太陽光発電のメリット・デメリットをわかりやすく解説!おすすめできるケースとは?

  • 更新日:2025/06/11

高騰する電気代を削減するための対策として有効なのが、太陽光発電の導入です。

しかし、太陽光発電には多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットがあることも把握しておかなければなりません。

今回は、太陽光発電のメリット・デメリットや、太陽光発電の導入をおすすめできるケースを解説します。

目次

太陽光発電とは?

太陽光発電とは、太陽光を電気エネルギーに変換して発電するシステムのことです。

まずは、太陽光発電の基本的な仕組みや、そのほかの再生可能エネルギーとの違いについて解説します。

    <太陽光発電とは>

  • 太陽光発電の仕組みをイラストつきで解説!
  • 風力発電など、そのほかの再生可能エネルギーとの違い

太陽光発電の仕組みをイラストつきで解説!

太陽光発電の仕組みについて、わかりやすいイラストを用いてご紹介します。

<イラストの挿入をお願いいたします>

太陽電池モジュールが太陽光を受け取り、プラス極とマイナス極が形成され、動線を通った電力が電気を生み出すのが太陽光発電の仕組みです。

詳しくは「【図解あり】太陽光発電の仕組みをわかりやすく解説!効率よく発電する方法、導入方法も」で解説しています。

風力発電など、そのほかの再生可能エネルギーとの違い

太陽光発電とそのほかの再生可能エネルギーを比較してみましょう。

【再生可能エネルギーの比較表】
再生可能エネルギーの種類 太陽光発電 風力発電 水力発電 地熱発電
発電コスト低い低い低いやや低い
導入ハードル低いやや高い高い高い
環境負荷低い低い低いやや低い

太陽光発電は発電コストが低く、一定の条件下で設置条件の制約を受けるものの、導入ハードルも低いです。

また、発電時のCO₂排出量がほぼゼロで、環境負荷も鳥類との衝突リスクなど、わずかに抑えられます。

風力発電は騒音問題が懸念され、設置に際しては地域住民の理解が欠かせません。水力発電に関しても、大規模なダム建設などが必要な場合があり、導入ハードルが高いです。

地熱発電は、地熱貯留層から、二酸化炭素や硫化水素などが排出される可能性があります。

太陽光発電のメリット

    <太陽光発電のメリット>

  • 電気代を大幅に削減できる
  • CO₂を排出せず環境にやさしい
  • 災害時・停電時の非常用電源になる
  • 売電収入が得られる
  • 補助金や優遇制度を活用できる
  • 再エネ賦課金の負担を軽減できる
  • 住宅の断熱効果が高まることもある

電気代を大幅に削減できる

電気代の削減を実現できることが、太陽光発電を導入するメリットです。

太陽光発電の導入後は、自宅で発電した電力を自家消費できるため、電力会社から購入する電気量を大幅に削減できます。

電気料金は、世界情勢などの影響を受けて高騰する場合がありますが、太陽光発電は電気代の変動に左右されにくく、長期的に光熱費を安定させられることもメリットです。

CO₂を排出せず環境にやさしい

太陽光発電は、発電時にCO₂を排出しません。地球温暖化対策に貢献でき、持続可能な社会の実現に寄与できることも、メリットのひとつです。

再生可能エネルギーにはさまざまな種類がありますが、先ほどの比較表でお伝えしたとおり、太陽光発電は特に発電コストや導入ハードル、環境負荷が低いエネルギーです。

地球環境の向上に貢献したい方も、太陽光発電の導入を検討すると良いでしょう。

災害時・停電時の非常用電源になる

蓄電池を併用する場合は、災害時や停電時の非常用電源として活用できます。

そのため、すべてのエネルギー供給源を電力に依存する「オール電化住宅」においても、太陽光発電との相性が良好です。蓄電池を併用するメリットは、ほかにもあります。

    <太陽光発電と蓄電池を併用するメリット>

  • 悪天候や夜間も電力を自家消費できる
  • 深夜の安価な電力を蓄え、日中に使用できる

太陽光発電は、太陽光をエネルギーに変換して発電するため、悪天候の日や夜間には発電ができません。

しかし、日中に発電した電力を蓄電池に貯めておくことにより、電力を作れない時間帯でも自家消費ができます。

また、電力会社の「時間帯別料金プラン」との相性も良好です。例えば、オール電化プランの場合、深夜の電気料金が割安です。

深夜に購入した電力を蓄電池に貯めておき、電気代が高くなる日中に使用すると、さらに電気代を削減できます。

売電収入が得られる

太陽光発電で生み出した電力を使いきれなかった場合は、余剰電力を電力会社に売り、売電収入が得られます。

電気代削減効果と併せて、経済面で大きなメリットを得られるでしょう。

国によって定められた、固定価格で一定期間の買取を義務付ける「FIT制度(固定価格買取制度)」を活用できることも、メリットです。

FIT終了後(卒FIT)に関しても、買取価格が下がる可能性はありますが、余剰電力の売電を継続できます。

補助金や優遇制度を活用できる

太陽光発電の導入時には、国や自治体による補助金や優遇制度を活用できる場合があります。

補助金の種類や金額は、お住まいの地域や申請する時期により異なりますが、設置費用の一部を補助金により賄える可能性が高いです。

補助金の支給を受けるためには、申請条件を満たす必要があるため、事前に制度の種類や条件を確認しておきましょう。

太陽光発電の優遇措置としては「所得税の特別控除」や「固定資産税の軽減措置」が挙げられます。

また、中小企業者の場合は「中小企業経営強化税制」の適用も可能です。これらの優遇措置により、太陽光発電システムの導入時に発生する税負担を軽減できます。

再エネ賦課金の負担を軽減できる

再エネ賦課金の負担を経験できることも、太陽光発電のメリットです。

再エネ賦課金とは、再生可能エネルギーの普及を目的として、電気料金に上乗せされる費用です。

ただし、再エネ賦課金は、自分で発電した電力には上乗せされません。そのため、再エネ賦課金分の電気料金を節約できます。

住宅の断熱効果が高まることもある

一般家庭の場合、太陽電池モジュール(ソーラーパネル)を屋根に設置するため、住宅の断熱性能が高まる可能性もあります。

太陽電池モジュールは、太陽の熱を吸収して発電に活かすため、屋根の温度が下がり、それに連れて室内の温度も下がる仕組みです。

これにより、冷暖房効率が向上するため、エアコンを稼働させる真夏や真冬の電気代を抑えやすくなるでしょう。

太陽光発電のデメリット

    <太陽光発電のデメリット>

  • 初期費用が高く、費用回収に時間がかかる
  • 天候や季節、時間帯により発電量が変動する
  • 定期的な点検・メンテナンスが必要になる
  • 設置場所の条件に制限がある
  • 反射光による近隣トラブルの可能性がある
  • 売電価格が低下するリスクがある

初期費用が高く、費用回収に時間がかかる

太陽光発電の導入時には、機器の購入費と設置工事費がかかります。また、屋根の形状や面積によっては、特殊な工事が必要になる場合があり、より高額な費用が発生する可能性も考えなければなりません。

一方で、導入時に補助金や優遇制度を活用できることや、導入後の電気代を抑えやすくなることも事実です。

時間はかかりますが、長期間にわたる運用により、費用回収や黒字化を実現させられる可能性は十分にあります。

天候や季節、時間帯により発電量が変動する

太陽光発電には、太陽光が欠かせません。そのため、転校や季節、時間帯により、発電量が変動することもデメリットのひとつです。

例えば、5月~6月にかけての梅雨の時期は日照時間が短く、発電量が少なくなるでしょう。また、冬も夏と比較して、発電量が低くなる可能性が高いです。

そのため、安定した発電量が期待できず、削減できる電気代や売電による収入が不安定になる恐れがあります。

定期的な点検・メンテナンスが必要になる

太陽光発電には、定期的な点検とメンテナンスが不可欠です。これを怠ると、発電効率が低下したり、故障や火災といったトラブルに発展したりするリスクが高くなります。点検やメンテナンスを業者に依頼する場合、別途費用が必要です。

設置場所の条件に制限がある

屋根の状態によっては、太陽光発電を導入できません。屋根の向きや傾斜角度、面積、強度などが不適切と判断された場合は、補強工事が必要です。その場合、設置費用がさらに高くなるでしょう。

反射光による近隣トラブルの可能性がある

太陽電池モジュールから反射する光が、近隣の建物や人に影響を与える可能性があります。

特に、設置場所が北向きの場合は反射光が発生しやすく、まぶしさが原因で近隣トラブルに発展するケースがあるため、注意が必要です。

売電価格が低下するリスクがある

先述したFIT制度を利用できる期間は、10年間です。その後も売電を続けられますが、FIT制度の適用期間中と比較して、売電価格が低下する可能性が高いことに注意しなければなりません。

太陽光発電を導入すべきか?

    <太陽光発電を導入すべきか?>

  • 太陽光発電が向いているケース
  • 太陽光発電が向いていないケース

太陽光発電が向いているケース

太陽光発電が向いているのは、以下に該当するケースです。

    <太陽光発電が向いているケース>

  • 電気代を削減したい方
  • 災害に備えたい方
  • 環境に配慮したい方
  • 断熱性能を高めたい方
  • 屋根の強度が高く追加工事が不要な方

太陽光発電が向いていないケース

太陽光発電が向いていないのは、以下に該当するケースです。

    <太陽光発電が向いていないケース>

  • 初期費用をかけたくない方
  • 自宅の日照条件が良くない方
  • メンテナンスの手間をかけたくない方

太陽光発電を導入する際のポイント

    <太陽光発電を導入する際のポイント>

  • 複数業者から相見積もりをとり、信頼できる会社を選ぶ
  • PPAやリース、補助金などを活用する
  • 蓄電池の同時導入を検討する

複数業者から相見積もりをとり、信頼できる会社を選ぶ

相場を把握し、実績や資格を確認して過大請求を防ぎましょう。

PPAやリース、補助金などを活用する

第三者所有モデル(PPA)やリースで初期費用・維持費を抑えられる場合があります。

蓄電池の同時導入を検討する

蓄電池を併用すると、自家消費率向上と非常用電源確保の両面でメリットがあります。補助金適用も確認しましょう。

まとめ

太陽光発電のメリット・デメリットは、次のとおりです。

【太陽光発電のメリット・デメリット】
メリットデメリット
  • 電気代を大幅に削減できる
  • CO₂を排出せず環境にやさしい
  • 災害時・停電時の非常用電源になる
  • 売電収入が得られる
  • 補助金や優遇制度を活用できる
  • 再エネ賦課金の負担を軽減できる
  • 住宅の断熱効果が高まることもある
  • 初期費用が高く、費用回収に時間がかかる
  • 天候や季節、時間帯により発電量が変動する
  • 定期的な点検・メンテナンスが必要になる
  • 設置場所の条件に制限がある
  • 反射光による近隣トラブルの可能性がある
  • 売電価格が低下するリスクがある

トータルで見るとメリットがデメリットを上回るため、太陽光発電の導入はおすすめできます。

<この記事を書いた人>
エコモ博士

RAUL株式会社 電気プラン乗換コム運営事務局
エコモ博士のエコらいふナビ

エコモは各地を飛び回って、電力・エネルギーや地球環境についてお勉強中なんだモ!色んな人に電気/ガスのことをお伝えし、エネルギーをもっと身近に感じてもらいたモ!

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エコモ博士
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