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はぴでんはどんな電力会社?メリットや注意点をご紹介
電気料金は、生活費の中で大きなウェイトを占めているため、電気契約を見直すと生活費を節約できる可能性が高まります。節約のために電力会社を乗り換える際は、サービスや企業の考え方が自分や家族に合っている会社を選ぶことが大切です。
電力会社を比較するためには、その会社が提供しているサービスをはじめ、良い部分と悪い部分を両方比較する必要があります。
片方だけの比較では十分な検討ができず、「あんなに良いサービスがあるならこっちの電力会社にしたのに」「こんな欠点があるなら契約しなかったのに」など、契約してから後悔することになりかねません。
今回は、はぴでんとはどのような電気供給サービスなのか、提供している電気料金プランや契約のメリット、注意点、契約がおすすめな人の特徴などからご紹介しています。また、はぴでんで電気契約を結ぶためのお申し込み方法についてもご紹介しているので、契約前の情報収集におすすめです。
はぴでんでの契約を検討している人や、これから契約先の電力会社を探そうと考えている人は、ぜひ最後までご覧ください。
はぴでんとは
「はぴでん」は、富士山エナジー株式会社が提供している電力供給サービスです。
エネルギー総合会社のオブリック株式会社を母体とする富士山エナジー株式会社は、静岡県富士宮市に拠点を置く電力会社であり、2018年に設立されました。
現在は、電力小売事業、ガス販売、自然エネルギーや再生可能エネルギー関連事業など、エネルギーに関する幅広い事業を手掛けています。
富士山の恵みを活かした再生可能エネルギーの普及に努めており、エネルギーの地産地消に取り組んでいる企業です。富士宮市の地域活性化のため、エネルギー経済の資金循環に力を入れており、収益の一部を地域課題を解決するサービスや自然保護活動に充てる方針をとっています。
電力供給事業では、一般家庭や小中規模の事業所向けに低圧電力を、大規模な法人向けに高圧電力を提供しているのが特徴です。富士宮市と富士市を中心に、東京電力管轄内のエリアに電気を供給しています。そのため、富士川より西側の中部電力管轄エリアは、対象外です。
また、FIT期間中や卒FITを迎えた太陽光発電設備の電力を買い取る、太陽光買取サービスも提供しています。地域の人が利用するエネルギーと、密接に関わっていくことを目指している電力会社です。
はぴでんの料金プラン
続いて、はぴでんが提供している電気料金プランについて、見ていきましょう。はぴでんでは、契約後3ヶ月間は基本料金がかかりません。また、毎月301kWh以上の電気を使用すると、電気料金が300円割引になるなどの特典をつけており、お得に電気を利用できるようなプランを用意しています。はぴでんが提供している電気料金プランは、以下のとおりです。
- 従量電灯Bプラン
- 従量電灯Cプラン
- 低圧電力プラン
- 低圧動力プラン
<はぴでんが提供している電気料金プラン>
それぞれのプランについて、詳しく見ていきましょう。
従量電灯Bプラン
はぴでんの従量電灯Bプランは、一般家庭などに向けた低圧プランの1つです。10~60Aまでの契約容量で利用でき、電力量料金の単価が3段階に分かれています。従量電灯Bプランの具体的な料金は、以下のとおりです。
【従量電灯Bプランの料金】
料金種別 | 区分 | 単価(円/税込) |
---|---|---|
基本料金 | 10A | 302.04 |
15A | 453.60 | |
20A | 604.80 | |
30A | 907.19 | |
40A | 1,209.59 | |
50A | 1,511.99 | |
60A | 1,814.39 | |
電力量料金 | 120kWh | 29.80 |
121~300kWh | 36.40 | |
301kWh以上 | 40.49 |
従量電灯Cプラン
はぴでんの従量電灯Cプランは、一般家庭などに向けた低圧プランの1つです。1kVAごとに基本料金がかかり、電力量料金は3段階に分かれています。従量電灯Cプランの具体的な料金は、以下のとおりです。
【従量電灯Cプランの料金】
料金種別 | 区分 | 単価(円/税込) |
---|---|---|
基本料金 | 1kVAにつき | 302.40 |
電力量料金 | 120kWh | 29.80 |
121~300kWh | 36.40 | |
301kWh以上 | 40.49 |
低圧電力プラン
はぴでんの低圧電力プランは、一般家庭などに向けた低圧プランの1つです。電力量料金が、夏季とその他季で分かれています。低圧電力プランの具体的な料金は、以下のとおりです。
【低圧電力プランの料金】
料金種別 | 区分 | 単価(円/税込) |
---|---|---|
基本料金 | 1kWにつき | 1,065.10 |
電力量料金 | 夏季 | 27.14 |
その他季 | 25.57 |
低圧動力プラン
はぴでんの低圧動力プランは、一般家庭などに向けた低圧プランの1つです。低圧電力プランと同様に、電力量料金が夏季とその他季で分かれています。低圧動力プランの具体的な料金は、以下のとおりです。
【低圧動力プランの料金】
料金種別 | 区分 | 単価(円/税込) |
---|---|---|
基本料金 | 1kWにつき | 1,065.10 |
電力量料金 | 夏季 | 27.14 |
その他季 | 25.57 |
はぴでんのメリットと良い口コミ・評判
ここからは、はぴでんと契約する際に得られるメリットについて、ご紹介します。電力会社を選ぶ際は、まずその電力会社から何が得られるのかを確認することが大切です。
そのメリットは、本当に自分にとって必要なものなのか、自分や家族の方針と合っているのかなどを確認しましょう。はぴでんと契約して得られるメリットは、以下のとおりです。
- エネルギーの地産地消に貢献できる
- 太陽光買取サービスを利用できる
- 一定期間お得に電気を使用できる
<はぴでんと契約して得られるメリット>
それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。
エネルギーの地産地消に貢献できる
はぴでんを利用するメリットは、電気の地産地消に貢献できることです。
はぴでんは「みんなの心を豊かにする電気」をモットーに、電力供給事業における収益の一部を富士宮市などの地域に還元し、環境にやさしいまちづくりに役立てています。
自然エネルギーや再生可能エネルギーを取り入れることで、環境への負荷が少ない、クリーンなエネルギーの循環を目指しているのが特徴です。
電気料金として地域の外に流れてしまうお金を、地元企業が電力会社として受け取ることで、エネルギー産業における経済循環を促しています。
また、その一部を地域の課題解決や自然保護に使用することで、さまざまな側面から、富士宮市や周辺エリアが自然と共生しながら発展していけるよう、努めているのです。このメリットについて、以下の口コミが寄せられています。
生まれ育った地域に少しでも還元したくて、地元の企業を選びました。電気を使用しているだけで、電気料金の一部が地域のために使われるため、生活そのものが地域の役に立っているようで嬉しいです。
県内からはぴでんを使用しています。エネルギーの地産地消に興味があったので、色々な取り組みを行っているここと契約して、良かったです。
現在は静岡県に住んでいませんが、確認したところ、はぴでんを利用できるとのことだったので、契約しました。もともと富士宮市で生まれ育ったので、故郷を離れてもつながりのある企業を利用できて、感謝しています。
太陽光買取サービスを利用できる
はぴでんのメリットは、太陽光買取サービスを利用できることです。
太陽光発電設備を導入すると、10年間は固定の金額で売電できる、FIT期間が設けられています。はぴでんでは、このFIT期間中も卒FIT後も、太陽光発電設備による余剰電力を、1kWhあたり11円で買い取っているのが特徴です。
自宅で使用する電気よりも多く発電した余剰電力は、電気自動車や蓄電池に充電して自分で消費するだけでなく、売電して収入にもかえられます。
はぴでんに売却した電力は、別の供給地点に提供され、エネルギーの地産地消に役立てられるため、無駄がありません。
また、電力供給サービスを契約していなくても、太陽光買取サービスを利用できます。1月と7月の年2回代金が支払われ、郵送で明細の受け取りが可能です。このメリットについて、以下の口コミが寄せられています。
自宅で活用している太陽光発電の余った電気を、はぴでんで買い取ってもらっています。電気契約も結んでいますが、どちらも使い勝手が良くて満足です。
電気の買取だけ、はぴでんでお願いしています。ほかの電力会社よりも、買取価格が高いと感じました。半年に一度の振込ですが、ちょっとした収入になるので助かっています。
前まで利用していた電力会社の買取サービスだと、1kWhあたりの単価が安かったので、はぴでんに乗り換えました。余剰電力の明細を見るのが楽しいです。
一定期間お得に電気を使用できる
はぴでんでは、契約から一定期間お得に電力を利用できるメリットがあります。
基本料金が3ヶ月間無料になるため、3ヶ月の間は電気を使用した分の電力量料金しかかかりません。とくに事業所では、1kVA、1kWごとに基本料金がかかるため、一定期間よりお得に電気を利用できるでしょう。
また、期間を過ぎたあとでも、電気を301kWh以上利用する場合は、電気料金が300円割引されます。そのため、電気を使えば使うほどお得になるのが特徴です。このメリットについて、以下の口コミが寄せられています。
うちは一般家庭ですが、三世帯住宅なので、たくさん電力を使用しています。そのため、3ヶ月間も基本料金がかからないのは、ありがたかったです。今でも毎月割引を受けられているので、生活費が浮いて助かります。
事業にかかるコストの削減として、基本料金が無料になるのは大きなメリットです。はぴでんを選んで、良かったと思えました。
割引を利用するのに、一定の年齢の家族が同居していなければいけないなどの条件がないため、どこでも一定期間は電気代を安くできてお得です。割引期間が終わっても、電気代が安いと感じます。
はぴでんの注意点と悪い口コミ・評判
続いて、はぴでんを利用するうえでの注意点をご紹介します。電力会社を比較する際は、良いところだけでなく良くないところ、許容できない可能性があるポイントについても知っておくことが大切です。
注意点に目を向けないまま契約してしまうと、あとから「こんなはずではなかった」という後悔につながりかねません。はぴでんの注意点は、以下のとおりです。
- 利用できるエリアが限られている
- プランの選択肢が少ない
- 電気料金が変更になる可能性がある
<はぴでんの注意点>
それぞれの注意点について、寄せられた良くない口コミとともに詳しく見ていきましょう。
利用できるエリアが限られている
はぴでんの注意点は、利用できるエリアが限られていることです。
はぴでんが電気を供給しているのは、富士宮市と富士市を中心とする東京電力管轄のエリアになります。これは、はぴでんが用いている送電線が、東京電力が管理している設備であるためです。したがって、富士川より西のエリアにある中部電力の管轄エリアには、電気を供給できません。
電力会社によっては、全国規模で事業を展開しており、一般電気事業者の枠を超えて電気を供給している場合があります。
引っ越しをしても、複雑な手続きなしに住所を切り替えられる電力会社も多いため、エリアをまたいでの転勤やお引っ越しの頻度が高い場合などは、ほかの電力会社も検討してみると良いでしょう。この注意点について、以下の口コミが寄せられています。
富士宮市に住んでいる間は、はぴでんを利用していました。引っ越しに伴って県外に移ることになり、供給範囲外に出てしまったために解約しました。気に入っていただけに残念です。
静岡県内に住んでいるのですが、中部電力の管轄エリアだったため、利用できませんでした。利用できるエリアが広がると良いと思います。
エリア外に引っ越す場合は、はぴでんを解約して別の電力会社を探さなければならないため、面倒です。エリアごとに、ローカルな電力会社を使いたい場合は適していると思います。
プランの選択肢が少ない
はぴでんは、電気料金プランがシンプルな構成となっているため、選択肢が少ないです。
一般家庭であれば、基本的に従量電灯Bプランを選ぶことになり、あとはアンペア数によって契約が決まります。そのため、悩まずに契約できる点は良いですが、より生活にコミットしたプランにしたい場合は、物足りない可能性があるのです。
電力会社によっては、オール電化向けの電気料金プランや電気を使用する時間帯に合わせて、料金プランが分かれている場合があります。
より自分や家族の生活スタイルにコミットした電気料金プランを選びたいと考えている場合は、選択肢が豊富な電力会社を選ぶのがおすすめです。この注意点について、以下の口コミが寄せられています。
基本料金が3ヶ月かからないのは良いと思いましたが、プランの種類が少ないなと感じました。実質一択なので、選んでいる感はほとんどないです。
料金プランが少ないので、悩まず契約したい人には良いと思います。私はもう少し選択肢がほしかったので、結局別の電力会社を選びました。
私や家族のライフスタイルがちょっと特殊なので、それに合った電気料金プランがあったら嬉しかったですね。
電気料金が変更になる可能性がある
はぴでんを利用するうえでの注意点は、電気料金が変更になる可能性があることです。
はぴでんに限らず、現在設定されている電気の基本料金や電力量料金の単価は、変更される可能性があります。はぴでんでは、2024年8月検針分から電気料金を値上げしており、実際に電気料金の変更が行われているため、今後も変化する可能性が高いでしょう。
また、はぴでんでは、燃料費調整額を電気料金に含めているため、毎月電気料金が変動します。できるだけ一定の金額にしておいてほしいと感じている場合は、努めて電気料金を変更しないようにしている電力会社を選ぶと良いでしょう。この注意点について、以下の口コミが寄せられています。
以前からはぴでんを利用していますが、電気料金が高くなってしまいました。あまり電気料金の変化で一喜一憂したくないので、なるべく一定であってほしいです。
燃料費調整額がかかっているので、毎月ちょっとずつ単価が違います。いつ電気代が跳ね上がるか分からなくて、怖いです。
前に利用していた電力会社では、契約期間中に電気料金が変更されたことがなかったので、今は不安を感じています。情勢的にも仕方ないのかもしれませんが、生活に必須のエネルギーだからこそ、安定していてほしいです。
はぴでんがおすすめの人
続いて、はぴでんとの契約がおすすめの人の特徴についてご紹介します。電力会社を選ぶ際は、自分や家族と相性が良い電力会社にすることが大切です。
そのため、その電力会社との契約がどのような人におすすめなのかを把握しておくと、判断しやすくなります。はぴでんとの契約に向いているのは、以下のような人です。
- 富士宮市周辺の地域に貢献したい人
- シンプルな料金プランを選びたい人
- 太陽光発電設備を導入している人
<はぴでんとの契約に向いている人>
それぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。
富士宮市周辺の地域に貢献したい人
はぴでんとの契約に向いているのは、富士宮市周辺の地域社会に貢献したいと考えている人です。
はぴでんを提供している富士山エナジー株式会社は、富士宮市に籍を置く企業です。東京電力管轄エリアであれば契約は可能ですが、地域として社会貢献しているのは、富士宮市や富士市を中心とするエリアになっています。そのため、とくに富士宮市や富士市に現在お住まいの人、あるいは出身地が富士宮市周辺である人におすすめです。
支払った電気料金が富士宮市を中心とするエリア内で循環するほか、一部の金額は地域の課題解決のために利用されます。自然保護のためにも活用されるため、周辺エリアの豊かな自然を守りたいと考えている人は、はぴでんとの契約を検討してみると良いでしょう。エネルギーの地産地消による、循環型のエネルギー産業の構築に興味がある人にもおすすめです。
シンプルな料金プランを選びたい人
はぴでんのサービスは、シンプルな料金プランで電気契約を結びたい人にも向いています。
はぴでんが提供している一般家庭向けの電気料金サービスは、従量電灯Bプランです。そのため、契約する容量さえ分かっていれば、スムーズな契約が可能になります。
基本料金が一定期間無料になる、一定量以上電気を使用すると割引がある以外の複雑なオプションがないため、悩む必要がありません。
電力会社によっては、生活スタイルによってさまざまな料金プランの選択肢が用意されていたり、CO2フリーなど細かなオプションがつけられていたりする場合があります。選択肢が多いことは良いことでもあるものの、悩む時間が惜しいと考えている人は、シンプルなプランの電力会社を選ぶのがおすすめです。
太陽光発電設備を導入している人
はぴでんとの契約がおすすめなのは、自宅に太陽光発電設備を導入している人です。
はぴでんでは、太陽光発電設備によって生産された余剰電力の買取サービスを行っており、自宅で使用する以上に、発電した電気を買い取っています。買い取られた電気は、ほかの供給地点に提供されるため、地域のためになることがしたい、電気の地産地消に貢献したいと考えている人にもおすすめです。
FIT期間中から卒FITまで一貫して買取を担当してくれる、ほかの電気供給の契約を結ばなくても、買取サービスを契約できます。
電力会社によっては、電気の買取サービスを行っているものの、対象は電気契約を結んでいる顧客のみとしているところもあり、電気契約ごと乗り換えなければならない場合も多いです。
買取サービスだけ利用できれば、より柔軟な契約が可能になるため、電気契約の乗り換えまでは考えていない人にも向いています。
はぴでんのお申し込み方法
ここからは、はぴでんを利用するためのお申し込み方法についてご紹介します。
はぴでんを利用する際は、まず富士山エナジー株式会社による見積もりを受ける手続きが必要です。FAXやメールで、現在の電力会社による検針票や請求書を提出すると、富士山エナジー株式会社がそれを分析して、利用者に合ったプランを提案します。それを確認して納得できたら、契約の手続きを進めましょう。
Web上のお申し込みフォームから、メールを送ることも可能です。重要事項説明書と電気供給約款を確認したうえで、名前と住所、電話番号やメールアドレス、気になることなどを入力して送信すれば、富士山エナジー株式会社から折り返し連絡が届きます。
契約を進めるにあたり、前の電力会社への解約手続きは富士山エナジー株式会社が行うため、利用者による手続きは不要です。電気の切り替え後も、送電設備は東京電力のものを利用するため、電気の質が落ちることはありません。
電気トラブルが起きた場合、家庭内に原因がある場合は、富士山エナジー株式会社の窓口が相談を受け付けています。送電線そのもののトラブルの場合は、これまで通り東京電力が対応するため、そちらへの連絡が必要です。
なお、もし富士山エナジー株式会社が倒産して、はぴでんの供給が不可能になっても、すぐに東京電力に供給が引き継がれるため、電気が使えなくなることはありません。なお、電気料金のシミュレーションだけであれば、ホームページ上でも可能です。
電気プランの乗り換え時のよくある質問
- 電気プランの切替で電気の品質は変わる?
- 電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
- 富士山エナジー株式会社が倒産した場合は電気がとまる?
電気プランの切替で電気の品質は変わる?
電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。
電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。
また、経済産業省や消費者庁(消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体)は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています(ご参考)。
富士山エナジー株式会社が倒産した場合は電気がとまる?
電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。
ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、富士山エナジー株式会社が倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。
ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。
電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。
つまり、電気の消費者(みなさま)としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。
なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること(最終保障供給)が一般送配電事業者に義務づけられています。
例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。
このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。
ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。
このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。
まとめ
電力会社を選ぶ際は、さまざま情報を集めて、じっくり複数の会社を比較検討することが大切です。電気を供給しているエリアの中に自宅が入っているか、料金プランはお得か、得られるメリットや注意しなければならないポイントは何かなどを知れば、自分や家族に向いている電力会社を判断するのに役立ちます。
はぴでんは、静岡県富士宮市に拠点を置く、富士山エナジー株式会社が提供している電力供給サービスです。そのため、富士宮市や富士市を中心に、東京電力の管轄エリアに電気を供給しています。
地域密着型の電力会社として、エネルギーの地産地消を志しており、電気料金の一部を地域における社会貢献に活用しているのが特徴です。卒FIT後の太陽光余剰電力の買取も行っており、エネルギーを通して地域に貢献したい人におすすめの電力会社になります。
一方で、電気契約により豊富な選択肢を求める人には、向かない可能性が高いです。また、同じ静岡県内でも、中部電力の管轄エリアでは申し込めないため、県内ならどこからでも利用できるわけではありません。
基本料金が3ヶ月間無料になるなど、魅力的な特典を提供していますが、注意点もいくつかあるため、契約は慎重に検討したほうが良いでしょう。
富士山エナジー株式会社のはぴでんをはじめ、さまざまな電力会社を比較したうえで、自分や家族にとってとくに相性が良い電力会社を選択してみてください。
電気プラン乗換コムでは、各電力会社の電気料金プランの数値情報等をデータベース化しております。それらのデータを下記にて一部出力し記載しておりますのでご参考ください。なお、上記記事の作成日とデータベース調査日が異なるケースがありますので、その点はご留意ください。
また、電気料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトでは収集データ等を軸にオススメの電力会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。
富士山エナジーによる電気料金プランの提供エリアは?
各電力会社が提供する電気料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にて富士山エナジーが提供する一般家庭用プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記電気料金プランを利用可能であるかご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 提供地域 | 電力エリア | プラン分析ページ |
---|---|---|---|
従量料金Cプラン | 栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県(富士宮市、富士市)、一部離島を除く | 東京電力管内管内 | 「従量料金Cプラン」の分析ページへ |
従量料金Bプラン | 栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県(富士宮市、富士市)、一部離島を除く | 東京電力管内管内 | 「従量料金Bプラン」の分析ページへ |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
電気料金プランの想定年間電気代は?
電気料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用した電気量に1kWhあたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各電力会社のHPに掲載されておりますので、電気利用量と基本/従量単価を計算式に当てはめることで、電気料金の水準を算出できます。
ただし「基本料金」や「従量料金」の他にも、燃料調整費や市場調整費、もしくは電源調整費等、電力会社によって細かくパラメータが設定されており、実態の電気代と大きく異なるケースもあるため、あくまで下記はご参考としてご参照ください。なお、世帯人数別の電気利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています(ご参考))。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 一人暮らし | 二人暮らし | 三人暮らし | 四人暮らし | 五人暮らし | 六人暮らし |
---|---|---|---|---|---|---|
従量料金Cプラン | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 164,493円/年 | 201,177円/年 |
従量料金Bプラン | 67,213円/年 | 121,151円/年 | 139,153円/年 | 150,159円/年 | 164,493円/年 | 201,177円/年 |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※基本料金および電力量料金の合算値となります。
※年間電気代は、一人暮らし(30A相当、月間210kWh)、二人暮らし(40A相当、月間360kWh)、三人暮らし(50A相当、月間400kWh)、四人暮らし(50A相当、月間430kWh)、五人暮らし(60A相当、月間460kWh)、六人暮らし(60A相当、月間560kWh)を利用した場合の推計値です。
各電気料金プランのオプションは?
電気料金プランの利用によって、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | オプション |
---|---|
従量料金Cプラン |
|
従量料金Bプラン |
|
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
弊社(RAUL)は2005年の創業以来、一貫して「エネルギー・環境問題」をテーマに事業を展開して参りました。現場での長年の下積み経験によって、電気/ガスをより身近に感じていただきたくたく当サイトを運営しております。
補足
- 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、富士山エナジーの公式HPをご確認ください。