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飯田まちづくり電力のメリットは?注意点もあわせてご紹介
エネルギーを効率良く利用するためには、自分や家族のライフスタイルに合った料金プランを選ぶことが大切です。また、エネルギーの利用を通して生活への満足度を高めるためには、自分の考え方に合った企業理念を持つ企業や、求めるサービス・事業を展開している企業を選ぶ必要があります。
電力会社を比較するのであれば、提供している電気料金プランはもちろん、契約するメリットやデメリットなどもチェックしておくのがおすすめです。この記事では、飯田まちづくり電力の電気料金プランやメリット、デメリット、契約に向いている人の特徴について解説しています。
飯田まちづくり電力と契約する場合のお申し込み方法や、実際に利用した人の口コミもご紹介するので、飯田まちづくり電力との相性を調べるのに役に立つでしょう。飯田まちづくり電力との契約を考えている人や、これから乗り換え先の電力会社を探そうと考えている人は、ぜひ最後までご覧ください。
飯田まちづくり電力とは
飯田まちづくり電力は、長野県飯田市に拠点を置く、ローカルな電力会社です。株式会社飯田ケーブルテレビ、おひさま進歩エネルギー株式会社、株式会社飯田まちづくりカンパニーが株主となっており、2018年に設立されました。
主な営業範囲は飯田市、下伊那地域、長野県内となっており、電力小売事業を行っています。企業の理念は「エネルギーの地消地産で地域を元気に」です。地域の自然エネルギーが生み出す電力を調達したり、販売したりしています。「地域のエネルギーを、地域で使い、暮らしに役立てる」という目標を達成することを目指している、地域密着型の電力会社です。
提供するサービスに対して3つの「いい!」を設定しており、「いい地域」「いい未来」「いいお値段」の実現に向けて事業を展開しているのが特徴です。太陽光発電など、地域の発電施設を用いたエネルギーの地消地産による元気な地域づくり、収益の一部を子育て世帯への割引や、地域のエネルギー事業支援などの地域貢献に活用することによる未来づくり、地域密着型ならではの安い価格設定などがあります。
飯田下伊那地域産の電気として、飯田市役所、飯田市立山本小学校、飯伊森林組合木材流通センター、飯田商工会館などに設置された太陽光発電装置で生産された電気を提供しています。2019年度における供給割合は、全体の30%でした。残りは、卸電力取引市場等から購入している状態ですが、2025年までに全体の60%を地域産のエネルギーで占められるよう努めています。
家庭向け、事業所向けにシンプルな料金プランを提供しているほか、さまざまな割引プランも充実している電力会社です。
飯田まちづくり電力の料金プラン
続いて、飯田まちづくり電力が提供している電気料金プランについて、見ていきましょう。飯田まちづくり電力では、家庭用・事業用の2つの電気料金プランに加え、いくつかの割引プランと卒FIT買取サービスを提供しています。
飯田まちづくり電力が提供している料金プランやサービスは、以下のとおりです。
- シンプルプラン
- のびのびプラン
- 子育て応援割引
- UIターン移住応援割引
- 卒FIT電気買取サービス
<飯田まちづくり電力が提供している料金プランやサービス>
それぞれのサービス内容について、詳しく見ていきましょう。
シンプルプラン
飯田まちづくり電力が提供しているシンプルプランは、一般的な家庭向けの電気料金プランです。とにかくシンプルで、分かりやすさを重視したプランとなっています。基本料金0円で使った分だけの支払い、ワンプライスの料金設定になるようにされています。
具体的な料金は、以下のとおりです。
【シンプルプランの料金】
料金種別 | 区分 | 単価(円/税込) |
---|---|---|
1kWhあたりの電力量料金 | 20A | 25.80 |
30A | 26.10 | |
40A | 26.90 | |
50A | 27.90 | |
60A | 28.40 |
のびのびプラン
飯田まちづくり電力が提供するのびのびプランは、店舗や事業所向けの電気料金プランです。中部電力における従量電灯Cに相当します。
具体的な料金プランは、以下のとおりです。
【のびのびプランの料金】
料金種別 | 区分 | 単価(円/税込) |
---|---|---|
基本料金 | 1kVAあたり | 263.00 |
電力量料金 | 120kWhまで | 20.98 |
120~300kWhまで | 25.46 | |
300kWh以上 | 26.48 |
子育て応援割引
飯田まちづくり電力では、行政と連携したまちづくりの一環として、まちづくり応援特別割引を実施しています。その1つが子育て応援割引であり、飯田市と泰阜村で利用可能です。
契約時に3才未満の子どもがいる家庭であれば、毎月の電気料金が2年間1,000円割引になります。シンプルプランの1契約ごとに利用できますが、途中で指定アンペアの変更や、引っ越しに伴う供給地点変更がないことが前提です。
また、お申し込みの際は、母子手帳や健康保険証など、対象となる子どもの年齢が分かる書類が求められます。また、オール電化で契約を結ぶ場合は対象外です。
UIターン移住応援割引
UIターン移住応援割引は、子育て応援割引と同様に、まちづくり応援特別割引の1つです。飯田市、泰阜村にUIターンのうえ、定住する意思がある人向けの割引プランです。2年間の電気料金が、月1,000円割引されます。
契約の対象となるのは、シンプルプランを申し込みのうえ、指定アンペアの変更や引っ越しの予定がなく、以下のどちらかの条件を満たす人です。
- 該当の市町村外に転出し、5年以上経過してから再び定住のために転入してきた人
- 該当の市町村外出身で、定住のために転入してきた人
<契約対象の条件>
この性質から、UIターン移住応援割引に申し込むためには、世帯全員の住民票が必要になります。
卒FIT電気買取サービス
卒FIT電気買取サービスは、家庭にある太陽光発電設備で生産された電気を、電力会社が買い取るサービスです。太陽光発電設備を導入してから10年間は、固定買取期間として余剰電力を買い取ってもらえる制度が存在しています。しかし、この期間を過ぎると卒FITと呼ばれ、有利な条件での売電が難しくなります。
そこで飯田まちづくり電力では、引き続き余剰電力の売却を考えている人向けに、電気契約なしであれば1kWhあたり9円、飯田まちづくり電力との電気契約を結んでいれば10円で買い取るサービスを提供しているのです。飯田市と下伊那エリア限定ですが、1年契約の自動更新で継続的に電気を買い取ってもらえます。
購入した電力は、飯田まちづくり電力と契約中のほかの供給地点に提供され、エネルギーの地産地消に役立てられるため、地域貢献にも参加できるサービスです。
飯田まちづくり電力のメリットと良い口コミ・評判
ここからは、飯田まちづくり電力と契約するうえでのメリットについて、ご紹介します。電力会社のメリットは、その電力会社をどれだけ利用したいかに直結するため、重要なポイントとなるでしょう。
飯田まちづくり電力のメリットは、以下のとおりです。
- 地産地消の電気を利用できる
- 状況に応じて割引プランを利用できる
- 自宅で発電した余剰電力を買い取ってもらえる
<飯田まちづくり電力のメリット>
それぞれのメリットについて、寄せられた良い口コミとともに見ていきましょう。
地産地消の電気を利用できる
飯田まちづくり電力と契約するメリットは、地産地消の電気を利用できることです。
供給している電力すべてではないものの、一部の電気は飯田市内の施設で生産されています。そのため、飯田まちづくり電力がその電力を購入して各供給地点に提供し、契約者が利用料を支払うことで、エネルギーと経済をどちらも循環させられるのです。
また、発電設備は太陽光発電となっており、燃料を海外から輸入しなくとも、自給自足が可能となっています。さらに、太陽光によって発電された分はCO2フリーの電気でもあるため、比較的環境にも優しいのが利点です。
このメリットについて、以下の口コミが寄せられています。
飯田市で生まれたので、故郷に貢献したいと考え、飯田まちづくり電力と契約しました。電気代が安くなっただけでなく、支払っている電気料金が地域のために使われていることは嬉しいですし、自分の誇りです。
電気の一部を太陽光発電で賄っていると聞いて、飯田まちづくり電力に決めました。プランもシンプルで分かりやすく、環境のためになっているなら嬉しいですね。
どうせ電気料金を支払うのであれば、住んでいるエリアに貢献できる電力会社が良いと思って、飯田まちづくり電力に決めました。環境への配慮も感じられて、より満足です。
状況に応じて割引プランを利用できる
飯田まちづくり電力では、一般家庭で電力を使う人向けに、さまざまなサービスを提供しています。
シンプルプランを契約すれば、毎月の電気料金における基本料金は無料です。電力会社によっては、この基本料金の負担が大きく、電気をまったく使わないような月があっても、最低限の負担がかかってしまいます。飯田まちづくり電力であれば、そのような心配はありません。
また、シンプルプランを利用する人向けに、子育て応援割引やUIターン移住応援割引などを提供しています。特定の市町村に住んで条件を満たしていれば、2年間毎月1,000円の割引を受けられます。このように、少しでも消費者がお得に電気を利用できるようなサービスを提供しているのが、特徴です。
このメリットについて、以下の口コミが寄せられています。
以前までの電力会社では、毎月の電気料金に占める基本料金の金額を見ながら、これがなければもう少し安くできるのにと感じていました。飯田まちづくり電力では基本料金がかからないため、その分電気料金が安くて助かります。
子どもが生まれたと同時に新しい住所に引っ越し、そこで飯田まちづくり電力と契約しました。ちょうど子育て応援割引を利用できたので、通常よりも電気料金が安くなって良かったです。
仕事の都合で6年ほど飯田市を離れていたのですが、勤めていた会社を辞めて独立したので、飯田市に帰ってきました。飯田まちづくり電力にはUIターン移住応援割引があったため、こちらを利用しながら生活しています。
自宅で発電した余剰電力を買い取ってもらえる
飯田まちづくり電力では、エネルギーの地産地消を進めるためにも、卒FIT買取サービスを提供しています。
消費者側は卒FIT後も家庭での余剰電力を売ることが可能で、飯田まちづくり電力側は買い取った電力を地域産の電気としてほかの供給地点に回せるため、win-winの取引です。
電力会社によっては、太陽光発電の卒FIT買取を行っておらず、そこだけ別の会社と契約しなければならないケースもあります。また、買取サービスの値段もまちまちで1kWhあたり7円を下回ることも少なくありません。飯田まちづくり電力では、電気契約を結んでいなくても9円、結んでいれば10円で買い取ってくれるため、比較的大きな収入になるでしょう。
このメリットについて、以下の口コミが寄せられています。
もともと飯田まちづくり電力のシンプルプランを契約しており、卒FITと同時に電力買取サービスに申し込みました。電気を買い取ってもらえて収入になるのもそうですが、買い取られた電気がほかのところで活用されると考えれば、これも地域貢献の一種かもと思えて嬉しいです。
電気買取サービスのみ利用しています。前の電力会社よりも買取価格が高いので、助かっています。
以前契約していた電力会社には、太陽光発電の電気買取サービスがなく、ほかの電力会社に依頼していました。飯田まちづくり電力に変えてからは、こちらで電気契約も買取もお願いできるため、シンプルにまとまって利用しやすくなったと感じています。
飯田まちづくり電力の注意点と悪い口コミ・評判
続いて、飯田まちづくり電力を利用するうえでの注意点について見ていきましょう。電力会社を探す際は、メリットだけを比較するのではなく、注意点についても目を向ける必要があります。注意点は、自分と電力会社の「合わないかもしれない」ポイントを教えてくれるでしょう。
飯田まちづくり電力の注意点は、以下のとおりです。
- 供給エリアが狭い
- 選べるプランが少ない
- 電源調達調整費がかかる
<飯田まちづくり電力の注意点>
それぞれの注意点について、寄せられた良くない口コミとともにご紹介します。
供給エリアが狭い
飯田まちづくり電力の注意点は、サービスを提供しているエリアが狭いことです。
現在、飯田まちづくり電力が事業を行っているのは長野県内に限られており、とくに本社のある飯田市および下伊那地域に力を入れています。そのため、ほかのエリアには供給が追いついておらず、県外からは利用できません。
また、用意されているシンプルプラン向けの割引サービスである、子育て応援割引やUIターン移住応援割引の対象エリアは、2020年時点で飯田市と泰阜村のみです。これからの事業に伴って対象エリアが拡大する可能性はあるものの、現時点ではサービスを利用できるエリアが狭いです。
この注意点について、以下の口コミが寄せられています。
長野県内に住んでいます。子どもが小さいので、子育て応援割引を利用できるかなと思ったのですが、対象が飯田市と泰阜村だけとのことで、うちは対象外でした。残念です。
飯田市に住んでいる間は、飯田まちづくり電力を利用していました。転勤に伴って県外に引っ越したときに、別の電力会社に切り替えました。地元企業だっただけに残念です。
長野県と同じ一般電力事業者の管轄内に住んでいるのですが、飯田まちづくり電力は基本的に県内の一部地域を単位にしているみたいで、申し込みできませんでした。
選べるプランが少ない
飯田まちづくり電力の注意点は、選べる料金プランが少ないことです。
家庭用と事業者用に分かれてはいるものの、どちらも用意されているプランは1つずつであり、シンプルプランとのびのびプランしかありません。そのため、自分や家族の生活スタイルにあわせて料金プランを選びたい方にとっては、物足りない可能性があります。
電力会社によっては、夜勤で日中の電力使用量の方が多い人や、冷暖房の使用で電気使用量が増える季節に応じて、電気料金が変化するプランなどを提供している場合があります。そういった生活スタイルにコミットした料金プランを望むのであれば、ほかの電力会社を探したほうが良いかもしれません。
この注意点について、以下の口コミが寄せられています。
飯田まちづくり電力でどんなプランを提供しているのかを調べてみたら、一般家庭向けは1つしかなくて驚きました。長野県の夏場はそこそこ涼しいとはいえ、逆に冬場は暖房費がかさむので、それにあわせたプランがほしいと思います。
シンプルなのは良いのですが、プラン数が少ないと思いました。基本料金がかかっても良いので、電気を使わない時間帯の電気代が安くなると良いのになと感じます。
プラン数が少ないので、選びがいがないです。潔いなとは思います。
電源調達調整費がかかる
飯田まちづくり電力の注意点は、純粋な電気料金に加えて、電源調達調整費がかかることです。
国際的な情勢の悪化で、発電のための燃料費が高騰していることを受け、燃料費の分を電気料金で調整するために、電源調達調整費を徴収しています。飯田まちづくり電力の電源調達調整費が設置されたのは2022年からで、情勢が落ち着き次第料金を見直すとしていますが、その目処は立っていません。
そのため、毎月1kWhにつき、一般家庭では4.40円の電源調達調整費がかかります。これは、電力を使用すればするほどかかるため、電気を使用する量によっては、思ったより電気代が高くなる可能性もあるため注意が必要です。
この注意点について、以下の口コミが寄せられています。
以前より電気代が高くなったかもと感じて確認したら、電源調達調整費というものが導入されていました。ただでさえ燃料調整費額とかが加算されているのに、ここにきてまだ増額するのかと思ってしまいました。
電気代が安くなると聞いて契約したのに、増額されてしまって残念です。別の電力会社を探そうと思います。
自分が契約した直後に電源調達調整費が導入され、思っていたより電気料金が高くなってしまいました。こういう可能性があると、事前にいっておいてほしかったです。
飯田まちづくり電力がおすすめの人
続いて、飯田まちづくり電力との契約がおすすめの人について、見ていきましょう。電力会社を上手く活用してお得に電気を利用するためは、電力会社との相性が重要です。そのためには、自分が電力会社や電気料金プランにどのようなことを求めているか、明らかにする必要があります。
飯田まちづくり電力との契約に向いているのは、以下のような人です。
- 地域貢献したい人
- シンプルなプランを選択したい人
- 自宅で発電した電力を売却したい人
<飯田まちづくり電力との契約に向いている人>
それぞれの特徴について、詳しくご紹介します。
地域貢献したい人
飯田まちづくり電力は、長野県内、とくに飯田市周辺エリアの地域に貢献したい人に向いています。
提供している電力の一部がエリア内で発電されたものであるため、地域で生産されたものを地域内で消費する地産地消を実現できます。支払った電気代が地域内の施設に還元されるため、地域内の経済循環を発展させるのにも有効です。また、支払った電気代の一部は、地域内のエネルギー事業支援などにも役立てられるため、エネルギー面におけるさらなる発展のためにも貢献できます。
エネルギーの購入のために地域外に流出していた費用を地域内の循環に留め、収益を地域に還元できるほか、地域の気候や風土を活かしてつくられた電気を利用可能です。施設で生産された電気だけでなく、個人宅で発電された電気も含まれるため、地域の人々との助け合いを実現できるでしょう。
シンプルなプランを選択したい人
飯田まちづくり電力の利用に向いているのは、できるだけシンプルなプランを利用したい人です。
提供されている料金プランは、割引サービスなどを除けば、一般家庭向けのシンプルプランと事業向けののびのびプランのみになります。そのため、プラン選択の際に悩む必要がありません。
電力会社によっては、ライフスタイル別にさまざまな料金プランを用意しています。自分や家族のライフスタイルどちらに寄せるか、家にどのような機器があるかなどによって選び分ける必要があり、悩んでしまう場合も多いです。そのため、なるべく悩まずにシンプルなプランを選んで契約したいという場合は、飯田まちづくり電力がおすすめできます。
基本料金もかからないため、支払うのが電力を使用した分だけであることも、分かりやすいポイントでしょう。
自宅で発電した電力を売却したい人
飯田まちづくり電力がおすすめなのは、自宅の太陽光発電装置で発電した電力をお得に売却したい人です。
飯田まちづくり電力では、卒FIT向けに電気買取サービスを提供しており、電気契約と併用するとより高く買い取ってもらえます。そのため、自宅で使い切れなかった電気をお得に売却でき、売電による利益を得られるのです。
電力会社によっては、太陽光発電に関するサービスを取り扱っておらず、卒FIT買取サービスもない場合があります。そのような電力会社を選ぶと、ほかに買取をしてくれる電力会社を探す必要があります。逆に、買取サービスを利用しながら、ほかの会社と電気契約を結ぶのが規約違反になる場合もあるため、なるべく1社にまとめるのが望ましいです。
飯田まちづくり電力であれば、電気契約も買取サービスも両方利用できます。
飯田まちづくり電力のお申し込み方法
ここからは、飯田まちづくり電力と契約するためのお申し込み方法について、ご紹介します。
お申し込みの際は、まずエントリーフォームに必要事項を入力して送信しましょう。料金の試算を行うため、現在利用している電力会社の料金明細に書かれた情報が必要です。
送信した内容をもとに、飯田まちづくり電力から重要事項説明書と料金の試算書が届きます。これらを確認のうえ、同封されたお申込書に捺印して返送すれば、お申し込みは完了です。
スマートメーターがない場合は、取り替え工事を行った後に電気供給が切り替えられます。利用できる支払い方法は、指定の金融機関における口座振替です。
電気プランの乗り換え時のよくある質問
- 電気プランの切替で電気の品質は変わる?
- 電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
- 飯田まちづくり電力が倒産した場合は電気がとまる?
電気プランの切替で電気の品質は変わる?
電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。
電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。
また、経済産業省や消費者庁(消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体)は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています(ご参考)。
飯田まちづくり電力が倒産した場合は電気がとまる?
電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、飯田まちづくり電力が倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。
電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。つまり、電気の消費者(みなさま)としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。
なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること(最終保障供給)が一般送配電事業者に義務づけられています。例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。
このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。
まとめ
電力会社を選ぶ際は、料金プランや契約のメリット、注意点、向いている人の特徴など、さまざまな情報を加味する必要があります。
飯田まちづくり電力は、長野県飯田市を中心に、エネルギーの地産地消を目指す電力会社です。供給する電力の一部は地域で生産されたものであり、料金の一部はエネルギー事業の発展や子育て世帯などへの割引に活用されています。
一方で、料金プランがシンプルにまとまりすぎており、供給エリアも狭いのが難点です。電気料金を調整するための費用も徴収されているため、必ずしもお得に電気を利用できるとは限りません。
それぞれの特徴をよく比較し、自分や家族の生活に合った電力会社を選びましょう。
電気プラン乗換コムでは、各電力会社の電気料金プランの数値情報等をデータベース化しております。それらのデータを下記にて一部出力し記載しておりますのでご参考ください。なお、上記記事の作成日とデータベース調査日が異なるケースがありますので、その点はご留意ください。
また、電気料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトでは収集データ等を軸にオススメの電力会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。
飯田まちづくり電力による電気料金プランの提供エリアは?
各電力会社が提供する電気料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にて飯田まちづくり電力が提供する一般家庭用プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記電気料金プランを利用可能であるかご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 提供地域 | 電力エリア | プラン分析ページ |
---|---|---|---|
いきいきプラン | 長野県(一部) | 中部電力管内管内 | 「いきいきプラン」の分析ページへ |
のびのびプラン | 長野県(一部) | 中部電力管内管内 | 「のびのびプラン」の分析ページへ |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
電気料金プランの想定年間電気代は?
電気料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用した電気量に1kWhあたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各電力会社のHPに掲載されておりますので、電気利用量と基本/従量単価を計算式に当てはめることで、電気料金の水準を算出できます。
ただし「基本料金」や「従量料金」の他にも、燃料調整費や市場調整費、もしくは電源調整費等、電力会社によって細かくパラメータが設定されており、実態の電気代と大きく異なるケースもあるため、あくまで下記はご参考としてご参照ください。なお、世帯人数別の電気利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています(ご参考))。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 一人暮らし | 二人暮らし | 三人暮らし | 四人暮らし | 五人暮らし | 六人暮らし |
---|---|---|---|---|---|---|
いきいきプラン | 68,294円/年 | 118,664円/年 | 134,798円/年 | 144,436円/年 | 157,358円/年 | 189,482円/年 |
のびのびプラン | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 157,375円/年 | 189,499円/年 |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※基本料金および電力量料金の合算値となります。
※年間電気代は、一人暮らし(30A相当、月間210kWh)、二人暮らし(40A相当、月間360kWh)、三人暮らし(50A相当、月間400kWh)、四人暮らし(50A相当、月間430kWh)、五人暮らし(60A相当、月間460kWh)、六人暮らし(60A相当、月間560kWh)を利用した場合の推計値です。
各電気料金プランのオプションは?
電気料金プランの利用によって、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | オプション |
---|---|
いきいきプラン |
|
のびのびプラン |
|
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
弊社(RAUL)は2005年の創業以来、一貫して「エネルギー・環境問題」をテーマに事業を展開して参りました。現場での長年の下積み経験によって、電気/ガスをより身近に感じていただきたくたく当サイトを運営しております。
補足
- 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、飯田まちづくり電力の公式HPをご確認ください。