夏の平均的な月あたりの支出

本ページでは、夏の平均的な電気代を整理しております。また物価の上下等によって電気代の実質的な負担が変動するため、家計全体(食費や生活雑貨、家賃など)に対する電気代の割合を整理しております。なお光熱費削減の手段として、お得な電力・ガス会社への切替もご案内しております。

平均電気代
9306
家計の支出平均
238475

夏の平均電気代は?世帯人数・エリア別にご紹介!

  • 更新日:2024/07/08

各ご家庭が支払っている家計の支出総額の水準については、総務省統計局の「家計調査(統計法により指定されている基幹統計)」に目安が記されております。また「家計調査」の中には光熱費に関するデータも含まれており、その数値を抽出することで電気代の平均的な水準を把握することができます。

ただし補足として、「家計調査」は日本の全世帯に対する調査ではなく、ある一定の数のご家庭などから取得したデータを元に、日本全体の数値を推定したものであるため、厳密には正確な平均値ではありません。しかし、国内に存在するデータの中では最高水準の正確性と信頼性を持っていると考えられます。

また気象庁およびNHKでは春を3~5月、夏を6~8月、秋を9~11月、冬を12~2月の期間と区分しております。本ページでは、その定義に合わせ季節別データを抽出の上で表にて整理しております。

このように厳密な平均値ではないものの、当サイトでは家計調査による2023年6月~2024年5月のデータを参考に推計し、夏の平均電気代を整理しております。また、物価の上下等によっても光熱費の実質的な負担割合が変わってきますので、食費や生活雑貨、家賃などの諸々の家計全体の支出に対する電気代の割合も整理しております。

なお過去のデータを参照されたい方は、2004年以降の直近20年間の電気代をコチラに整理しておりますのでご参考ください。

家計調査のデータを参照するところによると、夏の電気代平均は9306円という結果になりました。夏における平均的な家計の支出総額は238475円であり、そのため電気代が家計に占める割合は3.9%となります。

また各月ごとの平均電気代も下記表にて整理しておりますのでご参考ください。基本的には、気温が下がるほどに電気代の支払額も大きくなっていく傾向にあることが分かります。ただ、電気の使った月と支払月は1ヶ月ほど遅れるケースも多く、そのあたりも考慮する必要があります。例えば6月に利用した電気の請求は7月になるといった形です。そのため、実際の季節による気温変化に対し、電気代の支払タイミングが若干遅れることもありますので、その点も加味した上でご参照ください。

月別の平均電気代

2024年3月 13,780円 12531円
2024年4月 12,799円
2024年5月 11,013円
2023年6月 9,270円 9306円
2023年7月 8,627円
2023年8月 10,022円
2023年9月 11,006円 10439円
2023年10月 10,780円
2023年11月 9,530円
2023年12月 9,987円 12001円
2024年1月 12,376円
2024年2月 13,639円

夏における世帯人数別の電気代の平均はどの程度?

前述の通り、夏の平均電気代は9306円となりますが、これは日本全体の全世帯における統計的な推計値となります。ただ、実際には世帯人数や地域によって電気代の水準は大きく異なってきますので、それらのデータも参照することで、より正確に皆様が支払っている電気代の水準を測ることができます。

まずは世帯人数別データですが、夏における電気代の平均値は一人暮らしで5756円、二人暮らしで8341円、三人暮らしで9755円、四人暮らしで10190円、五人世帯で10510円、六人世帯で14990円となります。下記にて表形式で整理しておりますので、ご参考ください。基本的には、世帯人数が多くなるにつれて電気代の支払額も大きくなっていく傾向にあることが分かります。

夏の平均電気代 夏の家計の支出平均額 電気代が家計に占める割合(平均値)
平均 9306円 238475円 3.9%
一人暮らし 5756円 137290円 4.19%
二人暮らし 8341円 216416円 3.85%
三人暮らし 9755円 256002円 3.81%
四人暮らし 10190円 264826円 3.85%
五人暮らし 10510円 280088円 3.75%
六人暮らし 14990円 276225円 5.43%

夏における地方別の平均電気代、北陸地方が支払額トップ!

電気代は、エリアによっても平均的な支払額の水準が異なってきます。ここでは、各地方別の電気代のコスト構造を算出しております。月あたりの平均コストとしては、夏の時期に最も電気代を多く支払っている地域は北陸地方、一方で最も電気代の支払いが少ない地域は近畿地方という結果になりました。詳細については下記表に整理しておりますのでご参考ください。

夏の電気代 ランキング 夏の家計の支出平均額 夏の電気代が家計に占める割合
全国 9306円 -- 238475円 3.9%
北海道 7741円 7位 241984円 3.2%
東北 9061円 3位 240401円 3.77%
関東 7554円 8位 271426円 2.78%
北陸 10231円 1位 269847円 3.79%
中部 7952円 6位 254885円 3.12%
関西 6804円 10位 259069円 2.63%
中国 8975円 4位 238916円 3.76%
四国 8647円 5位 243109円 3.56%
九州 6827円 9位 239645円 2.85%
沖縄 9865円 2位 204130円 4.83%

夏における都道府県別の平均電気代、福井県が支払額トップ!

前述の通り、エリアによって電気代の水準は異なってきますが、ここではより細かく、都道府県別のデータを算出いたします。結果として、夏の時期に最も電気代を多く支払っている都道府県は福井県、一方で最も電気代の支払いが少ない都道府県は兵庫県という結果になりました。こちらも、下記の通り電気代の平均値を一覧表に整理しておりますのでご参考ください。

夏の電気代 ランキング 夏の家計の支出平均額 夏の電気代が家計に占める割合
全国 9306円 -- 238475円 3.9%
北海道 8624円 12位 254552円 3.39%
青森県 8633円 11位 221383円 3.9%
岩手県 7901円 23位 256058円 3.09%
宮城県 8131円 19位 233224円 3.49%
秋田県 8879円 10位 238069円 3.73%
山形県 9351円 7位 245395円 3.81%
福島県 8924円 9位 272038円 3.28%
茨城県 7795円 25位 272781円 2.86%
栃木県 7898円 24位 291948円 2.71%
群馬県 7111円 33位 263095円 2.7%
埼玉県 7651円 27位 266231円 2.87%
千葉県 6919円 38位 217481円 3.18%
東京都 7049円 34位 290826円 2.42%
神奈川県 7149円 32位 274694円 2.6%
新潟県 8316円 17位 251755円 3.3%
富山県 10230円 2位 275440円 3.71%
石川県 9970円 4位 276000円 3.61%
福井県 13023円 1位 244377円 5.33%
山梨県 6266円 45位 232644円 2.69%
長野県 7455円 28位 273090円 2.73%
岐阜県 8431円 16位 280098円 3.01%
静岡県 8603円 13位 241939円 3.56%
愛知県 7955円 22位 264477円 3.01%
三重県 6930円 37位 293321円 2.36%
滋賀県 6875円 39位 261329円 2.63%
京都府 6705円 42位 257770円 2.6%
大阪府 7036円 36位 231557円 3.04%
兵庫県 5577円 47位 231128円 2.41%
奈良県 6749円 41位 273344円 2.47%
和歌山県 7966円 21位 234734円 3.39%
鳥取県 9496円 5位 214908円 4.42%
島根県 10121円 3位 234554円 4.31%
岡山県 7420円 29位 260053円 2.85%
広島県 8005円 20位 250905円 3.19%
山口県 8582円 15位 224328円 3.83%
徳島県 9134円 8位 263876円 3.46%
香川県 8254円 18位 242588円 3.4%
愛媛県 7720円 26位 208314円 3.71%
高知県 8590円 14位 241703円 3.55%
福岡県 6388円 44位 255800円 2.5%
佐賀県 7239円 31位 217455円 3.33%
長崎県 5722円 46位 235101円 2.43%
熊本県 7261円 30位 224180円 3.24%
大分県 7038円 35位 263264円 2.67%
宮崎県 6432円 43位 239150円 2.69%
鹿児島県 6864円 40位 248262円 2.76%
沖縄県 9363円 6位 216322円 4.33%

夏における電気代以外の光熱費は?

当サイトでは、電気代以外の光熱費の平均額も整理し皆様にご案内差し上げております。それら光熱費の水準を知りたい方におかれましては、下記リンクより当該ページをご覧ください。

【電気代の削減ですべきこと①】お得な電力会社の料金プランに切替

ここまで電気料金の平均水準に関するデータをご案内してきましたが、毎月支払う必要のある光熱費はできる限り金額を抑えたい方も多いと思います。その点で、まずやるべきことは「お得な電力会社・ガス会社の料金プランへの切替」と考えられます。理由としては、料金プランの切替は手間が少なく、なおかつ生活スタイルを変えずに無理なく高い効果が期待できるため、最初に検討すべき項目と言えます。。

ただし、電力・ガス会社は多岐にわたり、どのような料金プランを選択するかは難しい部分があります。そのため当サイトは国内3000以上におよぶ電気料金プランを調査し、その中から安価なオススメの電力会社・プランを厳選してご紹介しております。年間の電気代の支払いを数千円~数万円安くできる可能性があるほか、お申込みの際に使えるお得なキャンペーンコード等もご紹介しております。電気料金プランの切替方法が分からない方におかれましては、「5分で簡単、電気料金プランの切り替え方法」のページを用意いたしましたのでご覧ください。

なお電気代以外にも光熱費削減という観点で、LPガスをお使いの方におかれましては、「LPガスのオススメ比較サービス」をご案内差し上げます。当サイトでは、国内でトップクラスの実績および事業アセットを保有する「エネピ」および「ガス屋の窓口」を推奨しております。LPガスの料金削減を検討する際には、この2つのサービスを利用しておけば、まず間違いない結果が得られるものと考えられ、国内で再安価水準のガス事業者を見つけられることが想定されます。

都市ガスをご利用の方におかれましては、オススメの都市ガス会社も紹介しております。電気と都市ガスのセット割引でお得な電力会社をご案内しております。この機会に料金プランを見直し、毎月の光熱費を抑えてみてはいかがでしょうか。

紹介ページ
お得な電気料金プランをお探しの方 おすすめ・安価な電力会社を徹底比較/電気プランランキング
お得な都市ガスプランをお探しの方 安価なガス料金プランを徹底比較!おすすめもご紹介
安価なプロパンガス業者をお探しの方 LPガスの一括見積サービスご案内

【光熱費の削減ですべきこと②】節電で電気使用量自体を少なくする

光熱費の削減には電気使用量を少なくする「節電」も一定の効果が見込めます。下記にて、節電する際に気を付けるべき事項を2種類に大別してご案内いたします。

1.家電の買い替え

1つ目は、家電を買い替える方法です。現在の最新家電は昔の家電と比べはるかに省エネ機能が優れています。どの家電も寿命は大体8~10年ほどなので、この年数よりも長く使っている場合、最新型に買い替えた方がスペックとしても節電としてもお得です。このように家電を新しくすることによって消費電力を大幅に削減することが期待できます。

また、照明を白熱電球からLEDライトに変えることもおすすめです。白熱電球より省エネであることはもちろん、明るさや寿命も大きく違います。白熱電球より高いお値段になってしまいますが、白熱電球の寿命が1,000時間なのに対し、LEDライトの寿命は40,000時間と約40倍も長持ちします!もしお家の照明が白熱電球だった場合、LEDライトに変えてみてはいかがでしょうか?(LEDライトのオススメ製品はコチラ

家電を新たに買うことでさらにコストがかかってしまう面もありますが、省エネの面で見れば古い家電は買い替えた方が毎月の光熱費がお得になります。多くの家電は1年に1度、モデルチェンジをしますが、モデルチェンジの前に旧型のモデルが値下がりしている場合が多いため、安く家電を買う絶好のタイミングです。また、年末年始には家電を買い替える人が多く、その際に家電量販店はセールを行うこともあるので、そこでも家電を安く買える可能性があります。安く買いたい方はその時期を狙い目にして買い替えるのがおすすめです。その他、当サイトでもおススメの家電一覧を整理しておりますので、どの家電を購入するか迷っておられる方は是非ともご覧ください。

2.家電の使い方を工夫する

2つ目は、家電の使い方を工夫する方法です。下記にて効果の高い方法をピックアップしご案内いたします。また各家電の電気代水準や、おススメの節電方法等は家電の電気代一覧ページに整理しておりますので、宜しければご参考ください。

冷蔵庫の場合
壁から離す

冷蔵庫は壁との距離が近いと十分な放熱ができず消費電力に影響が出てしまうケースがあります。そのため壁との距離が近い場合は、一定程度の距離を保つことで省エネが期待できます。背面との距離は5cm位、側面は2cm程度、上部5cmm以上の隙間がおススメです。

「開けっぱなし」を減らす

扉を開けっぱなしにしてしまうと、閉めた時に再び冷蔵庫内を冷やすために電力を余計に使ってしまいます。「開けっぱなし」を減らすことで、少しですが電気代を削減することができます。

中身の量を適当にする

冷蔵庫は冷気をファンで循環することによって内部を冷やしています。そのため詰め込みすぎると冷気が循環せず、効率が悪くなってしまいます。逆に冷凍庫の場合は冷凍されたものが保冷剤の役割になって冷気が安定するので、電気代の削減に繋がります。

エアコンの場合
夏は温度を上げる、冬は温度を下げる

環境省によると、エアコン設定温度を1℃緩和した場合の消費電力量は、冷房時約13%、暖房時約10%削減されると見込まれています。このように、設定温度を変えるだけで簡単に節電をすることができます。

フィルターの掃除

フィルターは集塵した微粒子などで汚れるので、こまめに掃除しましょう。フィルターの掃除をすることで吸い込む力が回復し、風量が十分に出るようになります。夏の場合は、エアコンの温度を1℃上げなくてもフィルターを掃除することによって室温を快適な状態にできます。使用している期間は最低でも1ヶ月に1度は掃除するようにしましょう。

「つけっぱなし」も時には効果的

エアコンは外気温と設定温度の差が激しくなると消費電力が大きく増えますので、短時間なら「つけっぱなし」のほうが電気代を削減することができます。しかし、30分以上の外出の場合は消したほうが電気代はかからないケースが多いです。外出する時間に合わせて効率的な方法で使用しましょう。

洗濯機の場合

洗濯物はなるべくまとめて洗うようにすると、水や電気代の節約になります。ただし洗濯物を入れすぎると洗濯機の周りが悪くなってしまうので、入れすぎには注意しましょう。また、天気の良い日は脱水時間を短くして洗濯機の稼働時間を減らし、太陽の光で乾かすことでも節電につながります。

テレビの場合

テレビは音量や明るさを上げすぎないことで節電することができます。省エネモードが付いているテレビもあるので、リモコンで省エネモードにできるか確認してみてください。なお、昔のテレビだと待機電力削減のために主電源をオフにすることが非常に効果的でしたが、最近のテレビは待機電力が抑えられているため、省エネ効果は昔の製品よりは落ちます。ただ、余力があれば待機電力の削減も有効です。

パソコンの場合

パソコンはシャットダウンをするときに一番電力が消費しています。パソコンを短時間使用しないときはスリープモードにしておき、90分以上の長い時間使わないときは必ずシャットダウンしましょう。また、パソコン内に熱がこもらないように排気口を定期的に掃除するのも効果的です。モニターの明るさもうまく調節することができれば消費電力を抑えることができます。

ホットカーペットの場合

もしこれからホットカーペットを買う方であれば、消費電力は大きさに比例するため無駄のない大きさにしましょう。温度もなるべく低い設定にしておくと良いでしょう。また、断熱シートを下に敷くことで熱が逃げるのを防ぎ、運転効率を上げることができます。もし分割して温めることができるホット―カーペットの場合、人がいないところはoffにしておくと無駄な電力を消費することはありません。

こたつの場合

こたつ布団(上掛け布団)と敷布団を合わせて使うことが省エネには効果的です。こたつでせっかく暖かくなった空気が、外に逃げてしまうと意味がありません。こたつの床面には敷布団を敷き、さらにその下にホットカーペットなどを敷いておくと殊更に熱が逃げにくくなります。また、湯たんぽと併用して使うことで設定温度を下げることができるので、湯たんぽを使うこともおすすめします。

炊飯器の場合

製品によって異なりますが、炊飯器は4時間以上保温すると電子レンジで温めた方が電力を消費しないので、4時間以上の保温はしないようにしましょう。またお米を炊き終わったタイミングで、主電源を切る癖をつけておくことも効果的です。その他にも、一度に多めにお米を炊いておき残ったご飯は冷凍しておくと、その分炊飯器の使用を少なくできますので、電子レンジで解凍する電気代を考慮しても最終的には電気代の節約になります。

電気ポットの場合

電気ポットでお湯を沸かすときはなるべく必要な分だけ沸かすようにしましょう。沸かす分だけ電気代は高くなってしまい時間もかかるので、必要な分だけお湯を沸かした方が時間の節約にもなります。

電子レンジの場合

電子レンジの中に汚れが残っていると、マイクロ波が汚れに反応してしまい温める効率が悪い状態でになってしまうため、掃除して効率よく使用できるようにしましょう。解凍が必要なものは事前に冷蔵庫に移し解凍しておくと、電子レンジの使用時間が減り節約になります。

ドライヤーの場合

少しでも乾かす時間を少なくするためにも、よくタオルで拭いてから乾かします。吸水性の高いタオルを購入するとより効果的です。使用した後はコンセントを抜いておくことも良いでしょう。

トイレの場合

便座が暖かくなるタイプのトイレはフタを開けたままにしておくと熱が逃げてしまいます。なるべくフタは閉めておくようにしましょう。また便座カバーをつけることで、そもそも便座を温める必要がなくなるため大きな節電になります。便座カバーをつければ冬にヒヤッとする感覚もなくなるのでおすすめです。

夏の季節に特に効果的な節電方法

夏は気温が高く日照時間も長いため部屋が蒸し暑くなってしまい、冷房を長く使用して電気代が高くなってしまう傾向にあります。家電や電気を使わないアイテムを上手に使って、効率よく節電をしながら暑さを乗り切りましょう。

エアコン

気温が最も高くなる14時頃は電気代も高く設定されているので、使用する際は注意が必要です。とはいえ、エアコンをつけないと熱中症になる恐れもあります。なので、極端に使用を控えるのではなく、自動運転に切り替えることで、部屋を涼しくしつつ省エネで節電できます。環境省によると室温の目安は28℃となっており、ただ暑いと感じれば無理せずに設定温度を下げるようにしてください。

なお涼しい空気は足元に溜まりやすいので、風向きは水平に設定しましょう。ただし、室外機に直射日光が当たったり風通しが悪かったりすると熱が溜まってしまい、消費電力も大きくなってしまいます。室外機には日よけを設置しておきましょう。また、サーキュレーターや扇風機などで涼しい風を室内に循環させ、空気全体を冷やすのも有効的です。

冷蔵庫

冷蔵庫付近の放熱性が悪いと、冷蔵庫から発生する熱と夏の高い気温によって冷蔵庫自体が暖かくなってしまいます。冷蔵庫は、室内の温度と外気温との間に差があればあるほど電気代がかさんでしまうため、隙間を空けるように設置したり、なるべく物を乗せたりしないようにしましょう。

また、物を詰めすぎたり、開閉の機会が多いと冷気が回らなくなってしまい電力消費が大きくなってしまいます。特に出来立ての温かい料理を冷蔵庫で保存しようとしてそのまま入れてしまうと、冷蔵庫内の温度が上がってしまい、より電力を消費してしまうことになります。温かい料理は粗熱が取れるまで冷ましてから冷蔵庫にしまいましょう。逆に冷凍庫はなるべく食材を寄せて詰めるように入れることで、食材同士が冷やし合うので電力消費を抑えることができます。

カーテン・断熱シート

日中帯は断熱カーテンを閉めたり窓用の断熱シートを使用したりなど、日光で部屋が暖かくなってしまうのを抑えましょう。そうすることで、エアコンを使用する際に部屋をより効率的に冷やすことができることから、消費電力を抑えることができ、節電に繋がります。

照明

夏の間は日照時間が長いので、なるべく窓やベランダを開ける時間を長くし、照明をつけないようにするのも簡単にできる節電方法の一つです。また、照明による節電においてのポイントは、LED照明を使用することです。LED照明は購入時点では値段が高いのですが、他の照明よりも省エネであるため消費電力を抑えられる他、放熱が少ないので部屋を暖めてしまうことがない、というメリットがあります。

温水洗浄便座

温水洗浄便座は、夏の間は便座はそれほど冷たくはならないので、設定を「弱」にすると節電になります。もしくは、電源を落としておきましょう。夏の期間であれば、電源を落としておいても意外と気にならない方も多いと思います。

サーキュレーター・扇風機

エアコンの節電方法でも登場したサーキュレーターや扇風機ですが、そのまま直接風にあたると体を素早く冷やせるため、エアコンの使用を抑えられます。ただ、直接風にあたる時間が長いと風邪をひくかもしれず、短い時間に抑えましょう。また、最近ではUSBで充電できるコードレスのサーキュレーターなども販売されており、オール電化プランの方は電気料金が安い夜間に充電を済ませておいて、電力が多く使われる日中帯に使用することで効率よく電気代を抑えられます。

冷感グッズ

電気を使わないで体を冷やすことのできる、冷感グッズは数多く販売されています。水で濡らししっかりと絞った後に振ることで冷たくなるタオルや、触るとひんやりと冷たく感じる特殊な生地が使われたマットなど、日常生活の中で使いやすいアイテムで節電ができます。

衣服

薄着になるのはもちろんですが、インナーでも体を冷やすことができます。多くのインナーは汗をすぐに乾かし、風通しをよくすることができる機能をもっており、エアコンの温度をそれほど低く設定しなくても涼しく快適に過ごすことができます。

【光熱費の削減ですべきこと③】待機電力を少なくする

節電方法の3つ目は、待機電力を少なくする方法です。待機電力とは、電気製品を使用していなくてもかかってしまう電力のことを指します。正式名称は「待機時消費電力」です。

家庭において、待機電力はどのくらい消費しているのでしょうか。資源エネルギー庁の報告に、一世帯あたりの家庭の消費電力量は年間で約4,500kWh、そのうちの約300kWhが待機電力であるというデータがあります。この数字を参照すると、一般家庭の消費電力に占める待機電力の割合は約6%であるといえます。そのため、2023年の各家庭の電気代水準を参照しますと、年間で全体平均としては7359円程度の待機電力による電気代がかかっていると想定されます。

次に、待機電力を削減するための方法をいくつかご紹介します。1つは、使用していない間は電気製品のコンセントを抜く方法です。電気製品を使用していないときはこまめにコンセントを抜くようにします。これ以外にも、節電タップを使用するという方法があります。節電タップは、電気製品とコンセントの間に繋いで使用します。スイッチひとつで簡単にオン・オフの切り替えをすることができるため、節電タップのスイッチをオフにすることで、コンセントを抜かなくても待機電力を削減することができます。節電タップはお洒落な製品も多くあり、SAYBOURの節電タップもおススメです。

なお、待機電力の消費量が多い家電製品をいくつか挙げると、ガス給湯器、エアコン、テレビがあります。これらの電気製品は家庭で消費する電力のうち、待機電力が占める割合が大きいので、まずはこれらの電気製品から優先的に対策をする必要があります。待機電力は微力ですが、蓄積すると大きな電力となります。少しでも電気代を節約するために待機電力に注意を向けてみるのもよいでしょう。

【光熱費の削減ですべきこと④】節電グッズを使用する

最後に、節電グッズをご紹介いたします。ユニークな製品も数多く開発されており、皆様の生活を快適にしながら省エネも実現できるものと考えられます。本ページでは、特におススメの製品を下記にてご紹介いたしますので、是非ともご参考いただければ幸いです。

NEIGHBOR CLOWN 冷蔵庫用 省エネカーテン 吸盤取付式 脱臭機能付き

冷蔵庫の冷気を閉じ込めて冷却効果を高めることで節電するグッズです。冷蔵庫カーテンを使用することで、冷蔵庫を開閉した際の冷蔵庫内の温度が一時的に上昇するのを防ぐことができます。しかし、冷蔵庫カーテンを使用することによるデメリットもあります。カーテンが邪魔をして中のものが取りづらいこと、カーテンの手前のドアポケットに入っている卵や牛乳などに冷気が届きづらく傷みやすくなるケースがあることが挙げられます。冷気を逃がさないことで節電効果が期待される冷蔵庫カーテンですが、使用する際は、できる限りドアポケットを使わないこと、庫内に物を詰め込み過ぎないことをおすすめします。

エルパ (ELPA) 簡易電力量計 エコキーパー (EC-05EB 1654300) 電力量計

ワットモニターとは、使用している電気製品の電力や電気代を測定できる装置です。取り付け方は簡単で、測定したい電気製品のプラグとコンセントの間に差し込みます。使用した電気代が画面に表示されるので、どのくらい電気代を消費しているのかが一目でわかり、節電意識が高まるという効果があります。また待機電力、CO2排出量まで測定してくれます。

冷感 夏用 アイスネックリング

アイスリングは、直接肌につけることで体の熱を吸収し、心地よくクールダウンすることができる便利グッズです。28℃で凍る特殊な液体(PCM)を使用していて、首にかけて使用することができます。当然ですが夏は外が非常に暑いので、外出時に力を発揮します。もちろん室内でも使用することができるため、室内で作業をする際にも使用するとよりクールダウンができます。電気も必要ないので節電にはうってつけです。

Cool Time(クールタイム) 日よけ シェード

本製品は窓から差し込む日光を遮断しながら風を通す効果があります。まず、室内に熱を通しにくいため室内温度を下げます。また、打ち水をすると室内に入る風の温度を下げることができます。いわゆる「すだれ」としての効果があり、似たような製品はホームセンターなどでも売っているので、是非使用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

本ページでは2023年6月~2023年8月の家計調査データを参考に、夏の時期の電気代について分析し、それら情報を整理の上で一覧化しております。また光熱費の削減をご希望の方におかれましては、お得な料金プランの調査結果を別ページにて整理しております。電気代を削減したい方はコチラ、都市ガス代を削減したい方はコチラ、LPガス代を削減したい方はコチラをご参考いただけますと幸いです。

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