神奈川県の平均ガス代は?世帯人数・季節別にご紹介!
各ご家庭が支払っている家計の支出総額の水準については、総務省統計局の「家計調査(統計法により指定されている基幹統計)」に目安が記されております。また「家計調査」の中には光熱費に関するデータも含まれており、その数値を抽出することでガス代の平均的な水準を把握することができます。
ただし補足として、「家計調査」は日本の全世帯に対する調査ではなく、ある一定の数のご家庭などから取得したデータを元に、日本全体の数値を推定したものであるため、厳密には正確な平均値ではありません。しかし、国内に存在するデータの中では最高水準の正確性と信頼性を持っていると考えられます。
このように厳密な平均値ではないものの、当サイトでは家計調査による2023年8月~2024年7月のデータを参考に推計し、神奈川県の平均ガス代を整理しております。また、物価の上下等によっても光熱費の実質的な負担割合が変わってきますので、食費や生活雑貨、家賃などの諸々の家計全体の支出に対するガス代の割合も整理しております。
なお過去のデータを参照されたい方は、2004年以降の直近20年間の神奈川県のガス代をコチラに整理しておりますのでご参考ください。
データを参照するところによると、神奈川県のガス代平均は5147円という結果になりました。神奈川県における平均的な家計の支出総額(家賃含む)は263825円であり、そのためガス代が家計に占める割合は1.95%となります。
ただ、これは神奈川県全体の年間を通しての統計的な推計値となります。しかし実際には世帯人数や季節によってガス代の水準は大きく異なってきますので、それらのデータも参照することで、より正確に皆様が支払っているガス代の水準を測ることができます。下記にてより詳細にデータを整理しておりますので、皆様の支払っているガス代が平均と比較して、どの程度の水準であるか把握する材料になりましたら幸いです。
神奈川県における世帯人数別のガス代の平均はどの程度?
神奈川県での世帯人数別の平均ガス代を一覧表にて整理しております。 平均値としては一人暮らしで3480円、二人暮らしで5151円、三人暮らしで5793円、四人暮らしで5475円、五人世帯で5316円、六人世帯で5667円となります。下記にて表形式で整理しておりますので、ご参考ください。基本的には、世帯人数が多くなるにつれてガス代の支払額も大きくなっていく傾向にあることが分かります。
ガス代 | 家計の支出平均額 | ガス代が家計に占める割合 | |
---|---|---|---|
平均 | 5147円 | 263825円 | 1.95% |
一人暮らし | 3480円 | 151884円 | 2.29% |
二人暮らし | 5151円 | 239421円 | 2.15% |
三人暮らし | 5793円 | 283216円 | 2.05% |
四人暮らし | 5475円 | 292977円 | 1.87% |
五人暮らし | 5316円 | 309862円 | 1.72% |
六人暮らし | 5667円 | 305588円 | 1.85% |
【神奈川県】季節別の月あたりのガス代、冬~春の料金が高くなる傾向に
次に、神奈川県における季節別のガス代を見ていきます。季節別のデータですが、気象庁およびNHKでは春を3~5月、夏を6~8月、秋を9~11月、冬を12~2月の期間と区分しております。その定義に合わせると、春のガス代は6226円、夏は3873円、秋は2747円、冬は4990円となります。そのため、最もガス代を多く支払っている季節は冬~春、一方で最もガス代の支払いが少ない季節は秋という結果になりました。
ガス代 | 家計の支出平均額 | ガス代が家計に占める割合 | |
---|---|---|---|
春(2024年3月~2024年5月平均) | 6226円 | 273560円 | 2.28% |
夏(2024年6月~2024年7月/2023年8月平均) | 3873円 | 256543円 | 1.51% |
秋(2023年9月~2023年11月平均) | 2747円 | 258601円 | 1.06% |
冬(2023年12月~2024年2月平均) | 4990円 | 266595円 | 1.87% |
月別のガス代
ガス代 | |
---|---|
1月 | 5340円 |
2月 | 5626円 |
3月 | 6787円 |
4月 | 6299円 |
5月 | 5591円 |
6月 | 4883円 |
7月 | 4124円 |
8月 | 2611円 |
9月 | 2599円 |
10月 | 2385円 |
11月 | 3256円 |
12月 | 4003円 |
神奈川県におけるガス代以外の光熱費は?
当サイトでは、ガス代以外の光熱費の平均額も整理し皆様にご案内差し上げております。それら光熱費の水準を知りたい方におかれましては、下記リンクより当該ページをご覧ください。
【光熱費の削減ですべきこと①】お得なガス会社の料金プランに切替
ここまでガス料金の平均水準に関するデータをご案内してきましたが、毎月支払う必要のある光熱費はできる限り金額を抑えたい方も多いと思います。その点で、まずやるべきことは「お得なガス会社の料金プランへの切替」と考えられます。理由としては、料金プランの切替は手間が少なく、なおかつ生活スタイルを変えずに無理なく高い効果が期待できるため、最初に検討すべき項目と言えます。
ただし、ガス会社は多岐にわたり、どのような料金プランを選択するかは難しい部分があります。そのため当サイトは、都市ガス・LPガス各々について情報を整理しております。まずは都市ガスをご利用の方におかれましては、オススメの都市ガス会社を紹介しております。
またLPガスをお使いの方におかれましては、「LPガスのオススメ比較サービス」をご案内差し上げます。当サイトでは、国内でトップクラスの実績および事業アセットを保有する「エネピ」および「ガス屋の窓口」を推奨しております。LPガスの料金削減を検討する際には、この2つのサービスを利用しておけば、まず間違いない結果が得られるものと考えられ、国内で再安価水準のガス事業者を見つけられることが想定されます。
その他にも光熱費という観点では、国内3000以上におよぶ電気料金プランを調査し、その中からオススメの電力会社・プランを厳選してご紹介しております。年間の電気代の支払いを数千円~数万円安くできる可能性があるほか、お申込みの際に使えるお得なキャンペーンコード等もご紹介しております。電気料金プランの切替方法が分からない方におかれましては、「5分で簡単、電気料金プランの切り替え方法」のページを用意いたしましたのでご覧ください。
紹介ページ | |
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お得な都市ガスプランをお探しの方 | 神奈川県で安価なガス料金プランを徹底比較! |
お得な電気料金プランをお探しの方 | 神奈川県でおすすめ・安価な電力会社を徹底比較/電気プランランキング |
安価なプロパンガス業者をお探しの方 | LPガスの一括見積サービスご案内 |
【光熱費の削減ですべきこと②】生活の工夫でガスの利用量を削減する
普段生活している中で、どういった場面でガス利用量を削減できるのか、それぞれ方法をまとめてみました。
★お風呂編★
追い炊きをなるべく使用しない
時間が経つと、どうしても湯船のお湯はぬるくなってしまいますよね。特に人数が多いご家庭はぬるくなるたびに追い炊きをして温め直すを繰り返しているところもあるかと思います。ですが、それではガスを消費してしまい、ガス代がかかってしまいます。
ガス代を削減するには、家族で入浴時間をなるべく合わせて、時間をあけないよう次々と入ることで、お湯が冷めても最小限で追い炊きをすますことができます。また、風呂蓋を使用することで、お湯が冷めにくくなります。時間帯が合わない時は仕方がないですが、毎日ではなくても、週に何日か合わせて入る日を作ることで、少しでもガス代の節約につながると思います。
スポーツジムのお風呂を使用する
スポーツジムに通われている方はご存知かもしれませんが、施設内にはお風呂を併設しているところがたくさんございます。そこで、ジムでかいた汗を流すとともに自宅でお風呂に入ることを省略できるので、ガス代の節約にも繋がります。ただ、帰宅する際はまた外に出なければならないので、夏場はまた汗をかいてしまったり、冬場は湯冷めしてしまう可能性もあるので、その点はデメリットと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
シャワー使用時間の短縮
オール電化ではない限りお風呂は基本的にガスを使用しています。髪の毛を洗ったり、身体を洗ったりしたらシャワーで流すと思いますが、そのシャワーを使用している時間がどれくらいなのか考えたことはあります?
平均的に一人当たりのシャワー使用時間はだいたい10分ほどと言われています。一方で湯船の場合、200リットルのお湯を貯めるまでに掛かる時間は、おおよそ15分~20分くらいと言われております。つまり、20分以上シャワーを使用する場合はお湯を湯船に貯めるよりガスを使用しているということになります。一人で利用かつ湯船のお湯で頭を洗う事が前提となりますが、20分以内のシャワーであれば、湯船にお湯を貯めるよりもお得となります。
基本的には湯船はガス代や水道代が発生する贅沢なものですが、しかし大勢の家族世帯である場合、シャワーの利用時間が減ることで全体としてはガス使用量の削減に繋がることもあります。一方で一人暮らしであれば、20分以上シャワーを流しっぱなしにする場合は別として、多くのケースではシャワーのみを利用した方がお得となるケースが多いです。
シャワーヘッドを変更
シャワーヘッドを節水シャワーヘッドに変更することで、同時にガス代も節約することができます。シャワーヘッドによって価格や節水率も変動してきますが、節水率が高いものであればあるほどガス代も節約できる幅が広がります。ですが、全てのシャワーヘッドが自宅のシャワーに取り付けができるとは限らないので、取り付ける際は一度確認して選ぶようにしましょう。
VANCON シャワーヘッド
- Vancon
- 価格 ¥8,980(2024年6月14日時点)
節水率最大80%のシャワーヘッドです。こちらは独自技術のウルトラファインバブルにより毛穴の汚れをキレイに洗い流してくれます。5段階のモードがあり、特にミストモードは気持ち良いとレビューでも評価が高いです。
Nugoya シャワーヘッド
節水率最大65%のシャワーヘッドです。こちらは手元に止水ボタンがついているので、止めたい時に簡単に水を止めることができます。重さも185gとiPhone15promax(221g)より軽いので、女性やお子様もラクに使用することができます。
Greneo シャワーヘッド
節水率最大80%のシャワーヘッドです。こちらはソフトとハードの2種類から水圧を選ぶことができ、さらに3段階のモード切り替えが可能です。クリーンモードやシャワーヘッドの分解も可能なので、掃除も簡単にすることができます。
★キッチン編★
電気家電を活用する
調理する際に、ガスコンロだけを使用するのではなく、熱を軽く通したり、下ごしらえをする程度なら電子レンジを使用したり、お湯を沸かすなら電気ケトルを使用したりと、電気家電を活用しましょう。ガスと電気を上手く併用することで、電気代はかかってしまいますが、ガスコンロだけを使用するよりもガス代はその分抑えることができます。
フライパンや鍋などの調理器具を見直す
ガスコンロの火の大きさがフライパンや鍋に合ってないことで、ガスをその分多く使用してしまい、ガス代が高くかかってしまうことがあります。なので、コンロに合ったフライパンや鍋に変えたり、熱効率に優れたものに変えることで、しっかりと調理もでき、ガス代も節約することができます。ステンレスのフライパンは熱効率が良いため、加熱する時間が短くなることから、調理時間も削減でき、ガス代も節約することができます。
HexClad フライパン 26cm
- HexClad
- 価格 ¥17,500(2024年6月27日時点)
こちらのフライパンは2層のステンレス鋼の間にアルミニウムを挟んだ3層構造になっており、耐久性と保温性に優れています。六角の焦げ付き防止加工が施されているため、焦げ付きにくくお手入れも簡単です。ガスコンロでもIHでもご使用可能です。
TRAMONTINA フライパン 26cm
- TRAMONTINA
- 価格 ¥10,560(2024年6月27日時点)
メーカーは違いますが、こちらのフライパンも上のフライパンと同じく3層構造になっております。3層構造はフライパン全体に熱が伝わりやすくなっているため、熱が均等に分散し、ムラなく調理をすることができます。オールステンレス製なので、ニオイや色移りもしにくく、耐久性も良いため、長くお使いいただけます。ガスコンロでもIHでもご使用可能です。
ティファール フライパン 20cm
- ティファール(T-fal)
- 価格 ¥2,873(2024年6月27日時点)
ステンレス素材でできており、焦げ付きにくく、熱伝導に優れています。本体中央に赤い丸いマークがあり、マークの模様が消えたら適温の合図なので、材料を入れるタイミングが分かりやすく、調理がしやすくなっています。ガスコンロでもIHでもご使用可能です。
ガスコンロをこまめに掃除する
バーナー部分に汚れが詰まっていると、本来使用するガス以上に余分な力を出そうとして、その分ガスを多く使用してしまいます。ですので、余分なガスを使用しないよう、定期的に掃除をするようにしましょう。
【光熱費の削減ですべきこと③】プロパンガスから都市ガスに切り替える
プロパンガスと都市ガスを比較すると、基本的には都市ガスの方が安価でありお得となります。ただ、都市ガスは導管の敷設に巨大な費用を要するために人口密度がある程度高くないと採算がとりづらく、そのため人口が多いエリアを中心に利用できる地域が限られています。そのため、都市ガスを使えない地域はプロパンガスを利用する必要があります。
ただし都市ガスの利用できるエリアは拡大・縮小を繰り返しておりますので、過去には都市ガスを使えなかった地域でも、現在は利用できるケースがあります。そのため、皆様がお住いの地域で都市ガスが使えないか、改めて調べてみることをおススメします。
なお賃貸ですと、主に物件のオーナー様がガス会社を決めてしまっていることが多いため、プロパンガスから都市ガスへの切り替えが難しい場合が多いです。一方で持ち家ですと、都市ガスが通っているエリアであれば切り替えできることが多いです。
都市ガスとプロパンガスの価格を比較
プロパンガスと都市ガス価格の価格水準を比較しました。プロパンガスについては石油情報センターの統計情報、都市ガスについては東京ガスの一般契約から算出しています。
なお、立方メートル(㎥)あたりで見ると都市ガスとプロパンガスの価格差は非常に大きいですが、同じガスの利用量であった場合、プロパンガスの方が熱量が高いです。具体的には、 気体のプロパン1m3を燃やすと99MJ(24,000Kcal)の熱量が発生します。
これに対して都市ガス1m3が発する熱量は46MJ(11,000Kcal)です。つまり、プロパンは都市ガスより約2.2倍の熱量があります。下記にて、熱量換算も含めた比較表を作成しましたのでご参考ください。2024年4月の数値を参照すると、例えば5㎥を利用した場合は、プロパンでは都市ガス5㎥と同熱量として換算すると3,218円と算出されましたが、都市ガスでは1,595円と安価になっています。
★プロパンガス★
使用量 | 基本料金 | 1ヵ月のガスご使用量料金 | 合計金額 | 合計金額(都市ガスと同熱量と換算) |
---|---|---|---|---|
使用量5㎥ | 1,867円 | 5,213円 | 7,080円 | 3,218円 |
使用量10㎥ | 1,867円 | 8,500円 | 10,367円 | 4,712円 |
使用量20㎥ | 1,867円 | 14,842円 | 16,709円 | 7,595円 |
使用量30㎥ | 1,867円 | 32,730円 | 34,597円 | 15,725円 |
出典:一般財団法人日本エネルギー経済研究所 石油情報センター 2024年4月 「LPガス 月別(関東局)」から算出
★都市ガス★
使用量 | 基本料金 | 4月単価 | 1ヵ月のガスご使用量料金 | 合計金額 |
---|---|---|---|---|
使用量5㎥ | 759円 | 167.28円 | 836.4円 | 1,595.4円 |
使用量10㎥ | 759円 | 167.28円 | 1,672.8円 | 2,431.8円 |
使用量20㎥ | 759円 | 167.28円 | 3,345.6円 | 4,104.6円 |
使用量30㎥ | 1,056円 | 152.43円 | 4,572.9円 | 5,628.9円 |
出典:東京ガス ガス料金表(一般契約料金 2024年4月)から算出
まとめ
本ページでは2023年8月~2024年7月の家計調査データを参考に、神奈川県のガス代について分析し、それら情報を整理の上で一覧化しております。また光熱費の削減をご希望の方におかれましては、お得な料金プランの調査結果を別ページにて整理しております。
電気代を削減したい方はコチラ、都市ガス代を削減したい方はコチラ、LPガス代を削減したい方はコチラをご参考いただけますと幸いです。