桐生瓦斯のガス料金プラン・口コミは?ガス・電気をセットで使う場合の料金もチェック

  • 更新日:2024/03/28

家計の節約のため、光熱費の出費を減らしたいと思っている人はいらっしゃいませんか。電気やガスは、契約する企業によって、毎月の出費が大きく変わります。

今回は、群馬県桐生市に都市ガスを供給する「桐生瓦斯」の料金プランを見ていきましょう。桐生瓦斯では、ガスだけでなく電気も供給しており、ガスと電気の両方を契約する場合の料金についても解説します。

桐生瓦斯とは

桐生瓦斯は、桐生市を中心にガスの小売を行っている企業です。1920年代から桐生市内にガスの供給を続けており、100年近く地域のエネルギーを支えてきました。

現在のガスの供給区域は、桐生市のほかに、みどり市(笠間・大間々)・太田市(薮塚・大原)です。2016年から、電力自由化を受けて電力の販売も始めました。

桐生瓦斯の概要は、以下のとおりです。

【桐生瓦斯の概要】
社名 桐生瓦斯株式会社
本社所在地 群馬県桐生市仲町3丁目6番32号
創業 大正14年10月14日
供給ガスの種類 天然ガス13A
関連会社 桐生プロパンガス(株)

桐生瓦斯の料金プラン

桐生瓦斯では、家庭向けの事業として、以下のプランを提供しています。

    <桐生瓦斯で提供しているプラン>

  • 都市ガス
  • プロパンガス
  • 電気

各料金について、さらに詳しく見ていきましょう。

桐生瓦斯の都市ガスの料金プラン

桐生瓦斯における都市ガスの料金プランのうち、まずは一般的な家庭向けの料金プランをご紹介します。基本的な計算式は、以下のとおりです。

<桐生瓦斯における都市ガスの料金プランの計算式>
基本料金+使用量×当該月の調整単位料金

調整単位料金は、使用量に応じてかかる基準単位料金に、輸入原料価格をガス料金に反映させるための燃料費調整額を足したものです。桐生瓦斯が提供するガスには、国産の天然ガスだけでなく、海外から輸入した液化天然ガス(LNG)が含まれています。

【都市ガス料金プラン】
月間使用量 基本料金(円/月) 基準単位料金(円/㎥)
0~25㎥まで 792.00 160.68
25㎥を超え250㎥まで 1,071.00 149.52
250㎥を超えるもの 2,957.00 141.97

燃料費調整額は、輸入原料価格の変化に対応して毎月変化します。また、現在はこの燃料費調整額に、政府からの支援値引きが入ります。

原料費価格高騰を抑えるための支援があっても、現在は燃料費調整額が+の数字で推移しているところです。基準単位料金に、ある程度の燃料費調整額が上乗せされてしまいます。参考までに、桐生瓦斯のホームページから、直近の燃料費調整額の推移を引用しますので、ご確認ください。

【直近の燃料費調整額の推移】
年月 燃料費調整額 政府支援値引き 支援後調整額
2023年2月分 80.27円 -30円 50.27円
2023年3月分 71.85円 -30円 41.85円
2023年4月分 64.35円 -30円 34.35円
2023年5月分 60.06円 -30円 30.06円
2023年6月分 52.55円 -30円 22.55円
2023年7月分 43.89円 -30円 13.89円
2023年8月分 35.31円 -30円 5.31円
2023年9月分 29.94円 -30円 ▲0.06円
2023年10月分 28.62円 -15円 13.62円
2023年11月分 28.29円 -15円 13.29円
2023年12月分 28.46円 -15円 13.46円
2024年1月分 29.45円 -15円 14.45円
2024年2月分 31.02円 -15円 16.02円
2024年3月分 35.06円 -15円 20.06円
2024年4月分 37.53円 -15円 22.53円

2023年10月分から、政府による支援値引きが15円になりました。今後も政府の支援値引きの金額が変わったり、燃料費に影響を与える世界情勢の変化で、燃料費調整額が大きく動いたりする可能性が考えられます。

桐生瓦斯の「選択約款制度」

上記で紹介した桐生瓦斯の都市ガス料金プランは、一般的なガス使用量の家庭です。ガスを大量に使用する法人などとは、契約が異なります。

一般家庭でも、使用状況によっては、一般契約と違う契約を結ぶことがあるのです。これを「選択約款制度」と呼びます。選択約款制度は、ガスの冷暖房を使用している、ガス利用の少ない時期・時間帯にガスを効率的に使用するなど、一定の条件を満たす家庭・法人が選べる制度です。

一部の選択約款は、学校でガス暖房を使用するなどの業務用途や、特定のガス機器設置が条件で、基本的に法人向けになっています。しかし、そうした条件の縛りがなく、一般家庭でも契約できる選択約款もあります。

一般家庭でも条件を満たす可能性がある「選択約款メニュー」は、以下のとおりです。

【選択約款メニュー】
契約名 概要
ラージプラン契約 月々のご使用量が75㎥を超える場合、一般契約よりお得なこの「ラージプラン契約」が可能です。業務用途・特定のガス機器設置といった条件がなく、一般家庭でも適用される可能性があります。
ガス温水床暖房契約 ガス温水式床暖房設備を設置するお客様向けで、一般家庭や併用住宅でも利用できる選択約款です。月間使用量が冬期(12~4月)48㎥・その他の期(5~11月)17㎥を超える場合にお得になります。
家庭用コージェネレーションシステム契約 ガスエンジン・ガスタービン・燃料電池など、家庭用ガス・コージェネレーション設備を設置しているお客様向けのプランです。月間使用量が8㎥を超えた場合、一般契約よりもお得になります。
暖房・給湯契約 ガス暖房設備と給湯設備の両方を設置しているお客様向けのプランです。ただし、メーター号数が16号以下でなければ、対象になりません。月間使用量が冬期(12~4月)52㎥・その他期(5~11月)18㎥を超えると、一般契約よりお得な料金となります。

たとえばラージプラン契約は、以下の表で示す料金となり、1㎥あたりのガス料金が安くなります。

【ラージプラン契約の料金】
区分 基本料金(円/月) 基準単位料金(円/㎥)
0~75㎥ 2,530.00 130.07
76㎥~ 2,640.00 128.60

各選択約款の具体的な適用条件・料金プランなどは、桐生瓦斯のホームページでPDFファイルにまとめられています。ご家庭でガス温水床暖房などを導入する場合は、確認してみましょう。

桐生瓦斯のプロパンガスの料金プラン

桐生瓦斯は、都市ガスの小売を行っている企業で、プロパンガスは桐生プロパンガスという企業から供給されます。ただし、桐生プロパンガスは桐生瓦斯の関連会社であるため、こちらと契約している人も、電力契約の「セット割引」を受けることが可能です。

桐生プロパンガスの料金に関しては、2024年3月時点で桐生プロパンガスのホームページがリニューアル中になっているため、詳しい料金表をお知らせできません。桐生市に引っ越し予定があっても、都市ガスの導管が通っておらず、都市ガスを使えない場合は、プロパンガスを契約することになるでしょう。料金体系を知りたい場合、桐生プロパンガスに問い合わせてご確認ください。

桐生瓦斯の電気の料金プラン

桐生瓦斯では、「桐生ガスでんき」という名称で電気小売事業を展開しています。ガスとセットで契約することで割引が適用になるので、桐生瓦斯とガス契約を結ぶなら検討する余地があるでしょう。

「桐生ガスでんき」では、低圧電力・高圧電力どちらの小売事業も行っています。ただし、2024年3月現在、桐生瓦斯のホームページでは、以下のように表示されています。

「現在、卸元の要請により高圧電力に限り、新規お見積り・お申し込みを見合わせとさせていただいております。(再開時期未定 )」

高圧電力を使用する人は、ほかの電力会社を検討するしかないでしょう。

「桐生瓦斯でんき」の基本的な料金は、以下のように計算されます。

<「桐生瓦斯でんき」の基本的な料金の計算式>
基本料金+電力量料金+再生可能エネルギー発電促進賦課金単価

電気をまったく使わない場合、基本料金は半額です。電力量料金には、燃料費調整額が足されます。

それでは、具体的な料金プランを表で確認していきましょう。まずは、基本料金・電力量料金からです。実際には、電力量料金に燃料費調整単価の調整が入ることになります。

【「桐生ガスでんきB」の料金】
契約電流 基本料金 電力量料金
~350kWh 351kWh~
30A 885.72円 34.43円/kWh 37.68円/kWh
40A 1,180.96円
50A 1,476.20円
60A 1,771.44円

このプランを東京電力の「従量電灯B」プランと比較すると、基本料金は2024年3月31日までの料金とまったく同じです。

東京電力のホームページから、2024年4月1日以降の基本料金との比較表も掲載しています。

【「桐生ガスでんきB」と東京電力の「従量電灯B」プランにおける基本料金の比較】
契約電流 2024年3月31日までの基本料金 2024年4月1日からの基本料金
30A 885.72円 935.25円
40A 1,180.96円 1.247.00円
50A 1,476.20円 1,558.00円
60A 1,771.44円 1,870.00円

2024年3月現在、桐生瓦斯の料金プラン表を見ると、東京電力のように4月から基本料金がアップするという発表はありません。もちろん今後、東京電力の基本料金値上げに合わせて、値上げが実施される可能性は考えられます。

「桐生ガスでんき」の基本料金は東京電力と同じですが、電力量料金は大きく違います。電力使用量によって、東京電力を利用するほうが得か、「桐生ガスでんき」に切り替えるほうが得か変わってくるので、要チェックです。

各社の電力量料金を比較してみましょう。

【「桐生ガスでんきB」と東京電力「従量電灯B」の電力量料金の比較】
「桐生ガスでんきB」 東京電力「従量電灯B」
~350kWhまで
34.43円/kWh
~120kWhまで
29.80円/kWh
351kWh~
37.68円/kWh
120kWhを超え300kWhまで
36.40円/kWh
上記超過
40.49円

この表からわかる通り、電力使用量の少ない家庭だと、電力量料金は東京電力のほうが安くなります。一方、120kWhを超えてくると、電力量料金は「桐生ガスでんきB」のほうが安いです。電力使用量の多い家庭だと、「桐生ガスでんきB」への切り替えがお得になる可能性が高いでしょう。

同様に「桐生ガスでんきC」も、東京電力の「従量電灯C」プランと比較していきます。まずは「桐生ガスでんきC」の基本料金・電力量料金です。

【「桐生ガスでんきC」の基本料金・電力量料金】
基本料金(1KVAあたり) 電力量料金
~350kWh 351kWh~
295.24円 35.48円/kWh 37.06円/kWh

基本料金は、東京電力の「従量電灯C」プラン(2024年3月31日まで)と同じです。東京電力の「従量電灯C」プランは、2024年4月1日以降、1KVAあたり311.75円に値上げとなります。2024年3月現在、桐生瓦斯の料金プランを見ると「桐生ガスでんきC」の基本料金に関する値上げの記載はありません。

次に、電力量料金の部分で「桐生ガスでんきC」と東京電力の「従量電灯C」を比べましょう。こちらも、「桐生ガスでんきB」と同様に、違いがはっきりと出ます。

【「桐生ガスでんきC」と東京電力の「従量電灯C」プランの比較】
「桐生ガスでんきC」 東京電力「従量電灯」C
~350kWhまで
35.48円/kWh
~120kWhまで
29.80円/kWh
351kWh~
37.06円/kWh
120kWhを超え300kWhまで
36.40円/kWh
上記超過
40.49円
【低圧電力】
年月 1月 2月 3月
燃料費調整単価 -6.15円 -6.06円 -5.78円
政府支援値引き -3.50円 -3.50円 -3.50円
政府支援後調整額 -9.65円 -9.56円 -9.28円
【高圧電力】
年月 1月 2月 3月
燃料費調整単価 -2.92円 -2.88円 -2.91円
政府支援値引き -1.8円 -1.8円 -1.8円
政府支援後調整額 -4.72円 -4.68円 -4.71円

現在は、燃料費調整単価が-なので、電力量料金は先述の表よりも安くなります。しかし、燃料費の動向によっては、燃料費調整単価が+に転じる可能性もあり、その場合は電力量料金が今より高くなるでしょう。

再生可能エネルギー発電促進賦課金単価は、2023年5月から2024年4月まで1.40円/kWhとなっています。これも今後変化する可能性があり、2024年5月以降は、電力量料金が高くなるかもしれません。

最後に、桐生瓦斯でガスと電気をセットで契約したときの割引について、ご紹介します 。

  • 「セット割引」
    桐生ガス・桐生プロパンガスのお客様が「桐生ガスでんきB」「桐生ガスでんきC」を契約した場合、毎月510円の割引
  • 「Web割引」
    電気使用量・料金をWeb上で確認できる(請求書やお知らせが発行されない)人は、毎月53円の割引

両方が適用されると、毎月563円の割引です。1年単位に換算すると6,756円と、相当お得になることがわかります。

桐生瓦斯のメリットと良い口コミ・評判

桐生瓦斯の良い口コミをもとに、桐生瓦斯と契約するメリットを見ていきましょう。

桐生瓦斯に電気を切り替えたことで、電気料金が節約できました。Webを使うことでさらに割引になったので、かなりお得に感じます。

桐生瓦斯はガスと電力をセットで契約することで「セット割引」が適用され、毎月500円以上の割引が受けられます。電気・ガス両方を使う家庭なら、節約になる可能性も高いでしょう。

桐生瓦斯の注意点と悪い口コミ・評判

次に、桐生瓦斯に寄せられた良くない口コミも確認していきます。

電気を切り替えましたが、切り替え後の料金がかえって高くなっていました。残念です。

桐生瓦斯に電力を切り替えて光熱費の節約を期待したものの、残念ながら節約ができなかったという内容です。これには、以下の原因が考えられます。

    <電気の切り替えにより節約できなくなった原因>

  • 桐生瓦斯の電力プランと家庭の電気使用状況が合わず、かえって従量料金が高くついてしまった。
  • 料金プランはお得になっているものの、燃料費調整額の高騰により請求料金が高くなってしまった。

前者の場合、事前に料金シミュレーションをしておけば、後悔せずに済んだ可能性が高いでしょう。桐生瓦斯に連絡すれば、無料で料金比較をしてもらえます。

後者の原因は、桐生瓦斯だけでなく、どのガス会社・電力会社と契約しても起こりうる現象です。特に、近年は燃料費調整額の上下が激しいので、請求金額だけで損得を考えられないでしょう。

桐生瓦斯を利用する場合の注意点

桐生瓦斯を利用する場合の注意点は、以下のとおりです。

    <桐生瓦斯を利用する場合の注意点>

  • プロパンガスは「桐生プロパンガス」という関連会社から供給される
  • 口座振替か払込票の支払いに対応しており、クレジットカード払いは受け付けていない
  • 桐生瓦斯の電気を契約しても、必ずしも電気料金が安くなるとは限らない

申し込む前に、確認しておきましょう。

桐生瓦斯がおすすめの人

桐生瓦斯との契約がおすすめの人は、以下のとおりです。

    <桐生瓦斯がおすすめの人>

  • 桐生市内など桐生瓦斯のガス供給エリアにお住まいの人
  • 電気とガスをセットで利用することで光熱費を節約したい人

それぞれを詳しく見ていきましょう。

桐生市内など桐生瓦斯のガス供給エリアにお住まいの人

桐生瓦斯は、桐生市やみどり市・太田市の一部エリアで、都市ガスの供給を行っています。これらのエリアで都市ガスの導管が通っている住宅に引っ越す際は、桐生瓦斯と契約して都市ガスを使うのが良いでしょう。

都市ガスを使えない住宅でガスを使うなら、桐生瓦斯ではなく、関連会社の桐生プロパンガスなどとプロパンガスを契約することになります。引っ越す前に、移る住宅が都市ガスかプロパンガスかを確認しておきましょう。

電気とガスをセットで利用することで光熱費を節約したい人

桐生瓦斯は、ガスと電気の両方を桐生瓦斯で契約すると「セット割引」が適用されます。毎月510円の割引なので、年に6,000円以上の節約になる計算です。

ただし、桐生瓦斯の電気に切り替えれば、必ずしも電気料金が安くなるわけではありません。電気の使用状況によっては、セット割引を抜きにしても、ほかの電力会社のプランを契約したほうがお得になる可能性もあります。

気になる人は桐生瓦斯に問い合わせて、電気料金の比較をしてもらいましょう。問い合わせる際は、現在の電力プラン・電気使用量・電気料金などを確認できるようにしておくのがおすすめです。

桐生瓦斯のお申し込み方法

桐生瓦斯に申し込む際のステップは、以下のとおりです。

    <桐生瓦斯に申し込む際のステップ>

  • ガスの種類やガス機器の種類を確認
  • 引っ越しの2~3日前までに電話で連絡
  • 立ち会いや使用開始手続き

それぞれを具体的に見ていきましょう。

ガスの種類やガス機器の種類を確認

桐生瓦斯で供給しているのは都市ガスで、プロパンガスの物件の場合は別会社への申し込みが必要です。不動産業者で確認しておきましょう。

また、利用するガス器具のラベルに表示されている「ガスの種類」を確認してください。「都市ガス用13A」用と表示されている器具でなければいけません。ほかの器具をお持ちの場合、部品の交換などで対応する必要があります。

桐生瓦斯では、ガス機器の販売やリースも行っています。現在住んでいるのがプロパンガスの物件で、プロパンガス用の器具しか持っていない人もいるでしょう。そのような場合、桐生瓦斯に相談して、新しいガスコンロや冷暖房機器を導入してはいかがでしょうか。

引っ越しの2~3日前までに電話で連絡

桐生瓦斯の受付電話番号に、以下の項目を伝えましょう。

    <受付電話で伝える項目>

  • 入居日時(9:00~17:00)
  • お名前
  • 引っ越し先の住所
  • 電話番号

入居日時に合わせて、桐生瓦斯のスタッフが訪問してお客様の立ち会いのもと、ガスの開栓をする必要があります。

桐生瓦斯のホームページなどでも「2~3日前までに」連絡をくださいと周知されています。しかし、引っ越しシーズンなどは、職員の人が希望する日時にすぐ来られない場合も考えられるため、できるだけ早めに連絡を入れましょう。また、ガス器具の取り付けを依頼したい場合は、別途費用が必要です。

立ち会いや使用開始手続き

桐生瓦斯のスタッフが引っ越し先を訪問し、設備点検や開栓作業を行います。このときに、使用開始するための書類を記入・捺印することになるので、印鑑を用意しておきましょう。

桐生瓦斯の料金支払い方法

桐生瓦斯で選べる料金支払い方法は、以下のとおりです。

    <料金支払い方法>

  • 口座振替
  • 払込票

口座振替のほうが便利なので、使用開始手続きをするときに、口座番号などがわかるものや銀行員を用意しておきましょう。各方法について簡単に解説します。

  • 口座振替
    桐生瓦斯所定の申込書を、桐生瓦斯もしくは金融機関に提出してください。申込書は、桐生市内の金融機関にも置いてあります。郵便局での口座振替を希望する場合、郵便局指定の用紙が別途用意されているので、そちらにご記入ください。
  • 払込票
    検針日など料金が確定した日の翌日から50日以内に、いずれかの場所で料金を支払う必要があります。

    <料金を支払う場所>

  • コンビニエンスストアまたは郵便局
  • 桐生瓦斯本社もしくは相生支店の窓口

口座振替の場合、指定日に自動的にガス料金が引き落とされます。しかし、払込票で支払う場合、期限までに料金を支払わないと「遅収料金」を払わなければいけなくなるので、要注意です。

「遅収料金」になってしまうと、通常の料金から3%割増しになってしまいます。「遅収料金」に切り替わるのは、検針日の翌日から28日間を過ぎてからなので、早めに払うようにしましょう。確実に通常の「早収料金」で払いたいなら、口座振替に切り替えるのがおすすめです。

電気プランの乗り換え時のよくある質問

  • 電気プランの切替で電気の品質は変わる?
  • 電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
  • 桐生瓦斯が倒産した場合は電気がとまる?

電気プランの切替で電気の品質は変わる?

電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。

電気プランの切替で停電の頻度は変わる?

電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。

また、経済産業省や消費者庁(消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体)は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています(ご参考)。

桐生瓦斯が倒産した場合は電気がとまる?

電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、桐生瓦斯が倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。

電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。つまり、電気の消費者(みなさま)としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。

なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること(最終保障供給)が一般送配電事業者に義務づけられています。例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。

このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。

まとめ

今回は、桐生瓦斯の電力プランやメリット・注意点などを解説しました。桐生瓦斯は大正時代創業の企業で、かなり長く地域のエネルギーインフラを支えてきた実績があります。桐生市や近隣のガス供給エリアに引っ越す予定のある人は、料金プランなどを調べておきましょう。

ガスと電気の両方を使う家庭だと、電気を桐生瓦斯に変えることで「セット割引」が受けられます。近年は、燃料費の高騰で、電気料金・ガス料金を高いと感じる人も多いでしょう。料金シミュレーションなどをして、桐生瓦斯との契約で光熱費を節約できるか確認してはいかがでしょうか。

電気料金データベース【桐生瓦斯】

電気プラン乗換コムでは、各電力会社の電気料金プランの数値情報等をデータベース化しております。それらのデータを下記にて一部出力し記載しておりますのでご参考ください。なお、上記記事の作成日とデータベース調査日が異なるケースがありますので、その点はご留意ください。また、電気料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトでは収集データ等を軸にオススメの電力会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。

桐生瓦斯による電気料金プランの提供エリアは?

各電力会社が提供する電気料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にて桐生瓦斯が提供する一般家庭用プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記電気料金プランを利用可能であるかご確認ください。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン 提供地域 電力エリア プラン分析ページ
桐生ガスでんきB 群馬県(桐生市、みどり市<笠懸/大間々>、太田市<薮塚/大原/六千石町/新田市野倉町/新田小金町/寄合町>、伊勢崎市<香林町二丁目>一部除く) 東京電力管内管内 「桐生ガスでんきB」の分析ページへ
桐生ガスでんきC 群馬県(桐生市、みどり市<笠懸/大間々>、太田市<薮塚/大原/六千石町/新田市野倉町/新田小金町/寄合町>、伊勢崎市<香林町二丁目>一部除く) 東京電力管内管内 「桐生ガスでんきC」の分析ページへ

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

電気料金プランの想定年間電気代は?

電気料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用した電気量に1kWhあたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各電力会社のHPに掲載されておりますので、電気利用量と基本/従量単価を計算式に当てはめることで、電気料金の水準を算出できます。ただし「基本料金」や「従量料金」の他にも、燃料調整費や市場調整費、もしくは電源調整費等、電力会社によって細かくパラメータが設定されており、実態の電気代と大きく異なるケースもあるため、あくまで下記はご参考としてご参照ください。なお、世帯人数別の電気利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています(ご参考))。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン 一人暮らし 二人暮らし 三人暮らし 四人暮らし 五人暮らし 六人暮らし
桐生ガスでんきB 70403.04円/年 116946.72円/年 133094.4円/年 142548円/年 155544円/年 187056 円/年
桐生ガスでんきC 契約不可 契約不可 契約不可 契約不可 159136円/年 189904 円/年

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※基本料金および電力量料金の合算値となります。
※年間電気代は、一人暮らし(30A相当、月間210kWh)、二人暮らし(40A相当、月間360kWh)、三人暮らし(50A相当、月間400kWh)、四人暮らし(50A相当、月間430kWh)、五人暮らし(60A相当、月間460kWh)、六人暮らし(60A相当、月間560kWh)を利用した場合の推計値です。

各電気料金プランのオプションは?

電気料金プランの利用によって、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン オプション
桐生ガスでんきB
  • セット割引
    桐生ガス・桐生プロパンガスのお客様で弊社電気プランをご契約の場合適用(月510円割引)
  • Web割引
    電気使用量・料金のお知らせをWeb上でご確認いただけるお客様へ適用(月53円割引)
桐生ガスでんきC
  • セット割引
    桐生ガス・桐生プロパンガスのお客様で弊社電気プランをご契約の場合適用(月510円割引)
  • Web割引
    電気使用量・料金のお知らせをWeb上でご確認いただけるお客様へ適用(月53円割引)

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

補足

  • 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、桐生瓦斯の公式HPをご確認ください。
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idemitsuでんきは、出光興産が提供する電気料金プランです。オール電化住宅において最高水準に安価な専用プランがあります。特にオール電化向けという観点では、一人暮らし~大家族まで国内で最高峰の料金構成となっている電気プランの一つと言えます。また、EVユーザーの方も深夜電気で蓄電できるためおススメです。
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マイルが貯まる
シン・エナジーの電気料金プランは、JALのマイレージがどんどんと貯まることが特徴です。電気代をお得にしながら、マイルを貯めたい方にとって非常におススメの電気料金プランとなっています。
四つ葉電力用アイコン
完全固定単価で安心
四つ葉電力の「ほっと5.0安心プラン」は、[基本料金][再エネ賦課金][燃料調整費][容量拠出金][託送費]が0円の、電気を使った分だけ完全固定単価での支払いとなる安定性の高いプランです。原油高等による電気代変動の影響を受けたくない方に推奨できます。
法人(高圧)の方

電力会社の一括見積にて電気代削減のサポートをしております。皆様には電気料金明細をご用意いただくのみの簡単作業となります。複数社の見積りを一覧化、どの程度電気料金を削減できるか比較できます。

おすすめガス会社用アイコン 編集部おすすめのガス会社
個人・ご家庭の方
ENEOS都市ガス用アイコン
オススメ都市ガスプラン
石油元売りとして国内最大の規模を持つENEOSは、都市ガスプランが特筆すべき水準の価格構成となっています。ただし、東京ガス/京葉ガスエリア限定の部分がネックです。しかしそれらエリアにお住いの方であれば、ENEOS都市ガスに切り替えることで大幅なガス代削減が期待できます。
プロパンガス用アイコン
プロパンガス比較サービス
日本では2万社ほどのLPガス事業者が販売を行っており、価格差が極めて大きいのが業界の特徴となります。LPガス会社の見直しにより毎月のガス料金を大きく抑えられる可能性があり、おススメのプロパンガス比較サービスをご紹介しております。
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