冷凍庫の年間電気料金をご紹介いたします!
今日において、様々な企業やメーカーが作ってくれる便利な家電製品は、私たちの生活を毎日休むことなく下支えし続けてくれており、なくてはならない存在です。家電量販店だけではなく、Amazon等のオンラインストアにおいても、豊富な種類の家電をラインナップしていますので、複数の製品から簡単にご自身に適したものを見つけ、気軽に購入することもでき、とても便利な世の中になりました。
ただ、そうした便利な家電製品ですが、気になるのは電気代です。購入する際にも、どのくらいの電気代を支払い続ける必要があるのか、皆様ほんの少しは気になりますよね?そこで当サイトでは、各家電のカタログスペックに基づき家電毎の電気料金を算出し、その目安を皆様にご案内しております(家電類型別電気代DBはコチラ)。
本ページでは、「冷凍庫」にスポットライトをあて、利用する際に必要な電気料金や省エネ方法、また電力会社を切り替えた際の電気代削減額の目安等をご紹介いたします。特に電力会社を切り替えた際の電気代削減のインパクトは大きく、毎日の電気代をできる限り抑えたい方には非常におススメです(おススメの電力会社はコチラをご覧ください)。
冷凍庫について
冷凍庫とは食品などの冷凍や冷凍食品の長期保存を可能にする家電です。通常一般家庭では冷蔵庫に付属している冷凍室を使用しますが、冷凍庫単体として販売されているものもあります。
冷凍庫はガスの気化熱を利用して内を冷やしています。冷却方式は直冷式と、ファン式があります。直冷式は冷凍庫内に冷却器を設置して庫内を冷やす方式です。庫内を直接冷やすため、よりしっかりと冷やせます。しかし、冷凍庫内に入った水分凍りやすいため霜が発生しやすく、定期的に霜取りをする必要があります。また、自然対流に委ねているため庫内の温度にムラが生じやすいです。
ファン式は冷風をファンで送り込んで冷やす方式です。直冷式のように霜が発生しないため、定期的に霜取りをする必要がありません。しかし、ファン式の冷凍庫は直冷式よりも比較的高価です。ファンの稼働音がするため、寝室の近くには置かないなど設置場所には注意が必要です。
冷凍庫の電気料金の計算方法
基本的に、家電製品のカタログスペックの中には消費電力量に関する項目があり、この項目の数値を参照することで電気料金を算出することができます。大体の家電のカタログ表にはW単位で記載されており、例えば500Wの家電であれば、「500(W)÷1000×電気料金単価」の式により1時間当たりの電気代を求めることができます。
電気料金単価は電力会社により異なりますが、例えば「30.57円/kWh」であった場合、「500(W)÷1000×30.57=15.285円」となります。そのため、500Wの家電を1時間利用した場合の電気代は、15.285円となります。
それでは、この計算式を冷凍庫にも当てはめていきます。冷凍庫の場合、サイズや機能等により異なりますが、概ね50W程度の製品が多いため、冷凍庫を1時間利用した際の電気代は目安として「50(W)÷1000×30.57=1.53円程度」となります。利用時間別の電気代目安は下記表にまとめておりますので、ご参考ください。
利用時間 | 冷凍庫の電気代 |
---|---|
1分 | 0.03円 |
10分 | 0.25円 |
1時間 | 1.53円 |
24時間 | 36.68円 |
このような計算式を基本として、本ページでは「冷凍庫」のスペックを元に様々な角度から電気料金を算出しています。なお、特殊な電気の算出法となる家電につき計算の困難な製品については、経済産業省資源エネルギー庁による「省エネ性能カタログ」も参考にしながら概算値を求めています。
冷凍庫の年間電気料金
冷凍庫の年間電気料金は、概ね「13390円」となります(毎日24時間使用した場合)。なお、家計全体における2022年度の平均電気代は月間で10559円、年間では126708円のため、冷凍庫の電気代は電気料金全体の10.57%程度を占めることとなります。
年間の電気代(目安):13390円
※毎日24時間使用した場合
※30.57円/kWhとして算出
※2020年製の製品におけるスペックより算出
冷凍庫の省エネ方法をご紹介
代表的な冷凍庫の省エネ方法は下記の通りです。冷凍庫の使い方を見直すことで、毎日の電気料金を少しでも安くできます。電気料金の削減にあたっては、手間とコストのバランスが大切なので、全ての家電で省エネ手段を実施するのは大変かと思いますが、何らかご参考になれば幸いです。
- たくさん入れる
凍った商品同士がお互いに冷やしあうことによって冷凍庫の温度が下がるので、つめこんだほうが節約になります。 - 熱い商品はいれない
温かいものはその分冷やさないといけないため、常温に戻してから入れると節約になります。 - ふたの位置
冷気は下に逃げるので上にふたが付いているモノを使うと節約できます。