リコージャパンとは?メリットとデメリット・契約がおすすめの人について解説

  • 更新日:2024/07/24

物価高が叫ばれる近年において、高騰しているのは食品や日用品だけではありません。毎月必ず支払う電気料金も、家計の収支を左右する重要なものです。電力自由化となった今、電気の契約を見直そうと考えている人も多いでしょう。多くの会社の中から、どの会社、どのプランを選べば良いか迷ってしまうのではないでしょうか。

そこで本記事では、リコージャパンのメリットやデメリット、料金プランについてお伝えしていきます。また、契約がおすすめの人や申し込み方法についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

リコージャパンとは?

リコージャパンは、複合機やプリンター、印刷機などのデジタル製品やサービスの販売事業を中心に展開してきました。北海道から沖縄まで全国48支社で事業を展開しており、在籍社員数も2022年4月1日時点で18,000名を超えている大手企業です。「Customer Customer Success」をモットーとし、ICTを活用したサービスを通して地域の企業に貢献しています。

リコージャパンならではの強みであるデジタル分野を武器に、多彩なICTソリューションを日本国内の企業に提供してきました。リコー製品だけではなく、さまざまなメーカーの製品・サービスからお客様に合った製品を選び、企業の働く環境に変化をもたらしています。

【リコージャパンの概要】
会社名(商号) リコージャパン株式会社
本社所在地 東京都港区芝3-8-2 芝公園ファーストビル
創業日 1959年5月2日
資本金 25億円
従業員数 18,697名(2022年4月1日)
売上高 6,041億3,200万円(2022年3月期)
オール電化対応プラン なし
解約違約金 あり
支払い方法 口座振替

このように、オフィスの経営課題・業務課題を解決してきた経験から、リコージャパンは電力自由化以降、電力販売サービスに参入しました。少しでもオフィスのコストを削減すべく、電力料金や使用量を減らすだけでなく、環境にやさしいオフィスづくりなど、多くの課題にワンストップで応える技術を保有しています。

リコージャパンのおすすめポイント

リコージャパンのおすすめポイントは、以下のとおりです。

  • 電気を安定供給!電力調達から販売の費用を抑え、低価格での電力供給を実施
  • 電力使用量を軽減!電力使用状況を考慮し、電力使用量の低減策を提案
  • 環境負荷削減メニューあり!実質再エネの電気を供給、CO2排出量を削減

リコージャパンの料金プラン

リコージャパンの電力プランは「高圧メニュー」「低圧メニュー」「再エネメニュー(高圧・低圧)」の3種類が存在します。ここからは、それぞれの電力プランについての詳細を見ていきましょう。

高圧メニュー

高圧メニューは、法人のお客様向けの高圧電力サービスです。電力の切り替えだけではなく、周辺機器の導入・更新などのサービスも併せて提案してくれることが、リコージャパンの電力事業の特徴です。

高圧メニューのコスト削減事例は、以下のとおりです。

【高圧メニューにおける提供サービスと電気料金の削減事例】
業種 提供サービス 電気料金
倉庫業 新電力への切り替え 120万円/年削減
製造業 新電力への切り替え+LED照明の導入 20万円/年削減
製造業 新電力への切り替え+通話・通信サービスの導入 53万円/年削減

それぞれの事例を確認していきましょう。

新電力への切り替え

業種:運送業、従業員数:約280名の会社様の事例です。コスト削減の一環として、物流倉庫の電気料金を下げたいといった要望がありました。もともとリコー製品の複合機を使用していた経緯もあり、リコー電力の導入にいたっています。

結果として、年間120万円の電気料金削減に成功しました。さらに、その後の使用状況の把握も行い、使用量を削減するためのアフターフォローも実施しています。

新電力への切り替え+LED導入

業種:製造業、従業員数:約200名の会社様の事例です。製造にかかる電気料金の見直しのため、電気料金を下げたいといった要望がありました。

新電力への切り替えだけではなく、工場での照明をLED照明に変更した場合のケースにおける電気代も検証し、電力への切り替え+LED導入の組み合わせで変更しました。

結果として、年間20万円の電気料金削減に成功しています。CO2排出量を削減することによって、環境配慮型社会へ貢献しています。

新電力への切り替え+通話・通信サービスの導入

業種:製造業、従業員数:約50名の会社様の事例です。もともとリコージャパンの通話・通信サービスの導入を検討していましたが、予算の都合ですぐの導入は実現しませんでした。

しかし、リコージャパンの電力へ切り替えることにより、年間53万円もの電気代削減が叶いました。削減できたコストで、本来の希望であった通話・通信サービスの導入が可能となりました。

さらに、その後の使用状況の把握も行い、快適なオフィス環境づくりをすべく、無線LAN導入を目指してアフターフォローも実施しています。

低圧メニュー

リコージャパンの電気料金は、基本料金と電力量料金の合計金額から計算されるシンプルなプランです。

【料金表(東京電力管内・従量電灯Bの場合)】
区分 料金単価(税込) 電力量料金 単位
30A 852.72円 24.98円 1kWh
40A 1,136.96円
50A 1,421.20円
60A 1,705.44円

電気料金の例として、60A契約、月間使用量が400kWhの場合、1ヶ月あたりの電気料金は11,697円(税込)です。

【料金表(東京電力管内・従量電灯Cの場合)】
契約容量 基本料金
6kVA以上 294.43円
1kWhあたりの電力量料金 24.98円

電気料金の例として、10kVA契約、月間使用量が400kWhの場合、1ヶ月の電気料金は12,936円(税込)となります。

【料金表(東京電力管内・低圧電力の場合)】
基本料金 単位 電力量料金 単位
1,081.46円 1kW 夏季 17.40円 1kWh
そのほか 15.83円

再エネメニュー(高圧/低圧)

再エネメニューは、環境意識が高い人に向けた料金プランです。料金プランは「リコー再エネスタンダード100」と「リコー再エネエコノミー30」の2種類があります。

  • リコー再エネスタンダード100
  • 再エネ実質100%、CO2排出量ゼロの電力を使用するメニューです。高圧、低圧のどちらかを選択可能です。

  • リコー再エネエコノミー30
  • 環境への貢献と価格、どちらも重要視するためのするメニューです。高圧、低圧のどちらかを選択可能です。

リコージャパンのメリットと良い口コミ・評判

電力自由化により、現在多くの会社が電力サービスを提供しています。その中でリコージャパンを選ぶメリットは、以下のとおりです。

  • 電気料金だけではなく、経営課題全般の課題解決ができる
  • 契約後のサービスが充実している
  • 環境にやさしい料金プランを利用できる
  • 電気料金が安くなる可能性がある

ここからは、それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

電気料金だけではなく、経営課題全般の課題解決ができる

リコージャパンのメリットのひとつは、電気料金だけではなく、経営課題全般の課題解決ができることです。経費削減のために、周辺機器の導入・更新などのサービスも併せて提案してくれます。

実際に電気の切り替えだけではなく、LED照明の導入、通話・通信サービスの導入など、コストが高く実現できなかった設備も、電気代金の削減によって導入が叶っている事例があります。電気料金を抑えつつ、そのほかの付帯設備についての導入や見直しを検討している人にとって、リコージャパンの高圧メニューは利用しやすいプランです。

また、低圧メニューに関しては、基本料金と電力量料金(1段)のシンプルな電気料金プランで構成されているため、内訳がわかりやすいのも嬉しいポイントです。

契約後のサービスが充実している

リコージャパンのもうひとつのメリットは、契約後のサービスが充実していることです。契約後は、ナビゲーションサイトへのアクセスが可能であり、契約に関するさまざまな事項を確認できます。

ナビゲーションサイト内でできることは、下記の事項です。

  • 電気ご使用履歴照会
    1. ご使用場所
    2. 電力使用量を確認したいご使用場所を選択します。

    3. 「月ごと」表示
    4. 最新のご使用月を含む、過去2年分のご使用量履歴が表示されます。

    5. 「日ごと」表示
    6. 最新のご使用日を含む、過去2ヶ月分のご使用量履歴が表示されます。

    7. 「時間帯」表示
    8. 最新のご使用時間を含む、2日分のご使用量履歴と月間平均値が表示されます。

      ※「月ごと」「日ごと」「時間帯」の各画面から、月別ご使用量と日別ご使用量をCSVにてダウンロードできます。

    9. 「電気ご使用量レポート」表示
    10. 閲覧日を含む12ヶ月分のご使用状況が月ごとに表示されます。また、ご使用状況レポートをPDFにてダウンロードできます。

  • 請求書ダウンロード
  • Webサイト上では、請求書のダウンロードが可能です。当月分を含む13ヶ月分の「請求書(PDF)」「電力量明細表(PDF)」「電力量明細表(Excel)」がダウンロードできます。

環境にやさしい料金プランを利用できる

リコージャパンでは、地球環境問題を重視する人に向けて、実質再生エネルギーを提供するプランを用意しているのが特徴です。その中でも、エコ重視の「リコー再エネスタンダード100」、エコと価格両方を重視した「リコー再エネエコノミー30」の2つのプランがあるため、会社の収支に合わせて選択できます。

【実質再生エネルギーを提供するプランの特徴】
プラン名 特徴
リコー再エネスタンダード100 環境への取り組みを重視したい人向け
リコー再エネエコノミー30 環境への取り組み、価格どちらも重視したい人向け

電気料金が安くなる可能性がある

低圧メニューは、基本料金と電力量料金のみで構成されているシンプルなプランです。例として、東京電力を利用した場合の比較表は以下のとおりです

【低圧メニューと東京電力管内・従量電灯Bの比較表】
料金種別 区分 リコージャパンの料金単価(税込) 東京電力の料金単価(税込)
1契約あたりの基本料金 30A 852.72円 885.72円
40A 1,136.96円 1,180.96円
50A 1,421.20円 1,476.20円
60A 1,705.44円 1,771.44円
1kWhあたりの電力量料金 〜120kWh 24.98円 30.00円
120kWh〜300kWh 24.98円 36.60円
300kWh〜 24.98円 40.69円

参考:TEPCO 東京電力エナジーパートナー

比較表を見るとわかるとおり、リコージャパンで提供しているすべてのアンペアにおいて、地域の電力会社よりも価格が安いことがわかります。

また、低圧電力の比較表は以下のとおりです。

【リコージャパンの料金表※東京電力管内・低圧電力の場合】
基本料金 単位 電力量料金 単位
1,081.46円 1kW 夏季 17.40円 1kWh
そのほか 15.83円
【東京電力の料金表】
基本料金 単位 電力量料金 単位
1,138.46円 1kW 夏季 27.49円 1kWh
そのほか 25.92円

このとおり、低圧電力においても、リコージャパンの電気料金のほうが安くなっています。電気代を少しでも安くしたい人にとっては、リコージャパンへの切り替えがお得でしょう。

リコージャパンの注意点と悪い口コミ・評判

ここまで、リコージャパンのメリットや評判についてお伝えしてきました。電気料金だけではなく経営課題の解決もできる、環境にやさしいプランを選べるなどのさまざまなメリットがありましたが、一方で注意点もいくつか存在します。

  • 法人のみに対応している
  • 解約時に違約金が発生する
  • クレジットカードが利用できない
  • 領収書の発行に対応していない

ここからは、リコージャパンの注意点について詳しく見ていきましょう。

法人のみに対応している

リコージャパンの電力プランは「高圧メニュー」「低圧メニュー」「再エネメニュー(高圧・低圧)」の3種類が存在します。このうち「高圧メニュー」「低圧メニュー」は、法人のお客様向けの電力プランであることがホームページ上で明記されています。

「再エネメニュー(高圧・低圧)」については、とくに法人・個人どちら向けについての明記はありません。しかし、高圧・低圧メニューのどちらも用意されていることから、法人向けサービスである可能性が高いでしょう。

電力の切り替えだけではなく、周辺機器の導入・更新などのサービスも併せて提案してくれることが、リコージャパンの電力事業の特徴です。そのため、個人のお客様に関しては、サービスを利用できない可能性がある点がデメリットとして挙げられます。

解約時に違約金が発生する

電力の契約は解約金が発生しないケースも多くありますが、リコージャパンとの契約を中途解約する際は違約金が発生します。金額の詳細に関しては契約時でないとわからないため、内容は契約時に確認することが大切です。また、少しでも中途解約の可能性がある人は、リコージャパンとの電力契約を慎重に検討する必要があるでしょう。

クレジットカードが利用できない

リコージャパンでは、電気料金の支払いにクレジットカードを利用できません。料金の支払いは、口座振替のみ対応しています。そのため、法人カードなどでの支払いを考えている人にとっては、懸念点になるでしょう。

領収書の発行に対応していない

リコージャパンでは、領収書の発行に対応していません。請求書は電力販売専用のホームページから発行できますが、郵送のサービスは行っていません。そのため、領収書や請求書を手元に保管しておきたい人にとっては、デメリットとなります。

リコージャパンがおすすめの人

ここまでメリットとデメリットをお伝えしてきましたが、これらを考慮してリコージャパンがおすすめの人の特徴は、以下のとおりです。

  • 電気代だけではなく、経営課題全般の解決をしたい人
  • 環境を重視した電気プランを選びたい人

それぞれのポイントについて、詳しく解説します。

電気代だけではなく、経営課題全般の解決をしたい人

リコージャパンの高圧メニューは、法人のお客様向けの高圧電力サービスです。電力の切り替えだけではなく、周辺機器の導入・更新などのサービスも併せて提案してくれることが、リコージャパンの最大の特徴です。

製造業の会社様の事例においては、新電力への切り替えだけではなく、工場での照明をLED照明に変更し、年間20万円の電気料金削減に成功しました。さらに、別の製造業の会社様の事例では、電気代を年間53万円削減でき、削減できたコストで本来の希望である通話・通信サービスの導入が可能となりました。

このように、電気料金だけではなく、工場内・事務所内などのコストの見直しができることは、リコージャパンを利用する大きなメリットだといえるでしょう。

環境を重視した電気プランを選びたい人

リコージャパンには、通常の高圧メニュー、低圧メニューに加えて、実質再生エネルギーを提供するプランを提供しています。その中でも、エコ重視の「リコー再エネスタンダード100」、エコと価格両方を重視した「リコー再エネエコノミー30」の2つのプランがあるため、会社の収支や方針に合わせて選択できます。

リコー再エネスタンダード100

環境への取り組みを重視したい人向けのプランです。高圧・低圧メニューのどちらも用意されています。リコー再エネスタンダード100の特徴は、以下のとおりです。

  • 実質再エネ100%!CO2排出量ゼロで環境負荷削減に貢献
  • 再エネ対応により環境への関心が高い人におすすめのプラン
  • 企業のSBP・CDPの環境イニシアティブの取り組みに貢献できる

リコー再エネエコノミー30

環境への取り組み、価格どちらも重視したい人向けのプランです。高圧・低圧メニューのどちらも用意されています。リコー再エネエコノミー30の特徴は、以下のとおりです。

  • 実質再エネ30%の以下の電力を提供!環境負荷削減に貢献
  • 価格重視で再エネ・CO2削減を推進したい人におすすめのプラン
  • 温対法などでCO2削減・消費者向けに環境への取り組みを訴求できる

リコージャパンのお申し込み方法

リコージャパンの申し込み方法は、下記2種類のケースによって流れが異なります。

  • 高圧メニュー
  • 低圧メニュー

ここからは、それぞれの切り替え手続きについて、詳しく見ていきます。

高圧メニューへの切り替え

高圧メニューへの切り替え方法は、以下のとおりです。

  1. 相談
  2. すでにリコージャパンとの取引や、担当者の訪問履歴がある人は、担当営業へ電気の切り替えをしたい旨を伝えてください。営業担当の訪問がこれまでない人は、ホームページの「お問い合わせ」より連絡しましょう。その際に入力する項目は、以下のとおりです。

    ・お客様名
    ・Eメールアドレス
    ・法人名
    ・部署名
    ・役職
    ・郵便番号
    ・住所
    ・問い合わせの種類(商品・サービスに関するお問い合わせ/その他のお問い合わせ)
    ・お問い合わせ内容

  3. お見積書作成
  4. 担当者が見積書を作成してくれます。その際、直近12ヶ月分の「電気使用量明細」が必要になるので、事前に準備しておきましょう。

  5. ご契約
  6. 契約を希望する場合は、営業担当から契約内容の確認・説明の時間が設けられます。契約の切り替えには、2ヶ月ほどの期間が必要になります。なお、契約条件は以下のとおりです。

    対象:協議制・実量制の法人
    提供地域:沖縄電力エリア・離島を除くすべての地域
    支払い方法:口座振替

    なお、契約電力が500kW以上の協議制のお客様については、リコージャパンとの協議により、契約電力と基本料金を決定します。契約更新の都度、協議が実施されます。

  7. 供給開始
  8. 契約手続きが完了したら、電力の供給が始まります。

低圧メニューへの切り替え

低圧メニューへの切り替え方法は、以下のとおりです。

  1. 料金の確認
  2. 低圧メニューへの切り替えについては、ホームページから料金シミュレーションが可能です。なお、提示する料金はあくまでもシミュレーションの値になるため、実際の請求額と異なる可能性があります。

  3. 相談
  4. すでにリコージャパンとの取引や、担当者の訪問履歴がある人は、担当営業へ電気の切り替えをしたい旨を伝えてください。営業担当の訪問がこれまでない人は、ホームページの「お問い合わせ」より連絡しましょう。その際に入力する項目は、以下のとおりです。

    ・お客様名
    ・Eメールアドレス
    ・法人名
    ・部署名
    ・役職
    ・郵便番号
    ・住所
    ・問い合わせの種類(商品・サービスに関するお問い合わせ/その他のお問い合わせ)
    ・お問い合わせ内容

  5. ご契約
  6. 供給開始日が決まったら、担当者から連絡があります。供給開始日については、希望通りにならない可能性もあるため、注意が必要です。なお、契約条件は以下のとおりです。

    対象:従量電灯の人は30A以上の法人、低圧電力(動力)の人は従量電灯と一緒に契約できる人
    提供地域:沖縄電力エリア・離島を除くすべての地域
    支払い方法:口座振替
    その他:請求書はWebサイト上で提供、紙面での提供はなし

電気プランの乗り換え時のよくある質問

  • 電気プランの切替で電気の品質は変わる?
  • 電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
  • リコージャパンが倒産した場合は電気がとまる?

電気プランの切替で電気の品質は変わる?

電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。

電気プランの切替で停電の頻度は変わる?

電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。

また、経済産業省や消費者庁(消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体)は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています(ご参考)。

リコージャパンが倒産した場合は電気がとまる?

電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、リコージャパンが倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。

電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。つまり、電気の消費者(みなさま)としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。

なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること(最終保障供給)が一般送配電事業者に義務づけられています。例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。

このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。

まとめ

今回は、リコージャパンの料金プランやメリット・注意点、また申し込み方法についてお伝えしました。

リコージャパンは、これまでオフィスの経営課題・業務課題を解決してきた経験から、電力自由化以降、電力販売サービスに参入しました。少しでもオフィスのコストを削減すべく、電力料金や使用量を減らすだけでなく、環境にやさしいオフィスづくりなど、多くの課題にワンストップで応える技術を保有しています。

利用のメリットは、電気料金だけではなく、経営課題全般の課題解決ができる、契約後のサービスが充実している、環境にやさしい料金プランを利用できる、電気料金が安くなる可能性があるといった点が挙げられます。

一方、注意点は法人のみに対応している、解約時に違約金が発生する、クレジットカードが利用できない、領収書の発行に対応していない点です。そのため、リコージャパンがおすすめの人は、電気代だけでなく、経営課題全般の解決をしたい人や環境を重視した電気プランを選びたい人です。

リコージャパンでは、通常の高圧メニュー、低圧メニューに加えて、実質再生エネルギーを提供するプランを提供しています。その中でも、エコ重視の「リコー再エネスタンダード100」、エコと価格両方を重視した「リコー再エネエコノミー30」の2つのプランがあるため、会社の収支や方針に合わせて選択できます。

これらに当てはまる人は、ぜひリコージャパンへの切り替えを検討してみてはいかがでしょうか。

電気料金データベース【リコージャパン】

電気プラン乗換コムでは、各電力会社の電気料金プランの数値情報等をデータベース化しております。それらのデータを下記にて一部出力し記載しておりますのでご参考ください。なお、上記記事の作成日とデータベース調査日が異なるケースがありますので、その点はご留意ください。

また、電気料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトでは収集データ等を軸にオススメの電力会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。

リコージャパンによる電気料金プランの提供エリアは?

各電力会社が提供する電気料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にてリコージャパンが提供する一般家庭用プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記電気料金プランを利用可能であるかご確認ください。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン 提供地域 電力エリア プラン分析ページ
九州従量電灯2 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く 九州電力管内管内 「九州従量電灯2」の分析ページへ
中国従量電灯1 鳥取県、島根県(隠岐諸島〔島後、中ノ島、西ノ島、知夫里島〕を除きます。)、岡山県、広島県、山口県(離島を除きます。)、兵庫県の一部、香川県の一部、愛媛県の一部、一部離島を除く 中国電力管内管内 「中国従量電灯1」の分析ページへ
中国従量電灯2 鳥取県、島根県(隠岐諸島〔島後、中ノ島、西ノ島、知夫里島〕を除きます。)、岡山県、広島県、山口県(離島を除きます。)、兵庫県の一部、香川県の一部、愛媛県の一部、一部離島を除く 中国電力管内管内 「中国従量電灯2」の分析ページへ
四国従量電灯1 徳島県、高知県、香川県(一部を除きます。)、愛媛県(一部を除きます。)、一部離島を除く 四国電力管内管内 「四国従量電灯1」の分析ページへ
四国従量電灯2 徳島県、高知県、香川県(一部を除きます。)、愛媛県(一部を除きます。)、一部離島を除く 四国電力管内管内 「四国従量電灯2」の分析ページへ
九州従量電灯1 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く 九州電力管内管内 「九州従量電灯1」の分析ページへ
中部従量電灯2 愛知県、岐阜県(一部を除く)、三重県(一部を除く)、静岡県(富士川以西)、長野県、一部離島を除く 中部電力管内管内 「中部従量電灯2」の分析ページへ
北陸従量電灯1 富山県、石川県、福井県(一部を除きます。)、岐阜県の一部、一部離島を除く 北陸電力管内管内 「北陸従量電灯1」の分析ページへ
北陸従量電灯2 富山県、石川県、福井県(一部を除きます。)、岐阜県の一部、一部離島を除く 北陸電力管内管内 「北陸従量電灯2」の分析ページへ
関西従量電灯1 滋賀県、京都府、大阪府、奈良県、和歌山県、兵庫県(一部を除きます。)、福井県の一部、岐阜県の一部、三重県の一部、一部離島を除く 関西電力管内管内 「関西従量電灯1」の分析ページへ
関西従量電灯2 滋賀県、京都府、大阪府、奈良県、和歌山県、兵庫県(一部を除きます。)、福井県の一部、岐阜県の一部、三重県の一部、一部離島を除く 関西電力管内管内 「関西従量電灯2」の分析ページへ
東北従量電灯1 青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県、新潟県(離島は除く) 東北電力管内管内 「東北従量電灯1」の分析ページへ
東北従量電灯2 青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県、新潟県(離島は除く) 東北電力管内管内 「東北従量電灯2」の分析ページへ
東京従量電灯1 栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県(富士川以東)、一部離島を除く 東京電力管内管内 「東京従量電灯1」の分析ページへ
東京従量電灯2 栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県(富士川以東)、一部離島を除く 東京電力管内管内 「東京従量電灯2」の分析ページへ
中部従量電灯1 愛知県、岐阜県(一部を除く)、三重県(一部を除く)、静岡県(富士川以西)、長野県、一部離島を除く 中部電力管内管内 「中部従量電灯1」の分析ページへ
北海道従量電灯1 北海道(一部離島を除く) 北海道電力管内管内 「北海道従量電灯1」の分析ページへ
北海道従量電灯2 北海道(一部離島を除く) 北海道電力管内管内 「北海道従量電灯2」の分析ページへ

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

電気料金プランの想定年間電気代は?

電気料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用した電気量に1kWhあたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各電力会社のHPに掲載されておりますので、電気利用量と基本/従量単価を計算式に当てはめることで、電気料金の水準を算出できます。

ただし「基本料金」や「従量料金」の他にも、燃料調整費や市場調整費、もしくは電源調整費等、電力会社によって細かくパラメータが設定されており、実態の電気代と大きく異なるケースもあるため、あくまで下記はご参考としてご参照ください。なお、世帯人数別の電気利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています(ご参考))。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン 一人暮らし 二人暮らし 三人暮らし 四人暮らし 五人暮らし 六人暮らし
九州従量電灯2 契約不可 契約不可 契約不可 契約不可 147,509円/年 174,953円/年
中国従量電灯1 66,785円/年 111,695円/年 123,671円/年 132,653円/年 141,635円/年 171,575円/年
中国従量電灯2 契約不可 契約不可 契約不可 契約不可 158,304円/年 186,660円/年
四国従量電灯1 70,992円/年 118,296円/年 130,911円/年 140,371円/年 149,832円/年 181,368円/年
四国従量電灯2 契約不可 契約不可 契約不可 契約不可 151,026円/年 178,278円/年
九州従量電灯1 67,899円/年 112,487円/年 126,887円/年 135,120円/年 146,776円/年 174,220円/年
中部従量電灯2 契約不可 契約不可 契約不可 契約不可 160,339円/年 190,891円/年
北陸従量電灯1 60,684円/年 100,957円/年 113,668円/年 121,185円/年 131,391円/年 156,447円/年
北陸従量電灯2 契約不可 契約不可 契約不可 契約不可 135,862円/年 161,890円/年
関西従量電灯1 68,131円/年 113,959円/年 126,180円/年 135,346円/年 144,511円/年 175,063円/年
関西従量電灯2 契約不可 契約不可 契約不可 契約不可 146,736円/年 172,896円/年
東北従量電灯1 73,874円/年 122,451円/年 138,093円/年 147,075円/年 159,724円/年 189,664円/年
東北従量電灯2 契約不可 契約不可 契約不可 契約不可 161,191円/年 191,131円/年
東京従量電灯1 72,774円/年 120,984円/年 136,260円/年 145,242円/年 157,524円/年 187,464円/年
東京従量電灯2 契約不可 契約不可 契約不可 契約不可 158,258円/年 188,198円/年
中部従量電灯1 74,059円/年 123,187円/年 138,708円/年 147,874円/年 160,339円/年 190,891円/年
北海道従量電灯1 84,156円/年 140,076円/年 157,677円/年 168,128円/年 182,246円/年 217,082円/年
北海道従量電灯2 契約不可 契約不可 契約不可 契約不可 183,713円/年 218,549円/年

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※基本料金および電力量料金の合算値となります。
※年間電気代は、一人暮らし(30A相当、月間210kWh)、二人暮らし(40A相当、月間360kWh)、三人暮らし(50A相当、月間400kWh)、四人暮らし(50A相当、月間430kWh)、五人暮らし(60A相当、月間460kWh)、六人暮らし(60A相当、月間560kWh)を利用した場合の推計値です。

各電気料金プランのオプションは?

電気料金プランの利用によって、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン オプション
九州従量電灯2

見つかりませんでした。

中国従量電灯1

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中国従量電灯2

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四国従量電灯1

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四国従量電灯2

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九州従量電灯1

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中部従量電灯2

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北陸従量電灯1

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北陸従量電灯2

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関西従量電灯1

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関西従量電灯2

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東北従量電灯1

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東北従量電灯2

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東京従量電灯1

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東京従量電灯2

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中部従量電灯1

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北海道従量電灯1

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北海道従量電灯2

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※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

<本ページを監修した人>

RAUL株式会社
電気プラン乗換コム運営事務局 エコモ博士担当

弊社(RAUL)は2005年の創業以来、一貫して「エネルギー・環境問題」をテーマに事業を展開して参りました。現場での長年の下積み経験によって、電気/ガスをより身近に感じていただきたくたく当サイトを運営しております。

補足

  • 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、リコージャパンの公式HPをご確認ください。
おすすめ電力会社用アイコン 編集部おすすめの電力会社
個人・ご家庭の方
Looopでんき用アイコン
基本料金0円でお得
Looopのプランは基本料金が0円となっており、電気を使った分だけ料金が発生することが最大の特徴です。ポイント等の付与がなくとも問題ない方、電気の利用方法で電気代を徹底的に安くしたい方に推奨できます。価格を追求しながらも、環境や日本社会への貢献にも目を向けた大手の新電力会社となり、特に基本料金のコストを削減したい方におススメです。
ENEOSでんき用アイコン
エリア大手電力より安定して安価
ENEOSのプランは、老舗大手エネルギー系列として最高峰の価格水準および信頼・安定性があります。どのような電気の使い方であっても、原則としてエリア大手電力の通常プランよりお得となります。数%であっても安定して毎月の電気代を削減したい方に推奨できます。
idemitsuでんき用アイコン
オール電化で最高峰
idemitsuでんきは、出光興産が提供する電気料金プランです。オール電化住宅において最高水準に安定かつ安価な専用プランがあります。特にオール電化向けという観点では、一人暮らし~大家族まで国内で最高峰の料金構成となっている電気プランと言えます。また、EVユーザーの方も安価な深夜電気で蓄電できるためおススメです。
シン・エナジーでんき用アイコン
マイルが貯まる
シン・エナジーの電気料金プランは、JALのマイレージがどんどんと貯まることが特徴です。ベースの電気代部分もお得な構成のため、電気代をお得にしながら、マイルを貯めたい方にとって非常におススメの電気料金プランとなっています。
四つ葉電力用アイコン
完全固定単価で安心
四つ葉電力の「ほっと5.0安心プラン」は、[基本料金][再エネ賦課金][燃料調整費][容量拠出金][託送費]が0円の、電気を使った分だけ完全固定単価での支払いとなる安定性の高いプランです。原油高等による電気代変動の影響を受けたくない方に推奨できます。
法人(高圧)の方

電力会社の一括見積にて電気代削減のサポートをしております。皆様には電気料金明細をご用意いただくのみの簡単作業となります。複数社の見積りを一覧化、どの程度電気料金を削減できるか比較できます。

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オススメ都市ガスプラン
石油元売りとして国内最大の規模を持つENEOSは、都市ガスプランが特筆すべき水準の価格構成となっています。ただし、東京ガス/京葉ガスエリア限定の部分がネックです。しかしそれらエリアにお住いの方であれば、ENEOS都市ガスに切り替えることで大幅なガス代削減が期待できます。
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プロパンガス比較サービス
日本では2万社ほどのLPガス事業者が販売を行っており、価格差が極めて大きいのが業界の特徴となります。LPガス会社の見直しにより毎月のガス料金を大きく抑えられる可能性があり、おススメのプロパンガス比較サービスをご紹介しております。
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