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岐阜電力とはどんな電力会社?メリットや注意点をご紹介
生活費を抑えたい場合は、電力会社との契約を見直すのも1つの手です。現在の電力会社から乗り換えるための会社を選ぶ際は、電気料金だけでなく、その会社が得意とするエリアやサービスの内容、企業理念などの情報を集めておくと良いでしょう。情報収集を怠って契約先を選んでしまうと「あとから思っていたのと違う」と後悔する可能性があります。
電力会社の中には、地域を絞って活動しているところと、全国的にサービスを展開しているところがあり、岐阜電力は前者の1つです。
この記事では、岐阜電力が提供している電気料金プランや契約するメリット、注意点、向いている人の特徴などから、岐阜電力とはどのような電力会社なのかをご紹介します。岐阜電力と契約するためのお申し込み方法についてもご紹介するので、契約前の情報収集におすすめです。
現在岐阜電力との契約を検討している、あるいはこれから契約したい電力会社を探そうと考えている人は、ぜひ最後までご覧ください。
岐阜電力とは

岐阜電力は、岐阜県岐阜市に本社を置く、地域密着型の電力会社です。
平成28年に設立され、現在は電力小売業、電力仲介業、再生可能エネルギーに関する取引および取引仲介業を手がけています。
「自然エネルギーの積極採用」「電気の地産地消」「電力料金削減による地域経済の活性化」を目標に、さまざまな人々の生活に欠かせない電気をより安価に提供し、地域経済に貢献することを目指している電力会社です。
電気の地産地消を通して、岐阜県全体の活性化に貢献できるよう努めています。「岐阜県の電気を全国でいちばん安くしたい」「電気を通して地元岐阜を活性化したい」「使われていない自然エネルギーを最大限有効活用したい」の3つをコンセプトに、電力供給事業を提供できるようにしているのが特徴です。
岐阜県内に営業エリアを絞ることで、営業や広告、設備にかかるコストを抑えて、電気料金の設定に還元しています。また、地元産の電気を地元に供給するエネルギーの地産地消により、県外に電気料金としてお金が流出するのを防いでいるのです。
さらに、まだ最大限活用されているとはいえない、太陽光発電などの自然由来のエネルギーを普及させ、電気料金を安くしていくことで岐阜県全体を住みやすいエリアにしようとしています。
特別高圧、高圧、低圧などの電気を供給しており、幅広い需要家に対応できるよう準備を整えているのが特徴です。
自然エネルギーを活用した発電インフラの整備や、逆に既存の燃料を利用した旧来のインフラからの脱却を目指しています。
岐阜電力の料金プラン
続いて、岐阜電力が提供している、低圧の電気料金プランについてご紹介します。低圧電力は主に個人や商店など、あまり大量の電気を消費しない、小規模な供給地点向けの電気料金プランです。
事前にシミュレーションを受けられ、電気代がどれだけ安くなるかを確認できます。岐阜電力が提供している低圧の電気料金プランは、以下のとおりです。
- ぎふでんBプラン
- ぎふでんCプラン
- ぎふでん低圧動力プラン
<岐阜電力が提供している低圧の電気料金プラン>
それぞれの料金プランについて、詳しく見ていきましょう。
ぎふでんBプラン
岐阜電力が提供しているぎふでんBプランは、中部電力の従量電灯Bのプランに相当する電気料金プランです。
一般家庭向けの料金プランで、10Aから60Aまでの契約容量で契約でき、電気の使用量に応じて4段階に分けて電力量料金が変化します。岐阜電力が提供するぎふでんBプランの具体的な料金プランは、以下のとおりです。
【ぎふでんBプランの料金プラン】
料金種別 | 区分 | 単価(円/税込) |
---|---|---|
基本料金 | 10A | 286.00 |
15A | 429.00 | |
20A | 572.00 | |
30A | 858.00 | |
40A | 1,144.00 | |
50A | 1,430.00 | |
60A | 1,716.00 | |
電力量料金 | 120kWhまで | 21.07 |
120~300kWhまで | 22.99 | |
300~500kWhまで | 25.92 | |
500kWh以上 | 25.36 |
ぎふでんCプラン
岐阜電力が提供しているぎふでんCプランは、中部電力における従量電灯Cに相当する電気料金プランです。
一般家庭や事務所、店舗に向けた料金プランであり、1kVAごとに基本料金が加算されます。岐阜電力が提供するぎふでんCプランの具体的な料金は、以下の表のとおりです。
【ぎふでんCプランの料金】
料金種別 | 区分 | 単価(円/税込) |
---|---|---|
基本料金 | 1kVAにつき | 271.70 |
電力量料金 | 120kWhまで | 20.22 |
120~300kWhまで | 24.65 | |
300~500kWhまで | 24.64 | |
500kWh以上 | 25.21 |
ぎふでん低圧動力プラン
岐阜電力が提供しているぎふでん低圧動力プランは、中部電力における低圧動力に相当する電気料金プランです。
業務用エアコンや業務用冷蔵庫など、一定以上の電気を消費する大型の設備を使用する供給地点向けに提供されている料金プランで、夏季とその他季に分かれています。岐阜電力が提供するぎふでん低圧動力プランの具体的な料金は、以下の表のとおりです。
【ぎふでん低圧動力プランの料金】
料金種別 | 区分 | 単価(円/税込) |
---|---|---|
1kVAごとの基本料金 | 1,086.80 | |
電力量料金 | 夏季 | 17.04 |
その他季 | 15.49 |
岐阜電力のメリットと良い口コミ・評判
ここからは、岐阜電力と契約する際のメリットについてご紹介します。電力会社を選ぶ際は、その会社と契約して得られるメリットが、自分や家族にとって必要かを確認することが大切です。岐阜電力のメリットは、以下のとおりです。
- 県内での経済循環に貢献できる
- マイページから電気の使用状況を確認できる
- 料金プランがシンプル
<岐阜電力のメリット>
それぞれのメリットについて、寄せられた良い口コミとともに見ていきましょう。
県内での経済循環に貢献できる
岐阜電力と契約するメリットは、県内におけるエネルギー産業での経済循環に貢献できることです。
岐阜県の自然に由来する、再生可能エネルギーによって生産された電気を積極的に供給することで、電気料金がその発電施設に還元され、経済的な循環につながります。
電気の地産地消を目指し、電気料金を県外に流さないようにすることで、経済面での発展に貢献しているのです。
電力会社によって、拠点は地域に置きながら、全国にサービスを展開している場合があります。そのような会社では、広範囲への電気供給を実現するために、地域以外で生産された電気の割合も高くしており、電気の地産地消にならないケースも少なくありません。
地域社会への貢献やエネルギーの地産地消を目指したい場合は、岐阜電力を検討してみても良いでしょう。このメリットについて、以下の口コミが寄せられています。
岐阜県全体に貢献したいと考えて、岐阜電力を選びました。日々の電気代が地域のためになっているなら嬉しいです。
どうせなら地元で作った電気を使いたいと考えて、岐阜電力と契約しています。全部が全部ではないですが、少しでも地域産の電気を使えるのは満足度が高いです。
マイページから電気の使用状況を確認できる
岐阜電力と契約するメリットは、マイページから電気の使用量などを確認できることです。
インターネット上で電気の使用量や電気料金の請求書を確認できるため、紙の請求書が必要ありません。支払い方法も口座振替とクレジットカード決済の2種類となっており、決済手段を登録しておけば、払い忘れる可能性が低くなります。
電力会社によっては、今でも紙の検針票や請求書を発行している場合があり、資源の無駄になっているケースも少なくありません。
ペーパーレス化に賛同することにより、環境への負荷の軽減に貢献できる可能性があります。このメリットについて、以下の口コミが寄せられています。
岐阜電力に乗り換えてから、紙の請求書がなくなりました。今までずっと処分するのが面倒で邪魔だと感じていたので、インターネット上で確認できるようになって嬉しいです。
支払い方法がクレジットカード決済になったので、払い忘れがなくなって助かっています。「今月はもう払ったっけ」と不安になることが減りました。
料金プランがシンプル
岐阜電力のメリットは、電気料金プランがシンプルで選びやすいことです。
岐阜電力では、中部電力で契約していた料金プランに応じて、ぎふでんBプラン、ぎふでんCプラン、ぎふでん低圧動力プランの3つを選択できます。
契約する供給地点が一般的な家庭なのか、商店かなどによってある程度プランが分けられており、あとは電気容量に合わせて契約を結べば完了です。
電力会社によってはさまざまな電気料金プランが用意されており、自分や家族の生活スタイルを考えながら、一番電気を使う時間帯などを加味してプランを検討しなければなりません。
そうなるとプランを選ぶのが難しくなるため、シンプルな料金プランが良い人にとっては、向かない可能性があります。このメリットについて、以下の口コミが寄せられています。
電気料金プランの設定がシンプルで助かりました。ほかに検討していたところは、プラン構成が複雑で分かりにくく選びかねていたので、これくらいシンプルなほうが個人的にはありがたいです。
料金プランが選びやすかったです。シンプルで、しっかり電気代が安くなるのは良いですね。
岐阜電力の注意点と悪い口コミ・評判
続いて、岐阜電力と契約する際の注意点について、ご紹介します。電力会社を選ぶ際は、得られるメリットだけでなく、どうしても許容できない注意点やデメリットがないかについても、調べておくことが大切です。
注意点の存在が大きい場合、料金は安くなっても、全体的な満足度が下がる可能性があります。岐阜電力の注意点は、以下のとおりです。
- 生活にコミットしたプランは少ない
- 手数料や解約金がかかる場合がある
- 契約によって料金の引き落とし日時が異なる
<岐阜電力の注意点>
それぞれの注意点について、寄せられた良くない口コミとともに見ていきましょう。
生活にコミットしたプランは少ない
岐阜電力の注意点は、料金プランがシンプルな分、あまり生活に細かくコミットしたプランは用意されていない点です。
電力会社によっては、一般家庭向けの料金プランであっても、冷暖房の使用時間が増える夏や冬などを中心に電気料金の単価を変えたり、電気をよく使う時間帯や家族構成によって特別なプランがあったりします。
岐阜電力の場合、そうした個人の生活にコミットしたタイプの料金プランはありません。
そのため、より自分や家族の生活に合ったプランを、細かい条件を加味して選択したい人にとっては、物足りなくなる可能性があります。この注意点について寄せられた口コミは、以下のとおりです。
夫婦ともに夜勤の多い仕事についているため、一般的な家庭と住宅にいる時間帯が異なります。そういったライフスタイルに合った料金プランがあれば、もっと良かったなと感じています。
電気料金プランに、あまり特色がないことが残念です。安くなることが特色といえばそうなのかもしれませんが、もう少しひねりがあるほうが選びやすいと思います。
手数料や解約金がかかる場合がある
岐阜電力の注意点は、一部の手続きや解約にお金がかかる可能性があるところです。
岐阜電力では、現在明細書の発行などをWeb上のマイページ経由で行っており、通常は紙で取り扱っていません。契約者の人が希望すれば紙の明細書を発行してもらえますが、別途手数料が必要になります。
また、岐阜電力では、一部の契約の解約に解約金が必要になる場合があるため、注意が必要です。IHコンロやエコキュートなどを導入してオール電化にしているなど、特殊なカスタムを行っている場合や事業所向けのプランなどは、契約から1年以内に解約すると解約金が発生する可能性があります。
ほとんどのプランは対象外であるものの、契約前にしっかり確認しておく必要があるでしょう。この注意点について、以下の口コミが寄せられています。
オール電化の設備で電気契約を結んだのですが、ほかにオール電化向けのプランを提供している電力会社があったため、そちらに乗り換えたところ解約金がかかってしまいました。
もともと紙で生活費を管理していたのですが、岐阜電力に変えてから発行されなくなってしまいました。発行自体はしてもらえるそうなのですが、手数料がかかると聞いてまだ利用できないでいます。
契約によって料金の引き落とし日時が異なる
岐阜電力の注意点は、契約によって電気料金の引き落とし日が異なる場合があることです。
岐阜電力で選べる電気料金の支払い方法は、クレジットカード払いと口座振替の2種類になります。このうち、クレジットカード払いについては、カード会社によって支払い額の引き落とし日が異なるため、詳しくはクレジットカードの契約を確認しなければなりません。
一方、口座振替を選ぶ場合であっても、検針日がいつなのかによって引き落とし日が異なります。引き落とし日は、検針日の翌月27日になる場合と翌月12日になる場合があるため、どちらが自分の振替日なのかはしっかり確認しておきましょう。この注意点について、以下の口コミが寄せられています。
クレジットカード払いを利用しています。ほかの支払いと一緒に引き落とされるため、電気料金独自の引き落とし日のようなものはありません。そのため、正確に引き落とされているかは、ほかの項目と一緒に確認が必要です。
口座振替で電気を契約しています。たまに自分の契約の検針日や引き落とし日が分からなくなるため、定期的に確認しています。
岐阜電力がおすすめの人
続いて、岐阜電力との契約に向いている人、おすすめの人の特徴についてご紹介します。電力会社を選ぶ際は、自分とその電力会社がどれだけ相性が良いのかについて、調べておくことが大切です。
自分が希望するサービスなどとマッチしているか、しっかり確認しておきましょう。岐阜電力との契約がおすすめなのは、以下のような人です。
- 岐阜県の経済循環に貢献したい人
- シンプルな料金プランを選びたい人
- 生活費を電子上で管理したい人
<岐阜電力との契約がおすすめの人>
それぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。
岐阜県の経済循環に貢献したい人
岐阜電力との契約に向いているのは、エネルギー産業の面から、岐阜県の経済循環に貢献したいと考えている人です。
岐阜電力では、電気料金として県外に流れがちなお金を県内に留め、県内で循環させることを目的にサービスを提供しています。経済が循環すれば、県内の資産の目減りを防ぐことが可能になり、岐阜県内の経済の発展が見込めるためです。
県内の自然を活用して生み出された電力を積極的に取り入れており、これを地域内に供給してエネルギーの地産地消を目指しています。
県内で発電した電力を、岐阜電力を通じて供給地点に提供し、また岐阜電力を通じて徴収された電気料金が発電施設にいきわたることで、エネルギー産業が発展する可能性があるのです。
こうした循環の中に自らも参加し、岐阜県全体が発展して住みやすい地域になっていくことに貢献したいと考えている人にとって、岐阜電力はおすすめの電力会社といえます。一方で、もっと別のことに電気料金を使ってほしい場合には向きません。
シンプルな料金プランを選びたい人
岐阜電力との契約がおすすめなのは、できるだけシンプルな料金プランで契約を済ませたいと考えている人です。
岐阜電力では、ぎふでんBプラン、ぎふでんCプラン、ぎふでん低圧動力プランの3種類を提供しており、中部電力においてどのプランを利用していたかや、希望する契約容量によってプランを選択できます。そのため、無駄のないすっきりとしたプラン構成となっており、プラン選びで悩む必要がありません。
電力会社によっては料金プランを複数用意し、生活スタイルに応じて選べるようにしている場合がありますが、家族が複数人いると全員に合ったプラン選びは難しいです。
それでもなお、生活スタイルに合わせた細かく豊富な選択肢がほしい場合はそういった電力会社を、シンプルな料金プランで契約を結びたい場合は岐阜電力を検討してみると良いでしょう。
生活費を電子上で管理したい人
岐阜電力との契約が向いているのは、生活費をWebサイトなどの電子上の媒体で管理したい人です。
岐阜電力では、電気の使用量や電気料金についての情報を、インターネット上のマイページで提供しています。
そのため、パソコンやスマートフォンなどの通信端末があれば、どこからでも電気料金を確認可能です。紙媒体がないため、家庭内で書類を処分する必要もありません。
一方で、以前から紙媒体で電気料金を含む生活費の確認や管理を行っており、今後もそれを続けたい、電子機器の利用に慣れていないなどの事情がある場合は向かない可能性があります。
紙の明細書を発行するためには別途手数料がかかるため、余計な手数料をとられたくない場合にも注意が必要です。
岐阜電力のお申し込み方法
ここからは、岐阜電力と契約を結ぶためのお申し込み方法について、ご紹介します。
岐阜電力へは、Web上のお申し込みフォームや電話、メールなどから申し込みが可能です。まず契約者氏名、電話番号、住所、氏名、メールアドレス、22桁の供給地点特定番号を岐阜電力に伝えると、その住所に申し込み用の書類が届きます。
届いた書類を確認し、内容に同意できるようであれば必要事項を記入して、電気需給契約書、現在の電力会社における検針票のコピー、口座振替用紙などを郵送しましょう。
これ以外の前の電力会社の解約などにかかる手続きは岐阜電力が行うため、契約者の人は行う必要がありません。
申し込みが受理されて手続きが完了したら、検針メーターをスマートメーターに取り替えます。取替え工事については、中部電力から日時の通知が届きますが、立ち会いや工事費用の支払いは不要です。また、すでに取り替え済みの場合、追加の工事はありません。
実際に電気が切り替わるのは、スマートメーターが最初からある場合で約4日、取り替え工事が必要な場合で2週間程度かかる見込みです。切り替わり後は、電気の使用状況をマイページから確認します。
集合住宅でも契約はできますが、各戸別に電気契約を結んでいる場合に限られるため、建物全体で電気契約を結んでいる場合は乗り換えられません。
送電設備はこれまでと同じものを用いるため、切り替え後に停電が置きやすくなるなど、トラブルが発生する可能性も低いです。
電気プランの乗り換え時のよくある質問
- 電気プランの切替で電気の品質は変わる?
- 電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
- 岐阜電力が倒産した場合は電気がとまる?
電気プランの切替で電気の品質は変わる?
電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。
電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。
また、経済産業省や消費者庁(消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体)は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています(ご参考)。
岐阜電力が倒産した場合は電気がとまる?
電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。
ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、岐阜電力が倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。
ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。
電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。
つまり、電気の消費者(みなさま)としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。
なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること(最終保障供給)が一般送配電事業者に義務づけられています。
例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。
このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。
ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。
このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。
まとめ
電力会社を選ぶ際は、自分や家族に向いているサービスなのか、どのようなメリットや注意点があるのかなど、なるべく多角的な視点から情報を集める必要があります。
電力会社は、各社により提供しているサービスの内容や範囲が異なるため、適当に選んでしまうと、本当に望んでいたサービスを受けられなくなる可能性があるのです。その結果、せっかく一度乗り換えたのに、電力会社を探し直す羽目にもなりかねません。
岐阜電力は、岐阜県内における電気の地産地消や、電気料金をメインとするエネルギー経済の地域内循環を目指している電力会社です。
県外の会社を選ぶと、そのまま県外に流れてしまう電気料金を県内に留め、岐阜県内の経済やエネルギー産業を発展させる狙いがあります。
そのため、エネルギーの利用を通じて、岐阜県に経済的な貢献がしたい人におすすめの電力会社です。また、電気料金プランがシンプルな構成になっているため、あれこれ悩んで決めたくないという人にも向いています。
一方で、一部の手続きや契約の解約に手数料が発生する場合がある、プランがシンプルすぎるなど注意点もある電力会社です。
支払い方法は口座振替とクレジットカード払いに限られており、無料で紙の明細書は発行していないため、支払いまわりの柔軟な対応を望んでいる人には物足りない可能性もあります。
契約を検討するにあたり、こうした岐阜電力のサービスや特徴が、自分や家族の生活・考え方に合っているのかはよく考えなければなりません。岐阜電力をはじめとするさまざまな電力会社や電気料金プランを比較して、より生活スタイルに合った電力会社を選んでみてください。
電気プラン乗換コムでは、各電力会社の電気料金プランの数値情報等をデータベース化しております。それらのデータを下記にて一部出力し記載しておりますのでご参考ください。なお、上記記事の作成日とデータベース調査日が異なるケースがありますので、その点はご留意ください。
また、電気料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトでは収集データ等を軸にオススメの電力会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。
岐阜電力による電気料金プランの提供エリアは?
各電力会社が提供する電気料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にて岐阜電力が提供する一般家庭用プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記電気料金プランを利用可能であるかご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 提供地域 | 電力エリア | プラン分析ページ |
---|---|---|---|
ぎふでんBプラン(中部エリア) | 岐阜県 | #VALUE!管内 | 「ぎふでんBプラン(中部エリア)」の分析ページへ |
ぎふでんCプラン(中部エリア) | 岐阜県 | #VALUE!管内 | 「ぎふでんCプラン(中部エリア)」の分析ページへ |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
電気料金プランの想定年間電気代は?
電気料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用した電気量に1kWhあたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各電力会社のHPに掲載されておりますので、電気利用量と基本/従量単価を計算式に当てはめることで、電気料金の水準を算出できます。
ただし「基本料金」や「従量料金」の他にも、燃料調整費や市場調整費、もしくは電源調整費等、電力会社によって細かくパラメータが設定されており、実態の電気代と大きく異なるケースもあるため、あくまで下記はご参考としてご参照ください。なお、世帯人数別の電気利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています(ご参考))。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 一人暮らし | 二人暮らし | 三人暮らし | 四人暮らし | 五人暮らし | 六人暮らし |
---|---|---|---|---|---|---|
ぎふでんBプラン(中部エリア) | 65,466円/年 | 112,390円/年 | 128,263円/年 | 137,594円/年 | 150,358円/年 | 181,058円/年 |
ぎふでんCプラン(中部エリア) | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 149,232円/年 | 179,210円/年 |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※基本料金および電力量料金の合算値となります。
※年間電気代は、一人暮らし(30A相当、月間210kWh)、二人暮らし(40A相当、月間360kWh)、三人暮らし(50A相当、月間400kWh)、四人暮らし(50A相当、月間430kWh)、五人暮らし(60A相当、月間460kWh)、六人暮らし(60A相当、月間560kWh)を利用した場合の推計値です。
各電気料金プランのオプションは?
電気料金プランの利用によって、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | オプション |
---|---|
ぎふでんBプラン(中部エリア) |
|
ぎふでんCプラン(中部エリア) |
|
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
【補足】法人向けの電気料金プラン
飲食店や美容院などの、岐阜電力が提供する低圧法人向けの電気料金プランを一覧化しています。低圧電灯/動力プランをご利用の方におかれましてはご参考ください。
「岐阜電力」の電灯プラン一覧
法人向けの電灯プランは、家庭向けのA(アンペア)契約と異なり、kVA(キロボルトアンペア)契約となります。原則として60A以上かつ50kVA未満の場合はkVA契約となります。1kVAは10Aに相当するため、6kVA契約の場合60Aに相当します。更に多くの電力を利用する50kVA以上の物件の場合は、高圧に区分されKW(キロワット)契約となります。なお、家庭向け電灯契約と法人向け電灯契約の違いは、一度に多くの機器を使用出来るか否かのみであり、利用できる機器そのものは家庭向けと変わりません。
プラン | 6,000kWh | 12,000kWh | 30,000kWh | 60,000kWh | 90,000kWh | 120,000kWh |
---|---|---|---|---|---|---|
ぎふでんCプラン(中部エリア) | 161,059円/年 | 325,361円/年 | 811,745円/年 | 1,600,649円/年 | 2,389,553円/年 | 3,175,196円/年 |
※調査時点の推計値となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※年間電気代は、6000kWh(6kVA相当、月間500kWh)、12000kWh(10kVA相当、月間1000kWh)、30000kWh(20kVA相当、月間2500kWh)、60000kWh(30Kva相当、月間5000kWh)、90000kWh(40Kva相当、月間7500kWh)、120000kWh(49Kva相当、月間10,000kWh)を利用した場合の基本・従量料金の合算推計値です。。
「ぎふでんCプラン(中部エリア)」の動力プラン一覧
動力プランは、業務用エアコンや業務用冷蔵庫・冷凍庫、工作機械やエレベーターなど、大型の動力機器を動かす際に必要な契約区分です。電灯契約と比べて供給電圧が高いことが特徴です。電灯契約の供給電圧は100Vであるのに対して、動力契約では100Vと200Vの2種類があります。機器に電力を送る方法も異なり、電灯契約の場合は「単相」と呼ばれる方法で電気を送っています。一方で動力契約の場合は「三相」と呼ばれる方法を活用します。また動力プランで使用される三相200Vは、原則としてコンセントが4つ穴になっています。
プラン | 6,000kWh | 12,000kWh | 30,000kWh | 60,000kWh | 90,000kWh | 120,000kWh |
---|---|---|---|---|---|---|
ぎふでん低圧動力プラン(中部エリア) | 177,700円/年 | 329,316円/年 | 758,082円/年 | 1,385,748円/年 | 2,013,414円/年 | 2,628,038円/年 |
※調査時点の推計値となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※年間電気代は、6000kWh(6kVA相当、月間500kWh)、12000kWh(10kVA相当、月間1000kWh)、30000kWh(20kVA相当、月間2500kWh)、60000kWh(30Kva相当、月間5000kWh)、90000kWh(40Kva相当、月間7500kWh)、120000kWh(49Kva相当、月間10,000kWh)を利用した場合の基本・従量料金の合算推計値です。

弊社(RAUL)は2005年の創業以来、一貫して「エネルギー・環境問題」をテーマに事業を展開して参りました。現場での長年の下積み経験によって、電気/ガスをより身近に感じていただきたくたく当サイトを運営しております。
補足
- 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、岐阜電力の公式HPをご確認ください。