エコキュート交換にかかる費用・時間は?当日の流れや前日までにしておくことを紹介

  • 更新日:2026/03/19

エコキュートはオール電化住宅に欠かせない機器ですが、消耗品である以上、突然の故障に見舞われる可能性があります。将来的にエコキュートの交換が必要になった場合、どのくらいの費用がかかるのかが分からず、エコキュートの導入を躊躇している方もいるでしょう。

この記事では、エコキュート交換にかかる費用や時間の目安について分かりやすく解説します。当日の流れや前日までにしておくと良いこともご紹介するため、参考にしていただければ幸いです。

目次

エコキュートの寿命がきたら交換可能?

エコキュートの平均寿命は10年~15年程度とされています。エコキュートは業者に依頼すると交換でき、省エネモデルへのアップグレードも可能です。エコキュートの交換により、電気代を大幅に削減できる可能性もあるため、適切なタイミングで交換を依頼しましょう。

エコキュートが交換時期を迎えると、次のようなサインが見られるようになります。

<エコキュートの交換時期を知らせるサイン>

  • お湯が出なくなる
  • 温度調整が効かなくなる
  • 異音がする
  • モニターにエラーコードが表示される

このようなサインを見落とさずに早めに点検を依頼すれば、「水が出なくなる」といった深刻なトラブルを防ぎ、スムーズに交換対応ができます。エラーコードが表示された場合は、まずマニュアルを開いてエラーコードと異常の内容を照らし合わせて、自力で解決できる問題かどうかを確認しましょう。

ここからは、エコキュートの交換に関する基本的な疑問にお答えします。

<エコキュートの交換に関するよくある疑問>

  • エコキュートの交換と修理の判断基準は?
  • エコキュートの交換をしたいときは、どこに連絡する?
  • エコキュートの交換に補助金は使える?

エコキュートの交換と修理の判断基準は?

業者にエコキュートの点検を依頼して「交換したほうがいい」と言われたものの、修理で対応できないかと悩んでいる方もいるでしょう。エコキュートが壊れた場合、交換するか修理するかの判断基準は一概にはいえません。まずは状況を確認し、最適な選択をしましょう。

【修理・交換の選び方】

修理が適しているケース 交換が適しているケース
・購入から10年未満
・故障箇所が少ない
・修理費が交換費用の半額以下
・購入から10年以上
・複数の箇所が故障している
・最新の省エネ機器に交換したい

一般的に、購入から10年以上が経過すると部品が劣化しやすく、修理しても再故障のリスクが高まります。10年以上が経過している場合は、交換を検討すると良いでしょう。

反対に、購入から間もない場合や、故障個所が少ない場合は、修理をして今のエコキュートを使い続けることも選択肢の一つです。修理費が交換にかかる費用の半額以下で収まる場合も、修理を検討すると良いでしょう。

エコキュートの交換をしたいときは、どこに連絡する?

エコキュートの交換を決断した場合は、まず購入したメーカーのカスタマーサポートに連絡しましょう。保証期間内であれば、無償修理や交換が受けられる可能性があります。メーカー以外では、以下の業者がエコキュートの交換に対応しています。

<エコキュートの交換に対応する業者>

  • 給湯器の専門業者
  • 家電量販店
  • リフォーム業者
  • 電力会社

業者選びで重視すると良いポイントは「地域に根ざしているかどうか」です。お住まいの地域で実績がある業者に依頼すると、手抜き工事や欠陥工事のリスクを抑えやすくなります。また、交換後に故障などのトラブルが発生したとしても、素早い対応を受けられることもメリットです。

エコキュートの交換に補助金は使える?

エコキュートの交換に補助金を使える可能性があります。例えば「給湯省エネ2025事業」では、エコキュートの交換に最大13万円の補助金を受け取ることが可能です。また、「子育てグリーン住宅支援事業」においても、1戸あたり3万円の補助金を支給しています。

補助金の条件や支給額は年度によって異なる場合が多いほか、先着順で受付が終了する場合もあります。国や自治体のHPなどをチェックして、利用できる制度があるか最新の情報を確認しましょう。

エコキュートの交換にかかる費用

エコキュートを販売する大手メーカー「ダイキン」によると、エコキュートの交換にかかる費用の目安は50万円~70万円です。内訳は本体価格が20万円~50万円、設置・撤去にかかる工事費が20万円~30万円となります。

一般論として、エコキュートは性能が上がるほど価格も高くなります。また、タンク容量によっても価格が変動するため、大家族向けのエコキュートに交換する場合も費用が高くなりがちです。先述した補助金を上手に活用して、エコキュートの交換にかかる費用を安く抑えましょう。

エコキュートの交換にかかる時間

エコキュートを交換すると、何日か入浴できなくなるのではないかと不安を抱えている方が多いかもしれません。結論から申し上げますと、エコキュートの交換にかかる時間は3時間~7時間ほどです。

エコキュートの交換のみを行う場合は3時間~4時間、配管工事が必要な場合でも6時間~7時間で作業が終了します。午前中から交換作業を行えば、夕方には工事が完了するケースが多く、交換当日に入浴できる可能性もあるでしょう。

ただし、以下に該当する場合は、作業時間が延びる可能性があります。

<エコキュートの交換にかかる時間が長引きやすいケース>

  • 2階や3階への配管が必要な場合
  • 設置場所が狭い場合
  • 基礎工事が必要な場合

上記に該当するケースでも、最長10時間程度で工事が完了する場合が多いです。見積もりを依頼する際に、特殊な工事が必要かどうかといった点を担当者に確認しておき、工事にかかる時間の目安を質問すると良いでしょう。

エコキュート交換の前日までにしておくこと

エコキュート交換の前日までに、以下のポイントを確認し、実行しておきましょう。

<エコキュート交換の前日までにしておくこと>

  • 貯湯タンクの排水
  • エコキュートの電源OFF
  • エコキュート周辺の整理
  • 水やお湯をためておく
  • 近所への挨拶

これらの準備が不十分な場合、工事にかかる時間が延びたり、追加費用が発生したりする可能性があります。また、近隣トラブルの原因になる可能性もあるため、注意しなければなりません。ここからは、上記5つのポイントについて、さらに詳しく解説します。

貯湯タンクの排水

可能であれば、前日夜までに貯湯タンクの水やお湯を抜いておきましょう。これにより、作業時間を大幅に短縮できます。給水止水栓を閉めてから逃がし弁を開け、排水栓を緩めて排水してください。排水にかかる時間の目安は、30分~1時間です。

エコキュートの電源OFF

作業中の感電や火災を防止するため、エコキュートの電源をオフにしましょう。ブレーカーを落として、電源を完全に切ることがポイントです。電源を切った後はエコキュートが使えなくなるため、家族とも話し合った上で、電源オフにする時間帯を決めることをおすすめします。

エコキュート周辺の整理

エコキュート本体の交換に備えて、設置場所と搬入経路を片付けておきましょう。経路上を確認して、植木鉢や自転車などが置いてある場合は移動してスペースを確保します。

エコキュート周辺の整理を怠ると、作業時間が延びたり、追加費用が発生したりする可能性があるほか、怪我のリスクも高まるため危険です。貯湯タンクの重量は、水が入っていない空っぽの状態でも100kg程度になる場合が多いため、作業がスムーズに進むように前日までに準備しましょう。

水やお湯をためておく

工事中は水道が使えなくなるため、バケツやペットボトルに1日分の水を、浴槽にお湯を貯めておきましょう。必要な水の量の目安は200L程度です。

エコキュートの交換にかかる時間は3時間~7時間程度ですが、その間はトイレの排水や手洗い、洗顔などもできなくなるため、ストレスが増大しかねません。工事が長引く可能性も想定した上で、ゆとりを持った水量を確保しておきましょう。

近所への挨拶

必要に感じる場合は、近所への挨拶も前日までに済ませておきましょう。エコキュートの交換作業中は、ドリル音や搬入時の振動などで迷惑がかかる場合があります。業者によっては、担当者が挨拶を代行してくれる場合もあるため、事前の確認がおすすめです。

エコキュート交換の当日の流れ

エコキュート交換の当日の流れをざっくりと解説します。

現場確認
作業員2名~3名が訪問し、設置場所や配管、電気系統などの確認を行います。契約書類などを再度確認し、希望する工事内容と合致しているかどうかも改めて確認しましょう。また、何らかの準備不足を指摘された場合は、作業員の指示にしたがって対応してください。

撤去作業
電源がオフになっていることを確認し、古いエコキュートを撤去します。排水と基礎の掃除を並行することが一般的です。

設置作業
新しいエコキュートを搬入して、基礎も固定した上で、配管・電気接続を行います。リモコン設置などの作業も、この段階で行うことが一般的です。

試運転
水張りをした上で漏水の有無や動作を確認し、温度調整を行います。試運転の結果、特に異常が見られなければ工事は完了です。

工事完了
マニュアルを見ながら使い方の説明を受け、保証書が引き渡されます。撤去した機器の廃棄処理について確認し、清掃の完了をもって工事は終了です。何らかの問題を発見した場合は、遠慮せずにこのタイミングで指摘しましょう。

エコキュート交換の当日の注意点

エコキュートを交換する当日に知っておくと良い注意点は次の3つです。ここでは、それぞれのポイントを解説します。

<エコキュート交換の当日の注意点>

  • 工事には近づかない
  • 工事中はお湯や水が使えない可能性がある
  • 工事後お湯を使えるまで3時間ほどかかる

工事には近づかない

工事中は現場に近づかず、室内など安全な場所で待機しましょう。電気工事中は高圧電流が流れるため、感電するリスクがあります。また、エコキュートの本体は非常に重いため、万が一機器が転倒すると思わぬ怪我をする恐れもあり、要注意です。

工事中の写真撮影は特に規制されませんが、作業員の邪魔にならないように、撮影場所などの指示にしたがってください。重機などに近づきすぎると、ぶつかって怪我をする可能性があります。

工事中はお湯や水が使えない可能性がある

エコキュートを撤去してから試運転が完了するまでの間は、すべての水道がストップします。お風呂やトイレ、キッチンのお湯や水が止まるため、事前に水を貯めて必要量を確保しましょう。特に夏場は熱中症のリスクがあるため、清涼飲料水を冷蔵庫にストックしておくことをおすすめします。

工事後お湯を使えるまで3時間ほどかかる

エコキュートの交換が完了したとしても、すぐにお湯を使えるわけではありません。初回の沸騰までに3時間程度の待機が必要です。

急いでお湯を使おうとすると、配管への負担が増えるため、エコキュートが故障するリスクが高くなります。念のために、フル稼働は工事の翌朝まで見合わせると良いでしょう。また、モニタリングの状況を確認し、異常が見られた場合は施工を担当した業者にすぐ連絡してください。

まとめ

エコキュートの交換にかかる費用相場は、本体価格と工事費を含めて50万円~70万円です。工事にかかる時間は3時間~7時間程度で、基本的には半日程度で工事が完了し、当日中にエコキュートを利用できます。

エコキュートを交換する際は、事前に工事当日の流れや、現場に近づかない・1日分の水やお湯を確保する・お湯を使えるまでに3時間ほどかかるといった注意点を把握しておきましょう。最新のエコキュートに交換することにより、節電効果が高まり、光熱費を削減しやすくなります。

エコキュートはオール電化住宅に欠かせない機器ですが、消耗品である以上、突然の故障に見舞われる可能性があります。将来的にエコキュートの交換が必要になった場合、どのくらいの費用がかかるのかが分からず、エコキュートの導入を躊躇している方もいるでしょう。

<この記事を書いた人>
エコモ博士

RAUL株式会社 電気プラン乗換コム運営事務局
エコモ博士のエコらいふナビ

エコモは各地を飛び回って、電力・エネルギーや地球環境についてお勉強中なんだモ!色んな人に電気/ガスのことをお伝えし、エネルギーをもっと身近に感じてもらいたモ!

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省エネ性能が高い
エコキュートは、ヒートポンプ技術と呼ばれる大気熱を利用したお湯の沸き上げ方法を採用しています。この技術により、エネルギーの使用量が約1/4に抑えることが可能です。この省エネ技術により、ガス給湯器よりも光熱費が安くなります。
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補助金でお得に導入
国は省エネ・脱炭素の推進のために数々の補助金を、オール電化向けに用意しています。エコキュートであれば給湯省エネ事業、太陽光・蓄電池であれば子育てエコホーム支援事業などです。これら補助金を利用してお得にオール電化に切り替える方が増えています。
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