炊飯器の年間電気料金をご紹介いたします!
今日において、様々な企業やメーカーが作ってくれる便利な家電製品は、私たちの生活を毎日休むことなく下支えし続けてくれており、なくてはならない存在です。家電量販店だけではなく、Amazon等のオンラインストアにおいても、豊富な種類の家電をラインナップしていますので、複数の製品から簡単にご自身に適したものを見つけ、気軽に購入することもでき、とても便利な世の中になりました。
ただ、そうした便利な家電製品ですが、気になるのは電気代です。購入する際にも、どのくらいの電気代を支払い続ける必要があるのか、皆様ほんの少しは気になりますよね?そこで当サイトでは、各家電のカタログスペックに基づき家電毎の電気料金を算出し、その目安を皆様にご案内しております(家電類型別電気代DBはコチラ)。
本ページでは、「炊飯器」にスポットライトをあて、利用する際に必要な電気料金や省エネ方法、また電力会社を切り替えた際の電気代削減額の目安等をご紹介いたします。特に電力会社を切り替えた際の電気代削減のインパクトは大きく、毎日の電気代をできる限り抑えたい方には非常におススメです(おススメの電力会社はコチラをご覧ください)。なお、炊飯器のご購入をお考えの方は、下記にておススメの製品をまとめておりますので宜しければご参考ください。
炊飯器について
炊飯器はガスまたは電気の熱源と容器を組み合わせて炊飯を行う器具です。炊飯器が一般化するのは、1955年の電気釜、58年のガス釜の登場からです。いずれも最初にスイッチを入れれば、あとは調節の手間もいらない自動式炊飯器で、それまで、火加減の調整が複数回必要だった米の炊飯に割く主婦の労力を減らす機器として一挙に普及しました。
現在炊飯器には大きく分けて「マイコン式」と「IH式」という2種類があります。「マイコン炊飯器」は、本体の底部に取り付けられたヒーターによって内釜を加熱し、炊飯・保温を行う炊飯器のことです。1979年に初めて発売されたタイプです。底を加熱して内釜に熱を伝導するので、仕組みとしてはコンロに釜を乗せて炊飯することと同じ原理となります。火力が弱く、量によっては炊きムラが出るので少量且つその日食べる分のみを炊飯するために使用する方に向いています。
「IH炊飯器」は、電磁力を利用して内釜全体を直接加熱し、炊飯・保温を行う炊飯器のことです。近年はその性能に注目が集まり、マイコン式に変わって主流になりつつあります。マイコン式と違い、底部だけでなく側面部や上部(フタ部分)など全方位から強い火力で一気に炊き上げる点が特長です。そのため内釜全体を均一にムラなく加熱することができます。また、IH式の1つとして、圧力を加えることで水の沸点を高め、さらに高温で調理できる「圧力IH炊飯器」も注目されています。もちもちの食感が冷めても楽しめるためお弁当やおにぎりに最適です。
炊飯器の電気料金の計算方法
基本的に、家電製品のカタログスペックの中には消費電力量に関する項目があり、この項目の数値を参照することで電気料金を算出することができます。大体の家電のカタログ表にはW単位で記載されており、例えば500Wの家電であれば、「500(W)÷1000×電気料金単価」の式により1時間当たりの電気代を求めることができます。
電気料金単価は電力会社により異なりますが、例えば「30.57円/kWh」であった場合、「500(W)÷1000×30.57=15.285円」となります。そのため、500Wの家電を1時間利用した場合の電気代は、15.285円となります。
それでは、この計算式を炊飯器にも当てはめていきます。炊飯器の場合、サイズや機能等により異なりますが、概ね161.6W程度の製品が多いため、炊飯器を1時間利用した際の電気代は目安として「161.6(W)÷1000×30.57=4.94円程度」となります。利用時間別の電気代目安は下記表にまとめておりますので、ご参考ください。
利用時間 | 炊飯器の電気代 |
---|---|
1分 | 0.08円 |
10分 | 0.82円 |
1時間 | 4.94円 |
24時間 | 118.56円 |
このような計算式を基本として、本ページでは「炊飯器」のスペックを元に様々な角度から電気料金を算出しています。なお、特殊な電気の算出法となる家電につき計算の困難な製品については、経済産業省資源エネルギー庁による「省エネ性能カタログ」も参考にしながら概算値を求めています。
炊飯器の年間電気料金
炊飯器の年間電気料金は、概ね「2705円」となります(1日1回(90分)炊飯する場合)。なお、家計全体における2022年度の平均電気代は月間で10559円、年間では126708円のため、炊飯器の電気代は電気料金全体の2.13%程度を占めることとなります。
年間の電気代(目安):2705円
※1日1回(90分)炊飯する場合
※30.57円/kWhとして算出
※2020年製の製品におけるスペックより算出
サイズ毎の炊飯器の電気代
炊飯器のサイズごとの電気代目安を表・グラフにまとめました。ただ、炊飯器は多様な製品が販売されているため、あくまで傾向としてご参考ください。製品の傾向としては、サイズが大きくなるほど電力消費量も大きくなる可能性があることが分かります。
サイズ | 年間電気代 |
---|---|
【サイズ小】3合~5.5合 | 2,055円 |
【サイズ中】5.5合~8合未満 | 2,705円 |
【サイズ大】10合以上 | 3,577円 |
炊飯器の機能や出力の強弱による電気代の違い
同じような炊飯器であっても、機能や出力の違いにより電気料金は変わってきます。基本的には、機能が増えたり、出力が増えるともちろん電気代も増えていきます。下記表では、炊飯器の機能や出力別の電気料金を整理しておりますのでご参考ください。保温時間が長くなればなるほど電気代が高くなります。炊飯器のサイズなどにもよりますが、10時間以上保温機能を使う場合、新たにご飯を炊くよりも電気代が高くなる可能性があります。食べる分だけ炊くまたは保温機能は使わずに保存するほうが、電気代削減効果が期待できます。
1時間保温時(5.5合) | 1時間の待機電力(5.5合) | |
---|---|---|
1分 | 0.01円 | 0.00円 |
10分 | 0.07円 | 0.00円 |
1時間 | 0.43円 | 0.02円 |
24時間 | 10.34円 | 0.56円 |
年間推定 | 236円 | 13円 |
炊飯器の省エネ方法をご紹介
代表的な炊飯器の省エネ方法は下記の通りです。炊飯器の使い方を見直すことで、毎日の電気料金を少しでも安くできます。電気料金の削減にあたっては、手間とコストのバランスが大切なので、全ての家電で省エネ手段を実施するのは大変かと思いますが、何らかご参考になれば幸いです。
- 保温を短くする
保温は1時間で0.45円かかります。風味も悪化し電力の消費も増えるので、短縮すると節約になります。 - タイマーを活用
保温時間を少なくするため、タイマー予約の活用が効果的です。 - 電子レンジで食べるときに温める。
8時間以上保温する場合、電子レンジで温め直した方が節約出来ます。 - 待機電力の削減
使わないときは、プラウをコンセントから抜くことも省エネに繋がります。
最後に、炊飯器のオススメ製品をご紹介
電気プラン乗換コムでは、独自の評価基準に基づき「炊飯器」のおススメ製品をご紹介しております。新品の炊飯器のご購入を検討しておられましたら、ぜひとも記事をご覧いただき、その内容が少しでもご参考になりましたら幸いです。