六人暮らしの平均水道代は？季節・エリア別にご紹介！

各ご家庭が支払っている家計の支出総額の水準については、総務省統計局の「家計調査（統計法により指定されている基幹統計）」に目安が記されております。また「家計調査」の中には光熱費に関するデータも含まれており、その数値を抽出することで水道代の平均的な水準を把握することができます。

ただし補足として、「家計調査」は日本の全世帯に対する調査ではなく、ある一定の数のご家庭などから取得したデータを元に、日本全体の数値を推定したものであるため、厳密には正確な平均値ではありません。しかし、国内に存在するデータの中では最高水準の正確性と信頼性を持っていると考えられます。

このように厳密な平均値ではないものの、当サイトでは家計調査による2023年6月~2024年5月のデータを参考に推計し、六人暮らしの平均水道代を整理しております。また、物価の上下等によっても光熱費の実質的な負担割合が変わってきますので、食費や生活雑貨、家賃などの諸々の家計全体の支出に対する水道代の割合も整理しております。

なお過去のデータを参照されたい方は、2004年以降の直近20年間の水道代をコチラに整理しておりますのでご参考ください。

データを参照するところによると、六人暮らしの水道代平均は8884円という結果になりました。六人暮らしにおける平均的な家計の支出総額は337263円であり、そのため水道代が家計に占める割合は2.63%となります。皆様の支払っている水道代が平均と比較して、どの程度の水準であるか把握する材料になりましたら幸いです。

六人暮らしにおける季節別の平均水道代、秋の利用量が多くなる傾向に

前述の通り、六人暮らしの平均水道代は8884円となりますが、これは日本全体の年間を通しての統計的な推計値となります。ただ、実際には季節や地域によって水道代の水準は大きく異なってきますので、それらのデータも参照することで、より正確に皆様が支払っている水道代の水準を測ることができます。

まずは季節別のデータですが、気象庁およびNHKでは春を3～5月、夏を6～8月、秋を9～11月、冬を12～2月の期間と区分しております。その定義に合わせると、六人暮らしでの春の平均水道代は7825円、夏では8052円、秋では8733円、冬では8182円といった結果になりました。最も水道代を多く支払っている季節は秋、一方で最も水道代の支払いが少ない季節は冬～春ということが分かります。

	水道代	家計の支出平均額	水道代が家計に占める割合
春(2024年3月~2024年5月平均)	7825円	299579円	2.61%
夏(2023年6月~2023年8月平均)	8052円	276225円	2.92%
秋(2023年9月～2023年11月平均)	8733円	283184円	3.08%
冬(2023年12月/2024年1月~2024年2月平均)	8182円	291949円	2.8%

月別の水道代

	水道代
2024年1月	7857円
2024年2月	8207円
2024年3月	7623円
2024年4月	8840円
2024年5月	7012円
2023年6月	6978円
2023年7月	9324円
2023年8月	7855円
2023年9月	8234円
2023年10月	10029円
2023年11月	7937円
2023年12月	8482円

六人暮らしにおけるエリア別の平均水道代、東北地方が支払額トップ！

水道代はエリアによっても平均的な支払額の水準が異なってきます。ここでは、各地方別の水道代のコスト構造を算出しております。月あたりの平均コストとしては、六人暮らしで最も水道代を多く支払っている地域は東北地方、一方で最も水道代の支払いが少ない地域は四国地方という結果になりました。詳細については下記表に整理しておりますのでご参考ください。

	水道代(六人暮らし)	ランキング	家計の支出平均額	水道代が家計に占める割合
全国	8884円	--	337263円	2.63%
北海道	6221円	6位	269199円	2.31%
東北	7961円	1位	267438円	2.98%
関東	6431円	3位	301952円	2.13%
北陸	7563円	2位	300196円	2.52%
中部	5490円	8位	283551円	1.94%
関西	6273円	4位	288205円	2.18%
中国	6224円	5位	265786円	2.34%
四国	5291円	10位	270451円	1.96%
九州	6050円	7位	266597円	2.27%
沖縄	5490円	8位	227088円	2.42%

六人暮らしにおける都道府県別の平均水道代、長野県が支払額トップ！

前述の通り、エリアによって水道代の水準は異なってきますが、ここではより細かく、都道府県別のデータを算出いたします。結果として、六人暮らしで最も水道代を多く支払っている都道府県は長野県、一方で最も水道代の支払いが少ない都道府県は大阪府という結果になりました。こちらも、下記の通り水道代の平均値を一覧表に整理しておりますのでご参考ください。

	水道代	ランキング	家計の支出平均額	水道代が家計に占める割合
全国	8884円	--	337263円	2.63%
北海道	4851円	44位	283181円	1.71%
青森県	7775円	7位	246281円	3.16%
岩手県	8251円	2位	284856円	2.9%
宮城県	6168円	27位	259454円	2.38%
秋田県	7528円	9位	264844円	2.84%
山形県	7903円	5位	272993円	2.89%
福島県	7182円	16位	302633円	2.37%
茨城県	7423円	10位	303460円	2.45%
栃木県	7701円	8位	324782円	2.37%
群馬県	7082円	17位	292685円	2.42%
埼玉県	6436円	22位	296173円	2.17%
千葉県	5714円	34位	241941円	2.36%
東京都	6292円	24位	323535円	1.94%
神奈川県	5920円	32位	305588円	1.94%
新潟県	7200円	15位	280069円	2.57%
富山県	7281円	13位	306417円	2.38%
石川県	7391円	12位	307041円	2.41%
福井県	7408円	11位	271862円	2.72%
山梨県	6276円	25位	258809円	2.42%
長野県	9341円	1位	303803円	3.07%
岐阜県	6883円	19位	311600円	2.21%
静岡県	6227円	26位	269149円	2.31%
愛知県	5705円	35位	294222円	1.94%
三重県	8214円	4位	326310円	2.52%
滋賀県	7254円	14位	290720円	2.5%
京都府	6485円	21位	286761円	2.26%
大阪府	4143円	47位	257600円	1.61%
兵庫県	5003円	43位	257122円	1.95%
奈良県	7816円	6位	304086円	2.57%
和歌山県	5186円	42位	261134円	1.99%
鳥取県	6685円	20位	239078円	2.8%
島根県	6961円	18位	260933円	2.67%
岡山県	6362円	23位	289300円	2.2%
広島県	4455円	45位	279123円	1.6%
山口県	6047円	31位	249558円	2.42%
徳島県	4243円	46位	293553円	1.45%
香川県	5262円	40位	269871円	1.95%
愛媛県	5702円	36位	231743円	2.46%
高知県	5275円	39位	268886円	1.96%
福岡県	6073円	30位	284569円	2.13%
佐賀県	5848円	33位	241912円	2.42%
長崎県	8246円	3位	261542円	3.15%
熊本県	6152円	28位	249393円	2.47%
大分県	5676円	37位	292872円	1.94%
宮崎県	6096円	29位	266046円	2.29%
鹿児島県	5227円	41位	276183円	1.89%
沖縄県	5323円	38位	240651円	2.21%

六人暮らしにおける水道代以外の光熱費は？

当サイトでは、水道代以外の光熱費の平均額も整理し皆様にご案内差し上げております。それら光熱費の水準を知りたい方におかれましては、下記リンクより当該ページをご覧ください。

• 六人暮らしの平均電気代
• 六人暮らしの平均ガス代
• 六人暮らしの薪・灯油等

まとめ

本ページでは2023年6月~2024年5月の家計調査データを参考に、六人暮らしの水道代について分析し、それら情報を整理の上で一覧化しております。また光熱費の削減をご希望の方におかれましては、お得な料金プランの調査結果を別ページにて整理しております。電気代を削減したい方はコチラ、都市ガス代を削減したい方はコチラ、LPガス代を削減したい方はコチラをご参考いただけますと幸いです。