています。これはあくまで目安であり、使用環境が悪かったり、必要なメンテナンスを怠ったりすると、15年を待たずに故障する可能性もあるでしょう。その場合、ローン返済中であるにもかかわらず、修理や買い替えを迫られます。

たとえば10年ローンを組み、8年目に重大な故障が発生した場合は、ローン残債の返済と故障修理費(または買い替え費用)を二重で支払わなければなりません。こうしたリスクを抑えたい場合は、メーカー保証が手厚い機種を選ぶ、または販売店の延長保証を付けることをおすすめします。

ローン対応の施工店が限られる

すべての施工店がローンに対応しているわけではありません。ローン対応の施工店は限られるため、特定の施工店の利用にこだわっている場合は、現金やクレジットカードでの購入を求められることがあります。

特に「格安」を売りにする小規模店舗では、現金一括払いのみで販売するケースも少なくありません。購入申し込み後のトラブルを避けるためにも、事前に提携ローンの有無を確認しましょう。どうしてもローンを利用したい場合は、ローンに対応している施工店から購入する必要があります。

費用を抑える具体策

エコキュートをローンで購入すれば、高額な初期費用を支払う必要がなくなるほか、月々の返済額も抑えられます。しかし、本当に大事なのは支払い総額です。元となる購入金額を抑えれば、利息を含めたトータルコストを大幅に削減できます。ここでは、費用を抑えて賢くエコキュートを購入する具体策を3つご紹介します。

複数社で見積もりを取る

エコキュートの販売価格は、販売店や施工店によって大きく異なるため、購入時には必ず複数社で見積もりを取りましょう。同じメーカー・同じ機種でも、店舗によって販売価格が数万円単位で変わる可能性があります。相見積もりを取った後は、次の点に注目しましょう。

<見積もりを比較する際のポイント>

  • すべての工事費用が見積もりに含まれているか
  • 延長保証を無料で付帯できるか
  • 古い給湯器の撤去費用や処分費用が見積もりに含まれているか

業者によっては、見積もりに記載された「標準工事費」に加えて、別途「追加工事費」を請求する場合があります。古いガス給湯器などの撤去費用や処分費用も同様です。これらの費用が別途発生すると、見積もり金額以上の請求となり、トータルコストが割高になることがあります。

型番で比較をする

エコキュートの型番は、最新の高性能モデルから、販売価格が割安な廉価版モデルまでさまざまです。まずはメーカーの公式サイトなどで情報収集し、容量や機能を比較しましょう。不要な機能が省かれた機種を選べば、無駄なコストを削減できます。

また、発売から数年が経過した「型落ち品」は、最新モデルより割安で購入できる可能性が高いです。スマホでイメージするとわかりやすいですが、型落ち品でも重要な機能や性能に大差がないケースは少なくありません。最新モデルにこだわりがなければ、あえて型落ち品を狙うのも一つの手です。

補助金・自治体支援を活用する

政府は地球温暖化対策に向けた取り組みに力を入れており、太陽光発電システムやエコキュート、蓄電池の導入に対する補助制度・助成制度を用意しています。受け取った補助金や助成金は、原則として返還する必要がありません。制度を上手に活用すれば、数十万円単位のコスト削減につながる可能性があります。

ただし、補助金や自治体支援を利用するには、厳格に定められた条件を満たす必要があります。条件は制度によって異なり、「着工前に申請すること」「一定以上の性能を有すること」などさまざまです。事前に条件を細かく確認し、確実に補助金・自治体支援を活用できるエコキュートを購入しましょう。

まとめ

エコキュートを購入する際は、本体価格だけでなく工事費も含めてローンを利用することが可能です。エコキュート購入にローンを利用するメリット・デメリットを一覧にまとめました。

【エコキュートの購入にローンを利用するメリット・デメリット】

メリット デメリット
・まとまった初期費用を抑え、貯蓄や生活防衛資金を残せる
・返済回数を調整でき、家計に合わせた計画が立てやすい
・条件次第で手数料負担が小さくなる
・金利・手数料が上乗せされ、総支払額が増える
・審査がある
・返済中の故障リスクがある
・ローン対応の施工店が限られる

ローンには金利・手数料が上乗せされます。しかし、エコキュートの導入によって光熱費を削減できれば、差額分で金利・手数料を相殺できる可能性もあります。また、国や自治体の補助金・助成金を利用したうえでローンを組むことも可能です。お得な制度を見逃さず、エコキュート導入の準備を進めましょう。

<この記事を書いた人>
エコモ博士

RAUL株式会社 電気プラン乗換コム運営事務局
エコモ博士のエコらいふナビ

エコモは各地を飛び回って、電力・エネルギーや地球環境についてお勉強中なんだモ!色んな人に電気/ガスのことをお伝えし、エネルギーをもっと身近に感じてもらいたモ!

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オール電化・ガス併用を比較したい方
「オール電化家庭とガス併用家庭を徹底比較!電気代・ガス代などの光熱費の違いと節約術」記事へのリンク
プロパンと比較して年間10万円お得
オール電化家庭はガスの代わりに電気を使用します。ガス代が無くなる一方で、当然電気代は増加します。しかし、光熱費全体で見たときに、電気代に一本化することがかなりお得になるケースがあります。太陽光や蓄電池なしでも十分な光熱費削減が期待できます。
「エコキュートとガス給湯器のコスト比較!光熱費はエコキュートがお得!」記事へのリンク
省エネ性能が高い
エコキュートは、ヒートポンプ技術と呼ばれる大気熱を利用したお湯の沸き上げ方法を採用しています。この技術により、エネルギーの使用量が約1/4に抑えることが可能です。この省エネ技術により、ガス給湯器よりも光熱費が安くなります。
「オール電化に使える補助金まとめ!エコキュート・太陽光発電・リフォーム補助金を解説」記事へのリンク
補助金でお得に導入
国は省エネ・脱炭素の推進のために数々の補助金を、オール電化向けに用意しています。エコキュートであれば給湯省エネ事業、太陽光・蓄電池であれば子育てエコホーム支援事業などです。これら補助金を利用してお得にオール電化に切り替える方が増えています。
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