SBパワーの電力サービスはおすすめ?提供されている電力プランや評判について解説
近年、世帯の構成や電気の用途は、以前に比べると多様化している傾向にあります。それに対応し、電力会社によって提供される電力プランも、それぞれのニーズに合った特徴的なものが増えています。
世帯の人数やライフスタイルに合った電力プランを選べば、電気料金を節約することが可能です。一方で、以前から使っているプランや、大手電力会社のプランを深く考えずに契約していると、知らない間に損をしているケースも少なくありません。
そのため、現代で電力と上手く付き合って快適な生活を送るためには、電力会社や電力プランについて十分な知識を持ち、主体的に適切なものを選択することが大切です。
今回は、電力会社の1つであるSBパワーに焦点を当て、企業の概要や提供している電力プラン、どういった人におすすめなのかを解説します。また、SBパワーが提供している、電力プランへの申し込み方法についてもご紹介します。電力プランの乗り換えを検討している人や、現在契約している電力プランが適切かどうか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
SBパワーとは
SBパワー(SBパワー株式会社)は、ソフトバンクグループが100%の株式を保有する電力小売事業者で、2012年に設立されました。その主な業務は、電力の売買やその仲介、電力の供給などです。当初は、汐留パワーステーション6号株式会社として設立されましたが、2013年に称号をSBパワー株式会社に変更しています。2014年からは、法人向けの高圧電力小売事業や、低圧電力買取サービスを開始しています。
2016年には、低圧電力の自由化にともない、再生可能エネルギーを利用した一般家庭向けの電力プラン「FITでんきプラン(再生可能エネルギー)」の提供を開始しました。その後は「おうちでんき」「自然でんき」などの電力プランを提供しています。
2019年には、電力の卸供給や受給代行など、新電力向けアウトソーシングサービスの提供を開始しました。AIによる見守り機能を搭載したIoT機器「CONNECT」を販売するなど、あらたな事業にも進出しています。
SBパワーの料金プラン
SBパワーが提供している一般家庭向けの電力サービスは、「おうちでんき」「くらしでんき」「自然でんき」の3つです。ここからは、この3つのサービスのシステムや料金プランについて、順番に解説します。
おうちでんき
おうちでんき は、一緒にソフトバンクやワイモバイルのスマートフォン、インターネットを契約することによって、通信費の割引が受けられる電力サービスです。北海道電力、東北電力、東京電力、中部電力、関西電力、中国電力、四国電力、沖縄電力など、大手電力会社のエリアに準拠してサービスが提供されています。
おうち電気の大きな特徴は、おうち割電気セットとして、ソフトバンク・ワイモバイルのスマートフォン料金の永年割引を受けられる点です。割引額は、毎月1回線ごとに2年間は110円、3年目以降は55円となっており、累計割引額は以下のとおりです。
【累計割引額】
1年間 | 1,320円×回線数 |
---|---|
2年間 | 2,640円×回線数 |
3年間 | 3,300円×回線数 |
そのほかの特典として、PayPayカードゴールドとの連携も実施されています。電気料金とソフトバンク・ワイモバイルの合算請求時に、最大3%がPayPayポイントとして貯まります。また、関西電力以外のエリア では、エコ電気アプリとの連携も可能です。電気の利用料をもとに、独自のAI技術で利用料金を予測し、節電量を確認しながらPayPayポイントがもらえます。
北海道電力エリア
北海道電力エリアにおけるおうち電気の電気料金は、基本的に北海道電力で提供されている従量電灯プランと同額になります。具体的な電気料金の金額は、以下のとおりです。
【北海道電力エリアにおけるおうち電気の電気料金】
税抜 | 税込 | ||
---|---|---|---|
基本料金 | 契約電流10Aにつき(契約電流15Aの場合) | 340円00銭(510円00銭) | 374円00銭(561円00銭) |
契約電流1kVAにつき | 340円00銭 | 374円00銭 | |
電力量料金 | 最初の120kWhまでの1kWhにつき | 32円22銭 | 35円44銭 |
120kWhを超え280kWhまでの1kWhにつき | 37円94銭 | 41円73銭 | |
280kWhを超える1kWhにつき | 41円32銭 | 45円45銭 | |
最低月額料金 | 367円00銭 | 403円70銭 |
東北電力エリア
東北電力エリアでは、2023年6月1日より「電力市場連動金」が導入されました。そのため、電力市場の価格が高い場合は電気料金が加算され、安い場合は値引きが適用されます。具体的な電気料金の金額は、以下のとおりです。
【東北電力エリアにおけるおうち電気の電気料金】
税抜 | 税込 | ||
---|---|---|---|
基本料金 | 契約電流10Aにつき(契約電流15Aの場合) | 336円00銭(504円00銭) | 369円60銭(554円40銭) |
契約電流1kVAにつき | 336円00銭 | 369円60銭 | |
電力量料金 | 最初の120kWhまでの1kWhにつき | 27円01銭 | 29円71銭 |
120kWhを超え300kWhまでの1kWhにつき | 33円15銭 | 36円46銭 | |
300kWhを超える1kWhにつき | 36円74銭 | 40円41銭 | |
最低月額料金 | 326円90銭 | 359円58銭 |
東京電力エリア
東京電力エリアでは、東北電力エリアと同様に「電力市場連動額」が導入されています。具体的な電気料金の金額は、以下のとおりです。
【東京電力エリアにおけるおうち電気の電気料金】
税抜 | 税込 | ||
---|---|---|---|
基本料金 | 契約電流10Aにつき(契約電流15Aの場合) | 268円40銭(402円60銭) | 295円24銭(442円86銭) |
契約電流1kVAにつき | 268円40銭 | 295円24銭 | |
電力量料金 | 最初の120kWhまでの1kWhにつき | 27円28銭 | 30円00銭 |
120kWhを超え300kWhまでの1kWhにつき | 33円28銭 | 36円60銭 | |
300kWhを超える1kWhにつき | 37円00銭 | 40円69銭 | |
最低月額料金 | 292円20銭 | 321円42銭 |
中部電力エリア
中部電力エリアにおけるおうち電気の電気料金は、基本的に中部電力で提供されている従量電灯プランよりも安めの金額になっています。具体的な電気料金の金額は、以下のとおりです。
【中部電力エリアにおけるおうち電気の電気料金】
税抜 | 税込 | ||
---|---|---|---|
基本料金 | 契約電流10Aにつき(契約電流15Aの場合) | 270円00銭(405円00銭) | 297円00銭(445円50銭) |
契約電流1kVAにつき | 270円00銭 | 297円00銭 | |
電力量料金 | 最初の120kWhまでの1kWhにつき | 19円20銭 | 21円11銭 |
120kWhを超え300kWhまでの1kWhにつき | 23円22銭 | 25円54銭 | |
300kWhを超える1kWhにつき | 25円88銭 | 28円46銭 | |
最低月額料金 | 241円88銭 | 266円06銭 |
関西電力エリア
関西部電力エリアにおけるおうち電気の電気料金は、基本的に関西電力で提供されている従量電灯Aプランと、同額になっています。具体的な電気料金の金額は、以下のとおりです。
【関西電力エリアにおけるおうち電気の電気料金】
税込 | ||
---|---|---|
最低料金 | 最初の15kWhまで | 433円41銭 |
電力量料金 | 15kWhを超え120kWhまでの1kWhにつき | 20円31銭 |
120kWhを超え300kWhまでの1kWhにつき | 25円71銭 | |
300kWhを超える1kWhにつき | 28円70銭 |
中国電力エリア
中国電力エリアにおけるおうち電気の電気料金は、基本的に中国電力で提供されている従量電灯プランと同額になります。具体的な電気料金の金額は、以下のとおりです。
【中国電力エリアにおけるおうち電気の電気料金】
税抜 | 税込 | ||
---|---|---|---|
最低料金 | 最初の15kWhまで | 647円89銭 | 712円67銭 |
電力量料金 | 15kWhを超え120kWhまでの1kWhにつき | 29円85銭 | 32円83銭 |
120kWhを超え300kWhまでの1kWhにつき | 35円92銭 | 39円51銭 | |
300kWhを超える1kWhにつき | 37円85銭 | 41円63銭 |
四国電力エリア
四国電力エリアにおけるおうち電気の電気料金は、基本的に四国電力で提供されている従量電灯プランと同額になります。具体的な電気料金の金額は、以下のとおりです。
【四国電力エリアにおけるおうち電気の電気料金】
税抜 | 税込 | ||
---|---|---|---|
最低料金 | 最初の11kWhまで | 606円37銭 | 667円00銭 |
電力量料金 | 11kWhを超え120kWhまでの1kWhにつき | 27円88銭 | 30円66銭 |
120kWhを超え300kWhまでの1kWhにつき | 33円90銭 | 37円28銭 | |
300kWhを超える1kWhにつき | 37円09銭 | 40円79銭 |
沖縄電力エリア
沖縄電力エリアにおけるおうち電気の電気料金は、基本的に沖縄電力で提供されている従量電灯プランと同額になります。具体的な電気料金の金額は、以下のとおりです。
【沖縄電力エリアにおけるおうち電気の電気料金】
税抜 | 税込 | ||
---|---|---|---|
最低料金 | 最初の11kWhまで | 582円50銭 | 640円75銭 |
電力量料金 | 11kWhを超え120kWhまでの1kWhにつき | 36円43銭 | 40円07銭 |
120kWhを超え300kWhまでの1kWhにつき | 41円47銭 | 45円61銭 | |
300kWhを超える1kWhにつき | 43円27銭 | 47円59銭 |
くらしでんき
くらしでんき は、毎月の利用料に応じて、電気料金の割引が大きくなる点が特徴です。北海道電力エリア、東北電力エリア、東京電力エリア、中部電力エリア、関西電力エリア、中国電力エリア、四国電力エリア、九州電力エリア、沖縄電力エリアに相当する地域で、それぞれサービスが提供されています。これらの大手電力会社の従量電灯プランと比較した場合、くらし電気の割引料金は以下のとおりです。
【くらし電気の割引料金】
電力量 | 割引率 |
---|---|
120kWhまで | 1% |
120kWhを超え300kWhまで | 3% |
300kWhを超える場合 | 5% |
さらに、利用料金1,100円につき、5円の割引も適用されます。また、専用のエコでんきアプリに登録すると、100円相当のPayPayポイントがもらえます。東京電力エリアでは、節電チャレンジの成功日数に応じて、最大1,000円相当のPayPayポイントが受取可能です。
ただし、くらしでんきでは、2022年11月より燃料費調整額の上限を廃止しています。市場の動向によっては、大手電力会社の対応するプランよりも、利用料金が高額になる可能性があるので注意が必要です。また、くらしでんきは、現在新規の受付を停止しています。そのため、今後新規受付が再開された際も、料金設定やシステムが変わっている可能性はあるでしょう。
自然でんき
自然でんき は、簡単に環境保全に貢献できる、再生可能エネルギー比率実質100%の電力サービスです。自然でんきのサービスは、北海道電力エリア、東北電力エリア、東京電力エリア、中部電力エリア、関西電力エリア、中国電力エリア、四国電力エリア、九州電力エリアで提供されています。
風力発電や水力発電、太陽光発電、地熱発電といったクリーンエネルギーから、CO2排出量ゼロという環境価値を取り出した非化石証書を利用することによって、実質的に再生可能比率100%の電気を利用することが可能です。
また、選択した森林保全団体に、収益の一部から毎月50円を支援する取り組みが実施されています。日々の生活で電気を使いながら、少しずつ森林保全に貢献することが可能です。そのほかの特徴としては、基本料金が0円である点、エコ電気アプリへの登録、節電成功でPayPayポイントがもらえる点が挙げられます。各エリアの電気料金は、以下のとおりです。
【各エリアの電気料金】
電気量料金単価(1kWhにつき) | |
---|---|
北海道電力エリア | 28円70銭 [31円57銭] |
東北電力エリア | 25円00銭 [27円50銭] |
東京電力エリア | 24円08銭 [26円48銭] |
中部電力エリア | 25円00銭 [27円50銭] |
関西電力エリア | 21円30銭 [23円42銭] |
中国電力エリア | 23円15銭 [25円46銭] |
四国電力エリア | 23円15銭 [25円46銭] |
九州電力エリア | 22円22銭 [24円44銭] |
SBパワーのメリットと良い口コミ・評判
次は、SBパワーで提供されている電力サービスの内容や、利用している人の口コミを参考に、そのメリットを探っていきましょう。利用者の口コミからは、SBパワーの電力サービスについて、以下のような良い評判が聞かれました。
- ソフトバンクやワイモバイルとあわせて契約するとお得になる(おうちでんき)
- 手軽に環境保護に貢献できる(自然でんき)
- 電気以外の付帯サービスがある
<SBパワーのメリットと良い口コミ・評判>
ソフトバンクやワイモバイルとあわせて契約するとお得になる(おうちでんき)
SBパワーが提供しているおうちでんきでは、ソフトバンクやワイモバイルのインターネット・スマートフォン契約と連動した、永年割引のサービスが実施されています。最大10回線まで通信費の割引が適用されるので、複数人がソフトバンクやワイモバイルと契約している家庭では、より大きな恩恵が受けられるでしょう。また、電気料金と通信費の請求をまとめられるのも、嬉しいポイントです。
手軽に環境保護に貢献できる(自然でんき)
SBパワーが提供している自然でんきでは、非化石証書のシステムを利用することにより、実質CO2排出量ゼロのクリーンエネルギーを100%利用できます。SDGsが注目され、持続可能な社会の実現が急がれる昨今の時代に、身近なところから環境に貢献できるのは大きなメリットだといえるでしょう。
また、森林保全団体に毎月50円を支援することによって、気候変動対策に貢献することも可能です。
電気以外の付帯サービスがある
おうちでんきと自然でんきのサービスを契約すると、付帯サービスとして2年間おうちレスキューが利用できます。おうちレスキューとは、水漏れや排水管のつまり、鍵の紛失、ガラスのひび割れや破損といった住宅関係のトラブルに365日、24時間対応してもらえるサービスです。
引越し先の新生活では、トラブルの解決に手間がかかる場合もあるので、おうちレスキューが利用できることは大きなメリットになるでしょう。
SBパワーの注意点と悪い口コミ・評判
メリットの次は、デメリットや悪い口コミを確認してみましょう。電力会社や電力サービスを選ぶ際は、長所と短所の双方をしっかり把握することが大切です。利用者の口コミからは、SBパワーの電力サービスについて、以下のような悪い評判が聞かれました。
- 地域によってサービスの内容が一部異なる(おうちでんき)
- 特定サービスを利用していないとメリットが少ない(おうちでんきなど)
- お得な電力サービスが現在は申し込めない(くらしでんき)
<SBパワーの注意点と悪い口コミ・評判>
地域によってサービスの内容が一部異なる(おうちでんき)
おうちでんきは、日本の幅広いエリアで提供されているものの、九州電力エリアのみが対象外となっています。 また、関西電力エリアでは、エコ電気アプリと連動した特典を受けられないなど、サービスの内容は地域によって差があります。付帯サービスのおうちレスキューも、すべてのエリアが対象となっているわけではありません。そのため、居住地域によっては、メリットを十分に活用できない可能性があるでしょう。
特定サービスを利用していないとメリットが少ない(おうちでんきなど)
先述のとおり、おうちでんきは、ソフトバンクやワイモバイルの回線を契約している場合に、大きな恩恵が受けられるサービスです。しかし逆にいえば、それ以外の回線を利用している人にとっては、そこまで大きなメリットはありません。また、エコ電気アプリを利用していない人や、PayPayポイントを利用する機会があまりない人にとっても、メリットは少なくなってしまいます。
お得な電力サービスが現在は申し込めない(くらしでんき)
くらしでんきは 、毎月の電気使用量や利用料金に応じた割引が適用される電力サービスです。しかし、現在は新規受付を停止しており、利用したくても乗り換えられません。再開予定の有無や時期については公表されていないので、引越しなどの希望するタイミングで、利用できない可能性もあるでしょう。
SBパワーがおすすめの人
それでは、ここまで解説してきた各サービスの内容やメリット・デメリットを考慮して、SBパワーの電力サービスを利用するのがおすすめなのはどんな人か、確認していきましょう。おうちでんきや自然でんきといったサービスを利用するのがおすすめなのは、以下の3点に当てはまる人です。
- ソフトバンクやワイモバイルの回線と契約している人
- 節電や持続可能な社会への貢献に興味がある人
- おうちレスキューのサービスを利用したいと考えている人
<SBパワーがおすすめの人>
ソフトバンクやワイモバイルの回線と契約している人
SBパワーはソフトバンクグループの関連企業なので、ソフトバンクやワイモバイルの回線を利用していると、割引の適用や請求の一本化といったメリットを享受できます。通信費の永年割引は、最大10回線まで適用可能です。家族の全員がソフトバンクやワイモバイルを利用しているケースでは、さらにメリットが大きくなるでしょう。
新生活を始める際に、あらたな回線の契約が必要な場合は、電力サービスとのシナジーを考慮して選択するのもおすすめです。
節電や持続可能な社会への貢献に興味がある人
SBパワーのおうちでんきや自然でんきでは、ソフトバンクが提供しているエコ電気アプリと連動したサービスも提供されています。アプリへの登録や節電チャレンジの成功により、PayPayポイントを受け取ることが可能です。普段から節電に気を使っている人や、これから節電を始めようと考えている人は、多くのメリットを享受できるでしょう。
また、自然でんきでは、再生可能エネルギーを実質比率100%で利用できるので、環境保護やSDGsに興味がある人にもおすすめです。
おうちレスキューのサービスを利用したいと考えている人
進学や就職、転勤などをきっかけに、馴染みがない土地で新生活を始めこともあるでしょう。家の設備や周辺の地理についての知識が不足していると、ささいな住宅トラブルの解決に時間がかかってしまうケースも少なくありません。おうちでんきや自然でんきに加入すれば、おうちレスキューが付帯サービスに設定されているので、水漏れやガラスのひび割れといったトラブルに、24時間365日対応してもらえます。
SBパワーのお申し込み方法
次は、SBパワーが提供しているそれぞれの電力サービスについて、申し込み方法を確認していきましょう。ただし、現在はくらしでんきが新規受付を停止しているので、おうちでんきと自然でんきのみを解説します。
おうちでんき
おうち電気では、ホームページ上での申し込みと、店頭に出向いての申し込みの2種類の方法が選択できます。申し込みの際には、電力会社の検針票が必要です。検針票が手元にない場合は、ご契約者名義、お客様番号、供給地点特定番号、契約種別、契約電流や容量といった情報を用意しておけば、契約手続きを進められます。
なお、北海道、東北、東京、中部、中国、四国、沖縄の各電力エリアと関西電力エリアでは、申し込みのプロセスが一部異なります。東北電力エリアと東京電力エリアにおいて、現在新規受付を実施しているのは、ホームページを活用した方法のみです。
自然でんき
自然でんきもおうちでんきと同様に、ホームページ上からの申し込みが可能です。ただし、おうちでんきと異なり、店頭での申し込みはできません。準備するものは、おうちでんきと同様です。
電気プランの乗り換え時のよくある質問
- 電気プランの切替で電気の品質は変わる?
- 電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
- SBパワーが倒産した場合は電気がとまる?
電気プランの切替で電気の品質は変わる?
電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。
電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。
また、経済産業省や消費者庁(消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体)は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています(ご参考)。
SBパワーが倒産した場合は電気がとまる?
電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、SBパワーが倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。
電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。つまり、電気の消費者(みなさま)としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。
なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること(最終保障供給)が一般送配電事業者に義務づけられています。例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。
このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。
まとめ
SBパワーは、ソフトバンクグループの関連企業であり、提供している電力サービスのなかにも、ソフトバンクやワイモバイルとの連携を強くアピールしたものが存在します。それらの回線と契約している場合は、通信費に割引が適用されるので、トータルの出費を大きく削減できるでしょう。また、自然でんきを利用すれば、さまざまな形で環境保全や持続可能な社会の実現に貢献できます。
一方、電気料金そのものを比較した場合、大手電力会社の対応するプランに比べて、割引金額はそこまで大きくありません。場合によっては、まず自身がどのようなメリットを享受できるのか、どのようなデメリットが存在するのかをしっかり把握したうえで、利用する電力会社と電力サービスを選びましょう。
電気プラン乗換コムでは、各電力会社の電気料金プランの数値情報等をデータベース化しております。それらのデータを下記にて一部出力し記載しておりますのでご参考ください。なお、上記記事の作成日とデータベース調査日が異なるケースがありますので、その点はご留意ください。また、電気料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトでは収集データ等を軸にオススメの電力会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。
SBパワーによる電気料金プランの提供エリアは?
各電力会社が提供する電気料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にてSBパワーが提供する一般家庭用プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記電気料金プランを利用可能であるかご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 提供地域 | 電力エリア | プラン分析ページ |
---|---|---|---|
自然でんき(四国エリア) | 徳島県、高知県、香川県(一部を除きます。)、愛媛県(一部を除きます。) | 四国電力管内管内 | 「自然でんき(四国エリア)」の分析ページへ |
自然でんき(九州エリア) | 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く | 九州電力管内管内 | 「自然でんき(九州エリア)」の分析ページへ |
自然でんき(関西エリア) | 滋賀県、京都府、大阪府、奈良県、和歌山県、兵庫県(一部を除きます。)、福井県の一部、岐阜県の一部、三重県の一部 | 関西電力管内管内 | 「自然でんき(関西エリア)」の分析ページへ |
自然でんき(中国エリア) | 鳥取県、島根県(隠岐諸島〔島後、中ノ島、西ノ島、知夫里島〕を除きます。)、岡山県、広島県、山口県(離島を除きます。)、兵庫県の一部、香川県の一部、愛媛県の一部 | 中国電力管内管内 | 「自然でんき(中国エリア)」の分析ページへ |
自然でんき(東北エリア) | 青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県、新潟県(離島は除く) | 東北電力管内管内 | 「自然でんき(東北エリア)」の分析ページへ |
自然でんき(東京エリア) | 栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県(富士川以東)、一部離島を除く | 東京電力管内管内 | 「自然でんき(東京エリア)」の分析ページへ |
自然でんき(中部エリア) | 愛知県、岐阜県(一部を除く)、三重県(一部を除く)、静岡県(富士川以西)、長野県 | 中部電力管内管内 | 「自然でんき(中部エリア)」の分析ページへ |
くらしでんき従量電灯C(九州エリア) | 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く | 九州電力管内管内 | 「くらしでんき従量電灯C(九州エリア)」の分析ページへ |
くらしでんき(沖縄エリア) | 沖縄県(一部離島を除く) | 沖縄電力管内管内 | 「くらしでんき(沖縄エリア)」の分析ページへ |
自然でんき(北海道エリア) | 北海道 | 北海道電力管内管内 | 「自然でんき(北海道エリア)」の分析ページへ |
くらしでんき従量電灯A(四国エリア) | 徳島県、高知県、香川県(一部を除きます。)、愛媛県(一部を除きます。) | 四国電力管内管内 | 「くらしでんき従量電灯A(四国エリア)」の分析ページへ |
くらしでんき従量電灯B(九州エリア) | 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く | 九州電力管内管内 | 「くらしでんき従量電灯B(九州エリア)」の分析ページへ |
くらしでんき従量電灯C(中部エリア) | 愛知県、岐阜県(一部を除く)、三重県(一部を除く)、静岡県(富士川以西)、長野県 | 中部電力管内管内 | 「くらしでんき従量電灯C(中部エリア)」の分析ページへ |
くらしでんき従量電灯A(関西エリア) | 滋賀県、京都府、大阪府、奈良県、和歌山県、兵庫県(一部を除きます。)、福井県の一部、岐阜県の一部、三重県の一部 | 関西電力管内管内 | 「くらしでんき従量電灯A(関西エリア)」の分析ページへ |
くらしでんき従量電灯A(中国エリア) | 鳥取県、島根県(隠岐諸島〔島後、中ノ島、西ノ島、知夫里島〕を除きます。)、岡山県、広島県、山口県(離島を除きます。)、兵庫県の一部、香川県の一部、愛媛県の一部 | 中国電力管内管内 | 「くらしでんき従量電灯A(中国エリア)」の分析ページへ |
くらしでんき従量電灯C(東京エリア) | 栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県(富士川以東)、一部離島を除く | 東京電力管内管内 | 「くらしでんき従量電灯C(東京エリア)」の分析ページへ |
くらしでんき従量電灯B(中部エリア) | 愛知県、岐阜県(一部を除く)、三重県(一部を除く)、静岡県(富士川以西)、長野県 | 中部電力管内管内 | 「くらしでんき従量電灯B(中部エリア)」の分析ページへ |
くらしでんき従量電灯B(東北エリア) | 青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県、新潟県(離島は除く) | 東北電力管内管内 | 「くらしでんき従量電灯B(東北エリア)」の分析ページへ |
くらしでんき従量電灯C(東北エリア) | 青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県、新潟県(離島は除く) | 東北電力管内管内 | 「くらしでんき従量電灯C(東北エリア)」の分析ページへ |
くらしでんき従量電灯B(東京エリア) | 栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県(富士川以東)、一部離島を除く | 東京電力管内管内 | 「くらしでんき従量電灯B(東京エリア)」の分析ページへ |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
電気料金プランの想定年間電気代は?
電気料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用した電気量に1kWhあたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各電力会社のHPに掲載されておりますので、電気利用量と基本/従量単価を計算式に当てはめることで、電気料金の水準を算出できます。ただし「基本料金」や「従量料金」の他にも、燃料調整費や市場調整費、もしくは電源調整費等、電力会社によって細かくパラメータが設定されており、実態の電気代と大きく異なるケースもあるため、あくまで下記はご参考としてご参照ください。なお、世帯人数別の電気利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています(ご参考))。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 一人暮らし | 二人暮らし | 三人暮らし | 四人暮らし | 五人暮らし | 六人暮らし |
---|---|---|---|---|---|---|
自然でんき(四国エリア) | 88855円/年 | 152323円/年 | 169248円/年 | 181942円/年 | 194635円/年 | 236947円/年 |
自然でんき(九州エリア) | 63655円/年 | 109123円/年 | 121248円/年 | 130342円/年 | 139435円/年 | 169747円/年 |
自然でんき(関西エリア) | 59018円/年 | 101174円/年 | 112416円/年 | 120847円/年 | 129278円/年 | 157382円/年 |
自然でんき(中国エリア) | 94576円/年 | 162130円/年 | 180144円/年 | 193655円/年 | 207166円/年 | 252202円/年 |
自然でんき(東北エリア) | 97348円/年 | 166882円/年 | 185424円/年 | 199331円/年 | 213238円/年 | 259594円/年 |
自然でんき(東京エリア) | 92232円/年 | 158112円/年 | 175680円/年 | 188856円/年 | 202032円/年 | 245952円/年 |
自然でんき(中部エリア) | 70031円/年 | 120053円/年 | 133392円/年 | 143396円/年 | 153401円/年 | 186749円/年 |
くらしでんき従量電灯C(九州エリア) | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 147862円/年 | 178498円/年 |
くらしでんき(沖縄エリア) | 107819円/年 | 188150円/年 | 209851円/年 | 226126円/年 | 242402円/年 | 296654円/年 |
自然でんき(北海道エリア) | 108461円/年 | 185933円/年 | 206592円/年 | 222086円/年 | 237581円/年 | 289229円/年 |
くらしでんき従量電灯A(四国エリア) | 86755円/年 | 153707円/年 | 172307円/年 | 186257円/年 | 200207円/年 | 246707円/年 |
くらしでんき従量電灯B(九州エリア) | 62447円/年 | 109636円/年 | 125686円/年 | 134876円/年 | 147862円/年 | 178498円/年 |
くらしでんき従量電灯C(中部エリア) | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 158261円/年 | 191033円/年 |
くらしでんき従量電灯A(関西エリア) | 57451円/年 | 104003円/年 | 117088円/年 | 126901円/年 | 136715円/年 | 169427円/年 |
くらしでんき従量電灯A(中国エリア) | 90888円/年 | 160742円/年 | 179721円/年 | 193956円/年 | 208190円/年 | 255638円/年 |
くらしでんき従量電灯C(東京エリア) | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 214913円/年 | 261293円/年 |
くらしでんき従量電灯B(中部エリア) | 68112円/年 | 118361円/年 | 135034円/年 | 144865円/年 | 158261円/年 | 191033円/年 |
くらしでんき従量電灯B(東北エリア) | 93845円/年 | 164102円/年 | 186960円/年 | 200777円/年 | 219022円/年 | 265078円/年 |
くらしでんき従量電灯C(東北エリア) | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 219022円/年 | 265078円/年 |
くらしでんき従量電灯B(東京エリア) | 91737円/年 | 161448円/年 | 183542円/年 | 197456円/年 | 214913円/年 | 261293円/年 |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※基本料金および電力量料金の合算値となります。
※年間電気代は、一人暮らし(30A相当、月間210kWh)、二人暮らし(40A相当、月間360kWh)、三人暮らし(50A相当、月間400kWh)、四人暮らし(50A相当、月間430kWh)、五人暮らし(60A相当、月間460kWh)、六人暮らし(60A相当、月間560kWh)を利用した場合の推計値です。
各電気料金プランのオプションは?
電気料金プランの利用によって、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | オプション |
---|---|
自然でんき(四国エリア) |
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自然でんき(九州エリア) |
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自然でんき(関西エリア) |
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自然でんき(中国エリア) |
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自然でんき(東北エリア) |
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自然でんき(東京エリア) |
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自然でんき(中部エリア) |
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くらしでんき従量電灯C(九州エリア) |
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くらしでんき(沖縄エリア) |
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自然でんき(北海道エリア) |
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くらしでんき従量電灯A(四国エリア) |
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くらしでんき従量電灯B(九州エリア) |
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くらしでんき従量電灯C(中部エリア) |
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くらしでんき従量電灯A(関西エリア) |
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くらしでんき従量電灯A(中国エリア) |
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くらしでんき従量電灯C(東京エリア) |
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くらしでんき従量電灯B(中部エリア) |
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くらしでんき従量電灯B(東北エリア) |
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くらしでんき従量電灯C(東北エリア) |
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くらしでんき従量電灯B(東京エリア) |
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※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
補足
- 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、SBパワーの公式HPをご確認ください。