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にいでんのサービスとは?料金プランや口コミをご紹介
電力会社を選ぶ際、自分が住んでいる地域への貢献度を評価軸にしている人もいるでしょう。また、料金プランの中身や契約することで得られるメリットなど、非常にさまざまな条件が存在します。それぞれの条件を比較すれば、より自分や家族の生活、考え方にコミットした電力会社を選べる可能性が高いです。
料金プランは、電気代をどれだけお得にできるかにつながる重要な条件といえます。しかし、それだけを参考に電力会社を選択すると、思っていたサービスと違っていたり、支払った電気料金の使い道に納得できなかったりする可能性もあるでしょう。
この記事では、にいでんが提供している電気料金プランや契約するうえでのメリット、注意点、契約に向いている人の特徴についてご紹介します。にいでんと契約する際のお申し込み方法についても掲載しているため、契約を検討する際の参考になるでしょう。
これから乗り換え先の電力会社を探す人、現在にいでんとの契約を検討している人は、ぜひ最後までご覧ください。
にいでんとは
にいでんは、新潟県新潟市に拠点を置く電力会社です。正式名称は「新潟県民電力株式会社」であり、にいでんの呼称は愛称として親しまれています。
企業ビジョンは「エネルギーのチカラで、豊かさと幸福が循環する新潟を」です。2017年に設立され、現在は電力小売業を手掛けています。
事業そのものを植物にたとえ、人や地球にやさしいエネルギーの種が幸せの花になり、人と人が支え合う心豊かなコミュニティを実らせられるよう、力を注いでいる電力会社です。温かい循環から生まれる世界を創り、次代を担う子どもたちの未来を紡げるよう、持続可能な未来のまちづくりを目指しています。
地域に根ざした地域新電力として電力の地産地消を掲げ、低価格で品質の変わらない電気を安全に届けられるよう努力している企業です。エネルギーの「創る、コントロールする、届ける」のすべてを一気通貫で手掛け、世界中のどこにでもあっても枯渇しない太陽光や風、水などの再生可能エネルギーを用いた発電方法を普及させることを志しています。
「ひと」「あんしん」「しごと」「みりょく」をキーワードに、単純な事業領域では手の届かない地域経済の活性化や、環境保護・保全、地域の子育て支援などを行っています。継続的かつ発展的な取組みを支援するのが、企業コンセプトです。収益の一部は、県内のさまざまな分野に「ふるさと納電」として寄付され、支援に役立てられています。
一般家庭などに低圧電力を、大規模な事業所に高圧電力を提供している「でんでんミライ電気」がメインの事業です。 供給エリアは、離島を除く東北電力管轄内となっています。
にいでんの料金プラン
ここからは、にいでんが提供している料金プランについてご紹介します。にいでんでは「でんでんミライ電気」として、低圧電力や高圧電力を提供しています。電気料金の一部をNiigata s-a-i-enプロジェクトとして、さまざまな活動に寄付しているのが特徴です。
にいでんが提供している低圧電力の料金プランは、以下のものになります。
- LooopスマートタイムONE(電灯)
- LooopスマートタイムONE(動力)
<にいでんが提供している低圧電力の料金プラン>
これらの電気料金は、基本料金と電力量料金、燃料費調整額と各種制度対応費の合計で算出されるのが一般的です。しかし、にいでんの電灯プランでは、基本料金と燃料費調整額が無料です。なお、電力量料金には、託送費とサービス料が含まれています。
それぞれのプランについて、詳しく見ていきましょう。
LooopスマートタイムONE(電灯)
にいでんのLooopスマートタイムONE(電灯)は、Looopでんきと提携して提供している一般家庭や、小規模な事業所向けの電気料金プランです。基本料金は0円となっており、契約容量がAでもkVAでも利用できます。
LooopスマートタイムONE(電灯)の電力量料金単価は、1kWhにつき16.24円です。場合によっては、ソーラー割やEV割で1.00円の割り引きが受けられます。
LooopスマートタイムONE(動力)
にいでんのLooopスマートタイムONE(動力)は、Looopでんきと提携して提供している動力が必要な、中規模事業所向けの電気料金プランです。LooopスマートタイムONE(電灯)と異なり、1kWにつき630.30円の基本料金が課されます。
電力量料金は、1kWhにつき14.07円です。LooopスマートタイムONE(動力)には、LooopスマートタイムONE(電灯)のような割引プランはありません。
にいでんのメリットと良い口コミ・評判
続いて、にいでんと契約するメリットについてご紹介します。電力会社を比較するためには、その電力会社が持つ良い点や悪い点をそれぞれ比べる必要があるでしょう。とくに、メリットは電力会社から得られるものを示しているため、どのようなサービスを利用したいかによって選び分けられます。
にいでんのメリットは、以下のとおりです。
- 地元のさまざまな活動に貢献できる
- 解約金がかからない
- 電気の質は変化しない
<にいでんのメリット>
それぞれのメリットについて、寄せられた良い口コミとともに見ていきましょう。
地元のさまざまな活動に貢献できる
にいでんと契約するメリットは、地元新潟のさまざまな活動に貢献できる点です。
にいでんでは、Niigata s-a-i-enプロジェクトとして「電気のチカラで、豊かさと幸福が循環する新潟を」をコンセプトに掲げて活動しています。s-a-i-enとは、彩園や彩縁を指す言葉で、人と人のつながりを生み出し、支え合うためのエネルギー循環を推奨するリアルプロジェクトのことです。
電気料金の一部を地域経済の活性化や環境保護、子育て支援などの活動資金として活用し、かけがえのない縁に彩られた景色を、次代を担う子どもたちの未来に紡ぐために尽力しています。
このメリットについて寄せられた口コミは、以下のとおりです。
にいでんで電気を利用しています。自分が支払っている電気料金が、地域振興や子育て支援に使われているのは、地域の一員として活動できている気持ちになれて良いと感じています。
電気料金の一部が環境保全に利用されると聞いて、にいでんに決めました。生活しながら環境のためになる活動ができるのは、満足度が高いです。
契約の際に、自分の電気料金がどの活動に寄付されるのかをある程度選べるので、勝手にお金が使われたという状況になりにくいのが良いです。納得したうえでサービスを利用できるのは、大きいと思います。
解約金がかからない
にいでんのメリットは、契約を解約する際に解約金が必要ない点です。
にいでんの契約期間は1年単位であり、とくに解約の申し出がなければ、自動で契約が更新されていきます。途中解約しても解約金は発生しないため、引っ越しが多い人でも安心して利用できるでしょう。
電力会社によっては、最初の契約更新までの期間に解約すると違約金が発生したり、契約更新を行った後でも、期間中の解約には解約料金が発生したりする場合もあります。そのため、転勤などで引っ越しの可能性がある人にとっては、使い勝手が良くない電力会社も少なくありません。にいでんであれば、そのような心配もなく電気を利用できます。
このメリットについて、以下の口コミが寄せられています。
転勤が多いので、なるべく解約金が必要ない電力会社を選びたいと考え、にいでんにしました。今のところまだ転勤はありませんが、いつ辞令が来ても安心です。
前の電力会社から乗り換える際に、解約手数料が必要だったので警戒していたのですが、にいでんでは手数料が必要なさそうでありがたいです。今のところ解約の必要性は感じていませんが、もしものこともあるので備えあればと考えています。
解約に手数料や違約金がかかるといわれると、契約自体を尻込みしてしまいますが、にいでんさんの場合はそういった制約がないため選びやすかったです。フットワークをどれだけ軽くできるかも、電力会社選びでは重要だと感じます。
電気の質は変化しない
にいでんのメリットは、電気契約を切り替えても電気の質が変化しないことです。
送電設備は既存の東北電力の設備をそのまま利用するため、設備や電気の質は変化しません。そのため、電気契約をにいでんに切り替えても、停電しやすくなるなどのデメリットはないのです。
契約を切り替える際は、にいでん側が前の電力会社に連絡してくれるため、利用者側が手続きを行う必要がありません。ただし、にいでんに切り替えるには、スマートメーターへの切り替えが必要です。旧来のメーターを使用している場合は取替え工事が行われますが、工事費用や立ち会いは必要ありません。
このメリットについて、以下の口コミが寄せられています。
にいでんに契約を切り替えてからも、とくに大きなトラブルなく電気を利用できています。工事などもとくに必要なかったため、すぐに切り替えられて良かったです。
スマートメーターへの取替え工事を行いましたが、短時間で終わりました。にいでんへの切り替え後は、そのまま電化製品を使えています。
新電力への切り替えは、送電設備への不安から抵抗があったのですが、設備自体は変わらないと聞いて契約を決めました。そのままの設備で、電気を利用できる安心感があって良いです。
にいでんの注意点と悪い口コミ・評判
続いて、にいでんと契約する際の注意点についてご紹介します。電力会社を比較する際は、良い点だけでなく、あまり良くない部分にも目を向ける必要があるでしょう。自分のライフスタイルや自宅の設備に対し、十分なサービスを受けられるかを確認できる可能性があります。
にいでんの注意点は、以下のとおりです。
- オール電化用の料金プランはない
- 太陽光発電の電気を買い取ってもらえない
- 支払い方法が少ない
<にいでんの注意点>
それぞれの注意点について、寄せられた良くない口コミとともに見ていきましょう。
オール電化用の料金プランはない
にいでんの注意点は、オール電化に特化した料金プランはない点です。
一般家庭向けの電気料金プランは、すべてLooopスマートタイムONE(電灯)に集約されるため、オール電化を利用していても、同じ電気料金を請求されます。そのため、電気の利用状況によっては、電気代が非常に高くなる可能性があるのです。
電力会社によっては、オール電化を導入している家庭向けに、電気料金を調節してくれるプランを用意している場合があります。オール電化を活用して家庭内のエネルギーを電気で賄っている場合は、そうしたプランのある電力会社を選んだほうが良い場合もあるでしょう。
この注意点について、以下の口コミが寄せられています。
最初は通常の電力使用状況で、にいでんと契約しました。そのときは良かったものの、後からオール電化を導入したら電気代が跳ね上がってしまい、困りました。結局別の電力会社に乗り換えたのですが、オール電化の導入と同時に切り替えれば良かったと後悔しています。
にいでんとの契約を検討していたのですが、オール電化用のプランがなかったので見送りました。我が家はずっとオール電化にしているため、そのまま契約したら電気代が高くなりそうだと感じたためです。
にいでんへの切り替え後、オール電化を導入しようかと思ったのですが、電気代が高くなりそうだったので諦めました。ただ、ガスとセットにできるプランもないため、今も迷っています。
太陽光発電の電気を買い取ってもらえない
にいでんの注意点は、自宅に太陽光発電があっても、発電した電力は買い取ってもらえないことです。
太陽光発電システムを所有していても、にいでんと契約して電気の供給は受けられます。ただし、自宅で発電した電力の買取サービスは行っておらず、電気代の相殺もできません。
電力会社によっては、太陽光発電による電気の固定価格買取制度の期間を満了した後も、比較的高い価格で電気を買い取ってくれるサービスを提供している場合があります。また、電気代をその買取価格で相殺できる企業もあり、太陽光発電設備があるだけでお得に電気を利用できるのです。そうしたサービスを求めるのであれば、別の電力会社を選ぶと良いでしょう。
にいでんに電気契約を切り替えたのですが、こちらには太陽光発電の電気買取サービスはありませんでした。そのため、余った電気を別の電力会社と契約して売却する必要があり、1つにまとめられないことにストレスを感じます。
電気代を太陽光発電の電気で相殺できなかったので、にいでんから別の電力会社に乗り換えました。再生可能エネルギーへの関心が高まっている世相だからこそ、残念に思います。
電気代はにいでんのほうが安くなりそうではあるものの、発電した分は今の電力会社のほうが高く買い取ってくれて、電気代をそっちで支払えるため、結局乗り換えはやめました。
支払い方法が少ない
にいでんの注意点は、電気料金の支払い手段が多くない点です。
にいでんとの契約で利用できる電気料金の支払い手段は、クレジットカード払いと口座振替の2種類になります。対応しているクレジットカードの銘柄は、VISA、MASTER、JCB、AMEX、DINERSの5種類で、デビットカードは利用できない場合もあるため注意が必要です。紙の振込票を利用した、窓口での支払いはできません。
また、にいでんでの電気使用量や電気料金、明細を確認できるのは、Web上のマイページとなっています。
この注意点について、以下の口コミが寄せられています。
もともと現金で電気料金を支払っていたのですが、にいでんとの契約からクレジットカードでの支払いに変えました。本当は現金で電気料金を管理したかったのですが、残念です。
電気料金を口座払いに変えたのですが、収入が入る口座とは違うため、電気代分のお金が入っているか不安になります。払い忘れがなくなったのは良かったです。
電気代を確認する手段がWeb上のポータルサイトになったため、パスワードなどを忘れてしまうと、確認に手間取ってしまって不便です。/p>
にいでんがおすすめの人
にいでんとの契約が向いている人の特徴についてご紹介します。契約に向いているのがどのような人なのかを知っていれば、自分がそれに当てはまるかを考えて電力会社を選べるでしょう。電力会社との相性を確認するには、企業が提供しているサービスや掲げている理念をチェックする必要があります。
にいでんとの契約に向いているのは、以下のような人です。
- 新潟県の地域に貢献したい人
- 特殊な設備を導入していない人
- 簡単な電気料金プランを選択したい人
<にいでんとの契約に向いている人>
それぞれの特徴について、より詳しく見ていきましょう。
新潟県の地域に貢献したい人
にいでんとの契約に向いているのは、新潟県新潟市を中心とする地域社会に貢献したい人です。
にいでんでは、エネルギーの地産地消を目標としており、地域経済の循環をコンセプトにしています。電気料金の一部は、エリア内でのさまざまな活動の支援に活用されるため、電気を使用しているだけで地域への貢献になるのです。
環境保全活動や子育て支援活動など、地域を振興させるために電気料金を使ってほしいと考えている人には、おすすめの電力会社となっています。逆に、別の活動に資金を投入してほしいと考えている場合は、にいでんではない別の電力会社を選ぶと良いでしょう。新潟県ではなく、別のエリアの支援に電気料金を活用してほしいと考えている場合も、同様です。
特殊な設備を導入していない人
にいでんとの契約に向いているのは、家庭内に特殊な設備を導入していない人です。
太陽光発電やオール電化など、設備によっては契約自体が可能であるものの、その設備の良さや契約の旨みを十分に発揮できない可能性があります。太陽光発電で発電した電気は、にいでんで買取していないので、売電のためには別の電力会社と契約しなければなりません。また、オール電化に特化したプランがないため、電気の利用状況によっては電気代が高くつくこともあります。
こうした特殊な設備を導入しており、その設備にコミットしたサービスや契約を利用したいのであれば、そういったプランを提供している電力会社を探す必要があるでしょう。電力会社によっては、発電した電気をほかの電力会社よりも、高い価格で買い取ってくれるサービスを提供している場合があります。
簡単な電気料金プランを選択したい人
にいでんとの契約に向いているのは、なるべく簡単でシンプルな電気料金プランを選択したいと考えている人です。
にいでんが一般の家庭向けに提供している電気料金プランは、LooopスマートタイムONE(電灯)のみになるため、プランを選ぶ際に悩む必要がありません。電力会社によっては、電気をよく利用する時間帯や季節、導入している設備に応じて、さまざまな料金プランを提供している場合があります。
選択肢が豊富な電力会社は、より生活にコミットした電気料金プランを選択できますが、その分悩むことも増えてしまうのです。自分がどのような時間や季節に電気をたくさん利用しているのかを調べなければならず、そうした作業を億劫に感じる人にとっては、簡素でシンプルなほうが良い場合もあります。
にいでんのお申し込み方法
ここからは、にいでんと契約するためのお申し込み方法についてご紹介します。
にいでんと契約する際は、Webのお申し込みフォームに必要事項を入力して送信しましょう。申し込みのためには、現在の電力会社で発行している検針票と、電気料金の支払い方法に関する情報が必要です。フォームの案内にしたがって必要な情報を入力すれば、お申し込み手続きは5分程度で完了します。
申し込みが完了し、にいでん側が契約を承認すると、前の電力会社に解約の連絡をしてくれるため、利用者側から解約を申し入れる必要がありません。電力会社のマイページやメールで、電気の供給開始日についての案内が届き、その日付から供給が切り替わります。
契約が切り替わる前に、検診メーターが旧来のものになっている場合は、スマートメーターへの切り替えが必要です。取替え工事には、工事費用がかかりません。また、すでにスマートメーターに取り替えられている場合は、工事を行わないまま電力供給が始まります。
電力供給の切り替えは、申し込みから1~5週間ほどで行われる場合がほとんどです。
なお、引っ越し先でにいでんを利用したい場合は、お申し込みフォームに必要な情報を入力するか、現在Looop電気を利用しているのであれば、マイページから引っ越しの手続きをすれば完了します。紙面での申し込みも可能です。公式サイトからPDFファイルをダウンロードするか、にいでんに連絡して申込書を郵送してもらいましょう。
個人情報保護の観点から、電話で直接契約を申し込めません。紙で契約を申し込んだ場合、契約が切り替わるまでに2ヶ月ほど時間がかかる場合があります。
電気プランの乗り換え時のよくある質問
- 電気プランの切替で電気の品質は変わる?
- 電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
- にいでんが倒産した場合は電気がとまる?
電気プランの切替で電気の品質は変わる?
電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。
電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。
また、経済産業省や消費者庁(消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体)は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています(ご参考)。
にいでんが倒産した場合は電気がとまる?
電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、にいでんが倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。
電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。つまり、電気の消費者(みなさま)としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。
なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること(最終保障供給)が一般送配電事業者に義務づけられています。例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。
このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。
まとめ
ここまで、にいでんとはどのような電力会社なのか、契約によってどのようなメリットや影響がでるのかについてご紹介してきました。
電力会社を選ぶ際は、料金プランやメリット、注意点などさまざまな観点を比較し、より自分の生活や考え方にコミットしたものを選ぶと、乗り換えに成功できる可能性が高いです。料金プランだけを見て電力会社を選んでしまうと、思っていたサービスとは異なる結果になる場合があります。
にいでんは、新潟県新潟市に拠点を置く、エネルギーの地産地消を目指す企業です。東北電力エリアに電気を供給しており、電気料金の一部は新潟県内で活動する、さまざまな団体への支援として寄付されます。
そのため、新潟県や近隣エリアに貢献したい気持ちが強い人におすすめの電力会社です。また、料金プランがシンプルなため、悩む必要がありません。
一方で、太陽光発電やオール電化など、特殊な設備を家庭内に導入している場合は、その恩恵を十分に受けられない可能性があります。電気料金の支払いを現金で管理したい人にも向きません。
自分や家族の生活スタイル、電気契約に求めるサービスの条件などを加味し、さまざまな電力会社を比較して、より適した契約を選択してみてください。
電気プラン乗換コムでは、各電力会社の電気料金プランの数値情報等をデータベース化しております。それらのデータを下記にて一部出力し記載しておりますのでご参考ください。なお、上記記事の作成日とデータベース調査日が異なるケースがありますので、その点はご留意ください。
また、電気料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトでは収集データ等を軸にオススメの電力会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。
新潟県民電力による電気料金プランの提供エリアは?
各電力会社が提供する電気料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にて新潟県民電力が提供する一般家庭用プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記電気料金プランを利用可能であるかご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 提供地域 | 電力エリア | プラン分析ページ |
---|---|---|---|
新潟県民Bプラン | 新潟県 | 東北電力管内管内 | 「新潟県民Bプラン」の分析ページへ |
新潟県民Cプラン | 新潟県 | 東北電力管内管内 | 「新潟県民Cプラン」の分析ページへ |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
電気料金プランの想定年間電気代は?
電気料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用した電気量に1kWhあたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各電力会社のHPに掲載されておりますので、電気利用量と基本/従量単価を計算式に当てはめることで、電気料金の水準を算出できます。
ただし「基本料金」や「従量料金」の他にも、燃料調整費や市場調整費、もしくは電源調整費等、電力会社によって細かくパラメータが設定されており、実態の電気代と大きく異なるケースもあるため、あくまで下記はご参考としてご参照ください。なお、世帯人数別の電気利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています(ご参考))。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 一人暮らし | 二人暮らし | 三人暮らし | 四人暮らし | 五人暮らし | 六人暮らし |
---|---|---|---|---|---|---|
新潟県民Bプラン | 64,008円/年 | 114,833円/年 | 132,306円/年 | 142,530円/年 | 156,595円/年 | 190,675円/年 |
新潟県民Cプラン | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 156,595円/年 | 190,675円/年 |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※基本料金および電力量料金の合算値となります。
※年間電気代は、一人暮らし(30A相当、月間210kWh)、二人暮らし(40A相当、月間360kWh)、三人暮らし(50A相当、月間400kWh)、四人暮らし(50A相当、月間430kWh)、五人暮らし(60A相当、月間460kWh)、六人暮らし(60A相当、月間560kWh)を利用した場合の推計値です。
各電気料金プランのオプションは?
電気料金プランの利用によって、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | オプション |
---|---|
新潟県民Bプラン |
|
新潟県民Cプラン |
|
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
弊社(RAUL)は2005年の創業以来、一貫して「エネルギー・環境問題」をテーマに事業を展開して参りました。現場での長年の下積み経験によって、電気/ガスをより身近に感じていただきたくたく当サイトを運営しております。
補足
- 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、新潟県民電力の公式HPをご確認ください。