新電力おおいたの電気料金プランは?メリットや注意点もご紹介

  • 更新日:2024/07/24

電力会社を選ぶ際、一般電気事業者以外にも、地域密着型の新電力会社などさまざまな選択肢が存在します。しかし、選択肢が多いと、どの電力会社を選んだら良いのか、判断しかねるという人も少なくありません。電力会社を比較するためには、料金プランや良い点、悪い点を調べる必要があります。

大分県に拠点を置く新電力おおいたは、どのような特徴を持つ電力会社なのでしょうか。今回は、新電力おおいたが提供する電気料金プランや、契約するうえで享受できるメリット、気をつけるべき注意点などについてご紹介しています。

また、新電力おおいたとの契約に向いている人の特徴や、新電力おおいたと契約するためのお申し込み方法についても解説しているため、新電力おおいたと契約するべきかどうかの判断材料にできるでしょう。

これから乗り換え先の電力会社を探したい、現在新電力おおいたとの契約を検討しており、あとひと押しの情報がほしいという人は、ぜひ最後までご覧ください。

新電力おおいたとは

新電力おおいたは、大分県由布市挾間町に本社を置く、大分県の地域新電力会社です。

2015年に設立され、エネルギーの地産地消、自然エネルギーの普及、地域活性化の3つの設立理念を掲げています。ロゴマークは社名の頭文字であるS、大分県のOがモチーフで、太陽光パネルと大分県の山、太陽を表現しているのが特徴です。「誠実」「信頼」を表す濃いブルーをブランドカラーとしており、未来を照らす太陽の表現としてオレンジ色を取り入れています。

現在は、電力売買事業、エネルギーマネジメントシステム販売、サービス事業に力を入れており、地域単位での電力需給契約で地域経済を振興し、分散型エネルギー社会の実現を目指している企業です。いくつかの電気料金プランを用意しており、ライフスタイルに応じた選択ができます。

また、家庭用太陽光発電設備が卒FITを迎えるにあたり、再生可能エネルギーの有効活用と経済的かつ効率的な自家消費、余剰電力の売電を叶えるための「SUN給プラン」を提供しているのが特徴です。このサービスでは、昼間にエコキュートを稼働させて日中の発電量を有効活用しつつ、余った電力を新電力おおいたが買い取ります。

毎月の電気代が、地域のフットボールクラブや子育て支援事業に活用される料金プランもあり、毎日電気を利用するだけで地域貢献が可能です。 プランによっては、使用する電力によるCO2排出量を実質0に抑えられるなど、環境への配慮も行き届いています。

電力の切り替え後も従来と同じ送電線を用いるため、電気の質が落ちたり、停電が起きやすくなったりといったデメリットはありません。従来の電気料金メーターではなく、スマートメーターの導入が必要ですが、工事費用は払わずとも良く、切り替え後はWebから電力の使用状況を確認できるようになります。

新電力おおいたの料金プラン

ここからは、新電力おおいたが提供している家庭向けの電気料金プランについて、ご紹介します。新電力おおいたとの契約では、一般的な電気料金プランに加え、電気代の一部を別の活動に活用してもらうプランも選択可能です。

新電力おおいたが提供する家庭向け料金プランは、以下のとおりです。

    <新電力おおいたの料金プラン>

  • おおいたのでんきB
  • おおいたのでんきN
  • おおいたのでんきK
  • おおいたのでんきJ
  • ニータンのでんき
  • RE100でんき
  • こども笑顔でんき

それぞれの電気料金プランについて、詳しく見ていきましょう。

おおいたのでんきB

新電力おおいたが提供するおおいたのでんきBは、九州電力における従量電灯Bや、スマートファミリープランに相当する電気料金プランです。1ヶ月あたりの最低月額料金は、1契約につき335.34円となっており、基本料金と電力量料金がかかります。

おおいたのでんきBにおける具体的な料金は、以下のとおりです。

【おおいたのでんきBの料金】
料金種別 区分 単価(円/税込)
基本料金 10A 261.24
15A 419.36
20A 522.48
30A 838.72
40A 1,154.96
50A 1,471.20
60A 1,787.44
電力量料金 120kWhまで 18.31
120~300kWh 23.22
300kWh以上 24.30

おおいたのでんきN

新電力おおいたが提供するおおいたのでんきNは、九州電力における電化でナイトセレクトに相当する電気料金プランです。オール電化を導入している家庭向けのプランで、夜間料金を適用する時間帯を21時~翌7時、22時~翌8時、23時~翌9時の3パターンから選択できます。

おおいたのでんきNにおける具体的な料金は、以下のとおりです。

【おおいたのでんきNの料金】
料金種別 区分 単価(円/税込)
基本料金 契約電力10kW以下 1,778.80
契約電力10kW以上の15kWまで 4,648.20
契約電力10kW以上の15kW超過分 573.88
電力量料金 平日昼間 夏冬 26.84
春秋 24.10
休日昼間 夏冬 21.52
春秋 18.29
夜間 14.35

おおいたのでんきK

新電力おおいたが提供するおおいたのでんきKは、九州電力における季時別電灯に相当する電気料金プランです。おおいたのでんきN同様に、オール電化を導入している家庭向けのプランで、季節や時間帯別に単価が設定されています。

おおいたのでんきKにおける具体的な料金は、以下のとおりです。

【おおいたのでんきKの概要】
料金種別 区分 単価(円/税込)
基本料金 契約容量6kVA以下 1,075.44
契約容量6kVA以上の10kVAまで 1,592.40
契約容量6kVA以上の10kVA超過分1kVAあたり 316.24
電力量料金 デイタイム(10~17時) 夏季(7~9月) 35.57
その他季(10~翌6月) 29.71
リビングタイム(8~10時、17~22時) 24.03
ナイトタイム(22~翌8時) 13.27

おおいたのでんきJ

新電力おおいたが提供するおおいたのでんきJは、九州電力における時間帯別電灯に相当する電気料金プランです。おおいたのでんきNやおおいたのでんきKと同様に、オール電化を導入している家庭向けのプランで、夜間の電気料金が割安となっています。

おおいたのでんきJにおける具体的な料金は、以下のとおりです。

【おおいたのでんきJの料金】
料金種別 区分 単価(円/税込)
基本料金 契約電力6kVA以下 1,115.44
契約電力6~10kVA 1,632.40
契約電力10kVA超過分1kVAあたり 316.24
電力量料金 昼間(9~21時) 80kWhまで 22.31
80~200kWh 29.67
200kWh以上 33.61
夜間(22~翌8時) 13.27

ニータンのでんき

新電力おおいたが提供しているニータンのでんきは、フットボールクラブ「大分トリニータ」を応援するための電気料金プランです。ニータンのでんきB、ニータンのでんきC、ニータンのでんきN、ニータンのでんきK、ニータンのでんきJがあります。

電気代の一部が大分トリニータへの支援に活用されるため、電気代の単価はもととなるおおいたのでんきよりも割高です。

RE100でんき

新電力おおいたが提供しているRE100でんきは、CO2排出量を実質0にできる電気料金プランです。RE100でんきB、RE100でんきN、RE100でんきK、RE100でんきJ、RE100でんきSUN給プラン、RE100でんきC、RE100でんき低圧電力、RE100でんきHなどのプランがあります。

こども笑顔でんき

新電力おおいたが提供しているこども笑顔でんきは、電気料金の一部と新電力おおいたが上乗せしたその同額分の金額が、子育て支援事業に寄付される電気料金プランです。こども笑顔でんきB、こども笑顔でんきC、こども笑顔でんきN、こども笑顔でんきK、こども笑顔でんきJがあります。

支援の対象は、保育園で発熱などの体調不良を発症した子どもを、看護師が直接病院に連れて行く「ペンギンケア」や、子ども食堂、環境教室などの事業です。保護者の心的ストレス軽減や、子どもたちへの直接的な教育・支援に役立てられています。

新電力おおいたのメリットと良い口コミ・評判

ここからは、新電力おおいたと契約して享受できるメリットについてご紹介します。電力会社を選択する際は、電気料金プランだけを見るのではなく、その会社と契約して得られるメリットも比較すると良いでしょう。契約によって得られるメリットとは、物質的な利益だけでなく、企業との理念などの一致も含まれます。

新電力おおいたと契約するメリットは、以下のとおりです。

    <新電力おおいたのメリットと良い口コミ・評判>

  • 電気料金プランが豊富
  • 太陽光発電の余剰電力を買い取ってもらえる
  • 地域や環境に貢献でできるプランがある

それぞれのメリットについて、寄せられた良い口コミとともに見ていきましょう。

電気料金プランが豊富

新電力おおいたのメリットは、選べる電気料金プランが豊富にあることです。

電力会社によっては、使用している電力の総量に応じて選択するプランしかなく、ライフスタイルに合ったプランを選択できない場合があります。複雑なプランよりもシンプルなプランを好む人にとっては利点ですが、電気を利用する時間や季節に偏りがある場合は、お得に電気を利用できない可能性が高いです。

新電力おおいたの場合は、オール電化を導入しているご家庭であれば、電気をよく使う時間に合わせてプランを選択できるため、よりお得に電気を利用できる可能性が高まります。契約電力にも幅があるため、電気をほとんど使わないご家庭から人数が多くたくさん使用するご家庭まで、幅広い範囲をカバー可能です。

このメリットについて、以下の口コミが寄せられています。

新電力おおいたで電気を契約しました。我が家はオール電化なので、夜間の電力が安くなるプランを契約でき、より生活にコミットしたプランを選べたと感じています。

太陽光発電の余剰電力を買い取ってもらえる

新電力おおいたでSUN給プランを契約すれば、家庭用太陽光発電設備で生産した電力の余剰分を買い取ってもらえます。

太陽光発電設備による余剰電力は、設備の導入から一定期間は1kWhあたり48円で買い取ってもらえます。しかし、その期間が過ぎると、多くの場合で1kWhあたり7~8円程度の価格になってしまうのです。これを卒FITと呼び、卒FITを迎えると、余剰電力の売電ではあまり利益を得られなくなります。

SUN給プランでは、普段は自宅で太陽光発電による電力を有効活用しつつ、余剰電力を1kWhあたり10円で売ることが可能です。自然エネルギーの地産地消をテーマに、家庭で生産された電力も効果的に活用できる事業を展開しています。

このメリットについて、以下の口コミが寄せられています。

10年前に太陽光発電システムを導入したのですが、卒FITを迎えるにあたりどうしようか悩んでいるときに、新電力おおいたのSUN給プランを知りました。卒FITを迎えて前の電力会社から乗り換えましたが、発電した電気が無駄にならずに済んでいると感じます。

地域や環境に貢献でできるプランがある

新電力おおいたには、地域や環境に貢献できるプランがあります。

そのため、電気料金プランによっては、大分県内のさまざまな事業への支援が可能です。とくにスポーツの振興と子育て支援に力を入れているため、フットボールクラブへの支援専用のプランと、子育て支援事業用のプランが用意されています。

これらの料金プランでは、通常のおおいたのでんきプランよりも、余分に電気代を払って支援に活用してもらうのが特徴です。とくに、子育て事業を支援するためのプランでは、自分が余分に支払ったのと同じ額のお金を新電力おおいたが加算して寄付してくれるため、より積極的な支援ができます。

これらのメリットには、以下の口コミが寄せられています。

フットボールチームの「大分トリニータ」のファンです。新電力おおいたには、応援しているチームの支援になる料金プランがあると聞いて契約しました。日々の生活の中で、好きなチームの力になれるのは嬉しいです。

新電力おおいたと契約する際に、こども笑顔でんきの存在を知りました。私たち夫婦には子どもがいないので、代わりというのも何ですが、今いる子どもたちの助けになればとこのプランを選択しました。これからも、こうした社会貢献につながる事業を期待しています。

新電力おおいたの注意点と悪い口コミ・評判

続いて、新電力おおいたと契約する際に気をつけたほうが良い注意点について、ご紹介します。電力会社を比較する際は、良い点だけでなく、注意点についても調べることが重要です。注意点は、自分にとってどうしても譲れない条件に抵触していないか、あるいは自分が電力会社の定めている条件に合致しているかを判断する指標になります。

新電力おおいたの注意点は、以下のとおりです。

    <新電力おおいたの注意点と悪い口コミ・評判>

  • 利用できるエリアが限られている
  • オール電化でないと選べるプランが少ない傾向にある
  • 1年未満の解約では解約手数料がかかる

それぞれの注意点について、寄せられた悪い口コミとともに見ていきましょう。

利用できるエリアが限られている

新電力おおいたは、大分県を中心にエネルギーの地産地消を目指す企業であり、契約できるエリアが限られています。

供給範囲内に入っているのは、離島を除く福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県です。九州以外の地域にお住まいの場合や、お引っ越しで九州の外に出る場合は契約できないため、注意が必要となります。

また、停電時の問い合わせ先は、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県と福岡県、佐賀県、長崎県に分かれているため、自分の連絡先がどこになるのか日頃からチェックしておく必要があるでしょう。また、送電設備関係のトラブルについては、新電力おおいたではなく、九州電力に連絡する必要があります。

この注意点について、以下の口コミが寄せられています。

もともと大分県に住んでおり、新電力おおいたのニータンのでんきを利用していました。仕事の転勤に伴って岡山県に引っ越すことになったのですが、新電力おおいたは本州では利用できないとのことで、残念に思いながら解約しました。また九州に戻ることがあれば、再度契約したいです。

オール電化でないと選べるプランが少ない傾向にある

新電力おおいたの注意点は、豊富な料金プランの選択肢のほとんどが、オール電化を導入している家庭のためのものである点です。

一般的な家庭の場合、基本的におおいたのでんきBと、それに準ずるニータンのでんきやRE100でんき、こども笑顔でんきの一部プランしか選択できません。そのため、オール電化でない家庭の場合は、自分や家族の生活にマッチしたプランを選択できない可能性があります。

電気代の一部の使い道さえ指定できれば良いという場合は、一般的な家庭でも構いません。そうでない場合は、オール電化でなくとも、さまざまなプランを選択できる電力会社を検討してみると良いでしょう。

この注意点について、以下の口コミが寄せられています。

新電力おおいたには、さまざまなプランがあるなと案内を見ていたのですが、そのほとんどがオール電化向けでした。我が家は普通にガスも利用している家庭なので、プランを完全に決めてしまう前に、少しほかの電力会社も検討してみようと思います。

1年未満の解約では解約手数料がかかる

新電力おおいたと契約後、1年未満に契約を解約しようとすると、解約手数料4,000円がかかるため注意が必要です。

新電力おおいたは、電気契約の契約期間を1年と定めており、通常は解約の申し出がない限り、自動で契約が更新されます。最長で解約したい日の1ヶ月前までに連絡すれば契約を解約でき、契約して1年経過していない時期に解約する場合のみ、解約手数料がかかるのです。

電力会社によっては、最低限の契約期間を設けておらず、解約手数料が発生しない場合もあります。電力会社を頻繁に乗り換える可能性があるのであれば、よく検討したほうが良いでしょう。なお、新電力おおいたとの契約でも、お引っ越しなどやむを得ない事情であれば、期間内の解約に手数料は発生しません。

この注意点について、以下の口コミが寄せられています。

いったん新電力おおいたと契約したものの、あとからよりお得になりそうな電力会社を見つけたので、乗り換えました。しかし、新電力おおいたと契約してから1年経っていなかったので、解約手数料を取られてしまい、損をしたかもと感じています。

新電力おおいたがおすすめの人

続いて、新電力おおいたとの契約に向いている人の特徴についてご紹介します。電力会社はそれぞれ個性を持っているため、契約に向いている人とそうでない人が存在します。

新電力おおいたとの契約に向いているのは、以下のような人です。

    <新電力おおいたとの契約に向いている人>

  • オール電化を導入している人
  • 九州内で地域に貢献したい人
  • 書面がなくても平気な人

それぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。

オール電化を導入している人

新電力おおいたとの契約は、自宅をオール電化にしている人に向いています。

用意されている料金プランの多くがオール電化の人向けなので、初めからオール電化の人やこれを機にオール電化に切り替える人であれば、ライフスタイルに合わせてお得なプランを選べる可能性が高いです。また、新電力おおいたとの契約後にオール電化を導入した場合は、電気料金プランの変更が生じる可能性があるため、連絡を入れるようにしましょう。

また、一般家庭用に太陽光発電設備を導入している人も、新電力おおいたとの契約に向いています。卒FITしても、一般的な電力会社よりも高く電力を買ってもらえる可能性があるため、売電の利益を上げたい人は検討してみると良いでしょう。

九州内で地域に貢献したい人

新電力おおいたとの契約に向いているのは、大分県を中心に、九州内で地域や環境に貢献したいと考えている人です。

新電力おおいたでは、電気料金プランの一環として、地域のスポーツや子育てに貢献できるサービスを展開しています。そのため、日常生活で電気を使いながら、地元や現在住んでいる地域に還元したいと考えている人におすすめです。

また、契約すれば、実質CO2排出量0の電気を利用できるプランもあるため、生活そのものをエコ仕様にしたい場合にも向いています。

書面がなくても平気な人

新電力おおいたとの契約は、紙の検針票や請求書がなくても平気な人に向いています。

新電力おおいたでは原則、料金明細をWeb上のみの照会としており、電気使用量や利用料金をチェックするためには、マイページへのログインが必要です。希望すれば郵送で請求書を発行してもらえますが、その都度手数料がかかるため、あまりおすすめはできません。

そのため、自力でWeb明細を確認でき、紙で請求書が届かなくとも構わないという人に向いています。

新電力おおいたのお申し込み方法

ここからは、新電力おおいたと契約する際のお申し込み方法について、ご紹介します。

電気契約を行う際は、まずWebサイトのお申し込みフォームに必要な情報を入力し、新電力おおいたがその情報を確認して申し込み書類を送り、さらにそれを返送して届いた時点で申し込みが完了です。申し込みフォームに情報を入力する際は、前の電力会社の検針票や請求書、Web明細画面などが必要になります。

Webのほかにも、FAXや電話で書類を申請可能です。申請用の書類が届いたら、署名押印して支払い情報を記入しましょう。選択できる支払い方法は、口座振替とクレジットカード決済です。

必要事項を記入した書類を返送したら、スマートメーターに取り替えて電気供給を開始します。

電気プランの乗り換え時のよくある質問

  • 電気プランの切替で電気の品質は変わる?
  • 電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
  • 新電力おおいたが倒産した場合は電気がとまる?

電気プランの切替で電気の品質は変わる?

電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。

電気プランの切替で停電の頻度は変わる?

電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。

また、経済産業省や消費者庁(消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体)は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています(ご参考)。

新電力おおいたが倒産した場合は電気がとまる?

電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、新電力おおいたが倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。

電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。つまり、電気の消費者(みなさま)としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。

なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること(最終保障供給)が一般送配電事業者に義務づけられています。例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。

このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。

まとめ

電力会社を選ぶ際は、複数の電力会社が提供している料金プランやメリット、注意点などを比較して、より自分や家族に合っている会社を選ぶ必要があります。

新電力おおいたは、大分県を中心に、九州内でのエネルギーの地産地消と地域活性化を目指している企業です。オール電化の人向けにさまざまなプランを用意しており、一般的なご家庭でも支援先に関してはある程度プランを選択できます。

また、太陽光発電設備があるご家庭であれば、卒FIT後の電力買取も可能です。特殊な電化製品を導入しているほど、契約にメリットが生まれる電力会社だといえます。

一方で、契約を結んで1年未満の時期に解約しようとすると解約手数料がかかる、紙の明細票を発行するのに手数料がかかるなどの注意点もあるため、契約の際はしっかり検討したほうが良いでしょう。

電気契約を乗り換える際は、電力会社ごとの特徴を比較して、自分や家族のライフスタイルに合った料金プランや電力会社を選択することをおすすめします。

電気料金データベース【新電力おおいた】

電気プラン乗換コムでは、各電力会社の電気料金プランの数値情報等をデータベース化しております。それらのデータを下記にて一部出力し記載しておりますのでご参考ください。なお、上記記事の作成日とデータベース調査日が異なるケースがありますので、その点はご留意ください。また、電気料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトでは収集データ等を軸にオススメの電力会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。

新電力おおいたによる電気料金プランの提供エリアは?

各電力会社が提供する電気料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にて新電力おおいたが提供する一般家庭用プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記電気料金プランを利用可能であるかご確認ください。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン 提供地域 電力エリア プラン分析ページ
キッズプランB 大分県(由布市、杵築市) 九州電力管内管内 「キッズプランB」の分析ページへ
キッズプランN 大分県(由布市、杵築市) 九州電力管内管内 「キッズプランN」の分析ページへ
ニータンのでんきB 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く 九州電力管内管内 「ニータンのでんきB」の分析ページへ
ニータンのでんきC 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く 九州電力管内管内 「ニータンのでんきC」の分析ページへ
ニータンのでんきN 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く 九州電力管内管内 「ニータンのでんきN」の分析ページへ
おおいたのでんきB 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く 九州電力管内管内 「おおいたのでんきB」の分析ページへ
おおいたのでんきC 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く 九州電力管内管内 「おおいたのでんきC」の分析ページへ
おおいたのでんきK 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く 九州電力管内管内 「おおいたのでんきK」の分析ページへ
おおいたのでんきN 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く 九州電力管内管内 「おおいたのでんきN」の分析ページへ
ニータンのでんきK 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く 九州電力管内管内 「ニータンのでんきK」の分析ページへ

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

電気料金プランの想定年間電気代は?

電気料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用した電気量に1kWhあたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各電力会社のHPに掲載されておりますので、電気利用量と基本/従量単価を計算式に当てはめることで、電気料金の水準を算出できます。ただし「基本料金」や「従量料金」の他にも、燃料調整費や市場調整費、もしくは電源調整費等、電力会社によって細かくパラメータが設定されており、実態の電気代と大きく異なるケースもあるため、あくまで下記はご参考としてご参照ください。なお、世帯人数別の電気利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています(ご参考))。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン 一人暮らし 二人暮らし 三人暮らし 四人暮らし 五人暮らし 六人暮らし
キッズプランB 57425円/年 101107円/年 115627円/年 123893円/年 135658円/年 163210円/年
キッズプランN 67298円/年 102425円/年 111792円/年 118817円/年 125843円/年 149261円/年
ニータンのでんきB 58745円/年 102427円/年 116947円/年 125213円/年 136978円/年 164530円/年
ニータンのでんきC 契約不可 契約不可 契約不可 契約不可 136286円/年 163406円/年
ニータンのでんきN 68618円/年 103745円/年 113112円/年 120137円/年 127163円/年 150581円/年
おおいたのでんきB 57425円/年 101107円/年 115627円/年 123893円/年 135658円/年 163210円/年
おおいたのでんきC 契約不可 契約不可 契約不可 契約不可 134966円/年 162086円/年
おおいたのでんきK 65765円/年 106092円/年 116846円/年 124912円/年 132977円/年 159862円/年
おおいたのでんきN 67298円/年 102425円/年 111792円/年 118817円/年 125843円/年 149261円/年
ニータンのでんきK 69442円/年 111312円/年 122477円/年 130851円/年 139225円/年 167138円/年

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※基本料金および電力量料金の合算値となります。
※年間電気代は、一人暮らし(30A相当、月間210kWh)、二人暮らし(40A相当、月間360kWh)、三人暮らし(50A相当、月間400kWh)、四人暮らし(50A相当、月間430kWh)、五人暮らし(60A相当、月間460kWh)、六人暮らし(60A相当、月間560kWh)を利用した場合の推計値です。

各電気料金プランのオプションは?

電気料金プランの利用によって、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン オプション
キッズプランB
  • 特典
    3歳以下の子供の誕生月に請求される電気料金が0円になります。無料対象の子供は、1家庭につき1人のみです。
  • プラン対象の方
    由布市または杵築市に住んでいて、3歳以下の子供がいる家庭が対象です。
  • 独自燃調費・電源調整費等
    独自燃調費・電源調整費等で電気料金に調整がかかります
キッズプランN
  • 特典
    3歳以下の子供の誕生月に請求される電気料金が0円になります。無料対象の子供は、1家庭につき1人のみです。
  • プラン対象の方
    由布市または杵築市に住んでいて、3歳以下の子供がいる家庭が対象です。
  • 独自燃調費・電源調整費等
    独自燃調費・電源調整費等で電気料金に調整がかかります
ニータンのでんきB
  • 契約特典
    チーム関係者のサイン色紙や、スペシャル特典が当たるプレゼントなどがあります。
  • 独自燃調費・電源調整費等
    独自燃調費・電源調整費等で電気料金に調整がかかります
ニータンのでんきC
  • 契約特典
    チーム関係者のサイン色紙や、スペシャル特典が当たるプレゼントなどがあります。
  • 独自燃調費・電源調整費等
    独自燃調費・電源調整費等で電気料金に調整がかかります
ニータンのでんきN
  • 契約特典
    チーム関係者のサイン色紙や、スペシャル特典が当たるプレゼントなどがあります。
  • 独自燃調費・電源調整費等
    独自燃調費・電源調整費等で電気料金に調整がかかります
おおいたのでんきB
  • ウチのでんき
    スマホやタブレットで使用状況のチェックや、指定された時間帯の電力使用量の変化の有無をチェックしてお知らせしてくれます。
  • 独自燃調費・電源調整費等
    独自燃調費・電源調整費等で電気料金に調整がかかります
おおいたのでんきC
  • ウチのでんき
    スマホやタブレットで使用状況のチェックや、指定された時間帯の電力使用量の変化の有無をチェックしてお知らせしてくれます。
  • 独自燃調費・電源調整費等
    独自燃調費・電源調整費等で電気料金に調整がかかります
おおいたのでんきK
  • ウチのでんき
    スマホやタブレットで使用状況のチェックや、指定された時間帯の電力使用量の変化の有無をチェックしてお知らせしてくれます。
  • 独自燃調費・電源調整費等
    独自燃調費・電源調整費等で電気料金に調整がかかります
おおいたのでんきN
  • ウチのでんき
    スマホやタブレットで使用状況のチェックや、指定された時間帯の電力使用量の変化の有無をチェックしてお知らせしてくれます。
  • 独自燃調費・電源調整費等
    独自燃調費・電源調整費等で電気料金に調整がかかります
ニータンのでんきK
  • 独自燃調費・電源調整費等
    独自燃調費・電源調整費等で電気料金に調整がかかります

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

補足

  • 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、新電力おおいたの公式HPをご確認ください。
おすすめ電力会社用アイコン 編集部おすすめの電力会社
個人・ご家庭の方
Looopでんき用アイコン
基本料金0円でお得
Looopのプランは基本料金が0円となっており、電気を使った分だけ料金が発生することが最大の特徴です。ポイント等の付与がなくとも問題ない方、電気の利用方法で電気代を徹底的に安くしたい方に推奨できます。価格を追求しながらも、環境や日本社会への貢献にも目を向けた大手の新電力会社となり、特に基本料金のコストを削減したい方におススメです。
idemitsuでんき用アイコン
オール電化で最高峰
idemitsuでんきは、出光興産が提供する電気料金プランです。オール電化住宅において最高水準に安価な専用プランがあります。特にオール電化向けという観点では、一人暮らし~大家族まで国内で最高峰の料金構成となっている電気プランの一つと言えます。また、EVユーザーの方も深夜電気で蓄電できるためおススメです。
シン・エナジーでんき用アイコン
マイルが貯まる
シン・エナジーの電気料金プランは、JALのマイレージがどんどんと貯まることが特徴です。電気代をお得にしながら、マイルを貯めたい方にとって非常におススメの電気料金プランとなっています。
四つ葉電力用アイコン
完全固定単価で安心
四つ葉電力の「ほっと5.0安心プラン」は、[基本料金][再エネ賦課金][燃料調整費][容量拠出金][託送費]が0円の、電気を使った分だけ完全固定単価での支払いとなる安定性の高いプランです。原油高等による電気代変動の影響を受けたくない方に推奨できます。
法人(高圧)の方

電力会社の一括見積にて電気代削減のサポートをしております。皆様には電気料金明細をご用意いただくのみの簡単作業となります。複数社の見積りを一覧化、どの程度電気料金を削減できるか比較できます。

おすすめガス会社用アイコン 編集部おすすめのガス会社
個人・ご家庭の方
ENEOS都市ガス用アイコン
オススメ都市ガスプラン
石油元売りとして国内最大の規模を持つENEOSは、都市ガスプランが特筆すべき水準の価格構成となっています。ただし、東京ガス/京葉ガスエリア限定の部分がネックです。しかしそれらエリアにお住いの方であれば、ENEOS都市ガスに切り替えることで大幅なガス代削減が期待できます。
プロパンガス用アイコン
プロパンガス比較サービス
日本では2万社ほどのLPガス事業者が販売を行っており、価格差が極めて大きいのが業界の特徴となります。LPガス会社の見直しにより毎月のガス料金を大きく抑えられる可能性があり、おススメのプロパンガス比較サービスをご紹介しております。
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