イーネットワークシステムズはどんな電力会社?評判をご紹介!

  • 更新日:2024/02/19

もともと家庭や事業所で使用する電気は、地域ごとの大手電力会社が生産して販売するものでした。しかし、現在は電力の自由化に伴い、さまざまな企業が電力を販売しています。多種多様なサービスがあることから、どの企業を選んだら良いのか分からず困ってしまう人も少なくありません。

イーネットワークシステムズも、数多くある電力供給会社の一つです。この記事では、イーネットワークシステムズに寄せられた良い評判や悪い評判などから、イーネットワークシステムズの概要や他の電力供給会社の違い、おすすめの人、お申し込みの方法などをご紹介します。

複数の電力会社の良いところ・悪いところを比較すれば、その会社との契約が自分にとって適切なものであるか、プラスの影響がどれだけあるかを判断できるでしょう。ぜひ記事を最後までご覧になり、乗り換え先の電力会社選びの参考にしてみてください。

イーネットワークシステムズとは

イーネットワークシステムズは、東京都に本社を置き、電力小売事業とそれに伴うビジネスコンサルティング、システムの企画販売を行っています。三ッ輪ホールディングス株式会社が株主となっている、グループ傘下の企業です。また、さらに子会社として、電力小売事業を専門とする企業を抱えています。

個人と法人の両方に電力を提供しており、都市ガスも取り扱っています。「エネルギーを軸にお客さまの安心でゆたかなくらしの実現に貢献する。」を経営理念 とし、安価かつ多種多様なサービスの提供に取り組んでいる企業です。

また、自社の電力販売を代理で行う代理店や、電力小売プラットフォームサービスによる新規事業立ち上げのサポートなど、より自由で多様な電力供給の市場発展を目指す取り組みも行っています。家庭への太陽光パネルの設置など、エネルギーに関連するさまざまなサービスが特徴です。

イーネットワークシステムズでは、2015年の国連サミットで採択された、持続可能な開発目標「SDGs」にも積極的に取り組んでいます。SDGsで定められた17項目のうち、とくにエネルギー事業での実現が可能な8つの項目に力を入れており、それぞれの項目にまたがった7つの施策が実施されている状態です。

  • エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任、つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 陸の豊かさも守ろう
  • パートナーシップで目標を達成しよう

上記の項目を達成するための取り組みとして、電力小売プラットフォームを提供し、多種多様な事業者と提携して消費者の暮らしをサポートしています。

また、事業者へのコンサルタントを通した間接的な暮らしのサポートや、エネルギー関連以外の地域の商工会や金融機関との提携による、電力を活用した地域経済の発展も目標です。さらに、Fin Techを活用した事業者との提携によるエネルギーサービスの実現や、DMOとの提携による電力販売を通じた地域の観光支援も行っています。

料金プランの中にCO2フリープランを設定しており、脱炭素社会の実現や環境保全にも寄与している企業です。国内で電力を使用する人々だけでなく、世界中で暮らす人々や地球環境全体のためになる事業に取り組んでいると言えるでしょう。

イーネットワークシステムズの料金プラン

イーネットワークシステムズでは、下記の全国9エリアに対して電力を供給しています。沖縄と離島を除く地域から利用できるため、全国の幅広い地域で契約が可能です。

  • 北海道電力エリア
  • 東北電力エリア
  • 東京電力エリア
  • 中部電力エリア
  • 北陸電力エリア
  • 関西電力エリア
  • 中国電力エリア
  • 四国電力エリア
  • 九州電力エリア

一般的な個人消費者向けと事業者向けの料金プランが存在しますが、今回は東京電力エリアにおける一般向けの料金プランをご紹介します。イーネットワークシステムズが提供する個人向け料金プランは、以下のとおりです。

  • 東京Bプラン
  • 東京Cプラン
  • 東京低圧電力プラン
  • 東京動力プラン

それぞれのプランには、より細分化したプランが設定されています。どのような価格設定なのか、詳しく見ていきましょう。

東京Bプラン

東京Bプランは、東京電力における従量電灯Bに相当するプランです。東京Bプランには、以下の料金プランが含まれます。

  • 東京B
  • 東京B-VP
  • 東京B-HO
  • 東京B-G
  • 東京B-GF
  • 東京B-GR
  • 東京B-BP
  • 東京B-SP

それぞれの電気料金は、以下のように設定されています。

【東京Bプランの電気料金】
プラン 料金区分 単位 単価(円/税込)
東京B 基本料金 10Aにつき 295.24
電力量料金 最初の120kWhまで 19.79
120kWh超過~300kWhまで 26.39
300kWh超過 30.49
東京B-VP 基本料金 10Aにつき 295.24
電力量料金 最初の120kWhまで 19.87
120kWh超過~300kWhまで 26.22
300kWh超過 27.53
東京B-HO 基本料金 10Aにつき 295.24
電力量料金 最初の120kWhまで 20.95
120kWh超過~300kWhまで 23.64
300kWh超過 26.49
東京B-G 基本料金 40A 1,180.96
50A 1,476.20
60A 1,771.44
電力量料金 最初の120kWhまで 19.78
120kWh超過~300kWhまで 26.36
300kWh超過 30.47
東京B-GF 基本料金 40A 1,180.96
50A 1,476.20
60A 1,771.44
電力量料金 最初の120kWhまで 19.88
120kWh超過~300kWhまで 26.46
300kWh超過 30.57
東京B-GR 基本料金 40A 1,180.96
50A 1,476.20
60A 1,771.44
電力量料金 最初の120kWhまで 19.88
120kWh超過~300kWhまで 26.46
300kWh超過 30.57
東京B-BP 基本料金 40A 1,123.76
50A 1,404.70
60A 1,685.64
電力量料金 最初の120kWhまで 19.88
120kWh超過~300kWhまで 26.48
300kWh超過 29.04
東京B-SP 基本料金 10Aにつき 0.00
電力量料金 最初の120kWhまで 27.72
120kWh超過~300kWhまで
300kWh超過

東京Cプラン

東京Cプランは、東京電力における従量電灯Cに相当するプランです。東京Cプランには、以下の料金プランが含まれます。

  • 東京C
  • 東京C-VP
  • 東京C-HO
  • 東京C-G
  • 東京C-GF
  • 東京C-GR
  • 東京C-BP
  • 東京C-SP

それぞれの電気料金は、以下のように設定されています。

【東京Cプランの電気料金】
プラン 料金区分 単位 単価(円/税込)
東京C 基本料金 1kVA につき 295.24
電力量料金 最初の120kWhまで 19.79
120kWh超過~300kWhまで 26.39
300kWh超過 30.49
東京 C-VP 基本料金 1kVA につき 295.24
電力量料金 最初の120kWhまで 19.87
120kWh超過~300kWhまで 26.22
300kWh超過 27.53
東京C-HO 基本料金 1kVA につき 295.24
電力量料金 最初の120kWhまで 20.95
120kWh超過~300kWhまで 23.64
300kWh超過 26.49
東京C-G 基本料金 1kVA につき 295.24
電力量料金 最初の120kWhまで 19.78
120kWh超過~300kWhまで 26.36
300kWh超過 30.47
東京C-GF 基本料金 1kVA につき 295.24
電力量料金 最初の120kWhまで 19.88
120kWh超過~300kWhまで 26.46
300kWh超過 30.57
東京 C-GR 基本料金 1kVA につき 295.24
電力量料金 最初の120kWhまで 19.88
120kWh超過~300kWhまで 26.46
300kWh超過 30.57
東京C-BP 基本料金 1kVA につき 295.24
電力量料金 最初の120kWhまで 19.88
120kWh超過~300kWhまで 26.48
300kWh超過 28.43
東京C-SP 基本料金 1kVA につき 0.00
電力量料金 最初の120kWhまで 28.55
120kWh超過~300kWhまで
300kWh超過

東京低圧電力プラン

東京低圧電力プランは、低圧電力を利用したい人向けの料金プランです。このプランでは、以下のような料金が設定されています。

【東京低圧電力プランの電気料金】
料金区分 単位 単価(円/税込)
基本料金 1kWにつき 791.86
電力量料金 1kWhにつき 22.92

東京動力プラン

東京動力プランは、大型の機械類などを利用したい人向けの料金プランです。このプランでは、以下のような料金が設定されています。

【東京動力プランの電気料金】
料金区分 単位 単価(円/税込)
基本料金 1kWにつき 791.86
電力量料金 1kWhにつき 23.42

イーネットワークシステムズのメリットと良い口コミ・評判

続いて、イーネットワークシステムズで電力を契約するメリットについてご紹介します。その電力会社ならではのメリットが分かっていれば、他の会社との比較がしやすくなるでしょう。

イーネットワークシステムズのメリットは、以下のとおりです。

  • Web上で利用明細書を確認できる
  • 電気代が安くなる可能性が高い
  • SDGsなど環境保全施策に取り組んでいる

それぞれのメリットについて、詳細や寄せられた良い評判を見ていきましょう。

Web上で利用明細書を確認できる

イーネットワークシステムズでは、電子明細システムを取り入れており、利用明細書をWebのマイページから確認できます。ペーパーレスで明細書の保管や処分に困らず、パソコンやスマートフォンなどの端末があればどこからでも確認が可能です。

また、書面での利用明細書がほしい場合、利用明細書発行手数料を支払って申請すれば、郵送してもらえます。事業者向けの特別高圧・高圧電力の場合は、無料で電気料金計算内訳書を郵送してもらえるほか、一般的な契約同様にマイページでも確認が可能です。

マイページのIDやパスワードを忘れてしまった場合は、Webページのお問い合わせフォームやカスタマーコールセンターに連絡すると、照会できる可能性があります。

このメリットについて、以下の口コミ が寄せられています。

電力会社を切り替えてから、紙の明細を確認しなくて良くなりました。前の電力会社は利用明細書が紙面しかなく、字が小さくて見にくいうえにかさばるので不便でした。電子明細ならわざわざシュレッダーにかけなくても良いため、なくして困ることもありません。

電気代が安くなる可能性が高い

イーネットワークシステムズと契約すると、電気代が以前より安くなる可能性もあります。イーネットワークシステムズは自社の発電施設を持っておらず、他の事業者から電力を買い取って提供しているためです。

自社で発電施設を抱えている場合、定期的な設備のメンテナンスを自社内で行わなければなりません。そのため、その分の人件費や設備保持のためのコストがかかります。それが電気料金に上乗せされるので、発電所を所有している電力会社の電気代が高い傾向にあるのです。

イーネットワークシステムズの場合は、他社から電力を買い取っているほか、システム面でも効率化を図っており、その分のコストが抑えられています。それが電気料金に反映されているため、安価で電気を提供できる可能性が高いのです。

このメリットについて、以下の口コミ が寄せられています。

イーネットワークシステムズさんに切り替えてから、電気代が前より安くなりました。年間で8%ほど電気代を抑えられているので、節約できてありがたいです。

SDGsなど環境保全施策に取り組んでいる

イーネットワークシステムズのメリットは、SDGsをはじめ、環境保全の取り組みや社会への貢献に力を入れているところです。電力会社を乗り換えるのであれば、利用していて社会のためになる企業を選びたいという人は多くいます。

SDGsの目指すゴールには、さまざまな項目があります。イーネットワークシステムズでは、電力をはじめとするエネルギー事業が目指せるゴールを8つピックアップして、取り組んでいるのが特徴です。環境を守る取り組みだけでなく、地域社会と一丸となって発展していく社会の実現に尽力しています。

一般的な個人の消費者の人向けにCO2フリーのグリーンプランも提供しており、環境に気を付けて生活したい場合に適した会社と言えるでしょう。

このメリットについて、以下の口コミ が寄せられています。

生活するうえで電気が必要なら、せめてより環境のためになるプランを利用したいと考え、イーネットワークシステムズさんを選びました。グリーンプランで電気代が安くなっただけでなく、環境にも貢献できていると思うと嬉しいです。

イーネットワークシステムズの注意点と悪い口コミ・評判

続いて、イーネットワークシステムズが抱える注意点についてご紹介します。各電力会社には、良い点もあれば気を付けなければならない点もあるため、その両方を比較して契約先を選ぶ必要があるでしょう。

イーネットワークシステムズの注意点は、以下のとおりです。

  • 停電などのトラブル対応は別会社が行う
  • 契約期間中の解約には解約事務手数料がかかる
  • 引っ越しの際は一度解約しなければならない

それぞれの注意点について、寄せられた悪い評判と一緒に見ていきましょう。

停電などのトラブル対応は別会社が行う

家庭などで電気を使用している際に、停電をはじめとするトラブルが起きた場合、契約している電力会社に連絡を入れる人は多いです。しかし、イーネットワークシステムズでは、各家庭や地域の送電線に関する電気トラブルの対応を行っていません。

これは法律上、電気トラブルの対応が一般送配電事業者、つまり各地域の大手電力会社の役割であるためです。停電情報の確認や対処の依頼などは、イーネットワークシステムズではなく、お住まいの地域の電力会社に連絡する必要があります。

一方で、現在起きているトラブルにどこが対応してくれるのか、窓口がどこかについては、イーネットワークシステムズのカスタマーコールセンターでも確認が可能です。ただし、二度手間になってしまうため、すでに該当の電力会社が分かっている場合は、そちらに直接連絡したほうが良いでしょう。

この注意点について、以下の口コミ が寄せられています。

自宅で停電が起きたときにカスタマーコールセンターに連絡したら、こちらではトラブル対応をしていないと言われました。そのまま地域の受付窓口を教えてもらったのでトラブルは解決できましたが、何度も連絡し直さなければならないのは面倒かもしれません。

契約期間中の解約には解約事務手数料がかかる

現在の住居からの退去や電力会社の乗り換えなど、さまざまな理由でイーネットワークシステムズとの契約を解約する場合があるでしょう。しかし、イーネットワークシステムズとの契約を解除する場合は、解約事務手数料がかかる可能性もあります。

イーネットワークシステムズとの契約は期間が決まっており、通常は期間終了とともに契約が更新され、次の契約に移ります。このときに申し出ていればとくに手数料は必要ありませんが、契約後はじめの契約期間内に解約する場合は、解約事務手数料が必要です。

契約期間は利用開始から1年間なので、利用し始めて1年経たずに解約する場合は、手数料を取られることになります。料金プランや契約内容によっては解約手数料がかからない場合もあるため、確認しておきましょう。

この注意点について、以下の口コミ が寄せられています。

短期間の単身赴任で、イーネットワークシステムズを利用しました。電気代は安かったのですが、契約していた期間が半年程度だったため、単身赴任を終えて解約する際に解約手数料を取られました。結局、無駄な出費になってしまったなと思います。

引っ越しの際は一度解約しなければならない

現在の住居でイーネットワークシステムズと契約しており、引っ越し後の住居でも引き続き利用したいと考えている利用者の人もいるでしょう。しかし、イーネットワークシステムズとの契約は、引っ越しのたびに結び直す必要があり、退去の際は必ず解約しなければなりません。

これは、電力の契約が電力供給地点の単位であるためです。解約せずに引っ越すと、使用していない住居の電気代を払い続けなければなりません。引っ越し先を管轄する電力会社が異なる場合は、電気料金にも差異が発生する可能性があるため、同じ契約を結び続けられないのです。

詳しい手続きは、カスタマーコールセンターへの問い合わせで確認できます。

この注意点について、以下の口コミ が寄せられています。

前の住居に住んでいるときに、イーネットワークシステムズさんに乗り換えました。電気代が安くなって使い勝手が良かったため、引っ越しに伴って今の住居でも使い続けることにしました。一度契約を解除しなければならなかったため、手間だと感じましたが、それ以外にとくに不満はありません。

イーネットワークシステムズがおすすめの人

イーネットワークシステムズとの契約がおすすめの人の特徴についてご紹介します。自分がこれらの特徴に当てはまっているかを確認すれば、イーネットワークシステムズと契約すべきかどうかを判断する材料になるでしょう。

イーネットワークシステムズが向いているのは、以下のような人です。

  • 電力会社を切り替えても電気の質を維持したい人
  • 北海道・本州・四国・九州にお住まいの人
  • SDGsに興味がある人

それぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。

電力会社を切り替えても電気の質を維持したい人

イーネットワークシステムズの利用がおすすめなのは、電力会社を切り替えても、電力の質自体は維持したい人です。イーネットワークシステムズは、すでに張り巡らされている電線などの供給設備を利用して電気を提供しているため、契約の切り替え後も電気の質が変化しません。

電気の使用感はそのままに、料金を安くできる可能性があります。送電設備そのものの不具合がなければ、停電しやすくなるなどのこともなく、今まで通り電気を使用できるでしょう。

電気メーターが従来のものである場合は、契約後にスマートメーターに取り替える必要がありますが、それ以外の工事や切り替えにあたっての立ち会いなどは不要です。また、スマートメーターに切り替える際も、工事費用はかかりません。

北海道・本州・四国・九州にお住まいの人

イーネットワークシステムズが電力を提供しているのは、北海道、本州の6エリア、四国、九州の全国9エリアです。このエリアの範囲内にお住まいの人であれば、誰でも電力を契約できます。

逆に、沖縄やエリア外の離島などにお住まいの場合は、イーネットワークシステムズを利用できません。また、グリーンプランなど一部の料金プランは、東京電力エリアでしか利用できない場合があります。

エリア以外におけるイーネットワークシステムズの個人向け電力供給の対象は、供給電圧が100Vもしくは200Vの契約、従量電灯、低圧電力の契約などです。これらの条件を満たさない場合は電力を契約できないため、該当するプランを提供している別の電力会社を探したほうが良いでしょう。

SDGsに興味がある人

環境保全に強い関心を寄せており、SDGsにも興味がある人はイーネットワークシステムズとの契約に向いています。イーネットワークシステムズは、電力をはじめとするエネルギーを通して環境保全や地域社会の活性化、経済の発展を目指している企業です。

東京電力エリアであれば、CO2フリーのグリーンプランを契約でき、二酸化炭素排出量の削減に貢献できます。電気を使用せずに生活するのが難しいからこそ、なるべく環境に負担がかからないクリーンなエネルギーを使用したいという人におすすめです。

さまざまな事業者と提携しながらエネルギーを提供しているため、地域の産業や経済の活性化にも一役買っています。エリアごとに代理店などもあるため、近場の事業所からイーネットワークシステムズを利用できるのも魅力的です。

イーネットワークシステムズのお申し込み方法

イーネットワークシステムズと契約するためのお申し込み方法をご紹介します。

イーネットワークシステムズを個人で利用する場合は、まず現在の契約の検針票をもとに、電気代がどれだけ削減できるかを確認してもらいましょう。検針票は、申込書の送付依頼をする際に、電子データで送信できます。

申込書の送付依頼をする際は、契約する人の氏名、現在の住所、電話番号やメールアドレスなどの連絡先、お近くの代理店の名称などの情報が必要です。提示された削減額を確認したら、送付された申込書に必要事項を記入して契約を申し込みます。

スマートメーター未設置の場合は、契約の申し込み後に取り替え工事を行わなければなりません。この工事は各地域の電力事業者が行うもので、費用の負担は不要です。

契約の申し込み後、1ヶ月で電気が切り替わります。切り替え後1年間は途中解約に手数料がかかるため、注意しましょう。

電気の切り替えにあたり、通常はもとの電力会社に自力で連絡する必要はありません。ただし、何らかの特約などを契約している場合は、個別に連絡しなければならない可能性があります。

また、引っ越しに伴う切り替えの場合は、もとの電力会社の解約手続きを自力で行う必要があるでしょう。もとの住宅でイーネットワークシステムズを利用しており、引っ越し先でも引き続き契約したい場合も同様です。

電気プランの乗り換え時のよくある質問

  • 電気プランの切替で電気の品質は変わる?
  • 電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
  • イーネットワークシステムズが倒産した場合は電気がとまる?

電気プランの切替で電気の品質は変わる?

電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。

電気プランの切替で停電の頻度は変わる?

電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。

また、経済産業省や消費者庁(消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体)は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています(ご参考)。

イーネットワークシステムズが倒産した場合は電気がとまる?

電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、イーネットワークシステムズが倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。

電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。つまり、電気の消費者(みなさま)としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。

なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること(最終保障供給)が一般送配電事業者に義務づけられています。例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。

このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。

まとめ

ここまで、イーネットワークシステムズとはどのような電力会社なのか、料金プランや良い評判、悪い評判、向いている人の特徴などからご紹介してきました。

イーネットワークシステムズは、電力を中心に、エネルギー事業でSDGsの目標達成や環境保全に取り組む電力会社です。単純に電気代を安くしたい人はもちろん、日常的に電気を使う中で環境に貢献したい人に向いています。

一方で、途中解約に解約金がかかる、トラブル対応は自社で行っていないなど細かな注意点も存在するため、契約前にはよく検討する必要があるでしょう。また、地域によって提供しているサービスが異なる場合もあります。

イーネットワークシステムズをはじめ、複数の電力会社を比較して、よりお得にエネルギーを活用しましょう。

電気料金データベース【イーネットワークシステムズ】

電気プラン乗換コムでは、各電力会社の電気料金プランの数値情報等をデータベース化しております。それらのデータを下記にて一部出力し記載しておりますのでご参考ください。なお、上記記事の作成日とデータベース調査日が異なるケースがありますので、その点はご留意ください。また、電気料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトでは収集データ等を軸にオススメの電力会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。

イーネットワークシステムズによる電気料金プランの提供エリアは?

各電力会社が提供する電気料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にてイーネットワークシステムズが提供する一般家庭用プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記電気料金プランを利用可能であるかご確認ください。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン 提供地域 電力エリア プラン分析ページ
アクアコインでんき 従量電灯 B 栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県(富士川以東)、一部離島を除く 東京電力管内管内 「アクアコインでんき 従量電灯 B」の分析ページへ
アクアコインでんき 従量電灯 C 栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県(富士川以東)、一部離島を除く 東京電力管内管内 「アクアコインでんき 従量電灯 C」の分析ページへ
九州 C-VP 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く 九州電力管内管内 「九州 C-VP」の分析ページへ
九州 C-BP 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く 九州電力管内管内 「九州 C-BP」の分析ページへ
九州 C-SP 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く 九州電力管内管内 「九州 C-SP」の分析ページへ
九州 C 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く 九州電力管内管内 「九州 C」の分析ページへ
九州 B 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く 九州電力管内管内 「九州 B」の分析ページへ
九州 B-VP 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く 九州電力管内管内 「九州 B-VP」の分析ページへ
四国 A-SP 徳島県、高知県、愛媛県(一部を除く)、香川県(一部を除く) 四国電力管内管内 「四国 A-SP」の分析ページへ
四国 B 徳島県、高知県、愛媛県(一部を除く)、香川県(一部を除く) 四国電力管内管内 「四国 B」の分析ページへ
四国 B-VP 徳島県、高知県、愛媛県(一部を除く)、香川県(一部を除く) 四国電力管内管内 「四国 B-VP」の分析ページへ
四国 B-BP 徳島県、高知県、愛媛県(一部を除く)、香川県(一部を除く) 四国電力管内管内 「四国 B-BP」の分析ページへ
四国 B-SP 徳島県、高知県、愛媛県(一部を除く)、香川県(一部を除く) 四国電力管内管内 「四国 B-SP」の分析ページへ
四国 A 徳島県、高知県、愛媛県(一部を除く)、香川県(一部を除く) 四国電力管内管内 「四国 A」の分析ページへ
四国 A-VP 徳島県、高知県、愛媛県(一部を除く)、香川県(一部を除く) 四国電力管内管内 「四国 A-VP」の分析ページへ
四国 A-BP 徳島県、高知県、愛媛県(一部を除く)、香川県(一部を除く) 四国電力管内管内 「四国 A-BP」の分析ページへ
中国 B-BP 鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、兵庫県の一部、香川県の一部、愛媛県の一部、一部離島を除く 中国電力管内管内 「中国 B-BP」の分析ページへ
中国 B-SP 鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、兵庫県の一部、香川県の一部、愛媛県の一部、一部離島を除く 中国電力管内管内 「中国 B-SP」の分析ページへ
中国 A-SP 鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、兵庫県の一部、香川県の一部、愛媛県の一部、一部離島を除く 中国電力管内管内 「中国 A-SP」の分析ページへ
中国 B 鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、兵庫県の一部、香川県の一部、愛媛県の一部、一部離島を除く 中国電力管内管内 「中国 B」の分析ページへ

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

電気料金プランの想定年間電気代は?

電気料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用した電気量に1kWhあたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各電力会社のHPに掲載されておりますので、電気利用量と基本/従量単価を計算式に当てはめることで、電気料金の水準を算出できます。ただし「基本料金」や「従量料金」の他にも、燃料調整費や市場調整費、もしくは電源調整費等、電力会社によって細かくパラメータが設定されており、実態の電気代と大きく異なるケースもあるため、あくまで下記はご参考としてご参照ください。なお、世帯人数別の電気利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています(ご参考))。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン 一人暮らし 二人暮らし 三人暮らし 四人暮らし 五人暮らし 六人暮らし
アクアコインでんき 従量電灯 B 67522円/年 121562円/年 139668円/年 150673円/年 165110円/年 201794 円/年
アクアコインでんき 従量電灯 C 67522円/年 121562円/年 139668円/年 150673円/年 165110円/年 201794 円/年
九州 C-VP 契約不可 契約不可 契約不可 契約不可 140834円/年 168974円/年
九州 C-BP 契約不可 契約不可 契約不可 契約不可 143875円/年 173587円/年
九州 C-SP 契約不可 契約不可 契約不可 契約不可 145176円/年 176736円/年
九州 C 契約不可 契約不可 契約不可 契約不可 146371円/年 177643円/年
九州 B 60739円/年 107971円/年 124044円/年 133426円/年 146371円/年 177643円/年
九州 B-VP 60462円/年 106322円/年 121646円/年 130466円/年 142850円/年 172250円/年
四国 A-SP 契約不可 契約不可 契約不可 契約不可 139656円/年 170016円/年
四国 B 53225円/年 95827円/年 108029円/年 117180円/年 126331円/年 156835円/年
四国 B-VP 52948円/年 94387円/年 105979円/年 114673円/年 123367円/年 152347円/年
四国 B-BP 53225円/年 94546円/年 105893円/年 114403円/年 122914円/年 151282円/年
四国 B-SP 契約不可 契約不可 契約不可 契約不可 156216円/年 190176円/年
四国 A 60725円/年 111834円/年 126474円/年 137454円/年 148434円/年 185034円/年
四国 A-VP 60407円/年 109029円/年 122205円/年 132087円/年 141969円/年 174909円/年
四国 A-BP 60384円/年 109960円/年 123578円/年 133791円/年 144004円/年 178048円/年
中国 B-BP 56998円/年 100522円/年 112142円/年 120858円/年 129574円/年 158626円/年
中国 B-SP 契約不可 契約不可 契約不可 契約不可 147936円/年 180096円/年
中国 A-SP 契約不可 契約不可 契約不可 契約不可 136896円/年 166656円/年
中国 B 56998円/年 101832円/年 114326円/年 123697円/年 133068円/年 164304円/年

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※基本料金および電力量料金の合算値となります。
※年間電気代は、一人暮らし(30A相当、月間210kWh)、二人暮らし(40A相当、月間360kWh)、三人暮らし(50A相当、月間400kWh)、四人暮らし(50A相当、月間430kWh)、五人暮らし(60A相当、月間460kWh)、六人暮らし(60A相当、月間560kWh)を利用した場合の推計値です。

各電気料金プランのオプションは?

電気料金プランの利用によって、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。

※横にスクロールで表全体を表示

プラン オプション
アクアコインでんき 従量電灯 B
  • 電気料金
    東京電力の標準プランと同額になります。
  • アクアコイン
    毎月の電気料金の最大9%が支給されます。アクアコイン加盟店で使用できます。
アクアコインでんき 従量電灯 C
  • 電気料金
    東京電力の標準プランと同額になります。
  • アクアコイン
    毎月の電気料金の最大9%が支給されます。アクアコイン加盟店で使用できます。
九州 C-VP

見つかりませんでした。

九州 C-BP

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九州 C-SP

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九州 C

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九州 B

見つかりませんでした。

九州 B-VP

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四国 A-SP

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四国 B

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四国 B-VP

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四国 B-BP

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四国 B-SP

見つかりませんでした。

四国 A

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四国 A-VP

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四国 A-BP

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中国 B-BP

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中国 B-SP

見つかりませんでした。

中国 A-SP

見つかりませんでした。

中国 B

見つかりませんでした。

※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。

補足

  • 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、イーネットワークシステムズの公式HPをご確認ください。
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基本料金0円でお得
Looopのプランは基本料金が0円となっており、電気を使った分だけ料金が発生することが最大の特徴です。ポイント等の付与がなくとも問題ない方、電気の利用方法で電気代を徹底的に安くしたい方に推奨できます。価格を追求しながらも、環境や日本社会への貢献にも目を向けた大手の新電力会社となり、特に基本料金のコストを削減したい方におススメです。
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オール電化で最高峰
idemitsuでんきは、出光興産が提供する電気料金プランです。オール電化住宅において最高水準に安価な専用プランがあります。特にオール電化向けという観点では、一人暮らし~大家族まで国内で最高峰の料金構成となっている電気プランの一つと言えます。また、EVユーザーの方も深夜電気で蓄電できるためおススメです。
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マイルが貯まる
シン・エナジーの電気料金プランは、JALのマイレージがどんどんと貯まることが特徴です。電気代をお得にしながら、マイルを貯めたい方にとって非常におススメの電気料金プランとなっています。
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完全固定単価で安心
四つ葉電力の「ほっと5.0安心プラン」は、[基本料金][再エネ賦課金][燃料調整費][容量拠出金][託送費]が0円の、電気を使った分だけ完全固定単価での支払いとなる安定性の高いプランです。原油高等による電気代変動の影響を受けたくない方に推奨できます。
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電力会社の一括見積にて電気代削減のサポートをしております。皆様には電気料金明細をご用意いただくのみの簡単作業となります。複数社の見積りを一覧化、どの程度電気料金を削減できるか比較できます。

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日本では2万社ほどのLPガス事業者が販売を行っており、価格差が極めて大きいのが業界の特徴となります。LPガス会社の見直しにより毎月のガス料金を大きく抑えられる可能性があり、おススメのプロパンガス比較サービスをご紹介しております。
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