「エコキュートが水漏れしているかも?」と思った時のチェック方法|すぐできる応急処置も
エコキュートを利用していると「これって水漏れしている?」と不安を感じる瞬間があります。場合によっては明らかな水漏れがあり、どのように対応すると良いか悩んでいる方もいるかもしれません。
この記事では、エコキュートが水漏れしているか確認する方法を解説します。また、水漏れを放置するとどうなるのか、故障する原因は何なのかなど、エコキュートの故障に関するよくある疑問にもお答えします。
エコキュートが水漏れしているかの確認方法
エコキュートから水が出ていても、正常な排水であれば問題ありません。まずは水漏れの原因が故障なのか、それとも排水なのかをチェックしましょう。
エラーコードが出ていないかチェック
まずは給湯リモコンをチェックして、エラーコードが表示されているか調べましょう。エコキュートが故障した場合、不具合の内容を伝えるエラーコードが表示される場合が多いです。
エラーコードの詳細は取扱説明書などに記載されています。表示されたエラーコードを説明書のコードと照らし合わせて、説明書に記載されている対処法を試しましょう。
お湯を出してみる
エコキュートからお湯が出ない場合は、給湯配管に何らかの問題が生じている可能性が高いです。このケースでは、給湯配管から水漏れが生じていると考えられます。出したお湯が水に変わってしまう場合も、給湯配管から水が漏れている可能性があります。
配管・タンク回りを目視チェック
配管の下が濡れている場合は、配管もしくは配管の接続部から水漏れしている可能性が高いです。配管回りは高温になりやすく、やけどの恐れがあります。自分で修理するのは避け、業者に点検を依頼しましょう。
タンク周りの水漏れは、正常な排水でも発生する場合があります。ただし、常に水漏れが発生している場合は、故障の可能性が高いです。このケースでは業者への修理の依頼をおすすめします。
水道メーターを確認する
水道代が高いなどの異常を感じた場合は、水道メーターを確認しましょう。すべての水を止めても水道メーターが動くならば、どこかで水漏れが起きている可能性が高いです。
エコキュートの水漏れを放置するとどうなる?
エコキュートの水漏れを放置すると、どう困るのか疑問を感じている方もいるでしょう。ここでは、放置が原因で引き起こされる具体的なリスクを4つご紹介します。
お湯が出なくなる
エコキュートで水漏れが発生すると、お湯が出なくなりがちです。エコキュートはタンク内でお湯を沸かし、水道水と混ぜて適温のお湯を作ります。水漏れが発生すると、タンク内にお湯を貯められずに、お湯が出なくなる場合があるのです。
お湯の温度が不安定になる
配管の途中で水漏れすると、安定した温度のお湯が出なくなります。お湯がすぐ水に変わったり、設定した温度のお湯が出なくなったりした場合は、水漏れを疑いましょう。
水道・電気代が高くなる
水漏れは水の無駄遣いを意味します。漏れた分だけ水道代が高くなるほか、漏れた分のお湯を沸かし直す際に、余計な電気代がかかる可能性もあるのです。
故障につながる可能性も
エコキュート内部の電気系統に水がかかると、漏電やショートに代表される深刻な故障につながる可能性もあります。エコキュートの寿命を延ばすためにも、水漏れが発生した際はすぐに修理すべきです。
エコキュートが水漏れしていた場合の応急処置
エコキュートの水漏れを確認した場合は、自分でできる範囲の応急処置を行い、専門業者に修理を依頼しましょう。ここでは、応急処置の具体的な方法を3つご紹介します。
電源を切る
水漏れを見つけた場合や、水漏れの可能性を感じた場合は、まずエコキュートの電源を切ってください。エコキュートの電源を切ると、漏電や感電のリスクを避けられます。まずはエコキュートのリモコンの電源を切り、次に漏電ブレーカーを落としましょう。最後にコンセントを抜くと、安全な状態を確保できます。
止水栓を止める
エコキュートの本体下部にあるパネルを取り外して、エコキュートの止水栓を止めてください。止水栓を止めると、貯湯ユニットへの水漏れを防ぎ、水道の無駄遣いを無くせます。
【注意】配管などを自分で触るのはNG
たとえ水漏れの箇所を特定できたとしても、配管を分解したり、無理に締め直したりするのはNGです。パッキンなどのパーツを損傷させてしまい、水漏れが悪化する可能性があります。
また、エコキュートのユーザーが勝手に配管を触ると、保証期間内だとしても無償修理の対象外となる可能性もあります。自体が悪化しないように、「電源を切る」「止水栓を止める」の2点を行った後は、業者に点検と修理を任せましょう。
エコキュートが水漏れしていた場合の対処法
エコキュートの水漏れを発見した場合の対処法は、ここでご紹介する2つです。原則として、応急処置を終えた後は、専門の業者に修理を依頼しましょう。
水漏れ箇所をできる限り特定する
専門の業者に修理を依頼する前に、水漏れが発生している箇所をできる限り特定してください。状況を正確に伝えると、業者はスムーズかつ的確に修理しやすくなります。
水漏れが起こりやすい箇所は「ヒートポンプ」「タンク下の配管」「本体の側面」などです。エコキュートのメーカーと型番を伝えると、さらにスムーズに修理を進めやすくなるでしょう。エラーコードが表示された場合はその内容を、水漏れの量が「滴る程度」か「流れ出ている」かについて伝えるのもポイントです。
専門の業者に連絡する
水漏れ箇所を特定し、応急処置を終えた後は、専門の業者に連絡してください。基本的には、エコキュートの取扱説明書に記載されているメーカーの相談窓口に連絡すればOKです。保証期間内の場合、メーカーによる無償修理を受けられる可能性もあります。
保証期間が過ぎている場合や、メーカーによるサポートが終了している場合は、エコキュートを購入・設置した販売店に連絡しましょう。メーカーや販売店が対応できない場合は、お住まいの地域でエコキュートの修理に対応する業者をインターネットで調べて、水漏れ修理に出張対応が可能か問い合わせてください。
エコキュートの水漏れ修理にかかる費用
エコキュートの修理にかかる費用は、水漏れの原因や故障個所によって異なるため、一概には言えません。故障の内容ごとに見た修理費用の目安は次のとおりです。
| 故障の内容 | 修理費用の目安 |
| 配管回りの故障 | 10,000円~20,000円 |
| 一般的な水漏れ | 15,000円~70,000円 |
| ヒートポンプユニットの故障 | 50,000円~200,000円 |
保証期間内の場合、無償修理の対象となる可能性があります。
なお、エコキュートを買い替える場合の費用相場は40万円~60万円前後です。エコキュートの寿命は10年~15年前後と言われています。10年以上使ったエコキュートから水漏れが発生した場合、修理しても比較的短期間で別の箇所が故障する可能性があります。寿命が近い場合は、修理ではなく買い替えも視野に入れると良いでしょう。
エコキュートの水漏れ修理にかかる期間
エコキュートの水漏れ修理にかかる期間は、専門業者の到着後、数時間~半日程度です。即日対応が可能な業者に依頼すると、当日中に入浴できる可能性も高いでしょう。
ただし、部品の取り寄せが必要な場合や、メーカーによる即日対応が受けられない場合は、数日~2週間程度の修理期間を要する可能性があります。まずはメーカーや専門業者に問い合わせを行い、すぐに修理を受けられるか確認しましょう。
エコキュートが水漏れする原因
エコキュートが水漏れする原因はさまざまです。特に多い原因としては、次の6点を挙げられます。
<エコキュートが水漏れする原因>
- エコキュートの寿命がきた
- エコキュートを長時間、放置した
- 凍結によって損傷してしまった
- メンテナンス不足だった
- 配管が詰まっていた
- エコキュートを動かしてしまった
ここでは、それぞれの原因の詳細を解説します。
エコキュートの寿命がきた
エコキュートの寿命の目安は10年~15年です。使用環境やメンテナンス状況によっても異なりますが、一般的には使用開始から10年以上が経過すると故障リスクが高くなります。平均寿命を超過した後に水漏れが発生した場合は、エコキュートが寿命を迎えたと考えるのが自然でしょう。
また、製造から10年以上が経過したエコキュートは、メーカーの保守部品の製造が終了している可能性があります。修理部品が手に入らない場合は修理ができず、本体を交換するほかに選択肢がありません。
エコキュートを長時間、放置した
エコキュートを長時間・長期間にわたり放置した後、久しぶりに稼働させると、水漏れが発生する場合があります。この場合の原因として多いのは、内部の減圧による水量調整です。水漏れの箇所が水抜き栓の場合、故障ではなく、以前と同じようにエコキュートを使用できる可能性が高いでしょう。
単身赴任や旅行などでしばらくエコキュートを使わなくなる場合は、出発する前に貯湯タンクの水抜きを行いましょう。ひと手間をかけるだけで、エコキュートを再稼働させた際の水漏れを予防できます。水抜きの方法は、エコキュートの取扱説明書や、メーカーのホームページから調べられます。
凍結によって損傷してしまった
寒冷地にお住まいの場合は、配管の凍結が原因で水漏れが発生するケースも多いです。凍結した箇所が破裂し、そこから水漏れが生じる場合があります。凍結のリスクがある場合は、配管に保温材や遮光テープを巻き付けるといった対策を事前に講じると効果的です。
凍結を確認した場合は、配管を布で覆ってから、人肌程度に冷ましたお湯を少しずつかけて溶かしてください。熱湯をかけるなどの行為はNGです。配管にダメージを与えてしまい、状況が悪化するおそれがあります。
メンテナンス不足だった
メンテナンス不足も、エコキュートが水漏れする原因のひとつです。特に貯湯タンクのメンテナンス不足は水漏れの原因になりやすく、注意しなければなりません。
貯湯タンクに貯まる水道水には、微量の不純物が含まれます。貯湯タンクのメンテナンスを怠ると、不純物が貯湯タンク内に溜まり、詰まりや水漏れの原因となるのです。
貯湯タンクや配管、フィルターといった箇所は、自分自身でもメンテナンスできます。エコキュートの水漏れを防ぎ、本体の寿命を延ばせるように、定期的にメンテナンスを行いましょう。
配管が詰まっていた
エコキュートの配管が詰まると、水流が悪化して接続部分への圧力が上昇し、わずかな隙間から水漏れが発生する場合があります。
配管が詰まる原因として多いのは、砂埃や落ち葉などの混入です。定期的にメンテナンスを行い、ゴミを除去して配管の詰まりを防ぎ、水漏れを予防しましょう。
エコキュートを動かしてしまった
エコキュートの設置場所を変えるなどして、エコキュートを動かすと、水漏れが発生する場合があります。エコキュートを動かす際にホースが外れたり、配管が歪んだりした結果、水漏れが生じるのです。
移動した直後は正常に稼働していたとしても、徐々に圧力が増して水漏れにつながる場合もあります。「稼働音がうるさい」「見た目をスッキリさせたい」などの理由でエコキュートを移動させる場合は、必ず専門業者に作業を依頼しましょう。
まとめ
エコキュートの水漏れを放置すると「お湯が出なくなる」「水道・電気代が高くなる」といった問題が生じる場合があります。故障につながり可能性もあり、水漏れを放置すべきではありません。
水漏れを確認した際は、できる範囲で水漏れの箇所を確認したうえで、専門業者に修理を依頼しましょう。即日対応が可能な場合、修理にかかる時間は数時間~半日程度です。
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