九州電力が提供する「きゅうでんガス料金」について、特徴やメリット・デメリット等を解説いたします。皆様のガス料金プランのご検討材料としてお役に立てていただけますと幸いです。どのガスプランを選べば良いかお困りの方は、おすすめのガス料金プランページをご覧ください。
なお、本ページは都市ガスプランのご紹介となりますので、LPガスをご利用の方におかれましては「ガス屋の窓口」紹介ページをご覧ください。「ガス屋の窓口」は、提携している90社の中から最適なLPガス会社を選定することで、地域最安水準のガス料金を実現しご提案するサービスとなります。ガス料金の明細をお手元にご用意いただければ、10秒診断で簡単にガス料金が比較できるほか、場合によってはガス料金が半額になるほどの削減効果を得られるケースもありますので、ぜひともご利用ください。
提供エリア | 西部ガスエリア |
---|---|
利用できる都道府県 | 福岡県の一部 |
公式HP | http://www.kyuden.co.jp/gas_plan_index.html |
都市ガス料金の構成は?西部ガスの料金プランと比較!
都市ガス料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用したガス量に1m3あたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各都市ガス会社のHPに掲載されておりますので、ガス利用量と単価を計算式に当てはめることで、実際に支払う必要があるガス料金を割り出すことができます。
まず基本料金については、世帯人数別の一般的なガス利用量をベースとして、概ねの目安を下記表にて整理しております。ガスをたくさん使うほど、基本料金は原則的には価格が上がっていくこととなります。なお、世帯人数別のガス利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています(ご参考)。
基本料金の比較
世帯人数 | ガス利用量 | 九州電力の「きゅうでんガス料金」 | 西部ガスの通常プラン |
---|---|---|---|
一人暮らし | 19㎥ | 1133円 | 1133円 |
二人暮らし | 31㎥ | 1562円 | 1562円 |
三人暮らし | 39㎥ | 1562円 | 1562円 |
四人暮らし | 40㎥ | 1562円 | 1562円 |
五人暮らし | 42㎥ | 1562円 | 1562円 |
六人暮らし | 43㎥ | 1562円 | 1562円 |
※調査時点の推計値となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※「基準単位料金」の価格情報となります。
次に従量料金について見ていきます。こちらも、世帯人数別の一般的なガス利用量をベースとして、概ねの目安を下記表にて整理しております。なお、従量料金については原料費調整制度により毎月変動があります。原料費調整制度は、都市ガスの原料費の変動に応じてガス料金を調整する制度です。
都市ガスの原料である液化天然ガス(LNG)や液化石油ガス(LPG)の価格は、常に国際的な為替状況や原油価格の動きに応じて変動しており、これをガス事業者の努力のみで制御することは不可能です。 このため、都市ガスの原材料価格に大幅な上下がある場合、都市ガス会社は赤字にならないためにも価格を調整する必要があります。これにより、ガス会社は原価にできる限り近いガス料金を設定しても、赤字になるリスクを最小限にできます。もし、原料費調整制度がない場合、都市ガス会社は赤字にならないため、相当に高めの料金設定をしなければならず、また都市ガス業界も安定せず価格の乱高下の可能性も高まります。このため、都市ガスの原価とある程度連動する仕組みとして、1996年に原料費調整制度が導入されました。
このため従量料金については、都市ガス会社は予め定めた「基準単位料金」に、原料費調整による調整額を加算または減算し算定します。なお、下記表は、「基準単位料金」のガス1㎥を利用したあたりの単価情報を記載しております。たくさんのガスを使うほど、1㎥あたりの単価は安価になっていく傾向にあります。
従量料金単価の比較
世帯人数 | ガス利用量 | 九州電力の「きゅうでんガス料金」 | 西部ガスの通常プラン |
---|---|---|---|
一人暮らし | 19㎥ | 232.1円/㎥ | 232.1円/㎥ |
二人暮らし | 31㎥ | 217.8円/㎥ | 217.8円/㎥ |
三人暮らし | 39㎥ | 217.8円/㎥ | 217.8円/㎥ |
四人暮らし | 40㎥ | 217.8円/㎥ | 217.8円/㎥ |
五人暮らし | 42㎥ | 217.8円/㎥ | 217.8円/㎥ |
六人暮らし | 43㎥ | 217.8円/㎥ | 217.8円/㎥ |
※調査時点の推計値となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※「基準単位料金」の価格情報となります。
具体的に西部ガスからの切替でどの程度お得になる?
下記表は、九州電力や西部ガスの料金プランの情報から、「きゅうでんガス料金」を利用した場合におけるガス料金の年間推定削減メリットを整理したものです。
世帯人数 | 九州電力の「きゅうでんガス料金」 | 西部ガスの通常プラン | 年間削減額 |
---|---|---|---|
一人暮らし | 66515 円/年 | 66515 円/年 | 0円の値上げ |
二人暮らし | 99766 円/年 | 99766 円/年 | 0円の値上げ |
三人暮らし | 120674 円/年 | 120674 円/年 | 0円の値上げ |
四人暮らし | 123288 円/年 | 123288 円/年 | 0円の値上げ |
五人暮らし | 128515 円/年 | 128515 円/年 | 0円の値上げ |
六人暮らし | 131129 円/年 | 131129 円/年 | 0円の値上げ |
※調査時点の推計値となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※年間ガス代は、一人暮らし(月間19㎥)、二人暮らし(月間31㎥)、三人暮らし(月間39㎥)、四人暮らし(月間40㎥)、五人暮らし(月間42㎥)、六人暮らし(月間43㎥)を利用した場合の推計値です。
※「基準単位料金」の価格情報となります。
※年間ガス代は電気プラン乗換コムのキャッシュバック金額を加味した数値となります。
【小型オフィスなどをお持ちの法人の方】ガス料金の推計削減メリット
これまでは、ご家庭の方が西部ガスから九州電力の料金プランに切り替えた場合の料金メリットを、世帯人数別に見ていきました。しかし、都市ガスはご家庭だけではなく、法人も切り替えることで光熱費を削減できる可能性があります。本ページでは、飲食店や美容院、小規模オフィスなどでガス料金プランを利用した際の年間想定削減額を下記表にて整理しております。皆様がご利用のガス利用量に合わせてご参照ください。より大きな工場等の場合は、ウェブからはお申込みできないので、個別に都市ガス会社にお問い合わせください。
ガス利用量 | 九州電力の「きゅうでんガス料金」 | 西部ガスの通常プラン | 年間削減額 |
---|---|---|---|
101㎥ | 282645 円/年 | 282645 円/年 | 0円の値上げ |
201㎥ | 536745 円/年 | 536745 円/年 | 0円の値上げ |
301㎥ | 790845 円/年 | 790845 円/年 | 0円の値上げ |
501㎥ | 1299045 円/年 | 1299045 円/年 | 0円の値上げ |
801㎥ | 2061345 円/年 | 2061345 円/年 | 0円の値上げ |
1001㎥ | 2569545 円/年 | 2569545 円/年 | 0円の値上げ |
※調査時点の推計値となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※「基準単位料金」の価格情報となります。
※年間ガス代は電気プラン乗換コムのキャッシュバック金額を加味した数値となります。
「きゅうでんガス料金」への切替でガスの品質は変わる?
西部ガスの料金プランから「きゅうでんガス料金」へ切り替えても、ガスの品質に違いは発生しません。経済産業省のHPにも公開されているよう、ガスそのものの品質や信頼性は、どの会社からガスを買っても同じです。
まとめ
本ページでは、九州電力による都市ガスプランの価格情報をご紹介してきました。例えば、4人暮らしであれば0円の値上げが期待できます(月間40㎥利用想定)。また、もしどのプランを選べば良いか分からない方は、おすすめのガス料金プランページをご覧ください。
なお、都市ガスではなくLPガスをご利用の方におかれましては、当サイトではガス屋の窓口を推奨しております。LPガスは非常に高額な単価を設定している業者もあるので、切り替えることによって料金が半額になるケースも稀にあるほど、高い効果が期待できます。本ページの情報が、皆さまのガス料金削減の一助になりましたら幸いです。