- Home
- 電気料金プラン比較/おすすめ
- 電力会社一覧
- 伊勢志摩電力はおすすめの電力会社?判断に役立つ基本情報をご紹介!
伊勢志摩電力はおすすめの電力会社?判断に役立つ基本情報をご紹介!
経済的に苦しい状況が続く昨今、少しでも家計を楽にするため、電力会社を変更する人もいます。現在は電力会社を自由に選べるようになっており、これまで主流だった大手の電力会社から乗り換えても、問題はありません。
乗り換えを受け付けている電力会社は近年多数あり、伊勢志摩電力もその1つにあたります。試しに利用してみるのも1つの方法ですが、乗り換え先がどのような会社で、乗り換えがお得かどうか、事前に確かめておくほうが安心です。
そこで今回は、伊勢志摩電力の概要や料金プランなど、お得度の判断に役立つ基本情報をご紹介します。
伊勢志摩電力とは

伊勢志摩電力とは、志摩ガスによって設立された、ガス会社系列の電力会社です。会社の概要は、以下のとおりです。
【伊勢志摩電力の概要表】
商号 | 伊勢志摩電力 株式会社 |
---|---|
所在地 | 三重県志摩市阿児町鵜方2682-402 |
代表者 | 濱口 鉄生 |
創業 | 平成29年12月 |
資本金 | 700万円 |
電力会社名や設立に関わっているガス会社名からもわかるとおり、会社の所在地は三重県志摩市です。創業は平成29年12月であり、比較的近年にできた新電力会社であることがわかります。
新電力会社とは
新電力会社とは、電力自由化を受けて設立された、比較的新しい電力会社です。電力自由化とは、以下のような制度です。
- 契約する電力会社を利用者側で選べる制度
- 独占的だった電気の小売りを自由化
- 2016年4月よりスタート
<電力自由化の概要>
現在、契約する電力会社は、利用者のほうで自由に選べます。これは一見当たり前のようですが、以前は状況が違いました。
電気の小売りは、全国各地にある大手の電力会社が独占的に行っており、利用者は電気の使用場所を管轄する、大手の電力会社と契約するのが基本でした。大手の電力会社以外は、電気の小売りに参入できなかったため、電力会社の数は限られていました。
以上の状況が変わったきっかけが、2016年4月の電力自由化です。電力自由化により契約先の制限はなくなり、大手の電力会社以外の事業者も、電気の小売りに参入可能となりました。この変化を受け、電力会社を乗り換える人が出てきたり、新規の電力会社が多数設立されたりする状況が生まれました。
電力自由化を経て新たに設立された電力会社を、現在では新電力会社と呼びます。伊勢志摩電力は、電力自由化を受けて電気を小売りするために志摩ガスが作った会社であるため、新電力会社の1社だといえます。
母体のガス会社について
伊勢志摩電力を設立した志摩ガスは、2024年にイワタニ三重に合併されています。契約先の母体にあたる会社がどこなのかは、利用者にとって大事なポイントなので、乗り換えを申し込む前に一度確認したいところです。イワタニ三重株式会社の概要は、以下のとおりです。
【イワタニ三重株式会社の概要】
社名 | イワタニ三重株式会社 |
---|---|
代表者 | 梅田尊弘(代表取締役社長) |
本社所在地 | 三重県津市栗真中山町145 |
設立 | 1983年7月 |
資本金 | 5,000万円 |
従業員数 | 54名 |
取引銀行 | 百五銀行 |
許可・免許 | 液化石油ガス販売事業者 24A0008-97 認定保安機関 24A0008TA-27(5) 液化石油ガス販売事業者証 |
事業内容 | 【LPガス関連】 LPガス:家庭用、簡易ガス用、業務用、工業用、農水産用、冷暖房用 ガス器具:家庭用、業務用、工業用 【石油関連】 灯油:石油ストーブ、石油ボイラー、ファンヒーター 【生活関連】 日用品:フィスラー圧力鍋、カセットコンロ、ミルサー、アララシリーズ洗剤 天然水:富士の湧水 空調機器:エアコン、ガスヒートポンプ、パッケージエアコン、床暖房 【建設関連】 建設関連:リフォーム・増改築 |
営業所 | 【本社営業部】 三重県津市栗真中山町145 【四日市営業所】 三重県四日市市午起2-4-13 【松阪営業所】 三重県松阪市大口町232 【伊勢営業所】 三重県伊勢市佐八町1560-1 【志摩ガス支店】 三重県志摩市阿児町鵜方2682-402 【尾鷲営業所】 三重県北牟婁郡紀北町相賀836-1 |
イワタニ三重株式会社は、「マルヰガス」のブランドで有名なイワタニグループの1社です。設立は1983年であり、エネルギー分野を中心に、これまでに多くの事業実績を重ねています。
資本金は5,000万円にのぼり、資金力は高めです。三重県内にいくつもの事業所を構えている点からも、組織としての大きさがうかがえます。
志摩ガスの合併により、伊勢志摩電力は現在、上記のような大手グループ会社との関連ができている点は、電気の契約を申し込むにあたっても要チェックです。
伊勢志摩電力の料金プラン
伊勢志摩電力の料金プランには、以下の2種類があります。
- 伊勢志摩電力B
- 伊勢志摩電力C
<伊勢志摩電力の料金プラン>
電力会社の乗り換え後、どのような条件で電気を使えるかは、上記の料金プランによって変わります。事前に押さえたい各料金プランの内容を、以下で見ていきましょう。
伊勢志摩電力B
伊勢志摩電力Bは、中部電力の従量電灯Bに相当する料金プランで、以下の条件を満たすときに契約できます。
- 電気を電灯もしくは小型機器に使う
- 契約電流が30A以上60A未満の範囲に収まる
<伊勢志摩電力Bを利用する条件>
本プランは電灯需要に向けたものであり、動力としての使用、たとえば業務用の冷蔵庫やエアコンへの使用はNGです。契約電流は30〜60Aの範囲に設定されており、この範囲に収まらない契約電流を希望するときは、契約できません。
また、契約電流の区分は、30A・40A・50A・60Aの4種類のみです。35Aや45Aなどの契約は、規定の範囲に収まっていても認められないため、注意しましょう。規定の4種類のなかなら、お好きなA数を利用者のほうで選べます。
具体的な電気代は、基本料金と電力量料金で計算されており、前者は契約時に選んだA数、後者は月々の電気の使用量で決まります。基本料金と電力量料金の単価は、以下のとおりです。
【基本料金】
30A | 842.40円 |
---|---|
40A | 1,123.20円 |
50A | 1,404.00円 |
60A | 1,684.80円 |
【電力量料金(1kWhあたり)】
120kWhまで | 20.68円 |
---|---|
120kWh超~300kWhまで | 24.70円 |
300kWh超 | 25.45円 |
伊勢志摩電力C
伊勢志摩電力Cは、中部電力の従量電灯Cに相当する料金プランで、以下の条件を満たすときに契約できます。
- 電気を電灯もしくは小型機器に使う
- 契約容量が6kVA以上で、なおかつ原則として50kVA未満に収まる
<伊勢志摩電力Cを利用する条件>
電気の需要の種類としては、先ほどと同じく電灯需要であり、動力としての使用はNGです。契約する電気の条件に関して、基準がkVAに変わっている点が特徴的です。
なお、1kVAは10Aに相当します。最低でも6kVA以上と定まっている本プランは、電気の使用量が多い人に向いているといえます。
ただし、契約容量には上限があり、原則として50kVA未満に収まらなければなりません。現時点で希望する契約容量が50kVAを超える見込みなら、申し込みの前に一度相談したほうが無難です。
料金には基本料金と電力量料金があり、前者は契約したkVA数、後者は実際に使用した電力量で決まります。それぞれの単価は、以下のとおりです。
【基本料金と電力量料金】
基本料金(1kVAあたり) | 280.80円 | |
---|---|---|
電力量料金(1kWhあたり) | 120kWhまで | 20.68円 |
120kWh超~300kWhまで | 24.70円 | |
300kWh超 | 25.45円 |
そのほかに請求される費用
2種類の料金プランのどちらを選んでも、基本料金と電力量料金にくわえ、以下の費用も請求されます。
- 燃料費調整額
- 再エネ賦課金
<そのほかに請求される費用>
燃料費調整額は、月々にかかる燃料費に応じて、電気代を調整する費用です。燃料の調達に高額な費用がかかるなら、燃料費調整額によって電気代も高くなることが多いです。
反対に、燃料費が安いときなら、影響は小さくなります。いずれにしても燃料費は一定ではないため、燃料費調整額で反映する仕組みとなっています。
一方の再エネ賦課金は、再生エネルギー発電を促進するため、近年広く加算されている費用です。どちらの費用も近年は電気代にまず含まれており、伊勢志摩電力においても請求されます。料金表の基本料金と電力量料金だけでは、実際の電気代を正しく予想できないため、注意しましょう。
伊勢志摩電力のメリットと良い口コミ・評判
伊勢志摩電力のメリットとしては、以下のものが挙げられます。
- 電気代を見直せる可能性がある
- ガスの契約がなくとも利用可能
- 乗り換えの手続きが簡単
- 電気の使い勝手が変わらない
- 電気代をオンライン上で確認できる
- 会員専用サイトの利便性が高い
- 地域密着型の会社で安心
<伊勢志摩電力のメリット>
乗り換え前に確認しておきたいそれぞれのメリットについて、以下で見ていきましょう。
電気代を見直せる可能性がある
伊勢志摩電力は、独立した電力会社として独自の単価を設定しているため、乗り換えにより電気代を見直せる可能性があります。
電気代が乗り換え前より安くなるかは条件次第ですが、場合によっては電気代が抑えられ、月々の家計が少し楽になります。乗り換えによって電気代を見直せる可能性がある点は、伊勢志摩電力の基本的なメリットです。
ガスの契約がなくとも利用可能
先述のとおり、伊勢志摩電力はガス会社系列の電力会社ですが、利用にあたってガスの契約は必須ではありません。乗り換えにあたって押さえたいポイントはいくつかあるものの、ガスの契約は要件になっていません。
そのため、ガス会社は変えずに電気だけを見直したいときにも、伊勢志摩電力は利用可能です。ガス会社の変更をともなわないため、乗り換えに手間がかかりません。
乗り換えの手続きが簡単
伊勢志摩電力は乗り換えの手続きが簡単であり、申し込みが終わったら、以後の手続きは電力会社側で進めてもらえます。
乗り換えにあたって工事は不要なため、工事の手配やスケジュール管理なども求められません。申し込みの時点で利用していた電力会社も、伊勢志摩電力側で解約してもらえるため、手間が省けます。
電気の使い勝手が変わらない
乗り換え完了後は、伊勢志摩電力が供給する電気を使用する形となりますが、停電が増えるリスクはありません。電気の使い勝手は乗り換え前と変わらず、電気の供給量が減るなどの心配も不要です。使い勝手が乗り換え前と変わらない理由は、以下の点にあります。
- 電気の供給に使用する設備が同じ
- 管理体制も変更なし
<電気の使い勝手が乗り換え前と変わらない理由>
伊勢志摩電力において、中部電力管内では、以前と同じ電線や電柱などを使って電気を供給します。管理体制にも変わりはなく、以前と同じように中部電力が維持管理を担います。停電時の連絡先も、中部電力のままです。以上の体制から、乗り換え前と同じように電気の使用を続けられます。
電気代をオンライン上で確認できる
伊勢志摩電力では、月々の電気代を会員専用サイトで確認できます。会員専用サイトでは、以下の内容が確認可能です。
- 請求金額
- エネルギー使用量
- 会員向けのキャンペーンの情報
<会員専用サイトで確認できる内容>
会員サイトにログインすれば、月々の請求金額を確認できるため、外出先でも必要があれば任意の月の電気代をすぐに把握できます。同時に、エネルギー使用量もグラフで表示でき、前月や前年同月との比較が可能です。
そのため、自宅に届く請求書や明細書などを個人で保管したり、記載内容を取りまとめたりする必要がありません。電気代を自分で管理する手間が省け、使用量の見直しなどにもつなげやすい点は、会員サイトの便利なところです。
くわえて、会員サイトは、月々の電気代や使用量をただ表示するだけに留まらず、お得なキャンペーンの情報なども提供しています。会員サイトで見つけたキャンペーンにより、通常よりお得に電気を使える可能性があるのも、利用者にとってのメリットです。
会員専用サイトの利便性が高い
伊勢志摩電力の会員専用サイトは利便性が高く、システムメンテナンスの時間以外は、24時間にわたって使えます。登録の流れも、以下のように簡単です。
- メールアドレスを登録する
- 会員登録用のURLが届く
- 専用ページで会員情報を入力して送信
- 登録完了の通知メールに載っている仮パスワードでログイン
- 仮パスワードを自分で変更する
<登録の流れ>
会員専用サイトの登録に必要なのは、メールアドレスと会員情報のみです。メールアドレスを登録したら、本登録用のURLが送信されてくるため、登録手続きの開始に手間はかかりません。
登録時に入力する会員情報とは、利用者の氏名やお客様番号、電話番号などです。お客様番号は、伊勢志摩電力が発行する検針票や請求書などに載っています。電話番号は、契約時に申告した番号を使用します。
必要事項を一通り入力して登録すれば、あとは仮パスワードを使用してログインし、パスワードを自分で変更して完了です。近年よく見る会員専用サイトと仕組みは大きく変わらず、インターネットでの手続きに慣れている人なら、とくに違和感なく利用できるでしょう。
地域密着型の会社で安心
伊勢志摩電力は地域密着を方針としており、地域住民が安心して利用できる電力会社となるように努めています。地元にある会社だけに、事業者の顔が見えやすく、地域住民にとって信頼しやすい点は、主なメリットの1つに挙げられます。
伊勢志摩電力の注意点と悪い口コミ・評判
伊勢志摩電力の注意点は、以下のとおりです。
- 料金プランが少ない
- A数の基準値がやや高い
- 利用できる人が限られる
- 利用期間が短いと解約手数料がかかる
- 基本的な支払い方法が口座振替のみ
- 乗り換え前にシミュレーションが必要
<伊勢志摩電力の注意点>
それぞれの注意点を見落としていると、乗り換えを後悔しかねません。申し込み前に確認したいそれぞれの注意点について、以下で詳細を見ていきましょう。
料金プランが少ない
伊勢志摩電力の現在の料金プランは、先述の2種類に限られます。一般家庭などに適した伊勢志摩電力Bと、電気の使用量が多い人に向けた伊勢志摩電力Cにより、ある程度のニーズはカバーできます。しかし、近年の電力会社は、料金メニューの豊富な会社が珍しくありません。
それを考慮すると、伊勢志摩電力は料金プランの選択肢がやや少なく、電気の使用条件にこだわりにくいと感じられる場合もあるでしょう。
また、特殊な料金プランで電気を現在利用している人は、料金プランにおいて、適切な乗り換え先が見つからない可能性があります。
A数の基準値がやや高い
伊勢志摩電力Bを選ぶとき、A数をいくらにするかが問題です。A数が大きくなるほど基本料金が高くなるため、必要以上に大きなA数は契約しないように注意したいところです。
しかし、伊勢志摩電力Bで選べる最低条件は、30Aです。同じ仕組みの料金プランにおいて、他社では20Aや15Aなどの区分がよく見られますが、伊勢志摩電力では最低でも30Aは契約しなくてはなりません。
A数が大きいほど一度に大量の電気を使用できますが、一人暮らしで家電の量が少ないと、大きなA数にあまりメリットはありません。30Aも必要ない人にとって、伊勢志摩電力は基本料金がかさみやすい電力会社になってしまいます。
利用できる人が限られる
電力自由化がなされた昨今、電力会社は利用者側で自由に選べますが、電力会社側が独自に利用を制限していることがあります。実は、伊勢志摩電力にも、以下のような制限があります。
【供給エリアと利用対象者】
供給エリア | 伊勢・志摩エリアをはじめとした中部電力管内 |
---|---|
利用対象者 | 伊勢志摩電力と同等の料金プランを利用中の人 |
伊勢志摩電力における電気の供給先は、中部電力管内に限られます。そのほかのエリアからは、基本的に利用できません。あわせて、乗り換えの前後で、料金プランの仕組みや条件が基本的に変わらないことも必要です。
たとえば、中部電力のタイムプランやスマートプランなど、伊勢志摩電力が提供していない料金プランを現在利用している人は、申し込みの対象外とされます。従量電灯Bで10A・15A・20Aを契約している人も、同じく申し込みはできません。
供給エリアや料金プランの少なさから、伊勢志摩電力は申し込める人が限られる傾向にあります。申し込みを考えているときは、利用条件を満たすかどうか、一度確認することをおすすめします。
利用期間が短いと解約手数料がかかる
伊勢志摩電力の解約に解約手数料はかからないものの、利用期間が1年未満だったときは、4,000円(税別)の支払いを求められます。
解約のためだけに4,000円の出費が発生するのは損なので、伊勢志摩電力に乗り換えたら、最低でも1年は利用を継続したいところです。
思っていたサービスとは違ったとして、すぐに別の電力会社へと乗り換えずに済むよう、料金プランなどはよく確認のうえで申し込むことをおすすめします。
なお、引っ越しなどのやむを得ない事情があれば、利用期間が短くとも、解約手数料がかからない可能性があります。早期解約に何か事情があれば、電力会社まで一度相談してみましょう。
基本的な支払い方法が口座振替のみ
乗り換え後の電気代の支払い方法は、基本的に口座振替とされています。口座振替は便利な方法ですが、近年はクレジットカード払いが可能なケースも珍しくありません。電気代の支払いにクレジットカードが使えると、月々の電気代の支払いでポイントを貯められます。
このような節約法が、伊勢志摩電力では使えません。現在、口座振替以外の方法で電気代を支払っている人は、乗り換え後の支払い方法に注意が必要です。
乗り換え前にシミュレーションが必要
伊勢志摩電力に乗り換えると、電気代を節約できる可能性はありますが、実際の節約効果は乗り換え前後の条件次第です。乗り換えにメリットが見込めるかどうかは、事前にしっかり確かめておかなくてはなりません。
シミュレーションが不十分だと、電気代が思ったほど安くならず、乗り換えの意味がなくなってしまうため、事前のシミュレーションには力を入れましょう。
伊勢志摩電力がおすすめの人
伊勢志摩電力をおすすめできるのは、以下の人だといえます。
- 中部電力の利用者
- 伊勢志摩地方で地元の会社を使いたい人
<伊勢志摩電力がおすすめの人>
上記の人におすすめのポイントを、以下で個別にご紹介します。
中部電力の利用者
中部電力の利用者におすすめなのは、伊勢志摩電力の電気の供給エリアに入っている可能性が高いからです。現時点で中部電力を利用しているなら、少なくともエリア面の問題は生じにくくなります。あとは、利用中の料金プランが乗り換え後のものと同等かどうかを確認すれば良いだけなので、乗り換えの手間が省けます。
伊勢志摩地方で地元の会社を使いたい人
伊勢志摩電力の特徴は、地域密着型で運営されていることです。この点は、伊勢志摩地方で、地元の会社を使いたい人にはメリットとなります。電力会社に関して、顔の見えやすい地元の会社にしたいなら、伊勢志摩電力を一度検討してみると良いでしょう。
伊勢志摩電力のお申し込み方法
伊勢志摩電力の申し込みは、公式サイトのメールフォームから可能です。メールフォームで連絡すると、申し込みに必要な書類を送ってもらえます。書類を用いた手続きの流れは、以下のとおりです。
- 届いた書類に必要事項を記入して返送する
- 仮登録の完了後、担当者から連絡が来る
- 申し込みの内容を確認したのち、切り替えの手続きを実施
- 電気の利用開始
<書類を用いた手続きの流れ>
伊勢志摩電力へのコンタクトは、メールフォームのほかに、電話でも可能です。契約を急いでいるときは、電話で契約の希望を直接伝えるほうがおすすめです。
書類を返送したら仮登録の段階となり、担当者からの連絡を待ちます。このとき、最新の検針票に記載されているお客様番号と、供給地点特定番号が必要なので、書類を準備しておきましょう。
担当者に内容を確認してもらい、受付が終わったら、電力会社を切り替える手続きが進められます。一連の手続きが終わるまでは、中部電力から電気の供給が続くため、乗り換え中も電気の使用に支障はありません。すべての手続きが終わったら、利用開始となります。
電気プランの乗り換え時のよくある質問
- 電気プランの切替で電気の品質は変わる?
- 電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
- 伊勢志摩電力が倒産した場合は電気がとまる?
電気プランの切替で電気の品質は変わる?
電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。
電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。
また、経済産業省や消費者庁(消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体)は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています(ご参考)。
伊勢志摩電力が倒産した場合は電気がとまる?
電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。
ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、伊勢志摩電力が倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。
ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。
電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。
つまり、電気の消費者(みなさま)としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。
なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること(最終保障供給)が一般送配電事業者に義務づけられています。
例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。
このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。
ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。
このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。
まとめ
伊勢志摩電力は、志摩ガスによって設立された電力会社ですが、ガス会社の合併により、現在はイワタニ三重株式会社とのつながりができています。主な料金プランは、2種類あります。
乗り換えのメリットは、電気代を見直せる可能性があることや、ガスの契約がなくとも利用できることなどです。また、乗り換えの手続きが簡単であり、利用を始めても電気の使い勝手は変わりません。注意点は、料金プランがやや少ないことや、契約にあたって決めるA数の基準値がやや高いことなどです。
利用をおすすめできるのは、中部電力を現在利用している人などです。申し込みは公式サイトのメールフォームから可能であり、連絡すれば契約書類を送ってもらえます。以上をふまえ、興味をお持ちのときは契約を考えてみてください。
電気プラン乗換コムでは、各電力会社の電気料金プランの数値情報等をデータベース化しております。それらのデータを下記にて一部出力し記載しておりますのでご参考ください。なお、上記記事の作成日とデータベース調査日が異なるケースがありますので、その点はご留意ください。
また、電気料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトでは収集データ等を軸にオススメの電力会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。
伊勢志摩電力による電気料金プランの提供エリアは?
各電力会社が提供する電気料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にて伊勢志摩電力が提供する一般家庭用プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記電気料金プランを利用可能であるかご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 提供地域 | 電力エリア | プラン分析ページ |
---|---|---|---|
伊勢志摩電力B | 愛知県、岐阜県(一部を除く)、三重県(一部を除く)、静岡県(富士川以西)、長野県 | 中部電力管内管内 | 「伊勢志摩電力B」の分析ページへ |
伊勢志摩電力C | 愛知県、岐阜県(一部を除く)、三重県(一部を除く)、静岡県(富士川以西)、長野県 | 中部電力管内管内 | 「伊勢志摩電力C」の分析ページへ |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
電気料金プランの想定年間電気代は?
電気料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用した電気量に1kWhあたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各電力会社のHPに掲載されておりますので、電気利用量と基本/従量単価を計算式に当てはめることで、電気料金の水準を算出できます。
ただし「基本料金」や「従量料金」の他にも、燃料調整費や市場調整費、もしくは電源調整費等、電力会社によって細かくパラメータが設定されており、実態の電気代と大きく異なるケースもあるため、あくまで下記はご参考としてご参照ください。なお、世帯人数別の電気利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています(ご参考))。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 一人暮らし | 二人暮らし | 三人暮らし | 四人暮らし | 五人暮らし | 六人暮らし |
---|---|---|---|---|---|---|
伊勢志摩電力B | 67,810円/年 | 117,077円/年 | 132,950円/年 | 142,282円/年 | 155,045円/年 | 186,149円/年 |
伊勢志摩電力C | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 155,045円/年 | 186,149円/年 |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※基本料金および電力量料金の合算値となります。
※年間電気代は、一人暮らし(30A相当、月間210kWh)、二人暮らし(40A相当、月間360kWh)、三人暮らし(50A相当、月間400kWh)、四人暮らし(50A相当、月間430kWh)、五人暮らし(60A相当、月間460kWh)、六人暮らし(60A相当、月間560kWh)を利用した場合の推計値です。
各電気料金プランのオプションは?
電気料金プランの利用によって、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | オプション |
---|---|
伊勢志摩電力B |
|
伊勢志摩電力C |
|
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

弊社(RAUL)は2005年の創業以来、一貫して「エネルギー・環境問題」をテーマに事業を展開して参りました。現場での長年の下積み経験によって、電気/ガスをより身近に感じていただきたくたく当サイトを運営しております。
補足
- 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、伊勢志摩電力の公式HPをご確認ください。