四人暮らしの平均水道代は？季節・エリア別にご紹介！

各ご家庭が支払っている家計の支出総額の水準については、総務省統計局の「家計調査（統計法により指定されている基幹統計）」に目安が記されております。また「家計調査」の中には光熱費に関するデータも含まれており、その数値を抽出することで水道代の平均的な水準を把握することができます。

ただし補足として、「家計調査」は日本の全世帯に対する調査ではなく、ある一定の数のご家庭などから取得したデータを元に、日本全体の数値を推定したものであるため、厳密には正確な平均値ではありません。しかし、国内に存在するデータの中では最高水準の正確性と信頼性を持っていると考えられます。

このように厳密な平均値ではないものの、当サイトでは家計調査による2024年4月~2025年3月のデータを参考に推計し、四人暮らしの平均水道代を整理しております。また、物価の上下等によっても光熱費の実質的な負担割合が変わってきますので、食費や生活雑貨、家賃などの諸々の家計全体の支出に対する水道代の割合も整理しております。

なお過去のデータを参照されたい方は、2005年以降の直近20年間の四人暮らしの水道代をコチラに整理しておりますのでご参考ください。

データを参照するところによると、四人暮らしの水道代平均は6,026円という結果になりました。四人暮らしにおける平均的な家計の支出総額は341,400円であり、そのため水道代が家計に占める割合は1.77%となります。皆様の支払っている水道代が平均と比較して、どの程度の水準であるか把握する材料になりましたら幸いです。

四人暮らしにおける季節別の平均水道代、冬～春の利用量が多くなる傾向に

前述の通り、四人暮らしの平均水道代は6,026円となりますが、これは日本全体の年間を通しての統計的な推計値となります。ただ、実際には季節や地域によって水道代の水準は大きく異なってきますので、それらのデータも参照することで、より正確に皆様が支払っている水道代の水準を測ることができます。

まずは季節別のデータですが、気象庁およびNHKでは春を3～5月、夏を6～8月、秋を9～11月、冬を12～2月の期間と区分しております。その定義に合わせると、四人暮らしでの春の平均水道代は6,357円、夏では5,885円、秋では5,965円、冬では6,215円といった結果になりました。最も水道代を多く支払っている季節は冬～春、一方で最も水道代の支払いが少ない季節は夏ということが分かります。

	水道代	家計の支出平均額	水道代が家計に占める割合
春(2024年4月~2024年5月/2025年3月平均)	6,357円	295,893円	2.15%
夏(2024年6月~2024年8月平均)	5,885円	272,810円	2.16%
秋(2024年9月～2024年11月平均)	5,965円	279,085円	2.14%
冬(2024年12月~2025年2月平均)	6,215円	297,715円	2.09%

月別の水道代

	水道代
2025年1月	6,153円
2025年2月	6,335円
2025年3月	6,044円
2024年4月	6,709円
2024年5月	6,318円
2024年6月	5,743円
2024年7月	6,085円
2024年8月	5,826円
2024年9月	5,912円
2024年10月	6,123円
2024年11月	5,859円
2024年12月	6,157円

四人暮らしにおけるエリア別の平均水道代、東北地方が支払額トップ！

水道代はエリアによっても平均的な支払額の水準が異なってきます。ここでは、各地方別の水道代のコスト構造を算出しております。月あたりの平均コストとしては、四人暮らしで最も水道代を多く支払っている地域は東北地方、一方で最も水道代の支払いが少ない地域は東海地方、四国地方という結果になりました。詳細については下記表に整理しておりますのでご参考ください。

	水道代(四人暮らし)	ランキング	家計の支出平均額	水道代が家計に占める割合
全国	6,026円	--	341,400円	1.77%
北海道	4,465円	4位	257,940円	1.73%
東北	5,704円	1位	270,455円	2.11%
関東	4,369円	5位	299,552円	1.46%
北陸	4,852円	2位	271,639円	1.79%
中部	3,683円	8位	290,444円	1.27%
関西	4,262円	6位	279,058円	1.53%
中国	4,613円	3位	278,375円	1.66%
四国	3,683円	8位	245,668円	1.5%
九州	3,898円	7位	259,601円	1.5%
沖縄	3,583円	10位	216,583円	1.65%

四人暮らしにおける都道府県別の平均水道代、福島県が支払額トップ！

前述の通り、エリアによって水道代の水準は異なってきますが、ここではより細かく、都道府県別のデータを算出いたします。結果として、四人暮らしで最も水道代を多く支払っている都道府県は福島県、一方で最も水道代の支払いが少ない都道府県は徳島県という結果になりました。こちらも、下記の通り水道代の平均値を一覧表に整理しておりますのでご参考ください。

	水道代	ランキング	家計の支出平均額	水道代が家計に占める割合
全国	6,026円	--	341,400円	1.77%
北海道	3,512円	43位	264,563円	1.33%
青森県	5,430円	7位	254,715円	2.13%
岩手県	4,780円	14位	302,099円	1.58%
宮城県	4,250円	27位	264,232円	1.61%
秋田県	5,237円	10位	267,695円	1.96%
山形県	6,270円	3位	287,015円	2.18%
福島県	6,640円	1位	280,184円	2.37%
茨城県	4,995円	11位	304,188円	1.64%
栃木県	4,983円	12位	320,849円	1.55%
群馬県	4,936円	13位	290,899円	1.7%
埼玉県	4,443円	20位	308,094円	1.44%
千葉県	3,813円	39位	257,989円	1.48%
東京都	3,834円	38位	315,713円	1.21%
神奈川県	4,298円	26位	307,470円	1.4%
新潟県	4,439円	22位	245,898円	1.81%
富山県	5,468円	6位	322,635円	1.69%
石川県	5,246円	9位	295,587円	1.77%
福井県	4,774円	15位	277,072円	1.72%
山梨県	4,219円	28位	273,683円	1.54%
長野県	6,491円	2位	302,288円	2.15%
岐阜県	4,766円	16位	276,582円	1.72%
静岡県	4,440円	21位	274,405円	1.62%
愛知県	3,891円	35位	284,706円	1.37%
三重県	5,336円	8位	273,972円	1.95%
滋賀県	4,725円	18位	294,828円	1.6%
京都府	3,955円	34位	282,704円	1.4%
大阪府	3,344円	45位	261,384円	1.28%
兵庫県	3,292円	46位	245,848円	1.34%
奈良県	5,545円	5位	305,340円	1.82%
和歌山県	3,735円	41位	261,283円	1.43%
鳥取県	4,217円	29位	265,077円	1.59%
島根県	4,732円	17位	278,506円	1.7%
岡山県	4,417円	23位	297,526円	1.48%
広島県	3,487円	44位	264,887円	1.32%
山口県	3,987円	33位	258,118円	1.54%
徳島県	3,028円	47位	264,421円	1.15%
香川県	4,004円	31位	280,397円	1.43%
愛媛県	4,323円	25位	261,304円	1.65%
高知県	3,761円	40位	270,601円	1.39%
福岡県	3,995円	32位	262,850円	1.52%
佐賀県	4,523円	19位	237,467円	1.9%
長崎県	5,629円	4位	264,900円	2.12%
熊本県	3,550円	42位	258,081円	1.38%
大分県	4,023円	30位	270,689円	1.49%
宮崎県	4,334円	24位	242,391円	1.79%
鹿児島県	3,868円	37位	288,962円	1.34%
沖縄県	3,870円	36位	224,454円	1.72%

四人暮らしにおける水道代以外の光熱費は？

当サイトでは、水道代以外の光熱費の平均額も整理し皆様にご案内差し上げております。それら光熱費の水準を知りたい方におかれましては、下記リンクより当該ページをご覧ください。

• 四人暮らしの平均電気代
• 四人暮らしの平均ガス代
• 四人暮らしの薪・灯油等

まとめ

本ページでは2024年4月~2025年3月の家計調査データを参考に、四人暮らしの水道代について分析し、それら情報を整理の上で一覧化しております。また光熱費の削減をご希望の方におかれましては、お得な料金プランの調査結果を別ページにて整理しております。

電気代を削減したい方はコチラ、都市ガス代を削減したい方はコチラ、LPガス代を削減したい方はコチラをご参考いただけますと幸いです。