小田急ガスの都市ガス料金はどれだけお得?東京ガスと比較してみた結果!

  • 更新日:2025/04/28

都市ガス自由化によって、今まで東京ガスから都市ガスの供給を受けていた人は、別の会社と都市ガスの契約を結べるようになりました。会社を変えた場合、どのぐらいガス代が安くなるのかをご存知でしょうか。

契約する会社によって、ガス代がどれぐらい安くなるかは変わります。選ぶ会社やプランによっては、契約変更したことで、ガス代が高くなってもおかしくありません。

そのため、事前にさまざまな会社の料金プランを比較し、特典・解約手数料なども確認することが重要です。

今回は、小田急ガスの料金プランや特徴を解説します。東京ガスの料金と比較して、どれだけお得になるかを見ていきましょう。

目次

小田急ガスとは

小田急ガスは、名前からわかるとおり、小田急電鉄が販売しているサービスです。ただし、小田急電鉄がガスの供給を行っているわけではありません。

小田急電鉄は、イーネットワークシステムズと、ガス供給に関する取次契約を結んでいます。実際にガスの小売を行っているのは、ファミリーネット・ジャパンという東京電力の子会社です。まずは、これらの会社の情報をご紹介します。

【販売会社】
会社名 小田急電鉄株式会社
設立年月日 1948年6月1日
本社所在地 〒163-0706 東京都新宿区西新宿2丁目7番1号
資本金 603億5,900万円
事業内容
  • 鉄道事業
  • 不動産業
  • その他事業
【運営会社】
会社名 株式会社イーネットワークシステムズ
設立年月日 2015年4月2日
本社所在地 〒160-0023 東京都新宿区西新宿8丁目14番24号
資本金 5,000千円
事業内容
  • 電力小売事業
  • 電力小売に関するビジネスコンサルティング
  • 電力小売に関するシステム企画・設計・開発
【ガス小売会社】
会社名 株式会社ファミリーネット・ジャパン
設立年月日 2000年10月6日
本社所在地 〒105-6229
東京都港区愛宕二丁目5番1号
愛宕グリーンヒルズMORIタワー29階
資本金 4億9千万円
事業内容
  • 集合住宅向けインターネット接続サービス
  • 電気・エネルギーの売買・仲介・供給
  • エネルギーモニタリング及びエネルギー情報活用サービス
  • 決済代行サービス等

小田急ガスのサービス提供エリアは、以下のとおりです。もちろん、プロパンガスではなく、都市ガスの供給を受けていることも契約条件になります。

下表の市町村でも、対象エリアが一部地域のみになっている場合があるので、契約できるか気になる人は、直接小田急ガスへお問い合わせください。

【小田急ガスのサービス提供エリア】
東京都 東京23区・八王子市・立川市・武蔵野市・三鷹市・府中市・昭島市・調布市・町田市・小金井市・小平市・日野市・東村山市・国分寺市・国立市・狛江市・東大和市・清瀬市・東久留米市・多摩市・稲城市・西東京市・武蔵村山市
神奈川県 横浜市・川崎市・横須賀市・平塚市・鎌倉市・藤沢市・茅ヶ崎市・逗子市・相模原市・三浦市・大和市・海老名市・座間市・綾瀬市・葉山町・寒川町・大磯町・中井町・開成町・南足柄市
千葉県 千葉市・木更津市・八千代市・君津市・富津市・四街道市・袖ヶ浦市・八街市・佐倉市・印西市・白井市・成田市・富里市・酒々井町・芝山町・多古町・栄町
埼玉県 さいたま市・川口市・所沢市・上尾市・草加市・蕨市・戸田市・朝霞市・和光市・新座市・久喜市・八潮市・三郷市・蓮田市・伊奈町・白岡市・熊谷市・行田市・深谷市・鴻巣市・羽生市
茨城県 日立市・竜ヶ崎市・牛久市・つくば市・取手市・つくばみらい市・稲敷市・利根町・阿見町・美浦村
栃木県 宇都宮市・真岡市・上三川町・芳賀町・高根沢町・壬生町
群馬県 千代田町・邑楽町・明和町

小田急ガスの料金プラン

小田急ガスの料金プランについて

小田急ガスでは、以下の2種類の料金プランを提供しています。

    <小田急ガスの料金プラン>

  • 一般ガスプラン
  • ガス床暖プラン

どちらのプランでも基本的な計算方法は変わず、基本料金、基準単位料金、原料費調整額の合計でガス料金が決まります。

基準単位料金・原料費調整額は「単位料金」で、ガス使用量1㎥ごとに料金がかかる仕組みです。

原料費調整額とは、貿易統計におけるLNGやLPGの価格などによって決まる調整額で、毎月変動します。東京ガスも小田急ガスも、原料費調整額を採用しています。

ただし、小田急ガスは東京ガスと同水準になるよう料金計算を設定していますが、一点だけ違いがあることにご注意ください。東京ガスでは変動幅に上限がありますが、小田急ガスでは上限がありません。

つまり、東京ガスと契約している場合、世界情勢に大きな変化が生じて原料価格が急激に上がったとしても、ガス代にそのまま反映されずに済みます。

しかし、小田急ガスの場合、原料価格が高騰した際に、東京ガスより原料費調整額が高くなってしまうかもしれません。結果的に、東京ガスよりガス代が高くなってしまうリスクがあります。

この原料費調整額は、世界的な原料価格の影響を受けるため、簡単に将来の動向を予測できません。海外で戦争・大災害が突発的に生じた場合などに、原料価格が高騰してもおかしくないでしょう。

以下で解説する小田急ガスの料金プランは、東京ガスより安いものの、リスクがあることを理解したうえで契約を検討してみてください。

一般ガスプランの料金

小田急ガスの一般ガスプランは、東京ガスの一般契約料金を契約している人向けのプランです。まずは、東京電力との料金差を見てみましょう。なお、以下の表に、原料費調整額は含まれていません。

【一般ガスプランの料金】
月間の都市ガス使用量(㎥/月) 基本料金 基準単位料金
0~20 759.00円 145.31円
21~80 1,056.00円 130.46円
81~200 1,232.00円 128.26円
201~500 1,892.00円 124.96円
501~800 6,292.00円 116.16円
801~ 12,452.00円 108.46円

この表の金額は、東京ガスと同じです。小田急ガスの場合、この料金に原料費調整額を加算または減算し、その合計金額(消費税等相当額を含む)に対して3%の割引を適用します。原料費調整額が東京ガスより高くならない月は、3%ガス代が安くなると考えてください。

ガス会社によっては、基本料金・基準単位料金そのもので、東京ガスと差をつけて安くしていることがあります。

この方法では多くの場合、ガスの使用量によってお得度の差がつきます。小田急ガスの場合、ガス使用量が多い家庭も少ない家庭も、一律3%割引になるのが大きな特徴です。

ガス床暖プランの料金

ガス床暖プランは、家庭でガス床暖房を使っている人向けのプランです。東京ガスでは、「暖らんプラン」という名前で提供されています。こちらも料金を比較してみましょう。

【12~4月の料金】
月間の都市ガス使用量(㎥/月) 基本料金 基準単位料金
0~20 759.00円 145.31円
21~80 1,265.00円 120.01円
81~ 2,145.00円 109.01円

ガス床暖プランでは、5~11月の料金が一般ガスプランと同じです。一般ガスプランと同じく、ガス床暖プランも、東京ガスと料金に差はありません。こちらも、原料費調整額を加算・減算した税込の金額から、3%割引されます。

小田急ガスのガス・電気セット割

小田急ガスでは、「小田急でんき」という電気小売事業も行っています。小田急ガスで電気とガスを両方契約した場合の割引は、以下のとおりです。

【小田急ガスのガス・電気セット割】
料金プラン名 月額割引料金(税込)
従量電灯B 東京 S(スモール)プラン
従量電灯B 東京 Bグリーンプラン
従量電灯C 東京 Cグリーンプラン
50円
従量電灯B 東京 M(ミディアム)プラン
従量電灯C 東京 L(ラージ)プラン
150円

ガスのプランではなく、電気のプランによって割引料金が変わります。表を見てわかるとおり、セット割引の金額は50円もしくは150円とそれほど大きくありません。

電気もガスも現在の契約より安くなる場合は、電気・ガスの両方を小田急ガスにして、セット割引を受けるとお得になります。

ただし、電気に関しても、小田急ガスでは電源調達調整費の上限を設けていません。燃料価格が上がった際にリスクがあるのは、ガスと同じです。

小田急ガスのメリットと良い口コミ・評判

小田急ガスのメリットと良い口コミ・評判

次に、小田急ガスと契約している人の評判を見てみましょう。小田急ガスのメリットは、主に以下の2点です。

    <小田急ガスのメリットと良い口コミ・評判>

  • 料金が安くなる
  • ガス床暖向けのプランがある

料金が安くなる

小田急ガスならガス代が3%オフなので、とても助かります。毎月200~300円ほどコンスタントに安くなるのは、結構大きいです。

神奈川県内の都市ガスなら、小田急ガスがおすすめです。地元の大手私鉄なので、安心感もありますね。

小田急ガスの最大の特徴は、使用量に関係なく、ガス代が一律3%安くなることです。原料費調整額に上限がないリスクはありますが、毎月の光熱費を抑えたい人に向いています。

さらに小田急ガスでは、電気とガスをセットで契約すると割引を受けられるため、電気も東京電力のままにしている人は、小田急ガスに切り替えるとお得になるかもしれません。電気料金の節約にも興味がある人は、電気料金の比較もしてみることをおすすめします。

ガス床暖向けのプランがある

うちの床暖房はガスなので、ガス暖房向けのプランがあるところでないと、都市ガス会社を変えられません。候補先としては、小田急ガスなどですね。

都市ガス自由化後に都市ガスの供給をはじめた会社はいくつもありますが、多くの会社は一般料金プランしか用意していません。

しかし、ガス床暖房の家では、冬に床暖房でかなりガスを利用する可能性が高いです。そういった家庭向けに、東京電力では、冬のガス料金が安くなるプランを用意しています。

現在、東京ガスで床暖房前提のプランを契約していると、基本料金などが安くても、契約変更で冬期のガス代が高くなってしまいます。

しかし小田急ガスは、床暖房向けのプランも、東京電力から3%の割引を受けることが可能です。ガス床暖房を使っている人は、小田急ガスへの契約切り替えを考えてみてください。

ただし、床暖房以外にもガス機器を使っていて、東京ガスから割引を受けている人は注意が必要です。東京ガスでは、以下の3つのオプション割引があります。

    <東京ガスにおける3つのオプション割引>

  • バス暖割(ガス温水浴室暖房乾燥機を使用する家庭向け)
  • エコ割(エコジョーズなどを使用する家庭向け)
  • セット割(ガス温水浴室暖房乾燥機・エコジョーズなどを両方使用する家庭向け)

これらの割引対象になっている家庭では、東京ガスから小田急ガスに切り替えることによって、逆にガス代が高くなってしまう可能性があります。現在契約しているプランについて、一度確認してみましょう。

小田急ガスの注意点と悪い口コミ・評判

小田急ガスの注意点と悪い口コミ・評判

次に、小田急ガスに寄せられている悪い口コミを紹介します。都市ガスは、会社を変えても品質が変わるわけではありません。

そのため、小田急ガスの都市ガスを利用していて、特に不都合があるといった口コミは見られませんでした。しかし、以下のような不満をもつ人もいます。

    <小田急ガスの注意点と悪い口コミ・評判>

  • ガス代が安くならない
  • ガスの契約切り替えに時間がかかる
  • ほかのガス会社のほうが安い

ガス代が安くならない

ガス代が安くならないと感じるのは、前月よりガス使用量が多い月に契約が切り替わった、前月より原料費調整額高くなる月に契約が切り替わったといった理由かもしれません。

このような事情がある場合、料金だけを見比べると、契約を切り替えたのにガス代が高くなっていると感じてしまう可能性があります。

ガスの契約切り替えに時間がかかる

ガスの契約切り替えに時間がかかるという不満も、小田急ガスに限らず、どのガス会社で聞かれるものです。

時間がかかるのは、ガスの契約切り替えが、月に1度の検針のタイミングで行われることが原因になっています。

契約申し込みが受け付けられてから、次の検針日までに時間が空くと、それまでは東京電力の契約が続いてしまいます。

翌月・翌々月まで、ガス会社の切り替えを待たなければいけないことがあるのは、仕方ないでしょう。

ほかのガス会社のほうが安い

東京ガスのエリアでは、多くの会社が都市ガス事業に参入しています。ガスなどエネルギー会社が多いですが、小田急ガスのように、本業がガスではない会社も都市ガス事業に参入していることがあり、競争が激しい状態です。

小田急ガスと同様、東京ガスより料金が安いことをセールスポイントにしている会社もあります。

料金が安くなる以外の特典を用意している会社もあるので、少しでもお得な会社を探して契約したいと考えている人は、ほかの会社の料金プランも見比べてから、契約するガス会社を選んでみてください。

小田急ガスがおすすめの人

小田急ガスがおすすめの人

小田急ガスと契約するのがおすすめの人は、以下のとおりです。

    <小田急ガスがおすすめの人>

  • 毎月安定してガス料金を安くしたい人
  • 家庭で床暖房を使っている人(ただしエコジョーズなどを使っていない人)

毎月安定してガス料金を安くしたい人

小田急ガスの大きな特徴は、プランやガス使用量に関係なく、一律3%東京ガスより料金が安くなることです。

一人暮らしで使用量が少ない場合でも割引を受けられるので、どの家庭でもメリットを感じられます。ガス暖房を使っている月・使っていない月によって、お得度が変わることもありません。

家庭で床暖房を使っている人(ただしエコジョーズなどを使っていない人)

小田急ガスでは、ガス床暖房プランが用意されています。一般料金プランと同様に、東京ガスから3%の割引を受けられますが、エコジョーズなどの追加オプション割がありません。

ガス床暖房を使っており、冬に多くガスを使う家庭でガス代を節約したい人に、おすすめのプランです。

小田急ガスのお申し込み方法

小田急ガスのお申し込み方法

小田急ガスへのお申し込みは、インターネット上から可能です。小田急ガスでは、電気・ガスのお申し込みページが一緒になっているので、間違えないようご注意ください。

お申し込みにあたって必要なのは、ガスの検針票に書かれている以下の情報です。検針票の画像をアップロードして、一部の入力を省略することも可能です。

    <申し込みの際に必要な情報>

  • 供給地点特定番号
  • お客さま番号
  • 契約種別
  • 契約者名

この後にお支払情報の入力手続きがあるため、お手元にクレジットカードも用意しておきましょう。クレジットカード情報の登録方法は、以下の2通りです。

    <クレジットカード情報の登録方法>

  • 申込完了ページ下部の「クレジットカード情報登録へ」ボタンをクリック、「クレジットお支払い手続き」画面にアクセス
  • お申し込み完了後登録メールアドレスに届くURLから手続き画面にアクセス

銀行振り込みでお支払いの人は住所に「銀行口座申請書」が送られてくるので、そちらを記入しましょう。

お申し込み完了後、1週間ほどで供給開始予定日がメールアドレスに送付されます。この際に「小田急ONE」という利用者向けマイページ連携用URLも送付されてきます。

ガスの利用状況などを確認できるようにするため、なるべく早く小田急ONEの会員登録・連携を済ませておきましょう。小田急ONEの会員登録・利用は、無料です。

なお、小田急ガスでは「小田急ONEに会員登録せずに、小田急でんき・ガスの使用量・利用料金をご確認いただくこともできます。

ご希望のお客さまは、お手数ですが小田急でんき・ガスサポートセンターにその旨ご連絡をお願いいたします」と案内しています。

小田急ONE内のマイページは、月ごとの推移グラフなどを確認でき、利用状況が見やすいのがメリットです。

使用状況などを見て、光熱費の節約のモチベーションにもつなげられるので、マイページへ登録しておくのが良いでしょう。

ガス会社の切り替えにかかる費用・解約金

ガス会社の切り替えにあたって、初期費用はかかりません。工事なども不要です。

一方、解約金に関しては、ガス会社ごとに約款を確認しなければなりません。小田急ガスの約款を見ると、以下の項目がありました。

「31. 需給契約の廃止または解約にともなう費用相当額の申受け お客さまが29(需給契約の廃止)により需給契約を廃止する場合または当社が30(解約等)により需給契約を解約する場合には、当社は、需給契約の廃止または解約に要する費用に相当する金額を申し受けます。この場合,当該金額は、需給契約の消滅日の前日を含むガス料金の算定期間のガス料金の支払期日までに、そのガス料金とあわせて支払っていただきます」

金額が具体的に表示されていないため、気になる人は契約前に問い合わせて、確認しておくことをおすすめします。

ガス会社の切り替えに関するよくある質問

ガス会社の切り替えに関するよくある質問

ここからは、ガス会社の切り替えについて、よくある質問に回答します。都市ガスの契約会社変更を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

Q.都市ガス自由化によってなにが変わったのですか?

A.今までは、地域ごとに決まった会社(東京ガスなど)としか契約できなかった都市ガスを、消費者側で選択して契約できるようになりました。ただし、ガス会社によって料金が変わり、必ずしもガス代が安くなるとは限りません。そのため、慎重に契約先を選ぶ必要があります。

Q.プロパンガスでも契約できますか?

A.できません。小田急ガスでは、プロパンガスを使っているご家庭には、提携のプロパンガス会社(みつばちガスの三ッ輪産業株式会社)を紹介しています。そちらの提供エリアや料金プランを確認して、現在の会社より安くなるようなら契約を検討してみてください。

Q.東京ガスへの閉栓の連絡はどうすれば良いですか?

A.必要ありません。新しく契約するガス会社側で手続きを進めてもらえます。

Q.今使っているガス機器を、そのまま使えますか?

A.東京ガスで都市ガスを利用している人はそのままで大丈夫ですが、検針票に「都市ガス13A」の記載があるかご確認ください。記載がない場合、ガスの種類が適合するかどうかを確認する必要があります。「都市ガス13A」と異なるガス機器である場合、ガス機器を買い替えなければならないためです。

Q.ガス会社を変えてガスの質や安全性は変わりますか?

A.ガス会社を変えても、ガスそのものの品質は変わりません。同じガス導管から供給されるため、安全性が保たれています。

Q.ガス漏れなど万が一の場合はどこに連絡すればいいですか?

A.緊急時の対応は、従来どおり東京ガスで実施します。24時間365日受付の東京ガス緊急保安受付窓口へ、ご連絡ください。

まとめ

今回は、小田急ガスの都市ガス料金についてご紹介しました。東京ガスの料金から一律3%割引になり、ガス床暖房を使っている家庭向けのプランもあるところが大きな特色です。

東京ガスと契約していてガス代の節約を考えている人は、ぜひ契約切り替えを検討してみてください。

ただし、原料費調整額に上限はありません。万が一原料価格が高騰したときは、ガス代が跳ね上がるかもしれないため、ノーリスクではないことを承知したうえで契約を切り替える必要があります。

また、小田急ガス以外にも、都市ガス自由化後に都市ガス供給をはじめた会社はたくさんあります。ガス代節約を第一の目的にガス会社の変更を考えている人は、主な会社の料金プランを比較してみましょう。

東京ガスエリアだと、ガスワングループ・レモンガス・ENEOSなど、さまざまなエネルギー会社が都市ガス事業を行っています。

会社ごとに料金やサービスが違うので、一つの会社だけ見て決めず、比較検討してみることが大切です。

都市ガス料金データベース【小田急電鉄】

電気プラン乗換コムでは、各ガス会社の都市ガス料金プランの数値情報等をデータベース化しております。それらのデータを下記にて一部出力し記載しておりますのでご参考ください。なお、上記記事の作成日とデータベース調査日が異なるケースがありますので、その点はご留意ください。

また、ガス料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトでは収集データ等を軸にオススメのガス会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。

小田急電鉄によるガス料金プランを使えるエリアは?

各ガス会社が提供するガス料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にて小田急電鉄が提供するガス料金プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記ガス料金プランを利用可能であるかご確認ください。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン 提供地域 ガスエリア プラン分析ページ
ガス床暖プラン 千葉県、埼玉県、東京都、栃木県、神奈川県、群馬県、茨城県 東京ガス(東京地区等_暖らんぷらん類型)エリア管内 「ガス床暖プラン」の分析ページへ
一般ガスプラン 千葉県、埼玉県、東京都、栃木県、神奈川県、群馬県、茨城県 東京ガスエリア管内 「一般ガスプラン」の分析ページへ

※各ガス料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

【ご家庭の方】ガス料金プランの想定年間ガス代は?

都市ガス料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用したガス量に1m3あたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各都市ガス会社のHPに掲載されておりますので、ガス利用量と単価を計算式に当てはめることで、実際に支払う必要があるガス料金を割り出すことができます。

下記表は、小田急電鉄の公式HPにて公開されている単価情報から、「小田急電鉄のガス料金プラン」を利用した場合、年間でどの程度のガス料金となるのか想定値を整理したものとなります。なお、世帯人数別のガス利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています(ご参考)

※横にスクロールで表全体を表示

プラン 一人暮らし 二人暮らし 三人暮らし 四人暮らし 五人暮らし 六人暮らし
ガス床暖プラン 42,239円/年 60,858円/年 73,132円/年 74,666円/年 77,734円/年 79,268円/年
一般ガスプラン 42,239円/年 61,203円/年 73,727円/年 75,293円/年 78,424円/年 79,989円/年

※各ガス料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※年間ガス代は、一人暮らし(月間19㎥)、二人暮らし(月間31㎥)、三人暮らし(月間39㎥)、四人暮らし(月間40㎥)、五人暮らし(月間42㎥)、六人暮らし(月間43㎥)を利用した場合の推計値です。

ガス料金プランの想定削減メリット・デメリットは?

ガス料金プランの切替によってどの程度お得になるかについて、下記にて年間想定削減額を整理しております。こちらも上記表と同様、小田急電鉄の公式HP掲載の単価情報および総務省統計局の家計調査によるガス代を参考に、1人~6人暮らし毎に推定値を計算しておりますので、皆様の世帯人数に併せてご参照ください。

※横にスクロールで表全体を表示

世帯人数 小田急電鉄の「ガス床暖プラン」 東京ガス(東京地区等_暖らんぷらん類型)の通常プラン 年間削減額
一人暮らし 42,239円/年 42,239円/年 +0円
二人暮らし 60,858円/年 60,858円/年 +0円
三人暮らし 73,132円/年 73,132円/年 +0円
四人暮らし 74,666円/年 74,666円/年 +0円
五人暮らし 77,734円/年 77,734円/年 +0円
六人暮らし 79,268円/年 79,268円/年 +0円
世帯人数 小田急電鉄の「一般ガスプラン」 東京ガスの通常プラン 年間削減額
一人暮らし 42,239円/年 42,239円/年 +0円
二人暮らし 61,203円/年 61,203円/年 +0円
三人暮らし 73,727円/年 73,727円/年 +0円
四人暮らし 75,293円/年 75,293円/年 +0円
五人暮らし 78,424円/年 78,424円/年 +0円
六人暮らし 79,989円/年 79,989円/年 +0円

※各ガス料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※年間ガス代は、一人暮らし(月間19㎥)、二人暮らし(月間31㎥)、三人暮らし(月間39㎥)、四人暮らし(月間40㎥)、五人暮らし(月間42㎥)、六人暮らし(月間43㎥)を利用した場合の推計値です。

追加のオプション

小田急電鉄の都市ガスプランを利用することで、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン オプション
ガス床暖プラン
  • 標準
    ひと月ごとの使用量に基づき算定された基本料金と従量料金の合計によって算定された金額に対して3%の割引きを適用
  • バス暖割
    浴室暖房乾燥機を浴室または脱衣室でご使用の場合割引額3%、割引上限額(1ヶ月につき)2,619円(税込)
  • エコ割
    高効率給湯器によって供給される温水を居室でご使用の場合 割引率3%、割引上限額(1ヶ月につき)2,619円(税込)
  • セット割
    バス暖割、エコ割共に適応される場合 割引率6%、割引上限額(1ヶ月につき)5,238円(税込)
一般ガスプラン
  • 標準
    ひと月ごとの使用量に基づき算定された基本料金と従量料金の合計によって算定された金額に対して3%の割引きを適用

【小型オフィスなど法人の方】ガス料金プランの想定年間ガス代は?

飲食店や美容院、小規模オフィスなどでガス料金プランを利用した際、年間でどの程度のガス料金となるのか想定値を下記表にて整理しております。皆様がご利用のガス利用量に合わせてご参照ください。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン 101㎥ 201㎥ 301㎥ 501㎥ 801㎥ 1001㎥
ガス床暖プラン 167,141円/年 315,249円/年 460,416円/年 750,670円/年 1,162,342円/年 1,422,976円/年
一般ガスプラン 170,235円/年 324,108円/年 474,060円/年 773,858円/年 1,191,942円/年 1,452,246円/年

※各ガス料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

【小型オフィスなど法人の方】ガス料金プランの想定削減メリット・デメリットは?

飲食店や美容院、小規模オフィスなどでガス料金プランを利用した際の年間想定削減額を下記表にて整理しております。皆様がご利用のガス利用量に合わせてご参照ください。

※横にスクロールで表全体を表示

小田急電鉄の「ガス床暖プラン」 東京ガス(東京地区等_暖らんぷらん類型)の通常プラン 年間削減額
101㎥ 167,141円/年 167,141円/年 +0円
201㎥ 315,249円/年 315,249円/年 +0円
301㎥ 460,416円/年 460,416円/年 +0円
501㎥ 750,670円/年 750,670円/年 +0円
801㎥ 1,162,342円/年 1,162,342円/年 +0円
1001㎥ 1,422,976円/年 1,422,976円/年 +0円
小田急電鉄の「一般ガスプラン」 東京ガスの通常プラン 年間削減額
101㎥ 170,235円/年 170,235円/年 +0円
201㎥ 324,108円/年 324,108円/年 +0円
301㎥ 474,060円/年 474,060円/年 +0円
501㎥ 773,858円/年 773,858円/年 +0円
801㎥ 1,191,942円/年 1,191,942円/年 +0円
1001㎥ 1,452,246円/年 1,452,246円/年 +0円

※各ガス料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

<本ページを監修した人>

RAUL株式会社
電気プラン乗換コム運営事務局 エコモ博士担当

弊社(RAUL)は2005年の創業以来、一貫して「エネルギー・環境問題」をテーマに事業を展開して参りました。現場での長年の下積み経験によって、電気/ガスをより身近に感じていただきたくたく当サイトを運営しております。

補足

  • 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、小田急電鉄の公式HPをご確認ください。
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マイルが貯まる
シン・エナジーの電気料金プランは、JALのマイレージがどんどんと貯まることが特徴です。ベースの電気代部分もお得な構成のため、電気代をお得にしながら、マイルを貯めたい方にとって非常におススメの電気料金プランとなっています。
四つ葉電力用アイコン
完全固定単価で安心
四つ葉電力の「ほっと5.0安心プラン」は、[基本料金][再エネ賦課金][燃料調整費][容量拠出金][託送費]が0円の、電気を使った分だけ完全固定単価での支払いとなる安定性の高いプランです。原油高等による電気代変動の影響を受けたくない方に推奨できます。
法人(高圧)の方

電力会社の一括見積にて電気代削減のサポートをしております。皆様には電気料金明細をご用意いただくのみの簡単作業となります。複数社の見積りを一覧化、どの程度電気料金を削減できるか比較できます。

おすすめガス会社用アイコン 編集部おすすめのガス会社
個人・ご家庭の方
ENEOS都市ガス用アイコン
オススメ都市ガスプラン
石油元売りとして国内最大の規模を持つENEOSは、都市ガスプランが特筆すべき水準の価格構成となっています。ただし、東京ガス/京葉ガスエリア限定の部分がネックです。しかしそれらエリアにお住いの方であれば、ENEOS都市ガスに切り替えることで大幅なガス代削減が期待できます。
プロパンガス用アイコン
プロパンガス比較サービス
日本では2万社ほどのLPガス事業者が販売を行っており、価格差が極めて大きいのが業界の特徴となります。LPガス会社の見直しにより毎月のガス料金を大きく抑えられる可能性があり、おススメのプロパンガス比較サービスをご紹介しております。
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