衣類乾燥機の年間電気料金をご紹介いたします!
今日において、様々な企業やメーカーが作ってくれる便利な家電製品は、私たちの生活を毎日休むことなく下支えし続けてくれており、なくてはならない存在です。家電量販店だけではなく、Amazon等のオンラインストアにおいても、豊富な種類の家電をラインナップしていますので、複数の製品から簡単にご自身に適したものを見つけ、気軽に購入することもでき、とても便利な世の中になりました。
ただ、そうした便利な家電製品ですが、気になるのは電気代です。購入する際にも、どのくらいの電気代を支払い続ける必要があるのか、皆様ほんの少しは気になりますよね?そこで当サイトでは、各家電のカタログスペックに基づき家電毎の電気料金を算出し、その目安を皆様にご案内しております(家電類型別電気代DBはコチラ)。
本ページでは、「衣類乾燥機」にスポットライトをあて、利用する際に必要な電気料金や省エネ方法、また電力会社を切り替えた際の電気代削減額の目安等をご紹介いたします。特に電力会社を切り替えた際の電気代削減のインパクトは大きく、毎日の電気代をできる限り抑えたい方には非常におススメです(おススメの電力会社はコチラをご覧ください)。なお、衣類乾燥機のご購入をお考えの方は、下記にておススメの製品をまとめておりますので宜しければご参考ください。
衣類乾燥機について
衣類乾燥機とはその名の通り衣類を乾燥させる家電ですが、衣類以外にも毛布などの布製品を乾かすこともあります。衣類乾燥機はもともと欧米で普及した家電で、その普及率は洗濯機の7割といわれています。
日本でも冬になると日照時間が短くなることや、洗濯物を干すのに十分な広さの空間が確保できないという住宅事情などもあって急速に普及しました。また近年では黄砂、PM2.5などの汚染物質が洗濯物に付着することを避けるために外干しを避ける人が増えています。そのため、衣類乾燥機の需要も増えつつあります。
台枠を用いて洗濯機の上部に設置する例が多いです。洗濯機と一体化したものは洗濯乾燥機と呼ばれています。内部には回転するドラムがあり、正面のドア(扉)を開けて洗濯物を投入します。スイッチを入れると、ヒーター(発熱体)によってドラム内の温度が上昇し、洗濯物に含まれる水分を蒸発させます。乾燥機の運転中にドアを開けると、自動的に運転が停止するよう安全装置が付いています。
ヒーターの熱源としては電気(電熱またはヒートポンプ)もしくはガス燃料が用いられます。乾燥機運転中のドラム内温度は、室温より10℃高い程度という比較的低温なものから、65℃、70℃、中には100℃に達するものもあります。乾燥機内で蒸発した水分を機外に排出する方式としては、高温のまま排出する排気形、排気を冷却・凝縮して水に戻して排出する凝縮形があります。
衣類乾燥機の電気料金の計算方法
基本的に、家電製品のカタログスペックの中には消費電力量に関する項目があり、この項目の数値を参照することで電気料金を算出することができます。大体の家電のカタログ表にはW単位で記載されており、例えば500Wの家電であれば、「500(W)÷1000×電気料金単価」の式により1時間当たりの電気代を求めることができます。
電気料金単価は電力会社により異なりますが、例えば「30.57円/kWh」であった場合、「500(W)÷1000×30.57=15.285円」となります。そのため、500Wの家電を1時間利用した場合の電気代は、15.285円となります。
それでは、この計算式を衣類乾燥機にも当てはめていきます。衣類乾燥機の場合、サイズや機能等により異なりますが、概ね250W程度の製品が多いため、衣類乾燥機を1時間利用した際の電気代は目安として「250(W)÷1000×30.57=7.64円程度」となります。利用時間別の電気代目安は下記表にまとめておりますので、ご参考ください。
利用時間 | 衣類乾燥機の電気代 |
---|---|
1分 | 0.13円 |
10分 | 1.27円 |
1時間 | 7.64円 |
24時間 | 183.42円 |
このような計算式を基本として、本ページでは「衣類乾燥機」のスペックを元に様々な角度から電気料金を算出しています。なお、特殊な電気の算出法となる家電につき計算の困難な製品については、経済産業省資源エネルギー庁による「省エネ性能カタログ」も参考にしながら概算値を求めています。
衣類乾燥機の年間電気料金
衣類乾燥機の年間電気料金は、概ね「2797円」となります(1回2時間、2日に1回使用した場合)。なお、家計全体における2022年度の平均電気代は月間で10559円、年間では126708円のため、衣類乾燥機の電気代は電気料金全体の2.21%程度を占めることとなります。
年間の電気代(目安):2797円
※1回2時間、2日に1回使用した場合
※30.57円/kWhとして算出
※2020年製の製品におけるスペックより算出
サイズ毎の衣類乾燥機の電気代
衣類乾燥機のサイズごとの電気代目安を表・グラフにまとめました。製品の傾向としては、もちろん製品によって異なりますが、サイズが違っても電気代はそこまで変わらない変わらない可能性があります。
サイズ | 年間電気代 |
---|---|
【サイズ中】5kg | 2,797円 |
【サイズ大】8kg | 2,797円 |
衣類乾燥機の機能や出力の強弱による電気代の違い
同じような衣類乾燥機であっても、機能や出力の違いにより電気料金は変わってきます。基本的には、機能が増えたり、出力が増えるともちろん電気代も増えていきます。下記表では、衣類乾燥機の機能や出力別の電気料金を整理しておりますのでご参考ください。ヒーターの熱源は電気式よりもガス式の方が消費電力が小さく、電気代を抑えることができます。
電気可動式4.5kg | ガス5kg | |
---|---|---|
1分 | 0.62円 | 0.13円 |
10分 | 6.22円 | 1.27円 |
1時間 | 37.30円 | 7.64円 |
24時間 | 895.09円 | 183.42円 |
年間推定 | 13,650円 | 2,797円 |
衣類乾燥機の省エネ方法をご紹介
代表的な衣類乾燥機の省エネ方法は下記の通りです。衣類乾燥機の使い方を見直すことで、毎日の電気料金を少しでも安くできます。電気料金の削減にあたっては、手間とコストのバランスが大切なので、全ての家電で省エネ手段を実施するのは大変かと思いますが、何らかご参考になれば幸いです。
- まとめて乾燥
分割以内でまとめて乾燥させると、年間約1130円節約出来ます。 - 自然乾燥と併用する
乾燥機だけでなく自然乾燥を取り入れると年間10650円節約出来ます。 - 十分脱水する
しずくがたれるおような衣類は呼称の原因にもなるので、十分に脱水しておくと早く乾き、節約になります。 - フィルターを掃除する
フィルターが目詰まりすると乾燥時間が長くなるので掃除しておくと節電になります。 - 洗濯物を入れすぎない
洗濯物を入れすぎると乾きムラができ、乾燥時間が長くなるので適量を入れると節約になります。
最後に、衣類乾燥機のオススメ製品をご紹介
電気プラン乗換コムでは、独自の評価基準に基づき「衣類乾燥機」のおススメ製品をご紹介しております。新品の衣類乾燥機のご購入を検討しておられましたら、ぜひとも記事をご覧いただき、その内容が少しでもご参考になりましたら幸いです。