くるめエネルギーはどんな会社?知っておきたい電力会社の基本条件を一挙にご紹介!

  • 更新日:2024/08/01

近年、電力会社を変えるだけで電気代を節約できる事例があるため、別の電力会社への乗り換えをお考えの人も多いのではないでしょうか。しかし、電気の供給条件は電力会社次第で、他社に乗り換えれば必ずお得になるとは限りません。

乗り換えによって電気代を節約するには、多くの電力会社をチェックしておくことが大事です。そこで今回は、チェックしておきたい電力会社の1つとして「くるめエネルギー」をとりあげ、会社の概要や料金プランなどをご紹介します。

くるめエネルギーとは

くるめエネルギーとは、個人・法人のどちらでも利用できる新電力会社の1つです。会社の概要は、以下のとおりです。

【くるめエネルギーの概要表】
社名 くるめエネルギー株式会社
設立 平成29年6月19日
所在地 福岡県久留米市小頭町3-13 さくらビル5F
代表者 安丸 真一
取締役 古賀 泰弘
近藤 博和
吉田 昌宜
冨安 康太
資本金 4,420万円
取引銀行 筑邦銀行
出資企業 株式会社近藤建設 建武工業株式会社 SAVEホールディングス株式会社 株式会社日展コーポレーション 株式会社駅前不動産ホールディングス 株式会社髙木組 井樋建設株式会社 有限会社タク設備システム 原建設建材株式会社 株式会社グリーンホテル・ズ コーポレーション 有限会社耳納建設 中央印刷株式会社 株式会社ハイテック
小売電気法人登録番号 A0477
電気通信法人届出番号 H-04-01793

くるめエネルギーは、福岡県久留米市にある電力会社であり、地名を社名としていることがわかります。設立は平成29年と比較的最近ですが、資本金は4,420万円あり、資金力は高めです。

会社の特徴としては、後述するように、光回線の契約もできることが挙げられます。そのため、小売電気法人としての登録番号のほか、電気通信法人としての届出番号も取得済みです。さらに、くるめエネルギーは地域企業の集まりでもあり、出資企業として多くの会社が名を連ねているのも特徴的です。

くるめエネルギーの事業目的

くるめエネルギーの事業目的には、以下のものがあります。

    <事業目的>

  • 地域に安い電気を提供する
  • 電力事業を中心にさまざまなサービスを提供する

地域企業が集まってできた会社であるだけに、地域に安い電気を提供することが基本方針となっています。あわせて、地元である久留米市を支えて住みやすい地域とするため、電力事業を中心にさまざまなサービスを提供することも、視野に入れられています。この方針から、くるめエネルギーでは以下の対応も実施中です。

    <地域貢献につながる対応>

  • 利益の一部を地域のサービスへと還元
  • 地元企業とのサービス
  • 公共施設の整備や高齢者見守りサービス

このように、くるめエネルギーは地元の利益や発展を目指す地域密着型の会社であることは、基本情報として押さえたいポイントです。

くるめエネルギーの料金プラン

くるめエネルギーの料金プランには、主に以下の2種類があります。

    <くるめエネルギーの料金プラン>

  • ファミリープラン従量電灯B
  • ビジネスプラン従量電灯C

申し込める条件や料金単価などがそれぞれで変わるため、詳細は申し込みの前に確認しておくのがおすすめです。以下でくわしく見ていきましょう。

ファミリープラン従量電灯B

ファミリープラン従量電灯Bは、一般個人向けの低圧電気の料金プランで、以下の条件を満たせば申し込めます。

    <ファミリープラン従量電灯Bの申し込み条件>

  • 電気を電灯か小型機器に使用する
  • 契約電流は30A以上、60A以下
  • 同じ場所で低圧電力とあわせて契約するなら、契約電流と契約電力との合計(10Aを1kWとみなす)が50kW未満である

3番目の条件に関しては、契約者のほうから希望し、一般送配電法人からも適当と判断されたら、基準を満たしていなくとも例外的に契約を認められる場合があります。しかし、基本的には、上記3点をすべて満たすことが前提とされるため、注意が必要です。

契約時には、契約電流としてアンペア数をどうするか決めます。アンペア数が高くなるほど基本料金が高額となる仕組みなので、必要最低限の条件を選びたいところです。ただし、選べるアンペア数は10A刻みであり、35Aなどの条件では契約できません。ほかの電力会社から乗り換えるときは、以前の契約先で選んでいたアンペア数を引き継ぐ形となります。

料金単価は、以下のとおりです。

【基本料金(1契約あたり)】
契約電流 単価
30A以下 932.22円
40A 1,242.96円
50A 1,553.70円
60A 1,864.44円

※電気をまったく使わなかった場合は半額

【電力量料金(1kWhあたり)】
使用量 単価
120kWhまで 18.37円
120kWh超~300kWhまで 23.89円
300kWh超 26.00円

ビジネスプラン従量電灯C

ビジネスプラン従量電灯Cは、法人向けの低圧電気の料金プランで、以下の条件を満たせば申し込めます。

    <ビジネスプラン従量電灯Cの申し込み条件>

  • 電気を電灯か小型機器に使用する
  • 契約容量が6kVA以上、50kVA未満である
  • 同じ場所で低圧電力とあわせて契約するなら、契約電流と契約電力との合計(1kVAを1kWとみなす)が50kW未満である

先述のプランと同じく、3番目の条件に関しては利用者からの希望があり、一般送配電法人からも適切とみなされれば、基準を満たしていなくとも申し込める場合があります。

契約容量については、契約主開閉器の定格電流にもとづいて設定されるため、あらかじめ契約主開閉器の設定が必要です。また、他社からの乗り換えにあたっては、以前の電力会社で選んでいた契約容量を引き継ぎます。

料金単価は、以下のとおりです。

【基本料金】
単位 単価
1kVAあたり 310.74円

※電気をまったく使用しなかったときは半額

【電力量料金(1kWhあたり)】
使用量 単価
120kWhまで 18.37円
120kWh超~300kWhまで 23.89円
300kWh超 26.00円

電気代を構成するそのほかの費用

ファミリープラン従量電灯Bと、ビジネスプラン従量電灯Cのどちらにおいても、電気代には以下の2つの費用が加わります。

    <電気代を構成するそのほかの費用>

  • 燃料費等調整額
  • 再生可能エネルギー発電促進賦課金

くるめエネルギーの燃料費等調整額とは、燃料費調整額と容量拠出金相当額を合計したものです。どちらの費用にも専用の単価が設定されており、使用電力量にかける形で月々の加算金が計算されます。なお、燃料費等調整額は一概に加算金となるわけではなく、専用の単価の水準によっては、電気代を安くする場合もあるため注意が必要です。

再生可能エネルギー発電促進賦課金は、近年広がりつつあるソーラー発電などを広めるため、法令で加算が義務付けられている費用です。金額の決まり方は先ほどと同様に、専用の単価に電気の使用量をかける形で、具体的な加算額が算出されます。

どちらの費用も金額が一律でいくらとは決まっておらず、電気の使用量に応じて増減するため、電気代への影響は小さくありません。基本料金と電力量料金だけでは、乗り換え後の正確な電気代を予想できないため、ご注意ください。

法人向けの高圧・特別高圧の契約について

くるめエネルギーでは、法人向けに高圧・特別高圧の料金プランも用意されています。高圧・特別高圧の電気は、商業施設や工場などに適しているため、一般的に法人から利用されます。

くるめエネルギーでの契約の流れは、以下のとおりです。

    <契約の流れ>

  • 直近12ヶ月分の電気使用量の明細を提出
  • 電気代の見積もりの提示
  • 必要事項を告知して申し込み
  • スマートメーターを設置
  • 契約の締結

一連の流れを終えるまでの目安期間は、約3ヶ月です。契約条件や料金表などは一律で決まっておらず、問い合わせに応じて個別に提示されます。

契約のために必要な申告事項には、以下のものがあります。

    <申告事項>

  • 法人名
  • 部署名
  • 担当者名
  • 事業所の所在地
  • 電話番号

高圧・特別高圧の料金プランに興味があるときは、必要な情報を申告したうえで、個別にお問い合わせください。

くるめエネルギーのメリット

くるめエネルギーのメリットには、以下のものがあります。

    <くるめエネルギーのメリット>

  • 電気代の基本的な支払方法が2種類ある
  • コンビニ払いも一部対応可能
  • 提出書類を公式サイトからダウンロードできる
  • 同じ会社で光回線の申し込みが可能
  • 電気の契約を結んでいると光回線の料金が割引になる

それぞれがどのようなメリットなのか、以下で詳細を見ていきましょう。

電気代の基本的な支払方法が2種類ある

くるめエネルギーで低圧の電気を契約した場合、電気代は以下のどちらかの方法で支払います。

    <支払方法>

  • 口座振替
  • クレジットカード払い

どちらの方法も、一度設定すると、支払いの手続きを自分で毎月行う必要がなくなります。口座振替では口座からの引き落とし、クレジットカード払いでは登録したカードでの決済が自動で行われます。

電気代は基本的に毎月発生する費用であり、支払いをその都度自分で済ませるのは手間です。この点、くるめエネルギーでは、支払いの手間のない方法が2種類用意されているため、忙しい人でも安心です。

また、クレジットカード払いは、支払いに使うカードの種類によっては、利用金額に応じてポイントを貯められます。月々の電気代でポイントを貯められ、別の支払いなどへと利用できるのも嬉しいポイントです。

コンビニ払いも一部対応可能

口座振替とクレジットカード払いは便利な方法ですが、前者には銀行口座、後者にはクレジットカードが必要です。どちらの作成にも要件があり、誰でも必ず作れるものではありません。

そのため、例外的な措置ではあるものの、くるめエネルギーではコンビニ払いも一部可能となっています。コンビニ払いなら特別な準備物がなく、より多くの人が利用可能です。このような支払方法に対応しているのも、くるめエネルギーのメリットだといえます。

提出書類を公式サイトからダウンロードできる

くるめエネルギーは、一部の手続きに書類を使用しますが、規定の書類は公式サイトで公開されています。

    <提出書類の取得方法>

  • 公式サイトの書類のページより常時ダウンロード可能
  • ダウンロードしたものを印刷すれば書類が手に入る
  • 必要事項を記入して送付すれば手続き完了

ダウンロードした書類を自分で印刷すれば良いため、書類をもらうためにどこかへ出かけたり、郵送された書類の到着を待ったりする必要がありません。書類での手続きがスムーズなことも、メリットの1つに挙げられます。

同じ会社で光回線の申し込みが可能

くるめエネルギーは、電力会社として地域に電気を供給するかたわら、光回線のサービスも実施しています。

サービスの概要は、以下のとおりです。

    <光回線サービスの概要>

  • 戸建て向けと集合住宅向けの2種類がある
  • 契約期間は2年間の定期契約
  • 契約期間中は同一回線の継続利用が必要
  • 無料解約が可能な期間以外で解約すると解約料が発生
  • 月額料金はプロバイダー料を含む
  • 初期工事費や契約手数料が別途必要

光回線は、戸建て向けと集合住宅向けの2種類があるため、住居の種類で申し込みを制限されるリスクは低めです。契約は2年単位で行う仕組みで、解約のタイミングには注意が必要です。いずれも光回線のサービスとしては一般的な条件であり、とくに違和感なく利用できるでしょう。

くるめエネルギーで光回線も利用すれば、インターネットの回線会社を別途探す手間が省けます。電気と光回線で利用先を一本化すると、管理の手間が省けるのもメリットです。

電気の契約を結んでいると光回線の料金が割引になる

くるめエネルギーの光回線の月額費用は、電気の契約をあわせて結んでいる場合、通常価格から110円値引きされます。なお、通常の月額費用は、以下のとおりです。

【光回線の月額費用】
光回線の種類 月額費用
戸建て向け(くるエネ光 ホームタイプ) 5,610円
集合住宅向け(くるエネ光 マンションタイプ) 4,070円

同じ会社で電気の供給も受けているなら、上記の費用から毎月110円が値引きされるため、通常よりもお得です。この点も、電力会社と光回線の会社をくるめエネルギーへと一本化するメリットにあたります。

くるめエネルギーの注意点

くるめエネルギーの注意点には、以下のものがあります。

    <くるめエネルギーの注意点>

  • 料金プランが限られている
  • コンビニ払いは自由に選べない
  • 解約には書面での手続きが必要

それぞれの詳細を以下で見ていきましょう。

料金プランが限られている

くるめエネルギーは、一般個人や法人、高圧・特別高圧の契約者など、さまざまな人が利用できますが、料金プランはあまり豊富とはいえません。一般個人なら「ファミリープラン従量電灯B」、法人なら「ビジネスプラン従量電灯C」など、利用希望者の立場によって契約プランがほぼ決まってしまいます。

候補となる料金プランが実質的に1種類しかないため、契約条件を厳選して、電気代を節約するなどの対応は難しいです。候補に挙がった料金プランに納得できない場合は、別の電力会社への乗り換えを検討せざるをえません。

また、一般個人向けであるファミリープラン従量電灯Bは、オール電化向けではありません。ほかにオール電化を想定した料金プランもとくになく、オール電化住宅で乗り換えると、電気代が高くなる恐れがあるため注意が必要です。

コンビニ払いは自由に選べない

くるめエネルギーで一部対応されているコンビニ払いは、自由に選べる方法ではありません。

    <コンビニ払いの条件>

  • クレジットカード払いと口座振替の両方が難しい場合のみ
  • どちらかの支払方法が可能なら選択不可

コンビニ払いが選べるのは、何らかの理由でクレジットカード払いや口座振替ができず、くるめエネルギーからもやむをえないと認められた場合に限られます。クレジットカードや銀行口座をすでに持っており、どちらかを通じて問題なく支払いができる場合、コンビニ払いは選べません。

解約には書面での手続きが必要

くるめエネルギーを解約したいときは、解約の希望や解約希望日などを記した書類を、会社側まで送付する必要があります。書面でのやりとりが必要なため、電話で解約を受け付けられる場合よりも、時間がかかりやすいことに注意が必要です。

解約希望日よりあとに書類が会社に届いた場合、書類の到着日が解約日となります。希望日どおりに解約したい場合は、書類での手続きが必要なことをふまえ、書類の用意と送付は早めに済ませたいところです。

くるめエネルギーがおすすめの人

くるめエネルギーがおすすめなのは、以下のような人だといえます。

    <くるめエネルギーがおすすめの人>

  • 久留米市にいる一般個人や法人
  • 光回線をあわせて利用したい人

それぞれの人へのおすすめポイントを、以下でご紹介します。

久留米市にいる一般個人や法人

くるめエネルギーの特徴は、地域企業の集まりによって生まれており、地域への安い電気の供給やそのほかの貢献が意識されていることです。くるめエネルギーを多くの人が利用すれば、地域へと還元される利益がさらに大きくなることも期待できます。

このことから、くるめエネルギーは久留米市にいる一般個人や法人にとって、メリットの大きい電力会社だといえます。

光回線をあわせて利用したい人

くるめエネルギーのもう1つの特徴は、同じ会社が光回線のサービスも提供していることです。同じ会社で光回線も頼めば、管理の手間が省けるうえ、料金も少しお得になります。そのため、電気とあわせて光回線を使う予定の人にとっては、くるめエネルギーは魅力的な電力会社となります。

くるめエネルギーのお申し込み方法

くるめエネルギーを一般個人で利用したいときは、以下の流れで申し込みます。

    <くるめエネルギーのお申し込みの流れ>

  • くるめエネルギーまで利用の申し込み
  • スマートメーターへの交換(必要な場合のみ)
  • 切り替え完了後に電気の供給が開始

供給開始までの流れはシンプルですが、最初の申し込みには2種類の方法があり、それぞれで手続きの流れが少し変わります。

【くるめエネルギーのお申し込み方法】
申し込み方法 手続きの流れ
WEB 申し込みフォームに必要事項を入力して送信
電話 郵送されてくる申込書に必要事項を記入して返送

それぞれの申し込み方法の詳細から、電気の供給開始までの流れを以下でくわしくご紹介します。

WEBでの申し込み

WEBを選ぶと、公式サイトにある申し込みフォームを使い、必要事項をその場で入力して送信する流れとなります。入力が必要な項目には、以下のものがあります。

    <入力が必要な項目>

  • 申し込みの種別
  • 現在契約中の電力会社名
  • お客様番号
  • 供給地点特定番号
  • 利用希望者の個人情報

申し込みの種別とは、他社からの乗り換えか、引っ越しにあわせた新規契約かを入力する項目です。自身のお客様番号や供給地点特定番号などは、現在の検針票などを見ればわかります。正確な情報を入力するため、検針票などは手元に用意しておくことをおすすめします。

このほか、申告が必要な個人情報とは、自身の住所氏名、連絡先、性別などです。このような一連の申告事項を、申し込みフォームにしたがって入力していけば問題ありません。必須の項目をすべて入力すると、送信が可能となります。

WEBで申し込むときの注意点

WEBで申し込むとき、以下の2点を確認しなくてはなりません。

    <WEBで申し込むときの注意点>

  • 電気の供給条件
  • 個人情報の保護方針

電気の供給条件とは、契約に関する諸条件、解約の取り決め、利用者が順守すべき項目などがまとめられたものです。WEBで申し込むとき、これらをすべて画面上に表示できるため、個人で確認して問題ないかを判断する仕組みとなっています。

個人情報の保護方針は、契約にあたって申告した個人情報を、くるめエネルギーがどのように扱うかをまとめたものです。いずれも利用者にとって重要な情報であり、事前によく確認しておくのが基本です。

対面での手続きなら、このような重要事項は担当者から丁寧に説明されるため、見落とす心配はありません。しかし、くるめエネルギーにWEBから申し込む場合、自身で該当のページを開く必要があります。

電気の供給条件などの重要情報がどこのページにあるのか見つけられないときは、申し込みの手続きを一度中断し、くるめエネルギーまで問い合わせることをおすすめします。

電話での申し込み

電話で申し込む場合は、くるめエネルギーの番号まで連絡して利用の希望を伝えれば、やがて申込書が送られてくるため、必要事項を記入して返送すれば問題ありません。インターネットでの手続きに慣れていなくとも申し込めるのはメリットですが、書類のやりとりで時間はかかります。

このことから、電話はWEBでの手続きに慣れていない人や、インターネットの環境がない人などに向いている方法です。WEBでの手続きに支障がない人や、契約を急いでいる人などは、WEBフォームを使うことをおすすめします。

申し込みにあたっての必要物

くるめエネルギーに申し込むときの必要物には、以下のものがあります。

    <くるめエネルギーに申し込むときの必要物>

  • 本人確認書類
  • 電気使用量のお知らせ
  • 印鑑(認印)

本人確認書類として使えるものは、自動車運転免許証や健康保険証、住民票の写しなどです。自動車運転免許証と健康保険証では有効期間中のものなど、使用できる書類に条件もあるため、有効なものをご用意ください。

あわせて、現在の電気使用量のお知らせや印鑑(認印)も必要物に挙げられているため、あわせて用意しておくと申し込みがスムーズです。

スマートメーターへの交換

くるめエネルギーで電気の供給を受けるには、近年普及しているスマートメーターが必要です。旧来のメーターが設置されている場合は、乗り換えにあたってスマートメーターへの交換が実施されます。交換作業が必要な場合は、以下のポイントを押さえておきたいところです。

    <交換作業が必要な場合のポイント>

  • 交換作業は無料で立ち会いも不要なのが原則
  • 例外的に費用がかかる場合もあり
  • 交換時に停電する場合がある

スマートメーターへの交換は無料かつ立ち会いなしで実施されているため、基本的には利用者側で気にすることはありません。ただし、費用がかかるケースがないわけではなく、交換作業時に少し停電する場合もあります。

交換作業が実施されるときは、地域の電力会社から連絡があるため、作業の日程や費用の有無などはよく聞いておくことをおすすめします。

供給開始

スマートメーターへの交換が終わり、そのほかの準備も終わったら、マイページやハガキで使用開始日の連絡があります。連絡された日程から、くるめエネルギーの電気へと切り替わります。申し込みから供給開始までの目安期間は、約2~3週間です。それほど長い時間はかかりませんが、即日で乗り換えられるわけではないため、手続きを急ぐ人は早めに申し込みたいところです。

電気プランの乗り換え時のよくある質問

  • 電気プランの切替で電気の品質は変わる?
  • 電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
  • くるめエネルギーが倒産した場合は電気がとまる?

電気プランの切替で電気の品質は変わる?

電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。

電気プランの切替で停電の頻度は変わる?

電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。

また、経済産業省や消費者庁(消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体)は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています(ご参考)。

くるめエネルギーが倒産した場合は電気がとまる?

電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、くるめエネルギーが倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。

電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。つまり、電気の消費者(みなさま)としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。

なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること(最終保障供給)が一般送配電事業者に義務づけられています。例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。

このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。

まとめ

くるめエネルギーは、福岡県久留米市にある新電力会社で、地域企業の集まりによって生まれた点が特徴的です。設立の背景から、地域へ安い電気を供給するなど、地域への貢献が主な事業目的となっています。料金プランには、一般個人向けのファミリープラン従量電灯B、法人向けのビジネスプラン従量電灯Cなどがあります。

乗り換えのメリットは、電気代の基本的な支払方法が2種類あること、コンビニ払いにも一部対応可能なことなどです。注意点には、料金プランが限られていることなどが挙げられます。

乗り換えがおすすめなのは、久留米市にいる一般個人や法人などです。申し込み方法はWEBと電話の2種類があり、特別な事情がなければWEBのほうがおすすめです。以上をふまえて興味をお持ちなら、くるめエネルギーへの乗り換えを検討してみてください。

電気料金データベース【くるめエネルギー】

電気プラン乗換コムでは、各電力会社の電気料金プランの数値情報等をデータベース化しております。それらのデータを下記にて一部出力し記載しておりますのでご参考ください。なお、上記記事の作成日とデータベース調査日が異なるケースがありますので、その点はご留意ください。

また、電気料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトでは収集データ等を軸にオススメの電力会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。

くるめエネルギーによる電気料金プランの提供エリアは?

各電力会社が提供する電気料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にてくるめエネルギーが提供する一般家庭用プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記電気料金プランを利用可能であるかご確認ください。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン 提供地域 電力エリア プラン分析ページ
従量電灯B(九州エリア) 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く 九州電力管内管内 「従量電灯B(九州エリア)」の分析ページへ

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

電気料金プランの想定年間電気代は?

電気料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用した電気量に1kWhあたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各電力会社のHPに掲載されておりますので、電気利用量と基本/従量単価を計算式に当てはめることで、電気料金の水準を算出できます。

ただし「基本料金」や「従量料金」の他にも、燃料調整費や市場調整費、もしくは電源調整費等、電力会社によって細かくパラメータが設定されており、実態の電気代と大きく異なるケースもあるため、あくまで下記はご参考としてご参照ください。なお、世帯人数別の電気利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています(ご参考))。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン 一人暮らし 二人暮らし 三人暮らし 四人暮らし 五人暮らし 六人暮らし
従量電灯B(九州エリア) 63099円/年 110503円/年 126212円/年 135198円/年 147912円/年 177864円/年

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※基本料金および電力量料金の合算値となります。
※年間電気代は、一人暮らし(30A相当、月間210kWh)、二人暮らし(40A相当、月間360kWh)、三人暮らし(50A相当、月間400kWh)、四人暮らし(50A相当、月間430kWh)、五人暮らし(60A相当、月間460kWh)、六人暮らし(60A相当、月間560kWh)を利用した場合の推計値です。

各電気料金プランのオプションは?

電気料金プランの利用によって、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン オプション
従量電灯B(九州エリア)

見つかりませんでした。

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

補足

  • 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、くるめエネルギーの公式HPをご確認ください。
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基本料金0円でお得
Looopのプランは基本料金が0円となっており、電気を使った分だけ料金が発生することが最大の特徴です。ポイント等の付与がなくとも問題ない方、電気の利用方法で電気代をとにかく徹底的に安くしたい方に推奨できます。価格を追求しながらも、環境や日本社会への貢献にも目を向けた大手の新電力会社となり、特に基本料金のコストを削減したい方におススメです。
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ENEOSのプランは、どのような電気の使い方であっても、原則としてエリア大手電力の通常プランよりお得となります。数%であっても安定して電気代を削減したい方に推奨できます。特筆すべきは「にねんとく2割」であり、オプションに加入すると長期契約割引を最初から受けられます。3年目以降から割引額が最大となり、それ以降はその最大割引が継続されます。一方で、2年以内の利用となる場合は手数料が1100円発生するため、その点がデメリットとなります。
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idemitsuでんきは、出光興産が提供する電気料金プランです。オール電化住宅において最高水準に安価な専用プランがあります。特にオール電化向けという観点では、一人暮らし~大家族まで国内で最高峰の料金構成となっている電気プランと言えます。また、EVユーザーの方も安価な深夜電気で蓄電できるためおススメです。
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法人(高圧)の方

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