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やさしくてスマートな電気の使い方!かつらおのでんきがおすすめの理由とは
電力小売が完全自由化となった今、私たち消費者は電気を自由に選べるようになりました。電気料金を少しでも節約したいと考えている人にとっても、選択肢が広がったのは喜ばしいことです。
一方、数多く誕生している新電力のなかで、どれが自分の家に合っているのかを判断する難しさが増えたともいえます。
新電力には、さまざまな業種からの参入があり、それぞれにもとの業種の特徴を活かしたメリットや特色があります。
また地域に特化した新電力は、その地域に住んでいる人にとってメリットが大きいなど、それぞれにメリットがあるため一つに絞るのは難しいです。
今回は、新電力のなかでも注目されている「かつらおのでんき」についてご紹介します。「かつらおのでんき」を提供している葛尾創生電力株式会社とはどのような会社なのか、料金プラン、「かつらおのでんき」に切り替えるメリット・デメリット、どのような人におすすめなのかを解説します。
「かつらおのでんき」とは

「かつらおのでんき」とは、葛尾創生電力株式会社が供給する新電力です。東北地方の太陽光発電所や、旧一般電気事業者およびJEPX(日本卸電力取引所)から調達した電気を、東北地方に住む人々へ供給しています。
葛尾村では、自然に恵まれた村での豊かな暮らしをこれからも守っていくために、自立した循環型社会を形成し、村の魅力を再構築していくことが必要だと考えました。
そこで、葛尾創生電力株式会社では、「自然エネルギー」を村の新たなエンジンとして、「葛尾村スマートコミュニティ」をすすめています。
「スマートコミュニティによる持続可能な社会へ」を合言葉に、再生可能エネルギーの自給自足を目指し、経済の活性化や雇用の創出を目標に事業をすすめています。
葛尾創生電力株式会社とは
葛尾創生電力株式会社は、「自然エネルギー」を村の新たなエンジンと考え、「葛尾村スマートコミュニティ」の実現を目指す会社です。
2018年10月に設立され、所在地は福島県双葉郡葛尾村にあります。株主は「葛尾村」と「福島発電株式会社」であり、資本金は4,200万円です。
電力の地産地消で村内に経済循環を生むことを目指し、また災害が発生した際には、電力自立によって村民の生活を守っていきます。
2011年の原子力災害により、5年間にわたって全村避難を余儀なくされた村で、村民が安心してより豊かな暮らしを行っていけるよう、自然エネルギーを活用した村づくりに取り組んでいます。
また、葛尾村だけでなく、多くの自治体が抱えている「過疎化」による数々の課題を解決して、「エココンパクトヴィレッジ」として、中山間地域の新たなモデルとなれることを目指す企業です。葛尾創生電力株式会社の事業内容は、以下のとおりです。
- 再生可能エネルギー発電設備などの開発および建設事業
- 再生可能エネルギー発電設備などの運営および保守管理事業
- 送配電設備の開発、建設および保守管理事業
- 特定送配電事業
- 小売電気事業
- 葛尾村の振興に関する事業
- その他上記事業に附帯または関連する事業
<葛尾創生電力株式会社の事業内容>
葛尾村とは
葛尾村とは、福島県の双葉郡にある中山間地域です。天王山を筆頭として、周囲を多くの山々に囲まれた自然豊かな場所にあります。
しかし、2011年3月11日の東日本大震災時に発生した福島原発事故の影響で、村長が3月14日に全村民に対して避難勧告を出しました。
その後も、長期にわたって全村民が村に帰れず避難生活となり、避難指示が解除されたのは2016年6月です。
このときには、一部の帰還困難区域を除いて避難指示が解除され、外部に一時避難していた役場や医療施設、宿泊施設、商店などが村に戻れました。
さらに、2022年6月には、帰還困難区域のなかで、野行地区の一部が避難指示解除となっています。
2018年には、村の中心部に復興交流館「あぜりあ」がオープンして、地域の人々の憩いの場所となっています。葛尾村の特産品は、「凍み餅(しみもち)」や「エゴマ油」、「葛尾甘酒ノマッシュ」、地酒「でれすけ」などが有名です。
葛尾村は農業や畜産が盛んな地域で、震災前は農家が270戸、畜産農家が110戸ありました。現在では、長期避難による営農再開への意欲低下や担い手の不足、優良農地が汚染土壌などの仮置き場となっていることなど、さまざまな課題があります。震災前に比べると、営農再開した戸数は大きく減少しています。
2018年1月には「かつらお胡蝶蘭合同会社」が設立され、胡蝶蘭の苗栽培がスタートしました。かつらおの胡蝶蘭は、東京大田市場などに出荷されています。
また、工業団地への企業誘致にも積極的で、同じ年の6月には、愛知県にある繊維製造業会社「金泉ニット株式会社」が新工場を設置しました。無縫製のニット製造工場で、国内最大級の規模です。
葛尾村ではイベントも充実しており、4月と10月には「ツール・ド・かつらお」が開催されています。また、11月には「かつらお感謝祭」も催されます。
葛尾村への交通事情は、福島交通のバスが、葛尾村からJR船引駅までの間を運行しています。村内交通については、通学バスを活用して、昼間限定のデマンド形式での送迎が可能です。
震災後、通行できなかった県道50号(浪江三春線)や国道399号線については、2018年に自由に通行できるようになりました。県道253号(落合浪江線)は、いまだ通行できない状態です。
葛尾村中心部には、復興公営住宅、定住促進住宅があります。また、空き家・空き地バンク事業も実施していますが、現在は住宅が足りない状況で、村では対策検討チームを設置して対策に取り組んでいます。
2018年4月から小中学校や幼稚園が再開され、「少人数ならではの魅力ある教育」をコンセプトに掲げて、さまざまな取り組みを実施しているところです。
2017年からは、葛尾村独自の施策として「みらいこども助成金」を設けて、村に住む15歳未満の子どもに、一人につき月2万円を支給しています。
大学との連携も盛んで、日本大学工学部、東北大学大学院農学研究科、郡山女子大学・同短期大学部と包括連携協定を締結しています。各大学が葛尾村をフィールドに、それぞれの研究やプロジェクトの取り組みが進行中です。
葛尾創生電力株式会社の事業イメージ
葛尾創生電力株式会社の事業イメージとして、以下の3つの事業を柱としています。
- 小売電気事業
- 特定送配電事業
- 発電所保安管理事業
<葛尾創生電力株式会社の事業イメージ>
ここからは、これらの事業についてご紹介します。
「小売電気事業」で電気を買って復興支援
葛尾創生電力株式会社は、小売電気事業者として、葛尾村内や村外に向けて「かつらおのでんき」として電気を販売します。
主な電源は、福島県でつくられた再生可能エネルギーを使用する予定です。「かつらおのでんき」の収益の一部は、葛尾村の振興事業に活用されます。
「特定送配電事業」で持続可能な社会へ
村の中心部に、太陽光発電設備、蓄電池、全長5kmの自営線を建設しています。不足する電源を調達すると同時に、電力需給調整システムにより、葛尾村の中心部に安定的に電力を供給しています。電気自動車、充放電スタンドを設置して、電力を村内交通にも活用できるようになりました。
また、災害発生時には、蓄電池と電気自動車のバッテリーを利用して、村の防災力を高めることが可能です。「スマートコミュニティによる持続可能な社会へ」をスローガンに、葛尾村スマートコミュニティの効果的な活用を目指します。
「発電所保守管理事業」で地域とともにあゆむ
発電所保守管理事業では、葛尾村とその周辺地域における、再生可能エネルギー発電所の保守管理業務を行います。ほかにも、除草作業などの環境整備や、日常巡視なども担うなど充実の内容です。
保守管理事業により、地域により多くの雇用を創出するとともに、地域経済の循環にも貢献しており、今後も地域間交流の活性化を図っていきます。
葛尾創生電力株式会社の事業効果
葛尾創生電力株式会社の事業をすすめる効果として、期待されているのは以下の3つです。
- 再生可能エネルギーの自給自足による防災力の強化
- 経済の活性化と雇用の創出
- 収益の一部を村の復興事業に活用し、復興事業による交流人口の増加を目指す
<葛尾創生電力株式会社の事業効果>
また、葛尾創生電力株式会社が連携している関連団体とその連携内容は、以下のとおりです。
- 葛尾村…地域インフラ・災害対応に関する連携
- 福島発電株式会社…発電・保守管理事業に関する連携
- 一般社団法人葛尾村づくり公社…地域振興に関する連携
- 協力企業…電気小売事業に関する連携
<葛尾創生電力株式会社が連携している関連団体とその連携内容>
このなかでも、「福島発電株式会社」は、未来を拓く自然と人のエネルギーを大切にする会社です。再エネ発電事業に力を入れており、福島空港メガソーラーでは、再生可能エネルギー推進に向けた重要プロジェクトとして位置づけられています。
「原子力に依存しない、安全・安心で持続的に発展可能な社会づくり」を理念として建設されました。
福島空港にある発電システムには「福島空港追尾式太陽光発電システム」(設置枚数100枚)、「福島空港北発電所」(設置枚数2,000枚)、「福島空港南発電所」(設置枚数1,520枚)があります。
また、福島空港ターミナルビル内には「再生可能エネルギー体験コーナー」があり、再生可能エネルギーについて楽しく体験できます。
ほかにも「楢葉町総合グラウンド斜面ソーラー」は、避難地域における太陽光発電事業の普及推進のシンボルとして、主要道路から見通せる急斜面に設置されました。急傾斜地の有効活用モデル、太陽光発電の建設・維持に関する実技研修の場としても、活用されています。
葛尾村スマートコミュニティとは
葛尾村スマートコミュニティでは、葛尾村の復興モデル事業として、村の中心部に太陽光発電設備、蓄電池、そして全長約5kmの自営線を建設しました。
これによって、不足する電源を調達すると同時に、電力需給システムによって、村の中心部まで安定的に電力を供給することが可能となりました。
くわえて、電気自動車と充放電スタンドを設置して、電力を村内交通にも活用していきます。さらに、災害が発生した場合には、蓄電池と電気自動車のバッテリーを利用して、村の防災力を高める取り組みも行っています。
葛尾スマートコミュニティ事業は、一般社団法人新エネルギー導入促進協議会の「スマートコミュニティ導入促進事業費補助金」を活用して、実施されているものです。2024年現在では、5名以上の団体に限り、料金無料で視察を受け付けています。
「かつらおのでんき」の料金プラン
「かつらおのでんき」の料金プランには、以下の種類があります。
- 低圧従量電灯B(東北エリア)
- 低圧従量電灯C(東北エリア)
- 低圧電力
- 高圧電気供給
<「かつらおのでんき」の料金プラン>
ここからは、それぞれの料金プランについてご紹介します。
低圧従量電灯B(東北エリア)
低圧従量電灯Bの基本料金と電気量料金は、以下のとおりです。供給区域は、青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県、新潟県となります。
【低圧従量電灯Bの基本料金(1ヶ月につき)】
契約電流10アンペア | 332円64銭 |
---|---|
契約電流15アンペア | 498円96銭 |
契約電流20アンペア | 665円28銭 |
契約電流30アンペア | 997円92銭 |
契約電流40アンペア | 1,330円56銭 |
契約電流50アンペア | 1,663円20銭 |
契約電流60アンペア | 1,995円84銭 |
【低圧従量電灯Bの電力量料金】
最初の120キロワット時までの1キロワット時につき | 29円62銭 |
---|---|
120キロワットをこえ300キロワット時までの1キロワットにつき | 36円37銭 |
300キロワット時をこえる1キロワット時につき | 40円32銭 |
※まったく電気を使用しない月の基本料金は半額となります。
※最低月額料金は、1契約につき359円58銭です。
低圧従量電灯C(東北エリア)
低圧従量電灯Cの基本料金、および電気量料金は、以下のとおりです。
【低圧従量電灯Cの基本料金(1ヶ月につき)】
最初の6キロボルトアンペアまで | 1,995円84銭 |
---|---|
上記をこえる1キロボルトアンペアにつき | 332円64銭 |
低圧従量電灯Cの電力量料金
最初の120キロワット時までの1キロワット時につき | 29円62銭 |
---|---|
120キロワットをこえ300キロワット時までの1キロワットにつき | 36円37銭 |
300キロワット時をこえる1キロワット時につき | 40円32銭 |
※まったく電気を使用しない月の基本料金は半額となります。
低圧電力
低圧電力の基本料金および電力量料金は、以下のとおりです。契約電力が原則として50キロワット未満、供給電気方式および供給電圧は、交流3相3線式標準電圧200ボルトとします。
【低圧電力の基本料金】
契約電力1キロワットにつき | 1,170円80銭 |
---|
低圧電力の電力量料金
夏季料金 | その他季料金 | |
---|---|---|
1キロワット時につき | 27円09銭 | 25円64銭 |
※季節区分は、毎年7月1日から9月30日までを「夏季」、毎年10月1日から翌年の6月30日までを「その他季」とします。
高圧電気供給
高圧電気供給における基本料金と電力量料金は、以下のとおりです。
【高圧電力の基本料金(1ヶ月につき)】
契約電力1キロワットにつき | 2,031円70銭 |
---|
【高圧電力の電力量料金】
夏季料金 | その他季料金 | |
---|---|---|
1キロワット時につき | 31円67銭 | 30円47銭 |
※「夏季」は毎年7月1日から9月30日まで、「その他季」は夏季以外の期間を指します。
「かつらおのでんき」のメリットと良い口コミ・評判
「かつらおのでんき」に切り替えるメリットには、以下のようなものがあります。
- 今までどおりの品質で電気料金が安くなる
- 葛尾村を応援できる
<「かつらおのでんき」のメリットと良い口コミ・評判>
ここからは、それぞれのメリットについてくわしくご紹介します。
今までどおりの品質で電気料金が安くなる
「かつらおのでんき」に切り替えると、大手電力会社と比べて1%ほど安くなるメリットがあります。さらに、安くなっても電気の品質が変わらないのもポイントです。現在使用している電線をそのまま使うため、工事も不要で電気の品質も変わりません。
「かつらおのでんき」は、東北電気の料金表を基本としており、低圧の「従量電灯B」「従量電灯C」契約では、基本料金を10%引き下げています。
そのため、電気の使用量にもよりますが、電気料金総額で平均1%ほど安く提供することが可能です。電気料金の計算方法は、以下のとおりです。
<電気料金の計算方法>
基本料金+電力量料金(電力料金単価×1ヶ月の電気使用量±燃料費等調整額・燃料費等調整単価×1ヶ月の電気使用量)+再生可能エネルギー発電促進賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金単価×1ヶ月の電気使用量)
葛尾村を応援できる
「かつらおのでんき」の収益の一部は、葛尾村の創生に役立てられています。電気を使用することで、葛尾村を応援できるのもメリットの一つです。
葛尾村は福島県の浜通りにあり、阿武隈山系に属しています。天王山をはじめとした、多くの山々に囲まれた中山間地域です。
2011年3月11日の東日本大震災の際に発生した、福島第一原子力発電所の事故によって、全村民に対して避難勧告が出されました。
その後は5年3ヶ月も全村民が避難生活を続け、2016年6月になり、一部の帰還困難地域を除いたエリアの避難指示が解除されました。
2022年6月には、帰還困難地域の野行地区の一部に関して、避難指示が解除されています。葛尾村の人口1,305人のうちで、2023年2月1日現在の帰村者は326人であり、避難指示解除後に新規転入した人口は162人となっています。
「かつらおのでんき」の注意点と悪い口コミ・評判
「かつらおのでんき」は、青森県、秋田県、宮城県、山形県、福島県、新潟県を対象として電気を供給しています。
ただし、電気事業法第2条第1項第8号イに定める離島は、除外されています。離島に住んでいる人は申し込みができないので、注意が必要です。
また、オール電化やエコキュートを設置した「深夜電力プラン」も、申し込み対象外となるので注意しましょう。
オール電化やエコキュートは、東北電力やほかの新電力会社との契約にて、夜間電力料金が大変安く設定されています。しかし、「かつらおでんき」の主電源は太陽光発電のため、深夜電力プランは対象外です。
「かつらおのでんき」がおすすめの人
「かつらおのでんき」がおすすめなのは、以下のような人です。
- 東北電力ネットワークの供給区域内の人
- 今と変わらない品質で電気料金を安くしたい人
- 福島県の復興支援をしたい人
<「かつらおのでんき」がおすすめの人>
ここからは、おすすめの理由についてご紹介します。
東北電力ネットワークの供給区域内の人
「かつらおのでんき」の対象となる人は、以下の2点を満たす人です。
- 東北電力ネットワーク株式会社の供給区域内で利用している人
- 現在の契約プランが「従量電灯B」または「従量電灯C」プランの人
<東北電力ネットワークの供給区域内の人>
東北電力ネットワーク株式会社の供給区域内とは、青森県、秋田県、岩手県、宮城県、山形県、福島県、新潟県のうち、佐渡島・粟島・飛鳥の離島を除いたエリアです。
今と変わらない品質で電気料金を安くしたい人
今と電気の品質は変えずに、電気料金だけ安くしたい人にも「かつらおのでんき」はおすすめです。「かつらおのでんき」は、ほかの電力会社と同様に、東北電力ネットワークが管理する送配電網を通じて供給しています。そのため、品質はほかの電力会社とまったく同じです。
電力会社を切り替えても、停電などのトラブルが増える心配もないので、安心です。さらに、万が一の停電時の対応も、東北電力ネットワークが行ってくれるため、これまでと変わらず安心して利用できます。
福島県の復興支援をしたい人
「かつらおのでんき」の収益の一部は、葛尾村の振興事業に活用されます。東日本大震災からの復興支援を行いたいと考えている人にも「かつらおのでんき」はおすすめです。
葛尾村は、東日本大震災の際に、福島第一原子力発電所の事故により、全村民が避難を余儀なくされました。しかし、現在では一部の地域を除いて帰還が実現し、復興に向けて力を尽くしているところです。
「かつらおのでんき」は、葛尾村内だけでなく、東北電力管内に向けて電気を販売しています。主な電源は、福島県でつくられた再生可能エネルギーを使用する予定です。復興支援として福島県を応援したいと考えている人にも、「かつらおのでんき」はおすすめです。
「かつらおのでんき」のお申し込み方法
「かつらおのでんき」への申し込み方法は、以下の2つです。
- 電話にて問い合わせをする
- 「電気需給契約申込書」に必要事項を記入して郵送する
<「かつらおのでんき」のお申し込み方法>
問い合わせの電話番号は、葛尾創生電力株式会社のホームページ上に記載されています。受付は9時から17時までで、土曜・日曜・祝日は休みです。ホームページ上から、メールでの問い合わせも可能です。
郵送で申し込みを希望する場合は「電気需給契約申込書」がホームページからダウンロードできます。記載例もダウンロードできるので、書き方がわからなくても安心です。
申し込みを受理したら、内容を確認したのち、口座振替依頼書などの必要書類が送られてくるので、必要事項を記入して郵送しましょう。
後日、かつらおでんきから供給開始日が連絡され、電気の供給が開始となります。毎月の請求金額は、お客様専用WEBページから確認できます。
電気プランの乗り換え時のよくある質問
- 電気プランの切替で電気の品質は変わる?
- 電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
- 葛尾創生電力株式会社が倒産した場合は電気がとまる?
電気プランの切替で電気の品質は変わる?
電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。
電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。
また、経済産業省や消費者庁(消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体)は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています(ご参考)。
葛尾創生電力株式会社が倒産した場合は電気がとまる?
電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。
ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、葛尾創生電力株式会社が倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。
ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。
電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。
つまり、電気の消費者(みなさま)としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。
なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること(最終保障供給)が一般送配電事業者に義務づけられています。
例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。
このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。
ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。
このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。
まとめ
「かつらおのでんき」は、福島県双葉郡葛尾村にある葛尾創生電力株式会社が提供する新電力です。自然に恵まれた村での豊かな暮らしを守っていくために、自立した循環型社会を形成し、村の魅力を再構築していくことを目指しています。また、東日本大震災時の福島原発事故からの復興を目指し、経済の活性化や雇用の創出へつなげています。
自然エネルギーを活用した村づくりに取り組み、地域の過疎化による課題の解決を考えるとともに、安定した電力を安い価格で顧客へ届けることを目指す電力会社です。
東北電力管内にお住まいの人は、ぜひ「かつらおのでんき」をチェックしてみましょう。
電気プラン乗換コムでは、各電力会社の電気料金プランの数値情報等をデータベース化しております。それらのデータを下記にて一部出力し記載しておりますのでご参考ください。なお、上記記事の作成日とデータベース調査日が異なるケースがありますので、その点はご留意ください。
また、電気料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトでは収集データ等を軸にオススメの電力会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。
葛尾創生電力による電気料金プランの提供エリアは?
各電力会社が提供する電気料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にて葛尾創生電力が提供する一般家庭用プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記電気料金プランを利用可能であるかご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 提供地域 | 電力エリア | プラン分析ページ |
---|---|---|---|
従量電灯C | 青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県、新潟県(離島は除く) | 東北電力管内管内 | 「従量電灯C」の分析ページへ |
従量電灯B | 青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県、新潟県(離島は除く) | 東北電力管内管内 | 「従量電灯B」の分析ページへ |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
電気料金プランの想定年間電気代は?
電気料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用した電気量に1kWhあたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各電力会社のHPに掲載されておりますので、電気利用量と基本/従量単価を計算式に当てはめることで、電気料金の水準を算出できます。
ただし「基本料金」や「従量料金」の他にも、燃料調整費や市場調整費、もしくは電源調整費等、電力会社によって細かくパラメータが設定されており、実態の電気代と大きく異なるケースもあるため、あくまで下記はご参考としてご参照ください。なお、世帯人数別の電気利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています(ご参考))。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 一人暮らし | 二人暮らし | 三人暮らし | 四人暮らし | 五人暮らし | 六人暮らし |
---|---|---|---|---|---|---|
従量電灯C | 94,134円/年 | 166,598円/年 | 189,986円/年 | 204,534円/年 | 223,073円/年 | 271,565円/年 |
従量電灯B | 94,134円/年 | 166,598円/年 | 189,986円/年 | 204,534円/年 | 223,073円/年 | 271,565円/年 |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※基本料金および電力量料金の合算値となります。
※年間電気代は、一人暮らし(30A相当、月間210kWh)、二人暮らし(40A相当、月間360kWh)、三人暮らし(50A相当、月間400kWh)、四人暮らし(50A相当、月間430kWh)、五人暮らし(60A相当、月間460kWh)、六人暮らし(60A相当、月間560kWh)を利用した場合の推計値です。
各電気料金プランのオプションは?
電気料金プランの利用によって、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | オプション |
---|---|
従量電灯C |
見つかりませんでした。 |
従量電灯B |
見つかりませんでした。 |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

弊社(RAUL)は2005年の創業以来、一貫して「エネルギー・環境問題」をテーマに事業を展開して参りました。現場での長年の下積み経験によって、電気/ガスをより身近に感じていただきたくたく当サイトを運営しております。
補足
- 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、葛尾創生電力の公式HPをご確認ください。