掃除機の年間電気料金をご紹介いたします!
今日において、様々な企業やメーカーが作ってくれる便利な家電製品は、私たちの生活を毎日休むことなく下支えし続けてくれており、なくてはならない存在です。家電量販店だけではなく、Amazon等のオンラインストアにおいても、豊富な種類の家電をラインナップしていますので、複数の製品から簡単にご自身に適したものを見つけ、気軽に購入することもでき、とても便利な世の中になりました。
ただ、そうした便利な家電製品ですが、気になるのは電気代です。購入する際にも、どのくらいの電気代を支払い続ける必要があるのか、皆様ほんの少しは気になりますよね?そこで当サイトでは、各家電のカタログスペックに基づき家電毎の電気料金を算出し、その目安を皆様にご案内しております(家電類型別電気代DBはコチラ)。
本ページでは、「掃除機」にスポットライトをあて、利用する際に必要な電気料金や省エネ方法、また電力会社を切り替えた際の電気代削減額の目安等をご紹介いたします。特に電力会社を切り替えた際の電気代削減のインパクトは大きく、毎日の電気代をできる限り抑えたい方には非常におススメです(おススメの電力会社はコチラをご覧ください)。なお、掃除機のご購入をお考えの方は、下記にておススメの製品をまとめておりますので宜しければご参考ください。
掃除機について
掃除機とは室内のごみやほこりを除去し、清潔にする家電です。掃除機がごみを吸い取る仕組みはモーターによって回るファンが掃除機の先端口からごみを吸い込むというものです。掃除機にはモーターやファンなどの内部構造の違いや掃除機自体の形状の違いなどがあります。種類はポットタイプ(キャスタータイプ)、スティックタイプ、アップライトタイプ(ほうき型)、ハンドタイプ(携帯型)などがあります。現在の家庭用の主流はフロアタイプで、ごみ処理方法などにも工夫がなされ、500ワット前後のものが主になっています。
キャスタータイプは昔ながらの形で、モーターをキャスターで運ぶタイプのものです。吸引力はこのモデルが飛び抜けて強いタイプです。広い部屋やちりが多い空間の掃除に適しています。スティックタイプは、片手で扱える比較的軽量の掃除機でスリムなタイプです。近年はコードレスのものも増えており、コードの長さを気にせず掃除することができます。ただし、ダストカップが比較的小さいことからこまめなお手入れが必要です。
アップライトタイプは、じゅうたんなどの床面掃除に適しています。表面にあるごみだけでなく、じゅうたん繊維の奥にある塵も集めることがもとめられるため、強い吸引力と特殊なブラシ構造が求められます。
ハンドタイプは、階段、机上、小面積の掃除に適し、二台目として使われることが多いです。特殊な型としては、本体を固定したまま各部屋に配管して、ホースだけを移動し、各部屋に設置した吸込部を使って掃除するセントラルクリーナーや、汚水を吸うことのできるウェットバキュームなどもあります。吸い込んだごみを集塵ケース内の空気の渦で分離する、紙袋不要のサイクロン方式の掃除機や、室内を自動的に動き回って掃除するロボット式のものもあります。
掃除機の電気料金の計算方法
基本的に、家電製品のカタログスペックの中には消費電力量に関する項目があり、この項目の数値を参照することで電気料金を算出することができます。大体の家電のカタログ表にはW単位で記載されており、例えば500Wの家電であれば、「500(W)÷1000×電気料金単価」の式により1時間当たりの電気代を求めることができます。
電気料金単価は電力会社により異なりますが、例えば「30.57円/kWh」であった場合、「500(W)÷1000×30.57=15.285円」となります。そのため、500Wの家電を1時間利用した場合の電気代は、15.285円となります。
それでは、この計算式を掃除機にも当てはめていきます。掃除機の場合、サイズや機能等により異なりますが、概ね600W程度の製品が多いため、掃除機を1時間利用した際の電気代は目安として「600(W)÷1000×30.57=18.34円程度」となります。利用時間別の電気代目安は下記表にまとめておりますので、ご参考ください。
利用時間 | 掃除機の電気代 |
---|---|
1分 | 0.31円 |
10分 | 3.06円 |
1時間 | 18.34円 |
24時間 | 440.21円 |
このような計算式を基本として、本ページでは「掃除機」のスペックを元に様々な角度から電気料金を算出しています。なお、特殊な電気の算出法となる家電につき計算の困難な製品については、経済産業省資源エネルギー庁による「省エネ性能カタログ」も参考にしながら概算値を求めています。
掃除機の年間電気料金
掃除機の年間電気料金は、概ね「1674円」となります(1日15分、毎日使用した場合)。なお、家計全体における2022年度の平均電気代は月間で10559円、年間では126708円のため、掃除機の電気代は電気料金全体の1.32%程度を占めることとなります。
年間の電気代(目安):1674円
※1日15分、毎日使用した場合
※30.57円/kWhとして算出
※2020年製の製品におけるスペックより算出
掃除機の機能や出力の強弱による電気代の違い
同じような掃除機であっても、機能や出力の違いにより電気料金は変わってきます。基本的には、機能が増えたり、出力が増えるともちろん電気代も増えていきます。下記表では、掃除機の機能や出力別の電気料金を整理しておりますのでご参考ください。スティックタイプの掃除機が最も電気代が安くなります。キャスタータイプのものは紙パック式のものよりもサイクロン式のものの方が電気代を抑えることが出来ます。また、サイクロン式は電気代が安いだけでなく、高い吸引力があります。
スティックタイプ(コードレス) | キャスタータイプ(サイクロン式) | キャスタータイプ(紙パック式) | |
---|---|---|---|
1分 | 0.02円 | 0.39円 | 0.45円 |
10分 | 0.17円 | 3.92円 | 4.48円 |
1時間 | 1.01円 | 23.54円 | 26.90円 |
24時間 | 24.21円 | 564.93円 | 645.64円 |
年間推定 | 92円 | 2,148円 | 2,455円 |
掃除機の省エネ方法をご紹介
代表的な掃除機の省エネ方法は下記の通りです。掃除機の使い方を見直すことで、毎日の電気料金を少しでも安くできます。電気料金の削減にあたっては、手間とコストのバランスが大切なので、全ての家電で省エネ手段を実施するのは大変かと思いますが、何らかご参考になれば幸いです。
- 部屋を片付けてからかける
利用時間を一日一分短縮した場合、年間約150円節約出来ます。 - 掃除機内のごみはためない
バック内のごみを常に空にしてから使うと年間約40円節約出来ます。 - ほうきやモップも使う
エネルギーゼロのほうきやモップと併せて使い分けると省エネになります。
最後に、掃除機のオススメ製品をご紹介
電気プラン乗換コムでは、独自の評価基準に基づき「掃除機」のおススメ製品をご紹介しております。新品の掃除機のご購入を検討しておられましたら、ぜひとも記事をご覧いただき、その内容が少しでもご参考になりましたら幸いです。