洗濯機の年間電気料金をご紹介いたします!
今日において、様々な企業やメーカーが作ってくれる便利な家電製品は、私たちの生活を毎日休むことなく下支えし続けてくれており、なくてはならない存在です。家電量販店だけではなく、Amazon等のオンラインストアにおいても、豊富な種類の家電をラインナップしていますので、複数の製品から簡単にご自身に適したものを見つけ、気軽に購入することもでき、とても便利な世の中になりました。
ただ、そうした便利な家電製品ですが、気になるのは電気代です。購入する際にも、どのくらいの電気代を支払い続ける必要があるのか、皆様ほんの少しは気になりますよね?そこで当サイトでは、各家電のカタログスペックに基づき家電毎の電気料金を算出し、その目安を皆様にご案内しております(家電類型別電気代DBはコチラ)。
本ページでは、「洗濯機」にスポットライトをあて、利用する際に必要な電気料金や省エネ方法、また電力会社を切り替えた際の電気代削減額の目安等をご紹介いたします。特に電力会社を切り替えた際の電気代削減のインパクトは大きく、毎日の電気代をできる限り抑えたい方には非常におススメです(おススメの電力会社はコチラをご覧ください)。なお、洗濯機のご購入をお考えの方は、下記にておススメの製品をまとめておりますので宜しければご参考ください。
洗濯機について
洗濯機は、衣類などを洗浄する装置です。電気洗濯機はモーターによって水槽の中に強い水流を起こし、洗濯物をゆり動かし、自動的に洗濯をします。振動式、攪拌式、噴流式、渦巻式などがあり、洗濯槽と脱水槽が別になった2槽式のものと、洗濯槽と遠心脱水器とが一つになった全自動のものがあります。
洗濯機は大きくその様式により3つに分けることができます。「縦型」、「ドラム式」、「二槽式」に分けることができます。「縦型」は底にある「回転羽根」で渦巻き状の水流をおこし、汚れを落とします。水の力で汚れを落とすため、多くの水を必要としますが汚れを落とす力は大きい種類です。「ドラム式」は洗濯槽が横または斜めに配置しており、洗濯物を回転させる過程で上から下に落とした衝撃で汚れを落とします。節水が可能な一方、洗濯物に衝撃を与えるため傷みやすいです。
「二槽式」は、洗濯槽と脱水槽が別になった洗濯機のことです。選択終了後に手動で脱水槽に移さなければならず、手間がかかります。しかし、選択と乾燥を同時に行えるので、洗濯物が多い家庭には適しているといえます。
現在販売されている洗濯機の多くに、自動で「洗い」、「すすぎ」、「脱水」の全てを1つの槽で行う機能が付帯しています。このような洗濯機を全自動洗濯機といいます。全自動洗濯機にさらに乾燥機能がついたものを乾燥機付洗濯機といい、一般的に洗濯乾燥機と呼ばれています。乾燥機が分けられたものと「洗い」「すすぎ」「脱水」「乾燥」まで1つの槽で、全自動で行えるものがあります。乾燥機能の無い「全自動洗濯機」は現在ではほとんどなく、全自動洗濯機という名称でも乾燥機能付きがほとんどです。
洗濯機の電気料金の計算方法
基本的に、家電製品のカタログスペックの中には消費電力量に関する項目があり、この項目の数値を参照することで電気料金を算出することができます。大体の家電のカタログ表にはW単位で記載されており、例えば500Wの家電であれば、「500(W)÷1000×電気料金単価」の式により1時間当たりの電気代を求めることができます。
電気料金単価は電力会社により異なりますが、例えば「30.57円/kWh」であった場合、「500(W)÷1000×30.57=15.285円」となります。そのため、500Wの家電を1時間利用した場合の電気代は、15.285円となります。
それでは、この計算式を洗濯機にも当てはめていきます。洗濯機の場合、サイズや機能等により異なりますが、概ね255W程度の製品が多いため、洗濯機を1時間利用した際の電気代は目安として「255(W)÷1000×30.57=7.80円程度」となります。利用時間別の電気代目安は下記表にまとめておりますので、ご参考ください。
利用時間 | 洗濯機の電気代 |
---|---|
1分 | 0.13円 |
10分 | 1.30円 |
1時間 | 7.80円 |
24時間 | 187.09円 |
このような計算式を基本として、本ページでは「洗濯機」のスペックを元に様々な角度から電気料金を算出しています。なお、特殊な電気の算出法となる家電につき計算の困難な製品については、経済産業省資源エネルギー庁による「省エネ性能カタログ」も参考にしながら概算値を求めています。
洗濯機の年間電気料金
洗濯機の年間電気料金は、概ね「1423円」となります(1日1回30分した場合)。なお、家計全体における2022年度の平均電気代は月間で10559円、年間では126708円のため、洗濯機の電気代は電気料金全体の1.12%程度を占めることとなります。
年間の電気代(目安):1423円
※1日1回30分した場合
※30.57円/kWhとして算出
※2019年製の製品におけるスペックより算出
洗濯機の機能や出力の強弱による電気代の違い
同じような洗濯機であっても、機能や出力の違いにより電気料金は変わってきます。基本的には、機能が増えたり、出力が増えるともちろん電気代も増えていきます。下記表では、洗濯機の機能や出力別の電気料金を整理しておりますのでご参考ください。縦型洗濯機よりもドラム式の洗濯機の方が消費電力は少なく電気代を抑えることができます。
縦型(選択・乾燥容量12kg) | ドラム式(選択・乾燥容量12kg) | |
---|---|---|
1分 | 0.19円 | 0.08円 |
10分 | 1.94円 | 0.82円 |
1時間 | 11.62円 | 4.89円 |
24時間 | 278.80円 | 117.39円 |
年間推定 | 2,120円 | 893円 |
洗濯機の省エネ方法をご紹介
代表的な洗濯機の省エネ方法は下記の通りです。洗濯機の使い方を見直すことで、毎日の電気料金を少しでも安くできます。電気料金の削減にあたっては、手間とコストのバランスが大切なので、全ての家電で省エネ手段を実施するのは大変かと思いますが、何らかご参考になれば幸いです。
- まとめ洗いをする
洗濯物の容量に合わせて回数を少なくした方が年間約160円節約出来ます。 - いれる順番
衣類を大きい物から入れていくと、洗濯機が回転する時間の短縮につながり電気代が節約出来ます。 - 洗剤は適量を入れる
洗剤を適量以上入れてしまうと、すすぎに時間がかかってしまうので、適量を入れると節電になります。
最後に、洗濯機のオススメ製品をご紹介
電気プラン乗換コムでは、独自の評価基準に基づき「洗濯機」のおススメ製品をご紹介しております。新品の洗濯機のご購入を検討しておられましたら、ぜひとも記事をご覧いただき、その内容が少しでもご参考になりましたら幸いです。