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やめエネルギーとはどんな会社?電力会社を変えたいときに必見の情報をご紹介!
電力が自由化されている昨今、節約のために電力会社を変更する人も多いため、乗り換えを行えば電気代が安くなるイメージがあるかもしれません。その可能性はあるものの、実際に電気代が安くなるかは乗り換え先次第であり、候補の会社の基本情報はしっかり確認する必要があります。
そこで今回は、乗り換え先の候補に挙がる電力会社の1つ「やめエネルギー」について、会社の概要や料金プランなど、知っておきたい基本情報についてくわしくご紹介します。
やめエネルギーとは

やめエネルギーとは、福岡県にある電力会社の1つです。まず押さえたい会社の概要は、以下のとおりです。
【やめエネルギーの概要表】
商号 | やめエネルギー株式会社 (YAME ENERGY Inc.) |
---|---|
所在地 | 福岡県八女市本村425-42 |
代表者 | 代表取締役 本村勇一郎 取締役 営業推進統括 中島 一嘉 取締役 宣伝企画統括 中村 正隆 |
設立 | 2017年1月11日 |
小売電気事業者登録 | 事業登録者番号 A0280 |
資本金 | 2,230万円 |
取引銀行 | 筑邦銀行 八女支店 日本政策金融公庫 久留米支店 |
事業内容 | 電力販売事業 地域支援サービス事業 |
主要取引先 | 八女市・八女郡のみなさま 事業所・行政関連施設 |
やめエネルギーの所在地は、福岡県八女市です。設立は2017年と、会社ができてからまだ日が浅いものの、資本金は2,230万円と高額です。
事業内容としては、電力販売業が挙がっているほか、地域支援サービス事業も手掛けています。取引銀行には、八女市やその近郊の支店、主要取引先には「八女市・八女郡のみなさま」などとあり、八女市や八女郡にお住まいの人は身近な会社に感じられるでしょう。
やめエネルギーの背景や方針
やめエネルギーは、八女市・八女郡の企業有志が出資して設立された会社であり、その目的は地元で資金を循環させることです。電力が自由化される前から、全国各地には大手の電力会社が存在し、現在では大小さまざまな新電力会社も登場しています。しかし、遠方にある電力会社を利用すると、電気代の支払いで、お金が外へ流れていく形になってしまいます。
この流れを止めるため、地域の企業有志により設立されたエネルギー会社が、やめエネルギーです。このような背景があるため、やめエネルギーの方針は以下のようになっています。
- お金の市外流出を止めるために電力販売を実施
- 電力販売を通して地域資金を循環させる
- 八女市と八女郡の魅力を高めるために生活支援サービスも提供
- 八女の定住を促して地域社会の創成を行う
<やめエネルギーの方針>
設立の目的である地域資金の循環は、主な方針としてしっかり掲げられています。あわせて、八女の発展のため、地域支援サービスの実施が方針に入っている点も特徴的です。ただ電気を小売りするだけではなく、地元の発展を目指して設立・運営されている会社であるのは、基本情報として押さえたいところです。
企業理念と経営方針
やめエネルギーの企業理念は「地域と共に、未来を拓く」です。地域社会の自立・発展への貢献を目指していることが、端的な企業理念からもうかがえます。経営方針は、以下のとおりです。
- 地球環境に配慮した地域のエネルギー利用を追求する
- 事業活動を通じて、地域の課題解決と発展に貢献する
- 企業と地域社会の持続的成長のために、新たな事業領域の開拓に挑戦する
- 顧客に愛され、地域に愛され、社員に愛される企業を目指す
<経営方針>
地元への貢献のほか、地球環境に配慮することも、主な方針の1つに加わっています。あわせて、新たな事業への挑戦や関係者から愛されることも方針となっており、一般的な企業としての発展も期待できます。
やめエネルギーのロゴマークの特徴
やめエネルギーの想いは、企業のロゴマークにも現れています。会社のロゴは、矢印が社名を囲む形となっており、文字の一部は葉っぱや電球を模しています。社名を囲む矢印が意味するのは、会社が重要な方針として掲げている地域資金の循環です。文字の一部が葉っぱになっているのは、八女の特産品がお茶だからだといいます。
ほかにも八女市の4色のシンボルカラーを取り入れたり、地域にみなぎるエネルギーを表現したりと、企業ロゴへのさまざまな工夫からも、地元である八女に強い想いを寄せていることがうかがえます。
やめエネルギーの料金プラン
やめエネルギーの料金プランには、以下の6種類があります。
- 通常プラン(家庭用・事業用)
- 子育て応援プラン
- 移住・定住応援プラン
- 住まーと・電化プラン
- 停電サポートプラン
- 事業用高圧プラン
<やめエネルギーの料金プラン>
それぞれで料金プランの特徴が異なるため、詳細を確認していきましょう。
通常プラン(家庭用・事業用)
通常プラン(家庭用・事業用)は、一般家庭や事業所で使える低圧プランの一種です。ほかのプランのような特色はなく、スタンダードな料金プランとして多くの人が利用可能です。そして、この通常プランのなかにも、以下の2種類のプランがあります。
- やめのでんきB
- やめのでんきC
<通常プラン(家庭用・事業用)>
どちらの料金プランを選んでも、基本料金と電力量料金がある点は同じです。違いは、基本料金の基準となる契約容量にあり、やめのでんきBはA(アンペア)数、やめのでんきCはkVA(キロボルトアンペア)数で金額が決まります。どちらが向いているかは、電気の使用状況や、現在契約している料金プランの内容などから判断すると良いでしょう。
料金表は、以下のとおりです。
【やめのでんきB】
基本料金 | 30A | 936.00円 |
---|---|---|
40A | 1,248.00円 | |
50A | 1,560.00円 | |
60A | 1,872.00円 | |
電力量料金 | 120kWhまで | 18.35円 |
120 kWh超~300kWhまで | 23.50円 | |
300kWh超 | 25.85円 |
【やめのでんきC】
基本料金(1kVAあたり) | 312.00円 | |
---|---|---|
電力量料金 | 120kWhまで | 18.35円 |
120 kWh超~300kWhまで | 23.50円 | |
300kWh超 | 24.10円 |
子育て応援プラン
子育て応援プランは、子育て世帯への応援で、電気代が少し割引されるメニューです。適用条件は、以下の3つです。
- 八女市・八女郡に居住している
- 3歳以下の子どもがいる
- 現在、従量電灯B(30~60A)もしくは従量電灯Cを契約している
<子育て応援プランの適用条件>
子育て応援プランの適用期間は、供給開始月を含めて36ヶ月間です。期間が満了したら、やめのでんきB、もしくはやめのでんきCへと自動的に移行します。ほかのプランとの併用はできず、すでに新電力会社に乗り換えているときは相談が必要など、注意点がいくつかあります。乗り換え可能かどうかは、規約をよく確認して判断することが重要です。
また、料金がお得になるのは基本料金であり、電力量料金は通常プランと共通です。基本料金は、以下のようになります。
【子育て応援プラン】
子育て応援Bプラン | 30A | 889.20円 |
---|---|---|
40A | 1,185.60円 | |
50A | 1,482.00円 | |
60A | 1,778.40円 | |
子育て応援Cプラン | 296.40円(1kVAあたり) |
移住・定住応援プラン
移住・定住応援プランは、八女市・八女郡へと新たに引っ越してきた人の新生活を応援するプランです。適用条件は、以下の3つです。
- 八女市・八女郡に住んでいる
- ほかの市町村より引っ越してきてから1年未満
- 現在、従量電灯B(30~60A)もしくは従量電灯Cを契約している
<移住・定住応援プランの適用条件>
プランの適用期間は36ヶ月で、期間満了後には、やめのでんきB、もしくはやめのでんきCへと自動的に移行します。また、ほかのプランとの併用はできないなど、注意点もいくつかあります。
さらに、割引対象となる料金は基本料金のみであるなど、全体的な仕組みは子育て応援プランと同じです。プラン適用後の基本料金の金額も、子育て応援プランと共通です。
住まーと・電化プラン
住まーと・電化プランは、オール電化住宅に向けたプランであり、九州電力の「電化でナイト・セレクト」に相当します。このプランのなかでも、以下の3種類があります。
- 住まーと・電化プラン21(夜間時間帯:21時~翌7時)
- 住まーと・電化プラン22(夜間時間帯:22時~翌8時)
- 住まーと・電化プラン23(夜間時間帯:23時~翌9時)
<住まーと・電化プラン>
それぞれのプランの違いは、夜間とみなされる時間帯にあります。夜間時間帯は電気代の単価が下がるため、電気を多く使うタイミングを夜間時間帯に充てたほうがお得です。
夜の比較的早い時間帯から電気を多く使うなら「住まーと・電化プラン21」、深夜や朝に多くの電気を使うなら「住まーと・電化プラン23」が向いています。現在のライフスタイルに応じて、合っているものを選ぶと良いでしょう。
料金表は、以下のとおりです。
【基本料金】
10kVA以下(1契約あたり) | 1,758.80円 |
---|---|
15kVAまで(1契約あたり) | 4,578.20円 |
15kVA超(1kVAあたり) | 553.88円 |
【電力量料金】
平日昼間 | 夏冬 | 27.40円 |
---|---|---|
春秋 | 24.40円 | |
休日昼間 | 夏冬 | 21.80円 |
春秋 | 18.30円 | |
夜間 | 14.40円 |
停電サポートプラン
停電サポートプランとは、自然災害などによる停電に備えるプランです。加入すると、以下の特典が受けられます。
- 自宅への太陽光発電システムとポータブル蓄電池の設置
- 設置にあたっての初期費用は0円
- 10年間のサービス期間終了後、システムを一式譲渡
<停電サポートプランの特典>
自宅へと設置される太陽光発電システムとポータブル蓄電池により、自家発電とその電気の使用がある程度可能となります。そのため、自然災害で周辺地域が停電しても、自宅の設備が無事なら電気を少し使えます。
なお、太陽光パネルを設置する屋根には一定の条件があり、自宅の環境によっては本プランに加入できない場合もあるため、注意が必要です。料金表は、以下のとおりです。
【停電サポートプラン】
基本料金 | なし |
---|---|
電力量料金(1kWhあたり) | 24円 |
停電サポートプランでは、基本料金がなくなっており、電気を使用した分だけ支払う従量料金のみとなります。
事業用高圧プラン
事業用高圧プランは、工場などに向けた事業用の料金プランです。特徴は、以下のとおりです。
- 初期費用は基本的に不要
- 料金表は個別に案内
- 切り替え手続きの目安期間は3ヶ月
<事業用高圧プランの特徴>
初期費用は基本的にかかりませんが、乗り換え後の具体的な料金表は、個別に案内される仕組みです。先のプランのように、基本料金や電力量料金の具体的な単価を確かめられない点には、注意が必要です。
また、切り替え手続きには約3ヶ月かかるのが目安であり、電気の供給が始まるのは契約から4ヶ月後となります。
電気代に関するポイント
やめエネルギーにおいて、電気代には燃料費調整額と、再生可能エネルギー発電促進賦課金が基本的に加算されます。
各プランの料金表に載っているのは、あくまで基本料金と電力量料金の単価のみです。燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金は、別口で計算・加算されます。両費用も、電気代の主要な項目の1つなので、乗り換え後の電気代を考えるときは忘れずにご確認ください。
やめエネルギーのメリットと良い口コミ・評判
やめエネルギーを選ぶメリットには、以下のものがあります。
- 電気代の節約が期待できる
- 料金プランが豊富
- 八女市・八女郡の地域発展に貢献できる
- 電気代の支払い方法が複数ある
<やめエネルギーを選ぶメリット>
それぞれのメリットについて、以下で個別にご紹介します。
電気代の節約が期待できる
やめエネルギーの従量料金プランは、九州電力よりも少し低い価格に設定されています。九州電力からの乗り換えなら、電気代の節約になる可能性が高いです。電力会社を変更する大きな目的といえば、電気代の節約でしょう。この基本的な目的が乗り換えにより叶いやすいのは、やめエネルギーの大きなメリットです。
料金プランが豊富
先述のとおり、やめエネルギーには基本的な料金プランのほか「子育て応援プラン」のような特殊なプランも用意されています。利用にあたって条件はあるものの、各プランの利用者像に当てはまる人なら、それほど難しい条件ではありません。利用できると、通常のプランよりも電気代がお得になり、家計が助けられます。
また、オール電化住宅向けの料金プランもあるため、オール電化によって電気の使用量が多い人でも、乗り換えが検討可能です。オール電化向けの料金プランは、どこの電力会社にもあるとは限りません。乗り換えが叶わないケースも珍しくありませんが、やめエネルギーなら心配不要です。
このように料金プランが豊富で、よりお得な価格で電気を使えたり、特殊な条件があっても乗り換えを検討できたりするのは、やめエネルギーのメリットだといえます。
八女市・八女郡の地域発展に貢献できる
やめエネルギーは、八女市に籍を置く会社であり、電気代を支払ったときにお金が市外に流出しません。やめエネルギーのほうでも、地元である八女市や八女郡への貢献が強く意識されています。電力会社として利用すれば、間接的に地域の発展へと貢献できます。
これは地元に籍を置き、地元への貢献を重要な方針に掲げているやめエネルギーならではのメリットです。八女市や八女郡をより発展させたいと考えている人にとって、やめエネルギーは乗り換え先の有力候補となるでしょう。
電気代の支払い方法が複数ある
やめエネルギーでの電気代の支払い方法には、以下のものがあります。
【やめエネルギーでの電気代の支払い方法】
支払い方法 | 特徴 |
---|---|
振込票払い |
|
口座振替 |
|
クレジットカード決済 |
|
振込票払いを選ぶと、毎月自分で電気代を払いに行く必要があるため、支払いの実感が強くなります。また、月々の電気代にいくらかかっているのかも自然に把握でき、節電への意識も高まりやすいでしょう。
口座振替やクレジットカード決済を選ぶと、電気代の支払いは自動で行われるため、支払いの手間が省けます。仕事や家事で忙しくとも、毎月の支払いがもれなく終わり、電気代を滞納しにくいため安心です。さらにクレジットカード払いなら、電気代の支払いでポイントなどを貯められる点も便利です。
このように、特徴の異なる支払い方法が複数用意され、好きなものを選べるようになっているのは、利用者にとって嬉しいポイントといえます。
やめエネルギーの注意点と悪い口コミ・評判
やめエネルギーの注意点には、以下のものが挙げられます。
- 乗り換え前の料金シミュレーションが大事
- 利用できる地域が限られている
- 地域によっては利用できるプランが減る
- 解約のハードルがやや高い
<やめエネルギーの注意点>
乗り換えに後悔しないよう、各注意点の詳細は事前に把握したいところです。詳細を以下で見ていきましょう。
乗り換え前の料金シミュレーションが大事
やめエネルギーは、料金システムの仕組みによって乗り換えるとお得になりやすいものの、実際に節約となるかどうかは、現在の料金プランやライフスタイルによっても変わります。電気代を節約できると約束されているわけではないため、乗り換え前に料金シミュレーションを実施し、お得度を確かめておく点は必須です。
利用できる地域が限られている
近年の新電力会社には、遠方のエリアから申し込める会社も見られますが、やめエネルギーを利用できる地域は以下のようになっています。
- 九州電力管内
- 一部の離島は除く
<やめエネルギーを利用できる地域>
やめエネルギーを利用するには、電気の使用場所が九州電力管内に位置している必要があります。そのほかの電力会社のエリアでは、申し込みができません。また、九州電力管内にあっても、一部離島では同じく利用不可です。申し込みにあたっては、まずエリア面に問題がないかを確認しなくてはなりません。
地域によっては利用できるプランが減る
一部離島を除く九州電力管内なら、八女市や八女郡以外の場所からも利用を申し込めるものの、子育て応援プランや移住・定住応援プランなどは選べません。どちらも、八女市や八女郡に住んでいることが条件の1つになっており、ほかの地域からの申し込みでは条件を満たせないからです。
一部の特殊な料金プランに申し込めなくとも、乗り換えで電気代を節約できる可能性はあるものの、八女市や八女郡に住んでいる人に比べると、お得度が少し下がる場合があります。
解約のハードルがやや高い
やめエネルギーを解約するときは、以下の対応となります。
- 解約希望日の3ヶ月前に申告が必要
- 最初の契約から1年間は基本的に解約不可
- 引っ越しなどのやむをえない事情があれば個別に対応
- 規約違反に該当する解約では解約手数料が発生
<やめエネルギーを解約する方法>
引っ越しなどの事情がない限り、やめエネルギーは乗り換えから1年間は利用を続ける必要があります。また、最低利用期間を過ぎたあとも、解約の連絡は希望日の3ヶ月前までにしなくてはなりません。規約に違反すると解約手数料がかかるため、注意が必要です。
やめエネルギーがおすすめの人
やめエネルギーがおすすめなのは、以下のような人だといえます。
- 八女市や八女郡に住んでいる人
- 八女市や八女郡の子育て世帯・新規移住者
<やめエネルギーがおすすめの人>
やめエネルギーは、一部離島を除く九州電力管内なら利用できます。会社の方針や料金プランなどからいって、地元である八女市や八女郡に住んでいる人におすすめの会社です。なかでも、八女市や八女郡の子育て世帯・新規移住者は、通常よりも基本料金の安いプランを選べてお得です。料金プランや申し込み条件などを確認のうえ、興味のあるときは申し込みを考えてみると良いでしょう。
やめエネルギーのお申し込み方法
やめエネルギーの基本的な申し込みの流れは、以下のとおりです。
- 電話やホームページで申し込み
- 料金プランなどの説明
- 必要事項の申告や本人確認書類の提出
- 契約手続き
- スマートメーターへの切り替え
- 切り替え開始後、電気の供給開始
<やめエネルギーの基本的な申し込みの流れ>
申し込みに関して知っておきたいポイントを、以下で個別にご紹介します。
申し込みの方法
やめエネルギーに乗り換えたいときは、まず申し込みを終えなければなりません。受付窓口には、以下の2種類があります。
- 電話での問い合わせ窓口
- ホームページの問い合わせフォーム
<受付窓口>
各種の問い合わせ窓口が申し込みの受付窓口にもなっているため、どちらかで乗り換えの希望を伝えれば問題ありません。なお、電話の受付時間は平日の9~17時のみとなっています。時間帯を問わず申し込みがしたいときは、ホームページの問い合わせフォームを使うのがおすすめです。
申し込み後の手続き
申し込み後、料金プランなどの契約条件が説明されます。やめエネルギーは解約のハードルがやや高く、思っていたサービスではなかったとしても、当分は解約できません。そのため、利用者側でも説明には注意しておき、不明点などがあれば積極的に確認することをおすすめします。
契約手続きに入るときは、まず本人確認書類が必要です。本人確認書類として使えるのは、たとえば以下のような書類です。
- 運転免許証
- 健康保険証
- 住民票の写し
- 身体障がい者手帳
- 登記事項証明書(法人の場合)
<本人確認として使える書類>
運転免許証や健康保険証などは有効期間中のもの、住民票の写しは発行から3ヶ月以内のものなど、各書類には使える期限があるためご注意ください。
このほか、申し込みには、現在利用している電力会社からの検針票なども必要です。申し込みのときの申告事項に、供給地点特定番号やお客様番号などが含まれるからです。準備物は事前に確認し、不足なくそろえてから申し込みに入ることをおすすめします。
契約締結やそのあとの手続き
料金プランなどの確認や書類の提出などが終われば、やめエネルギーと契約を結びます。あわせて、乗り換え後の電気の検針はスマートメーターで行うため、電気の使用場所にまだ設置されていないときは、交換が実施されます。費用は不要なので、交換作業が必要なときも、利用者側に負担はありません。
必要な手続きがすべて終わったら、申し込んだプランの条件で電気が供給されます。電気の供給開始までにかかる期間の目安は、2~3ヶ月です。
プランに応じた申し込みの手続き
子育て応援プランなどにおいても、まずは電話やホームページから申し込む点は同じです。ただし、必要物が一部変わる場合があり、たとえば子育て応援プランでは、以下の3種類の書類が必要です。
- ご利用開始申込書
- 口座振替申込書
- 母子手帳のコピー
<子育て応援プランに必要な書類>
このように、プランに応じて申し込みの方法が一部変わるため、手続きの詳細は電話やホームページで申し込んだときに確認するのがおすすめです。
電気プランの乗り換え時のよくある質問
- 電気プランの切替で電気の品質は変わる?
- 電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
- やめエネルギーが倒産した場合は電気がとまる?
電気プランの切替で電気の品質は変わる?
電気プランを切り替えても、電気の品質に違いは発生しません。電力自由化の議論においても、電力の品質については一切の変動がないよう、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気が届けられるよう設計されており、経済産業省などのHPにも公開されているよう、これまでと全く同一の電気が届けられます。
電気プランの切替で停電の頻度は変わる?
電気プランを切り替えても、停電のリスクが変動することはありません。電力インフラの事故に関しては、短い期間であっても人命や社会インフラの存続に関わるものであり、その復旧に関しては、特定の電力会社や特定プランの顧客優先という視点は存在しません。
また、経済産業省や消費者庁(消費者保護、安全の確保、消費者啓発を目的とした団体)は、電力全面自由化の際、電力の消費者に対して、新電力は停電が増える、電気の品質が変わるといった誤解をしないよう情報発信しています(ご参考)。
やめエネルギーが倒産した場合は電気がとまる?
電力会社も企業ですので、日本にある多くの会社と同様、経営努力を怠れば特殊な例外事例を除き、通常は倒産します。ただ、電気の供給断絶は命に関わることもあるため、やめエネルギーが倒産等した場合でも、突然電気が止まることはないよう制度設計されています。ただし、倒産してますので、同一の電力会社から電気を購入することはできなくなりますので、その点は注意が必要です。
電気を購入している小売電気事業者が倒産等により事業を廃止する場合、小売電気事業者は契約相手である消費者に対してあらかじめその旨周知しなければなりません。つまり、電気の消費者(みなさま)としては、別の電力会社のプランへ切り替える必要があります。
なお、電気はセーフティネットがしっかりしており、最終的な電気の供給を実施すること(最終保障供給)が一般送配電事業者に義務づけられています。例えば、それまで供給していた小売電気事業者が倒産等により事業を廃止したような場合には、需要家は、他の小売電気事業者に切り替えるまでの間、一般送配電事業者と契約することで最終保障供給を受けることもできます。もちろん、別の新電力と契約することも可能です。
このように倒産した場合であっても、別の新電力との契約ができるほか、セーフティーネットも存在するため、倒産の周知があった際に電力切替の行動を起こせば停電することはありません。ただし、倒産した後も全く何もせず、他の電力会社の料金プランへお申込み等しなければ、電気の供給が止まるおそれがあります。このため、再度ご自身にあった電力会社を探すのは手間であることからも、倒産リスクは電気プラン切替のデメリットと捉えることができます。
まとめ
やめエネルギーは、福岡県八女市にある新電力会社で、地域内で資金を循環させるなど、地元である八女市や八女郡の発展を重視しています。料金プランは豊富で、通常プランのほか、子育て応援プランや移住・定住応援プランなどもあります。
乗り換えのメリットは、電気代の単価が九州電力よりも少し安く設定されており、電気代の節約が期待できることなどです。注意点には、料金シミュレーションが大事だったり、利用できる地域が限られていたりする点が挙げられます。
乗り換えをおすすめできるのは、やめエネルギーが地元としている八女市・八女郡に住んでいる人などです。申し込みは、電話やホームページで行います。以上をふまえて興味が出てきたときは、乗り換えを検討してみてください。
電気プラン乗換コムでは、各電力会社の電気料金プランの数値情報等をデータベース化しております。それらのデータを下記にて一部出力し記載しておりますのでご参考ください。なお、上記記事の作成日とデータベース調査日が異なるケースがありますので、その点はご留意ください。
また、電気料金プランの選択でお困りの方がおりましたら、当サイトでは収集データ等を軸にオススメの電力会社をご紹介しておりますので、宜しければご覧ください。
やめエネルギーによる電気料金プランの提供エリアは?
各電力会社が提供する電気料金プランは全国どこでも利用できる訳ではなく、プランによって使える地域・エリアが分かれています。そのため、下記表にてやめエネルギーが提供する一般家庭用プランの提供エリアをご案内差し上げます。皆さまがお住いのエリアで下記電気料金プランを利用可能であるかご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 提供地域 | 電力エリア | プラン分析ページ |
---|---|---|---|
やめのでんきB | 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く | 九州電力管内管内 | 「やめのでんきB」の分析ページへ |
やめのでんきC | 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、一部離島を除く | 九州電力管内管内 | 「やめのでんきC」の分析ページへ |
やめのでんき子育て応援プランB | 福岡県(八女市・八女郡) | 九州電力管内管内 | 「やめのでんき子育て応援プランB」の分析ページへ |
やめのでんき子育て応援プランC | 福岡県(八女市・八女郡) | 九州電力管内管内 | 「やめのでんき子育て応援プランC」の分析ページへ |
やめのでんき移住・定住応援Bプラン | 福岡県(八女市・八女郡) | 九州電力管内管内 | 「やめのでんき移住・定住応援Bプラン」の分析ページへ |
やめのでんき移住・定住応援Cプラン | 福岡県(八女市・八女郡) | 九州電力管内管内 | 「やめのでんき移住・定住応援Cプラン」の分析ページへ |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
電気料金プランの想定年間電気代は?
電気料金は基本的に、月額固定の基本料金と、実際に使用した電気量に1kWhあたりの単価を乗じた「従量料金」を合計することで算出できます。これら基本料金や従量料金の単価は各電力会社のHPに掲載されておりますので、電気利用量と基本/従量単価を計算式に当てはめることで、電気料金の水準を算出できます。
ただし「基本料金」や「従量料金」の他にも、燃料調整費や市場調整費、もしくは電源調整費等、電力会社によって細かくパラメータが設定されており、実態の電気代と大きく異なるケースもあるため、あくまで下記はご参考としてご参照ください。なお、世帯人数別の電気利用量については、総務省統計局による家計調査の数値をベースとして推計値を算出しています(ご参考))。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | 一人暮らし | 二人暮らし | 三人暮らし | 四人暮らし | 五人暮らし | 六人暮らし |
---|---|---|---|---|---|---|
やめのでんきB | 60,110円/年 | 104,872円/年 | 119,714円/年 | 128,238円/年 | 140,238円/年 | 168,654円/年 |
やめのでんきC | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 139,079円/年 | 166,703円/年 |
やめのでんき子育て応援プランB | 59,580円/年 | 104,177円/年 | 118,845円/年 | 127,370円/年 | 139,195円/年 | 167,611円/年 |
やめのでんき子育て応援プランC | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 138,032円/年 | 165,656円/年 |
やめのでんき移住・定住応援Bプラン | 59,580円/年 | 104,177円/年 | 118,845円/年 | 127,370円/年 | 139,195円/年 | 167,611円/年 |
やめのでんき移住・定住応援Cプラン | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 契約不可 | 138,032円/年 | 165,656円/年 |
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※基本料金および電力量料金の合算値となります。
※年間電気代は、一人暮らし(30A相当、月間210kWh)、二人暮らし(40A相当、月間360kWh)、三人暮らし(50A相当、月間400kWh)、四人暮らし(50A相当、月間430kWh)、五人暮らし(60A相当、月間460kWh)、六人暮らし(60A相当、月間560kWh)を利用した場合の推計値です。
各電気料金プランのオプションは?
電気料金プランの利用によって、下記のオプションを利用できる可能性があります。それら内容をご確認いただき、皆様のライフスタイルに沿ったオプション内容であれば、電気料金プランの削減メリットと併せて検討材料にして頂けますと幸いです。なお、オプションによっては適用等で費用が発生するケースもございますので、詳細は公式HPをご確認ください。
※横にスクロールで表全体を表示
プラン | オプション |
---|---|
やめのでんきB |
|
やめのでんきC |
|
やめのでんき子育て応援プランB |
|
やめのでんき子育て応援プランC |
|
やめのでんき移住・定住応援Bプラン |
|
やめのでんき移住・定住応援Cプラン |
|
※各電気料金プラン各々の調査時点での情報となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
【補足】法人向けの電気料金プラン
飲食店や美容院などの、やめエネルギーが提供する低圧法人向けの電気料金プランを一覧化しています。低圧電灯/動力プランをご利用の方におかれましてはご参考ください。
「やめエネルギー」の電灯プラン一覧
法人向けの電灯プランは、家庭向けのA(アンペア)契約と異なり、kVA(キロボルトアンペア)契約となります。原則として60A以上かつ50kVA未満の場合はkVA契約となります。1kVAは10Aに相当するため、6kVA契約の場合60Aに相当します。更に多くの電力を利用する50kVA以上の物件の場合は、高圧に区分されKW(キロワット)契約となります。なお、家庭向け電灯契約と法人向け電灯契約の違いは、一度に多くの機器を使用出来るか否かのみであり、利用できる機器そのものは家庭向けと変わりません。
プラン | 6,000kWh | 12,000kWh | 30,000kWh | 60,000kWh | 90,000kWh | 120,000kWh |
---|---|---|---|---|---|---|
やめのでんきC | 157,488円/年 | 317,064円/年 | 788,304円/年 | 1,548,744円/年 | 2,309,184円/年 | 3,065,880円/年 |
※調査時点の推計値となりますので、最新の正確な情報を把握したい方は、各社のHPをご確認ください。
※年間電気代は、6000kWh(6kVA相当、月間500kWh)、12000kWh(10kVA相当、月間1000kWh)、30000kWh(20kVA相当、月間2500kWh)、60000kWh(30Kva相当、月間5000kWh)、90000kWh(40Kva相当、月間7500kWh)、120000kWh(49Kva相当、月間10,000kWh)を利用した場合の基本・従量料金の合算推計値です。。

弊社(RAUL)は2005年の創業以来、一貫して「エネルギー・環境問題」をテーマに事業を展開して参りました。現場での長年の下積み経験によって、電気/ガスをより身近に感じていただきたくたく当サイトを運営しております。
補足
- 本ページの情報は推計値等も含まれているため、最新の正確な情報を把握したい方は、やめエネルギーの公式HPをご確認ください。