3人家族の電気代の平均はいくら?夏・冬の季節ごとでの違い、オール電化との比較も
電気代の高さに悩んでいる、3人家族の方は多いでしょう。子どもがいる家庭の場合、子育てにもお金がかかるため、光熱費はできるだけ節約したいものです。
この記事では、3人家族の電気代平均額をご紹介したうえで、3人家族の電気代が高くなる原因や、電気代を節約する方法などを解説します。
3人家族の電気代の平均はいくら?
一般的な3人家族の家庭では、毎月どのくらいの電気代を支払っているのでしょうか。
まずは、以下の項目に分けて、3人家族の電気代の平均額をご紹介します。また、住まいや季節、地域が電気代に与える影響も見てみましょう。
- 3人家族の電気代の全国平均
- 3人家族の電気代の推移は?
- 一軒家と集合住宅(マンション・アパート)での違い
- 夏・冬の季節ごとの違い
- 地域による違い
<3人家族の電気代の平均>
3人家族の電気代の全国平均
3人家族における電気代の全国平均は、以下のとおりです。
【3人家族の電気代の全国平均】
| 電気代 | 電力使用量 |
|---|---|
| 13,828円 | 381kWh |
上記の金額は、日本全国を10の地域に分け、それぞれを管轄する大手電力会社を利用した場合の全国平均額です。計算には、最新の燃料費調整額と再エネ賦課金を含めています。
電気代の平均額を確認する場合、一般的には総務省統計局の「家計調査」を用います。
しかし、家計調査の電気代平均額は、一軒家と集合住宅の違いや、ガス併用とオール電化の違いなどが考慮されていません。
そこで当サイトでは、独自の計算方法を用いて、より正確な電気代平均額をご紹介しています。
3人家族の電気代の推移は?
3人家族の電気代の推移を見てみましょう。
【月ごとに見た3人家族の電気代の全国平均】
| 月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 電気代 | 19,444円 | 18,898円 | 16,878円 | 12,517円 | 12,026円 | 10,791円 | 11,861円 | 13,220円 | 12,468円 | 11,115円 | 12,182円 | 14,526円 |
| 使用量 | 607kWh | 590kWh | 526kWh | 414kWh | 363kWh | 309kWh | 343kWh | 424kWh | 400kWh | 343kWh | 353kWh | 428kWh |
※料金は各地域で大手電力会社を利用した場合の金額です。燃料費調整額と再エネ賦課金を考慮して計算しています。
月ごとに見ると、電気代のピークとなるのは1月~3月です。また、7月~9月にかけての3ヶ月間も、そのほかの時期と比べて、やや電気代が上がる傾向にあります。エアコンの稼働時間が長い月ほど、電気料金が高くなると考えましょう。
一軒家と集合住宅(マンション・アパート)での違い
一軒家と集合住宅では電力消費量が異なりますが、それぞれの明確なデータはありません。
しかし、日本生活協同組合連合会が行った2019年9月の調査によると、一軒家と集合住宅の電気代には以下のような違いがありました。
【一軒家と集合住宅の電気代の違い】
| 一軒家 | 集合住宅 |
|---|---|
| 8,546円 | 6,477円 |
このデータには、家族の人数が考慮されていないため、注意が必要です。しかし、以下の理由により、3人家族でも、一軒家のほうが電気代が高くなりやすいでしょう。
- 専有面積が集合住宅よりも広いため
- 集合住宅よりも気密性や断熱性が低いため
- 契約アンペア数が増えて基本料金が上がるため
<一軒家の電気代が高くなりやすい理由>
夏・冬の季節ごとの違い
次に、3人家族の平均的な電気代を季節ごとに見てみましょう。
【季節ごとに見た3人家族の電気代の全国平均】
| 季節 | 春(3月~5月) | 夏(6月~8月) | 秋(9月~11月) | 冬(12月~2月) |
|---|---|---|---|---|
| 電気代 | 13,807円 | 11,957円 | 11,922円 | 17,623円 |
| 使用量 | 434kWh | 359kWh | 365kWh | 542kWh |
※料金は各地域で大手電力会社を利用した場合の金額です。燃料費調整額と再エネ賦課金を考慮して計算しています。
季節ごとの料金を見ると、春と冬が高く、夏と秋は比較的安い傾向が見られます。これは、暖房器具の使用量が電気代に大きな影響を与えるためです。
例えば、エアコンの消費電力は冷房よりも暖房のほうが多いため、同じようにエアコンを使っていても、夏よりも冬のほうが電気代が高くなる傾向にあります。
地域による違い
最後に、地域による3人家族の電気代の違いも見てみましょう。
【地域ごとに見た3人家族の電気代の平均額】
| 地域 | 北海道 | 東北 | 関東 | 北陸 | 東海 | 近畿 | 中国 | 四国 | 九州 | 沖縄 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 電気代 | 17,166円 | 13,830円 | 14,024円 | 13,150円 | 13,438円 | 12,655円 | 13,294円 | 13,600円 | 12,293円 | 14,825円 |
| 使用量 | 351kWh | 444kWh | 349kWh | 549kWh | 383kWh | 361kWh | 452kWh | 435kWh | 397kWh | 357kWh |
※料金は各地域で大手電力会社を利用した場合の金額です。燃料費調整額と再エネ賦課金を考慮して計算しています。
3人家族の電気代がもっとも高額なのは、北海道でした。電気代に地域差が生じる理由は、次のとおりです。
- 地域ごとに電気料金の設定が異なるため
- 地域ごとに家電の使用量や使用頻度が異なるため
<地域ごとに電気代の平均額が変わる理由>
地域ごとに発電方法が異なり、コストの安い発電方法を採用する地域ほど、電気代が安くなります。
また、先述したように、暖房器具は消費エネルギー量が多いため、降雪量が多く、寒い地域ほど電気代が高額になる可能性が高いです。
3人家族での「オール電化住宅」と「電気・ガス併用住宅」の電気代の違い
ここまで、ガス併用住宅に住んでいることを前提に、3人家族の電気代平均額を見てきました。
それでは、ガス併用からオール電化に切り替えると、電気代にはどのような変化が生まれるのでしょうか。
「オール電化」「都市ガス併用」「LPガス併用」の3パターンから、光熱費を計算してみます。
【オール電化住宅とガス併用住宅の光熱費比較表】
| オール電化住宅 | 都市ガス併用住宅 | LPガス併用住宅 | |
|---|---|---|---|
| 光熱費 | 20,795円 | 22,553円 | 28,104円 |
3パターンのシミュレーション結果を比較すると、いずれも2万円台ですが、光熱費の平均額がもっとも安いのはオール電化住宅でした。特にLPガス併用住宅との差額が大きく、1ヶ月あたり7,309円の差額が生じます。
なお、オール電化住宅の場合、ガス併用住宅ではガスを利用する調理や給湯も電力で行います。
そのため、都市ガス併用住宅とLPガス併用住宅の光熱費には、ガス代と灯油代も加味してシミュレーションしました。
3人家族の電気代が高くなる主な原因
「家族が3人に増えてから急に電気代が高くなった」「3人家族で全国平均の電気代よりも我が家の電気代のほうが高い」といったお悩みを抱えている方は多いかもしれません。3人家族の電気代が高くなる原因は、主に次の3つです。
- 電気の無駄使いが多い
- 家族が個室で過ごす時間が長い
- 電気プランの契約内容が適切でない
<3人家族の電気代が高くなる主な原因>
なぜ電気代が高くなるのかを見てみましょう。
電気の無駄使いが多い
家族の人数が増えると、電気の無駄遣いも増える場合が多いです。特に子どもと同居している家庭の場合、子どもの節電意識が低く、電気をつけっぱなしにして出かけてしまうこともあるでしょう。
無駄遣いをできるだけ減らすことが、電気代を節約するうえでは特に重要といえます。
家族が個室で過ごす時間が長い
家族それぞれが個室で過ごす時間が長いと、電気代も高くなります。例えば、夫婦がそれぞれの個室を、子どもは子ども部屋で過ごすとしましょう。
この場合、照明やエアコン、テレビなどの家電を各部屋で重複して使うため、電気代の無駄が生じてしまいます。
裏を返せば、家族が集まって過ごす時間を増やせば、電気代の節約が可能です。例えば、家族そろって、リビングでだんらんの時間を過ごす時間を増やすと、電気の使用量を削減できます。
電気プランの契約内容が適切でない
電気プランの契約内容が、家庭の特徴にマッチしていないかもしれません。確認すると良いポイントは、次の2つです。
- 契約アンペア数が家庭に合っているか
- 家族が在宅することが多い時間帯の電気料金が割高なプランを利用していないか
<電気プランの契約内容のチェックポイント>
上記のチェックポイントについては、この後に詳しく解説します。
3人家族の電気代を節約する方法
3人家族の電気代を節約する方法は、次の4つです。月々の電気代が全国平均や地域の平均を上回っている場合や、今よりも電気代を安くしたい場合は、できる範囲のことから節約方法を試してみましょう。
- 電力会社や料金プランを見直す
- 契約アンペア数を調整する
- 電化製品の使い方を見直す
- 省エネ家電に買い替える
<3人家族の電気代を節約する方法>
一つずつ解説します。
電力会社や料金プランを見直す
まずは、電力会社や料金プランを見直しましょう。契約を検討すると良いのは、時間帯に応じて従量料金が変動する「時間帯別プラン」です。
例えば、昼間に電気を使うことが多く、23時ごろには家族みんなが就寝する家庭の場合は、昼間の従量料金が安いプランに加入すると電気代を抑えられます。
近年は、電力自由化により新電力を契約できるようになり、料金プランが多様化しました。
定期的に電力会社や料金プランの見直しを行い、生活スタイルに合った会社やプランに乗り換えましょう。
契約アンペア数を調整する
契約アンペア数の調整もおすすめです。一例として東京電力の場合、契約アンペア数に応じて、以下のように電気の基本料金が異なります。
【東京電力の基本料金】
| 契約アンペア数 | 基本料金 |
|---|---|
| 10A | 311円75銭 |
| 15A | 467円63銭 |
| 20A | 623円50銭 |
| 30A | 935円25銭 |
| 40A | 1,247円00銭 |
| 50A | 1,558円75銭 |
| 60A | 1,870円50銭 |
3人家族の場合、40A~50Aを選ぶのが一般的です。60Aを契約している場合や、50Aを使っていてブレーカーが落ちたことがない場合は、契約アンペア数の引き下げを検討しましょう。
電化製品の使い方を見直す
電化製品の使い方を見直すと、電気代を節約しやすくなります。夏と冬、それぞれに有効な節電方法をまとめました。
【節電しやすい家電の使い方】
| 夏の節約術 | 冬の節約術 |
|---|---|
|
|
子どもと同居している場合は、子どもに協力してもらうことも大切です。照明やテレビをつけっぱなしにしたり、テレビゲームで遊ぶ時間を減らしたりすると、全体の電気代が大きく下がる可能性があります。
省エネ家電に買い替える
省エネ家電への買い替えも、おすすめです。経済産業省では「省エネポータルサイト」を開設し、従来の家電から、省エネ家電に買い替えた場合の電気代への影響について、以下のようにまとめています。
【省エネ型機器の現状】
| 冷蔵庫 | 10年前と比べると約28%~35%の省エネ |
|---|---|
| 照明器具 | 電球型LEDランプは白熱電球と比べると約86%の省エネ |
| エアコン | 10年前と比べると約15%の省エネ |
| 温水洗浄便座 | 10年前と比べると約8%の省エネ |
10年以上使い続けている家電がある場合は、省エネ性が高い家電への買い替えを検討しましょう。
3人家族でオール電化にするメリット・注意点
3人家族でオール電化にするメリットと注意点は、次のとおりです。
【3人家族でオール電化にするメリット・注意点】
| メリット | 注意点 |
|---|---|
|
|
子どもがいる場合に大きなメリットとなるのは、直火を使う必要がなくなることです。調理中にやけどや火事が発生するリスクを減らせるため、家族みんなが安心できるでしょう。
また、IHクッキングヒーターは、ガスコンロよりも平面的な構造のため、掃除の時間も短縮できます。
まとめ
あらためて、3人家族におけるオール電化と都市ガス併用、LPガス併用の光熱費を比較します。
【オール電化住宅とガス併用住宅の光熱費比較表】
| オール電化住宅 | 都市ガス併用住宅 | LPガス併用住宅 | |
|---|---|---|---|
| 光熱費 | 20,795円 | 22,553円 | 28,104円 |
※料金は各地域で大手電力会社を利用した場合の金額です。燃料費調整額と再エネ賦課金を考慮して計算しています。都市ガスは、各地域で大手ガス会社を利用した場合の金額です。LPガスは、各地域の平均額を計算に用いています。都市ガス・LPガスの光熱費は電気・ガス・灯油の合計額で、水道料金は含めていません。
電気代を削減したい場合は、オール電化への切り替えを検討すると良いでしょう。子どもと同居している場合、調理中のやけどや火災といったリスクも減らせるため、安心して過ごしやすくなることもメリットです。
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