和歌山電力はどんな会社?乗り換え前に知りたい基本や評判を一挙にご紹介!

  • 更新日:2024/07/24

一般家庭や事務所で電気を使いたいとき、かつてはその地域を管轄する大手電力会社を利用するしかありませんでしたが、現在はどの会社を使うかを自由に選べます。和歌山電力も、電気の供給を現在担っている会社の1つで、乗り換えは随時可能です。

しかし、電気代の単価や料金プランなどは電力会社によって異なるため、会社やサービスの詳細は、乗り換え前によく確認しておかなくてはなりません。そこで今回は、和歌山電力の会社概要をはじめ、料金プランやメリット・注意点、評判など、事前に知っておきたいポイントを一挙にご紹介します。

和歌山電力とは

和歌山電力とは、その名のとおり、和歌山にある電力会社です。会社の概要は、以下のとおりです。

【和歌山電力の概要表】
社名 和歌山電力株式会社(WEPCO)
本店所在地 和歌山県和歌山市塩屋5-5-43 エフエム和歌山3F
営業所所在地 和歌山県和歌山市板屋町22 和歌山中央通りビル7F
代表 山口 高史(代表取締役)
役員 鳴海 禎造(取締役)
設立 2015年1月9日
資本金 6,000万円
事業内容 電力の売買及び仲介業務、発電及び発電に関する取引及び仲介業務
脱炭素経営支援業務 など
登録番号 小売電気事業者A0189
決済代行 紀陽情報システム株式会社
SMBC GMO PAYMENT株式会社
主要取引銀行 株式会社紀陽銀行
株式会社三井住友銀行
株式会社商工組合中央金庫
株式会社日本政策金融公庫
株式会社三十三銀行
住信SBIネット銀行株式会社
電気の供給エリア 和歌山を中心に関西電力管内全域

和歌山電力の特徴は、和歌山県内に本社を置いていることです。和歌山県内を営業地域とする電力会社はいくつもありますが、県内に本社を置いている会社は、ほとんど見られないのが現状です。

この点、和歌山電力は和歌山県内に本社を置く数少ない会社であり、地域住民にとっては親しみを持ちやすいでしょう。また、和歌山県にある電力会社のうち、経済産業省から登録を受けた初めての会社である点も、概要として押さえたいポイントです。

会社として主に行っているのは、電気の供給に関する事業です。後述するように、一般家庭も事業者も利用できるため、電気を使いたいときは気軽に利用を検討すると良いでしょう。

和歌山電力の企業コンセプト

和歌山電力が掲げている企業コンセプトには、以下の3つがあります。

    <和歌山電力が掲げている企業コンセプト>

  • 県内の電気代負担を軽減
  • 県外への電気代流出をSTOP
  • 地元企業との提携で地域経済を活性化

電気代の負担軽減は、新電力会社としては基本的なコンセプトです。現在の電力会社から乗り換えたときにお得になるよう、和歌山電力でもさまざまな企業努力が行われています。乗り換えにより電気代を節約できる可能性はあるため、家計の見直しを進めているときは、料金単価などを一度チェックすることをおすすめします。

2番目と3番目のコンセプトは、地域密着型の会社としての内容です。和歌山県内で発生する電気代は、年間に数百億円に上ります。しかし、県内に本社を置く会社の少なさから、支払われたお金の大半が県外に流れてしまっているのです。

そこで和歌山電力は、県内に籍を置く数少ない電力会社として、電気代の県外流出をとどめ、和歌山県内でしっかりお金を回し、地域経済を活性化させることを重要な方針と位置付けています。

企業ロゴに込められた想い

和歌山電力の掲げる地域密着型の企業コンセプトは、同社の企業ロゴにも反映されています。企業ロゴの概要は、以下のとおりです。

    <企業ロゴの概要>

  • 和歌山の頭文字である「W」を円で囲ったもの
  • Wの右端を大きく上に伸ばしている
  • Wの右端にはミカンのロゴを配置

和歌山の頭文字であるWを囲った円は、電気の地産地消を表現しているといいます。そして、Wの右端を上に大きく伸ばしているのは、地域発展をイメージしたものです。地域発展の願いを表現する大事な位置に、和歌山県の特産品であるミカンのロゴを配置している点からも、和歌山電力の地域への想いが読み取れます。

和歌山電力の供給実績

和歌山電力は、すでに関西圏のさまざまな場所で利用されており、供給先には官公庁関連施設も多数見られます。和歌山市内の官公庁関連施設のうち、電気の供給実績のある場所には、以下のものが挙げられます。

    <電気の供給実績のある場所>

  • 市役所 本庁舎
  • 市立小中学校(数十校)
  • 市立体育館(合計4ヶ所)
  • 公共施設(合計2ヶ所)
  • 水道局(合計2ヶ所)

和歌山電力の利用実績のある市立小中学校は数十校にも上っており、主な供給先のなかでも目を引くところです。このほか、一般の家庭や企業からも多数利用されているといいます。この供給実績からは、和歌山電力が地元で一定の信頼をすでに得ている点がうかがわれます。

和歌山電力の料金プラン

和歌山電力では、基本的な料金プランとして、以下の4つが用意されています。

    <和歌山電力の料金プラン>

  • お家電灯A
  • お店電灯B
  • 低圧電力
  • 高圧電力(一時休止中)

乗り換え後の電気代やサービスの特徴は、これら料金プランの種類によって変わります。高圧電力は現在、新規申し込みの受付が一時休止されていますが、再開される可能性はあるため、ほかのプランとあわせて確認しておきたいところです。それぞれがどのようなプランなのか、以下で個別にご紹介します。

お家電灯A

お家電灯Aは、一般家庭と一部の店舗に向けたプランで、以下のような人におすすめされています。

    <お家電灯Aがおすすめの人>

  • 従量電灯Aに相当する料金プランを利用している
  • 電気の使用量が多くて電気代を節約したい
  • 現在の電気代が月に5,500円を超えている

お家電灯Aの電気代は、1契約あたりの最低料金と、月々の電気の使用量に応じた電力量料金の組み合わせで決まります。料金表は、以下のとおりです。

【お家電灯Aの料金表】
通常 長期割
最低料金(1契約あたり) 344.94円 通常料金から1%割引
電力量料金(kWhあたり) 15kWh超~120kWhまで 20.86円
120kWh超~200kWhまで 27.41円
200kWh超~300kWhまで 21.28円
300kWh超 24.16円

お店電灯B

お家電灯Bは、店舗や事務所に向けた料金プランで、以下のような人におすすめされています。

    <お店電灯Bがおすすめの人>

  • 従量電灯Bに相当する料金プランを契約している
  • 店舗や事務所を運営している
  • 電気の契約容量が6kVA以上になっている

電気代の仕組みは、お家電灯Aと基本的には同じです。しかし、必ずかかる料金が、最低料金から基本料金に変わっているなど多少の違いもあるため、注意する必要があります。料金表は、以下のとおりです。

【お店電灯Bの料金表】
通常 長期割
基本料金(1kVAあたり) 356.40円 通常料金より1%割引
電力量料金(kWhあたり) 120kWhまで 16.12円
120kWh超~300kWhまで 19.00円
300kWh超 22.92円

低圧電力

低圧電力は動力向けの料金プランであるため、基本的には事業者向けです。利用をおすすめされているのは、以下のような人です。

    <低圧電力がおすすめの人>

  • 低圧電力に相当する料金プランを契約している
  • 業務用エアコンや冷蔵庫、エレベーターなど200V動力を利用している
  • 電気の使用量が基本的に少なく、現在の電気代がやや割高になっている

電気代は、基本料金と電力量料金の組み合わせで決まります。これまでのプランと違い、電力量料金の単価が使用量に関わらず一定です。その代わり、季節によって単価が変動します。料金表は、以下のとおりです。

【低圧電力の料金表】
通常 長期割
基本料金(1kWhあたり) 970.20円 通常料金より1%割引
電力量料金(kWhあたり) 夏季 15.51円
その他季節 14.06円

高圧電力

高圧電力は、工場や施設に適した料金プランなので、低圧電力と同じく基本的には事業者向けです。乗り換え後、電気を供給している会社が変わるだけで、保安体制などに変化はありません。電気を使用する環境はそのままに、電気代だけを変更できる点が主な魅力です。

固定の料金表はなく、利用したいときはまず、和歌山電力まで試算を依頼する仕組みです。依頼から2週間を目途に見積書が届き、乗り換えにメリットが見込めるときは申し込みへと進みます。

先述のとおり、現在は新規申し込みの受付が一時停止されていますが、今後再開される可能性はあるため、興味をお持ちの人はプランをしっかりチェックしておくと良いでしょう。

各料金プランにある長期割とは

先述のプランの料金表にあった長期割とは、以下のような割引サービスです。

    <長期割の概要>

  • 2年間の利用を前提に料金を少し安くする任意のオプションサービス
  • 割引額は通常料金の1%
  • 利用すると解約のハードルは上がる

長期割はオプションサービスの一種であり、利用するかどうかは自由に決められます。利用すると、通常にはない割引を受けられるものの、2年間の利用を前提とされるため、解約のタイミングは限られてしまいます。この点から、電力会社は和歌山電力にすると決めており、今後に乗り換えの予定がない人におすすめです。

各料金プランに共通するそのほかの特徴

和歌山電力の料金プランには、長期割が選べることのほかにも、共通の特徴がいくつかあります。

    <各料金プランに共通するそのほかの特徴>

  • 地域特化の格安料金となるように努めている
  • 電気の品質はそのままで変わらない
  • 別サービスとのセット契約などが不要
  • マイページから節電のヒントを得られる

地域密着型の経営方針が掲げられているだけに、どのプランでも地域住民に嬉しい格安料金となるように配慮されています。電気の品質は変わらず、停電などを心配する必要はありません。

また、乗り換えにあたって別サービスとのセット契約なども不要であり、電気だけをシンプルに利用できます。乗り換え後には、電気に関する情報をマイページで確認できるため、節電も容易になり、ますますお得に電気を使えます。

個別・新規の料金プランについて

和歌山電力が用意している基本的な料金プランは以上ですが、同社にはほかにも、多種多様なニーズに応えてきた実績があります。最適な料金プランが見つからないときにも、相談すれば個別に対応できる場合があります。

また、電気の使用状況などに業種特有の傾向があり、既存の料金プランでは対応しきれないときなどには、新規の料金プランを開発し、地域や業界へと利益を還元できるように努めている点も特徴的です。

基本的な料金プランに当てはまるものがないときも、和歌山電力に興味があったり、料金の計算方法などに希望があったりするときは、一度相談してみることをおすすめします。ただし、オール電化向けの料金プランには対応していないため、注意が必要です。

電気代に含まれるそのほかの費用について

和歌山電力の電気代は、基本料金や最低料金、電力量料金だけで決まるのではなく、以下の2種類の費用も追加されます。

    <電気代に含まれるそのほかの費用>

  • 電源調達費調整額
  • 再生可能エネルギー発電促進賦課金

電源調達費調整額は、電気の調達にかかる費用、再生可能エネルギー発電促進賦課金は、クリーンなエネルギーを普及させるため、電気の利用者に等しく課せられる費用です。これらの費用は料金表に記載されていませんが、実際の電気代に含まれます。乗り換え後の電気代を試算するときは、両費用を忘れずに追加することが大事です。

和歌山電力のメリットと良い口コミ・評判

電力会社に和歌山電力を選ぶメリットには、以下のものが挙げられます。

    <和歌山電力のメリット>

  • お得な料金で電気を使える
  • 初期費用がかからない
  • 訪問形式での相談サービスがある
  • 電気代の支払い方法が2種類ある
  • 電気代などをオンラインで確認できる

和歌山電力の魅力ともいえるそれぞれのポイントについて、以下で個別にご紹介します。

お得な料金で電気を使える

和歌山電力は地域特化で、格安料金となるように努めているのが主な特徴です。地域の人々がお得に電気を使えるよう、2017年と2018年に電気代を値下げした実績もあります。

今後もお得な電気を使えるよう、企業努力を重ねることが方針とされています。乗り換えによって電気代の節約が期待できるのは、和歌山電力を選ぶ基本的なメリットです。

初期費用がかからない

和歌山電力への乗り換えにあたり、初期費用はとくにかかりません。契約者が負担するのは、乗り換え後に発生する月々の電気代のみです。初期費用がかからない理由は、以下の2点にあります。

    <初期費用がかからない理由>

  • 乗り換えで特別な工事が基本的に発生しない
  • 工事が必要になったとしても費用は電力会社が負担する

和歌山電力への乗り換え自体に、特別な手間がほとんどかかりません。さらに、工事が必要な一部のケースでも、費用は電力会社が出すため、契約者側には基本的に負担がかからない仕組みです。

また、契約者側に負担が発生する事態となったら、事前に相談されるようになっています。そのため、予想外の費用が突然請求されることはなく、安心して乗り換えられます。

訪問形式での相談サービスがある

和歌山電力は、乗り換えを考えている利用者に対して、訪問での相談サービスを実施しています。訪問が可能な日時や地域には限度があるものの、対面でのサービスの説明を希望するときも、可能な限り対応してもらえます。スタッフに直接尋ねたいことがあるときも、安心です。

あわせて、見積書の作成も実施しているため、乗り換えの検討にあたって見積書が必要な企業なども、気軽に相談してみると良いでしょう。

電気代の支払い方法が2種類ある

和歌山電力では、電気代の支払い方法として、以下の2種類が用意されています。

【電気代の支払い方法】
支払い方法 使用可能な口座またはカードの種類
口座振替 紀陽銀行、きのくに信金、新宮信用金庫、和歌山県内JA(農協)、ゆうちょ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行、関西みらい銀行、池田泉州銀行、南都銀行、百五銀行、第三銀行、大阪信用金庫、大阪シティ信用金庫、近畿労働金庫
クレジットカード VISA、MastersterCard 、JCB、AMEX 、DINERS

どちらの方法を選んでも、支払いの設定を一度終えれば、月々の決済の手続きは自動で行われるため、支払い忘れがなくて安心です。

また、クレジットカードを選ぶと、電気代の支払いでポイントを貯められます。月々の電気代はまとまった金額になりやすく、ポイントが効率良く貯まります。このようなお得な支払い方法も選べるのは、利用者にとって嬉しいポイントです。

電気代などをオンラインで確認できる

和歌山電力には、利用者向けのマイページが用意されています。マイページでは、以下の対応が可能です。

    <利用者向けのマイページで対応できること>

  • 月々の電気代の確認
  • 電気の使用量の表示(1ヶ月単位・1日単位・30分単位)
  • 契約内容の確認
  • ログイン用パスワードの変更

月々の電気代をオンラインで確認できるため、請求書を管理する手間が省けます。また、電気の使用量は1日単位や30分単位でも表示できる点から、電気の使用が多いタイミングなどを把握して、節電につなげられるでしょう。マイページは無料で使えるため、多くの人が気軽に利用できます。

和歌山電力の良い口コミ・評判

和歌山電力の良い口コミ・評判には、以下のものが見られます。

    <和歌山電力の良い口コミ・評判>

  • 電気代が安くなった
  • 計算したら今より電気代が安くなりそう

和歌山電力の電気代に関しては、利用者からも一定の評価を得ており、乗り換えによりお得になった、もしくは電気代を節約できそうだとの声が比較的よく見られます。また、料金プランの仕組みにより、電気の使用量の多い人を中心に、高評価を得ている傾向があります。

和歌山電力の注意点と悪い口コミ・評判

和歌山電力の注意点としては、以下のものが挙げられます。

    <和歌山電力の注意点>

  • 乗り換えのお得度は人それぞれ
  • 最低利用期間がある
  • オール電化プランには対応していない

それぞれの注意点について、以下で個別にご紹介します。

乗り換えのお得度は人それぞれ

和歌山電力は、電気代が安くなるように企業努力を重ねており、利用者からも一定の評価を得ています。しかし、乗り換えにより、電気代が安くなる保証はありません。電力会社や料金プランとの相性は、世帯人数や電気の使用状況などにもよるからです。そのため、電気代のシミュレーションは必ず行い、メリットがあることを確認してから乗り換えましょう。

最低利用期間がある

和歌山電力は、どの料金プランを選んでも、1年間の最低利用期間を課せられます。利用期間に関するポイントは、以下のとおりです。

    <用期間に関するポイント>

  • 乗り換えから1年間は利用を続ける必要がある
  • 1年未満での解約には2,200円の手数料が発生する
  • 1年を過ぎれば手数料なしでの解約が随時可能

乗り換えに初期費用がかからないため、利用開始は簡単ですが、最初の1年間は解約に手数料が発生します。なお、先述の長期割のオプションをつけた場合、最低利用期間が2年に延長され、早期解約に対する手数料も3,300円となります。通常よりも解約のハードルが上がるため、長期割をつけるときは、利用期間に一層の注意が必要です。

オール電化プランには対応していない

さまざまなニーズへと柔軟に応えてきた和歌山電力でも、オール電化向けの料金プランには未対応です。現時点で、オール電化用の料金プランを利用している人には、乗り換えがおすすめされていません。

一般的に、オール電化用の料金プランは、深夜に単価が下がる仕組みとなっています。しかし、和歌山電力には同様の仕組みのプランがなく、乗り換えるとかえって電気代が高くなる恐れがあります。ただし、乗り換えの相談自体は可能なため、興味をお持ちの人は、見積もりの作成を頼んでみるのも一案です。

和歌山電力の悪い口コミ・評判

和歌山電力の口コミ・評判には、電気の使用量が多くないとお得にならないとの声も一部見られます。料金プランの仕組みにより、和歌山電力では大量の電気を使うとお得です。しかし、使用量が少ない場合は、電気代が高くなる恐れがあります。

サービス側からも電気の使用量が多い人におすすめされており、電気を大量には使わない一人暮らし世帯などは注意が必要だと、口コミでも一部いわれています。

和歌山電力がおすすめの人

これまでご紹介してきた特徴から、和歌山電力は以下のような人におすすめだといえます。

    <和歌山電力がおすすめの人>

  • 電気の使用量が多い人
  • 和歌山県で地域密着型の電力会社を利用したい人

それぞれの人へのおすすめポイントを以下でご紹介します。

電気の使用量が多い人

現在、電気の使用量が多い場合は、和歌山電力への乗り換えによって、電気代を節約できる可能性があります。必ず安くなるとは限らないものの、電気の使用量が少ない世帯よりも節約の見込みがあるため、乗り換え後のシミュレーションを一度してみることをおすすめします。

和歌山県で地域密着型の電力会社を利用したい人

和歌山電力の主な特徴といえば、和歌山県に本社を置き、地域密着の方針で経営されていることです。日頃の電気の利用を通して和歌山県の地域発展に貢献したいときなど、和歌山電力は良い会社となるでしょう。

和歌山電力のお申し込み方法

和歌山電力への申し込みは、以下の流れで進めます。

    <和歌山電力への申し込みの流れ>

  • 所定の方法で申し込む
  • 契約内容が確認される
  • スマートメーターが設置される
  • 次回検針日より供給開始

利用開始までにどのような手続きが必要なのか、以下で個別にご紹介します。

所定の方法で申し込む

和歌山電力への利用の申し込みは、以下の方法で行えます。

    <利用の申し込み方法>

  • 公式サイトにある申し込みフォーム
  • 電話
  • 郵送

公式サイトにアクセスすれば申し込みフォームがあり、その場で必要事項を入力して送信できます。ほかの方法よりも手間が少ないため、オンラインでの手続きに抵抗がなければ、この方法がおすすめです。

このほか、電話や郵送での申し込みも可能なため、オンラインでの手続きが苦手な人も安心です。申込用紙は、公式サイトの問い合わせフォームを使って取り寄せられます。

契約内容を確認される

申し込みが終わったら和歌山電力側で契約内容が確認され、問題なければ契約完了のお知らせが郵送されてきます。また、利用中の電力会社の解約手続きもあわせて実施されるため、利用者側で解約する必要はありません。

スマートメーターが設置される

電気を使用する場所にスマートメーターがまだない場合、切り替えの工事が行われます。工事は一般送配電事業者が実施し、費用は請求されません。

次回検針日より供給開始

すべての申し込み手続きが完了したら、次回検針日より和歌山電力から電気が供給されます。なお、引っ越しにともなう切り替えなら入居日から、スマートメーターの設置などで手続きが遅れたときは、次々回検針日からの開始となります。

電気プランの乗り換え時のよくある質問

  • 電気プランの切替で電気の品質は変わる?
  • 電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
  • 和歌山電力が倒産した場合は電気がとまる?

電気プランの切替で電気の品質は変わる?

電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。

電気プランの切替で停電の頻度は変わる?

電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。

また、経済産業省や消費者庁(消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体)は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています(ご参考)。

和歌山電力が倒産した場合は電気がとまる?

電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、和歌山電力が倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。

電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。つまり、電気の消費者(みなさま)としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。

なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること(最終保障供給)が一般送配電事業者に義務づけられています。例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。

このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。

まとめ

和歌山電力は、和歌山県に本社を置く数少ない電力会社で、地域密着型の方針で経営されています。基本的な料金プランは4種類あり、さらに個別のニーズにも柔軟に対応しています。

乗り換えのメリットは、お得な料金で電気を使える可能性があったり、初期費用がかからなかったりすることです。口コミや評判には、電気代が安くなった、お得になりそうとの声が見られます。

注意点は、乗り換えによって電気代が安くなる保証はないことなどです。電気を多く使う世帯でないと、お得になりそうにないとの声も一部寄せられています。

利用が向いているのは、電気の使用量が多い人や地域密着型の電力会社を希望する人です。申し込みの方法は、3種類用意されています。以上をふまえ、和歌山電力に興味を持ったときは、ぜひ乗り換えを検討してみてください。

電気料金データベース【和歌山電力】

電気プラン乗換コムでは、各電力会社の電気料金プランの数値情報等をデータベース化しております。それらのデータを下記にて一部出力し記載しておりますのでご参考ください。なお、上記記事の作成日とデータベース調査日が異なるケースがありますので、その点はご留意ください。また、電気料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトでは収集データ等を軸にオススメの電力会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。

和歌山電力による電気料金プランの提供エリアは?

各電力会社が提供する電気料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にて和歌山電力が提供する一般家庭用プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記電気料金プランを利用可能であるかご確認ください。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン 提供地域 電力エリア プラン分析ページ
お店電灯B 滋賀県、京都府、大阪府、奈良県、和歌山県、兵庫県(一部を除きます。)、福井県の一部、岐阜県の一部、三重県の一部 関西電力管内管内 「お店電灯B」の分析ページへ
お家電灯A 滋賀県、京都府、大阪府、奈良県、和歌山県、兵庫県(一部を除きます。)、福井県の一部、岐阜県の一部、三重県の一部 関西電力管内管内 「お家電灯A」の分析ページへ

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

電気料金プランの想定年間電気代は?

電気料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用した電気量に1kWhあたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各電力会社のHPに掲載されておりますので、電気利用量と基本/従量単価を計算式に当てはめることで、電気料金の水準を算出できます。ただし「基本料金」や「従量料金」の他にも、燃料調整費や市場調整費、もしくは電源調整費等、電力会社によって細かくパラメータが設定されており、実態の電気代と大きく異なるケースもあるため、あくまで下記はご参考としてご参照ください。なお、世帯人数別の電気利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています(ご参考))。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン 一人暮らし 二人暮らし 三人暮らし 四人暮らし 五人暮らし 六人暮らし
お店電灯B 69394円/年 106416円/年 117418円/年 125669円/年 133920円/年 161424円/年
お家電灯A 59290円/年 99668円/年 111264円/年 119962円/年 128660円/年 157652円/年

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※基本料金および電力量料金の合算値となります。
※年間電気代は、一人暮らし(30A相当、月間210kWh)、二人暮らし(40A相当、月間360kWh)、三人暮らし(50A相当、月間400kWh)、四人暮らし(50A相当、月間430kWh)、五人暮らし(60A相当、月間460kWh)、六人暮らし(60A相当、月間560kWh)を利用した場合の推計値です。

各電気料金プランのオプションは?

電気料金プランの利用によって、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン オプション
お店電灯B
  • 長期割
    最低利用期間を2年とすることで電気料金(=基本料金+電力量料金)をさらに1%割引できます。
  • あんしんかけつけサービス
    電気トラブル、ガス、カギ、暮らし、ガラス、水廻りのトラブルに365日24時間かけつけてくれます。
お家電灯A
  • 長期割
    最低利用期間を2年とすることで電気料金(=基本料金+電力量料金)をさらに1%割引できます。
  • あんしんかけつけサービス
    電気トラブル、ガス、カギ、暮らし、ガラス、水廻りのトラブルに365日24時間かけつけてくれます。

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

補足

  • 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、和歌山電力の公式HPをご確認ください。
おすすめ電力会社用アイコン 編集部おすすめの電力会社
個人・ご家庭の方
Looopでんき用アイコン
基本料金0円でお得
Looopのプランは基本料金が0円となっており、電気を使った分だけ料金が発生することが最大の特徴です。ポイント等の付与がなくとも問題ない方、電気の利用方法で電気代を徹底的に安くしたい方に推奨できます。価格を追求しながらも、環境や日本社会への貢献にも目を向けた大手の新電力会社となり、特に基本料金のコストを削減したい方におススメです。
idemitsuでんき用アイコン
オール電化で最高峰
idemitsuでんきは、出光興産が提供する電気料金プランです。オール電化住宅において最高水準に安価な専用プランがあります。特にオール電化向けという観点では、一人暮らし~大家族まで国内で最高峰の料金構成となっている電気プランの一つと言えます。また、EVユーザーの方も深夜電気で蓄電できるためおススメです。
シン・エナジーでんき用アイコン
マイルが貯まる
シン・エナジーの電気料金プランは、JALのマイレージがどんどんと貯まることが特徴です。電気代をお得にしながら、マイルを貯めたい方にとって非常におススメの電気料金プランとなっています。
四つ葉電力用アイコン
完全固定単価で安心
四つ葉電力の「ほっと5.0安心プラン」は、[基本料金][再エネ賦課金][燃料調整費][容量拠出金][託送費]が0円の、電気を使った分だけ完全固定単価での支払いとなる安定性の高いプランです。原油高等による電気代変動の影響を受けたくない方に推奨できます。
法人(高圧)の方

電力会社の一括見積にて電気代削減のサポートをしております。皆様には電気料金明細をご用意いただくのみの簡単作業となります。複数社の見積りを一覧化、どの程度電気料金を削減できるか比較できます。

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石油元売りとして国内最大の規模を持つENEOSは、都市ガスプランが特筆すべき水準の価格構成となっています。ただし、東京ガス/京葉ガスエリア限定の部分がネックです。しかしそれらエリアにお住いの方であれば、ENEOS都市ガスに切り替えることで大幅なガス代削減が期待できます。
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プロパンガス比較サービス
日本では2万社ほどのLPガス事業者が販売を行っており、価格差が極めて大きいのが業界の特徴となります。LPガス会社の見直しにより毎月のガス料金を大きく抑えられる可能性があり、おススメのプロパンガス比較サービスをご紹介しております。
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