タンスで長年眠っている衣類、サイズが合わなくなった衣類、着る機会のない衣類。引越しや大掃除の時、このような衣類の処分に困った経験はありませんか?衣類は毎日使うものだからこそ、とても身近な買い物アイテムです。しかし、新しいものを買うたびに着なくなる服が増えるのも事実。実は、世界では毎秒トラック1台分の衣類が焼却、または埋め立て処分されており(国連環境計画, 2018)、日本では年間約100万トン、枚数にして約33億着にものぼる衣類が廃棄されているのです(独立行政法人 中小企業基盤整備機構)。
この現状はゴミ問題を深刻化させるだけでなく、限りある資源を無駄使いしていたり焼却時に温室効果ガスを発生させたりなど、地球環境にも大きな負荷をかけています。しかし、衣類の処理方法は廃棄だけではありません!捨ててしまえばゴミにしかならない衣類も、リサイクルすれば新しく生まれ変わり、再利用することができます。そこで、この記事では衣類のリサイクル方法について詳しく見ていきます。
衣類のリサイクル方法
衣類のリサイクル方法は、大きく分けて主に5種類あります。売ってお金にしたり、寄付して人の役に立てたりなど、衣類をリサイクルすることは環境問題に貢献するだけでなく、自分や他人にも嬉しい結果をもたらせてくれます。ではそれぞれの特徴と方法を見ていきましょう。
1.古着屋・リサイクルショップに売る(店頭、宅配、出張買取サービス)
まずはお店に売るという方法です。古着の買い取りには、古着屋やリサイクルショップの店頭で衣類を買い取ってもらう以外にも、宅配や出張の買取りサービスを利用するという方法もあります。店頭で買い取ってもらう場合には、いらなくなった衣類をお店に直接持ち込み、金額を査定してもらいます。店頭買取りはその場で査定・買取りをしてもらえるためすぐに現金化でき、またお店の方から査定結果の説明を聞けたり、直接やり取りしたりできるのでトラブルが少ないのがメリットです。
直接店頭に行くのが困難な場合は、宅配や出張買取りサービスが便利です。宅配買取りでは、インターネットで買取りを依頼した業者に梱包した衣類を配送し、後日査定結果を受け取ります。梱包や配送には少し手間がかかってしまいますが、その分お店に足を運ばなくて済むことが最大のメリットです。宅配買取りでは支払いまでに少し時間を要してしまうというデメリットこそありますが、ノーブランドの商品でも高確率で買い取ってもらえるという魅力もあります。出張買取りサービスでは、ウェブ上で予約をした日時にスタッフがご自宅に査定、買取りをしに来ます。自宅で待っているだけで支払いまで完了するので、家から衣服を持ち出す手間も省けて非常に便利です。
2.ブランドの回収ボックスに入れる
最近では、ファッションブランドでもサステイナビリティを意識した取り組みが広がり、店舗に衣類回収ボックスを設置しているファッションブランドも増えてきています。買取り査定で値のつきにくい安めのブランドでもこの方法なら捨てずにリサイクルをすることができ、ユニクロや無印良品、H&Mなど身近なブランドでも取り組みの広がりを見せています。
この方法ではいらなくなった衣類をそのまま店頭の回収ボックスに入れるだけで良いので、買取り査定などのプロセスが面倒に思われる方には最適のリサイクル方法です。回収された衣類は、メーカーによって分類・分別され適切な用途に生まれ変わるのでゴミを減らすことに貢献でき、さらにブランドによってはポイントや割引クーポン券がもらえたりするのも嬉しい点です!
3.寄付する
使わなくなった衣類は、寄付することで困っている人の役に立つこともできます。この方法では、寄付された衣類が世界中の服を必要としている人たちに届けられたり、査定金額をそのまま寄付することができたり、古着を送ることで開発途上国にワクチンを届けられたりなど、様々な形で社会に貢献することができます。
例えば、日本リユースシステム株式会社が展開する「古着deワクチン」というサービスでは、購入した回収キットにいらなくなった衣類やバックなどを詰めて集荷してもらうだけで、ミャンマーやラオス、ブータンなどで感染症に苦しむ子供達にワクチンを届けられる仕組みになっており、寄付された衣類は現地での選別・販売の場で雇用を生み出す機会にもなっています。捨ててしまえばゴミにしかならない古着も、寄付すれば誰かの役に立ち、時には命まで救うことができるなんて、とても魅力的なリサイクル方法ですよね。
4.フリーマーケット、バザーに出品する
いらなくなった衣類を売りたいなら、古着屋さんやリサイクルショップに買い取ってもらう以外にも、フリーマーケットやバザーに自分で出品する方法もあります。この方法の一番のメリットは、何と言っても自分で売値を決められる点でしょう。ノーブランドであるがために買取が難しいと思われる衣類でも、フリーマーケットやバザーでは自分の判断で値段をつけて売ることができます。また、お客さんとのやり取りを直接楽しめるほか、値段交渉を通して戦略的に販売することも可能です。
5.フリマサイト、ネットオークションに出品する
対面式フリーマーケットで必要な出店場所探しや値段のタグ付けなどの手間を省きたい方には、ネット上でのフリーマーケットサイトやネットオークションがオススメです。こちらも対面式のフリーマーケット同様、自分で値段をつけることができ、購入希望者とはネット上でやり取りをすることができます。ネット上で出品することの大きなメリットとして、写真を撮ってサイトに掲載するだけで出品が完了するだけでなく、顧客の対象が日本全国、さらには海外にまで広げられるという点が挙げられます。
この点においては、お客さんが直接マーケットに足を運ばないと商品を見てもらえない対面式のフリーマーケットと比べて、より多くのお客さんに商品を見てもらうことが可能になります。またネットオークションの場合は、開始の値段を自分で設定するだけで需要があれば値段が上がっていく仕組みなので、想定よりも高値で商品が売れる場合があります。
衣類リサイクルのメリット
衣類をリサイクルすることは、自分にだけでなく、世界中で困っている人や地球環境にも様々なメリットをもたらします。ここでは、どのようなメリットがあるのかいくつか具体例を紹介したいと思います。
収入になる
廃棄してしまえば何の価値もなくなってしまう衣類も、売ればお金になります。ハイブランドはもちろん、カジュアルブランドやノーブランドでもお金になるチャンスはたくさんあります。廃棄してゴミにするくらいなら、少しでもお金に変えたほうが断然お得ですよね。
環境負荷の軽減
不要になった衣類を捨てずにリサイクルすることは、地球にとってとても優しいことです。なぜならファッション産業は製造から廃棄まで、大量の温室効果ガスを排出し水を使用するなど、地球環境に多大な悪影響を及ぼすからです。衣類をリサイクルすることは、その流通の過程で発生する環境負荷を大幅に減らすことができます。例えば、衣類を染める多くの染料は有害な化学物質を含みますが、染色を請け負っているアジアの工場ではその汚染水を適切に処理せず、そのまま川に流しているところが多いのが現状です。それらの汚染水は川を通じて最終的に海に流れ出し、海水を汚染するだけでなく生態系に悪影響を及ぼします。
ですが、衣類をリサイクルすることでこの染色の過程を省くことができるので、有害化学物質の使用や水質汚染を防ぐことができるのです。また、ファストファッションの時代を迎えてからは短いサイクルでトレンドが変わり、大量生産・大量消費がビジネスの主流になりました。この結果、2014年の衣類の生産量は2000年に比べて2倍に増え(McKinsey & Company)、廃棄された衣類の焼却時の二酸化炭素の排出や埋立地の不足などが問題になっています。しかし、リサイクルをすれば衣類は廃棄物にならずに済むので、二酸化炭素の発生を抑える上にゴミ問題の改善に大きく貢献することができるのです。このように、リサイクルを通じて改善される環境問題はまだまだたくさん存在します。
世界中の困っている人を助ける
私たちの生活からはとても想像がつきませんが、衣類を大量に消費、廃棄することが遠い国の人々を苦しめてしまっているのもまた事実です。例えば、衣服の生産には大量の水が必要で、ファッション産業は世界で2番目に多く水を消費する産業だと言われています。水は、生地になる綿花の栽培から染色まで多くの場面で使用されており、衣類を生産するために大量の水を消費することで飲み水がなくなり困っている人がたくさんいます。
実際にインドでは、約1億人が飲料水を利用できない状況にあるにも関わらず、綿花の栽培に大量の水を使用しており、その使用量はインド全人口の85%が必要とする毎日の水の量に相当します(The Guardian, 2018)。さらに、綿花を育てる際に使われる大量の化学物質は農家に健康被害をもたらし、時には命を落とす程の重大な事態を招いています。衣類をリサイクルするということは、生地から新しく作るための多くの過程を省き、衣類の生産に伴う水や化学物質の使用を抑えることができるので、水不足や有害物質によって苦しむ世界中の人を助けることにつながるのです。
寄付を通して社会貢献できる
リサイクルの方法でも述べたとおり、いらなくなった衣類は寄付するという形でもリサイクルできます。寄付された衣類は、衣類として再利用されるほか、ワクチンになったり、雇用機会を生み出したりして、世界中の人々のより良い暮らし作りに貢献することができます。
売る際のポイント
せっかく衣類を売るなら、できるだけ高く売りたいのは皆さん同じだと思いますが、そのためにはどうしたら良いのでしょうか。ここでは、衣類をできるだけ高く買い取ってもらうためのポイントをいくつか紹介したいと思います。
トレンド品を早く売る
トレンド品は高値で買い取ってもらえることが多いです。流行りのブランドの商品だけでなく、流行の形や色の品があれば、高値で売れるチャンスです。しかし、現代のトレンドの移り変わりは早いので、もう着ないかも、と思ったら早めに売りに出すのが得策です。
コンディションの良いハイブランドを売る
当然のことのように思われますが、ハイブランド(ルイヴィトンやシャネルなど)はカジュアルブランドに比べて遥かに高値で買い取ってもらえますし、そのコンディションが良ければ良いほど買値は上がります。ここでポイントとなるのは、ハイブランドの知識が不足しているバイヤーではなく、ハイブランドの価値をしっかり理解しているバイヤーのもとで査定してもらうことです。ハイブランドを専門的に扱うお店なら、専門スタッフがきちんと査定するので安心です。
買取り前に洗濯、アイロンをする
どうせもう着ないから使ったまま買取り査定に出す、というのはNGです。商品の見た目は金額に影響しますので、きちんと洗って、できるものはアイロンまでかけて、綺麗にしてから買取りに出すのがおすすめです。また、見た目だけでなくタバコや香水などの臭いは減点の対象となるのでできるだけ落としてから売りに出しましょう。
古着屋の雰囲気や特徴に合わせて売る
売ろうとしている商品を、売るお店の特色に合わせて選ぶのも一つのコツです。ヴィンテージ系のお店なのか、個性的な古着がメインなのか、昔のアメリカンスタイルを意識したお店なのかなど、古着屋さんの個性に合わせて売ることでノーブランドでも買い取ってもらえるチャンスが増えます。
シーズンのちょっと前に売る
その洋服のシーズンが来る少し前に売ることは、価格を上げるための大切なポイントです。例えば夏真っ盛りに夏物を売りに出しても、お店側は販売できる期間が短くなってしまうので、夏が来る少し前に買い取ってもらうことで商品の価値が上がります。このように、少し工夫するだけでお店に買い取ってもらう値段は変えることができます。皆さんもこの一手間で、お財布にも環境にも優しく衣類をリサイクルしてみてはいかかでしょうか?
衣服のおすすめリサイクルサービス2選!
通常、使わなくなった品物は捨ててしまうことが一般的ですが、場合によっては廃棄費用がかかってしまうケースもあり非常にもったいないです。しかし、そうした品物はリサイクルショップに売ることができる可能性があります。それにより、本来発生するはずの廃棄費用をカットでき、それどころか思わぬ臨時収入を得ることが期待できます。さらに、リサイクルは環境にも優しい行動ですので、一石二鳥です。
ただ、数多くのリサイクルショップがある中で、どのサービスを利用するかお困りの方も多いかと思います。そこで当サイトでは、下記にて衣服をリサイクルする際のオススメサービスを紹介しております。リサイクルサービスの中でも、高価な買取も期待でき、自宅にいながら品物を現金化できる「Web(宅配)買取」を採用しているサービスから、オススメの2つを厳選してランキングとしてご案内差し上げます。
1位:リコマース
アマゾンで販売されている様々な商品を、自宅に居ながら買取に出せるのが「リコマース宅配買取サービス」です。ファッション関連も扱っており、「Amazon.co.jpアカウント」でログインするので面倒な住所の入力は不要です。宅配キットや荷物の引き取りも無料で、指定時間に品物を引き取る方が伺います。お支払いもAmazonギフト券がメールで届くので、査定が完了したらスグに代金を受け取れます。
リコマースのページへ2位:買取Piece
買取Pieceは着物の買取に特化したリサイクルサービスです。状態の良いものはもちろん、状態の悪い着物であっても程度によりますが、高額査定も期待できます。洋服全般ではなく、着物のみであれば買取Pieceが最もオススメのサービスとなります。
買取Pieceのページへ衣服の取り扱いがあるリサイクルショップ一覧(1314件中1〜20件目)
衣服を取り扱っていると想定されるリサイクルショップを下記表にて一覧化しております。しっかりとショップHPも保有して事業運営しているオススメのリサイクルショップのみを掲載しておりますので、皆様のご参考になりましたら幸いです。
リサイクルショップ | 住所 | URL |
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リサイクルショップレインボー | 沖縄県石垣市真栄里260 | ショップHPへ |
ザ・マーケット王浦添本店 | 沖縄県浦添市伊祖2丁目2-1 | ショップHPへ |
セカンドストリート 浦添58号店 | 沖縄県浦添市字港川248番地 | ショップHPへ |
セカンドストリート 西原店 | 沖縄県浦添市当山2丁目2番3号 | ショップHPへ |
リサイクルショップ 買取専門店東京相場沖縄那覇店 | 沖縄県那覇市牧志3丁目24-20 | ショップHPへ |
オフハウスはにんす 宜野湾店 | 沖縄県宜野湾市大山7丁目6-1 | ショップHPへ |
リサイクルショップ ジョナサン | 沖縄県宜野湾市野嵩1丁目2-9 | ショップHPへ |
セカンドストリート長久手店 | 愛知県長久手市長配2丁目1501番地 | ショップHPへ |
オフハウス名古屋空港通店 ハードオフ(HARDOFF)名古屋空港通店 | 愛知県西春日井郡豊山町大字豊場字流川179-2 | ショップHPへ |
買取王国豊山店 | 愛知県西春日井郡豊山町豊場八反48-1 | ショップHPへ |
トレジャーファクトリー愛知蟹江店 | 愛知県海部郡蟹江町大字蟹江本町字コノ割1-1 | ショップHPへ |
セカンドストリート阿久比店 | 愛知県知多郡阿久比町大字阿久比字駅前2丁目5 | ショップHPへ |
アウトレット&リサイクルモノ市場東浦店 | 愛知県知多郡東浦町大字森岡字一町田20-1 | ショップHPへ |
リサイクルマートカメリアガーデン幸田店 | 愛知県額田郡幸田町大字相見字蒲原34-2 | ショップHPへ |
オフハウス長久手南店 | 愛知県長久手市片平2丁目609 | ショップHPへ |
RE&長久手店 | 愛知県長久手市久保山1922 | ショップHPへ |
あかだま屋 | 愛知県長久手市五合池 110 | ショップHPへ |
bの穴 | 愛知県あま市本郷取替105 | ショップHPへ |
オフハウス三好店 | 愛知県みよし市三好町油田24-2 | ショップHPへ |
キンブルみよし店 | 愛知県みよし市根浦町1-1-16 | ショップHPへ |
衣服の取り扱いがあると想定されるショップ一覧であり、実際の取り扱いの有無については各ショップのHPをご確認ください。