ロボット掃除機の年間電気料金をご紹介いたします!
今日において、様々な企業やメーカーが作ってくれる便利な家電製品は、私たちの生活を毎日休むことなく下支えし続けてくれており、なくてはならない存在です。家電量販店だけではなく、Amazon等のオンラインストアにおいても、豊富な種類の家電をラインナップしていますので、複数の製品から簡単にご自身に適したものを見つけ、気軽に購入することもでき、とても便利な世の中になりました。
ただ、そうした便利な家電製品ですが、気になるのは電気代です。購入する際にも、どのくらいの電気代を支払い続ける必要があるのか、皆様ほんの少しは気になりますよね?そこで当サイトでは、各家電のカタログスペックに基づき家電毎の電気料金を算出し、その目安を皆様にご案内しております(家電類型別電気代DBはコチラ)。
本ページでは、「ロボット掃除機」にスポットライトをあて、利用する際に必要な電気料金や省エネ方法、また電力会社を切り替えた際の電気代削減額の目安等をご紹介いたします。特に電力会社を切り替えた際の電気代削減のインパクトは大きく、毎日の電気代をできる限り抑えたい方には非常におススメです(おススメの電力会社はコチラをご覧ください)。なお、ロボット掃除機のご購入をお考えの方は、下記にておススメの製品をまとめておりますので宜しければご参考ください。
ロボット掃除機について
ロボット掃除機は、自律走行し、掃除するロボットのことです。自動掃除機、ロボットクリーナーともいわれます。本体に内蔵されている各種のセンサーにより、掃除をする空間の広さや形状、障害物の状態、ホコリやゴミの散らかり具合などの情報を収集し、その情報をもとにして自律的に掃除をします。おもに家庭用のものと大型の業務用のものに分けられるほか、水中で動くプール用、壁面吸着型でビルの窓ガラス掃除用など、使用する場所に合わせた特殊なロボット掃除機も実用化されています。
家庭用の場合、円盤状で、ブラシで床面のゴミをかき出しながら吸い取る方式のものが多いです。充電式電源を内蔵し、自律走行によって一定時間掃除をすると、充電器のある場所へ自動で戻り、充電状態に入って作動を停止します。本体には側面や底面に障害物用や段差用、ゴミ感知用などのセンサーがあり、これらのセンサーから得られた情報が人工知能により瞬時に分析され、あらかじめ設定されている動作パターンから最適な方法が選択されて動作する仕組みになっています。但し、安価な製品の場合、物にぶつかった際に方向を変えるようにプログラムされていることがあるため、火気製品との衝突、人への衝突の恐れがあるので、使用する際には注意が必要です。
価格に応じて機能や性能には違いがあり、高機能機種では、ワックスをかけたり、水で洗浄したりする機能をもつタイプもあります。本格的に注目されたのは、アメリカのアイロボット社iRobotが2002年に発売したルンバRoombaのヒットによるところが大きいです。ルンバは2012年までの10年間に世界で累計800万台が販売され、ルンバの発売以降、日本を含む多くのメーカーからロボット掃除機が発売されています。近年では、音声操作が可能な機器も登場しており、まるでペットのように受け答えしてくれます。また、ロボット掃除機自らダストボックスの交換を伝えてくれるため効率よくお手入れができます。
ロボット掃除機の電気料金の計算方法
基本的に、家電製品のカタログスペックの中には消費電力量に関する項目があり、この項目の数値を参照することで電気料金を算出することができます。大体の家電のカタログ表にはW単位で記載されており、例えば500Wの家電であれば、「500(W)÷1000×電気料金単価」の式により1時間当たりの電気代を求めることができます。
電気料金単価は電力会社により異なりますが、例えば「30.57円/kWh」であった場合、「500(W)÷1000×30.57=15.285円」となります。そのため、500Wの家電を1時間利用した場合の電気代は、15.285円となります。
それでは、この計算式をロボット掃除機にも当てはめていきます。ロボット掃除機の場合、サイズや機能等により異なりますが、概ね31W程度の製品が多いため、ロボット掃除機を1時間利用した際の電気代は目安として「31(W)÷1000×30.57=0.95円程度」となります。利用時間別の電気代目安は下記表にまとめておりますので、ご参考ください。
利用時間 | ロボット掃除機の電気代 |
---|---|
1分 | 0.02円 |
10分 | 0.16円 |
1時間 | 0.95円 |
24時間 | 22.74円 |
このような計算式を基本として、本ページでは「ロボット掃除機」のスペックを元に様々な角度から電気料金を算出しています。なお、特殊な電気の算出法となる家電につき計算の困難な製品については、経済産業省資源エネルギー庁による「省エネ性能カタログ」も参考にしながら概算値を求めています。
ロボット掃除機の年間電気料金
ロボット掃除機の年間電気料金は、概ね「742円」となります(週に5回、1回あたり3時間充電して使った場合)。なお、家計全体における2022年度の平均電気代は月間で10559円、年間では126708円のため、ロボット掃除機の電気代は電気料金全体の0.59%程度を占めることとなります。
年間の電気代(目安):742円
※週に5回、1回あたり3時間充電して使った場合
※30.57円/kWhとして算出
※2019年製の製品におけるスペックより算出
サイズ毎のロボット掃除機の電気代
ロボット掃除機のサイズごとの電気代目安を表・グラフにまとめました。ただ、ロボット掃除機は多様な製品が販売されているため、あくまで傾向としてご参考ください。製品の傾向としては、サイズが大きくなるほど電力消費量も大きくなる可能性があることが分かります。
サイズ | 年間電気代 |
---|---|
【サイズ小】20畳 | 407円 |
【サイズ中】30畳 | 742円 |
【サイズ大】120畳 | 790円 |
ロボット掃除機の機能や出力の強弱による電気代の違い
同じようなロボット掃除機であっても、機能や出力の違いにより電気料金は変わってきます。基本的には、機能が増えたり、出力が増えるともちろん電気代も増えていきます。下記表では、ロボット掃除機の機能や出力別の電気料金を整理しておりますのでご参考ください。集塵容積が大きければ大きいほど消費電力は大きく、電気代は高くなります。
集じん容量0.45L | 集じん容量0.15L | |
---|---|---|
1分 | 0.03円 | 0.01円 |
10分 | 0.25円 | 0.09円 |
1時間 | 1.53円 | 0.52円 |
24時間 | 36.68円 | 12.47円 |
年間推定 | 1,197円 | 407円 |
ロボット掃除機の省エネ方法をご紹介
代表的なロボット掃除機の省エネ方法は下記の通りです。ロボット掃除機の使い方を見直すことで、毎日の電気料金を少しでも安くできます。電気料金の削減にあたっては、手間とコストのバランスが大切なので、全ての家電で省エネ手段を実施するのは大変かと思いますが、何らかご参考になれば幸いです。
- 部屋を片付けてからかける
物を片付けてから使うと、掃除してくれる面積が広がり、節約になります。 - タイマー設定をする
タイマーで使用する時間を設定すると、自動的に行ってくれるので節約になります。 - 器具を手入れする
フィルターやブラシのお手入れなどをすると、掃除パフォーマンスが上がり、機械も長持ちするので、節約になります。
最後に、ロボット掃除機のオススメ製品をご紹介
電気プラン乗換コムでは、独自の評価基準に基づき「ロボット掃除機」のおススメ製品をご紹介しております。新品のロボット掃除機のご購入を検討しておられましたら、ぜひとも記事をご覧いただき、その内容が少しでもご参考になりましたら幸いです。