【家電の電気代DB】空気清浄機の推定電気代
年間の電気代
4820

※年間の電気代は「1日8時間、毎日強で使用した場合」の推計値となります

10分利用した場合
0.28
1時間利用した場合
1.65

空気清浄機の電気代はどの程度?

  • 更新日:2020/11/03

空気清浄機の年間電気料金をご紹介いたします!

今日において、様々な企業やメーカーが作ってくれる便利な家電製品は、私たちの生活を毎日休むことなく下支えし続けてくれており、なくてはならない存在です。家電量販店だけではなく、Amazon等のオンラインストアにおいても、豊富な種類の家電をラインナップしていますので、複数の製品から簡単にご自身に適したものを見つけ、気軽に購入することもでき、とても便利な世の中になりました。

ただ、そうした便利な家電製品ですが、気になるのは電気代です。購入する際にも、どのくらいの電気代を支払い続ける必要があるのか、皆様ほんの少しは気になりますよね?そこで当サイトでは、各家電のカタログスペックに基づき家電毎の電気料金を算出し、その目安を皆様にご案内しております(家電類型別電気代DBはコチラ)。

本ページでは、「空気清浄機」にスポットライトをあて、利用する際に必要な電気料金や省エネ方法、また電力会社を切り替えた際の電気代削減額の目安等をご紹介いたします。特に電力会社を切り替えた際の電気代削減のインパクトは大きく、毎日の電気代をできる限り抑えたい方には非常におススメです(おススメの電力会社はコチラをご覧ください)。なお、空気清浄機のご購入をお考えの方は、下記にておススメの製品をまとめておりますので宜しければご参考ください。

空気清浄機について

空気清浄機とは、空気中に浮遊する塵埃や花粉、ハウスダスト等を除去するための機器です。粉塵を回収する方法として、「ファン集塵式」、「イオン集塵式」、「電気集塵式」の大きく3つに大別する事が出来ますが、近年、「イオン集塵式」の集塵機能に疑問が呈されており、家電量販店などからは姿を消しています。また、清浄した空気を放出する際にイオンを放出する機能がついた機器も近年増えてきています。

「ファン集塵式」は現在の主流となっており、扇風機やエアコンと同じようにファンによって強制的に空気を吸い込み、フィルターで濾過し、きれいになった空気を吹き出す方式です。ファンを使用するため、稼働時はファンの回転音がします。静かな空間が求められる寝室などでの使用を想定している場合は不適です。

使われるファンは、空気の押し出しに向くプロペラファン(扇風機などのファン)ではなく、吸い込みに適するシロッコファン(天井据付式の換気扇などに使われる)です。クロスフローファンを採用した機種もあります。多くのファン式空気清浄機は、HEPA(ヘパ)と呼ばれる目の細かい不織布のフィルターで微粒子を集塵・濾過し、においについては活性炭で吸着する方法をとっています。この方式の空気清浄機は、加湿機能や除湿機能、活性炭フィルターによる脱臭機能を付帯させたものが多く販売されています。

「電気集塵式」はファンで吸収した空気に高圧放電を加え粉塵を帯電させフィルターや電極に塵を吸着させる方式です。イオン集塵式とファン集塵式のハイブリッド形式と言えますが、機種によっては空気中のバクテリアやアレルゲンも分解してくれるため、ファン集塵式のものよりも清潔な空気をつくることができます。ちなみに電気集塵はプラズマと呼ばれていることから、家庭向けではプラズマ式と呼ばれることが多いです。活性炭ではなく二酸化チタンなどの光触媒による消臭を採用している機種や、HEPAよりも目の細かいフィルターであるULPA(ウルパ)を採用したものもあります。

業務用(とくに工業用)向けとしては、電気集塵の空気清浄機(集塵機)が多く使われます。放電を利用するという点ではイオン式と同様ですが、多くは電極の正負が逆であり、集塵装置の効率を高めるため電極の数も多く、粉塵を帯電させる部分と集塵する部分が分かれている多段式となっています。この方式を採用している機器は、基本的に電極を洗って再生使用するため、ランニングコストは低いです。集塵のみの効果しかないものと匂いの原因を取り去るもの、脱臭フィルターも備えもつ製品があります。フィルターを用いたファン式の清浄機に、簡単な構造の電気集塵が併用されている場合があります(この併用タイプを現在では電気集塵と呼ぶことが多いです)。

空気清浄機の電気料金の計算方法

基本的に、家電製品のカタログスペックの中には消費電力量に関する項目があり、この項目の数値を参照することで電気料金を算出することができます。大体の家電のカタログ表にはW単位で記載されており、例えば500Wの家電であれば、「500(W)÷1000×電気料金単価」の式により1時間当たりの電気代を求めることができます。

電気料金単価は電力会社により異なりますが、例えば「30.57円/kWh」であった場合、「500(W)÷1000×30.57=15.285円」となります。そのため、500Wの家電を1時間利用した場合の電気代は、15.285円となります。

それでは、この計算式を空気清浄機にも当てはめていきます。空気清浄機の場合、サイズや機能等により異なりますが、概ね54W程度の製品が多いため、空気清浄機を1時間利用した際の電気代は目安として「54(W)÷1000×30.57=1.65円程度」となります。利用時間別の電気代目安は下記表にまとめておりますので、ご参考ください。

利用時間 空気清浄機の電気代
1分 0.03円
10分 0.28円
1時間 1.65円
24時間 39.62円

このような計算式を基本として、本ページでは「空気清浄機」のスペックを元に様々な角度から電気料金を算出しています。なお、特殊な電気の算出法となる家電につき計算の困難な製品については、経済産業省資源エネルギー庁による「省エネ性能カタログ」も参考にしながら概算値を求めています。

空気清浄機の年間電気料金

空気清浄機の年間電気料金は、概ね「4820円」となります(1日8時間、毎日強で使用した場合)。なお、家計全体における2022年度の平均電気代は月間で10559円、年間では126708円のため、空気清浄機の電気代は電気料金全体の3.8%程度を占めることとなります。

年間の電気代(目安):4820円

※1日8時間、毎日強で使用した場合
※30.57円/kWhとして算出
※2019年製の製品におけるスペックより算出

サイズ毎の空気清浄機の電気代

空気清浄機のサイズごとの電気代目安を表・グラフにまとめました。ただ、空気清浄機は多様な製品が販売されているため、あくまで傾向としてご参考ください。製品の傾向としては、サイズが大きくなるほど電力消費量も大きくなる可能性があることが分かります。

サイズ 年間電気代
【サイズ小】13畳 3,571円
【サイズ中】23畳 4,820円
【サイズ大】48畳 5,891円

空気清浄機の機能や出力の強弱による電気代の違い

同じような空気清浄機であっても、機能や出力の違いにより電気料金は変わってきます。基本的には、機能が増えたり、出力が増えるともちろん電気代も増えていきます。下記表では、空気清浄機の機能や出力別の電気料金を整理しておりますのでご参考ください。モードによって消費電力が変わります。早く空気を清浄したい場合は「強」タイプを選択肢、綺麗な空気を維持したいときは「弱」モードに切り替えておくと電気代を抑えることが出来るでしょう。

13畳:強 13畳:中 13畳:弱
1分 0.02円 0.01円 0.01円
10分 0.20円 0.12円 0.05円
1時間 1.22円 0.70円 0.32円
24時間 29.35円 16.87円 7.70円
年間推定 3,571円 2,053円 937円

空気清浄機の省エネ方法をご紹介

代表的な空気清浄機の省エネ方法は下記の通りです。空気清浄機の使い方を見直すことで、毎日の電気料金を少しでも安くできます。電気料金の削減にあたっては、手間とコストのバランスが大切なので、全ての家電で省エネ手段を実施するのは大変かと思いますが、何らかご参考になれば幸いです。

  • 常に運転させる
    空気洗浄機を常に運転しておくと、歩いたときに舞い上がったほこりをす上げてくれるので掃除機をかける時間を短縮でき、節約になります。
  • 夏でも冬でも使う
    室内の空気を循環させるので、空気が上部や下部にたまることなく、エアコンの設定温度を多少下げることが出来るので節約になります。
  • 最適な位置に置く
    部屋の出入り口やエアコン・換気扇がある所の反対の位置に置くと、人やエアコンの起こす風で空気が循環するので節約になります。

最後に、空気清浄機のオススメ製品をご紹介

電気プラン乗換コムでは、独自の評価基準に基づき「空気清浄機」のおススメ製品をご紹介しております。新品の空気清浄機のご購入を検討しておられましたら、ぜひとも記事をご覧いただき、その内容が少しでもご参考になりましたら幸いです。

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