パワー・オプティマイザーは乗り換え先としておすすめ?気になる評判や料金などをご紹介!

  • 更新日:2024/07/24

電力会社を変更したいときに、候補となる会社は現在いくつも挙げられ、パワー・オプティマイザーもその1社にあたります。めずらしい特徴のある会社として注目を集めることも少なくありませんが、社名を初めて見た人も多いのではないでしょうか。

たとえ注目度の高い会社でも、詳細を知らないまま乗り換えるのはあまりおすすめできません。そこで今回は、パワー・オプティマイザーとはどのような会社か、料金プラン、メリットや良い評判など、乗り換え前に知っておきたい基本情報をご紹介します。

パワー・オプティマイザーとは

パワー・オプティマイザーとは、主に電気の小売りを行っている新電力会社の1社です。会社の概要は、以下のとおりです。

【パワー・オプティマイザーの概要表】
社名 株式会社パワー・オプティマイザー
所在地 【秋田本店】
秋田県秋田市山王中園町9-12-2
【東京本部】
東京都港区元赤坂1-1-7 オリエント赤坂モートサイドビル2F
代表取締役 田川 周作
設立 2015年2月26日
資本金 3,000万円(2017年10月時点)
事業内容 電力小売事業
小売電気事業者登録番号 A0211
グループ会社 株式会社オプティマイザー
株式会社アセット・オプティマイザー
株式会社エネルギー・オプティマイザー(登録小売電気事業者:登録番号A0212)

パワー・オプティマイザーは、秋田県と東京都にそれぞれ事業所を持つ会社です。設立は2015年、事業内容は電気の小売りの1つだけで、近年に生まれた新電力会社であることが会社の概要からもわかります。

しかし、秋田と東京の2ヶ所に事業所を構え、グループ会社もすでに3社ある点からは、会社の設立より順調に成長を果たしたことがうかがえます。

パワー・オプティマイザーの想い

パワー・オプティマイザーの企業理念は「街に活気を!若者に元気を!」です。この理念の背景には、東日本大震災で露呈した、従来の電力システムの脆弱性があります。電気は生活に欠かせない基本的なインフラですが、未曽有の災害が起きた当時、広範囲で供給に支障が出ていました。

この点を受け、今後は地域ごとに自立したエネルギーのシステムが必要だと、パワー・オプティマイザーでは考えられています。また、エネルギーは地域経済に与える影響が大きく、供給システムがうまく確立・運用されれば、地域の活性化や若手の育成につながる点も、あわせて重視されています。

以上をふまえて掲げられた目標が、地域を活性化させる効率的なエネルギーインフラの実現です。この目標のもと、AI技術による自動需給運用が実現されています。企業理念の背景に、地域の発展や活性化を見据えたさまざまな想いがある点は、会社の概要として要チェックです。

電気の供給エリア

パワー・オプティマイザーが運用する電気の小売りサービス「AIでんき」の供給エリアは、2019年3月時点、以下の2エリアとなっていました。

    <電気の供給エリア>

  • 東北エリア
  • 東京エリア

ほかの地域は電気の供給エリアから外れており、申し込みができません。また、供給エリアは時期によって変更される恐れがあるため、電気の供給を受けられる場所については、申し込みの前に最新の情報を確認したいところです。

パワー・オプティマイザーの料金プラン

パワー・オプティマイザーが運用するAIでんきには、以下の2種類の料金プランがあります。

    <パワー・オプティマイザーの料金プラン>

  • 個人・ご家庭向け
  • 法人・ビジネス向け

AIでんきは、個人・法人の区別なく申し込みできるため、一般家庭でも事業所でも利用できます。それぞれの料金プランについて、以下で個別にご紹介します。

個人・ご家庭向け

個人・ご家庭向けの料金プランは、単身世帯からファミリー世帯まで、一般のさまざまな人が利用できます。申し込みを考えるときの目安としては、以下の2つが挙げられています。

    <申し込みを考えるときの目安>

  • 東京における従量電灯Bに相当
  • 現在の契約で10~60Aを選んでいる

アンペア数の条件が上記のとおりになっているなら、法人でも申し込みは可能です。料金表は、以下のとおりです。

【パワー・オプティマイザーの概要表】
社名 株式会社パワー・オプティマイザー
所在地 【秋田本店】
秋田県秋田市山王中園町9-12-2
【東京本部】
東京都港区元赤坂1-1-7 オリエント赤坂モートサイドビル2F
代表取締役 田川 周作
設立 2015年2月26日
資本金 3,000万円(2017年10月時点)
事業内容 電力小売事業
小売電気事業者登録番号 A0211
グループ会社 株式会社オプティマイザー
株式会社アセット・オプティマイザー
株式会社エネルギー・オプティマイザー(登録小売電気事業者:登録番号A0212)

電気の契約には基本料金がつきものですが、本プランでは0円となっています。電気の使用量に応じた金額に基本料金が加算されないため、お得です。また、基本的な電気代が従量料金に1本化されているので、何の費用にいくらかかったのかがわかりやすくなっています。

なお、最低料金の定めがあるため、電気をまったく使わなかったときに、請求額が0円になるわけではありません。自分の契約したアンペア数で最低でも月にいくらかかるのかは、よく確認しておく必要があります。

法人・ビジネス向け

法人・ビジネス向けの料金プランは、店舗や事務所、商店などでの利用を想定しています。申し込みを考えるときの目安としては、以下の2つが挙げられています。

    <申し込みを考えるときの目安>

  • 東京における従量電灯Cに相当
  • 現在の契約で6kVA以上を選んでいる

上記に相当する契約で、現在電気を使っている事業者にとっては、乗り換え先の良い候補となるでしょう。なお、目安の条件に該当するなら、一般個人でもこちらのプランに申し込みできます。料金表は、以下のとおりです。

【法人・ビジネス向けの料金プラン】
エリア 東京エリア
基本料金 0円
最低料金(契約電流1kVAあたり) 231円
従量料金(1kWhあたり) 36.50円

基本的な料金システムは先のものと同じで、基本料金がかかりません。最低料金は決まっているため、1ヶ月に電気をまったく使わなかったとしてもいくらかの請求はありますが、お得度は高めです。

基本料金が0円の理由

個人・ご家庭向けプランと法人・ビジネス向けプランの両方において、基本料金が0円となっている主な理由は、以下の点にあります。

    <基本料金が0円の理由>

  • 電気の供給にAI(人工知能)を活用
  • 電気供給の効率化やコストの削減を実現

技術革新が著しい昨今、AIが登場して、社会のさまざまな場所で活用され始めています。パワー・オプティマイザーでは、電気の供給にAIを活用しており、各顧客への電気の供給を効率化しています。

人力では難しい高速かつ高精度な判断や対応によって無駄を省き、削減できたコストを価格に反映した結果として、お得な電気代を実現しているのです。基本料金を撤廃できるだけの理由があり、今後も同じ価格設定を期待できる点は、利用者にとって安心できるポイントです。

エリアの影響

AIでんきは、料金プランが同じでも、エリアによって単価が変わる場合があります。たとえば、東北電力エリアでは、各プランの料金表は以下のようになっています。

【東北エリアの料金表】
プラン 最低月額料金 従量料金単価
個人・ご家庭向けプラン 231円(契約電流10Aあたり) 37.2円
法人・ビジネス向けプラン 231円(契約電流1kVAあたり) 37.2円

申し込みにあたっては、該当するエリアの料金表をよく確認することが大事です。

電気代に含まれる2種類の費用

パワー・オプティマイザーの電気代には、以下の2種類の費用が含まれます。

    <電気代に含まれる2種類の費用>

  • 燃料費調整額
  • 再生可能エネルギー発電促進賦課金

燃料費調整額は、発電に必要な燃料の価格変動を電気代に反映させるための費用です。燃料価格は一定ではないうえ、為替の影響も受けており、固定金額の上乗せでは対応できません。そこで、単価を変動させて、反映額を細かく調整する仕組みが採用されています。月々の燃料費調整額の単価は、その都度アナウンスされているため、こまめに確認しておくと良いでしょう。

再生可能エネルギー発電促進賦課金は、太陽光発電などによる電力を法令にもとづいて固定価格で買い取るための費用として、電気の各使用者へと請求されているものです。

上記の費用は、近年ではどの電力会社でも基本的に請求されるものであり、パワー・オプティマイザーにおいても発生します。そのため、乗り換え後の電気代を考えるときは、両費用を忘れないように注意が必要です。

近年始まった容量拠出金相当額とは

2024年より、今後も安定的に電気を供給するための費用として、容量拠出金が請求されるようになりました。これを受けて、AIでんきでも料金システムの見直しが行われ、容量拠出金相当額の請求が始まっています。2024年度の単価は、以下のとおりです。

【2024年度の単価】
エリア 単価(1kWhあたり)
東京エリア 2.24円
東北エリア 2.42円

2024年に適用され始めたばかりの費用なので、意味や金額に不明なところがあれば、申し込みの前に確認すると良いでしょう。

そのほかの料金プラン

現在は新規申し込みの受付が停止されているものの、パワー・オプティマイザーは、高圧や特別高圧の契約にも対応しています。高圧や特別高圧とは電圧の大きさを示す区分で、具体的には以下のように定義されています。

【電圧の区分と定義】
電圧の区分 定義 主に使用される場所
低圧 600V以下 一般家庭、小売店舗
高圧 600V超~7,000V以下 中層ビル、大型商業施設
特別高圧 7,000V超 大規模工場、高層ビル

先述のAI電気は、電圧の区分でいえば低圧のプランに相当するため、一般家庭や小規模な事業所などに適しています。高圧や特別高圧は、比較的規模の大きなビルや商業施設、工場などで使用され、基本的に事業者向けです。

パワー・オプティマイザーでは、高圧や特別高圧の契約もかつては申し込みができ、今後に受付が再開される可能性もあります。高圧や特別高圧のプランも、契約できるプランの一種として、あわせて確認しておくことをおすすめします。

パワー・オプティマイザーのメリットと良い口コミ・評判

パワー・オプティマイザーのAIでんきを契約するメリットには、以下のものが挙げられます。

    <パワー・オプティマイザーのAIでんきを契約するメリット>

  • 電気代の節約が期待できる
  • 契約期間や解約金がない
  • クレジットカード払いが可能
  • 法人の場合は支払い方法が2種類ある

申し込みの前に押さえたいそれぞれのメリットがどのようなものか、以下で個別にご紹介します。

電気代の節約が期待できる

AIでんきの特徴は、AIの活用によって事業を効率化し、コストカットを実現していることです。コストカットに成功しただけ電気代を安くできるため、事業の効率化は電気の利用者にとってもメリットのあることです。AIでんきへの乗り換えによる電気代の平均的な削減率は、以下のようになっています。

    <AIでんきへの乗り換えによる電気代の平均的な削減率>

  • 個人・ご家庭向けプラン:7%
  • 法人・ビジネス向けプラン:15%

このようなデータからも、乗り換えにより電気代の節約が期待できるのは、AIでんきの基本的なメリットです。なお、上記の削減率はあくまで平均であり、実際のお得度は人による点にご注意ください。

契約期間や解約金がない

電力会社によっては契約期間に定めがあり、期日が来る前に他社への乗り換えなどを行うと、解約金がかかる場合があります。しかし、AIでんきは契約期間がなく、解約金も発生しないシステムとなっています。そのため、乗り換え後の利用期間や解約のタイミングなどを、入念に考えておく手間がかかりません。興味があるときは気軽に乗り換えでき、解約したいときも利用者にとって都合の良いタイミングを選べます。

クレジットカード払いが可能

AIでんきでは、月々の電気代をクレジットカードで支払えます。使用できるブランドは以下の5種類です。

    <使用できるクレジットカード>

  • VISA
  • MasterCard
  • JCB
  • Diners Club
  • American Express

主要なブランドに対応しているため、手持ちのクレジットカードを問題なく使えることが多いでしょう。クレジットカード払いを選ぶメリットは、電気代の支払いによってポイントを貯められることです。

近年のクレジットカードには、月々の使用額に応じてポイントを付与し、貯まったポイントを別の買い物での支払いやプレゼントの交換などに使えるものが少なくありません。電気代は基本的に毎月発生する費用であり、金額も大きい傾向にあるため、クレジットカードで支払うとポイントが効率よく貯まってお得です。

法人の場合は支払い方法が2種類ある

AIでんきを法人が利用する場合、クレジットカード払いにくわえ、口座振替も選択可能です。AIでんきでの口座振替に対応している金融機関の種類は豊富で、新規に口座を開設しなくとも利用を開始できることが多いです。

口座振替を選ぶと、月々の電気代を指定の口座から自動で引き落としてもらえるため、支払い忘れの心配がなくなります。また、電気代の引き落としの記録が通帳にも残るため、支払い履歴の確認も簡単です。

さらに、クレジットカードに比べると銀行口座は開設のハードルが低いため、口座振替なら多くの法人が利用できます。法人だと、このようなメリットの多い支払い方法を別途選べるのも、AI電気の魅力だといえます。

パワー・オプティマイザーの良い口コミ・評判

パワー・オプティマイザーによるAIでんきの良い口コミ・評判には、以下のものがあります。

    <パワー・オプティマイザーの良い口コミ・評判>

  • 年間で大きな節約ができた
  • 従量料金だけの料金システムがシンプルでわかりやすい
  • 電力会社を乗り換えるだけで節約になるのが助かる
  • サービス内容を丁寧に説明してもらえたのが良かった

AIを活用してコストカットに努めているサービスであるだけに、乗り換えによって年間で大きな節約になったとの声が見られます。また、電気代の安さはもちろんのこと、料金システムのシンプルさやわかりやすさを評価する声も少なくありません。

さらに、乗り換えに大きな手間はかからず、ただ電力会社を変えるだけで節約になるのが助かるといった声も見られます。それでも乗り換えにあたって不明点はいくつも出るものであり、サービス内容の説明をしっかり実施してもらえることなども、評判になっているようです。

パワー・オプティマイザーの注意点と悪い口コミ・評判

パワー・オプティマイザーのAIでんきを契約するときの注意点には、以下のものが挙げられます。

    <パワー・オプティマイザーの注意点>

  • 個人の契約だと支払い方法が1種類しかない
  • 請求書や領収書の発行がない
  • 申し込みの内容をインターネットで変更できない

事前に押さえておきたい各注意点について、以下で詳細をご紹介します。

個人の契約だと支払い方法が1種類しかない

個人でAIでんきを契約する場合、電気代の支払い方法はクレジットカード払いのみとなり、口座振替を選ぶことは不可能です。クレジットカード払いは何かと便利な方法ですが、そもそもクレジットカードを持っていなければ使えません。

クレジットカードは近年身近なものとなっていますが、その利用分は借り入れにあたるため、カードの新規作成には審査があります。発行を申し込んでも、安定収入がないと作れないことが多いです。

クレジットカードがないときの主な選択肢となる口座振替は法人に限られ、払込用紙などを用いたコンビニ払いには未対応です。そのため、クレジットカードを持っていない一般個人だと支払い方法がなく、AIでんきへの乗り換え自体が難しくなる恐れがあります。

請求書や領収書の発行がない

AIでんきでは、月々の電気代などをWEB上のマイページで確認するシステムであり、請求書や領収書の発行はありません。請求内容を書類として保管したい場合は、マイページにある請求書を自分で印刷する必要があります。

申し込みの内容をインターネットで変更できない

料金プランなど、AIでんきに申し込んだ内容を変更したいとき、AIでんきはインターネット上で変更手続きはできず、サービスの問い合わせ窓口まで連絡をする必要があります。近年は、契約内容の変更をマイページなどで行えるケースが多く、個別に連絡が必要なのは手間に感じられるかもしれません。

パワー・オプティマイザーの悪い口コミ・評判

パワー・オプティマイザーのAIでんきの悪い口コミ・評判としては、以下のものが挙げられます。

    <パワー・オプティマイザーの悪い口コミ・評判>

  • 乗り換えに時間がかかる
  • 使用量に応じて割引がある会社のほうが安いかもしれない

AIでんきへ乗り換えたとき、過去に利用した電力会社よりも、時間がかかった点が気になったとの声が見られました。また、基本料金がなくて安いのは良いものの、使用量に応じた割引のある会社のほうがお得なのではないかとの声も、一部寄せられています。

パワー・オプティマイザーがおすすめの人

これまでご紹介してきたことをふまえ、パワー・オプティマイザーのAIでんきをおすすめできるのは、以下のような人だといえます。

    <パワー・オプティマイザーがおすすめの人>

  • 電気代を抑えたい人
  • クレジットカードでの支払いを希望する人

AIでんきは、近年の新たなテクノロジーであるAIを活用して事業の効率化を図っている点で、電気代を抑えたい人に向いています。料金プランから基本料金がカットされている独自の料金システムも、電気代を抑えたい人には嬉しいポイントです。

また、AIでんきは基本的な支払い方法をクレジットカード払いとしているため、クレジットカードでポイントを貯めて節約したい人にもおすすめのサービスです。

パワー・オプティマイザーのお申し込み方法

パワー・オプティマイザーのAIでんきへの申し込みは、以下の流れで進めます。

    <パワー・オプティマイザーのお申し込み方法>

  • WEBフォームを使って申し込み
  • 現在の契約を解除
  • 供給開始日とマイページの連絡
  • スマートメーターの設置
  • 電気の供給開始

それぞれがどのような手続きなのか、以下で個別にご紹介します。

WEBフォームを使って申し込み

AIでんきへの申し込みは、WEBフォームから行うのが原則です。方法の概要は、以下のとおりです。

    <WEBフォームからからの申し込み方法>

  • 現在の電気の契約内容をWEBフォームで申告する
  • 正しい契約内容を記載できるように検針票の用意が必要
  • クレジットカード払いを選ぶ場合はカードの情報も申告
  • 口座振替の場合は送られてくる書類に必要事項を記載して返送する

申し込みの段階で申告が必要なのは、現在の電気の契約内容です。申告した内容に誤りが出ないよう、現在の検針票などを用意したうえで申し込みに入るのが基本です。

そして、申し込みの段階で支払い方法も選択する仕組みであり、クレジットカード払いならカードの情報、口座振替なら後日送られてくる口座振替依頼書の記入と返送が求められます。先述のとおり、口座振替を選べるのは法人だけであり、一般個人はクレジットカード払いを選ぶ形となるので、方法を間違えないようにご注意ください。

現在の契約を解除

クレジットカード払いを選んだら申し込みが終わったあと、口座振替を選んだら口座振替依頼書が返送されてきたあとの段階で、既存の電気の契約を解除する手続きがパワー・オプティマイザーによって行われます。

実際の契約内容と申し込みのときに申告した内容が一致しないと、解約の手続きに時間がかかってしまうため、既存の契約内容は誤りなく申告したいところです。

供給開始日とマイページの連絡

既存の契約の解除と新規契約の手続きが終わったら、供給開始日の連絡があります。そして、初回請求のとき、月々の請求額などを確認できるマイページの案内もあわせて行われます。どちらも大事な情報なので、よく確認しておきましょう。

スマートメーターの設置

AIでんきを使用するには、遠方からの検針を可能とするスマートメーターが必要です。スマートメーターの設置や交換は、一般電気事業者が無料で行っています。電気の使用場所にまだ設置されていなくとも、利用者側での手続きや費用の負担はありません。

しかし、工事のときに短時間だけ停電する場合があるため、工事の日時には少し注意が必要です。設置や交換が実施されるときは工事会社から連絡があるため、日程は事前に把握できます。

電気の供給開始

契約方面の準備やスマートメーターの設置などがすべて終われば、供給開始日よりパワー・オプティマイザーから電気が供給されます。以後は、AIでんきの規約にしたがって電気代の計算や請求が行われるため、締め日や請求日などはあらためて確認しておくことをおすすめします。

電気プランの乗り換え時のよくある質問

  • 電気プランの切替で電気の品質は変わる?
  • 電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
  • パワー・オプティマイザーが倒産した場合は電気がとまる?

電気プランの切替で電気の品質は変わる?

電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。

電気プランの切替で停電の頻度は変わる?

電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。

また、経済産業省や消費者庁(消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体)は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています(ご参考)。

パワー・オプティマイザーが倒産した場合は電気がとまる?

電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、パワー・オプティマイザーが倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。

電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。つまり、電気の消費者(みなさま)としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。

なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること(最終保障供給)が一般送配電事業者に義務づけられています。例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。

このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。

まとめ

パワー・オプティマイザーは、秋田県と東京都に事業所を持っている新電力会社で、電気の小売りサービスであるAIでんきを運営しています。AIでんきの料金プランは、一般向けと事業者向けの2種類があり、どちらもAIの活用により事業を効率化し、基本料金が0円となっています。

乗り換えのメリットは、AIを用いた効率化のおかげで、電気代の節約が期待できることなどです。乗り換えによって、年間で大きな節約につながったとの評判も見られます。注意点は、個人での契約だと、支払い方法がクレジットカード払いしか選べないことなどです。乗り換えに時間がかかった点がいまひとつだったとの口コミも一部見られます。

利用をおすすめできるのは、電気代の節約やクレジットカード払いを希望する人です。申し込みは、WEBフォームから可能です。以上のポイントをふまえ、パワー・オプティマイザーに興味をお持ちのときは、ぜひ乗り換えを検討してみてください。

電気料金データベース【パワー・オプティマイザー】

電気プラン乗換コムでは、各電力会社の電気料金プランの数値情報等をデータベース化しております。それらのデータを下記にて一部出力し記載しておりますのでご参考ください。なお、上記記事の作成日とデータベース調査日が異なるケースがありますので、その点はご留意ください。また、電気料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトでは収集データ等を軸にオススメの電力会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。

パワー・オプティマイザーによる電気料金プランの提供エリアは?

各電力会社が提供する電気料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にてパワー・オプティマイザーが提供する一般家庭用プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記電気料金プランを利用可能であるかご確認ください。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン 提供地域 電力エリア プラン分析ページ
AIでんき 法人・ビジネス向け 東京電力エリア 栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県(富士川以東)、一部離島を除く 東京電力管内管内 「AIでんき 法人・ビジネス向け 東京電力エリア」の分析ページへ
AIでんき 個人・ご家庭向け 東京電力エリア 栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県(富士川以東)、一部離島を除く 東京電力管内管内 「AIでんき 個人・ご家庭向け 東京電力エリア」の分析ページへ
AIでんき 法人・ビジネス向け 東北電力エリア 青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県、新潟県、一部離島を除く 東北電力管内管内 「AIでんき 法人・ビジネス向け 東北電力エリア」の分析ページへ
AIでんき 個人・ご家庭向け 東北電力エリア 青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県、新潟県、一部離島を除く 東北電力管内管内 「AIでんき 個人・ご家庭向け 東北電力エリア」の分析ページへ
法人・ビジネス向け(東京電力) 栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県(富士川以東)、一部離島を除く 東京電力管内管内 「法人・ビジネス向け(東京電力)」の分析ページへ
個人・ご家庭向け(東京電力) 栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県(富士川以東)、一部離島を除く 東京電力管内管内 「個人・ご家庭向け(東京電力)」の分析ページへ

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

電気料金プランの想定年間電気代は?

電気料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用した電気量に1kWhあたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各電力会社のHPに掲載されておりますので、電気利用量と基本/従量単価を計算式に当てはめることで、電気料金の水準を算出できます。ただし「基本料金」や「従量料金」の他にも、燃料調整費や市場調整費、もしくは電源調整費等、電力会社によって細かくパラメータが設定されており、実態の電気代と大きく異なるケースもあるため、あくまで下記はご参考としてご参照ください。なお、世帯人数別の電気利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています(ご参考))。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン 一人暮らし 二人暮らし 三人暮らし 四人暮らし 五人暮らし 六人暮らし
AIでんき 法人・ビジネス向け 東京電力エリア 73836円/年 126576円/年 140640円/年 151188円/年 161736円/年 196896円/年
AIでんき 個人・ご家庭向け 東京電力エリア 69552円/年 119232円/年 132480円/年 142416円/年 152352円/年 185472円/年
AIでんき 法人・ビジネス向け 東北電力エリア 73836円/年 126576円/年 140640円/年 151188円/年 161736円/年 196896円/年
AIでんき 個人・ご家庭向け 東北電力エリア 69552円/年 119232円/年 132480円/年 142416円/年 152352円/年 185472円/年
法人・ビジネス向け(東京電力) 73836円/年 126576円/年 140640円/年 151188円/年 161736円/年 196896円/年
個人・ご家庭向け(東京電力) 69552円/年 119232円/年 132480円/年 142416円/年 152352円/年 185472円/年

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※基本料金および電力量料金の合算値となります。
※年間電気代は、一人暮らし(30A相当、月間210kWh)、二人暮らし(40A相当、月間360kWh)、三人暮らし(50A相当、月間400kWh)、四人暮らし(50A相当、月間430kWh)、五人暮らし(60A相当、月間460kWh)、六人暮らし(60A相当、月間560kWh)を利用した場合の推計値です。

各電気料金プランのオプションは?

電気料金プランの利用によって、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン オプション
AIでんき 法人・ビジネス向け 東京電力エリア
  • 人工知能利用と自動化運用
    人工知能により今までの電力利用状況から最適な電力量を計測・仕入を行います
AIでんき 個人・ご家庭向け 東京電力エリア
  • 人工知能利用と自動化運用
    人工知能により今までの電力利用状況から最適な電力量を計測・仕入を行います
AIでんき 法人・ビジネス向け 東北電力エリア
  • 人工知能利用と自動化運用
    人工知能により今までの電力利用状況から最適な電力量を計測・仕入を行います
AIでんき 個人・ご家庭向け 東北電力エリア
  • 人工知能利用と自動化運用
    人工知能により今までの電力利用状況から最適な電力量を計測・仕入を行います
法人・ビジネス向け(東京電力)
  • 独自燃調費・電源調整費等
    独自燃調費・電源調整費等で電気料金に調整がかかります
個人・ご家庭向け(東京電力)
  • 独自燃調費・電源調整費等
    独自燃調費・電源調整費等で電気料金に調整がかかります

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

補足

  • 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、パワー・オプティマイザーの公式HPをご確認ください。
おすすめ電力会社用アイコン 編集部おすすめの電力会社
個人・ご家庭の方
Looopでんき用アイコン
基本料金0円でお得
Looopのプランは基本料金が0円となっており、電気を使った分だけ料金が発生することが最大の特徴です。ポイント等の付与がなくとも問題ない方、電気の利用方法で電気代を徹底的に安くしたい方に推奨できます。価格を追求しながらも、環境や日本社会への貢献にも目を向けた大手の新電力会社となり、特に基本料金のコストを削減したい方におススメです。
idemitsuでんき用アイコン
オール電化で最高峰
idemitsuでんきは、出光興産が提供する電気料金プランです。オール電化住宅において最高水準に安価な専用プランがあります。特にオール電化向けという観点では、一人暮らし~大家族まで国内で最高峰の料金構成となっている電気プランの一つと言えます。また、EVユーザーの方も深夜電気で蓄電できるためおススメです。
シン・エナジーでんき用アイコン
マイルが貯まる
シン・エナジーの電気料金プランは、JALのマイレージがどんどんと貯まることが特徴です。電気代をお得にしながら、マイルを貯めたい方にとって非常におススメの電気料金プランとなっています。
四つ葉電力用アイコン
完全固定単価で安心
四つ葉電力の「ほっと5.0安心プラン」は、[基本料金][再エネ賦課金][燃料調整費][容量拠出金][託送費]が0円の、電気を使った分だけ完全固定単価での支払いとなる安定性の高いプランです。原油高等による電気代変動の影響を受けたくない方に推奨できます。
法人(高圧)の方

電力会社の一括見積にて電気代削減のサポートをしております。皆様には電気料金明細をご用意いただくのみの簡単作業となります。複数社の見積りを一覧化、どの程度電気料金を削減できるか比較できます。

おすすめガス会社用アイコン 編集部おすすめのガス会社
個人・ご家庭の方
ENEOS都市ガス用アイコン
オススメ都市ガスプラン
石油元売りとして国内最大の規模を持つENEOSは、都市ガスプランが特筆すべき水準の価格構成となっています。ただし、東京ガス/京葉ガスエリア限定の部分がネックです。しかしそれらエリアにお住いの方であれば、ENEOS都市ガスに切り替えることで大幅なガス代削減が期待できます。
プロパンガス用アイコン
プロパンガス比較サービス
日本では2万社ほどのLPガス事業者が販売を行っており、価格差が極めて大きいのが業界の特徴となります。LPガス会社の見直しにより毎月のガス料金を大きく抑えられる可能性があり、おススメのプロパンガス比較サービスをご紹介しております。
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