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さくら新電力とは?提供しているサービスと口コミをご紹介
新電力という選択肢が増えたことで、より電気契約を自分や家族の生活、考え方にコミットさせられるようになりました。日々の電気料金をお得にしたい、安定した電力を使用したい、環境にやさしいエネルギーを活用したい、地域社会の発展に貢献したいなど、電気を利用する人が優先する条件はさまざまです。
電力会社を選ぶ際は、企業が提供している料金プランやサービス、企業の考え方などを把握して、複数の電力会社を比較する必要があります。電力会社によって、どのようなサービスをどのような理念で提供しているのかが異なるためです。
この記事では、さくら新電力が提供している料金プランや契約するメリット、注意点、契約に向いている人の特徴などから、さくら新電力がどのような電力会社なのかをご紹介しています。また、さくら新電力と契約する際のお申し込み方法についても触れているため、契約を検討する際にも便利です。
これから契約する電力会社を探している人や、さくら新電力との契約を検討している人は、ぜひ最後までご覧ください。
さくら新電力とは
さくら新電力は、青森県弘前市に拠点を置く新電力会社です。
地域のインフラを支えて地域に還元することを目的とし、2017年に設立されました。地元のエネルギー会社2社、不動産会社、地方銀行の出資を受けており、省エネや省CO2を目指しながら地域の発展に貢献できるよう努めています。
現在は電気事業のほか、再生可能エネルギーを利用した発電機器の製造販売など、さまざまな事業を手掛けているのが特徴です。対象エリアは、離島を除く青森県、秋田県、岩手県、宮城県、山形県、福島県、新潟県となっています。
エリア内の事業所や一般家庭に電力を供給しており、付帯するプランとして、ファミリープランやブランデュー弘前FC応援プランなども用意している電力会社です。これらのプランにより、地元の人の生活や地域に根ざす団体への支援を行っています。
電線や送電設備は既存のものを利用しているため、契約後に大規模な工事などは必要ありません。また、電気の質も切り替え前とほぼ同じものを利用でき、仮に新電力側が電力を調達できなかったとしても、消費者側が電気を使用できない状況にはならないため安心です。
集合住宅や賃貸物件に住んでいる場合であっても、各戸別に電力会社と契約する形態であれば、さくら新電力と契約できます。大家さんや管理組合が一括で契約している場合は、電気契約の名義人となっている人に確認が必要です。
さくら新電力の料金プラン
ここからは、さくら新電力が提供している料金プランについてご紹介します。電力会社が提供している料金プランは、電力会社を比較する際にとくに重要な条件です。
さくら新電力では、基本料金と電力量料金、燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金の合計で電気代が決まります。基本料金と電力量料金はプランごとに決められていますが、燃料費調整額は燃料価格によって上下するため、注意しましょう。
さくら新電力で提供しているのは、以下のとおりです。
- 従量電灯B
- 従量電灯C
- ファミリープラン
- ブランデュー弘前FC応援プランB
- ブランデュー弘前FC応援プランC
<さくら新電力で提供している料金プラン>
それぞれの料金プランについて、詳しく見ていきましょう。
従量電灯B
さくら新電力が提供している従量電灯Bは、契約電流30Aから60Aまでの供給地点で利用できる料金プランです。電力を使用した量に応じて、3段階の電力量料金に分かれています。
従量電灯Bの具体的な料金は、以下のとおりです。
【従量電灯Bの料金】
料金種別 | 区分 | 単価(円/税込) |
---|---|---|
基本料金 | 30A | 1,108.80 |
40A | 1,478.40 | |
50A | 1,848.00 | |
60A | 2,217.60 | |
電力量料金 | 120kWhまで | 29.50 |
120~300kWhまで | 35.00 | |
300kWh以上 | 37.40 |
従量電灯C
さくら新電力が提供する従量電灯Cは、契約容量の単位が1kVAの契約地点で利用できる料金プランです。従量電灯Bと同様に、電力を使用した量に応じて電気代が変化します。
従量電灯Cの具体的な料金は、以下のとおりです。
【従量電灯Cの料金】
料金種別 | 区分 | 単価(円/税込) |
---|---|---|
基本料金 | 1kVAにつき | 369.60 |
電力量料金 | 120kWhまで | 29.50 |
120~300kWhまで | 35.00 | |
300kWh以上 | 37.40 |
ファミリープラン
さくら新電力が提供しているファミリープランは、契約容量50kVA以下の住居で契約できる料金プランです。さくら新電力と契約者との協議により、契約ごとに個別の電気料金が適用されます。
基本料金は1契約ごとに3kVAまでと、それ以降の1kVAごとに電気料金がかかります。電力量料金は、最初の400kWhまでとそれ以降とで、電気料金が変化するプランです。
ブランデュー弘前FC応援プランB
さくら新電力が提供しているブランデュー弘前FC応援プランBは、契約電流30Aから60Aまでの供給地点で利用できる料金プランです。電力を使用した量に応じて、3段階の電力量料金に分かれています。
ブランデュー弘前FC応援プランBの具体的な料金は、以下のとおりです。
【ブランデュー弘前FC応援プランBの料金】
料金種別 | 区分 | 単価(円/税込) |
---|---|---|
基本料金 | 30A | 1,108.80 |
40A | 1,478.40 | |
50A | 1,848.00 | |
60A | 2,217.60 | |
電力量料金 | 120kWhまで | 30.00 |
120~300kWhまで | 36.00 | |
300kWh以上 | 39.00 |
ブランデュー弘前FC応援プランC
さくら新電力が提供するブランデュー弘前FC応援プランCは、契約容量の単位が1kVAの契約地点で利用できる料金プランです。ブランデュー弘前FC応援プランBと同様に、電力を使用した量に応じて電気代が変化します。
ブランデュー弘前FC応援プランCの具体的な料金は、以下のとおりです。
【ブランデュー弘前FC応援プランCの料金】
料金種別 | 区分 | 単価(円/税込) |
---|---|---|
基本料金 | 1kVAにつき | 369.60 |
電力量料金 | 120kWhまで | 30.00 |
120~300kWhまで | 36.00 | |
300kWh以上 | 39.00 |
さくら新電力のメリットと良い口コミ・評判
続いて、さくら新電力と契約する際のメリットについてご紹介します。電力会社のメリットは、それぞれの企業を比較する際に参考になる情報の1つです。
さくら新電力と契約するメリットは、以下のとおりです。
- 電力の品質は変わらない
- 電気料金が安くなる可能性がある
- 地元の団体に貢献できるプランがある
<さくら新電力と契約するメリット>
それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。
電力の品質は変わらない
さくら新電力のメリットは、電気契約を切り替えても電気の品質が変わらない点です。
送電設備は、もともとの一般電気事業者が管理しているものをそのまま利用するため、電力の供給が滞ることはありません。さくら新電力が電気を調達できなかったり、仮に倒産してしまったりした場合であっても、電力は地域の一般電気事業者から供給され続けます。
そのため、電力会社を乗り換えたからといって、停電しやすくなる、電気の品質が落ちて電化製品の利用に支障が出るといったトラブルに見舞われることはありません。
このメリットについて寄せられた口コミは、以下のとおりです。
さくら新電力に切り替えてしばらく電気を使用していますが、とくに問題なく利用できています。さまざまな電化製品を使用していますが、どれも滞りなく動いているので、今後もしばらく使い続けようと思います。
切り替え後も、停電などのトラブルなく使っています。電気代を安くしたうえで品質が変わらないのは、ありがたいなと思います。
新電力会社との契約は、電気の利用状況がどうなるか分からず不安だったのですが、さくら新電力さんはとくに違和感なく利用できて、安心しました。これからも、地域に根ざしたエネルギーを使い続けたいです。
電気料金が安くなる可能性がある
さくら新電力との契約では、電気料金が前の電力会社よりも安くなる可能性があります。
ファミリープランでは、さくら新電力との協議によって電気料金が決定されるため、電気の利用状況によっては、電気をお得に利用できる可能性があるのです。そのため、自宅での電気料金をなるべくお得にしたい場合は、さくら新電力と相談してみると良いでしょう。
さくら新電力では、口座振替またはクレジットカード払いを選択できます。口座振替に利用できる銀行は、みちのく銀行または青森銀行です。クレジットカードについては、JCB、VISA、MasterCard、AMERICAN EXPRESS、Diners Clubなどが利用できます。
このメリットについて、以下の口コミが寄せられています。
さくら新電力とファミリープランで契約しました。前の電力会社との契約よりも電気代が安くなって、助かります。
電気代をクレジットカードで支払えるため、生活費でポイントが貯まって嬉しいです。
ブランデュー弘前FC応援プランを利用していますが、それでも前の電力会社よりは電気代が安くなっており、良かったです。生活費を切迫しない程度の電気代は、利用しやすく感じます。
地元の団体に貢献できるプランがある
さくら新電力には、地域に根ざす団体に支援できる料金プランが存在します。
ブランデュー弘前FC応援プランが2種類あり、弘前を拠点に活動しているサッカークラブチームに、電気料金の一部を寄付してもらえるのです。これらのプランでは、基本料金が従量電灯と変わりませんが、電力量料金が上乗せされて寄付金に充てられます。
そのため、青森県のとくに弘前市に貢献したいと考えている人に、おすすめのプランです。
このメリットについて、以下の口コミが寄せられています。
サッカーが好きでブランデュー弘前FCのファンなので、さくら新電力でブランデュー弘前FC応援プランBを契約しました。生活費の一部が、好きなクラブの活動を支援するために使われていると思うと、嬉しいですね。
電気を使用しながら地元の団体に貢献できればと思い、ブランデュー弘前FC応援プランを利用しています。少し電気代は高いなと思いますが、その分地域のためになっていれば良いなと思っています。
電気を利用しつつ、地元のスポーツチームを応援できるのは、とても良いサービスだと思います。
さくら新電力の注意点と悪い口コミ・評判
続いて、さくら新電力と契約する際の注意点について、ご紹介します。電力会社を比較する際は、良い点だけでなく注意点についても見ていくと、許容できる条件とそうでない条件を確認できるでしょう。
さくら新電力と契約するうえでの注意点は、以下のとおりです。
- 電気料金プランがシンプル過ぎる
- 支払い手段が少ない
- サービス供給エリアが限られている
<さくら新電力の注意点>
それぞれの注意点について、利用者から寄せられた良くない口コミとともに見ていきましょう。
電気料金プランがシンプル過ぎる
さくら新電力が提供している料金プランには、あまり多くの種類がありません。
シンプルにまとまっているため、さまざまなプランを比べる必要はないものの、生活にコミットしたプランは選びにくくなっています。ファミリープランを選べば、利用状況に応じた電気料金を設定できる可能性がありますが、さくら新電力と相談するまで、どのような料金設定になるか分からない点がネックです。
ほかに、一般家庭で選べる料金プランは、ブランデュー弘前FC応援プランになります。地元のサッカークラブを応援したいと考えている人以外にとっては、あまり恩恵のあるプランではない点に注意が必要です。
この注意点について、以下の口コミが寄せられています。
さくら新電力で電気契約を結んだものの、あまり選択肢がないように感じました。季節によって電気代が変化すれば、もっと使いやすいのにと思います。
地域に貢献したいとは思いつつ、サッカーには興味がないので、ブランデュー弘前FC応援プランは選びませんでした。別のところで、地域貢献できるプランがあれば良いなと感じています。
プラン数が少なくて魅力的なものがないと感じたため、契約を見送りました。もっと、生活に即したプランがある電力会社のほうが嬉しいと思います。
支払い手段が少ない
さくら新電力の注意点は、あまり支払い方法の選択肢が多くない点です。
選べる支払い方法は、口座振替とクレジットカード払いになっており、クレジットカードは5つの企業を利用できるものの、口座登録できるのは2行のみとなっています。窓口による払い込みや銀行振込などは対応していないため、利用できる決済手段を用意しておかなければなりません。
窓口などでの払い込みに比べて支払い忘れは起きにくいものの、該当の口座にお金が入っていないと決済に失敗する可能性があるため、注意しましょう。
この注意点について、以下の口コミが寄せられています。
もともとの電力会社ではずっとコンビニ払いを利用していたのですが、さくら新電力に切り替えてから、クレジットカード払いになりました。自動で決済されているのは分かりますが、払った気がしなくてそわそわすることも多いです。
給料の口座とは別に、さくら新電力用の口座を開設したので、お金が入っているかしっかりチェックしておかないと不安になります。一度ギリギリでお金が足りないことに気付いて、慌ててお金を入れました。
生活費を現金で管理していたので、口座振替やクレジットカードでの支払いしかないと、管理しにくいと感じます。せめて、窓口振込が増えてくれれば良いのにと思いました。
サービス供給エリアが限られている
さくら新電力は、東北エリアに特化した電力会社であるため、利用できるエリアが限られています。
青森県、秋田県、岩手県、宮城県、山形県、福島県、新潟県のみがサービス対象エリアとなっており、全国区の企業ではありません。また、上記の都道府県に含まれている自治体であっても、離島はサービス対象外です。
該当エリア内にお住まいでない場合は申し込みができず、お引っ越しの場合は解約の必要があるため、注意しましょう。
この注意点について、以下の口コミが寄せられています。
新潟県に住んでいるのですが、離島に該当するため、さくら新電力を利用できませんでした。島のほうにも、供給エリアが広がってくれたら良いのにと思います。
弘前市出身だったので、地元企業に貢献したいと思い、さくら新電力を利用していました。弘前から転勤で仙台市に引っ越したときは、引き続きさくら新電力を利用できました。しかし、そこから東京に転勤になった際は、別の電力会社に切り替えざるを得ず残念でした。
地元の出身ではないものの、サッカーが好きでブランデュー弘前FCを応援していたので、さくら新電力を利用したいと思っていました。しかし、住んでいるエリアが供給エリア外だったようで、契約できず残念です。
さくら新電力がおすすめの人
さくら新電力との契約に向いている人の特徴についてご紹介します。それぞれの電力会社がどのような人に向いているのかは、提供しているサービスの内容だけでなく、企業が掲げる理念によっても異なるでしょう。ご自身が電力会社に求めているものは何なのか、優先順位を明らかにしたうえで、おすすめポイントを比べる必要があります。
さくら新電力との契約に向いているのは、以下のような人です。
- 地域経済や地元の発展に貢献したい人
- 東北エリアにお住まいの人
- シンプルな料金プランを求めている人
<さくら新電力との契約に向いている人>
それぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。
地域経済や地元の発展に貢献したい人
さくら新電力との契約に向いているのは、青森県を中心とする地域経済や地元の発展に、貢献したいと考えている人です。
弘前市で事業を行っている企業が株主となっており、本社も弘前市にあるため、地域の雇用や経済循環に貢献しています。そのため、電気料金を通じて、地域経済の活性化につながる可能性がある電力会社を選びたい人にとっては、おすすめの電力会社です。支払いに利用できる銀行口座も地元のものなので、地域貢献に焦点を置いた生活ができるでしょう。
また、地域のスポーツグループに支援できるプランもあるため、スポーツが好きな人、グループのファンの人にもおすすめです。逆に地域振興といっても、子育て支援や環境面での貢献を求めている人は、別の企業を検討してみると良いかもしれません。
東北エリアにお住まいの人
さくら新電力との契約に向いているのは、青森県を中心とする東北エリアにお住まいの人です。
離島以外の青森県、秋田県、岩手県、宮城県、山形県、福島県、新潟県であれば、さくら新電力の電気が利用できます。ただし、青森県と地理的に近い北海道や、東北エリアに近い関東エリア、新潟県以外の北陸や中部などのエリアでは利用できません。
口座振替を利用したい場合は、みちのく銀行または青森銀行の支店があるエリアでの利用が望ましいでしょう。さくら新電力との契約では、この2行のみ口座振替を利用できます。お金の出し入れに手数料をかけず、何かあったときにすぐ窓口へたどり着けるようにする意味でも、これらの銀行の支店が近くにあるほうが利用しやすいです。クレジットカード払いを利用するのであれば、支店の有無はそこまで気にしなくとも良いでしょう。
シンプルな料金プランを求めている人
さくら新電力との契約に向いているのは、なるべくシンプルな料金プランを求めている人です。
料金プランを豊富に用意している電力会社ほど生活にコミットしたプランを選びやすくなりますが、その分さまざまな条件を考慮に入れる必要があり、悩んでしまうことも少なくありません。そのため、悩まずに選べるシンプルなプラン構成が望ましい人もいるでしょう。
桜新電力の場合は、従量電灯のプランとファミリープランにまとまっており、シンプルな料金プランを選択可能です。そのうえで地元のスポーツクラブチームに貢献したい場合は、ブランデュー弘前FC応援プランを選択できるため、チームを応援したいかそうでないかによって、簡単にプランを選び分けられます。
逆に生活スタイルによって電気を使用する時間帯が偏り、それに合わせたプランを選択したい人や、季節などによって電気代を変化させたい人は、料金プランが豊富な電力会社を探したほうが良いでしょう。
さくら新電力のお申し込み方法
ここからは、さくら新電力と契約するためのお申し込み方法について、ご紹介します。
さくら新電力との契約は、利用者からの申し込みをさくら新電力が承認した時点で成立するものです。さくら新電力が提示する約款をよく読み、さくら新電力が指定する所定の様式によって、申し込みを行う必要があります。
契約に関して必要な書類は、通常の書類の交付やインターネットを介した交付など、さくら新電力が妥当だと判断した方法で行われます。基本の契約期間は、1年間です。契約更新の30日前までに、解約や契約内容を変更する申し出がなければ、そのまま契約が更新されます。
契約を申し込みたい場合は、公式サイトにあるお問い合わせフォームやメールアドレス、電話番号などから、さくら新電力にコンタクトを取る必要があるでしょう。引っ越しによってさくら新電力を解約する場合や、支払い方法を変更したい場合なども、同様の窓口から連絡できます。
契約後は、お客様マイページへのログインが可能です。
電気プランの乗り換え時のよくある質問
- 電気プランの切替で電気の品質は変わる?
- 電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
- さくら新電力が倒産した場合は電気がとまる?
電気プランの切替で電気の品質は変わる?
電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。
電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。
また、経済産業省や消費者庁(消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体)は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています(ご参考)。
さくら新電力が倒産した場合は電気がとまる?
電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、さくら新電力が倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。
電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。つまり、電気の消費者(みなさま)としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。
なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること(最終保障供給)が一般送配電事業者に義務づけられています。例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。
このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。
まとめ
電力会社を選ぶ際は、さまざまな条件を比較して、より自分の考え方や優先したい条件にコミットした企業を選択する必要があります。料金だけで電力会社を選ぶと、思っていたのとサービスの内容が違ったり、電気料金の使われ方が思ったものと違ったりする可能性があるでしょう。
さくら新電力は、青森県弘前市を拠点に、東北エリアや新潟県に電力を供給している電力会社です。地域密着型の企業であり、地元のスポーツクラブを応援したい人向けの料金プランを含めた、シンプルなサービスを提供しています。
その分選べる料金プランの数が少なく、支払い方法の選択肢も豊富とはいえません。口座振替を利用したい場合は、地元の銀行に口座を開設しておく必要があります。また、スポーツクラブではなく、別の方面から地元に貢献したいと考えている人にとっては、向いていない可能性があるでしょう。
地元に貢献したいと考えている人や、すでに該当の銀行の口座を持っている人、なるべくシンプルな料金プランを選択したいと考えている人に向いています。
さくら新電力をはじめ、電力会社の乗り換えを検討しているのであれば、さまざまな条件を比較して、ご自身や家族に合った電力会社を選ぶようにしてみてください。
電気プラン乗換コムでは、各電力会社の電気料金プランの数値情報等をデータベース化しております。それらのデータを下記にて一部出力し記載しておりますのでご参考ください。なお、上記記事の作成日とデータベース調査日が異なるケースがありますので、その点はご留意ください。
また、電気料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトでは収集データ等を軸にオススメの電力会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。
さくら新電力による電気料金プランの提供エリアは?
各電力会社が提供する電気料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にてさくら新電力が提供する一般家庭用プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記電気料金プランを利用可能であるかご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 提供地域 | 電力エリア | プラン分析ページ |
---|---|---|---|
従量電灯B | 青森県、秋田県、岩手県、宮城県、山形県、福島県、新潟県(離島除く) | 東北電力管内管内 | 「従量電灯B」の分析ページへ |
従量電灯C | 青森県、秋田県、岩手県、宮城県、山形県、福島県、新潟県(離島除く) | 東北電力管内管内 | 「従量電灯C」の分析ページへ |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
電気料金プランの想定年間電気代は?
電気料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用した電気量に1kWhあたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各電力会社のHPに掲載されておりますので、電気利用量と基本/従量単価を計算式に当てはめることで、電気料金の水準を算出できます。
ただし「基本料金」や「従量料金」の他にも、燃料調整費や市場調整費、もしくは電源調整費等、電力会社によって細かくパラメータが設定されており、実態の電気代と大きく異なるケースもあるため、あくまで下記はご参考としてご参照ください。なお、世帯人数別の電気利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています(ご参考))。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 一人暮らし | 二人暮らし | 三人暮らし | 四人暮らし | 五人暮らし | 六人暮らし |
---|---|---|---|---|---|---|
従量電灯B | 64,685円/年 | 114,257円/年 | 131,172円/年 | 140,888円/年 | 154,565円/年 | 186,953円/年 |
従量電灯C | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 153,845円/年 | 186,053円/年 |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※基本料金および電力量料金の合算値となります。
※年間電気代は、一人暮らし(30A相当、月間210kWh)、二人暮らし(40A相当、月間360kWh)、三人暮らし(50A相当、月間400kWh)、四人暮らし(50A相当、月間430kWh)、五人暮らし(60A相当、月間460kWh)、六人暮らし(60A相当、月間560kWh)を利用した場合の推計値です。
各電気料金プランのオプションは?
電気料金プランの利用によって、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | オプション |
---|---|
従量電灯B |
|
従量電灯C |
|
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
弊社(RAUL)は2005年の創業以来、一貫して「エネルギー・環境問題」をテーマに事業を展開して参りました。現場での長年の下積み経験によって、電気/ガスをより身近に感じていただきたくたく当サイトを運営しております。
補足
- 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、さくら新電力の公式HPをご確認ください。