エアコンの年間電気料金をご紹介いたします!
今日において、様々な企業やメーカーが作ってくれる便利な家電製品は、私たちの生活を毎日休むことなく下支えし続けてくれており、なくてはならない存在です。家電量販店だけではなく、Amazon等のオンラインストアにおいても、豊富な種類の家電をラインナップしていますので、複数の製品から簡単にご自身に適したものを見つけ、気軽に購入することもでき、とても便利な世の中になりました。
ただ、そうした便利な家電製品ですが、気になるのは電気代です。購入する際にも、どのくらいの電気代を支払い続ける必要があるのか、皆様ほんの少しは気になりますよね?そこで当サイトでは、各家電のカタログスペックに基づき家電毎の電気料金を算出し、その目安を皆様にご案内しております(家電類型別電気代DBはコチラ)。
本ページでは、「エアコン」にスポットライトをあて、利用する際に必要な電気料金や省エネ方法、また電力会社を切り替えた際の電気代削減額の目安等をご紹介いたします。特に電力会社を切り替えた際の電気代削減のインパクトは大きく、毎日の電気代をできる限り抑えたい方には非常におススメです(おススメの電力会社はコチラをご覧ください)。なお、エアコンのご購入をお考えの方は、下記にておススメの製品をまとめておりますので宜しければご参考ください。
エアコンについて
エアコンとは、「エアー コンディショナー (air conditioner)」の略で、室内の空気の温度や、湿度などを調整する空調設備のことです。一般的な家庭用ルームエアコンの場合、室外機、室外機の間をガスなどの冷媒を用いて熱移動し、室内側、室外側それぞれの熱交換器で熱の放出、吸収をするヒートポンプという方式が用いられています。
冷媒を室外機側のコンプレッサー(圧縮機)で機械的に液化し、気化熱により熱を吸収させる仕組みの冷房と、逆に室外機側の熱交換器とコンプレッサーで作られた高温・高圧の気体を、凝縮熱によって熱を発生させる暖房を、冷媒のサイクルを逆にすることにより、ひとつのシステムで利用できるようになっています。
形態として、圧縮機・凝縮器・蒸発器が一体となった窓型と、圧縮機・凝縮器が一体となった室外機と、蒸発器が内蔵された室内機とで構成されるセパレート型(東芝では「スプリット型」という)の2種類があります。セパレート型では、日本などの東アジア圏では壁掛け型が主流ですが、欧州では横長長方形の窓型がほとんどです。
最近は、赤外線センサーや人工知能が付いた機器が登場しており、人の体感温度を予測し快適な室内環境を整えるために自動で温度調整や湿度の調整を行ってくれる機器や、人を感知しそこへ風を送る機能がついた機器などが販売されています。
エアコンの電気料金の計算方法
基本的に、家電製品のカタログスペックの中には消費電力量に関する項目があり、この項目の数値を参照することで電気料金を算出することができます。大体の家電のカタログ表にはW単位で記載されており、例えば500Wの家電であれば、「500(W)÷1000×電気料金単価」の式により1時間当たりの電気代を求めることができます。
電気料金単価は電力会社により異なりますが、例えば「30.57円/kWh」であった場合、「500(W)÷1000×30.57=15.285円」となります。そのため、500Wの家電を1時間利用した場合の電気代は、15.285円となります。
それでは、この計算式をエアコンにも当てはめていきます。エアコンの場合、サイズや機能等により異なりますが、概ね1082W程度の製品が多いため、エアコンを1時間利用した際の電気代は目安として「1082(W)÷1000×30.57=33.08円程度」となります。利用時間別の電気代目安は下記表にまとめておりますので、ご参考ください。
利用時間 | エアコンの電気代 |
---|---|
1分 | 0.55円 |
10分 | 5.51円 |
1時間 | 33.08円 |
24時間 | 793.84円 |
このような計算式を基本として、本ページでは「エアコン」のスペックを元に様々な角度から電気料金を算出しています。なお、特殊な電気の算出法となる家電につき計算の困難な製品については、経済産業省資源エネルギー庁による「省エネ性能カタログ」も参考にしながら概算値を求めています。
エアコンの年間電気料金
エアコンの年間電気料金は、概ね「35723円」となります(1日6時間、180日使用した場合)。なお、家計全体における2022年度の平均電気代は月間で10559円、年間では126708円のため、エアコンの電気代は電気料金全体の28.19%程度を占めることとなります。
年間の電気代(目安):35723円
※1日6時間、180日使用した場合
※30.57円/kWhとして算出
※2020年製の製品におけるスペックより算出
サイズ毎のエアコンの電気代
エアコンのサイズごとの電気代目安を表・グラフにまとめました。ただ、エアコンは多様な製品が販売されているため、あくまで傾向としてご参考ください。製品の傾向としては、サイズが大きくなるほど電力消費量も大きくなる可能性があることが分かります。
サイズ | 年間電気代 |
---|---|
【サイズ小】6~9畳 | 16,838円 |
【サイズ中】10~15畳 | 35,723円 |
【サイズ大】15~23畳 | 62,003円 |
エアコンを新しい製品に買い替えた場合の電気代目安
エアコンを新しい製品に買い替えた場合の電気代目安です(10~15畳の場合)。最新の製品に切り替えることにより、あくまで全体的な傾向としてはですが、電気代が安価になる可能性があります(個別の製品によって異なります)。
年度 | 年間電気代 |
---|---|
2013年 | 36,812円 |
2020年 | 35,723円 |
エアコンの機能や出力の強弱による電気代の違い
同じようなエアコンであっても、機能や出力の違いにより電気料金は変わってきます。基本的には、機能が増えたり、出力が増えるともちろん電気代も増えていきます。下記表では、エアコンの機能や出力別の電気料金を整理しておりますのでご参考ください。暖房モードと冷房モードを比較すると暖房モードの方が、わずかに消費電力が高くエアコン使用に伴う電気代は高くなる傾向があります。
冷房 | 暖房 | |
---|---|---|
1分 | 0.73円 | 0.75円 |
10分 | 7.29円 | 7.54円 |
1時間 | 43.72円 | 45.24円 |
24時間 | 1,049.16円 | 1,085.85円 |
年間推定 | 47,212円 | 48,863円 |
エアコンの省エネ方法をご紹介
代表的なエアコンの省エネ方法は下記の通りです。エアコンの使い方を見直すことで、毎日の電気料金を少しでも安くできます。電気料金の削減にあたっては、手間とコストのバランスが大切なので、全ての家電で省エネ手段を実施するのは大変かと思いますが、何らかご参考になれば幸いです。
- 夏の冷房時の室温は28℃を目安に
適切な温度に設定することにより節約になります。 - 冷房は必要な時だけつける
1日1時間短縮すると節約になります。夕方の涼しい時間は使用を控えてみましょう。 - 冬の暖房時の質問は20℃を目安に
適切な温度に設定することにより節約できます。 - 暖房は必要なときだけつける
服を着るなど暖房以外の防寒対策をしましょう。 - 風向き調整を活用する
励起は下に、暖房は上に集まるのでそれぞれ適した風向きに設定すると効果的です。
最後に、エアコンのオススメ製品をご紹介
電気プラン乗換コムでは、独自の評価基準に基づき「エアコン」のおススメ製品をご紹介しております。新品のエアコンのご購入を検討しておられましたら、ぜひとも記事をご覧いただき、その内容が少しでもご参考になりましたら幸いです。