あきた電力の電力サービスはおすすめ?提供されている電力プランや評判について解説

  • 更新日:2025/01/16

2016年の電力自由化以降、それまで大手電力会社の寡占状態だった電力市場に、多くの新電力企業が参入しました。新電力企業は、それぞれが独自のメリットを持つサービスや料金プランを提供しており、消費者の選択肢は大幅に増えています。

自身や家庭にあった電力サービスを選択するためには、優先するポイントを明確にしたうえで、個別の電力サービスの特徴を把握しなければなりません。

新電力サービスの選択において優先されるポイントは人それぞれですが、その1つとして挙げられるのが、地域との連携や利益の還元です。

地域密着型の新電力企業では、電気代の削減やプランの多様性など、直接的かつ汎用性の高いメリットがあり、長期的に見た地域の利益をアピールポイントにしている場合もあります。

今回は、秋田県で地域と強く連携した電力サービスを提供しているあきた電力について、その料金プランやメリット・デメリットを解説します。

電力サービスの特徴やおすすめの人、申し込み方法にも触れるので、電力サービスの乗り換えを検討している人はぜひ参考にしてみてください。

目次

あきた電力とは

あきた電力は、特定の企業のみが関与する電力サービスではなく、会社を超えた秋田県の電気ブランドとして作り出されたブランド名です。

事業としての立ち上げは、(株)オノプロックスが担当しています。将来的には、秋田県内のエネルギー業者や地域団体、自治体と共同で、大きな事業に育てていくことを目指しているのが特徴です。

あきた電力が設立された背景には、秋田県内において電力自由化の影響が少なく、そのメリットを十分に享受できていなかったことが関係しています。

2016年当時、その参入障壁の高さから、秋田県内の企業が小売電気事業に参入することはなく、電気代として資産が県外に流出する状況が続いていました。

あきた電力の目的は、生活に欠かせない重要な資源を地域内で循環させ、電力自由化のメリットを一人ひとりが享受できる明るい秋田を作り出すことです。

あきた電力では、その収益の一部を用いて地域に新たな挑戦のきっかけを作り出す「地域支援プロジェクト」をスタートしています。また、契約件数の達成や、年度ごとのコミットメント目標も定められています。具体的な目標は、以下のとおりです。

【あきた電力の目標】
契約1,000件達成時
  • 電力需給システムを100%自社運営化します。これにより、独自の仕入れと価格設定が可能になります。
  • 試験的に対象を絞ったオール電化対応料金プランや、反対に使用量の少ないお客様でもメリットのあるメニューの作成に取りかかります。
契約2,000件達成時
  • 「あきた100%エネルギー地産地消プロジェクト」のための基金をスタートします。
  • 生活弱者のための特別な料金プランを作ります。
  • お一人暮らしのお年寄りのための「無料見守りサービス」をスタートします。
契約5,000件達成時
  • 秋田県内の再生可能エネルギー発電所からの電力仕入れを10%にし、100%秋田県産メニューとそれに準じた料金メニューを発表します。
  • フラットメニューを打ち出します。
契約1万件達成時
  • 秋田県内の再生可能エネルギー発電所からの仕入れを15%にします。
  • 「あきた100%エネルギー地産地消プロジェクト」を具体的にスタートします。
2027年度
  • 秋田県内の再生可能エネルギー発電所からの仕入れを20%にします。
  • 秋田県内で再生可能エネルギー関連従事者の人口を2017年対比で100人以上増やします。
2037年度
  • 秋田県内の再生可能エネルギー発電所からの仕入れを50%にします。
  • 秋田県内で再生可能エネルギー関連従事者の人口を2017年対比で300人以上増やします。
2067年度
  • 秋田県の山林の資産価値を今の10倍にします。
2117年度
  • 秋田県が電気・熱・交通すべてのエネルギーの100%以上を秋田県で作り出し、永続的にエネルギーが枯渇することにない社会を秋田から発信します。

また、夢応援プロジェクトとして、収益の一部用いて人の夢を応援する、団体・個人の支援を行う取り組みも実施しています。対象となる団体・個人は「Terra Renaissance」「CHERISH」「冒険家 阿部雅龍」「NPO法人アーツセンターあきた」の4つです。

電力事業において、あきた電力が担当するのは「発電事業」「売電事業」「送配電事業」のうちの「売電事業」です。「送配電事業」は、電力自由化以前と同様に、東北電力が担当します。そのため、東北電力からあきた電力に乗り換えても、電気の品質や安全性が低下することはありません。

あきた電力の料金プラン

あきた電力の電気料金プランについて

あきた電力では、秋田県内の個人と法人を対象として、電力を供給していま す。 東北電力の対応するプランと比較した場合、固定の料金設定があるプランでは、基本料金が同額、電気量料金は多くの場合で安く設定されています。

安価な料金設定が可能なのは、宣伝広告費や人件費といった会社経費を削減しているためです。 いずれのプランにおいても、燃料調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金は、東北電力のものと同額が徴収されます。なお、オール電化住宅には対応できない可能性があるので、注意が必要です。

あきた電力の個人向け料金プラン

あきた電力の個人向けプランでは、それぞれ東北電力の低圧電灯B、低圧電灯C、低圧電力に対応するプランが用意されています。電気量料金が安く設定されているので、東北電力から乗り換えた場合、契約内容や使用電力にもよりますが、電気代が1%~10%ほど安くなる可能性があります。

従量電灯B

従量電灯Bは、東北電力における、従量電灯Bスタンダードプランに相当するプランです。現在の契約アンペア数が、10A~60Aの人が乗り換えられます。基本料金は、東北電力の対応するプランと同額ですが、電気量料金は割安に設定されています。

ただし、120kWh以下の電力量料金の場合、10A、15A、20A、30A契約時は東北電力の対応プランのほうが安いです。40A契約時は同額なので、比較してお得にはなりません。あきた電力で提供されている、従量電灯Bの料金設定および東北電力との比較は、以下のとおりです。

【あきた電力の従量電灯Bの料金および東北電力との比較】
契約電流(A) 基本料金(円)
1Aあたり32.4円
電力量料金(円/kWh)
~120kWh 121~300kWh 301~400kWh 401kWh~
10A 330円 22.42円 24.33円 25.70円 26.87円
15A 495円
20A 660円 20,72円 24.33円 25.70円 26.87円
30A 990円 19.04円 24.27円 24.27円 26.87円
40A 1,320円 18.58円 24.48円 24.48円 26.97円
50A 1,650円 18.07円 24.68円 24.68円 27.07円
60A 1,980円 17.56円 24.68円 25.29円 27.07円
東北電力
従量電灯Bスタンダードプラン
~120kWh 121~300kWh 301kWh~
18.58円 25.33円 29.28円

従量電灯C

従量電灯Cは、東北電力における、従量電灯Cスタンダードプランに相当するプランです。現在の契約がkVAの人が乗り換えできます。従量電灯Cは従量電灯Bと異なり、電力使用量がどの程度でも、電力量料金が東北電力の対応するプランより安く設定されています。

あきた電力で提供されている、従量電灯Cの料金設定および東北電力との比較は、以下のとおりです。

【あきた電力の従量電灯Cの料金および東北電力との比較】
契約電流(kVA) 基本料金(円/kVA) 電力量料金(円/kWh)
~120kWh 121~300kWh 301~400kWh 401kWh~
6~49 330円×kVA 17.56円 24.68円 25.29円 27.07円
東北電力
従量電灯Cスタンダードプラン
~120kWh 121~300kWh 301kWh~
18.58円 25.33円 29.28円

低圧電力

低圧電力は、東北電力における低圧電力プランに相当するプランであり、現在の契約がkWの人が乗り換え可能です。固定の料金設定は設けられておらず、それぞれの顧客の契約電力や年間使用量、現在契約している電力会社の料金体系を参考に、個別の料金が試算・提案されます。

あきた電力の法人向け料金プラン

あきた電力の個人向けプランでは、それぞれ東北電力の低圧電灯B、低圧電灯C 、高負荷率電灯、低圧電力高圧電力に対応するプランが用意されています。

低圧電灯B、低圧電灯C 、低圧電力の料金設定は、個人向けプランと同じ内容で、同様に電気代が1%~10%ほど安くなる可能性があります。

高負荷率電灯

高負荷率電灯は、東北電力における高負荷率電灯プランに相当するプランであり、現在の契約がkVAの人が乗り換え可能です。

夏季(毎年7月1日から9月30日まで)とその他の季節(毎年10月1日から翌年6月30日まで)で、異なる電力量料金が設定されています。

いずれの場合も、料金設定は東北電力の対応プランより安いです。あきた電力で提供されている、高負荷率電灯の料金設定および東北電力との比較は、以下のとおりです。

【あきた電力の高負荷率電灯の料金および東北電力との比較】
契約電流(kVA) 基本料金(円/kVA) 電力量料金(円/kWh)
夏季 その他季
あきた電力 6~49 6kVAまで1契約につき
2,772円
上記を超える
1kVAにつき462円
27.06円 24.52円
東北電力 28.08円 25.53円

高圧電力

高圧電力は、東北電力における高圧電力プランに相当するプランであり、現在の契約がkWの人が乗り換え可能です。固定の料金設定は設けられておらず、それぞれの顧客の契約電力や年間使用量、現在契約している電力会社の料金体系を参考に、個別の料金が試算・提案されます。

あきた電力のメリットと良い口コミ・評判

あきた電力のメリットと良い口コミ・評判

次は、あきた電力についての良い口コミや評判から、どのようなメリットを持つ電力サービスなのかを確認してみましょう。

地域色の強い電力サービスは、ピンポイントな層に大きなメリットを持つケースが多いです。それを享受できる人であれば、全国規模の大手電力会社の電力サービスよりも、優先度が高くなるケースも少なくありません。

より自身にあった電力サービスを選択するためには、それぞれのメリットをしっかり把握し、自身にとってどの程度有用なのかを判断することが大切です。あきた電力については、以下のような良い口コミ・評判が見られました。

    <あきた電力のメリットと良い口コミ・評判>

  • 東北電力の対応するプランに比べると電気代が削減しやすい
  • 秋田県における電力の循環と発展に貢献できる
  • 秋田県内や世界の団体・個人を支援できる
  • 過去のデータをもとに適切な料金設定を試算・提案してもらえる
  • 契約を解除しても違約金がかからない

それぞれを具体的に見ていきましょう

東北電力の対応するプランに比べると電気代が削減しやすい

あきた電力の従量電灯B、従量電灯C、 高負荷率電灯は、基本料金が東北電力の対応するプランと同じ金額に設定されています。電力量料金は、多くのケースで東北電力の対応するプランより安く設定されているので、電気の使い方を変えることなく、手軽に電気代が削減できます。

秋田県では、電力自由化によって参入した新電力企業が少なく、大手電力企業からの乗り換え先はあまり多くありません。全国的に提供されている大規模な電力サービスであれば、秋田県も対象にしている場合があります。

しかし、後述する地域への還元というメリットと、電気代の削減を両立させたい場合、あきた電力は有力な選択肢になるでしょう。

秋田県における電力の循環と発展に貢献できる

あきた電力は、会社の枠を超えた、秋田県独自の電力サービスとして立ち上げられたブランドです。秋田県内で電力の循環を構築し、県外への資源の流出を防ぐことを1つの目的としています。そのため、あきた電力を利用することによって、結果的に秋田県の振興に寄与することが可能です。

また、将来的には「地域支援プロジェクト」として、高齢者を対象とした「無料見守りサービス」の実施、秋田県におけるエネルギー自給率の向上といったコミットメント目標も設定されています。それらが実現された場合は、より具体的に地域への貢献が可能になるでしょう。

秋田県内や世界の団体・個人を支援できる

あきた電力の夢応援プロジェクトでは、収益の一部を用いて、4つの団体を対象に支援を実施しています。そのため、電気料金を削減しながら、以下のような団体・個人を支援できます。

    <支援できる団体・個人>

  • 世界で紛争を減らすための活動
  • 秋田県内の子育て支援団体
  • 人類未踏ルートでの南極点到達を目指す冒険家
  • 秋田県内でさまざまなアートプロジェクトに取り組む団体

過去のデータをもとに適切な料金設定を試算・提案してもらえる

あきた電力の低圧電力プランと高圧電力プランでは、契約電力や年間使用量、現在契約している電力会社の料金体系などを参考にして、それぞれの顧客に合った電力料金が試算・提案されます。

試算は1、2ヶ月の短期のデータでも可能ですが、12ヶ月分の検針伝票や請求内訳書を活用すると、より正確なデータが得られます。 電気料金を削減したいと考えている一般家庭や法人にとって、適切な料金設定を提案してもらえることは、大きなメリットになるでしょう。

契約を解除しても違約金がかからない

新電力会社のなかには、指定の期間内に解約した場合に支払う、違約金を設定している企業も存在します。あきた電力では違約金がかからないので、環境の変化により再度電力サービスを乗り換える可能性がある人でも、気軽に契約できるでしょう。

あきた電力の注意点と悪い口コミ・評判

あきた電力の注意点と悪い口コミ・評判

次は、あきた電力についての悪い口コミ・評判から、そのデメリットや注意点を確認していきましょう。ほかの電力会社から乗り換えを検討する場合は、他社で用意されているメリットや特典が受けられないことも、消極的なデメリットとなります。

目立つ点ばかりに注目するのではなく、多角的な視点でサービスの特徴を分析し、自身にとってマイナスな点があるかどうかを判断することが大切です。あきた電力については、以下のような悪い口コミ・評判が見られました。

    <あきた電力の注意点と悪い口コミ・評判>

  • 電気代が安くならない可能性がある
  • オール電化住宅には対応できない場合がある
  • 利用者にとっての直接的なメリットは電気代削減以外にはあまりない

それぞれを具体的に見ていきましょう。

電気代が安くならない可能性がある

あきた電力の従量料金Bでは、基本的に東北電力の従量電灯Bスタンダードプランより、電力量料金が安く設定されています。しかし、120kWhまでの電力量料金に関して、10A、15A、20A、30A契約時の場合は、東北電力の対応するプランより割高であり、40A契約の場合は同額です。

1人暮らしなど電力使用量が少ない世帯においては、電力料金が逆に割高になってしまったり、あまり削減できなかったりする可能性があるでしょう。

あきた電力は、電気代の削減以外のメリットが長期的かつ間接的なものなので、人によっては電気代の削減効果がなくなることにより、乗り換えるメリットがほぼなくなってしまう可能性があります。

そのため、乗り換えを決める前にはしっかりシミュレーションを行い、どの程度電気代が削減できるのかを確認することが大切です。

オール電化住宅には対応できない場合がある

あきた電力の一般家庭向けプランは、季節や時間帯による違いが存在しない、シンプルな料金設定です。オール電化住宅の電力利用には最適化されていないので、乗り換えると逆に電気料金が高くなってしまう可能性があります。

現在オール電化住宅に住んでいる人は、オール電化住宅向けに調整されたプランが用意されている電力会社を選んだほうが良いでしょう。

利用者にとっての直接的なメリットは電気代削減以外にあまりない

新電力企業のなかには、電気料金の削減以外にも、さまざまな特典やメリットを用意している企業が多く存在します。関連するエネルギー系のサービスや住宅サービスにおける割引、請求の一本化、ポイントの不要、メンテナンスサービスの実施といった特典は、人によっては大きなメリットになるでしょう。

あきた電力には、電気代の削減と秋田県への貢献以外の明確なメリットが少ないので、総合的に比較した場合は、ほかの電力サービスのほうが優れていると感じられる場合もあるでしょう。

また、秋田県への貢献や各団体・個人への支援は長期的な目標であり、現在実施されているものは限定的な範囲に留まっています。

そのコミットメントも、利用者自身にとって直接的なメリットになるものはあまり多くありません。電力利用におけるお得さや便利さを求める人にとって、あえてあきた電力を選ぶ意義を感じられない可能性があります。

あきた電力がおすすめの人

あきた電力がおすすめの人

次は、ここまで解説した内容をもとに、あきた電力がどんな人におすすめなのかを解説します。秋田県における独自の電力ブランドとして作り出されたあきた電力は、将来的な地域への貢献を大きな目標にしているのが特徴です。そのため、おすすめの人の条件にも、地域への思い入れや愛着が大きく関わってきます。

以下の条件に当てはまる人は、乗り換え先の候補として、あきた電力を検討してみても良いかもしれません。

    <あきた電力がおすすめの人>

  • 長期的な視点で地域や夢を応援する活動を支援したい人
  • 電気料金を減らしつつ人の夢を応援したい人
  • 比較的電力使用量の多い人
  • 電気料金を削減するために適切なプランを提案してもらいたい人

それぞれを具体的に見ていきましょう。

長期的な視点で地域や夢を応援する活動を支援したい人

あきた電力は、地域に新たな挑戦のきっかけを作り出す「地域支援プロジェクト」に取り組んでおり、サービスの契約件数や年度を基準として、コミットメント目標も定めています。

秋田から外部への資源の流出を防ぎ、地域の振興に貢献したいと考える人にとっては、直接的な費用面のメリットが大きいほかのサービスより、優先して乗り換える価値があるでしょう。

また、夢応援プロジェクトとして、4つの団体・個人への支援も実施しています。これらのコミットメントや支援は、比較的長期的な視点を見越したものです。

自分の子ども世代や孫世代にも秋田で暮らしてほしいと考えている人は、あきた電力との契約を検討してみると良いかもしれません。

電気料金を減らしつつ人の夢を応援したい人

あきた電力のサービスを利用すると、支払った電気代の一部は、秋田県内外で人の夢を応援する4つのプロジェクトの支援に活用されます。支援するプロジェクトは選択が可能なので、とくに興味のある団体・個人がある人は、あきた電力の利用がおすすめです。

比較的電力使用量の多い人

あきた電力の従量電灯Bにおいて、121kWh以上の電力量料金は、すべての契約で東北電力の対応するプランより安い金額が設定されています。そのため、毎月安定して一定以上の電力を使用する人であれば、高い確率で電気代の削減が可能です。

電気料金を削減するために適切なプランを提案してもらいたい人

あきた電力の低圧電力・高圧電力プランでは、過去電力データを活用して、適切な電気料金が試算・提案されます。また、それ以外のプランでも、検針票などのデータを使用して、削減幅を試算・提案してもらうことが可能です。

まだ乗り換えをはっきり決めていない人でも、電気料金を削減したいと考えているのであれば、一度相談してみると良いでしょう。

あきた電力のお申し込み方法

あきた電力のお申し込み方法

あきた電力は、ホームページ上の専用フォームから申し込み可能です。申し込みには検針票が必要であり、お客様番号や契約種別・契約容量、契約名義といった情報を入力します。また、夢応援プロジェクトで支援する団体も、申し込みの時点で選択可能です。不明な点がある場合は、電話、LINE、メールで問い合わせできます。

電気プランの乗り換え時のよくある質問

電気プラン乗り換え時のよくある質問
  • 電気プランの切替で電気の品質は変わる?
  • 電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
  • (株)オノプロックスが倒産した場合は電気がとまる?

電気プランの切替で電気の品質は変わる?

電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。

電気プランの切替で停電の頻度は変わる?

電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。

また、経済産業省や消費者庁(消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体)は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています(ご参考)。

(株)オノプロックスが倒産した場合は電気がとまる?

電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、(株)オノプロックスが倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。

ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。

電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。つまり、電気の消費者(みなさま)としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。

なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること(最終保障供給)が一般送配電事業者に義務づけられています。

例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。

このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。

ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。

まとめ

あきた電力は、秋田県内での電力の循環を構築し、資源の流出を防ぐことを目的とした、秋田県独自のブランドとして立ち上げられました。企業の枠を超えて地域への貢献を目的としている点では、新電力サービスのなかでも、かなり特殊な立ち位置といえるでしょう。

また、夢応援プロジェクトとして、さまざまな団体・個人を支援する活動も実施しています。電気代の削減だけでなく、長期的な視点で地域や世界に貢献することを重視している人は、ぜひ乗り換えを検討してみてください。

電気料金データベース【オノプロックス】

電気プラン乗換コムでは、各電力会社の電気料金プランの数値情報等をデータベース化しております。それらのデータを下記にて一部出力し記載しておりますのでご参考ください。なお、上記記事の作成日とデータベース調査日が異なるケースがありますので、その点はご留意ください。

また、電気料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトでは収集データ等を軸にオススメの電力会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。

オノプロックスによる電気料金プランの提供エリアは?

各電力会社が提供する電気料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にてオノプロックスが提供する一般家庭用プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記電気料金プランを利用可能であるかご確認ください。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン 提供地域 電力エリア プラン分析ページ
あきた電力 従量電灯C 秋田県 東北電力管内管内 「あきた電力 従量電灯C」の分析ページへ
あきた電力 従量電灯B(30Aの場合) 秋田県 東北電力管内管内 「あきた電力 従量電灯B(30Aの場合)」の分析ページへ
あきた電力 従量電灯B(40Aの場合) 秋田県 東北電力管内管内 「あきた電力 従量電灯B(40Aの場合)」の分析ページへ
あきた電力 従量電灯B(50Aの場合) 秋田県 東北電力管内管内 「あきた電力 従量電灯B(50Aの場合)」の分析ページへ
あきた電力 従量電灯B(60Aの場合) 秋田県 東北電力管内管内 「あきた電力 従量電灯B(60Aの場合)」の分析ページへ

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

電気料金プランの想定年間電気代は?

電気料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用した電気量に1kWhあたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各電力会社のHPに掲載されておりますので、電気利用量と基本/従量単価を計算式に当てはめることで、電気料金の水準を算出できます。

ただし「基本料金」や「従量料金」の他にも、燃料調整費や市場調整費、もしくは電源調整費等、電力会社によって細かくパラメータが設定されており、実態の電気代と大きく異なるケースもあるため、あくまで下記はご参考としてご参照ください。なお、世帯人数別の電気利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています(ご参考))。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン 一人暮らし 二人暮らし 三人暮らし 四人暮らし 五人暮らし 六人暮らし
あきた電力 従量電灯C 契約不可 契約不可 契約不可 契約不可 152,194円/年 184,678円/年
あきた電力 従量電灯B(30Aの場合) 65,509円/年 契約不可 契約不可 契約不可 契約不可 契約不可
あきた電力 従量電灯B(40Aの場合) 契約不可 113,098円/年 契約不可 契約不可 契約不可 契約不可
あきた電力 従量電灯B(50Aの場合) 契約不可 契約不可 128,746円/年 138,491円/年 契約不可 契約不可
あきた電力 従量電灯B(60Aの場合) 契約不可 契約不可 契約不可 契約不可 152,194円/年 184,678円/年

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※基本料金および電力量料金の合算値となります。
※年間電気代は、一人暮らし(30A相当、月間210kWh)、二人暮らし(40A相当、月間360kWh)、三人暮らし(50A相当、月間400kWh)、四人暮らし(50A相当、月間430kWh)、五人暮らし(60A相当、月間460kWh)、六人暮らし(60A相当、月間560kWh)を利用した場合の推計値です。

各電気料金プランのオプションは?

電気料金プランの利用によって、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン オプション
あきた電力 従量電灯C
  • 夢応援プロジェクト
    電気代で各団体・個人の夢を応援できます。
  • 独自燃調費・電源調整費等
    独自燃調費・電源調整費等で電気料金に調整がかかります
あきた電力 従量電灯B(30Aの場合)
  • 夢応援プロジェクト
    電気代で各団体・個人の夢を応援できます。
  • 独自燃調費・電源調整費等
    独自燃調費・電源調整費等で電気料金に調整がかかります
あきた電力 従量電灯B(40Aの場合)
  • 夢応援プロジェクト
    電気代で各団体・個人の夢を応援できます。
  • 独自燃調費・電源調整費等
    独自燃調費・電源調整費等で電気料金に調整がかかります
あきた電力 従量電灯B(50Aの場合)
  • 夢応援プロジェクト
    電気代で各団体・個人の夢を応援できます。
  • 独自燃調費・電源調整費等
    独自燃調費・電源調整費等で電気料金に調整がかかります
あきた電力 従量電灯B(60Aの場合)
  • 夢応援プロジェクト
    電気代で各団体・個人の夢を応援できます。
  • 独自燃調費・電源調整費等
    独自燃調費・電源調整費等で電気料金に調整がかかります

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

【補足】法人向けの電気料金プラン

飲食店や美容院などの、オノプロックスが提供する低圧法人向けの電気料金プランを一覧化しています。低圧電灯/動力プランをご利用の方におかれましてはご参考ください。

「オノプロックス」の電灯プラン一覧

法人向けの電灯プランは、家庭向けのA(アンペア)契約と異なり、kVA(キロボルトアンペア)契約となります。原則として60A以上かつ50kVA未満の場合はkVA契約となります。1kVAは10Aに相当するため、6kVA契約の場合60Aに相当します。更に多くの電力を利用する50kVA以上の物件の場合は、高圧に区分されKW(キロワット)契約となります。なお、家庭向け電灯契約と法人向け電灯契約の違いは、一度に多くの機器を使用出来るか否かのみであり、利用できる機器そのものは家庭向けと変わりません。

プラン 6,000kWh 12,000kWh 30,000kWh 60,000kWh 90,000kWh 120,000kWh
従量電灯C 165,187円/年 343,447円/年 870,307円/年 1,722,007円/年 2,573,707円/年 3,385,807円/年

※調査時点の推計値となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※年間電気代は、6000kWh(6kVA相当、月間500kWh)、12000kWh(10kVA相当、月間1000kWh)、30000kWh(20kVA相当、月間2500kWh)、60000kWh(30Kva相当、月間5000kWh)、90000kWh(40Kva相当、月間7500kWh)、120000kWh(40Kva相当、月間10000kWh)を利用した場合の推計値です。

「従量電灯C」の動力プラン一覧

動力プランは、業務用エアコンや業務用冷蔵庫・冷凍庫、工作機械やエレベーターなど、大型の動力機器を動かす際に必要な契約区分です。電灯契約と比べて供給電圧が高いことが特徴です。電灯契約の供給電圧は100Vであるのに対して、動力契約では100Vと200Vの2種類があります。機器に電力を送る方法も異なり、電灯契約の場合は「単相」と呼ばれる方法で電気を送っています。一方で動力契約の場合は「三相」と呼ばれる方法を活用します。また動力プランで使用される三相200Vは、原則としてコンセントが4つ穴になっています。

プラン 6,000kWh 12,000kWh 30,000kWh 60,000kWh 90,000kWh 120,000kWh
高負荷率電灯 191,052円/年 371,016円/年 899,820円/年 1,744,200円/年 2,588,580円/年 3,377,520円/年
低圧電力 190,950円/年 359,460円/年 842,550円/年 1,572,900円/年 2,303,250円/年 2,921,400円/年

※調査時点の推計値となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※年間電気代は、6000kWh(6kVA相当、月間500kWh)、12000kWh(10kVA相当、月間1000kWh)、30000kWh(20kVA相当、月間2500kWh)、60000kWh(30Kva相当、月間5000kWh)、90000kWh(40Kva相当、月間7500kWh)、120000kWh(40Kva相当、月間10000kWh)を利用した場合の推計値です。

<本ページを監修した人>

RAUL株式会社
電気プラン乗換コム運営事務局 エコモ博士担当

弊社(RAUL)は2005年の創業以来、一貫して「エネルギー・環境問題」をテーマに事業を展開して参りました。現場での長年の下積み経験によって、電気/ガスをより身近に感じていただきたくたく当サイトを運営しております。

補足

  • 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、オノプロックスの公式HPをご確認ください。
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