KMパワーの電力サービスはおすすめ?提供されている電力プランや評判について解説
2016年の電力自由化以降、多くの企業が電力業界に参入し、独自性の高いサービスが提供されるようになりました。大手電力会社による寡占状態となっていた時代に比べると、消費者にとっての選択肢は大幅に増え、それぞれにとって適切な電力サービスが選べるようになっています。自身の家族構成やライフスタイルに合った電力サービス・プランを選べば、電気代を節約して家計の負担を減らすことも可能です。
しかし、あまりにも選択肢が増えたことにより、どの電力サービスが適切なのかを判断するのが困難になっているのも事実です。とくに近年は、付帯サービスや環境的な貢献に価値を持たせているケースも多く、電気料金の金額だけで単純比較はできません。自身に合った電力サービスを見つけるためには、さまざまな側面から電力サービスの情報を集め、メリット・デメリットについて知ることが求められます。
今回は、新電力サービスの1つであるKMパワーに焦点を当て、その概要やプラン、評判について解説します。おすすめの人や申し込み方法についても触れているので、電力サービスの乗り換えを検討している人や、電気料金を減らしたいと考えている人はぜひ参考にしてみてください。
KMパワーとは
KMパワーとは「私たちは、新しい世界を想像し、一人ひとりが輝く心豊かな社会を目指します」を企業理念として掲げ、令和元年(2019年)に設立されたエネルギー企業です。 企業が目指す姿として、独自のSDGs(持続的な開発目標)を定めており、循環型ビジネスの構築を目標としています。
KMパワーが掲げているSDGsの持続可能な開発目標は、以下の7つです。
- 3 すべての人に健康と福祉を
- 7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
- 8 働きがいも経済成長も
- 9 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 11 住み続けられるまちづくりを
- 12 つくる責任つかう責任
- 13 気候変動に具体的な対策を
<SDGsの持続可能な開発目標>
KMパワーの事業内容は「省エネソリューション事業」「環境ソリューション事業」「電力販売事業」「快適・健康増進支援事業の」4つです。4つの事業は、それぞれが連携して1つの事業スキームを形成しています。省エネソリューション事業や環境ソリューション事業、電力販売事業によって実現したコストの圧縮やCO2削減に、快適・健康増進支援事業を組み合わせ、売上や利益の向上につなげています。
省エネソリューション事業では、主に法人を対象として、最適なLED照明や空調設備について提案・サポートを行い、電気代削減と電気使用量削減を同時に実現するための取り組みを行っています。節電に役立つ、電気使用量の見える化・レポーティングといったサービスも実施されているので、電気料金の変動傾向や適切な節電対策の分析が可能です。
環境ソリューション事業では、個人・法人を対象に電力と同時に契約するサービスとして、太陽光発電パネルなどの「環境設備」の普及を進めています。環境設備は、設置料金などの初期費用が不要であり、一定期間の契約満了後は無償で譲渡されます。
個人に対しては、生活環境が多様化する現代において、IoT住宅で日々の暮らしを豊かにするための設備・サポートが提供されています。具体的には、太陽光発電やスマートメーター、蓄電池などの設備をインターネットやクラウドに接続し、日々の暮らしをアップデートしていきます。なお、環境設備を利用する場合でも、供給される電気の安定性などは変化しません。
法人に対する環境ソリューション事業の取り組みは、「社員の動きを可視化、生産性を高めるオフィスソリューション空間」「心と体を健やかに保つ緑や空気のソリューション空間」「設備の省エネサポートでZEB実現に向けたソリューション」の3つです。それぞれ、生産性、ウェルビーイング、省エネ・効率化の向上をサポートしています。
電力販売事業では、高圧電力と低圧電力の利用者を対象として、さまざまな電源から調達した電力を供給しています。電気量料金と基本料金を引き下げることによるコスト削減が可能であり、契約期間が長期になるほど、削減幅は拡大します。
電力の供給には九州電力の送配電網を用いるため、大手電力会社から乗り換えても、供給の信頼性や電気の質が低下する心配はありません。また、電力を供給するだけでなく、コンシェルジュサービスや省エネソリューションの提供も実施されています。
快適・健康増進支援事業では、顧客のSDGsに関する取り組みを支援し、企業成長につなげることを目的として、職場環境を快適化するためのサポートを提供しています。この事業によって提供される価値は、店舗・事務所の内外装の企画、設計、デザイン、施工、健康に関するコンサルティング、企業の健康管理に関するコンサルティングなどです。
KMパワーが提供している電力サービスの料金プラン
KMパワーが提供している電力サービスは、高圧でんきと低圧でんきの2種類です。高圧でんき、低圧でんきの双方とも、離島を除く九州電力管内地域を供給対象エリアとしています。
高圧でんき
高圧でんきは、法人向けに提供されている高圧電力サービスです。高圧電力の使用傾向は、ホテルやスーパー、事務所といった法人・施設ごとに異なるので、決められたプランは用意されていません。それぞれの現在の契約内容と1年間の電気使用パターンを把握したうえで、使用状況に合わせた最適な料金プランが提案されます。
低圧でんき
低圧でんきは、個人事業主を含む、法人顧客を主な需要家と設定している低圧電力サービスです。基本料金と電気量料金、再エネ賦課金の合計額が電気料金となっており、一部のプランは以下の季節区分、休日区分、時間区分設定に従って料金が変動します。
【区分の解説】
区分名 | 区分 | 解説 |
---|---|---|
季節区分 | 夏季 | 毎年7月1日から9月30日 |
冬季 | 毎年1月1日から2月28日(うるう年は29日)と12月1日から12月31日 | |
その他季 | 毎年3月1日から6月30日と10月1日から11月30日 | |
休日区分 | 休日 | 土曜日、日曜日、「国民の祝日に関する法律」に規定する休日、1月2日、1月3日、4月30日、5月1日、5月2日、12月30日、12月31日 |
時間区分 | 昼間 | 毎日8時から22時 |
夜間 | 毎日22時から翌日8時 |
低圧でんきのプランは、オール電化プラン、従量電灯プラン、ビジネスプラン、動力プランの4種類で、さらに料金設定の異なる複数のプランが用意されています。
オール電化プラン
オール電化プランは、個人住宅用専用プラン太陽光発電設備との組み合わせ専用プランです。オール電化住宅に最適化された料金体系として、季節区分、休日区分、時間区分によって異なる料金設定が採用されています。
オール電化プランの料金設定は、以下のとおりです。
【オール電化プランの料金設定】
プラン名 | 基本料金単価(税込「契約あたり」) | 電力料金単価(税込「円/kWh」) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
項目 | 単価 | 料金(税込) | 平日昼間時間 | 休日昼間 | 夜間 | |||
夏季・冬季 | その他季 | 夏季・冬季 | その他季 | |||||
オール電化22プラン | 8kVAまで | 1契約 | 1,430.00 | 26.84 | 23.95 | 21.22 | 17.82 | 13.21 |
9kVAまで | 1契約 | 1,540.00 | ||||||
10kVAまで | 1契約 | 1,650.00 | ||||||
11kVAまで | 1契約 | 1,650.00 | ||||||
12kVAまで | 1契約 | 2,750.00 | ||||||
13kVAまで | 1契約 | 3,300.00 | ||||||
14kVAまで | 1契約 | 3,850.00 | ||||||
15kVAまで | 1契約 | 4,400.00 | ||||||
15kVA超過分 | 1契約 | 550.00 |
従量料金プランは、九州電力の従量電灯プランに対応した基本的な料金設定のプランです。季節区分、休日区分、時間区分には関係なく、基本的に電力使用量が増えるほど電気料金が高くなります。
従量料金プランの料金設定は、以下のとおりです。
【従量料金プランの料金設定】
プラン名 | 基本料金単価(税込「契約あたり」) | 電力料金単価(税込「円/kWh」) | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
項目 | 1契約 | 料金(税込) | 120kWhまで | 300kWhまで | 300kWh超過分 | |
従量電灯Bプラン | 30A | 1契約 | 874.50 | 17.160 | 22.440 | 23.100 |
40A | 1契約 | 1,163.00 | ||||
50A | 1契約 | 1,430.00 | ||||
60A | 1契約 | 1,716.00 | ||||
従量電灯Cプラン | ー | 1kVA | 286.00 | 17.16 | 22.44 | 23.10 |
ビジネスプラン
ビジネスプランは、個人事業主を含む法人専用のプランです。細かいプラン内容としては、定額料金制を採用しているビジネスプラン5とビジネスプラン10、季節区分と休日区分に影響を受けるビジネスプランWDが用意されています。
ビジネスプランの料金設定は、以下のとおりです。
【ビジネスプランの料金設定】
プラン名 | 基本料金単価(税込「円/kVA」) | 電力量定額料金(税込「円」) | 電力料金単価(税込「円/kWh」) | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
項目 | 単価 | 料金(税込) | |||||
ビジネスプラン5 | ー | 1kVA | 292.60 | ■500kWhの利用迄 10,750.00 (21.50円/kWh) |
22.44 | ||
ビジネスプラン10 | ー | 1kVA | 292.60 | ■1,000kWhの利用迄 22,000.00 (22.00円/kWh) |
22.10 | ||
プラン名 | 基本料金単価(税込「契約あたり」) | 電力料金単価(税込「円/kWh」) | |||||
項目 | 単位 | 料金(税込) | 平日 | 休日(土・日・祝日) | |||
夏季 | 冬季/その他季 | ||||||
ビジネスプランWD | 6~10kVA | 1契約 | 1,540.00 | 24.31 | 23.10 | 25.30 | |
10kVA超過分 | 1kVA | 292.60 |
動力プラン
動力プランは、店舗などの電気使用量が多い動力機器を動かすのに適したプランです。動力プランの料金設定は、以下のようになっています。
【動力プランの料金設定】
プラン名 | 基本料金単価(税込「円/kW」) | 電力料金単価(税込「円/kWh」) | |||
---|---|---|---|---|---|
項目 | 単価 | 料金(税込) | 夏季 | 冬季/その他季 | |
低圧動力プラン | (力率割引なし) | 1kW | 908.00 | 17.050 | 15.40 |
KMパワーのメリットと良い口コミ・評判
自分に合った電力サービスやプランを選ぶためには、それぞれのアピールポイントをしっかり把握したうえで、それがどの程度メリットになるのかをしっかり確認することが大切です。誰かにとって有用なアピールポイントであっても、自身にとってあまり有益ではなかったり、逆に大々的にプッシュされていない仕様や特徴が有用な決め手になったりするケースもあるでしょう。
それぞれの電力サービスやプランが持つメリットについて客観的に把握するためには、公式の情報だけでなく、実際の利用者の評判や口コミを確認する方法が有効です。KMパワーに関しては、以下のような良い口コミ・評判が見られました。
- 法人向けのプランや取り組みが充実している
- オール電化プランに対応している
- SDGsの取り組みに参画できる
- 電気の販売以外にも電力に関するサービスが実施されている
<KMパワーのメリットと良い口コミ・評判>
それぞれを具体的に見ていきましょう。
法人向けのプランや取り組みが充実している
KMパワーでは、高圧電力を供給する高圧でんき、低圧電力を供給する低圧でんきの2種類の電力サービスを提供しています。高圧でんきは、個人事業主や法人の事業所を対象としたサービスであり、電力の使用状況に応じたプランを提案してもらうことが可能です。 低圧でんきにおいても、個人事業主を含む法人が主な需要家として設定されており、各種ビジネスプランや低圧動力プランなど、店舗や事業所に適した料金設定が用意されています。
またKMパワーでは、電気販売事業以外にも、省エネソリューション事業、環境ソリューション事業、快適・健康増進支援事業など、オフィスの省エネやSDGsの取り組み、労働環境の改善を支援するための事業が実施されています。これらの事業を活用すれば、電気の供給だけでなく、多様な側面で事業のサポートを受けることが可能です。
オール電化プランに対応している
KMパワーの低圧でんきで提供されているオール電化プランは、オール電化住宅に最適化された季節区分、休日区分、時間区分によって異なる利用料金が設定されています。環境ソリューション事業の太陽光発電設備とセットでの契約が必要になりますが、これからオール電化住宅で太陽光発電を始めたい人にとっては、良い選択肢になるでしょう。
SDGsの取り組みに参画できる
KMパワーでは、SDGs:持続可能な開発目標を定めたうえで、環境負荷の少ない循環型ビジネスの構築を進めています。省エネソリューション事業では、エネルギー削減と費用対効果のバランスが良いLED照明や空調設備の提案、初期費用を抑えた導入方法の提案などが行われます。SDGsの取り組みを始めたいけれど、ハードルが高いと感じている人にとって、このサポートは一歩を踏み出すきっかけになるでしょう。
また、環境ソリューション事業では、月々のサービス料のみで利用できる環境設備を提供しています。太陽光発電や蓄電池といった環境設備は、設置費用をはじめとする初期費用がかかりません。利用期間中に生じた瑕疵はKMパワーが保証し、10年後には利用者に譲渡されるので、リスクの少ない環境への貢献が可能です。環境負荷の少ないIoT環境の導入サポートも実施しているので、生活の利便性とSDGsを両立させたい人にも向いているでしょう。
電気の販売以外にも電力に関するサービスが実施されている
KMパワーでは、高圧でんきや低圧でんきの電力販売事業のほかに、電気に関するコンシェルジュサービスが提供されています。わかりやすい電気使用量の可視化、分析によるレポーティングといったサービスにより、最適な電力使用環境を整えやすくなります。
電力使用状況を考慮した電気代削減と、電気使用量削減ソリューションの提供も実施しているので、電気に関する出費を減らしたいと考えている企業にとってメリットが大きいでしょう。
KMパワーの注意点と悪い口コミ・評判
電力自由化以降に台頭した新電力サービスは、それぞれが独自の強みを持つ一方、大手電力会社と比べた場合に無視できない、何らかの弱みを抱えているケースも多く見られます。しかし、弱みやデメリットは、強みやメリットに比べると積極的にアピールされる機会が少なく、気付かないまま契約して後悔することになるケースも少なくありません。
そのため、電力サービスを選ぶ際は、メリットだけでなく、弱みやデメリット、注意点にも目を向けることが大切です。公式の情報だけではあまり伝わらないデメリットや注意点について知るためには、悪い口コミや評判を確認する方法が役に立ちます。
KMパワーに関しては、以下のような悪い口コミ・評判が見られました。
- 対象エリアは九州電力管轄エリアのみ
- 個人が利用する場合はプランの選択肢が多くない
- SDGsやビジネス以外での付加価値が少ない
<KMパワーの注意点と悪い口コミ・評判>
それぞれを具体的に見ていきましょう。
対象エリアは九州電力管轄エリアのみ
KMパワーの高圧でんき、低圧でんきが供給されているのは、利用を除く九州電力管轄エリアのみです。新電力会社のなかには、より限定された範囲を対象として、地域密着型の電力サービスを提供している企業もあるため、この範囲は極端に狭いわけではありません。
ただし、日本全国をカバーしているような大手の電力会社に比べると、九州のみを対象としているKMパワーのサービスは、柔軟性に欠けるといえるでしょう。せっかく九州で契約しても、遠方に引っ越す際は、別のサービスに乗り換えなければいけません。転勤などで九州の外へ引っ越す可能性がある人は、ほかの電力サービスの利用も検討してみると良いでしょう。
個人が利用する場合はプランの選択肢が多くない
KMパワーの電力サービスは、多くのプランが個人事業主を含む法人を主なターゲットにしています。事業を営んでいない個人向けのプランは、オール電化プランや従量料金プランに限定されます。プランの内容そのものに問題はありませんが、ほかの電力会社に比べると選択の幅が狭いため、自身にピッタリ合う料金プランが見つからない可能性もあるでしょう。
一方で事業者向けとしては、それぞれの電力使用量を加味して個別に提案される高圧でんきのほかに、低圧電気の各種ビジネスプラン、低圧動力プランなどが用意されています。そのため、KMパワーの電力サービスはどちらかといえば、個人事業主を含む法人向けの要素が強いといえるかもしれません。
SDGsやビジネスへのサポート以外に付加価値が少ない
KMパワーでは、省エネソリューション事業や環境ソリューション事業などを通して、企業全体でSDGsの取り組みに関するサポートを実施しています。電力販売事業は、そういった環境関連事業の一部という側面が強く、ソリューションの一環として導入する需要が高いサービスだといえるでしょう。
そのため、電力サービス単体で見ると、直接利用者のメリットになる付加価値は多くありません。電力量料金と基本料金の削減は期待できますが、総合的に判断すると、ほかの電力サービスのほうがメリットが大きくなるケースもあるでしょう。
KMパワーがおすすめの人
次は、ここまでの内容を元に、KMパワーはどんな人におすすめなのかを解説します。KMパワーの各種事業は、個人よりも法人をメインターゲットに定めたものが多いので、一般的な電力サービスと相性の良い人が異なる可能性があります。
- 九州に長期的に在住する予定のある人
- オール電化住宅で太陽光発電を始めたいと考えている人
- SDGsへの取り組みと電気料金削減を両立したいと考えている法人
<KMパワーがおすすめの人>
まずは、上記の特徴に当てはまるかどうかを確認したうえで、ほかの電力サービスとの比較検討を始めてみると良いでしょう。
九州に長期的に在住する予定のある人
KMパワーの電力サービスは、九州電力の管轄地域を供給エリアとしているので、自然と対象は九州に住んでいる人に限定されます。また、環境設備を一定年数所有すると譲渡されるシステムがあるので、ある程度長期的に九州で暮らす予定のある人に、とくに向いているでしょう。
オール電化住宅で太陽光発電を始めたいと考えている人
KMパワーの環境ソリューション事業では、太陽光パネルなどの環境設備を初期費用なしで利用できます。セットで契約できるオール電化住宅向けの電力プランも用意されているので、これからオール電力で太陽光発電を始める予定がある人にはとくにおすすめです。
SDGsへの取り組みと電気料金削減を両立したいと考えている法人
KMパワーでは、省エネソリューション事業、環境ソリューション事業、電力販売事業、快適・健康増進支援事業を連携させ、SDGsへの貢献と電気料金の削減を両立させた、快適な職場環境のソリューションを提供しています。そのため、SDGsや職場環境の改善に興味があるが、費用面の負担は増やしたくないと考えている法人にとっては、より良い選択肢になる可能性があるでしょう。
KMパワーのお申し込み方法
KMパワーの電力サービスは、所定の様式を用いて申し込みを行います。契約後の計量器取替工事では、位置を変更しない場合は費用がかかりません。詳しい手続の方法に関しては、ホームページや電話から問い合わせてみてください。
電気プランの乗り換え時のよくある質問
- 電気プランの切替で電気の品質は変わる?
- 電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
- KMパワーが倒産した場合は電気がとまる?
電気プランの切替で電気の品質は変わる?
電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。
電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。
また、経済産業省や消費者庁(消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体)は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています(ご参考)。
KMパワーが倒産した場合は電気がとまる?
電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、KMパワーが倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。
電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。つまり、電気の消費者(みなさま)としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。
なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること(最終保障供給)が一般送配電事業者に義務づけられています。例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。
このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。
まとめ
KMパワーは、SDGsへの取り組みを重視した4つの事業を展開しており、その1つとして高圧でんき、低圧でんきの2種類の電力サービスが提供されています。個人事業主を含む法人をターゲットとしたプランが多く用意されていますが、オール電化プランなどは個人にとってもメリットがあります。
環境ソリューション事業では、太陽光発電などの環境設備を初期費用なしで導入できるので、SDGsへの取り組みを始めてみたい人におすすめです。また、SDGsと電気料金の削減、労働環境の向上を共存させたソリューションの提案も行っているので、九州で事業を行っている人はぜひ調べてみてください。
電気プラン乗換コムでは、各電力会社の電気料金プランの数値情報等をデータベース化しております。それらのデータを下記にて一部出力し記載しておりますのでご参考ください。なお、上記記事の作成日とデータベース調査日が異なるケースがありますので、その点はご留意ください。
また、電気料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトでは収集データ等を軸にオススメの電力会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。
KMパワーによる電気料金プランの提供エリアは?
各電力会社が提供する電気料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にてKMパワーが提供する一般家庭用プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記電気料金プランを利用可能であるかご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 提供地域 | 電力エリア | プラン分析ページ |
---|---|---|---|
ビジネスプランWD | 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く | 九州電力管内管内 | 「ビジネスプランWD」の分析ページへ |
従量電灯Bプラン | 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く | 九州電力管内管内 | 「従量電灯Bプラン」の分析ページへ |
従量電灯Cプラン | 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く | 九州電力管内管内 | 「従量電灯Cプラン」の分析ページへ |
ビジネスプラン5 | 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く | 九州電力管内管内 | 「ビジネスプラン5」の分析ページへ |
ビジネスプラン10 | 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く | 九州電力管内管内 | 「ビジネスプラン10」の分析ページへ |
オール電化22プラン | 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く | 九州電力管内管内 | 「オール電化22プラン」の分析ページへ |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
電気料金プランの想定年間電気代は?
電気料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用した電気量に1kWhあたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各電力会社のHPに掲載されておりますので、電気利用量と基本/従量単価を計算式に当てはめることで、電気料金の水準を算出できます。
ただし「基本料金」や「従量料金」の他にも、燃料調整費や市場調整費、もしくは電源調整費等、電力会社によって細かくパラメータが設定されており、実態の電気代と大きく異なるケースもあるため、あくまで下記はご参考としてご参照ください。なお、世帯人数別の電気利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています(ご参考))。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 一人暮らし | 二人暮らし | 三人暮らし | 四人暮らし | 五人暮らし | 六人暮らし |
---|---|---|---|---|---|---|
ビジネスプランWD | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 152580円/年 | 181732円/年 |
従量電灯Bプラン | 59440円/年 | 103769円/年 | 118061円/年 | 126377円/年 | 138125円/年 | 165845円/年 |
従量電灯Cプラン | 59440円/年 | 103769円/年 | 118061円/年 | 126377円/年 | 138125円/年 | 165845円/年 |
ビジネスプラン5 | 67082円/年 | 110986円/年 | 125268円/年 | 133346円/年 | 144936円/年 | 171864円/年 |
ビジネスプラン10 | 66226円/年 | 109517円/年 | 123636円/年 | 131592円/年 | 143059円/年 | 169579円/年 |
オール電化22プラン | 67507円/年 | 103469円/年 | 113059円/年 | 120252円/年 | 127444円/年 | 151419円/年 |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※基本料金および電力量料金の合算値となります。
※年間電気代は、一人暮らし(30A相当、月間210kWh)、二人暮らし(40A相当、月間360kWh)、三人暮らし(50A相当、月間400kWh)、四人暮らし(50A相当、月間430kWh)、五人暮らし(60A相当、月間460kWh)、六人暮らし(60A相当、月間560kWh)を利用した場合の推計値です。
各電気料金プランのオプションは?
電気料金プランの利用によって、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | オプション |
---|---|
ビジネスプランWD |
見つかりませんでした。 |
従量電灯Bプラン |
見つかりませんでした。 |
従量電灯Cプラン |
見つかりませんでした。 |
ビジネスプラン5 |
|
ビジネスプラン10 |
|
オール電化22プラン |
見つかりませんでした。 |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
補足
- 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、KMパワーの公式HPをご確認ください。