東邦ガスの電気はおすすめ？会社の評判や料金プラン・おすすめの人などをご紹介！

電力会社の乗り換え先として、東邦ガスの名前がたびたび挙がっています。しかし、社名からはガス会社のように見えるため、本当に電気の契約ができるのか疑問に感じるところではないでしょうか。

そこで今回は、東邦ガスの会社情報にくわえ、提供している電気の料金プラン、メリットや注意点、評判などをご紹介します。いずれも良い電力会社を探すために役立つ内容なので、ぜひ確認してみてください。

東邦ガスとは

東邦ガスとは、愛知県名古屋市に籍を置く会社で、ガスに関連する事業を主に行っています。ほかにもさまざまな事業を展開しており、その一環で電気の供給にも対応しています。会社の基本情報は、以下のとおりです。

【東邦ガスの概要表】※2023年3月末時点

社名	東邦ガス株式会社
本社所在地	〒456-8511 愛知県名古屋市熱田区桜田町19番18号
設立日	1922年6月26日
資本金	330億7,200万円
従業員数	1,638人（連結6,080人）
事業内容（一部抜粋）	ガス事業 熱供給事業 電気供給事業 天然ガスなどのエネルギー資源の採取および売買 液化天然ガス・液化石油ガス・液化炭酸ガスなどの高圧ガスの製造、輸送および販売 コークス・タール製品・石油製品の販売ならびにメタノール・可塑剤などの各種化学工業製品の製造および販売 ガス機器・空調設備機器・厨房設備機器・給排水設備機器・家庭用電気機器の製作および販売 舗装資材・自動車・日用雑貨品・食料品・飲料品の販売
供給区域	愛知・岐阜・三重3県で54市21町1村

上記のとおり、東邦ガスは名古屋市に本社を置き、資本金は330億円以上、従業員数は1,600人以上と組織の規模も小さくありません。また、1922年に設立されており、すでに100周年を迎えた歴史の長い会社です。

行っている事業は合計20にも上り、日用雑貨品や食料品の販売など、ガス事業とは大きく異なる分野のサービスも展開しています。電気の供給も主な事業の1つになっているため、新電力会社を探している人にとっても、東邦ガスは要チェックだといえます。

東邦ガスの企業理念

東邦ガスの企業理念は、以下のとおりです。

【東邦ガスの企業理念】

基本理念	グループ各社とともに、人々との信頼のきずなを大切にし、うるおいと感動のあるくらしの創造と魅力にあふれ、いきいきとした社会の実現に寄与する
経営方針	発想・行動の原点をお客さまにおく 先見性と技術力で自ら市場を創造する 意欲と能力の発揮を重視し、ひとを育てる 機動的で活気にあふれた組織を目指す 広い視野で事業分野の拡大に努める
行動基準	変革への挑戦―求め、そして創る 時代をよむ感性―磨き、そして活かす 誇りうる専門性―高め、そして拡げる 意欲を生む明るさ―語り、そして歓ぶ 信頼を育む誠意―思い、そして動く

このような理念や方針をもって日々の業務にあたっていることも、会社の基本情報として押さえておきたいところです。

東邦ガスの料金プラン

東邦ガスにはさまざまな料金プランがあり、なかでもおすすめされているのは以下の4つです。

• シンプルプランⅠ
• ファミリープラン
• シンプルプランⅡ
• ビジネスプラン

シンプルプランⅠとファミリープランは電気使用量が一般的な人向け、シンプルプランⅡとビジネスプランは電気使用量が多い人向けとされます。また、それぞれでガスの契約が必要かどうかも変わります。詳細を見ていきましょう。

シンプルプランⅠ

シンプルプランⅠは、電気使用量が一般的な人向けで、なおかつガスの契約が不要なプランです。電灯または小型機器を使用するうえで、以下の条件をどちらも満たせば申し込めます。

• 契約電流が60A以下
• 1ヶ所で動力用の契約もあわせて結ぶ場合、契約電流と契約電力の合計（10A＝1kWhで計算）が50kWh未満

ガスの契約が不要なため、東邦ガスグループのガスを利用する予定のない人でも問題はありません。料金表は、以下のとおりです。

【1契約単位の基本料金（1ヶ月あたり）】

20A以下	569.00円
30A	866.00円
40A	1,035.00円
50A	1,332.00円
60A	1,629.00円

【1kWhあたりの電力量料金の単価】

	40A以上	30A以下
120kWhまで	21.31円	21.31円
200kWhまで	25.75円	25.45円
250kWhまで	25.77円	25.47円
300kWhまで	25.79円	25.49円
350kWhまで	26.72円	26.72円
400kWhまで	27.25円	27.25円
500kWhまで	27.86円	27.86円
700kWhまで	28.69円	28.69円
1,000kWhまで	28.71円	28.71円
1,000kWh超	28.73円	28.73円

ファミリープラン

ファミリープランは、電気使用量が一般的な人向けで、なおかつガスの契約が必要なプランです。申し込みにあたっては、電灯または小型機器を使用するうえで、以下の条件をすべて満たす必要があります。

• 東邦ガスなど規定の事業者のガスを契約している
• 電気・ガスの使用場所と契約の名義が同じ
• 契約電流が60A以下
• 1ヶ所で動力用の契約もあわせて結ぶ場合、契約電流と契約電力の合計（10A＝1kWhで計算）が50kWh未満

規定のガスの契約が必要とされる代わりに、電気代が安くなるのが特徴です。また、利用しているガス機器に応じた追加の割引もあります。料金表は、以下のとおりです。

【1契約単位の基本料金（1ヶ月あたり）】

20A以下	539.00円
30A	836.00円
40A	980.00円
50A	1,277.00円
60A	1,574.00円

1kWhあたりの電力量料金の単価は、シンプルプランⅠと同じです。

シンプルプランⅡ

シンプルプランⅡは、電気使用量が多い人向けで、なおかつガスの契約が不要なプランです。電灯または小型機器を使用するうえで、以下の条件を満たせば申し込めます。

• 契約容量が6kVA以上で、なおかつ原則として50kVA未満
• 1ヶ所で動力用の契約もあわせて結ぶ場合、契約容量と契約電力との合計（1kVA＝1kWhで計算）が50kWh未満

シンプルプランⅠと同じく、東邦ガスグループのガスを利用しなくとも申し込める点が特徴です。料金表は、以下のとおりです。

【1ヶ月あたりの基本料金】

kVAあたり	297.00円
1契約あたり	▲153.00円

基本料金は、契約容量1kVAにつき297.00円であり、そこから153.00円を差し引いたものとなります。

【1 kWhあたりの電力量料金】

120kWhまで	21.31円
300kWhまで	25.75円
500kWhまで	27.11円
700kWhまで	27.15円
1,000kWhまで	27.18円
1,500kWhまで	27.22円
2,000kWhまで	27.26円
3,000kWhまで	27.28円
5,000kWhまで	27.30円
5,000kWh超	27.32円

ビジネスプラン

ビジネスプランは、電気使用量が多い人向けで、なおかつガスの契約が必要なプランです。申し込みにあたっては、電灯または小型機器を使用するうえで、以下の条件をすべて満たさなくてはなりません。

• 東邦ガスなど規定の事業者のガスを契約している
• 電気・ガスの使用場所と契約の名義が同じ
• 契約容量が6kVA以上で、なおかつ原則として50kVA未満
• 1ヶ所で動力用の契約もあわせて結ぶ場合、契約容量と契約電力との合計（1kVA＝1kWhで計算）が50kWh未満

規定のガスの契約が必要な代わりに電気料金が安くなる点は、ファミリープランと同じです。利用するガス機器に応じた割引もあります。料金表は、以下のとおりです。

【1ヶ月あたりの基本料金】

kVAあたり	297.00円
1契約あたり	▲208.00円

基本料金は、契約容量1kVAあたり297.00円となり、そこから208.00円を差し引く形で決まる仕組みです。1 kWhあたりの電力量料金は、シンプルプランⅡと同じです。

電気代の計算方法

これまでご紹介してきた料金プランの電気代は、いずれも以下の計算式で割り出されます。

1ヶ月あたりの電気代＝基本料金＋電力量料金－割引額±燃料費調整額＋再生可能エネルギー発電促進賦課金

基本料金と電力量料金の合計額から、所定の割引額が差し引かれたのち、燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金が加算されます。燃料費調整額は控除額となる場合もありますが、加算額となるケースも多いです。

基本料金と電力量料金だけでは正確な電気代を計算できないため、東邦ガスへの乗り換えを検討するときは、上記の計算式でシミュレーションを行いましょう。

その他の料金プラン

東邦ガスでおすすめされている料金プランは4つですが、このほかにもいくつかのプランが用意されています。それぞれのプラン名と特徴は、以下のとおりです。

【東邦ガスおすすめの料金プラン】

ビジネスプラン（動力用）	電灯や小型機器ではなく「動力」を使用する人向け ガスの契約は不要
ボーナスでんきプラン	毎月の電気料金に応じてPayPayポイントを最大8％還元 電気料金は中部電力ミライズの従量電灯B（30A以上）または従量電灯Cと同じ（燃料費調達額を除く）
ギフトでんきプラン	毎月の電気料金に応じてAmazonギフト券を最大8％還元 電気料金は中部電力ミライズの従量電灯B（30A以上）または従量電灯Cと同じ（燃料費調達額を除く）
ポイントでんきプラン	毎月の電気料金に応じてdポイントを最大8％還元 電気料金は中部電力ミライズの従量電灯B（30A以上）または従量電灯Cと同じ（燃料費調達額を除く）
グリーンエコプラン（再エネでんき）	CO2排出を伴わない、再生可能エネルギーによる電気を供給 再生可能エネルギー由来の非化石証書を使用 「グリーンエコプラン（再エネでんき）」「グリーンエコプラン（再エネでんき）C」「グリーンエコプラン（再エネでんき）動力」の3種類のプランあり

それぞれのプランで料金表が別途定められており、東邦ガスの公式サイト上で案内されています。各プランの特徴をふまえ、こちらのほうに興味を引かれるときは、詳細を一度確認したうえで申し込みを検討してみてください。

東邦ガスのメリットと良い口コミ・評判

東邦ガスのメリットとしては、以下のものが挙げられます。

• 電気代が安くなる可能性がある
• 会員サイトへの登録によりポイントが貯まる
• 節電チャレンジへの参加によってポイントが貯まる

それぞれがどのようなメリットなのか、以下でご紹介します。

電気代が安くなる可能性がある

2023年4月の時点における東邦ガスの試算では、20A以上の契約なら、中部電力ミライズよりも東邦ガスのほうがお得だとされています。比較対象は、東邦ガスのファミリープラン・ビジネスプランと、中部電力ミライズの基本プラン（ポイントプラン、おとくプラン、とくとくプラン）です。

ガスの契約をセットで結ぶファミリープランを選んだとき、中部電力ミライズのおとくプランと比べていくら安くなるのかについては、以下のように試算されています。

【東邦ガスと中部電力ミライズの料金比較】

想定条件	おとくプランとの差額（年間）
2～3人家族 40Aで契約 月間に350kWhを使用	約2,600円
4人家族 50Aで契約 月間に400kWhを使用	約2,800円
5人家族 60Aで契約 月間に450kWhを使用	約3,400円

このように、東邦ガスへの乗り換えによって電気代が安くなる可能性があるうえ、利用するガス機器に応じた以下のような割引サービスもあります。

• 暖房割引：電気の基本料金の5％分を割引
• 床暖割引：電気の基本料金の8％分を割引
• 家庭用燃料電池割引：電気の基本料金の10％分を割引

このような割引サービスが適用されると電気代がさらに安くなり、月々の家計が楽になります。

会員サイトへの登録によりポイントが貯まる

東邦ガスへ乗り換えると、専用の会員サイト「Club TOHOGAS」への登録が可能です。このサイトに登録しておくと、対象の料金プランの電気代を支払うごとにポイントが付与されます。

なお、ガスの契約もセットで結んでおり、その料金プランがポイント付与の対象になっていれば、ガス代の支払いでも同じポイントが手に入ります。ポイント付与率は、200円につき1ポイントです。貯まったポイントは、以下の用途で使用可能です。

• 電気やガス代の支払い
• 提携している別のポイントや電子マネーへの交換
• 商品への交換やプレゼントへの応募

提携しているポイントには「Tポイント」「dポイント」「ナナコポイント」など、主だったものが見られます。サイトへの登録は、以下の流れで行います。

1. メールアドレスを入力
2. 入力フォームにしたがって会員情報を入力
3. お客様番号などの契約情報を登録

Club TOHOGASへとアクセスし、新規会員登録のフォームや案内にしたがって必要事項を入力していくだけであり、登録は簡単です。それだけで、電気代の支払いによりポイントが貯まるようになり、貯まったポイントをさまざまなことに使用できます。

節電チャレンジへの参加によってポイントが貯まる

Club TOHOGASへの登録を済ませると「Club TOHOGASアプリ」を使用できます。このアプリがあれば、節電チャレンジへの参加が可能です。節電チャレンジとは、以下のようなものです。

• 節電が必要と予想される時期に開催される不定期のキャンペーン
• 対象の料金プランを契約している人が参加できる
• 参加の手続きはアプリの通知から可能
• 節電チャレンジの通知はプッシュ通知で表示可能
• チャレンジに参加して節電に成功するとポイントを獲得

対象の料金プランは、ファミリープランやビジネスプランをはじめ、多数あります。想定されている節電行為とは、不要な照明を消す、使用しない家電製品のプラグをコンセントから抜いておくなど、簡単なものです。

節電チャレンジに参加して節電に成功するとポイントが付与され、電気・ガス代の支払いなどに使えます。

東邦ガスの良い口コミ・評判

東邦ガスに対する良い口コミ・評判としては、以下のものが挙げられます。

• ガスの契約とまとめられて管理が楽になった
• 電気代の支払いでギフト券やポイントがもらえて嬉しい
• 電気代が前より安くなった
• 地球環境に優しいエコなプランがあるのが良い

東邦ガスはガスの供給もしている点が特徴的であり、口コミにおいてもガスと電気を同じ会社にまとめられ、管理が楽になったとの喜びの声が見られます。また、一部のギフト券やポイントを還元する特定の料金プランを選んでおり、自分の使用するギフト券やポイントがもらえて嬉しいとの声も少なくありません。

さらに、乗り換えによって電気代が安くなったことへの驚きの声や、クリーンな電気を供給するプランを評価する声なども見られます。

東邦ガスの注意点と悪い口コミ・評判

東邦ガスの注意点としては、以下のものが挙げられます。

• 電気の供給エリアが限られている
• 現在の契約条件によっては電気代が安くならない可能性がある
• 平均燃料価格に上限が設定されていない
• オール電化住宅向けの料金プランがない

契約前に押さえておきたいそれぞれの注意点について、以下でくわしくご紹介します。

電気の供給エリアが限られている

東邦ガスの電気の供給エリアは、中部電力パワーグリッドの供給エリアであり、具体的には愛知県・岐阜県・三重県およびその周辺地域に限られます。近年の電力自由化は、現在住んでいる地域に関わらず、好きな電力会社を選べるのが魅力です。

しかし、東邦ガスの電気は愛知県の近辺にしか供給されておらず、その他の地域からは利用できません。東邦ガスの利用を検討するときは、料金プランなどとあわせ、そもそも電気の供給地域に入っているかどうかも確認する必要があります。

現在の契約条件によっては電気代が安くならない可能性がある

東邦ガスへの乗り換えにより電気代が安くなる可能性は、東邦ガスからもメリットとして挙げられています。しかし、これは契約電流が20A以上だった場合の話です。15A以下だったときは、電気の使用量によって、そこまでお得にならない可能性があります。

電気代の節約を目的に、東邦ガスへの乗り換えを考えているときは、まず現在の契約電流が20A以上かどうかをよく確認することが大事です。また、乗り換えによるお得度は電気の使用量によっても変わるものであり、自分の平均的な使用量をもとにしたシミュレーションが欠かせません。

平均燃料価格に上限が設定されていない

発電に使用する燃料の価格は一定ではないため、燃料費調整額によって電気料金が毎月調整されています。燃料の価格が高騰すると燃料費調整額が高くなり、月々の電気代も高額になる仕組みです。

東邦ガスでは、燃料費調整額の算定に用いる平均燃料価格に、上限が設定されていません。そのため、燃料費が高騰したときに電気代がどこまで高くなるか、予想が難しくなっています。

電力会社によっては、平均燃料価格に上限を設定し、燃料価格高騰の影響を制限している場合もあります。このような会社に比べると、東邦ガスの電気代は高くなるリスクがあるのです。

オール電化住宅向けの料金プランがない

近年広がっているオール電化住宅は、どうしても電気の使用量が増えてしまうため、専用の料金プランが各電力会社でよく用意されています。しかし、東邦ガスには、オール電化住宅向けのプランがありません。今後に設定される予定も、現時点ではないといいます。

オール電化住宅で電気を使う予定の人は、乗り換えによってかえって出費が増えないか、契約前のシミュレーションでよく確かめることが大事です。

東邦ガスの悪い口コミ・評判

東邦ガスの悪い口コミ・評判としては、以下のものが挙げられます。

• ギフト券やポイントの還元率が低い
• 電気代が思ったほど安くならなかった

ギフト券やポイントの還元率に関する口コミは、月々の電気代に応じて、Amazonギフト券やdポイントなどが付与されるプランの利用者から寄せられたものです。この仕組み自体は好まれているものの、一人暮らしで大量の電気を使わないとギフト券やポイントがあまり貯まらないため、もう少し還元率を上げてほしいとの声も一部聞かれます。

また、東邦ガスの売りである電気代の安さに関しても、実際に乗り換えてみるとあまり変わらなかったとの声も寄せられています。お得度は電気の使用量などによっても変わるため、そこまで大きな変化につながらなかった人もいるようです。

東邦ガスがおすすめの人

東邦ガスがおすすめなのは、以下のような人だといえます。

• ガスをセットで契約したい人
• 現在の契約電流が20A以上の人

これらの人にどのような点でおすすめなのか、以下でご紹介します。

ガスをセットで契約したい人

東邦ガスは、電気とあわせてガスの供給も行っています。セットで契約すると料金もお得になるため、ガスの契約も同じ会社で頼みたい人にはうってつけです。電気とガスの供給会社をまとめると、ライフラインの契約の管理も楽になります。

利用するガス機器によっては「暖房割引」などのサービスを受けられる場合もあるため、ガスの契約も視野に入れているなら、東邦ガスはおすすめです。

現在の契約電流が20A以上の人

現在の契約電流が20A以上であれば、東邦ガスへの乗り換えにより電気代が安くなる可能性があります。電力会社の乗り換えを検討する理由といえば、主に電気代の節約ではないでしょうか。

この目的を果たしやすい点で、現在の契約電流が20A以上の人には、東邦ガスがおすすめできます。

東邦ガスのお申し込み方法

東邦ガスの申し込みの流れは、以下のとおりです。

• 東邦ガスへ新規契約の申し込み
• スマートメーターへの取り換え

スマートメーターへの取り換えが終わったら、東邦ガスの電気が使用可能となります。

東邦ガスへ新規契約の申し込み

東邦ガスへの申し込み方法には、以下の3つがあります。

• 公式サイト
• 電話
• 東邦ガスくらしショップなどの販売店

東邦ガスの公式サイトには、電気の使用開始を申請するためのフォームが設けられています。必要事項を入力して送信すれば申し込み完了となり、手間もかかりません。インターネットでの手続きに慣れている人は、公式サイトから申し込むと良いでしょう。

電話や販売店を選ぶと、申し込み手続きのなかで不明点などをその場で確認できます。また、この方法なら、インターネットでの手続きに不慣れな人でも問題ありません。

なお、いずれの方法でも、申し込みには現在の電気の情報がわかる検針票などが必要です。手続きを始める前に、手元に用意しておくことをおすすめします。

スマートメーターへの取り換え

スマートメーターとは、遠隔から計測や通信ができる特殊な電力量計です。東邦ガスの電気を使用するにはスマートメーターが必要なので、電気の使用地にまだ設置されていないときは、取り換えが実施されます。

取り換え工事は電力会社側で行い、費用が利用者に請求されることもありません。ただし、メーターの位置の変更などを伴うときは、例外的に費用がかかる場合もあるため、不安な人は事前に確認しておくと良いでしょう。

電気プランの乗り換え時のよくある質問

• 電気プランの切替で電気の品質は変わる？
• 電気プランの切替で停電の頻度は変わる？
• 東邦ガスが倒産した場合は電気がとまる？

電気プランの切替で電気の品質は変わる？

電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。

電気プランの切替で停電の頻度は変わる？

電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。

また、経済産業省や消費者庁（消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体）は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています（ご参考）。

東邦ガスが倒産した場合は電気がとまる？

電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、東邦ガスが倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。

電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。つまり、電気の消費者（みなさま）としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。

なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること（最終保障供給）が一般送配電事業者に義務づけられています。例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。

このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。

まとめ

東邦ガスは、愛知県に本社を置く会社であり、ガスの供給に留まらず、さまざまな事業を展開しています。その一環で電気の供給も行っており、料金プランも豊富です。

東邦ガスに乗り換えるメリットは、契約電流が20A以上なら電気代が安くなる可能性があったり、専用サイトへの登録によりポイントが貯まったりすることです。電気代が安くなって良かったとの喜びの声も見られます。

注意点は、契約電流が15A以下だと電気代が安くならない場合もあることで、思ったより節約にならなかったとの口コミも寄せられています。東邦ガスをおすすめできるのは、セットでガスの契約もしたい人や、現在の契約電流が20A以上の人です。

申し込みの流れは簡単なので、東邦ガスに興味をもった人はぜひ乗り換えを検討してみてください。

電気プラン乗換コムでは、各電力会社の電気料金プランの数値情報等をデータベース化しております。それらのデータを下記にて一部出力し記載しておりますのでご参考ください。なお、上記記事の作成日とデータベース調査日が異なるケースがありますので、その点はご留意ください。また、電気料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトでは収集データ等を軸にオススメの電力会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。

東邦ガスによる電気料金プランの提供エリアは？

各電力会社が提供する電気料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にて東邦ガスが提供する一般家庭用プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記電気料金プランを利用可能であるかご確認ください。

※横にスクロールで表全体を表示

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

電気料金プランの想定年間電気代は？

電気料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用した電気量に1kWhあたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各電力会社のHPに掲載されておりますので、電気利用量と基本/従量単価を計算式に当てはめることで、電気料金の水準を算出できます。ただし「基本料金」や「従量料金」の他にも、燃料調整費や市場調整費、もしくは電源調整費等、電力会社によって細かくパラメータが設定されており、実態の電気代と大きく異なるケースもあるため、あくまで下記はご参考としてご参照ください。なお、世帯人数別の電気利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています（ご参考））。

※横にスクロールで表全体を表示

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※基本料金および電力量料金の合算値となります。
※年間電気代は、一人暮らし（30A相当、月間210kWh）、二人暮らし（40A相当、月間360kWh）、三人暮らし（50A相当、月間400kWh）、四人暮らし（50A相当、月間430kWh）、五人暮らし（60A相当、月間460kWh）、六人暮らし（60A相当、月間560kWh）を利用した場合の推計値です。

各電気料金プランのオプションは？

電気料金プランの利用によって、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。

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※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

補足

• 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、東邦ガスの公式HPをご確認ください。