年間の電気代電気コンロの年間電気料金をご紹介いたします！
今日において、様々な企業やメーカーが作ってくれる便利な家電製品は、私たちの生活を毎日休むことなく下支えし続けてくれており、なくてはならない存在です。家電量販店だけではなく、Amazon等のオンラインストアにおいても、豊富な種類の家電をラインナップしていますので、複数の製品から簡単にご自身に適したものを見つけ、気軽に購入することもでき、とても便利な世の中になりました。
ただ、そうした便利な家電製品ですが、気になるのは電気代です。購入する際にも、どのくらいの電気代を支払い続ける必要があるのか、皆様ほんの少しは気になりますよね？そこで当サイトでは、各家電のカタログスペックに基づき家電毎の電気料金を算出し、その目安を皆様にご案内しております（家電類型別電気代DBはコチラ）。
本ページでは、「電気コンロ」にスポットライトをあて、利用する際に必要な電気料金や省エネ方法、また電力会社を切り替えた際の電気代削減額の目安等をご紹介いたします。特に電力会社を切り替えた際の電気代削減のインパクトは大きく、毎日の電気代をできる限り抑えたい方には非常におススメです（おススメの電力会社はコチラをご覧ください）。なお、電気コンロのご購入をお考えの方は、下記にておススメの製品をまとめておりますので宜しければご参考ください。
電気コンロについて
電気コンロとは、渦巻状に内蔵された電熱線へ電気を通すことで発生する熱を通じて、食材や鍋などの調理器具を加熱する調理設備のことです。IHのように調理器具を直接加熱している訳ではなく、ガスコンロのように火が出るわけでもありません。しかし、手をかざせばしっかりと熱が伝わってくる作りになっています。
電気コンロはまず電気を通してコンロ部分に熱を発生させなければならないため、IHコンロやガスコンロに比べて熱の発生が遅くなりがちです。一度発生した熱が冷めるのにも時間がかかるため、電気コンロをうまく駆使するには調理器具を一時的に電気コンロから離す、あるいは予め加熱しておくといった使い方の工夫を意識する必要があります。
以上より、電源を入れてから調理が完了するまで、IHコンロやガスコンロを使用した場合と比較し調理時間が長くなる傾向があります。そのため、単位時間あたりの消費電力量は最も小さいですが、最終的な電気代は高くなってしまう場合があります。
但し、予熱などを上手く活用すれば、節電や節約につながります。また、他のコンロには調理器具の制約があるのに対して、電気コンロはどの調理器具でも使用する事ができるため調理器具を用意する手間やコストを削減できます。
電気コンロの電気料金の計算方法
基本的に、家電製品のカタログスペックの中には消費電力量に関する項目があり、この項目の数値を参照することで電気料金を算出することができます。大体の家電のカタログ表にはW単位で記載されており、例えば500Wの家電であれば、「500(W)÷1000×電気料金単価」の式により1時間当たりの電気代を求めることができます。
電気料金単価は電力会社により異なりますが、例えば「30.57円/kWh」であった場合、「500(W)÷1000×30.57＝15.285円」となります。そのため、500Wの家電を1時間利用した場合の電気代は、15.285円となります。
それでは、この計算式を電気コンロにも当てはめていきます。電気コンロの場合、サイズや機能等により異なりますが、概ね650W程度の製品が多いため、電気コンロを1時間利用した際の電気代は目安として「650(W)÷1000×30.57＝19.87円程度」となります。利用時間別の電気代目安は下記表にまとめておりますので、ご参考ください。
| 利用時間 | 電気コンロの電気代 |
|---|---|
| 1分 | 0.33円 |
| 10分 | 3.31円 |
| 1時間 | 19.87円 |
| 24時間 | 476.89円 |
このような計算式を基本として、本ページでは「電気コンロ」のスペックを元に様々な角度から電気料金を算出しています。なお、特殊な電気の算出法となる家電につき計算の困難な製品については、経済産業省資源エネルギー庁による「省エネ性能カタログ」も参考にしながら概算値を求めています。
電気コンロの年間電気料金
電気コンロの年間電気料金は、概ね「14505円」となります（1日2時間、毎日使用した場合）。なお、家計全体における2022年度の平均電気代は月間で10559円、年間では126708円のため、電気コンロの電気代は電気料金全体の11.45%程度を占めることとなります。
年間の電気代（目安）：14505円
※1日2時間、毎日使用した場合
※30.57円/kWhとして算出
※2020年製の製品におけるスペックより算出
サイズ毎の電気コンロの電気代
電気コンロのサイズごとの電気代目安を表・グラフにまとめました。製品の傾向としては、サイズが大きくなるからと言って、必ずしも電気代が上がるわけではない形になります。サイズが大きくなると、製品自体の電気変換効率も上がるケースもあり、それによって電気代が下がる等、様々な要因が考えられます。
| サイズ | 年間電気代 |
|---|---|
| 【サイズ小】サイズ（～300mm×～100mm×～300mm） | 8,926円 |
| 【サイズ中】サイズ（300～mm×100～mm×300～mm） | 14,505円 |
電気コンロの機能や出力の強弱による電気代の違い
同じような電気コンロであっても、機能や出力の違いにより電気料金は変わってきます。基本的には、機能が増えたり、出力が増えるともちろん電気代も増えていきます。下記表では、電気コンロの機能や出力別の電気料金を整理しておりますのでご参考ください。火力の強弱によって、電気代は下表のように変化します。調理に適した火力設定を行うことで、電気代削減に繋がります。
| 強 | 弱 | |
|---|---|---|
| 1分 | 0.41円 | 0.20円 |
| 10分 | 4.08円 | 2.04円 |
| 1時間 | 24.46円 | 12.23円 |
| 24時間 | 586.94円 | 293.47円 |
| 年間推定 | 17,853円 | 8,926円 |
電気コンロの省エネ方法をご紹介
代表的な電気コンロの省エネ方法は下記の通りです。電気コンロの使い方を見直すことで、毎日の電気料金を少しでも安くできます。電気料金の削減にあたっては、手間とコストのバランスが大切なので、全ての家電で省エネ手段を実施するのは大変かと思いますが、何らかご参考になれば幸いです。
- 時間がかかる料理は早朝か夜間に
オール電化で夜間と早朝の電気代が安くなるプランを使っている方は、長時間調理がかかる料理は電気代が安くなる時間帯に作ると節約になります。 - 火加減を調節する
火加減を調節できるものなら、強火や弱火などこまめに調節すると、節電になります。
最後に、電気コンロのオススメ製品をご紹介
電気プラン乗換コムでは、独自の評価基準に基づき「電気コンロ」のおススメ製品をご紹介しております。新品の電気コンロのご購入を検討しておられましたら、ぜひとも記事をご覧いただき、その内容が少しでもご参考になりましたら幸いです。
