しおさい電力の電気は安い？料金プランや申し込むメリットを解説

2024年現在、新電力会社の数は相当なものとなっています。近年は、燃料価格高騰で倒産したり、電力小売事業から撤退したりした企業もありますが、それでも企業数は100社程度ではおさまりません。電力自由化でさまざまな会社と契約できるようになった代わりに、どの会社を選べば本当にお得なのか、吟味しなければいけないともいえます。

新電力会社の選択肢はいろいろありますが、都心部以外に住んでいる人は、地域密着型の企業を選択するのも手です。地域に手が届く範囲で営業する新電力会社は、火力発電所などの大規模設備の維持管理費用を必要としないため、安い電気料金でも堅実に運営できることがあります。

地域で電気以外のサービスを提供している会社が電力小売事業に参入し、メイン事業と関連したさまざまな特典をつけてくれる場合も、珍しくありません。

千葉県のしおさい電力も、そのような地域密着型の新電力会社の1つです。今回は、しおさい電力と契約するとどれぐらい電気が安くなるのかをリサーチしました。千葉県で電気代を安くしたいとお考えの人は、ぜひご覧ください。

しおさい電力とは

しおさい電力は、千葉県で営業している新電力会社です。しかし、電気系の事業を専門に行っている企業ではなく、親会社は千葉県でガス事業を手がけています。まずは、しおさい電力と親会社である、八日市場瓦斯の 会社概要を見てみましょう。

【しおさい電力の概要】

【八日市場ガス】

八日市場瓦斯は、地域で長くガス事業を中心に展開している企業で、現在はリフォーム・エコキュートといったエコにつながる家電の販売なども行っています。八百市場瓦斯が2020年に設立した、電気小売事業部門の企業がしおさい電気です。八百市場瓦斯と同じく、ハチのシンボルマークを用いています。

八百市場瓦斯は、千葉県匝瑳市にある企業なので、電力契約のメインターゲットも匝瑳市エリアやその近郊が中心です。しかし、しおさい電力では「よくある質問」のページで「八日市場瓦斯のガスをお使いでないお客様も、電力会社管内であればご契約できます」と案内しています。

匝瑳市近郊ではなくても、東京電力管内の人なら、しおさい電力と電力需給契約を結ぶことが可能です。

しおさい電力の料金プラン

しおさい電力の主な料金プランは、以下の2つです。

＜しおさい電力の料金プラン＞

• はちみつプラン（東京電力「スタンダードプランS」相当）
• しおさいプラン（東京電力「スタンダードプランL」相当 ）

はちみつプランは主に一般家庭向け、しおさいプランは電気使用量が多い商店や事務所向きのプランになっています。

どちらのプランも一般的な従量単価制のプランなので、料金計算の方法は東京電力と変わりません。具体的には、以下の料金の合計が請求される電気料金になります。

＜電気料金＞

• 基本料金（10Aごともしくは1kVAごと）
• 電力量料金
• 燃料費調整額
• 再生可能エネルギー発電促進賦課金

電力量料金・燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は、電気使用量1kWhあたりに単価料金がかけられます。また、しおさい電力では、請求書を郵送してほしい場合、別途手数料165円が必要です。請求料金などをWeb上で確認する場合、この料金はかかりません。

燃料費調整額の料金は、燃料価格に応じて毎月変動しますが、燃料費調整額の計算方法は、しおさい電力の契約約款と 東京電力のホームページを 比較したところ同じです。新電力会社の中には、燃料費調整額の計算方法が大手と違い、一見料金が安そうに見えても、実はそれほど安くないところもあります。企業によっては、燃料費調整額やそのほかの名目で取られる料金が高いため、地域の大手電力会社より請求される料金が高くなることもあるほどです。

しかし、しおさい電力の場合は、燃料費調整額が大手（東京電力）と同じなので、電気料金が東京電力より高くなることは、基本的にありません。ただし、選択している電力プランの違いによっては、東京電力からしおさい電力に切り替えることにより、料金が高くなる可能性があります。

スタンダードS・スタンダードLなど、しおさい電力の提供プランに対応したプランで契約している人の場合、しおさい電力に切り替えて電気料金が高くなる可能性は低いです。不安な人は、事前にしおさい電力のホームページにある「料金シミュレーション」を用いるか、しおさい電力に直接問い合わせてみてはいかがでしょうか。

しおさい電力では、低圧動力・高圧といった電力供給も行っています。しかし、こうしたサービスは企業向けであり、個別に見積もり・契約する形になるでしょう。企業の担当者で、しおさい電力の電気料金を知りたい人は、直接しおさい電力に問い合わせるのがおすすめです。

「はちみつプラン」の料金を東京電力と比較

まずは、しおさい電力の家庭向け電力プラン「はちみつプラン」の料金を見てみます。対応する東京電力のプラン、スタンダードSと比較してみましょう。

【「はちみつプラン」の料金を東京電力と比較】

しおさい電力のホームページでは、このプランに関して、基本料金10A・15A・20Aの料金も記載しています。ただし「よくある質問」では「弊社に料金プランのないタイムプラン・スマートライフプラン・オール電化住宅にお住まいのお客様・従量電灯A・従量電灯Bで10A、15A、20Aはご契約できません」と記載されているので、注意が必要です。基本的には、30A以上で契約しているファミリー層向けのプランとなっています。

注目しなければいけないのは、電力量料金が東京電力より安い部分・高い部分の両方が存在することです。30Aで、300kWh電気を使った場合の料金差を考えてみましょう。

＜30Aで300kWh電気を使った場合の料金差＞
基本料金：-49.53円
電力量料金：0.19×300＝57円

この場合、東京電力からしおさい電力に切り替えることで、少しだけ損をしてしまう計算になります。しかし、基本料金40A以上の場合や、300kWhを超過して電気を使う場合は、しおさい電力プランのほうがお得です。301kWh以上の電気を使うと、1kWhあたり0.3円ずつ料金が安くなります。

「しおさいプラン」の料金を東京電力と比較

次に、商店・事務所向けの「しおさいプラン」も、東京電力のスタンダードLプランと比較してみましょう。基本的な特徴は「はちみつプラン」とあまり変わりません。

【「しおさいプラン」の料金を東京電力と比較】

しおさいプランは、6kVA以上50kVA未満が対象のため、基本料金は最低でも16.51×6＝99.06円安くなります。電力量料金が高い300kWhまで電気を使っても、東京電力との差額は57円なので、どのような契約・電気使用量でも東京電力より少しお得になる料金プランです。

もちろん、電気を使う家庭・商店ほどお得度が増します。商店・事務所の場合、家庭より電力使用量が多くなる可能性が高いため、毎月節約できる金額もその分大きくなるでしょう。

ガスとセットで利用した場合

しおさい電力の大きな特徴は「セットプラン」が用意されていることです。しおさい電力の親会社である、八日市場瓦斯を利用していれば、毎月330円の料金が割り引かれます。割り引かれるのは電気ではなく、ガスの料金です。「セットプラン」は、「はちみつプラン」「しおさいプラン」のどちらにも適用されます。

毎月330円がお得になれば、年間で約4,000円の節約です。そのため、八日市場瓦斯と契約している人は、しおさい電力と契約するメリットが大きくなります。ただし、八日市場瓦斯の利用が季節利用の人は「セットプラン」対象外です。

しおさい電力のメリットと良い口コミ・評判

次に東京電力から、しおさい電力に契約を切り替える場合のメリットについて解説します。利用者の評判を見てみましょう。

＜しおさい電力のメリットと良い口コミ・評判＞

• 料金が安い
• ガスとセットでさらにお得
• 解約金などがかからないから安心
• 電気がそのまま使えて切り替えも楽

それぞれを具体的に見ていきましょう。

料金が安い

しおさい電力に電力契約を切り替えて、毎月の電気料金が安くなって良かったです。電力会社にもいろいろなところがありますが、しおさい電力の場合、料金プランが明快で安心でした。

しおさい電力の大きな特徴は、東京電力の料金プランをそのまま踏襲していることです。以下のような企業は、電力量料金の単価が安くなっていることが多く、本当に電気が安くなることも考えられます。

＜電力量料金の単価が安い傾向にある企業＞

• 市場連動型になっている
• 電力量料金や燃料費調整額の単価の設定が完全に異なっている
• 電源調達費などの名目で料金表以外のお金がかかる

しかし、こうした企業は逆に電源調達にかかる経費が高い月などに、電気料金が高くなってしまうリスクもあるので、注意が必要です。

しかし、しおさい電力のように、地域の大手電力会社と同じ計算方法で、単価だけが少し安い特徴を備えた新電力会社もあります。こうした会社と契約するようにすれば、大手より電気料金が高くなってしまうリスクはあまりありません。ただし、電気の使用状況・もともと東京電力で加入していたプランなどによっては、電気料金が安くならないこともありえます。

ガスとセットでさらにお得

八日市場ガスを使っているので、毎月光熱費が330円浮きます。セットにしないのはもったいないですね。

しおさい電力は、八日市場瓦斯との「セットプラン」が非常にお得な点も、特徴の1つでしょう。毎月330円の差額は、かなり大きいと感じる人も多いはずです。

そのため、現在電気とガスを別々の会社で契約している人は、電力とLPガスをセットで変更するのも手でしょう。ただし、電気代が東京電力より安くなっても、LPガスが契約後に安くなるとは限りません。

LPガスも電気同様に、契約する会社によって料金が異なるためです。八日市場瓦斯・しおさい電力と両方契約して、セットプランが適用されても、ガス代が330円以上高くなってしまっては意味がありません。「セットプラン」適用で光熱費の節約を目指す場合、電気だけでなく、ガスの料金プランを比較する必要があります。

解約金などがかからないから安心

しおさい電力に決めた決め手の1つは、違約金がないことです。とりあえず安くなるかどうか試せるのは、安心でした。

新電力会社の中には、以下のような規約を設けていることがあります。

＜解約に関する規約＞

• 契約後の契約期間の縛りがあり、期間内に解約すると数千円の違約金・解約金を請求される
• 契約期間が決まっており、解約を希望する場合は更新時期の前に連絡しなければいけない

こうした企業に申し込むと、万が一電気料金が大手より高くなってしまっても、簡単に解約できません。しかし、しおさい電力の場合は契約期間の縛り・解約金がないため、低リスクで申し込めるメリットがあります。

電気がそのまま使えて切り替えも楽

東京電力から別の会社に変えると、何かあるのではないかと心配していましたが、何も変わりませんでした。電気代が安くなるなら、変えておいたほうが得ですね。

日本では電力自由化が始まっても、電力会社を変えずそのままにしている人が珍しくありません。契約を変えていない人の理由としては、面倒だから、あまり変わらないからといったものが考えられます。

なかには、新電力会社になると電気の品質が落ちるのではないか、停電しやすくなるのではないかといった心配を持つ人もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし実は、新電力会社に切り替えても、電線などの送電網は今まで通り、地域の大手電力会社の設備が使われます。しおさい電力なら、東京電力の送電網が使われる形です。そのため、しおさい電力に切り替えたからといって、停電のリスクが上がる心配はありません。

また電気の契約切り替えの際、一時的に電気が使えなくなることも起きないので安心してください。なお、電気工事なども不要です。

しおさい電力の注意点と悪い口コミ・評判

次に、しおさい電力のあまり良くない口コミも見てみましょう。しおさい電力に申し込む場合、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。

＜しおさい電力の注意点と悪い口コミ・評判＞

• オール電化などに対応していない
• 思ったより電気が安くならない
• 切り替えに時間がかかった

それぞれを解説します。

オール電化などに対応していない

我が家はオール電化なので、しおさい電力に申し込んでも安くなりません。新電力会社と契約するなら、オール電化対応のプランを用意しているところから選ぶしかないですね。

しおさい電力の親会社はガス会社・八日市場瓦斯で、オール電化関連の企業や設備は、ビジネス面で競争相手といえます。そういった事情もあってか、しおさい電力では、オール電化の家庭に適した電気料金プランを用意していません。オール電化で夜間蓄熱式機器を使う家庭の場合、昼は電気使用量が減り、夜間の電気使用量が増えます。

地域の大手電力会社では、オール電化の家庭向けに夜間の電気料金がお得になるプランを用意しており、オール電化の家庭だとそちらのプランを契約する人が多いでしょう。

たとえば、しおさい電力が営業エリアにしている東京電力管内では「スマートライフS」「スマートライフL」と いったプランがあります。このプランだと、電力量料金は、午前6時～翌午前1時：35.76円、午前1時～午前6時：27.86円となっています。夜間に電気を貯め、昼間は電気料金があまり発生しない家庭だと、このプランのほうが安くなる可能性が高いでしょう。

しかし、しおさい電力では、このプランに近い電気料金プランを用意していないため、夜間でも1kWhあたり30～40円前後の単価で電気を使わざるを得ません。そのため、オール電化の家庭がしおさい電力と契約してしまうと、損になってしまう可能性が高いです。

新電力会社の中には、このようなオール電化向けのプランを用意しているところもあります。オール電化にしている人は、ぜひそういった会社の中から契約先を選んでみてください。

思ったより電気が安くならない

しおさい電力と契約しましたが、あまり電気料金は安くなりませんでした。期待していただけに残念です。

しおさい電力のような、地域の大手電力会社と近い料金プランで、燃料費調整単価などもまったく同じといった特徴を持つ企業は、どうしても単価の部分で大手電力会社と差をつけられません。「電気料金が安くなる」と宣伝されていても、その差額が数十円程度にとどまってしまう場合もあります。

一方、電気料金の単価を安くする企業の多くは、そのほかの部分（その会社独自の「〇〇費」や独自算出の燃料費調整単価）をお客様から徴収し、利益を上げることが多いです。電気料金が大幅に安くなる可能性もあれば、逆に高くなってしまうリスクもあります。少しの値下げ幅でも安心して電気を使いたい人は、しおさい電力のような特徴を持つ企業のほうがおすすめです。

切り替えに時間がかかった

電気料金を安くしようと思って申し込みましたが、切り替えは1ヶ月先になってしまうようです。

新電力会社への契約切り替えは、検針のタイミングで行われます。そのため、前の月の検針が終わったばかりのタイミングで申し込むと、しばらく待たされてしまうこともあるのは仕方ありません。

また、電気の切り替えには、電気地点の情報や支払い情報などを知らせる必要があるため、手続きに少し時間がかかることもあります。少しでも早く手続きを終わらせたい場合、事前に必要な情報をまとめておき、ミスなく書類を提出するようにしてください。

しおさい電力がおすすめの人

しおさい電力がおすすめなのは、なんといっても「セットプラン」が適用できる八日市場瓦斯契約者の人です。八百市場瓦斯としおさい電力を両方申し込むと、月額330円、年間で約4,000円もお得になるためです。東京電力管内の人なら、八百市場瓦斯契約者以外でも、しおさい電力に申し込めますが、八百市場瓦斯の営業エリア外の人だとややメリットが薄れます。

八百市場瓦斯のホームページでは、ガスの提供エリアに関して案内はありませんでしたが、会社情報のページでは「匝瑳市・旭市に密着」して いるとあります。これらのエリアで八日市場瓦斯を利用できる環境にいる人のほうが、しおさい電力に申し込むメリットがあるでしょう。

しおさい電力のお申し込み方法

しおさい電力への申し込み方法は、ホームページか電話のいずれかです。どちらで申し込む場合でも、契約切り替えのために、お客様番号と供給地点特定番号の情報が必要になります。これらの情報は、現在契約している電力会社から送られてくる検針票に記載されているので、事前に手元に用意しておきましょう。

また、料金支払いのための支払い情報も必要です。しおさい電力では、口座引き落としとクレジットカードのいずれかの支払い方法を選べますが、口座引き落としはガスとセット利用の人限定なので、ご注意ください。

電話からの申し込み、書類での郵送を希望される人には、しおさい電力から申込書などの必要書類が届けられます。その書類に必要事項を記入し、返信用封筒で提出しましょう。お客様側で、現在契約している電力会社に、解約の申し込みをする必要はありません。

アナログメーターが設置されている家庭では、切り替えにあたってスマートメーターの設置が必要です。しかし、工事に立会いは不要で、設置費用がお客様に請求されることはありません。

電気プランの乗り換え時のよくある質問

• 電気プランの切替で電気の品質は変わる？
• 電気プランの切替で停電の頻度は変わる？
• しおさい電力が倒産した場合は電気がとまる？

電気プランの切替で電気の品質は変わる？

電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。

電気プランの切替で停電の頻度は変わる？

電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。

また、経済産業省や消費者庁（消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体）は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています（ご参考）。

しおさい電力が倒産した場合は電気がとまる？

電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、しおさい電力が倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。

電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。つまり、電気の消費者（みなさま）としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。

なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること（最終保障供給）が一般送配電事業者に義務づけられています。例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。

このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。

まとめ

今回は、千葉県匝瑳市を中心に電力小売事業を行っている、しおさい電力の料金をチェックしました。しおさい電力の特徴は、以下のとおりです。

＜しおさい電力の特徴＞

• おおむね東京電力より毎月の電気料金を節約できる
• 八百市場瓦斯と契約しているとセット割引を受けられてお得
• 解約金などが発生しない
• 燃料費調整単価高騰などで電気料金が大手より高くなるリスクが低い

値下げ幅は年間数千円ほどでも、低リスクで電気料金を節約したい人向けです。一方、オール電化対応のプランは用意していないため、オール電化の家庭は別の会社を選ぶほうが賢明でしょう。

すでに別の新電力会社と契約していて、電気料金の高さに頭を悩ませている人も、しおさい電力への切り替えは選択肢の1つになるでしょう。解約金が必要な会社も多いですが、燃料費調整単価や電源調達費が高い新電力会社だと、毎月の電気料金が1,000円以上高くなる可能性もあります。解約金を払っても、安い電力会社に乗り換えるほうがお得になることが多いです。しおさい電力の場合、解約金がかからず契約金の縛りもないため、契約トラブルのリスクはやや低いといえます。

新電力会社は、しおさい電力以外にもたくさんあり、しおさい電力がメインターゲットにしている匝瑳市で契約できる会社も多いです。電気料金を節約したい人は、それらの企業の料金プラン・特典・割引制度などを比較し、少しでもお得になる会社を選んでみてください。

電気プラン乗換コムでは、各電力会社の電気料金プランの数値情報等をデータベース化しております。それらのデータを下記にて一部出力し記載しておりますのでご参考ください。なお、上記記事の作成日とデータベース調査日が異なるケースがありますので、その点はご留意ください。

また、電気料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトでは収集データ等を軸にオススメの電力会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。

しおさい電力による電気料金プランの提供エリアは？

各電力会社が提供する電気料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にてしおさい電力が提供する一般家庭用プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記電気料金プランを利用可能であるかご確認ください。

※横にスクロールで表全体を表示

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

電気料金プランの想定年間電気代は？

電気料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用した電気量に1kWhあたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各電力会社のHPに掲載されておりますので、電気利用量と基本/従量単価を計算式に当てはめることで、電気料金の水準を算出できます。

ただし「基本料金」や「従量料金」の他にも、燃料調整費や市場調整費、もしくは電源調整費等、電力会社によって細かくパラメータが設定されており、実態の電気代と大きく異なるケースもあるため、あくまで下記はご参考としてご参照ください。なお、世帯人数別の電気利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています（ご参考））。

※横にスクロールで表全体を表示

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※基本料金および電力量料金の合算値となります。
※年間電気代は、一人暮らし（30A相当、月間210kWh）、二人暮らし（40A相当、月間360kWh）、三人暮らし（50A相当、月間400kWh）、四人暮らし（50A相当、月間430kWh）、五人暮らし（60A相当、月間460kWh）、六人暮らし（60A相当、月間560kWh）を利用した場合の推計値です。

各電気料金プランのオプションは？

電気料金プランの利用によって、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。

※横にスクロールで表全体を表示

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

補足

• 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、しおさい電力の公式HPをご確認ください。