不動産購入後の埼玉県の光熱費は?
不動産を購入する際、住宅ローンなどのローンを組むと購入後から毎月支払いが発生します。
事前にどのような形で組んだかによって支払いの厳しさは異なりますが、ローンの支払いが家計を圧迫することは少なくありません。
しかし、不動産の購入後に家計を圧迫するのはローンの支払いだけではないでしょう。
電気代、ガス代などの光熱費をはじめとする固定費は、不動産を購入したあとの家計に大きな影響を与えます。
こうした費用は賃貸物件に住んでいても発生するものですが、持ち家と賃貸物件とでは金額が変化する可能性が高いです。
埼玉県の場合、都市ガスとLPガスの違いや地域ごとの水道料金の差、住宅の断熱性能の差などの要素により、エリアや住居形態によってかかる光熱費が変化しやすい傾向にあります。
光熱費を節約するためには、電気やガス、水道の費用の決まり方や地域差を考慮することが大切です。
この記事では、埼玉県における不動産購入後の光熱費の相場の考え方や購入前に確認すべき項目などについてご紹介しています。
埼玉県での不動産購入をお考えの方、不動産購入後の光熱費の変化について関心がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
光熱費は5つの要素で決まる
生活する上で支払う光熱費は、5つの要素でトータルの金額が変動します。
1つ目の要素は、住宅のタイプです。住宅が一戸建てなのか、マンションなどの集合住宅なのかによって、必要な光熱費の金額は変動します。
とくに、住宅の広さは光熱費に大きな影響を与える要素であり、広い住宅ほど冷暖房効率が落ちるため光熱費が高いです。
2つ目の要素は、住宅に備えられた設備です。給湯器やコンロをエコキュート・IHクッキングヒーターにしてオール電化にするのか、ガスを併用するのかによってかかる光熱費は変動するでしょう。
さらに、エアコンの性能によっては部屋の温度の調整に時間がかかって電気代が高くなるなど、設備は光熱費を左右する大きな要素になり得ます。
3つ目の要素は、各エネルギー事業者との契約内容です。ガス会社との契約で都市ガスとLPガスのどちらを選択できるかによって、毎月のガス代は大きく変動します。
また、電力会社は企業ごとにさまざまな電気料金プランを提供しており、生活に則したプランを選択すれば電気代を削減できる可能性があるでしょう。
4つ目の要素は、上下水道を提供している自治体が設定している料金です。
水道料金は、水源、水質、水量、浄化設備やポンプなどの設備、水利権などさまざまな要因が影響し地域によって異なる料金が設定されています。
そのため、できるだけ水道代が安い地域で不動産を購入するのがポイントです。
5つ目のポイントは、住宅そのものの性能や立地です。断熱性能が高い住宅であれば冷暖房効率が高まり、空調にかかるエネルギーや光熱費を削減できるでしょう。
また、日当たりが良く風通しが良いなど立地に恵まれた住宅では、季節によっては冷暖房を使用しなくても過ごせる可能性があります。
不動産を購入する前には、その住宅で利用できるガスの種別やエリア全体の水道料金を確認すると良いでしょう。
また、住宅の断熱性能や自分と家族が過去に使用したエネルギーの量をチェックし、シミュレーションをしておくと購入後の固定費を試算しやすくなります。
そもそも光熱費とは
そもそも、光熱費とは住宅などでの生活に用いるエネルギーの利用料金のことを指します。
一般的光熱費に含められるのは、照明や家電を利用するための電気、調理や給湯に使用するガス、飲用水の利用やトイレなどで使用する上下水道です。
上下水道を光熱費に含めるときは、水道光熱費と呼ばれることもあるでしょう。
また、厳密には光熱費に含まれるわけではないものの、生活コストとして一緒に語られがちな料金もあります。
インターネット回線や携帯電話を利用するための通信費や家庭によっては冬場に灯油を購入して暖房に利用することもあるでしょう。
さらに、購入したのがマンションであれば管理費として共用部を維持するためのコストが必要です。
こうした生活コストは、同じ住宅で暮らす世帯人数や実際に自宅で過ごす在宅時間によっても変動します。
埼玉県ならではの光熱費の変動ポイント
ここからは、埼玉県で不動産を購入するときの光熱費の変動ポイントについてご紹介します。
同じ埼玉県であっても、不動産を購入するエリアによっては光熱費が同じ金額になるとは限りません。
仮に同じ広さの住宅を購入し、同じ人数で生活したとしても、地域差やライフスタイルによって実際にかかる光熱費は変動する可能性があります。
ガスの種類や上下水道の地域差、気候や生活スタイルによる光熱費の違いについて見ていきましょう。
都市ガスエリアとLP(プロパン)エリアで差がある
埼玉県には都市ガスとLPガスが供給されているエリアがありますが、どちらのエリアに該当するかによってガス代が変動します。
都市ガスはメタンを主な成分とする液化天然ガスであり、道路の下に埋設されているガス管を通して各供給地点に供給されているのが特徴です。
LPガスはプロパンガスとも呼ばれ、プロパンやブタンを主成分とする液化石油ガスになります。
LPガスは、ガス会社が各供給地点にガスボンベを配送する形で供給されるのが特徴です。
LPガスは都市ガスよりも燃焼効率が良く、同じ体積でも2倍の熱を出すことができます。その一方で、都市ガスと比べると価格が高くなりやすいです。
都市ガスを供給するには道路の下にガス管を埋設する必要があり、市街地や駅周辺は都市ガスを利用できるエリアが多い傾向にあります。
一方、郊外や一部地域はガス管の埋設が追いついておらず、LPガスしか選択できない可能性があるでしょう。
埼玉県では東京ガス、CDエナジー、ENEOS都市ガス、ニチガスなどの企業から都市ガスを購入できますが、対応するエリアかどうかを事前に確認する必要があります。
また、都市ガスはかつて国に規制されていた時代の料金体系を基準に料金が決められていますが、LPガスは事業者ごとに自由に料金プランを設定することが可能です。
そのため、料金体系がサービスごとに異なり、しっかり比較してから契約する必要があるうえ、不動産を購入した後の使用量によっては想定外の金額になる可能性があります。
したがって、不動産を購入する前に都市ガスとプロパンガスのどちらのエリアなのか、そのエリアにガスを供給できるのはどこの企業なのかを確認しておくと良いでしょう。
また、現時点で使用しているガスの量をもとに、実際にかかりそうなガス代を試算しておくのもおすすめです。
自治体で上下水道料金が違う
埼玉県内であっても、住む市町村によってかかる水道代は異なります。
水道代はメーターの口径に応じてかかる月ごとの基本料金と使用した水の量に応じた従量料金によって構成されているのが特徴です。しかし、この基本料金と従量料金の設定は市町村単位で異なります。
そのため、同じ埼玉県内であっても、どの市町村で暮らすかによって想定される水道代は大きく変動するでしょう。
統計法に基づく「家計調査」によれば、埼玉県における2024年7月から2025年6月までの1ヶ月あたりの平均的な水道代は6,495円です。
しかし、水道代は実際には世帯人数や使用する季節などによっても変動します。支払う水道代が高いと感じるかどうかは、支払う方の体感によるところも大きいです。
気候・生活スタイルで違う
光熱費は、不動産を購入する地域の気候や住む方の生活スタイルによっても変動します。
電気やガスなどの光熱費の差が大きくなるのは、冷房を使用する夏と暖房を使用する冬です。
エアコンを使用するだけであれば電気代が、ガス系の暖房器具や灯油ストーブなどを使用する場合はそれらの料金がかかるでしょう。
寒い地域では暖房のために光熱費がかさむ傾向にあり、埼玉県でも北部などでは冬場の暖房代が高くなる可能性があります。
また、購入した住宅の性能によっては光熱費が高くなることもあるでしょう。築年数が新しく断熱性能が高い住宅であれば、気密性の高さなどから空調に必要なエネルギーが少なく済みます。
一方で、古くてあまりリフォームなどもされていない住宅は断熱性能が低く、室内を適温にするためにより多くのエネルギーが必要になるのです。
さらに、住宅で過ごす時間の長さも光熱費に影響します。在宅勤務などで長く自宅で過ごす場合、日中のパソコンや照明の使用なども合わさり電気代が上がる可能性が高いです。
住居タイプ別:光熱費が変わる理由
ここからは、購入する住宅の種類に応じた光熱費の傾向や変動の理由についてご紹介します。
不動産を購入する場合、居住用物件は一戸建て住宅とマンションなどの集合住宅に分けられるでしょう。
大まかな傾向としてはマンションよりも一戸建て住宅のほうが光熱費が高い傾向にあります。
この傾向がどうして生まれるのか、オール電化で光熱費は安くなるかを見ていきましょう。
マンション(分譲)
分譲マンションなどの集合住宅は、一戸建て住宅と比較すると光熱費が安くなる傾向にあります。しかし、実際には物件ごとに必要な光熱費が異なるため注意が必要です。
一戸建てと比べて光熱費が安く収まるのは、マンションのほうが面積が狭く、電気やガスを使う範囲が小さいことが理由として挙げられます。
また、鉄筋コンクリートなどで建築されているマンションは断熱性や気密性が比較的安定しており、空気や熱が逃げにくく冷暖房効率が良いです。
さらに、上下階や隣接住戸の存在により戸外の空気から隔絶されるため、より内部の温度を保ちやすくなります。
一方で、給湯方式がガスと電気のどちらなのか、24時間換気システムがあるかなど、そのマンションが備えている設備やその性能によって変動光熱費が変動することも多いでしょう。
なお、マンションで生活する場合は光熱費とは別に物件の管理費と修繕積立金が必要になります。
管理費は廊下や階段、エレベーターなど共用部分の管理・運営に使われる費用であり、修繕積立金は物件全体の大規模修繕に向けて積み立てていく費用です。そのため、専有部分の光熱費とは性質や支払い先が異なります。
一戸建て
一戸建て住宅はマンションと比較すると光熱費が高くなるだけでなく、一戸建てごとにも大きな差が出やすいです。
一戸建て住宅の光熱費における差が大きいのは、住宅ごとに延床面積や窓の大きさ、断熱性能が大きく異なることによります。
面積が広ければ空調に必要なエネルギーは大きくなり、窓が大きければ逃げていく熱も多くなるでしょう。また、断熱性能が低い中古住宅ではより必要な光熱費が高いです。
そのため、光熱費を節約するためには不動産を購入する段階で面積や窓の大きさ、窓ガラスの種類、断熱性能などに気を配る必要があるでしょう。
さらに、平屋と比べて2階建て住宅は冷暖房の効きにムラが出やすいです。そのため、建物全体に空調を効かせようとエアコンを増やすと光熱費が変化します。
また、エコジョーズやエコキュートなど、どの給湯器を導入するかによってもランニングコストが変わるため、ガスのほうが安くつくのか、電気にしたほうが良いのかも検討すると良いでしょう。
オール電化 vs ガス併用
光熱費は、設備をオール電化にするのかガス併用のままにするのかによっても変動します。
日本における従来の住宅はガス併用ですが、設備の発達や電力会社ごとのプランの増加などによりオール電化に切り替える住宅もあるでしょう。
生活費の削減を見込んでオール電化に変更する方もいますが、実際にオール電化にして光熱費を安くできるかは地域差があります。
埼玉県が含まれる関東地方は、オール電化に変更しても一概に電気代が安くなるとは言い切れない地域とされています。
ただし、実際に料金がどうなるかは導入する設備の性能や電力会社との契約によっても異なるでしょう。
そもそもオール電化住宅とは、給湯設備をエコキュートなどに変え、調理をIHクッキングヒーターで行うタイプの住宅です。
そのため、基本的にはガス会社とは契約せず、電力会社とのみ契約を結びます。
東京電力のような大手電力会社にはオール電化用の料金プランを用意していますが、そうでない中小の電力会社にはそのようなプランがない可能性があり、選択するプラン次第で有利・不利が分かれるでしょう。
ガス併用住宅は従来通り調理・給湯でガスを使用するタイプの住宅であり、ガス会社とも契約を結びます。
この場合、利用できるのが都市ガスかLPガスかで光熱費への影響が大きくなるのです。
購入する不動産の設備を決める前に、購入を予定しているエリアではオール電化のほうが安くつくのか、ガス併用のほうが良いのかをシミュレーションしておくと良いでしょう。
まとめ
埼玉県で不動産を購入した後の光熱費は、購入したのがマンションなのか、それとも一戸建てなのかによって異なります。
また、選択する電気料金プランや市町村ごとに選べるガスの種類、ライフスタイルによっても変動するため事前の情報収集とシミュレーションが欠かせません。
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埼玉県での不動産購入を検討しており、地域ごとの光熱費の傾向の差を知りたいとお考えの方はぜひご相談ください。
エコモは各地を飛び回って、電力・エネルギーや地球環境についてお勉強中なんだモ!色んな人に電気/ガスのことをお伝えし、エネルギーをもっと身近に感じてもらいたモ!
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